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蝶が舞う時・・・。
454
:
燐
:2011/10/08(土) 20:20:26 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
その時。
夜那の横に居た蝶が私の正面に来た。
私は屋上の柵の方面を向いた。
「蝶さん…。」
私は蝶に話しかけた。
すると、誠の隣に居た赤い蝶も誠から離れ、青い蝶の傍に行った。
「どうしたんだろう。」
私は不思議に思い、青い蝶に触ろうとした。
でも、蝶は遠くに遠ざかってしまう――――
どうして?
「たぶん、お前は弱さを克服したから俺達の力は必要ない。とか
言ってるんじゃないか?」
誠は空を見上げて言った。
「そんな…。私は全然強くなんかない。」
私は蝶に強く否定した。
でも、蝶は私の前から遠ざかってしまう。
「いつか会える日まで待ったらどうだ?また蝶に会えるかもしれないからな。」
誠は言った。
「…そうだね。いつか会える日が来るかもしれないしね。」
私は屋上の柵に腕を置き、蝶を眺めていた。
2匹の蝶は私の言葉を理解したかのように頷いたようだった。
「さよなら蝶さん。」
私は蝶に向かって手を振った。
「いつか戻って来いよ。」
誠も赤い蝶に手を振りながら言った。
2匹の蝶は空に大きく円を描き、空の彼方へ消えていった―――
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