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蝶が舞う時・・・。
1
:
燐
:2011/08/18(木) 15:51:57 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
新たな新作を作りました。
勉強して、このタイトルになりました!
ジャンルは分かりませんけど・・。恋愛が入るか入らないか
微妙です・・。でも、応援してください(@^^)/~~~
でも、ファンタジーの分類には入りません。((たぶん・・;
ではでは。
351
:
燐
:2011/09/12(月) 17:11:03 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>さんキューw
352
:
くれよん
:2011/09/12(月) 17:15:33 HOST:p227.net112139158.tokai.or.jp
来たぜ―☆(←
更新楽しみにしてるよb
353
:
燐
:2011/09/12(月) 17:32:01 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
くれよん>>www
thanks
354
:
燐
:2011/09/12(月) 18:39:23 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠は私のおでこにデコピンをした。
「いたっ…。いきなり何するの!!!」
私はベッドから降りて、靴を持って病室を出た。
私、何やってるんだろ…。
私は腕を後ろに組んで、廊下の壁にもたれ掛かった。
「はぁ…。」
最近は泣いたり、ため息がつくばかり。
私は迷ってる?
どうして今、あんな事言ったのかな?
許してくれる訳ないよね。
私の心はもうボロボロなのに…。
「あら?夜那ちゃん。どうしたの?こんな所で。」
私は前を向くと、誠のお母さんが片手にバックを持ちながら言った。
「あ…。いえ。別に何でもありません。。」
私は視線を逸らす。
「誠と何かあったんでしょ?喧嘩でもした?」
誠のお母さんの図星に、私は黙り込んだ。
「…。私のせいなんです。私の頭が変になっているせいで、誠に迷惑かけてる
んです。だから、屋上から飛び降りようとしたんです。でも、誠のおかげで
死なずに済みましたけど…。」
私は俯きながら言った。
涙は不思議と出てこなかった。
「そう…。でも、夜那ちゃんの為に誠もやっていると思うの。私は、誠の本当の
お母さんじゃないから分かんないんだけどね。でも、夜那ちゃん。貴方は絶対死んだら駄目よ!!
誠も居るじゃない。皆居るのだから。頭がおかしくなっても、死んだら駄目よ!!
死んでも、何も得なんてものはないんだから!!!」
誠のお母さんは私の肩を持って、言った。
「でも、私…。」
「何があっても死んだら駄目よ!!!どうしても死ぬ気になったら、まず誠の家に来なさい。
いろいろ教えてあげるから。」
誠のお母さんは自信有り気に言った。
「何で、誠の家なんですか?」
私には理解不能だった。
「ふふ。秘密よ。後、誠が好きな事を教えてあげるわ。」
「誠の好きな事?」
私は首を傾げた。
「うん。誠はね。胡蝶蘭って言う花が好きなの。私と一緒にその花を買いに行く?」
「胡蝶蘭?」
私は花の名前とか聞いた事がなかった為、想像がつかなかった。
「ええ。とてもいい花よ。普通の花屋にでも売ってるわ。今から買いに行く?
仲直りの印に。」
355
:
燐
:2011/09/12(月) 18:41:37 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
コメしますw
最終回まであともう少しって言ってましたが・・。
延期なりそうです・・。
長編派なんで;;←こだわるw
最終回までもう少しかかりますw
本当にすみませんw
第2期のタイトルが決まりましたw
それも楽しみにしておいてくださいw
356
:
志摩 雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/12(月) 19:17:09 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
延長だぁーい!!やったね←
2期も楽しみだけど1期が長く読めるのもいいw
357
:
燐
:2011/09/12(月) 19:26:46 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>いや・・急遽、変更なってん;;
358
:
燐
:2011/09/12(月) 19:38:16 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「…。はい。」
私は、誠のお母さんと一緒に胡蝶蘭を買いに行くことにした。
私と誠のお母さんは病院を出て、近所にある花屋に足を運んだ。
病院から徒歩で10分の所だった。
私はシックな花屋に足を運んだ。
扉を開けると、オルゴールのようなベルがなり、オーナーさんが私の前に現れた。
「ようこそ。fiore・giardinoへ。私がオーナーの南です。」
オーナーと名乗る南さんは私と誠のお母さんに名刺を渡された。
「あ…ありがとうございます。」
「で、今日は何の花をお探しかな?」
南さんは私に聞いてきた。
「あ…えっと…。胡蝶蘭を探しに来ました。」
359
:
明優
:2011/09/12(月) 20:18:18 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
遅くなったけど
延長ありがとう☆
360
:
燐
:2011/09/12(月) 20:31:50 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>.ほいほいww
延長しないととヤバスやからww
361
:
燐
:2011/09/12(月) 20:56:28 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「胡蝶蘭ですね。色はピンクと白がありますけど、どうしましょうか。
ちなみにピンクの花言葉が「貴方を愛します。」で白が「変わらぬ愛」とかですね。」
南さんは、私に尋ねた。
「じゃ、ピンクでお願いします。」
私はそう言うと、南さんはこう言った。
「分かりました。値段は今は半額でございまして、10000円になります。」
そう言うと、南さんは奥に行ってしまった。
「
362
:
志摩 雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/13(火) 06:55:00 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
胡蝶蘭の花ってきれいだよね〜
でも定価が20000円って高いn((ry
363
:
燐
:2011/09/13(火) 11:46:02 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「すみません。胡蝶蘭をバラで欲しいのですけど…。」
誠のお母さんはそう言うと、南さんが胡蝶蘭を持ちながら戻って来た。
「バラですか。分かりました。何本にしましょうか。」
南さんはそう言うと、店の奥に行ってしまった。
「夜那ちゃんは何本がいい?」
誠のお母さんは私に尋ねた。
「えっと…。胡蝶蘭って花自体見た事ないんで…。分かりません。」
私は戸惑いながら言った。
すると、南さんはピンクと白の胡蝶蘭を何本か持ってきてくれた。
「胡蝶蘭はこんな花ですよ。」
私は生まれて初めて胡蝶蘭も見た。
一つ一つの花が大きな花のようになっていて、鈴蘭みたいな花だった。
「綺麗…。」
私は胡蝶蘭に見とれながら言った。
「誰かにプレゼントするんですか?彼氏とか…。」
南さんは笑みを浮かべて言った。
「はい…。喧嘩してしまって。。仲直りの印に買うので…。」
「そうなの。じゃ、少し待っててね。」
そう言うと、南さんは胡蝶蘭の花を持って、奥に行ってしまった。
数分後―――…。
南さんは、花を包んでくれた。
「はい。胡蝶蘭を花束にしました。胡蝶蘭3本と向日葵を2本を花束にしました。」
南さんは笑顔で言った。
「向日葵…?」
「はい!向日葵は夏の花として有名ですよ。今はまだ6月ですけどね。これから夏になりますし…。
この花屋は、一年中の花や種や鉢を売ってあるので。」
南さんは私に花束をくれた。
花束には青いリボンが結ばれていて、花束の中にはカードらしいものが入っていた。
「南さん…。これ何ですか?」
私は花束からカードを取り出した。
「メッセージカードですよ。貴方の思いをこのカードに込めて。」
「私の思いを…。このカードに。。」
私はカードを握った。
「あの…!!ペン貸してください!!!」
私は南さんに申し出た。
「いいですよ。では、こちらへ案内します。」
南さんは私をエスコートしてくれた。
「私はここで待っておくわ。」
誠のお母さんはそう言うと、笑みを浮かべた。
「分かりました。では行って来ます。」
私はそう言って、店の奥に行った。
364
:
燐
:2011/09/13(火) 11:46:33 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>うんw
高いもので30000〜40000ぐらいするからなw
うんw
365
:
燐
:2011/09/13(火) 12:23:16 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私が案内されたのは、アンティークみたいな部屋に連れてこられた。
壁にはランプが設置されていて、違う世界に居るみたいだった。
その部屋には、渋いテーブルに椅子が4つ置かれていた。
そのテーブルには、キャンドルが置かれていて、とてもいい香りがした。
後、テーブルには皿にお菓子が乗っていたり、何処か別の世界に居るような気分になった。
「凄い、何とも言えない部屋ですね。」
「さぁ、座ってください。お茶を持ってきます。」
南さんはそう言って、この部屋を出て行った。
私は少し遠慮しがちで椅子に座った。
座り心地がとても良かった。
私は花束をテーブルに置いて、カードを自分の前に置いた。
「何か、緊張する。。私…。何であんな事を…。」
私の心の中は何かしらの渦が巻いていた。
366
:
燐
:2011/09/13(火) 12:49:17 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「あら?どうしたんですか?」
私が顔を上げると、南さんがお盆を手に言った。
「考え事です。大した事ではありません。。」
「そうですか。でも、何か相談出来る事があれば言ってくださいね。
お茶をどうぞ。」
南さんは、紅茶を差し出した。
「あ…ありがとうございます。」
私はそう言って、紅茶を飲んだ。
「美味しいです。」
私は紅茶のグラスを持ちながら言った。
「ありがとう。ペンを持って来たわ。」
そう言って南さんはテーブルに色鉛筆やカラーペンを置いた。
「こんなに…。」
「せっかくだから、飾りつけとか色づけをした方がいいと思うの。」
南さんは笑顔で言った。
「ありがとうございます。南さん。」
私は南さんに礼を言った。
「そう言えば、貴方の名前聞いていなかったわね。」
「夜那って言います。」
私は明るく振舞って言った。
「夜那ちゃんね。私は南。よろしくね。」
「はい!よろしくお願いします!!!」
私は南さんと一緒に作業に集中した。
367
:
燐
:2011/09/13(火) 13:09:43 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
30分後―――…。
メッセージカードは完成した。
「で、出来た。」
私は凄く嬉しくなった。
「さぁ、行きなさい。自分の思いを伝えるのよ。後、また花を買いに来てね。
夜那ちゃん。」
南さんは笑顔で私に言った。
「はい!!」
私は花束にカードを入れ、花束を持った。
私は花屋の玄関に行き、誠のお母さんと共に店を出た。
「ありがとうございました。」
後ろから南さんの声が聞こえてくる。
「またいつか絶対来ます!!!」
私は大声で南さんにもう一度、礼を言った。
368
:
燐
:2011/09/13(火) 15:04:43 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は急いで病院に向かった。
空は濃いオレンジ色に染まっていた。
もう夕方なんだ…。
温かい風が私に吹いてくる。
私は心に誓った。
私が頭がおかしいとかそんなの関係ない!!!
私は誠が好きなんだ!!!
もう誠から目を逸らしたら駄目なんだ!!
私は泣きながら歯を食いしばり、走った。
私の気持ちに嘘なんてない。
もう誓ったんだ!!!!
私は全力疾走で病院に駆け込んだ。
病院の中に入ると、階段で5階に上がった。
私は誠の病室の扉のとってに手をかけた。
深呼吸をして、開いた。
中に入ると、誠は居なかった。
「まさか…。」
私は病室を出て、無我夢中で屋上に向かった。
階段を上って息が切れるまで走った。
「やっと着いた…。」
何かいつもより遠く感じる…。
理由は分からないけど。。
私は花束を持って、屋上の扉を開いた。
「誠…。」
私の前方に影があった。
私の声に、その人物は振り返った。
「夜那…。」
誠は私を認識出来たのか、近寄ってきた。
「ごめんなさい!!!!」
私は誠の前で頭を下げた。
「…!?」
「私のせいで…。誠を傷つけてしまって。でも、私はもう貴方から目を逸らしません!!
逃げません!!!逃げていたって何も変わらない。何も始まらない。誠と向き合わなくちゃいけない!!
私は、もう逃げません。誠と共に同じ道を歩きます!」
私は正直に自分の思いを伝えた。
「…。夜那が立ち直ってよかった。俺もお前と共に同じ道を歩く。」
誠は笑って言った。
「良かった。やっぱり私は貴方が好き。もうこの気持ちは変わらないよ!」
私は笑顔で言った。
「そうか。」
「後、これ仲直りの印に。」
私は持っていた花束を誠に渡した。
「これ…胡蝶蘭!?何で…。」
「誠が好きな花だって…。聞いたから。」
私は服の裾を持って、泣きながら言った。
「母さんからかよ…。ま、いいや。とりまサンキューな!」
誠は私の頭を撫でてくれた。
「私ね…。胡蝶蘭を選んで良かったって思ってる。誠が喜んでくれて。」
私は後ろを向いて言った。
「そうだな。」
誠は私に寄り添った。
「今って6月なんだよね…。梅雨の時期なのに、雨降らないんだね。」
私は赤い空を見上げた。
「6月20日。明後日は22日。俺の出発する日だ。」
誠は明るく言った。
「そっか。半年後って…12月?冬になるんだね…。私達が会える日って。」
「そうだな。」
「でも、私は明るく見送るから!!!」
私は誠の手を握り、自信満々に言った。
「ありがとう。そろそろ戻るか…。」
誠は言った。
「うん。そうだね。」
私は帰ろうとした。
「夜那。」
誠は言った。
「ん?何…。」
私は振り向いた。
「何でもない。」
誠は照れながら言った。
「そっか。」
私と誠は手を繋いで屋上を出た。
369
:
燐
:2011/09/13(火) 17:43:52 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私と誠は階段を下り、病室に戻った。
「……。お母さん…。」
私は驚愕した。
私の正面にお母さんの幻覚が見えた。
「どうした?夜那…。」
誠は聞いた。
「お母さんが居る…。そこに。」
私は頭を抱えてうずくまった。
「居ないよ。お前は母親の幻覚を見ているだけだ!!落ち着けよ!」
誠は言ったが、私には聴こえない。
「お母さんはそこに居るんだよ。落ち着けられないよ。。」
私は、頭を抱えて横に振った。
「大丈夫だ。俺が居るだろ。」
私は誠に抱擁された。
「!?…。私…。逃げたら駄目だよね。お母さんにも立ち向かわなくてはならないのに…。
また迷惑かけちゃってさ…。」
私は立ち上がり、零れていた涙を拭き取った。
370
:
燐
:2011/09/13(火) 17:44:53 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
コメしますw
最終回が延期になりましたが・・・。
来週には完結かも・・・。
で、第2期のシークレットボーイが出てきたら、三角関係になってしまいそうなw
371
:
スズラン
:2011/09/13(火) 18:21:56 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
ふむふむ。
夜那さん、凄い事になったね・・・。
ふむふむ。
なるほどね。
ふむふむ。
372
:
燐
:2011/09/13(火) 18:29:31 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
うんw
そだねw
373
:
明優
:2011/09/13(火) 18:42:04 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
最終回かぁ・・・。
何か、さびしくなりますねぇ・・・。
新連載は書くのかな??
374
:
志摩 雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/13(火) 20:20:32 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
お母さん出たのかと思ってすごくびっくりした〜。
第2期もがんばってね!
375
:
燐
:2011/09/14(水) 15:43:30 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「これは幻覚なんだよね。夢…って思っておけばいいよね。」
私は深呼吸をして、正面を向いた。
「その意気だな。」
誠は夜那の身体から離れ、言った。
「うん。」
たとえ弱くても私は逃げない。
目を逸らしたら駄目なんだ。
私は手を握った。
私はもう人形や奴隷じゃない!
女として、一人の人間として真実と向き合わなくちゃいけない。
覚悟の上だよね。
たとえ、この身体がボロボロになっても心や魂だけで打ち勝って見せる!!
私は手を握った。
これは幻覚なんだ。
実体なんてない。
きっと大丈夫。
私は心を平常心にさせて、深呼吸をした。
正直、怖いけど私はもう決めたんだ。
真実と向き合うって。
口で言うのは簡単かもしれないけど、行動に移すのは難しいかもしれない。
私はおそるおそる右手でお母さんの肩を触った。
手が通り抜ける。
「良かった…。」
私は安心して、地面に尻餅をついた。
本当に居なくてよか…った。。
「夜那?大丈夫か?」
誠は私の上半身を起こして言った。
「うん。大丈夫だよ。安心したら、身体の力が抜けてしまって…。
でも、本当に大丈夫だから。心配しないでね。」
私は誠の手を持ち、震えながら立ち上がった。
「本当に大丈夫かよ…。」
誠は私の背中を持ちながら言った。
「うん。心配しないで。それに誠に無理しちゃ悪いし…。」
私は、誠に笑みを浮かべ、ベッドに向かった。
私はベッドの柵に摑まり、息を吐いた。
そのまま、ベッドに倒れこんだ。
ごめんね。誠…。
迷惑はかけたくないんだ私。
誠は病気なのに、どうして明るく振舞えるの?
私は貴方の気持ちが分からないよ。
私の心の中に疑問が残った。
376
:
燐
:2011/09/14(水) 16:43:59 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠は私のベッドの隅に座った。
振動が私の身体に伝わってくる。
私は顔の横で手を握り締めた。
「夜那。」
誠がふと言った。
「…何?」
私は少し間をあけて言った。
「お前ってさ、面白いヤツだよな。」
誠は急に言った。
「何で?」
私は意味が分からなかった。
「たまに思うからさ。夜那が居れば俺は耐えれるとか…。」
誠は照れくさそうに言った。
377
:
燐
:2011/09/14(水) 17:22:19 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「耐えれるって言うか、尽くすじゃない?」
私は少し笑いながら言った。
「そうかもな。ま、どっちでもいいと思うがな。」
誠は背伸びしながら言った。
私はちゃんと座り、誠の身体に耳を押し当てた。
「ちょっ…。夜那、何だ!いきなり…。」
誠は戸惑っていた。
鼓動が聞こえる。
心臓の音もちゃんと聞こえる。
誠の身体が温かい。
私の手足はいつも冷たいのに…。
誠は私の手と自分の手を重ね合わした。
「大丈夫か?てか、お前の手って冷たいんだな。」
誠は穏やかに言った。
「うん。誠の手は温かいんだね。私と正反対みたい。。」
私は誠の手を見て言った。
「正反対?ま…そうなるのか。正反対よりただの反対だと思うが…。」
誠は呆れたように言った。
378
:
いちごみるく
◆2rloyWIkLQ
:2011/09/14(水) 17:24:09 HOST:p227.net112139158.tokai.or.jp
Σ更新されてる!!!
お、ええじゃないかw(←
379
:
燐
:2011/09/14(水) 17:28:59 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
くれよん>>またいちごみるくになっとるよw
更新更新w
今日は気分がエエからなw
380
:
燐
:2011/09/14(水) 17:31:59 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
またコメしますw
最終回は延期になりましたが、
最近は気分がいいので結構更新しておりますw
今、ノートに第2期の物語を書いておりますw
もしかしたら、第1期の最後らへんに少し登場するかもしれません。
シークレットボーイがww
381
:
いちごみるく
◆2rloyWIkLQ
:2011/09/14(水) 17:35:58 HOST:p227.net112139158.tokai.or.jp
わざとw←ぇ
そうなんだ?ふぁいつw
382
:
燐
:2011/09/14(水) 17:37:29 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
くれよん>>気分でか・・w
ま、頑張れww←何をやねんw
シークレットボーイの名前も決まったしなw
383
:
燐
:2011/09/14(水) 20:03:22 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「そうなのかな?」
私は首を傾げた。
「まったく、夜那は鈍感だよな。」
誠は嘲笑うかのように言った。
「わ、笑わないでよ。。」
私は頬を真っ赤にして、視線を逸らした。
「ごめんごめん。お詫びにこれやるよ。」
そう言って、誠は病服から飴を取り出した。
「何で飴なんか持ってるの?」
「俺さ以外に飴とか好きだから。いつも持ち歩いている。」
誠は飴の袋を開け、夜那の口に球状の飴をほりこんだ。
「…。甘い。これ、メロンかな?」
誠も飴を舐めながら言った。
「俺は苺。上手いだろ。」
誠は笑いながら言った。
384
:
明優
:2011/09/14(水) 20:20:55 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
今日も更新ありだぁ☆
今から読みます☆
385
:
燐
:2011/09/14(水) 20:24:57 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>今日は結構更新したw
うんw
最終回までほど遠いなぁ・・。
386
:
明優
:2011/09/14(水) 20:27:43 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
そっか。最終回はまだなんだ。
嬉しい♪
少しでも多くこの小説見てたいから
最終回はまだ遠慮します(笑
でも最終回も気になる・・・。
387
:
燐
:2011/09/14(水) 20:28:58 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>うんw
ほど遠いかも・・・。
延期なったしなww
388
:
燐
:2011/09/14(水) 20:41:17 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「飴って…あんまり食べた事なかったなぁ…。」
私は飴を舐めながら言った。
「ふーん。でも、久しぶりに食べたって感じするだろ?」
誠は上を見上げて言った。
「そうだね。胡蝶蘭と向日葵、花瓶に入れとくね。」
私は立ち上がって、誠のベッドの横にある棚に向かい、花瓶を手に持った。
「花瓶に水入れてくるね。」
私は花瓶を持ち、病室を出た。
389
:
燐
:2011/09/14(水) 21:04:58 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は病室を出て、水道を探した。
その時。誰かにぶつかり、花瓶を落としそうになった。
「大丈夫ですか?」
そう言われ、私は振り返った。
それは15歳ぐらいの男の子だった。
片目は包帯に覆われていて、髪の毛は黒で、病服だった。
「ありがとうございます。」
私はそう言って、男の子の足元に落ちた本を拾って、男の子に渡した。
「はい。」
私は本を渡すと、男の子は笑みを浮かべて
「ありがとう。」
男の子は私から受け取った本を持ち、小走りで行ってしまった。
あ…。名前聞くの忘れたなぁ…。
私はため息を吐き、再び水道を探すのだった。
390
:
燐
:2011/09/14(水) 21:06:40 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
またまたコメですw
第2期のタイトルは今度発表します!!!
お楽しみにw
で、プロフですが・・
完結したら書きたいと思いますw
その前に書くかも・・。
明日とか・・。
今日の更新は終わりですw
391
:
燐
:2011/09/15(木) 11:39:50 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は5階をくまなく探したが水道は見つからなかった。
「ない…か。しょうがない。1階に行くか。」
私は1階へ向かう階段へ向かった。
「お姉ちゃん。どうかしたの?」
その声に私は後ろを振り向いた。
そこにはさっき私とぶつかった男の子だった。
「貴方はさっきの…。」
「お姉ちゃん。ここで何してるの?」
男の子は首を傾げた。
「えっと…。水道を探してるんだ。何処にあるか知らないかな?」
私は少し遠慮がちで言った。
「あるよ。こっちに着いて来て。」
男の子は私の腕を引いて、案内した。
男の子が案内したのは、5階の隅にあった水道だった。
「こんな所にあったんだ。ありがとう。」
私は男の子に礼を言った。
「お姉ちゃんの名前は何て言うの?」
男の子が笑顔で言った。
「夜那だよ。貴方の名前は?」
私は何の躊躇いもなく、言った。
「憐だよ。2週間前からこの病院に居るんだ。」
憐は言った。
「そっか。憐って…何でこの病院に…?」
「…。事故で片目を失ったから、義眼を入れてもらうんだ。退院は2日後なんだ。
夜那は?」
私は花瓶の半分くらいまで水を入れ、手に持った。
「私の友達がここで入院してるの。で、明後日?にこの日本を発つらしいから
それまで私が見守るの。」
私は少し照れながら言った。
「そうなんだ。」
憐は言った。
「私はもう戻るね。心配してると思うし。」
「分かった。」
私は憐とそこで別れ、私は誠の病室に戻った。
392
:
燐
:2011/09/15(木) 13:20:25 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は花瓶を持って、誠の病室の前に着いた。
病室の扉が少し開いていた。
私は扉に手をかけ、開いた。
病室に入ると、誠のお母さんが居た。
「あら。夜那ちゃん。何処行ってたの?」
誠のお母さんは笑顔で言った。
「えっと、花瓶に水を入れに行っていました。」
「そう…。ケーキ買ってきたの。2人で食べなさい。」
誠のお母さんはそう言うと、ケーキの入った入れ物を見せた。
「紙皿は用意してあるから、一人ケーキとプリン1個ずつだから。仲良く食べてね。」
そう言って誠のお母さんはケーキの入れ物をサイドボードに置き、病室を出て行った。
「花瓶に胡蝶蘭と向日葵入れとくね。」
私は棚へ向かい、花束のリボンを解いた。
胡蝶蘭と向日葵を取り出して、花の茎の先をハサミで少し切り取った。
「よし!」
私はそれを花瓶に入れた。
「何がよし!なんだよ。」
誠は呆れたように言った。
「何か達成感があるって言うか…。」
私は言った。
「達成感?ま、いいや。後、これやるよ。」
誠は私の左手に包まれた紙をくれた。
私はそれをあけた。
そこには何かの番号が書かれていた。
「これは何?」
「俺のケータイの番号だ。いつでもお前が電話できるようにさ。」
誠は優しい眼差しで言った。
「そっか。でも、私電話ないし…。出来ないよ。。」
私は誠から視線を逸らし、言った。
「でも、持ってけ。いつか必要な時が来る。」
誠は言った。
「ありがとう。」
私の眼から涙が溢れ返ってきた。
393
:
いちごみるく
◆2rloyWIkLQ
:2011/09/15(木) 13:57:06 HOST:p227.net112139158.tokai.or.jp
おっす!w
今日は気分いいんだねw←ぇ
いいねw小説楽しみになってきたw
394
:
燐
:2011/09/15(木) 17:40:56 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
紙を手の中で握り締め、思い切り泣いた。
「何で泣くんだよ…。それって嬉し泣きか?」
「…。そうかも。。。」
私は涙を手で拭き取りながら言った。
私は紙をポケットにしまい、誠のお母さんが買ってきてくれたケーキを食べる事にした。
誠のベッドにはすでに机が設置されていて、私もベッドに机を設置しようとした。
私のベッドに机が設置されると私は少し威張った。
私はサイドボードへ向かい、ケーキの入った箱を誠の机に置いた。
「さ、食べよ!」
私は箱を除いた。
そこには、ケーキが2個ずつ、プリンが2個ずつ入っていた。
その中に誠のお母さんが入れたと思われる、紙皿も入っていた。
フォークやスプーンも入っていた。
ケーキは苺のショートケーキで、プリンは焼きプリンだった。
私は誠の机の上に紙皿を置き、ケーキを皿の上に乗せた。
プリンはビンの中に入っていた為、そのまま机の上に置いた。
395
:
燐
:2011/09/16(金) 13:03:46 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私はケーキの乗った紙皿とプリンを受け取り、自分の机の上に置いた。
フォークとスプーンも誠から受け取った。
「頂きます!!!」
私は手を合わせ言った。
「夜那って食欲旺盛なんだな。」
誠は笑いながら言った。
「ん?そうでもないと思うけど…。」
私はケーキを食べながら言った。
396
:
燐
:2011/09/16(金) 15:55:55 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「ん…。ただお腹が空いているだけだよ。」
私は横を向きながら言った。
「夜那。口にクリームがついてる。」
誠は私に近づき、口の周りについてたクリームを指先に拭き取った。
「あ…ありがとう。。」
私は顔を真っ赤にして言った。
397
:
明優
:2011/09/16(金) 16:41:30 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
コメント遅れてごめん!!
昨日コメントしたかったんだけど、塾で遅くなりまして
PCやらなかったから、コメントできなかった(泣
だから今日は昨日の分も読ませていただきたいと思います☆
今から読みます!
楽しみぃ☆
398
:
燐
:2011/09/16(金) 16:42:20 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>.私も昨日塾だったw
ほいほいw
今日の夜更新するw
399
:
燐
:2011/09/16(金) 16:43:11 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
400は取らないでねw
皆>>
400
:
燐
:2011/09/16(金) 16:47:42 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
コメしますw
最近、詩ばっか書いておりますw燐ですw
自分のオリジナルの詩集を作っておりますw
出来たらここにも一部公開したいです!!!
401
:
明優
:2011/09/16(金) 16:58:41 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
400おめでとー!!
私もいったことないよ!!(確か・・・)
燐の詩、気になる!!
詩も結構小説と関係性あるしね。
詩力?っていうのかな?わかんないけど
そういうのも燐はもってるんだね。
すごいなぁ。燐って!!
402
:
燐
:2011/09/16(金) 17:00:47 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>いや・・・
何か急に書きたくなってんw←変な話やw
行った事あるやんw
前作でww
403
:
燐
:2011/09/16(金) 17:12:22 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
何か緊張してきた。
胸が熱い…
私は胸を押さえた。
「どうした?夜那。。」
誠は言った。
「な、何でもないよ。。」
少し息苦しかったけど、すぐ治った。
404
:
明優
:2011/09/16(金) 17:27:39 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
そうだね、400いってたね。
でも燐にはすぐに追い越されそう(笑
ってかもう更新してるじゃん♪
今から読んじゃいます☆
405
:
燐
:2011/09/16(金) 17:29:37 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>更新更新w
でさ、雑談掲示板行かれないん?
行き方は
・グーグルで「雑談掲示板 ハヤテBBS」と検索する。
・その一番上をクリックw
そして入れるって訳ww
406
:
明優
:2011/09/16(金) 17:33:17 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
入るまでは入れるけど
どこに書き込んだらいいのか分かんないし
どうやってお部屋?的なもの作るのかも分かんないもん・・・。
雑談いってみたいんだけどね・・・。
407
:
燐
:2011/09/16(金) 17:37:35 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>良かったw
で、ま、本文と名前を書いて、(一番上に)
keyの横にマークがあるから、そこ押せばいいw
詳しくは右上の「使い方を見る」をクリックw
408
:
明優
:2011/09/16(金) 17:41:01 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
分かりやすく教えてくれてありがとう☆
タイトルも書くんだよね??
409
:
燐
:2011/09/16(金) 17:41:54 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>そこは別に書かなくてもエエよw
私も書いてないしw
いや・・これでも・・説明下手なんすけどw
410
:
明優
:2011/09/16(金) 17:46:55 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
書き込んだのに書き込まれてないかも!(泣
Keyのトコにも名前書くの??
411
:
燐
:2011/09/16(金) 17:49:18 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>そこは暗証番号を入れるねんw
うんw
412
:
燐
:2011/09/16(金) 17:50:38 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
暗証番号入れやな書き込み出来ないでw
413
:
燐
:2011/09/16(金) 20:20:24 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は深呼吸をして、平常心を保った。
「大丈夫か?少し休んだ方が…」
誠は私を心配しながら言った。
「大丈夫だよ!!私はそこまでやわじゃないから。」
私は正面を向いて言った。
「それならいいんだけどさ…。俺が出来るのは、お前を見守ってやる事しか
出来ないけど。。」
誠は俯いて言った。
「守ってもらうだけでも十分だよ!!!それにどれだけ私が救われた事か!!!」
私は服の裾を握り締め、言った。
「…。でも、お前には分からないだろな。俺の気持ちなんて。」
誠は俯きながら低い声で言った。
「えっ…。どうしてそんな事を言うの!!!誠までおかしくなってしまったの?」
私は唖然としながら言った。
「俺は…異常なのか?それか正常?ま、分かる訳ないか…。」
誠は肩を下ろし言った。
414
:
明優
:2011/09/16(金) 21:36:58 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
暗証番号?マジでか・・・。
何か、ややこしいね・・・。
だから書き込めないわけだ(泣
415
:
燐
:2011/09/17(土) 07:20:30 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>そやねw
でも、自分が決めたパスワード入力したらいいだけw
416
:
燐
:2011/09/17(土) 08:01:42 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠の様子がおかしいのは明らかだった。
薬の副作用…?
違うかな?
「誠!!!本当にどうしたの!!!?昨日までは何ともなかったのに!!!」
私は食べ終わったケーキの紙皿を机に置き、誠に駆け寄った。
「…。そんなの俺にも分からないよ……。情けないよな。
男が女を守るべきなのに、女が男を守る形になるなんてな…。」
誠は俯きながら言った。
417
:
燐
:2011/09/17(土) 08:49:06 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「そんな事ない。そんな事ないよ…。」
私は服の裾をきつく握り締め、歯を食いしばりながら言った。
「誠はいつだって私を励ましてくれた!!!いつだって傍に居てくれたじゃない!!!
私は誠に救われたんだよ。今度は私が助ける番だよ!!!」
私は胸を握り締め、言った。
「夜那…。でも、俺は…。」
「私が力になれる事があればいつでも言って!!!!私も誠の役に立ちたいんだ…。」
私は…いつでも誠の傍に居る。」
私は誠と正面を向きながら言った。
418
:
志摩雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/17(土) 15:02:51 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
最近読めなかったんだ、ごめんね;
読みました♪
400おめでとう!
419
:
燐
:2011/09/17(土) 15:19:59 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>おお!!!
ありがとうw
420
:
明優
:2011/09/17(土) 17:29:32 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
分かったww
行って見るね。
今は無理かもだけど・・・。
421
:
燐
:2011/09/17(土) 20:16:04 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>そっかw
ま、気楽に待つ事にするわw
422
:
ライナー
:2011/09/18(日) 09:31:56 HOST:222-151-086-019.jp.fiberbit.net
≫400祝い、遅くながらも申し上げます。
文章力が輝かしい物になっていますね^^素晴らしいです。
ここからは、少し上級者向けの説明となりますが、燐さんを信じてアドバイスをしたいと思います。
上手い人なら多少出来ているのですが、ストーリーに集中しすぎた人はこれが蔑ろになっています。
それは、キャラクターの個性です。
以前、個性が出ていると言いましたが、出し方にパターンがあるので今回は注意です^^;
個性については語れば山ほどありますが、厳選して一つをお教えします。
題して「キャラクターには欠点を持たせろ!!!」です(笑)
欠点を見せることで、人間としての個性が出ますし、物語中にギャグをもたらす要素にも成ります。
欠点は、出せば出すほど効果的ですが、なるべく話しの流れで持って行けるような物にしましょう。
えー、欠点なんて面倒くさくね?とか思った人!バトル物で、完全無欠のヒーローが出てきて面白いと思いますか?もしいたら「ああ、またコイツ勝つんだろ?勝手にやってろ」という状態になります。
ですので、伝わりやすい欠点は持たせるようにしてください^^
それともう一つ、今度は書き方ではありません。
読み方です。燐さんは新しい小説などが出来ると、ちゃんと読んでいますか?
最初にコメントしても、それからコメントナッシングな事が多くないですか?時々見かけますよそういうの(ストーカーか)
確かに掲示板系の小説は読みづらいでしょうよ。横書きですし、分かります(−_−)ウンウン
しっかり内容を掴むためには、プリントアウトしてみるのも手です。パソコンを開かなくても見られますからね^^(自分はそうしています)
何かの合間に見られるので、それが一番お勧めです。
ではでは、長文失礼しましたwww
423
:
燐
:2011/09/18(日) 09:36:40 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
ライナーs>>ありがとうございますw
欠点ですか・・・。
ん・・・。少し考えます・・・。←
プリントアウトですか・・・。
あいにくコピー機がないんですよね・・。
こっちは・・・。
ま、頑張ろうかな・・←
424
:
燐
:2011/09/19(月) 15:14:07 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
お知らせw
今日も更新できませんw
明日は絶対更新します!!!
本当にごめんなさい。
425
:
燐
:2011/09/21(水) 10:39:45 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
ネタギレなってしまったw←
昼頃に主人公のプロフを紹介しますw
426
:
燐
:2011/09/21(水) 16:39:40 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
「そうか。気持ちだけ貰っとく。」
誠は私の頭を撫でながら言った。
誠は落ち着いている様子だった。
私は一瞬、ほっとした。
427
:
Onihime
:2011/09/23(金) 20:25:04 HOST:pw126195164071.109.tss.panda-world.ne.jp
私、燐さんの作品が好きっていうか、好みに合ってる?
てな感じ拝見さてもらってます
これからもドンドン書いて下さい!!
楽しみにしてますwww
428
:
燐
:2011/09/24(土) 16:32:40 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
onihimes>>ありがとうございます!!!
好き・・って言ってくれるだけでも嬉しいですw
でも、あいにくネタギレなんで・・。
またいつか更新します(-_-;)
429
:
明優
:2011/09/24(土) 20:11:42 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
ネタ切れ??
残念だけど、気長に待つね♪
430
:
燐
:2011/09/24(土) 20:14:40 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
明優>>うんw
道化師は更新するw
431
:
燐
:2011/10/02(日) 11:11:52 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
お知らせでございますw
長らくお待たせしました!!!
「蝶の舞う時…。」をさっそく更新したいと思います!!!
と言っても・・少ししか更新出来ませんけど…。
最近、道化師の方しか更新出来なかったので、さっそく更新します!!!
432
:
燐
:2011/10/03(月) 20:22:53 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
その夜――――――
私は屋上に居た。
誠は部屋でぐっすり眠っている。
私は眠れないからここに居る。
ここに居ると涙が溢れてくる。
拭いても拭いても止まらない涙。
これが私の今の気持ちなの?
私は地面に倒れこんで仰向けになった。
今日は星が満開だった。
私は――こんな星達のような友達なんて居ない。
星の数だけ生きる意味がある…?
誠は何かに悩んでいる?
病気とは違う何かに…。
誠のお父さんの事かな?
それともお母さん?
どっちだろう…。
明日でも聞いてみようかな。
本当の答えを。
433
:
燐
:2011/10/03(月) 20:35:40 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
私は立ち上がり、服の汚れを落とした。
私は何度も誠に助けてもらったんだ。
次は私が助ける番だよね。
私の眼から溢れていた涙はいつのまにか乾いていた。
私は無言で空を見上げた。
そして右手を空に翳した。
届くことのないどこまでも続く空。
私は静かに手を下ろし、屋上を出た。
434
:
燐
:2011/10/04(火) 15:29:37 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
私は俯きながら階段を降りた。
「どうすればいいんだろう…。」
私は歩くのをやめ、後ろを振り向いた。
何もない。
「私は誠が本当に好き?何か気持ちに余裕が無くなって来たのに…。」
私の中に不安が生まれた。
ふと私の正面に青い蝶が現れた。
「蝶さ…。ひっ…。」
私は地面に足をついてしまった。
青い蝶は私の前で黒く変色してしまった。
「どうして…。何で黒なの…?」
私はその黒い蝶に触ろうとした。
でも、蝶は私を避けるように遠くへ行ってしまう―――――
どうして?
何故?
そんなの分からない。
分からないから怖い。
まさか、私の気持ちがあの蝶の色?
黒は闇を表しているのかな?
なら、私は今、心の闇で覆い隠されている?
だから、変色した?
435
:
燐
:2011/10/04(火) 17:37:44 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
そんな…。
私はどうすれば…。
私は手を強く握りしめた。
「はっ…。」
私はある事を思い出した。
向かわなくてはならない場所が見つかった。
それは―――
私にとって大切であって大切ではない所。
そこに行けばきっと何かが掴めるかもしれない。
私は、立ち上がって廊下を走った。
誰かに見つかってもいい。
そこに真実があるならば――
私は病院を出てそう心に誓った。
436
:
燐
:2011/10/04(火) 18:09:47 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
私は全力疾走である場所に向かった。
息が切れるほど私は走っていた。
気がつくと、もう着いていた。
そこは私の家だった。
確かめる事があるから戻って来た。
私は覚悟をして家のドアノブに手をかけた。
「怖がる事なんてない。あの人はもう居ないんだ。」
でも、私の手は少し震えていた。
私は深く深呼吸をしてドアを開いた。
玄関から入るの何年ぶりだろう。
私はそう思いながら2階へ上がった。
2階へ上がると、左側に私の部屋へ続く扉がある。
私は何の躊躇いもなく、扉を開いた。
何も変わらない私の部屋。
懐かしい匂いがする。
私は部屋の左側にある鏡に向かった。
何も変わらない普通の楕円形の鏡だ。
私は壁にかけてある鏡を取り外し、裏を見た。
そこには、セロハンテープで貼られた封筒があった。
「……。」
私は無言でそれをはがし、封筒を見た。
封筒は2個あり、1つは白封筒、もう一つは茶封筒だった。
私は床に鏡を置き、封筒だけを持ってベッドに座った。
「あ…電気。」
部屋が真っ暗だった為、ドア方面に向かい、灯りのスイッチを押した。
部屋は明るくなり、私は再びベッドに向かい封筒を手に取った。
437
:
燐
:2011/10/04(火) 18:15:01 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
封筒には何も書かれていない。
私はまず白い封筒の方を開けた。
そこには紙が1枚入ってあった。
私はそれを開くと、
何やら文章が書かれていた。
1行目には大きい字で「ごめんね」と書かれていた。
私はそれを一つ一つ目で追っていった。
438
:
明優
:2011/10/04(火) 19:20:26 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
久々にコメントです!!
最近見れなくてごめんね!!
必ず後で見ますね!
いっきに全部読めるの楽しみ♪
439
:
燐
:2011/10/05(水) 16:23:19 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
『ごめんね。夜那。本当にごめんね。私のせいで…。本当にごめんね…。』
「ごめんね」と書いてある言葉が2行に渡って書いてあった。
それでも私は一つ一つ目で追っていく。
『私は夜那に当たってばっかで、自分が情けないです。それでも、夜那は私に
耐えてくれて本当にごめんなさい。自分の仕事が上手く行かないからって。
夜那に当たってばっかでごめんなさい。この手紙を誰かが読んでいる頃には
私は居ないかもしれないけど…。それでもちゃんと生きてね。
それがお母さんからの願いです。それと、最後になったんだけど、
別の封筒に入っているものを誰かの為に使ってね。夜那でもいいわよ。
でも、夜那にもいつか大切な人が出来ると思うからその人の為に使ってもいいわよ。
後、もう一つ。夜那のお兄ちゃんの電話番号を下に書いておいたから
後で電話しておいてね。でも、これは強制じゃないからね。どっちでもいいからね。
後、私の子供で居てくれてありがとう。
ずっと愛しています。
月隠 紗夜 』
手紙を読み終えると、私の眼から涙が溢れ返ってきた。
440
:
燐
:2011/10/05(水) 16:55:39 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
私は手紙を握り締めた。
悲しくて苦しくて―――――寂しい。
「お母さぁぁぁぁぁん!!!!!!」
私は大声で泣き崩れた。
嫌だ嫌だ。
私…何勘違いしてたんだろう。
お母さんは本当に私を愛してくれていたんだ。
なのに私……。
「お母さん…。」
そう言っても叫んでもお母さんは帰って来ないんだ。
私に出来る事は生きていく事。
お父さんとお母さんが残してくれた未来を進むだけなんだ!!
私は顔の涙を拭いた。
「あ、そういえば…。」
私は白封筒と一緒にあった茶封筒を手に取った。
茶封筒は白封筒よりも多少、重みがある。
私は、茶封筒についてあるセロハンテープを破り、中身を見た。
中身は札束が入っていた。
と言っても、10万円ぐらいしかなかった。
「どうしてお金を…。」
私は札束を出してみた。
お札は紙状の帯のようなもので巻かれている。
その時。地面に何かが落ちた。
私は地面を見ると、薄っぺらの紙があった。
私はそれをさりげなく拾うと、紙にはこう書いてあった。
『びっくりしたでしょ。そのお金は私が仕事で働いて稼いだお金よ。
そのお金で旅行にでも行って来たら?大切な人に使ってもいいし、
自分の為にでも使いなさい。』
紙にはそう書かれていた。
「お母さん…。私の為に…。」
私は嬉しくなった。
私は茶封筒に紙と札束を戻し、お母さんの手紙を手に取った。
手紙の裏には、私のお兄ちゃんの電話番号がしっかりと書かれていた。
「今度電話してみようかな。でも…私だって分かんないか。」
私は一人気にそう呟いた。
441
:
燐
:2011/10/05(水) 17:11:53 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
私は白封筒にお母さんの手紙を戻して立ち上がった。
楕円形の鏡を壁にかけようと思った。
私は鏡の前に来て、地面に置いてある鏡を壁にかけた。
「またここに戻ってこようかな。」
私はそう鏡に言うと、鏡の外側が少し光ったように見えた。
「今…光った?まさか…お化けとか……。」
私は急に寒気がした。
こう見えて結構、お化けとかは苦手な方だ。
「そ…そんな訳ないよね。。」
私はベッドに置いてある白封筒と茶封筒を持って急ぎ足で自分の部屋を出た。
442
:
燐
:2011/10/05(水) 18:20:36 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
私は一目散に階段を降りた。
「あ…電気。」
私は部屋についてた電気を思い出し、引き返した。
私は、部屋に戻り、鏡の方を見ないで部屋の明かりを消した。
部屋の扉を閉め、階段を降りた。
階段を降り、玄関へ向かった。
玄関で靴を履き、この家を出た。
私は家を出ると、一目散に病院に向かった。
病院に着くと、私は正面玄関から入った。
別にばれてもいいと思った。
でも結果、ロビーには誰も居なかった。
時計を見ると午前1時。
夜中か…。
私は手に持っている封筒を握り締め、5階へ階段で向かった。
5階に向かうと電気はついたり消えたりしている。
私は誠の病室の横の椅子に腰をかけた。
「夜那?」
左を向くと、誠が立っていた。
「誠…。どうして?」
「どうしてって…。何か目が覚めちゃってさ…。横のベッドを見てもお前は居ないし、
探してたんだよ。」
誠は私に近づきながら言った。
「ごめん。少し、家まで寄ってたの。そしたらこれが…。」
私はそう言って、封筒を誠の前に差し出した。
「これは何だ?」
「白の方が私の本当のお母さんからの手紙が入っているの。
茶色の方は…その…。えっと…。」
私は誠から視線を逸らした。
「言えなかったらいいよ。」
誠は笑顔を見せてそう言った。
「お…お金が入っているの。お母さんが大切な人の為に使いなさい。って
書いてあったから。もし、誠の病気が治ったらこのお金で旅行をしようよ。
私はそれだけで十分だよ。」
私は笑顔でそう言った。
「そうだな。フランスでも行くか!」
443
:
燐
:2011/10/05(水) 18:50:13 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
誠は笑いながらそう言った。
「そうだね。そうしよう!!もしかしたらお兄ちゃんにも会えるかもしれないし…。」
私は立ち上がって言った。
444
:
燐
:2011/10/05(水) 19:07:05 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
私やっぱ誠が好きなんだね。
やっと気持ちが安定してきた。
「そうだな。ってあれ?何だ?」
誠は私の方と反対方向の方を指差した。
私は後ろを振り向くと、黒い物体が私の所に来た。
それはさっき見た黒い蝶だった。
黒い蝶は黒い燐粉を飛ばしながら私の元に来た。
「戻ってきてくれたんだね…。」
私は蝶にそう言うと、蝶の色が青に戻っていった。
元の青い蝶に戻ると、横で誠が吃驚していた。
「夜那の蝶だったのかよ…。てか、何で黒?」
誠は意味が分からなかったようだ。
「何でもいいじゃない。」
私はそう言って誠に誤魔化した。
445
:
燐
:2011/10/06(木) 15:49:33 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
「夜那がそう言うなら、いいけど…。はー眠た…。」
誠は目を擦りながら言った。
「寝てきたら?」
私はそう言った。
「夜那は寝ないのか?」
誠は立ち上がって言った。
「眠くないの。もう少しここに居る。」
私は誠にそう言った。
「なら、俺もここに居るよ。」
誠は再び長椅子に腰をかけた。
「眠たくないの?」
「少しでもお前の傍に寄り添って居たいんだ。」
誠は前を向いて言った。
「明後日…いや明日だね。誠が日本を発つの。」
「ああ。でも、手術したら治るんだ。絶対失敗は出来ないよ。」
誠は言った。
「そっか…。何か安心したら眠くなってきた…。部屋で寝てくるね。」
私は立ち上がって部屋に向かおうとした。
「待てよ。」
誠は後ろから私を抱擁した。
「な…何?」
私は首を上に向けて言った。
誠は私のおでこに何かを貼った。
私はその何かを取ろうとした。
「待て。後で取ってくれ。」
誠に引き留められた。
446
:
燐
:2011/10/06(木) 17:07:37 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
「わ…分かった。」
私はそう言うとおでこを触った。
シールみたいな感触はあった。
「誠…。一つだけ聞いていい?」
私は少し照れながら言った。
「何?」
誠は平然な顔をして言った。
私は顔を正面に向けた。
「誠のお姉さんってどんな人?」
私がそう聞いた途端、誠の顔色が少し変わったような気がした。
447
:
燐
:2011/10/06(木) 17:08:46 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
明優>>コメ遅れましてごめん(p_-)
うんw
一気に読めるってエエよねw
爽快感と言うか・・←関係ないやろw
448
:
燐
:2011/10/06(木) 17:47:41 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
「姉貴の話かよ。ま、一言で言えば超絶美人だしな。顔が。
で、性格が短気と言うか…。とにかく俺の姉貴には関わらない方が身の為だぜ。」
誠は私の身体を離れ、呆れた顔で言った。
「短気なの?見た目良くても性格が最悪って事?」
私は首を傾げた。
「そうだ。ま、俺も昔の事は憶えてないけどな。お前の兄貴はどんな人なんだ?」
誠は笑みを見せて言った。
「几帳面な人だった気がする…。とっても妹想いでいいお兄ちゃんなんだ。
今はどうか知らないけど…。」
私も笑みを見せて言った。
「そうか。妹思いな兄貴が居るだけで家族は賑やかになるよな。歳の差はどれぐらい
離れているんだ?」
誠は再び長椅子に座りながら言った。
「分かんない…。でも8歳ぐらい離れてるよ。たぶん。」
私も再び長椅子に座りながら言った。
「俺は6歳ぐらい離れている。俺が7歳の時に姉貴は家を出て行ったからな。
母さんがそう言ってた。」
誠は俯きながら言った。
449
:
ライナー
:2011/10/06(木) 22:10:40 HOST:222-151-086-004.jp.fiberbit.net
コメントしに来ました、ライナーです^^
本当は母親、いい人だったんですね……感動しました!
これからも楽しみに読ませていただきます!
コメント失礼しましたwww
450
:
燐
:2011/10/07(金) 15:41:12 HOST:zaq3dc00753.zaq.ne.jp
「そうなんだ。」
私は上を見上げてそう呟いた。
「でも、姉貴とは連絡不要になってしまったんだ。どうしたかは知らないけど…。」
誠は地面に視線を下ろした。
「そっか…。大変なんだね…。」
私は言った。
「大変だよ。アイツの事だからまぁ…どうって事ないけどさ…。」
誠は顔を手を覆った。
「アイツって…お姉さんでしょ?言葉遣いをちゃんとしないと!でも、
何で顔を隠すの?」
私はそう誠の方に身体を向けながら言った。
「アイツは俺にとって天敵。まさしく猫とネズミだぜ?俺がネズミでアイツが猫。
まったく…俺の姉貴はそーゆう奴。」
誠は笑いながら言った。
「どう言う奴?」
私は首を傾げた。
「お前はやっぱ鈍感だよな。ま、そんな所を俺は好きになったんだよな。」
誠は少し照れながら言った。
「……。」
「おい…。夜那。……寝てんのかよ。」
私は寝息を立てながら誠の肩に寄り添った。
「誠はさ…。私の事好き?」
誠は慌てて私の顔を見ながら焦った。
私の寝言に誠は気づいていない。
「……。好きに決まってるだろ。」
誠は私を抱き寄せてそのまま眠った。
「あらあら。こんな所で眠るなんてね。可愛いわね。」
通りすがった看護師さんが私達に毛布をかけてくれた。
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