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蝶が舞う時・・・。
271
:
燐
:2011/09/07(水) 17:37:54 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は誠の病室に戻った。
「お!!話はもう終わったのか?」
誠はベッドで本を読みながら言った。
「うん。終わったよ。何読んでるの?」
私は誠に近づき、本の表紙を読んだ。
「砂丘の中に…?かな?これ…小説って言う物なの?」
「うん。夜那も読むか?」
誠は聞いた。
「えっ…。いいよ。誠が読み終わったら、読ましてもらう。」
「いや…。俺はもう読み終わってるからさ。これで読むの2回目だし。」
そう言って、誠は私に本を渡した。
「いいよ。誠が読んだらいいし。」
私は断った。
「そか。でも、読みたくなったらいつでも言えよ!!」
誠のその言葉に私は胸が熱くなった。
何か…顔が熱い。
熱でもあるのかな…?
私の視界はぼやけていて、そのまま意識を失った。
272
:
明優
:2011/09/07(水) 17:41:46 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
書いてますね!!
最終回までよろしくお願いします☆
必ず見るよんww
273
:
燐
:2011/09/07(水) 17:43:13 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>買いとるよ・・。
泣きながらさ・・・。
うん。分かった。
274
:
明優
:2011/09/07(水) 17:47:16 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
もっともっと書き込んでね!!
泣いてたら書きづらいじゃん!!
泣いてくれることは私として、嬉しいけど☆
275
:
燐
:2011/09/07(水) 17:48:37 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
書くわw
今日は何かテンション高いしな・・。
うん・・・。
もしかしたら、最終回まで書いてしまうかも・・。
276
:
明優
:2011/09/07(水) 17:51:02 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
いっちゃえ!いっちゃえ!
まぁ、燐のペースでいいけどね♪
どっちにしろ、今日中に読めたら読もうと思うww
進んだところまでだけど。
277
:
燐
:2011/09/07(水) 17:52:18 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>行っちゃう行っちゃう♪
そかそかw
今、書いてる途中やけど・・・内容が複雑な気がするわ・・。
278
:
明優
:2011/09/07(水) 17:55:30 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
どんな内容でも燐の小説ならいいよぉ♪
書いちゃって☆
279
:
燐
:2011/09/07(水) 17:56:29 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>了解w
な、ホンマ雑談掲示板行かれへん?
280
:
燐
:2011/09/07(水) 17:59:33 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
――――――――……
「ん…ここは…。」
私は眼を覚ますと、真正面には青い蝶が居た。
「あ…。蝶さん。」
私はベッドに寝かされていた。
おでこには、濡れタオルがのせてある。
「夜那。大丈夫か?」
私は首を横に向けると、誠が笑っていた。
「うん…。少し身体がだるいけど…。」
「そうか。でも、無理すんなよ。」
誠に励まされ、私は嬉しくなった。
「うん。ありがとう。」
私は身体を横に向け、少し仮眠を取る事にした。
281
:
明優
:2011/09/07(水) 18:01:11 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
雑談掲示板ね、私のPCなぜか行かないの・・・。
いけなくてさ・・・。
後で調べてみるねWW
282
:
燐
:2011/09/07(水) 18:02:51 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>そうなん!?
了解w
あそこはエエでw
置手紙機能で誰からも見られない機能があるからw
便利やでw
283
:
燐
:2011/09/07(水) 18:25:09 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「ここは、何処?」
見渡す限り一面、黒の世界に居た。
私は後ろを振り返った。
何か得体の知れない物が追いかけてきてる気がする。
私は逃げた。
でも、足元が動かない。
「そん…な…。」
どうしよう。
私は得体の分からない物に追いかけられそうになった時。目が覚めた。
284
:
燐
:2011/09/07(水) 20:14:55 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「いやぁぁぁぁぁ!!!!!」
私は病室の天井に向かって叫んだ!!!!
「夜那!!!?」
誠はベッドから飛び起き、夜那の元へ駆け寄り、夜那の左手を握った。
「夜那!!?どうしたんだ!!一体!!!」
誠は私の手を握り締めた。
「ま…こ…と……。どうした…の?」
私は首を横に動かした。
「どうしたのじゃないよ!!心配したんだからな…。」
「でも大丈夫だよ。少し変な夢見ただけだから。気にしないでよ。」
私は、上半身を起こして、ベッドの脇に座った。
誠もその横に座ってくれた。
「母さん。しばらく2人にしてくれないか。夜那と2人だけで話がしたいんだ。」
誠はそう言った。
「分かったわ。じゃ、お母さんは何か買ってくるわね。」
そう言うと誠のお母さんは出て行った。
つい誤魔化してしまった。
285
:
燐
:2011/09/07(水) 20:17:06 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
上の「つい誤解化してしまった」は消去でw
286
:
燐
:2011/09/07(水) 20:22:52 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠と2人だけになってしまった私は、俯いた。
気まずい空気―――…
でも、懐かしい気もした。
「夜那。熱は大丈夫なのか?」
「うん。誠の笑顔見てたら、楽になったから。」
私は、微笑むと誠も微笑んだ。
「そうか。もし、俺の病気が治ったら、この町を離れてよう。」
「えっ…。何で?」
私は首を傾げた。
「俺さ…いろんな所へ行って、いろんな物を見てみたいんだ。」
287
:
燐
:2011/09/07(水) 20:29:19 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
今日はだいぶ進みましたw
何か・・最終回まであと少しになってきましたw
最後は中途半端な部分で終わると思いますw
「えー!!もう終わりなん?」とか言わないでくださいw←
ではでは。
第2期の内容なんですが・・まだ極秘ですw
ま・・ネタバレになるんですけど・・。
夜那の母がもしかしたら何処かで出てくるかもしれません・・。
まだ、分かりませんけど・・。
288
:
明優
:2011/09/08(木) 12:20:17 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
ウキウキしてきた☆
最終回、楽しみ☆
頑張ってね♪
289
:
燐
:2011/09/08(木) 12:31:29 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>ありがとうw
290
:
燐
:2011/09/08(木) 12:48:58 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「いろんな所…?」
「うん。世界遺産とかさ。とにかくこの町から離れたい…。ただそれだけなんだ。」
誠は俯きながら言った。
「そっか。私は誠の意見に異議なんてないよ。」
私はそう言った。
「そうか。」
誠は俯きながら言った。
さっきからずっと俯いている。
どうして?
理由が見つからない。
私のせい…?
私が居るから、誠を悲しませている?
もし、誠にとって私が邪魔なら、私は消える。
それが誠にとって一番の幸せだから…。
291
:
燐
:2011/09/08(木) 13:58:58 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
ごめんね…誠…。
私、誠の為に生きてきたはずだったのに。
私の心はもうボロボロなんだよ。
脆くて儚いよね…。
所詮、私は死ぬんだから。
私はワンピースの裾を握った。
また、涙が溢れる。
私の眼から大粒の涙が溢れ出る。
「夜那…?」
誠は私に異変に気がついた。
「はっ…。何でもないよ。」
私は振り返った。
「…。何で俺に隠すんだよ。夜那。」
誠は私をそっと抱きしめた。
「えっ…。誠?」
私は戸惑った。
「大丈夫か?夜那。気持ちが落ち着いたら言ってくれ。」
292
:
燐
:2011/09/08(木) 15:47:55 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「誠…。少し相談があるんだけど…。」
私の質問に誠は聞いた。
「何?」
「誠はさ、私が居る事で邪魔って思ってるでしょ?」
私の質問に誠は黙り込んだ。
「どうして、そんな事言うんだよ。。。」
「誠…。」
誠は堕落した感じで言った。
「何でそんな事言うんだよ!!!お前が俺を邪魔だって思っていても
俺は決してお前を邪魔なんて思ってない!!言っただろ…。
お前を一人の女と見てるってさ。」
誠は必死に私に言った。
「誠…。私…。」
私は誠の身体に顔を埋めて泣いた―――――……。
293
:
くれよん
:2011/09/08(木) 16:07:48 HOST:p227.net112139158.tokai.or.jp
Σ熱くなってきたね^^b←
頑張って^p
294
:
燐
:2011/09/08(木) 16:19:36 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
くれよん>>何が!?
てか・・・夜那にはね・・。
↑
これ、第2期で明かされるw
295
:
燐
:2011/09/08(木) 16:44:25 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「私…。何考えてたんだろう…。」
私は、誠の病服を掴んだ。
温かい匂い。
これが男の人の匂いなんだね。
私…。何考えてんだろう。。。
「夜那…。お前には生きる未来があるだろ?その為に頑張ったらいいよ。」
「誠も死んだ駄目だから!!!誠も生きる未来がある!!!誠が死んだら私が
生きる意味なんてない。。。」
私は大粒の涙を流しながら誠に言った。
「泣くなよ。泣いたら、こっちまで悲しくなるだろ…。」
誠は私の頭を撫でた。
296
:
燐
:2011/09/09(金) 15:03:56 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私…何泣いてんだろう…。
子供みたいに泣くなんて…。
私、馬鹿だよね。
「誠は、どこまで行くの?手術を受ける場所…。」
私は言った。
「アメリカだよ。そこで手術を受ける。そこで半年間滞在する。」
えっ…。半年間も……。
そ…んな。
「でも、半年以内に帰ってくるからさ。もし、俺が生きてたらだけどな。」
誠は私の身体から離れ、言った。
「そんな事言わないで…。私また泣きたくなる……。」
私は誠の前でうずくまった。
「ごめん。夜那…。」
誠は後ろを向き、ため息を吐いた。
「誠…。そんな事ないよ。誠は強くてたくましい。
私の運命を変えた人なんだから。」
私は堂々とこの言葉を口にした。
「運命…か。最初から運命が決まっているなんて偽りだよね。」
誠は笑いながら呆れたように言った。
私はそんな誠を後ろから抱きしめた。
温かい…。
「夜…那…?」
誠は吃驚した。
「私、誠が居なくなるって嫌だよ…。誠はそれでいいかもしれないけど…。
私は……そうじゃない。」
私は俯きながら言った。
297
:
燐
:2011/09/09(金) 15:15:55 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
お知らせw
レスの300は書き込まないでくださいw
少しコメを書きたいと思ってますww
我侭な感じでごめんなさい・・。
298
:
燐
:2011/09/09(金) 15:53:00 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「やっと自由も愛する人も出来たのにさ、まだ縛られてる気分なんだ。
でも、誠が居れば乗り越えられる気がする。」
私は真面目で真剣な声で言った。
「夜那はそう思うのか。不思議だ。俺達は別々の星で生まれたのに、
兄妹みたいな気分になる。」
誠は振り向き、笑顔で言った。
「兄妹か…。いいね。そう言うの。」
「だろ。」
誠はベッドの上であぐらをかきながら言った。
私は誠の身体から離れると、一言言う事にした。
「私、誠が無事手術が終わったら、二人で旅行行こうよ!!!」
「そうだな。」
それが。私と誠の約束だった――――……
299
:
燐
:2011/09/09(金) 16:14:40 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「あら〜お二人さん。何してるのかしら〜?」
私は後ろを振り向くと、誠のお母さんが紙袋を片手に立っていた。
「あ、誠のお母さん。いえ、何もしてません。」
「そう。まぁ、いいわ。後、夜那c。貴方に服を買ってきたの。
似合うかしら?」
そう言って誠のお母さんは持っていた紙袋から赤と黒の服を取り出した。
それはどこかメルヘンな話に出てくるような衣装に近い服だった。
赤い無地のワンピースに黒のチャックが入っている。
右胸の所には髑髏のワッペン。中心には、リボンがついていた。
「夜那cの為に買ってきたの。さ、着て。」
誠のお母さんは笑顔で言った。
「えっ…でも。。。」
「いいのよ。遠慮しないで。」
「じゃ、お言葉に甘えて。」
私は、誠の病室を出た。
300
:
燐
:2011/09/09(金) 16:20:12 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
コメしますw
何か凄い展開ですけど・・。そこはお構いなしで。
ま、質問などあれば私に聞いてくださいw
アドバイスも受け付けますw
後、皆さんのおかげで300行きました!!
本当にありがとうございますww
301
:
燐
:2011/09/09(金) 16:47:53 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠のお母さんも紙袋を持って、私の後に出た。
「さ、夜那c向こうに行きましょうか。」
誠のお母さんに言われ、私はある場所に案内された。
そこは霊安室だった。
「あの、ここは…?」
「霊安室よ。一時的に亡骸を置いておく事が出来るの。」
誠のお母さんは悲しそうな顔で言った。
「まさか…お父さんの亡骸はここに?」
「……ええ。」
私は亡骸の顔に被せてある布を取った。
「お父さ…ん。」
私はお父さんの顔を見れたのが嬉しくて、涙が溢れてきた。
でも、私は後ずさりして、地面で崩れた。
…何か虚しい気分になった。
「もう、良いです。」
私は立ち上がって、その場から逃げた―――…
302
:
燐
:2011/09/09(金) 17:45:44 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
もう、見たくない。
余計、辛くなる。
それは、嫌だ。
私は全力疾走で走った。
303
:
明優
:2011/09/09(金) 18:18:12 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
300突破、おめでとう☆
これからも応援してます☆
304
:
燐
:2011/09/09(金) 18:32:17 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
ありがとうw
305
:
燐
:2011/09/09(金) 18:41:11 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「夜那c!!!!!」
後ろから誠のお母さんが追いかけてくる。
私は振り向いた。
誠のお母さんは息を切らして、私の所に来た。
「さっきはごめんなさい。あんなの見せた私が悪いんだから。
さ、気持ちを入れ替えて、これ、着替えましょ。」
誠のお母さんは私の腕を引き、ある場所に案内した。
306
:
明優
:2011/09/09(金) 18:42:01 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
更新されてるwww
見ようとっ!
もっと更新して☆(←読者からの願い(笑
307
:
燐
:2011/09/09(金) 18:42:38 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>了解w
最終回の手前まで行くかもw
308
:
燐
:2011/09/09(金) 19:32:10 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠のお母さんが案内したのは、ある部屋だった。
そこはとても、荒れていて、部屋は薄暗い。
でも、灯りはちゃんとある。
「ここは少し汚いけど、ここで着替えましょ。」
私は、はい。と小さく返事をしてここで着替えた。
着替えた私は、誠のお母さんとこの部屋を出た。
私には靴も履かせてもらった。
サイズは少しブカブカだけど。嬉しい気持ちに変わりはない。
黒いミニブーツだった。
ブーツには紐がついていた。その紐には私のイニシャルが刻まれていた。
嬉しい。
ただそれだけだった。
私は誠の病室に戻ると、誠は寝ていた。
寝息を立てていて、私は笑った。
「寝てるか。。。」
私は誠の隣のベッドに寝転がった。
深いため息をつく。
「夜那c。このワンピース。ここに置いとくね。」
誠のお母さんは、黒いワンピースを袋に入れ、サイドボートに置いた。
「ありがとうございます。」
私は正座をして、誠のお母さんに礼を言った。
「じゃ、私はもう行くわね。また夕方に来るわね。」
そう言って誠のお母さんは出て行った。
309
:
明優
:2011/09/09(金) 20:22:41 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
更新しないの??
310
:
燐
:2011/09/09(金) 20:23:32 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
今、書いてる途中w
書きながら、コメしたり、音楽してるw
311
:
ライナー
:2011/09/09(金) 20:26:58 HOST:222-151-086-011.jp.fiberbit.net
ども、ライナーです^^
燐さんの小説は雰囲気が独特の良さを持っていて、読みやすいですね!
この前言った、アドバイスもだいぶ考慮されてきているので良くなっていると思います。
何か、尊敬して貰っているようでお恥ずかしいです(≧ ≦)
僕もあまり上級者と言った系統ではないのですがね〜(照)僕にも師匠みたいな人がいるので。
今回のアドバイスですが、確か前も注意した覚えが……(ホワイトレザーソールだったと思いますが)
名前の後のcはcと略さず書きましょう。人によっては手抜きを感じる人がいるので……^^;
312
:
燐
:2011/09/09(金) 20:29:42 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
ライナーs>>分かりましたw
この小説でもそうです。
師匠ですか!?
へ〜w←
最近、この小説を書いてるせいで、ライナーsの小説を全然、読んでいませんw
しかも、勉強や塾もあるので・・スケージュールが埋まってしまってるんで・・。
暇が最近、ないですw
暇な時、絶対読みます!!!!
これからも頑張ってください!!!!
313
:
明優
:2011/09/09(金) 20:41:51 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
☆燐の小説の良いところ☆
☆行を変えるのがうまい
☆全体的にバランスが良くて、見やすい&読みやすい
☆その時の動作などが分かりやすい
まだまだいっぱいあるけど、探せば探すほどいっぱい書いちゃうから
ここら辺でやめておきます(笑
私を調子乗らせたお返し(笑
燐も調子乗ってね(笑
314
:
燐
:2011/09/09(金) 20:43:31 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>お返しかw
でも明優って小学生やろ?
小学生で小説かけるって凄いやんかw
315
:
燐
:2011/09/09(金) 20:50:28 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「夜那。」
私はその声に横を向くと、誠が優しい顔でこちらを向いていた。
「お…起きてたの?」
「うん。」
私はベッドの脇に座り、足をふらつかせた。
「てか、お前その服…可愛いな。」
誠にそう言われ、私は少し嬉しくなった。
「誠のお母さんがくれたんだよ。センスいいね。」
私は褒めた。
「そんな事ないよ。母さんはあれでも…。」
「あれでも…。何?」
私は首を傾げながら言った。
「ううん。何でもないよ。」
その時。扉がノックされた。
扉が開き、看護師さんが出てきた。
「神頼さん。食事の時間ですよ。」
看護師さんの声に、誠は、ありがとうございます。と言った。
食事は、和食だった。
「後、月隠さんにも食事を差し上げますよ。」
看護婦さんはそう言って、私に食事をくれた。
そう言えばお腹が減っていたのに、気づかなかった。
それは何故?
理由は分からない。
316
:
燐
:2011/09/09(金) 20:51:03 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
今日はここまでにしますw
明日は朝から出来れば書きたいですw←
317
:
明優
:2011/09/09(金) 20:51:13 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
燐
小学生じゃないよ(泣
顔は童顔で、性格も幼稚で、成績も幼稚園レベルだけど・・・。
一応中3の受験生ですぅ!!
燐は14でしょ??何年生の?
私より下か同級生でこんなにうまい小説書けるとかすごいよww
318
:
燐
:2011/09/09(金) 20:54:28 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>中3!?
ずっと小学生やと思ってた・・(^_-)-☆
ごめん・・・(>_<)
私も中3だよw
うんww
成績は悪いなw けど、小説とゲームと書道は好きw
書道は得意やなw
319
:
明優
:2011/09/09(金) 20:59:02 HOST:i114-182-217-152.s41.a005.ap.plala.or.jp
ひどっ!!(笑
私もまだ14だよww
ゲームは趣味じゃないけど、小説は趣味なのです☆
こういう話は雑談掲示板でしたいんだけど
私、よく分かんないっていう悲しい現実(泣
燐に置手紙とかしてみたいんだけど、どうしたらいいんだろうか・・・。
320
:
燐
:2011/09/09(金) 21:01:55 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>ごめん・・(>_<)
もうすぐで誕生日w
雑談掲示板行かれへんの?
行けたら、置手紙機能でネタバレいえるのに・・w
てか・・この小説掲示板の左上にない?
雑談掲示板って・・小さくw
私の趣味は小説&ボカロ聴くw&ゲームでございますw
321
:
燐
:2011/09/09(金) 21:05:01 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「良かったな。食事貰えて。」
誠はそっと微笑みながら言った。
「うん。でも、何でだろ?」
「さぁな。別に気にする事ねーじゃん。」
322
:
燐
:2011/09/09(金) 21:15:19 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
コメしますw
もうすぐでこの小説も最終回ですw
この物語の結末は中途半端で終わりますw
はいw 何かもういろいろトラブルとかあって・・。
カットしちゃったのですよw
はいww
でも、皆さんのおかげで最終回を迎えれそうですw
ま、第1期が終わったら、第2期が来ますねw
はいw
ネタバレなるんですけど・・・。
変更になるかもしれませんけど・・・。
夜那と誠は旅行に行くのですが、そこである人物と出会いますw
そのある人物とは――――!!!!!
ここまでですw
ネタバレは・・・。
では、寝ますw
PS
明日には最終回に行くかもw
でも、今週で、最終回の手前までは行きますw
323
:
燐
:2011/09/10(土) 09:04:45 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「そうだよね。」
私は食事を20分で済ませた。
「もう食べたのか!?」
誠は驚いた顔で言った。
「うん。一昨日ぐらいから何も食べてなかったから。」
私は下に視線を落として、ため息をついた。
「そうか。ご馳走様でした。」
誠は正面で手を合わせ、言った。
その時。扉がノックされ、看護婦さんが来た。
「あら。もう食べたんですね。食欲旺盛なんですね。最近の若者は。」
看護婦さんはクスッと笑いながら言った。
看護婦さんは、私と誠の食器を片付けると、出て行った。
「なぁ、夜那。」
誠がふと言った。
「何?」
「屋上に行きたいんだけど、夜那も行くか?」
誠のその回答に私は うん。と返事をして、誠と共に病室を出た。
324
:
燐
:2011/09/10(土) 09:57:03 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠と私は手を繋いで屋上に向かった。
私は左手、誠は右手を仲良く繋いだ。
誠の温度が伝わってくる。
温かい。
温もりも感じる。
「着いたな。」
いつの間にか私と誠は最上階に居た。
まるでワープしたような気分にもなっていた。
「う…うん。そうだね。」
「どうした?」
誠は私の肩に手を置き、心配してくれた。
「少し考え事。。」
私は俯いて、低い声で言った。
「そうか。さぁ、開けるぞ。」
誠は屋上の扉のとってに手をかけ、開いた。
屋上には人影が2つあった。
その人影は私達の事に気がついたのか、一つの人影がこちらに向かってきた。
「誠…。」
「母さん……。帰ってなかったのか。。」
誠は驚いた。
「まぁね。誠。。明後日、日本を発つことになったの。」
誠は吃驚した。
「何で…?」
誠は突然の出来事に言葉を失った。
「どうしてなんですか!!?まさか…悪化とか…。」
私は泣きながら言った。
「…。ええ。来月にしようと思ってたんだけど…。明後日の方がいいと思って。
でも、夜那ちゃんにまで知られる事になったのは少し恐れたわ。」
誠のお母さんは言いたくなさそうに言った。
「そ…んな。そんなの嫌だよ…。私、ずっと誠と一緒に居たい。
もう…離れたくない……。」
私は大声で地面に泣き崩れた。
325
:
燐
:2011/09/10(土) 10:22:49 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「夜那…。」
誠は私の頬を触りながら言った。
「でも、母さん。そんな事誰が決めたんだ?」
誠は警戒しながら言った。
「俺が決めたんだよ。誠。」
もう一つの人影がこちらに向かってきた。
「なぜ、父さんがここに…?」
誠は嫌そうな顔をしながら言った。
「お前の為に、わざわざ時間を取ってきてやったんだぞ。感謝しろよ。」
「うん…。分かってるよ。父さん。」
誠は視線を逸らしながら言った。
「で、明後日に決まってしまった訳だが、明後日の11時便の飛行機を取っておいた。
遅れるなよ。もちろん、父さんが付き添いで行くからな。母さんは留守番だ。
その日、母さんは大事な用事が入っているからな。」
誠のお父さんは、淡々と予定を言った。
「じゃ、俺はこれから会議だが、これで失礼とする。」
お父さんは私を一瞥して、去って行った。
「ごめんね。誠と夜那ちゃん。お父さんは、少しイライラしてるだけだからね。
私もこれから仕事が少しあるの。別の仕事が。じゃあね。」
誠のお母さんは怯えるようにして、逃げるように去って行った。
326
:
燐
:2011/09/10(土) 11:23:40 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「誠…。私…。」
私は泣きながら、怯えた声で言った。
「夜那…。ごめんな。俺のせいでお前まで巻き込んでしまって…。」
誠は俯きながら言った。
「そんな事ないよ。それも、私の為なの…?」
「うん。」
誠は私の指を絡めながら言った。
「誠……?」
誠の顔を見ると、誠が涙を流していた。
「誠。。」
夜那の言葉に誠は振り返った。
「ど、どうしたんだ?夜那。。」
「何で泣いているの?」
私は顔を近づけた。
「父さんが俺を道具扱いにするんだ。お前の母親みたいな扱いにされる。」
誠は苦笑いで言った。
私はその時改めて思った。
やっぱり、私と同じような人生を送ってきた。と思った。
でも、誠には私と違って心臓病と言う持病があるんだ。
だから、精神的にもダメージを受ける。
「俺も父さんに人を物として見なされた。でも、それは当然の事だ。
本当の父さんは3年前、白血病で死んでしまった。義理の父さんは
少し意気地だけどな。でも、そんな父さんでも血は繋がってなくても
家族なんだ。」
誠のその言葉に私は、納得した。
「そうなんだ。私と同じだね。」
私は立ち上がって、そう言った。
「そうだな。もし、俺が帰ってきたらお前は笑顔で迎えてくれるよな。」
誠のその純粋な言葉に私は微笑んだ。
「もちろんだよ。私はもう決めたから。」
私の言葉に、誠は立ちあがった。
そして、私と誠はkissを交わした。
もう迷いはない。
私はそう誓った――――……。
327
:
明優
:2011/09/10(土) 14:12:57 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
今日はもう更新しないの??
328
:
燐
:2011/09/10(土) 14:13:49 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
やるけどw
夕方ぐらい
329
:
燐
:2011/09/10(土) 15:45:21 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は、何を迷っていたのだろう。
その考えが少し馬鹿らしくなってきた。
でも、私はもう迷う事はないのだと確信した。
隣には誠が居る。ただそれだけだった。
誠の唇が離れると、誠は私を優しく抱きしめた。
「誠。私…分かったような気がする。誰かを愛する事で人は変わるんだね。」
私は誠の背中を撫でながら言った。
「そうだな。でも、誰かに失恋する事によって何かを学ぶ。でも、俺はお前の
気持ちに嘘はない。と言うか、その実体なんてものはないよ。すべて空想だと思っておけばいいだろう。」
誠は私の髪に止まっている青い蝶を右手の人差し指の先で撫でた。
「誠と私はいつまでも…ううん。永遠に繋がっているよね!!」
私は言った。
「もちろんだろ。夜那は心配性だな。」
誠は私の頭を優しく撫でた。
「私はいつまでも誠を愛しているよ。いつまでも。永遠に…。」
私は赤い頬を見せながら言った。
「俺も愛しているよ。夜那。」
誠は私の眼にあった涙の雫を拭き取った。
330
:
燐
:2011/09/10(土) 16:05:28 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私はポケットから兎のキーホルダーを取り出した。
「このキーホルダーが私の運命を変えた。ありがとう。」
私は兎のキーホルダーを空に放り投げた。
「何で投げたんだ?」
誠は意味が分からない様子だった。
「キーホルダーさんが私を助けてくれた。この御守りがあったから、
私は乗り越えられた。」
その時。キーホルダーが急に光りだした。
「何だろう…。」
光は消えると、そこにはキーホルダーが消えていた。
ただ、赤い何かが居た。
それは青い蝶とは違う色の蝶だった。
燃え上がるような赤色をしていて、その色は少し緋色に近かった。
「何で、御守りがいきなり蝶に…。」
私は後ずさりしようとしたが、慌てて尻餅をつく。
「いたっ…。」
「大丈夫か?夜那。」
誠が私に駆け寄る。
「うん。」
赤い蝶は私の正面に来た。
青い蝶は赤い蝶の横に来た。
赤い蝶は、誠の元に行き、誠の肩に座った。
「誠を選んだのかな?」
「俺が選ばれたのか…?」
誠は驚いている。
私は赤い蝶が頷いていると思った。
「絶対、誠を選んだよ!!私はそう思う!!!」
私は自信有り気に言った。
「まぁ…夜那がそう言うなら…。」
誠は私の意見に賛成してくれた。
331
:
燐
:2011/09/10(土) 16:39:00 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は誠の元に行って、赤い蝶に向かって言った。
「蝶さん。貴方はずっと誠の傍に居てやってください。
それが私の願いでもあります。」
赤い蝶は、赤い燐粉を飛ばしながら、頷いた気がした。
「蝶に話しかけてどーすんだよ。喋りもしないのにさ。」
誠は呆れた顔で言った。
「何か今、頷いた気がしたんだけど…。気のせいかな?」
私は首を傾げる。
「気のせい気のせい。勘違いもほどほどにな。」
誠は私を馬鹿にしたような口調で言った。
「もう…。分かりました。」
私はそっぽを向いた。
少し私も我侭になってみたかった。
今まで何でも従ってきた。
今度は少し甘えようと思っていた。
「分かったって。冗談に決まってるだろ。」
誠は笑いながら言った。
「冗談なら、最初から言わないでよ。こ、こっちだってびっくりするんだから。。」
私は少し視線を逸らした。
これでいいよね。
もう、我侭はこりごりにしようと思った。
「はいはい。病室に戻ろうか。」
誠は出口に向かおうとした。
「ま…待って!!!もう少しだけ、ここに居させて。誠は行ってもいいよ。
この景色を眺めていたいんだ。」
私は屋上の柵に手をのせ、景色を見渡した。
「じゃ、俺もここに居る。少しでもお前の傍に居たいからさ。」
誠はそう言いながら、私の隣に来て、景色を眺めた。
私は右手で誠の左手を握った。
「どうした?夜那。」
誠は景色に視線を落としたまま、言った。
「何となくだよ…。そんなに深く聞かないで。」
私は目を泳がしながら、言った。
「そうか。なら、いいぞ。」
誠はそう言って、私の腕を握ってきた。
伝わる温もり。
感じる鼓動。
332
:
明優
:2011/09/10(土) 17:17:30 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
おぉ!!更新されてる!!
今から読むねww
333
:
燐
:2011/09/10(土) 17:54:40 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>うんw
ラブラブ×熱い関係だよねw
334
:
燐
:2011/09/10(土) 20:03:15 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠は心が温かい人なんだね。
この瞬間を大事にしたい。
私は、そう思った。
「あのさ、夜那。」
誠が言った。
「ん?何?」
私は景色から誠にと、視線を変えた。
「俺とお前が旅行に行くじゃん。まず何処行きたい?」
「んー。でも、私は外国とか行った事ないから分かんない。あ!でも、お兄ちゃんなら
知ってるかも。。」
私は純情な言葉で言った。
「お前、お兄さんとか居るのか!?」
誠は驚きながら言った。
「うん。でも、今は外国のフランス?って所に居る。て、私の義理のお母さんが
言ってたんだ。」
「へ〜。俺も姉が居るけど、留学中。そー言えば、最近、彼氏が出来たって騒いでたな。」
誠は不気味な笑いを浮かべながら言った。
「彼氏か…。でも、お兄ちゃんも彼女居るってお母さんが言ってたような…。」
私は、空を見上げて考えた。
「でも、私の愛人は、誠だし。これからもよろしくね!」
私は右手を出した。
「何だよ…。いきなり。。まぁ、いいや。」
誠は左手を出し、握手をした。
335
:
燐
:2011/09/11(日) 10:48:24 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
コメしますw
いよいよ3回ぐらい更新したら最終回でございますw
最終回は感動しないと思いますw
泣けない最終回だと思いますw
はい・・・。←おmww
で、第2期ですが・・少しノートに言葉(会話)を書いているので・・
この物語が終わったら、さっそく書きたいと思いますw
第2期の話は・・まだ極秘ですw
すみません・・・。
旅行の話は入りますw
これぐらいかな・・。
第1期が終わったら、夜那と誠のプロフを公開しますww
お楽しみにw
336
:
燐
:2011/09/11(日) 12:56:29 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「やっぱりこの景色は綺麗だよね。私はこの景色が一番好き。
でも…あと少しで誠とお別れなんだよね。運命はいつでも
気まぐれだよね。」
私は泣きながら俯いて言った。
「でも、運命は最初から決まってない。逆に言えば、最初から決まってる運命
なんて嘘に決まってるよ。」
誠は景色を見ながら言った。
「嘘…。私の中にも嘘はあるのかな。。分かんないよ。
私…。嘘とかついた事ないから。分かんない。分からないんだ。。。」
私は空を見上げながら言った。
「嘘はいけない事だ。でも、嘘は相手を騙す行為にあたる。ま、嘘をついた者は、
それなりの償いは多少あるかもな。」
「ふーん。私には全然分からない。でも、私は誠の気持ち、愛する気持ちに
嘘はない。」
私は振り向き、誠の顔を見ながら言った。
「そうか。俺は姉貴に嘘をつきまくるけどな。」
誠は笑いながら言った。
「そうなの?私はお兄ちゃんにあまり会ってない。私が6歳の時、家を出て行ったから。
今はフランスに居るのかもしれない。。」
「そうか。俺も姉貴には子供の時しか会ってない。俺が4歳の時に家を出て行った。
でも、俺の姉貴はサックスやってて、世界中を回っている。」
誠は自慢げに言った。
「私のお兄ちゃんはギターやってるよ。腕はそこそこだと思う。」
私は馬鹿にしたように言った。
337
:
燐
:2011/09/11(日) 13:05:37 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「ギターか。カッコイイな。姉貴なんてさ、サックスだぜ。
笑えるぞ。アイツの演奏聴いたら。」
誠は馬鹿笑いをして言った。
本当にこんな人が病気なの?
凄く元気だし…。強がってるのかな?
私は誠の身体に縋りついた。
「よ…夜那!!?どうしたんだよ。。急に。」
誠は戸惑いながら焦った顔をしていた。
「もう離れなくない…。ずっと一緒に居たいよ…。なのに、
離れ離れにならなくてはいけないの…?」
私は泣きながら言った。
私の髪が風に揺れる。
「ごめん…。
338
:
ライナー
:2011/09/11(日) 15:55:56 HOST:222-151-086-003.jp.fiberbit.net
コメントするのは金曜ぶりなライナーです^^
もう最終回ですか、いつも燐さんの独特な文章に引き寄せられます!
キャラクターの個性も次々と出てきてまた良い雰囲気です。
最後まで見ていきたいと思うので、頑張って下さい。
339
:
燐
:2011/09/11(日) 16:11:29 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
ライナーs>>ww
はい!最終回ですね・・(-_-;)
更新するのは早いのですが・・。
ま、いい事ですよね←
ありがとうございます!!
340
:
燐
:2011/09/11(日) 19:45:20 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
でも、半年後に会えるじゃねーか。」
誠は笑いながら言った。
「…。誠はそれでいいかもしれないけど…。私はそうじゃない。。」
私は目を瞑りながら言った。
「
341
:
明優
:2011/09/11(日) 20:00:33 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
今は妹さんの番なのかな?
更新、楽しみにしてるよ☆
342
:
燐
:2011/09/11(日) 20:03:34 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>そうでもないw
お風呂は言ってたw
343
:
燐
:2011/09/11(日) 20:19:41 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「私は…私は…嫌だよ…。誠が居ない世界なんて楽しくないよ。。
この世界は孤独と絶望で溢れているかもしれないけど、
私は…それでも構わない!!!!!だって、貴方が居て、私はここに居るから。」
私の純粋な気持ちに誠は耳を疑った。
「!!!?そうか…。俺も、お前が居ないと成り立たないからな。ありがとう。」
誠は私の頬を触り、そこにkissをした。
「……。温かい…。」
誠の温度が伝わってくる。
344
:
志摩 雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/11(日) 20:22:59 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
うおぉー、2人ともラブラブですね〜!
最近誠が最初よりかっこよくなっている気がするw
これからもがんばってね!
345
:
燐
:2011/09/11(日) 20:26:05 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>そやねんww
かっこ良くなってんねんなぁ・・・。
ま、第2期には新たなキャラ登場やしなw
346
:
志摩 雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/11(日) 20:38:17 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
燐>
いいな、うらやましい←
ホント?第2期も楽しみ!
347
:
燐
:2011/09/12(月) 12:42:15 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
何でこんなに温かいの?
でも、誠はたしか…身寄りがないとか言ってたよね。
誠のお母さんも誠の義母みたいなものなの?
もし…そうだとしたら、私……。
私は誠の身体を離れて、泣きながら言った。
「誠は一人ぼっちだったんだね。なのに私…。もう、
いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
私は大声で泣き叫んだ。
頭が変になりそう。
狂ってしまいそう―――…。
何かが私の頭を掻き毟って行くような感じ…。
得体のしれない何かが。。私の頭を。。。
考えたくない。。
私は頭を抱えて、酷く唸った。
「夜那!!!!!」
誠が私に近寄ってくる。
「来ないでぇぇぇぇ!!!!」
私は屋上の柵に背中を向けた。
私はそこから飛び降りようとした。
「私はこの世界で生きていく資格なんてないよ。私の頭はもう変になってる。
狂っている。誰かが私の頭を操作しているみたいにね。誠には分からないよ。
私の気持ちなんて。」
私はそう言いながら、屋上の柵に腰をかけた。
「お前、本当に飛び降りる気かよ!?」
誠は私の行動に吃驚した。
「当然だよ。私に生きている資格なんてないよ。もう、死ぬしかないよ。」
私の言葉に誠は私に近づいてきた。
一歩ずつ。一歩ずつ。。
私に近づいてきた。
「それ以上近づいたら今すぐ飛び降りる!!!」
私は柵に手をかけ、泣きながら言った。
348
:
燐
:2011/09/12(月) 14:35:55 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
それでも、誠は私に近づいてくる。
私を見て無言で近づいてくる。
「来ないで…。今すぐ飛び降りてもいいの?」
私は躊躇なく言った。
誠は私の正面に来た。
私は思い切り誠を睨み付けた。
「飛び降りないのか?」
誠の言葉に私は…。
「……。迷ってる…。何かが私の頭を掻き毟っていった物が抜けていくような気がして…。」
私の身体の力が抜け、地面に倒れこんだ。
幸い、私の頭にはガーゼと包帯が巻かれていたため、頭を打つ事はなかった。
「夜那!?」
誠の声を最後に私は意識を失った。
349
:
明優
:2011/09/12(月) 16:26:07 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
最終回、まだだよね?
まだ全部読んでなくて分かんないんだけど、
これから読もうと思うww
わくわく☆
350
:
燐
:2011/09/12(月) 17:10:45 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「ん…私……。」
私はベッドの上で目を覚ました。
頭が重い。
めまいがするし…。
「夜那?起きてたのか?」
その声に私は横に首を動かすと、誠が笑っていた。
「うん。起きた…うぐっ。」
私は斜めから誠に抱きしめられた。
「誠…!?ど、どうしたの!!?」
私は戸惑った。
「心配かけやがってさ。何でそんな心を閉ざすんだよ…。」
誠は私の背中を摩りながら言った。
「そ、それは…。」
私は口が曇った。
「私のせいで、誠が傷つくのは嫌なんだ。貴方の事を考えると、私の頭が
おかしくなってしまう…。だから、もう私は誰も愛さない。」
私のその言葉に誠は一言言った。
「…。そうか。でも、最後に一つだけ約束してくれないか?」
誠は私の身体から離れ、こう言った。
「俺は今でもお前の気持ちは変わらない。てか、変わる気がないけどな。
でも、俺はお前が好きだからな。いつまでもだ。」
誠は私の頭を撫でた。
「本当にごめん…。」
私の気持ちに誠は冗談半分に言った。
「気にする事ねーじゃねーか。お前が気にしてどーすんだよ。」
351
:
燐
:2011/09/12(月) 17:11:03 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>>さんキューw
352
:
くれよん
:2011/09/12(月) 17:15:33 HOST:p227.net112139158.tokai.or.jp
来たぜ―☆(←
更新楽しみにしてるよb
353
:
燐
:2011/09/12(月) 17:32:01 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
くれよん>>www
thanks
354
:
燐
:2011/09/12(月) 18:39:23 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
誠は私のおでこにデコピンをした。
「いたっ…。いきなり何するの!!!」
私はベッドから降りて、靴を持って病室を出た。
私、何やってるんだろ…。
私は腕を後ろに組んで、廊下の壁にもたれ掛かった。
「はぁ…。」
最近は泣いたり、ため息がつくばかり。
私は迷ってる?
どうして今、あんな事言ったのかな?
許してくれる訳ないよね。
私の心はもうボロボロなのに…。
「あら?夜那ちゃん。どうしたの?こんな所で。」
私は前を向くと、誠のお母さんが片手にバックを持ちながら言った。
「あ…。いえ。別に何でもありません。。」
私は視線を逸らす。
「誠と何かあったんでしょ?喧嘩でもした?」
誠のお母さんの図星に、私は黙り込んだ。
「…。私のせいなんです。私の頭が変になっているせいで、誠に迷惑かけてる
んです。だから、屋上から飛び降りようとしたんです。でも、誠のおかげで
死なずに済みましたけど…。」
私は俯きながら言った。
涙は不思議と出てこなかった。
「そう…。でも、夜那ちゃんの為に誠もやっていると思うの。私は、誠の本当の
お母さんじゃないから分かんないんだけどね。でも、夜那ちゃん。貴方は絶対死んだら駄目よ!!
誠も居るじゃない。皆居るのだから。頭がおかしくなっても、死んだら駄目よ!!
死んでも、何も得なんてものはないんだから!!!」
誠のお母さんは私の肩を持って、言った。
「でも、私…。」
「何があっても死んだら駄目よ!!!どうしても死ぬ気になったら、まず誠の家に来なさい。
いろいろ教えてあげるから。」
誠のお母さんは自信有り気に言った。
「何で、誠の家なんですか?」
私には理解不能だった。
「ふふ。秘密よ。後、誠が好きな事を教えてあげるわ。」
「誠の好きな事?」
私は首を傾げた。
「うん。誠はね。胡蝶蘭って言う花が好きなの。私と一緒にその花を買いに行く?」
「胡蝶蘭?」
私は花の名前とか聞いた事がなかった為、想像がつかなかった。
「ええ。とてもいい花よ。普通の花屋にでも売ってるわ。今から買いに行く?
仲直りの印に。」
355
:
燐
:2011/09/12(月) 18:41:37 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
コメしますw
最終回まであともう少しって言ってましたが・・。
延期なりそうです・・。
長編派なんで;;←こだわるw
最終回までもう少しかかりますw
本当にすみませんw
第2期のタイトルが決まりましたw
それも楽しみにしておいてくださいw
356
:
志摩 雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/12(月) 19:17:09 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
延長だぁーい!!やったね←
2期も楽しみだけど1期が長く読めるのもいいw
357
:
燐
:2011/09/12(月) 19:26:46 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>いや・・急遽、変更なってん;;
358
:
燐
:2011/09/12(月) 19:38:16 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「…。はい。」
私は、誠のお母さんと一緒に胡蝶蘭を買いに行くことにした。
私と誠のお母さんは病院を出て、近所にある花屋に足を運んだ。
病院から徒歩で10分の所だった。
私はシックな花屋に足を運んだ。
扉を開けると、オルゴールのようなベルがなり、オーナーさんが私の前に現れた。
「ようこそ。fiore・giardinoへ。私がオーナーの南です。」
オーナーと名乗る南さんは私と誠のお母さんに名刺を渡された。
「あ…ありがとうございます。」
「で、今日は何の花をお探しかな?」
南さんは私に聞いてきた。
「あ…えっと…。胡蝶蘭を探しに来ました。」
359
:
明優
:2011/09/12(月) 20:18:18 HOST:i114-185-33-87.s41.a005.ap.plala.or.jp
遅くなったけど
延長ありがとう☆
360
:
燐
:2011/09/12(月) 20:31:50 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
明優>.ほいほいww
延長しないととヤバスやからww
361
:
燐
:2011/09/12(月) 20:56:28 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「胡蝶蘭ですね。色はピンクと白がありますけど、どうしましょうか。
ちなみにピンクの花言葉が「貴方を愛します。」で白が「変わらぬ愛」とかですね。」
南さんは、私に尋ねた。
「じゃ、ピンクでお願いします。」
私はそう言うと、南さんはこう言った。
「分かりました。値段は今は半額でございまして、10000円になります。」
そう言うと、南さんは奥に行ってしまった。
「
362
:
志摩 雛菊
◆h28m2qQSeY
:2011/09/13(火) 06:55:00 HOST:PPPbm6194.kanagawa-ip.dti.ne.jp
胡蝶蘭の花ってきれいだよね〜
でも定価が20000円って高いn((ry
363
:
燐
:2011/09/13(火) 11:46:02 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「すみません。胡蝶蘭をバラで欲しいのですけど…。」
誠のお母さんはそう言うと、南さんが胡蝶蘭を持ちながら戻って来た。
「バラですか。分かりました。何本にしましょうか。」
南さんはそう言うと、店の奥に行ってしまった。
「夜那ちゃんは何本がいい?」
誠のお母さんは私に尋ねた。
「えっと…。胡蝶蘭って花自体見た事ないんで…。分かりません。」
私は戸惑いながら言った。
すると、南さんはピンクと白の胡蝶蘭を何本か持ってきてくれた。
「胡蝶蘭はこんな花ですよ。」
私は生まれて初めて胡蝶蘭も見た。
一つ一つの花が大きな花のようになっていて、鈴蘭みたいな花だった。
「綺麗…。」
私は胡蝶蘭に見とれながら言った。
「誰かにプレゼントするんですか?彼氏とか…。」
南さんは笑みを浮かべて言った。
「はい…。喧嘩してしまって。。仲直りの印に買うので…。」
「そうなの。じゃ、少し待っててね。」
そう言うと、南さんは胡蝶蘭の花を持って、奥に行ってしまった。
数分後―――…。
南さんは、花を包んでくれた。
「はい。胡蝶蘭を花束にしました。胡蝶蘭3本と向日葵を2本を花束にしました。」
南さんは笑顔で言った。
「向日葵…?」
「はい!向日葵は夏の花として有名ですよ。今はまだ6月ですけどね。これから夏になりますし…。
この花屋は、一年中の花や種や鉢を売ってあるので。」
南さんは私に花束をくれた。
花束には青いリボンが結ばれていて、花束の中にはカードらしいものが入っていた。
「南さん…。これ何ですか?」
私は花束からカードを取り出した。
「メッセージカードですよ。貴方の思いをこのカードに込めて。」
「私の思いを…。このカードに。。」
私はカードを握った。
「あの…!!ペン貸してください!!!」
私は南さんに申し出た。
「いいですよ。では、こちらへ案内します。」
南さんは私をエスコートしてくれた。
「私はここで待っておくわ。」
誠のお母さんはそう言うと、笑みを浮かべた。
「分かりました。では行って来ます。」
私はそう言って、店の奥に行った。
364
:
燐
:2011/09/13(火) 11:46:33 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
菊>>うんw
高いもので30000〜40000ぐらいするからなw
うんw
365
:
燐
:2011/09/13(火) 12:23:16 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私が案内されたのは、アンティークみたいな部屋に連れてこられた。
壁にはランプが設置されていて、違う世界に居るみたいだった。
その部屋には、渋いテーブルに椅子が4つ置かれていた。
そのテーブルには、キャンドルが置かれていて、とてもいい香りがした。
後、テーブルには皿にお菓子が乗っていたり、何処か別の世界に居るような気分になった。
「凄い、何とも言えない部屋ですね。」
「さぁ、座ってください。お茶を持ってきます。」
南さんはそう言って、この部屋を出て行った。
私は少し遠慮しがちで椅子に座った。
座り心地がとても良かった。
私は花束をテーブルに置いて、カードを自分の前に置いた。
「何か、緊張する。。私…。何であんな事を…。」
私の心の中は何かしらの渦が巻いていた。
366
:
燐
:2011/09/13(火) 12:49:17 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
「あら?どうしたんですか?」
私が顔を上げると、南さんがお盆を手に言った。
「考え事です。大した事ではありません。。」
「そうですか。でも、何か相談出来る事があれば言ってくださいね。
お茶をどうぞ。」
南さんは、紅茶を差し出した。
「あ…ありがとうございます。」
私はそう言って、紅茶を飲んだ。
「美味しいです。」
私は紅茶のグラスを持ちながら言った。
「ありがとう。ペンを持って来たわ。」
そう言って南さんはテーブルに色鉛筆やカラーペンを置いた。
「こんなに…。」
「せっかくだから、飾りつけとか色づけをした方がいいと思うの。」
南さんは笑顔で言った。
「ありがとうございます。南さん。」
私は南さんに礼を言った。
「そう言えば、貴方の名前聞いていなかったわね。」
「夜那って言います。」
私は明るく振舞って言った。
「夜那ちゃんね。私は南。よろしくね。」
「はい!よろしくお願いします!!!」
私は南さんと一緒に作業に集中した。
367
:
燐
:2011/09/13(火) 13:09:43 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
30分後―――…。
メッセージカードは完成した。
「で、出来た。」
私は凄く嬉しくなった。
「さぁ、行きなさい。自分の思いを伝えるのよ。後、また花を買いに来てね。
夜那ちゃん。」
南さんは笑顔で私に言った。
「はい!!」
私は花束にカードを入れ、花束を持った。
私は花屋の玄関に行き、誠のお母さんと共に店を出た。
「ありがとうございました。」
後ろから南さんの声が聞こえてくる。
「またいつか絶対来ます!!!」
私は大声で南さんにもう一度、礼を言った。
368
:
燐
:2011/09/13(火) 15:04:43 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私は急いで病院に向かった。
空は濃いオレンジ色に染まっていた。
もう夕方なんだ…。
温かい風が私に吹いてくる。
私は心に誓った。
私が頭がおかしいとかそんなの関係ない!!!
私は誠が好きなんだ!!!
もう誠から目を逸らしたら駄目なんだ!!
私は泣きながら歯を食いしばり、走った。
私の気持ちに嘘なんてない。
もう誓ったんだ!!!!
私は全力疾走で病院に駆け込んだ。
病院の中に入ると、階段で5階に上がった。
私は誠の病室の扉のとってに手をかけた。
深呼吸をして、開いた。
中に入ると、誠は居なかった。
「まさか…。」
私は病室を出て、無我夢中で屋上に向かった。
階段を上って息が切れるまで走った。
「やっと着いた…。」
何かいつもより遠く感じる…。
理由は分からないけど。。
私は花束を持って、屋上の扉を開いた。
「誠…。」
私の前方に影があった。
私の声に、その人物は振り返った。
「夜那…。」
誠は私を認識出来たのか、近寄ってきた。
「ごめんなさい!!!!」
私は誠の前で頭を下げた。
「…!?」
「私のせいで…。誠を傷つけてしまって。でも、私はもう貴方から目を逸らしません!!
逃げません!!!逃げていたって何も変わらない。何も始まらない。誠と向き合わなくちゃいけない!!
私は、もう逃げません。誠と共に同じ道を歩きます!」
私は正直に自分の思いを伝えた。
「…。夜那が立ち直ってよかった。俺もお前と共に同じ道を歩く。」
誠は笑って言った。
「良かった。やっぱり私は貴方が好き。もうこの気持ちは変わらないよ!」
私は笑顔で言った。
「そうか。」
「後、これ仲直りの印に。」
私は持っていた花束を誠に渡した。
「これ…胡蝶蘭!?何で…。」
「誠が好きな花だって…。聞いたから。」
私は服の裾を持って、泣きながら言った。
「母さんからかよ…。ま、いいや。とりまサンキューな!」
誠は私の頭を撫でてくれた。
「私ね…。胡蝶蘭を選んで良かったって思ってる。誠が喜んでくれて。」
私は後ろを向いて言った。
「そうだな。」
誠は私に寄り添った。
「今って6月なんだよね…。梅雨の時期なのに、雨降らないんだね。」
私は赤い空を見上げた。
「6月20日。明後日は22日。俺の出発する日だ。」
誠は明るく言った。
「そっか。半年後って…12月?冬になるんだね…。私達が会える日って。」
「そうだな。」
「でも、私は明るく見送るから!!!」
私は誠の手を握り、自信満々に言った。
「ありがとう。そろそろ戻るか…。」
誠は言った。
「うん。そうだね。」
私は帰ろうとした。
「夜那。」
誠は言った。
「ん?何…。」
私は振り向いた。
「何でもない。」
誠は照れながら言った。
「そっか。」
私と誠は手を繋いで屋上を出た。
369
:
燐
:2011/09/13(火) 17:43:52 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
私と誠は階段を下り、病室に戻った。
「……。お母さん…。」
私は驚愕した。
私の正面にお母さんの幻覚が見えた。
「どうした?夜那…。」
誠は聞いた。
「お母さんが居る…。そこに。」
私は頭を抱えてうずくまった。
「居ないよ。お前は母親の幻覚を見ているだけだ!!落ち着けよ!」
誠は言ったが、私には聴こえない。
「お母さんはそこに居るんだよ。落ち着けられないよ。。」
私は、頭を抱えて横に振った。
「大丈夫だ。俺が居るだろ。」
私は誠に抱擁された。
「!?…。私…。逃げたら駄目だよね。お母さんにも立ち向かわなくてはならないのに…。
また迷惑かけちゃってさ…。」
私は立ち上がり、零れていた涙を拭き取った。
370
:
燐
:2011/09/13(火) 17:44:53 HOST:zaq7a66c196.zaq.ne.jp
コメしますw
最終回が延期になりましたが・・・。
来週には完結かも・・・。
で、第2期のシークレットボーイが出てきたら、三角関係になってしまいそうなw
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