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星が巡るこの世界で

1月峰 夜凪 ◆XkPVI3useA:2011/07/12(火) 09:48:00 HOST:softbank221085012010.bbtec.net
初めまして、もしくはこんにちは、月峰夜凪(ツキミネ ヤナギ)です。
今回で二作目になりますが、まだまだ初心者です。ちなみに今回は、ファンタジーが書きたいな、という私の考えから始まりました。はっきり言ってどうでも良いですね、はい((

それでは、幾つか注意事項を書かせていただきます。

注意事項
・感想、アドバイスなどはお気軽にどうぞ。しかし、荒らし、中傷などは一切禁止です。
・僅かな時間を見つけては更新、といった感じになるので更新は非常に亀です。亀さんに余裕で置いていかれます(( 
・グロテスクな描写が時々出てくるかもしれません。苦手な方はUターンをお勧めします。
・登場人物から、暴言や良いとは言えない言葉が出てくる可能性があります。こちらも苦手な方はUターンをお勧めします。
・本作には魔法使い、悪魔、吸血鬼などと言ったものが登場する予定です。
・その他、掲示板のルールは守るよう、ご協力お願いします。


それでは、一作目と同じように、物語に少しでも馴染んでいただけるよう、ちょっとしたプロローグです。

舞台は一般の人間の住む『人間界』の裏側に位置する世界、『魔界』。魔界の空気は魔力を持たない一般の人間には有害で、それも一つの原因なのか、魔界という存在は恐れられていた。しかし、時が経つにつれて、人間界の人々からその存在は忘れられていった。
そんな魔界では、最古の魔法使いと謳われる、レオン=グリールが、魔力から生み出す『魔法』という力の発現に成功した。それは『魔界独自の技術』となり、驚くべき速さで発展していった。
そして、これは最古の魔法使い――レオンの弟子である少女達による物語。

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うーん、何か紹介の仕方が前作と似たような物となってしまった気が;

2月峰 夜凪 ◆XkPVI3useA:2011/07/16(土) 08:59:43 HOST:softbank221085012006.bbtec.net

 空色、なんて言われる色は少しも見つからない、まるで画用紙いっぱいに灰色の絵の具を塗りつぶしたような、一面灰色の空。おまけに天気は雨。見ているだけで憂鬱になる者も少なからずいるだろう。
 ――実際一目見ただけで『憂鬱そうだ』と判る表情をした少女がここにいた。
 
 「――暗い。幾ら何でも暗すぎやしないか?」

 魔法系専門の用品店で雨宿りしている少女は思ったままの事を口にする。彼女の名前はスバル。彼女は人間界で生まれながら強力な魔力を持っており、また、最古の魔法使いと謳われるレオンの弟子だ。スバルという名も彼から授かった名であるらしく、本名はスバル自身も忘れたのだが、彼女はこれといって気にしていない。
 スバルは雨に濡れて重くなった自分の服――黒を基調とした服に白のレースが多数付いている、東洋の魔法使いが着ていそうな服を見る。実際彼女は魔法使いなのだが。絞るとデシリットル単位で水が出てくるのではないか、などと思いながら、これまた東洋の魔法使いが身に着けていそうな三角帽子を頭から取る。現れたのは、肩にかからない程度の長さをした赤茶色の髪。スバルは自分の髪が雨に濡れていない事に、ホッと安堵の息を吐く。
 ふと、灰色の空と降りしきる雨しか映っていなかった彼女の視界に、透明のビニール傘が入る。一瞬、彼女は驚いたように琥珀色の目を見開くと、すぐさま前方を見る。そこには、今は梅雨であるにもかかわらず、首にマフラー巻いた、中性的な顔立ちの少年が立っていた。

 「スバルさん、言われたものを買ってきましたよ」

 少年は右手に持っている、薬草やらリンゴやらが入った籠を掲げると、どこか冷めているような調子の声で言う。彼の名前は箱庭小町(ハコニワ コマチ)。スバルといつも共に行動している、いわば相方のような存在で、彼も彼女のように人間界で生まれ、レオンの弟子となった者だ。ちなみに彼は、以前はスバルほど高い魔力は持っていなかったものの、厳しい鍛練を積み、彼女を凌ぐ強力な魔法使いになった努力家だ。その辺りは彼女も一目置いているらしい。
 スバルは「おー、サンキュ。助かったぜ」と言うと、小町から籠を受け取る。その際に、彼女の手が一瞬彼の手に触れる。ひんやりとした、氷のような手――恐らく、小町の使用する『魔法』の影響だろう。

 「さて……そろそろ行きましょうか」
 「ん、そうだな」

 そう言って、二人は歩き出す。先ほどまで降っていた雨はいつの間にか止んでおり、雲から一筋の光が差しているのが見えた。
 
 
 「ここに――師匠がいるかもしれないからな」

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初っ端から長くなってしまった;流石に予想外((


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