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心の氷、涙の音色。

9神夜 優 ◆ptZpvaYoVY:2011/07/02(土) 21:05:15 HOST:i118-16-154-61.s10.a021.ap.plala.or.jp
 額を押さえ伯爵の背中を見つめていると、ふと目の前に鮮やかな金髪が揺れていることに気付いた。
私は顔を上げると、ひんやりとした目つきのカイトが立っていて「リリアちゃん……。ボク、ね……。 ううん、何でも無い」と最後にはにっこりとほほえんだ。
その時、伯爵の姿は既に無く、シン、としていた。私は民衆のことを思い出し顔を勢い良く上げると「ねぇ、カイト!!民はどうしたの……!?」と青ざめたように叫ぶ。カイトは小さく顔をほころばせ「大丈夫。火のない所に非難させておいたよ」と安らぐような癒し系な声で言った。私がにっこりと笑うと、カイトは目を見開いたと同時に笑みを浮かべ「ねぇ……リリアちゃん。ボクね……」と呟く。カイトは私の目線とほぼ同じにして微笑む。

「ボク、リリアちゃんの事、好き、だよ。だから……あいつ(ロイ)に取られるのは…………イヤだ」

「カ……イト?す、き?何……?それ。 やめて……やめて…やめて、嫌、嫌ぁぁぁっ!!」

 耳を塞ぎ、目に涙を貯めて叫ぶとカイトは慌てるようにして「大丈夫。ね、リリアちゃん。ゴメン、ゴメンね」と頭を撫でた。

「………対人ストレス……まだ駄目、か」

 カイトがそんなことを呟いたような気がした。カイトは私の頭を撫で「大丈夫だよ。ボクはここにいるから、好きとか言わないよ、従兄妹のまま………そう、いとこ」と小さく悲しそうに呟く

「大……丈夫。もう……。ごめ……ん、カイト……」

「大丈夫だよ。ボクはリリアちゃんの騎士(ナイト)で良いんだ」

微かに微笑んでいるカイト。私はふと気配を感じた気がしてバッとカイトから離れると伯爵が無表情でユアがニコニコとした表情で見つめていて「軍は止めないよ。だって……、ね?」と言いキュッと手に持っている何かを握り締めた。クシャッと言う音を立たせているなか、ユアは、にやり、と言う擬音が似合いそうな笑みを浮かべ「あっれー?クロチェアールさんとテーリングくん、今………キスしてなかった?」とわざとらしく問いかけてくると、伯爵は目を見開いた


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