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孤独から生まれた本
1
:
Cruel crown
:2011/06/13(月) 21:43:52 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
初めまして!Cruel crownです。
小説を書くのは初めてですが、よろしくお願いします!
この作品を真似て新しいい作品を作るのはやめてください!
厳しいコメントでも、感想でもどんどん書いてください。
よろしくお願いします!
2
:
Cruel crown
:2011/06/13(月) 22:14:45 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
第一章
昼休み、俺は図書室で本を読んでいた。
校庭ではクラスのほとんどの生徒が、サッカーや鬼ごっこをしている。
俺は中学2年生にもなったのに、友達一人いない孤独な毎日を過ごしていた。
俺の名前は斉藤翔太(さいとうしょうた)。勉強も運動も苦手だ。
よく、進学・進級するときに、初めの学活でやらされる自己紹介をするとき、
たいていの人は、得意なことを言うのだが、俺は、得意なことが何もないせいで、いつも困っていた。
今日も、暇な時間をつぶすために図書室に本を読みに来ていた。
周りにいる人は、俺以外ほとんどが一年生だ。
静かに本を読もうとしているのに、一年生は図書室の中で走り回っている。
走るのなら、外で走ればいいのに・・・・
そう思いながら、読み終えた本を棚に返そうと、本棚に目をやった。
その瞬間、不思議な出来事が起きた。
さっき本をとった時に、今読み終えた本が置いてあった場所に、一冊の白い本が置いてあった。
あれ・・・さっきこんな本あったっけ・・・
その本は、背表紙に何の題名も書いてない不思議な本だった。
3
:
Cruel crown
:2011/06/14(火) 16:41:13 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
それにしても、この白い本は何か違和感がある。
この本だけ特別な、そんな感じだ。
なぜだかその本がとても読みたくなってきた。
ゆっくりその本に手をかけてみる。
そして、本を開こうとすると本の間から、一枚の紙切れが落ちてきた。
何でこんなところから・・・・
本にはどのぺージにも何も書いていない。
紙切れには、
「今夜7時、神楽神社(かぐらじんじゃ)に一人で来てください。ずっとあなたのことを探しておりました。」
と書いてある。
神楽神社・・・・なんで・・・俺を探していた?意味が分からない・・・・
でも、退屈な毎日から抜け出せるかも知れない・・・行ってみるか。
4
:
Cruel crown
:2011/06/15(水) 16:18:57 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
その日の夜、家を出ようとしたとき親に声をかけられた。
「正吾どこ行くの?」
「コンビニに、シャーペン買いに行ってくる。」
とっさに思い付いた嘘にしても、地味な嘘だ。
家を出て神社に向かった。
いつもなら人が多い通りに、だれ一人いない・・・
今日は、不思議なことがよく起きるな。
神楽神社の石段の前に来た。ここに来る途中、いつもなら10人以上の人とすれ違うのに、
今日は、一度も人と会わなかった。
石段を登ろうとしたその時、歌が聞こえてきた。
「孤独の中で生きる者 世界を超えて訪れる
蒼天を統べる青き竜 想いを未来に運んでいく
彼の者を呼んだ時の巫女 願いをかなえて歩いていく
呪われたかの国の王 世の人を変えて進んでいく
黄泉の泉 沈む鏡 神の遺跡 継がれる石 幻の山 金の剣
三つ巴のあらそい闇に消え 再び生まれる孤独の本 」
5
:
kalro
:2011/06/15(水) 17:13:24 HOST:nttkyo007103.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp
kalro(カルロ)だよ^^
孤独から生まれた本・・・。いい題名だね。
ちょっと説明的な文章が多いと思ったのが感想だよ^^
でもストーリーは面白いと思う。これから期待してるよ!
6
:
Cruel crown
:2011/06/18(土) 00:14:55 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
「どこから聞こえてくるんだ・・・・」
暗闇の中で聞こえるその歌声は、やけに響いてくる。石段を登り切った時、歌声は聞こえなくなった。
「正吾さん、お待ちしていましたよ。」
その声をたどるように、木の上を見てみると一人の少女がいた。
「おまえは誰だ?何でおれを待っていたんだ?何で俺の事を知っているんだ?」
「私は、クロウ・エメロード。この世界とは別の世界の人間です。」
この世界とは別の世界?そんなのは、アニメや小説の中だけじゃないのか?
「私は、貴方の願いをかなえるためにこの世界に来ました。」
願い?今の俺にそんなものはないのに・・・
「いいえ、そのことに気づいていないようですが、貴方には願いがあります。」
???俺は、心の中で言っただけで口には出してないぞ。
「私は、心が読めるのです。人間だけでなく鳥や水や木々のこころも・・・」
「俺の願いってなんだ?」
エメロードは持っていた扇子を静かに仰いだ。
すると、彼女の周りの木の枝が階段を作っていく。
「木の枝が勝手に・・・・」
エメロードは座っていた木の上から、正吾のもとへ続いているその階段を降りてくる。
「貴方は、ここへ来る途中人と一度も会いませんでしたね?」
7
:
ライナー
:2011/06/18(土) 09:46:51 HOST:222-151-086-003.jp.fiberbit.net
小説見ました^^
文章力が高くて良いと思います!
ちなみに、kalro君の小説のコメントは区切りの良いところで止めた方がいいかと・・・・
雑談掲示板と思われてしまって読者が読気を失いますから・・・・
8
:
Cruel crown
:2011/06/19(日) 22:52:04 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
すみません訂正です。
最初に「俺の名前は斉藤翔太(さいとうしょうた)。」と書いてありますが、
斉藤正吾(さいとうしょうご)に訂正させて頂きます。
9
:
Cruel crown
:2011/06/20(月) 23:57:07 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
エメロードは歩きながら、持っていた扇子を服の中に入れる。
「俺の願いと何か関係があるのか?」
「はい。貴方の願いはこの世界の人々を助けること、そして私はそのための手助けができます。」
「正直に言うと、俺にとってこの世界は特に大切なものなわけじゃない。
でもお前は俺を探していた・・・つまりこの世界の人々を助けることは、俺にしかできないんだろう?」
「この世界と私が生まれた世界「ハルべリア」は違います。ですが、とてもよく似ています。
この世界の人々が傷つけば、ハルべリア人々も傷つきます。私の力だけでは、どちらの世界も守れません。」
エメロードが木の階段を降りると木はもとの形に戻っていく。
「俺は、俺にしかできないことがあるならやる。それだけだ。」
それくらいしかできることはなからな。
「今、ハルべリアでは大きな闇の力によって人々が傷ついています。その影響がこの世界にも及んでいるのです。
貴方には私の力でハルべリアに行き、人々を救ってもらいます。しかし、世界を超えるにはそれなりの対価が必要です。」
「私は、対価を受け取らないと人の願いをかなえることはできないのです。」
「俺が渡せる対価はなんだ?」
正吾はエメロードに決意を込めた言葉で聞いた。
「貴方が私に差し出せる対価は「記憶」です。」
10
:
Cruel crown
:2011/06/21(火) 22:56:23 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
「記憶?」
決意を固めたはずだったが、予想外の答えに正吾は戸惑ってしまう。
「貴方とかかわりのある者たちの記憶から、貴方を消す。それがハルべリアに行くための対価です。」
エメロードは、少し悲しそうな顔をしながら言った。
「俺にできることは、俺の存在を引き換えに世界を救うことだということか。」
正吾はまっすぐな目でエメロードを見つめた。
「これはあなたにしかできないことです。世界を救ってくださいますか?」
「ああ。頼む!俺をハルべリアに連れて行ってくれ!」
エメロードは、何も言わず服の中にしまった扇子を取り出し、
威風堂々としている鳥居に向けて三回仰いだ。
すると鳥居が大きな扉に変わっていく・・・・・
鳥居が扉に変わり終わると同時に、ゆっくりと扉が開き始めた。
「この扉の向こうはハルべリアです。」
正吾は、扉に向かって静かに歩き始めた。
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