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孤独から生まれた本

2Cruel crown:2011/06/13(月) 22:14:45 HOST:KHP222009082198.ppp-bb.dion.ne.jp
第一章

昼休み、俺は図書室で本を読んでいた。
校庭ではクラスのほとんどの生徒が、サッカーや鬼ごっこをしている。
俺は中学2年生にもなったのに、友達一人いない孤独な毎日を過ごしていた。
俺の名前は斉藤翔太(さいとうしょうた)。勉強も運動も苦手だ。
よく、進学・進級するときに、初めの学活でやらされる自己紹介をするとき、
たいていの人は、得意なことを言うのだが、俺は、得意なことが何もないせいで、いつも困っていた。
今日も、暇な時間をつぶすために図書室に本を読みに来ていた。
周りにいる人は、俺以外ほとんどが一年生だ。
静かに本を読もうとしているのに、一年生は図書室の中で走り回っている。
走るのなら、外で走ればいいのに・・・・
そう思いながら、読み終えた本を棚に返そうと、本棚に目をやった。
その瞬間、不思議な出来事が起きた。
さっき本をとった時に、今読み終えた本が置いてあった場所に、一冊の白い本が置いてあった。
あれ・・・さっきこんな本あったっけ・・・
その本は、背表紙に何の題名も書いてない不思議な本だった。


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