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school life 〜スクールライフ〜

6波希:2011/06/13(月) 13:58:43 HOST:szk2-p102.flets.hi-ho.ne.jp
☆日常☆
「おっ2人とももういんじゃん」
「やっほー。遅かったね龍ww」
龍と巳来が教室に入ってきた。
「お前らのコト探し.....」
「どったの菜々海??」
巳来が言葉を詰まらせたから、わたしは、巳来にきいた。
「どーしたもこーしたもねぇ!! ちょっとこい。」
「何?? 折角みんなと話してたのにー。」
「いーから黙ってろ」
その時の巳来はとものすごく怖かった。
わたしは、これ以上巳来を怒らしてはいけないと思い、話しかけなくした。
しばらく歩くと、巳来は立ち止まって後ろを振り返った。

長い沈黙の後、巳来が先に口を開いた。
「お前さぁ、自分の席見た??」
「みたけど何か??」
「それじゃあ、となりの席は見たか??」
「見たよとなりは龍だし、前には菜々海もいたよね。ほかは知らない人だけど。」
わたしは、前が菜々海、となりが龍だったことをしっかりと覚えている。
そう答えた私に、龍はもう一つ質問してきた。
「じゃぁ、お前の左隣は誰だった?? 少なくとも、俺はそいつを知っていた。」
「だれだっけ?? 覚えてないや」 
わたしは、龍の質問をはぐらかした。
その行動が、余計に龍を怒らせてしまったようだった。
「お前は、本当に馬鹿だなっ!!」
「なによっ!! わたしだって、本当はあんな席いやだよっ!」
このとき、珍しくわたしは怒鳴っていた。
「やっぱり、お前は、覚えてるよな、双木 航のこと」
この龍の言葉に、わたしはビクッと反応してしまった。
「忘れようとしてたのに、思い出したくなかったのに…」
「お前が忘れても、俺はあいつのこと永遠に忘れない。」
わたしは、力なく笑った。
「お前の反応も見れたことだし、教室戻るか。」
「そうだね。」
わたしたちは、教室に戻った。教室に入る前、巳来が一言だけ言ってきた。
「もう学校は休むなよ。絶対にだ。」
「うん、わかってる。あんな奴には負けないから。」
「いい返事だ。」
巳来は笑って教室に入って行った。


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