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school life 〜スクールライフ〜

17波希:2012/08/24(金) 19:12:40 HOST:KD106169186101.au-net.ne.jp
☆菜々海side☆
「おっ2人とももういんじゃん」
「やっほー。遅かったね龍ww」
葉月たちは実石の席のところにいた。
もう一度自分の席を見ながら二人に言う。
「お前らのコト探し.....」
でも、言い切らないうちにあることに気付いた。

なんであいつが葉月の隣の席なんだよ!!
葉月の隣の席の奴...
それは高木 瑠以だった
「どったの菜々海??」
俺が言葉を詰まらせたから、葉月が俺に聞いてきた。
「どーしたもこーしたもねぇ!! ちょっとこい。」
「何?? 折角みんなと話してたのにー。」
俺はこの時頭がおかしくなりかけてた

あんなに葉月を傷つけたやつが葉月の隣の席...

俺は葉月が文句言ってくるのもわかったけど自分の気持ちが抑えられなかった。
「いーから黙ってろ」
そういうと葉月が急に縮こまってそれ以上は何も言ってこなくなった。
しばらく歩いて誰も来なそうなところで俺は立ち止まって後ろを振り返った。

葉月もなにも言わず長い沈黙の後、俺は口を開いた。
「お前さぁ、自分の席見た??」
「みたけど何か??」
「それじゃあ、となりの席は見たか??」
「見たよとなりは龍だし、前には菜々海もいたよね。ほかは知らない人だけど。」
俺が聞くと葉月が淡々と答える。
だから俺はもう一つ質問した。
「じゃぁ、お前の左隣は誰だった?? 少なくとも、俺はそいつを知っていた。」
「だれだっけ?? 覚えてないや」 
俺の問いかけに明らかに葉月がはぐらかしたのがわかった。
その行動で俺はマジでキレた
「お前は、本当に馬鹿だなっ!!」
「なによっ!! わたしだって、本当はあんな席いやだよっ!」
このとき、珍しく葉月の怒鳴り声を聞いた。
「やっぱり、お前は、覚えてるよな、高木 瑠以のこと」
葉月が一瞬びくっとしたのがわかった。
「忘れようとしてたのに、思い出したくなかったのに…」
「お前が忘れても、俺はあいつのこと永遠に忘れない。」
俺がそういうと葉月がはははと力なく笑った。

絶対忘れちゃいけないんだ
これ以上あいつの手によって誰かが傷つかないようにするためにも...
「お前の反応も見れたことだし、教室戻るか。」
「そうだね。」
俺たちは落ち着いた頃教室に戻った。
教室に入る前、葉月に一言だけ言った。
「もう学校は休むなよ。絶対にだ。」
「うん、わかってる。あんな奴には負けないから。」
「いい返事だ。」
少し心配していたが、葉月から力強い返事が返ってきたから安心して教室に入った。


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