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しあんいろ

397ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/05/20(日) 12:45:07 HOST:w0109-49-135-6-72.uqwimax.jp

   前レス友達以上恋人未満のつづき!
   今回はさつき視点です(´・ω・)


   友達以上恋人未満(ばーか) sideさつき


「なんなのほんとに……」


 今でも思い浮かべてしまう。
 ゆーくんの顔が近づいて、急に不意打ちでキスされたあの感覚。

 キスされて吃驚してつい走って帰ってきてしまったけれど、ゆーくんを傷つけてしまってないだろうか。

 ゆーくんとは幼稚園の頃から高校生の今までずっと一緒で家も隣同士で。
 学校だってずっと一緒に行ってるし二人で遊んだりすることだって少なくない。


 ――そんなゆーくんと恋人みたいな関係なんて、今までの無邪気な楽しさがなくなりそうで嫌だよ。

 わたしだってゆーくんを恋愛感情で好きなのかもしれない。
 恋人同士になったらすっごく幸せで嬉しいのかもしれないけど、どうしても今の関係を崩したくないのに。


 あんな風にキスされたら、崩したくなくても崩しちゃいそうになっちゃうよ。


「……ばか、ゆーくんのばか」


 自室のベッドにぼふんとダイブしながらそう言った瞬間、突然自室のドアが開いた。


「だーれが馬鹿だって?」
「ゆ、ゆーくん!」


 え? ちょ、なんでゆーくんが此処に?
 あたふたと動揺しながら、それでもゆーくんの唇ばかり見つめてしまう。


「だってさつきチャイム鳴らしてんのに全然気づかねえんだもん、鍵かかってなかったから勝手に入っちゃった」
「か、勝手に入っちゃったってそれ犯罪じゃん! 不法しんにゅ、ん」


 不法侵入だよ、と言いかけたところで突然口が塞がった。
 驚いて目を見開くとまたゆーくんにキスされてて――


「〜っ、どうして」
「だってさつきが俺の唇ばっか見てっから、キスしてほしいのかなって」


 どうしてそんなことするの?、と訊くまでもなく、ゆーくんが微笑んで言う。
 悪戯っぽい笑顔を浮かべるゆーくんにちいさな声で訊いた。


「……本当に好きなの?」
「うん」


 即答するゆーくんにふざけないでよ、と言おうとしたけれど、ゆーくんの目は真剣で真っ直ぐにこっちを向いていて思わず俯いてしまった。


「さっきゆーくんとは友達以上恋人未満って言ったけど」


 そう言いかけてから、わたしから不意打ちでゆーくんにキスする。
 さっきまで自分からキスしてにこにこしてたくせに、わたしからキスしたら顔が赤くなっちゃってるゆーくんに悪戯っぽく言ってみせた。


「こーいう関係もいいかもね」


 遠回しに、ゆーくんの好きっていう言葉の返事をする。
 その瞬間、ゆーくんが突然わたしを抱きしめてきた。


「大好きだよ、さつき」
「わたしもゆーくん大好き」


 これからもずっと一緒だよ。


     -


 案外さっぱりと終わってしまった(´・ω・)
 これはもうLoveletterのさつきじゃないかもです。

 あ、でも転校前のさつきの設定でもいいかも!とか思ったんだけどね。
 よくよく考えればさつきにはレオがいるじゃんみたいな←


 でもレオは未花なんだよなあってことで
 超ネタバレですがゆーくんLoveletterに登場するかもです。


 いえーい!


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