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しあんいろ

222ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/22(土) 17:32:12 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>そらさん

そらさんが泣いたらねここも泣きます何でこんなので泣けるの(´;ω;`)←
うあ、がんばりますよスランプ脱出します!
コメントありがとうございました^^

223ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/22(土) 18:51:10 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (恋の天気予報)

 午前6時起床。
「今日は午後にかけて大好きな人と進展できるでしょう」
 
 午前7時学校へ出発。
「朝練中の大好きな人の姿を見れるでしょう」

 午前8時〜午前11時君を眺める。
「体育の授業中大好きな人は校庭から微笑みかけてくれるでしょう」

 正午12時お弁当を食べる。
「大好きな人が傍に寄ってきてくれるでしょう」

 午後1時、
「大好きな人と進展できるでしょう」
 ―――恋の天気予報は言いました。

 大好きな人に見つめられどきんと胸が鳴る。
 そして恋の天気予報通り大好きな人は言ったのでした。

「好き」

 恋の天気予報はうそをつかない。
 予報通り、わたしの恋は進展したのでした。

   (fin.)

 あまあまーなお話。
 恋の天気予報っていうのは>>220でも一瞬出てきてるよ!
 実はそこからひらめいたお話っていうのはないしょだよ!

224ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/23(日) 14:38:08 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   <お知らせ>

 前からぽつぽつ呟いていたゆうぐれカフェについてお知らせですよ!
 なんと別掲示板に載せることにしましたー(別掲示板というか自分の掲示板)
 なので好きなときいつでも見られます!

 あと、そこの掲示板でよければ皆さんも小説書いてみませんか?
 何個までとか特に決まってなくてつづけられそうなのを続けていけばおうけい!
 まあ覗いてみてください!

 ht★tp://jbbs.livedoor.jp/school/23051/

 ★を消してね!

225ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/26(水) 18:54:24 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (スキキライ、デモスキ?)

「わたし、貴方のこと好きよ!」

 彼女は明るいソプラノで告げました。
 至極楽しそうに、そして可愛らしく口角を釣り上げながら。

「お嬢さん、そんな簡単に好きとか言っちゃいけませんよ」
「そっかあ、じゃあ嫌いだわ」
「………ん、それでいいのです」

「でも、やっぱりそんな簡単に嫌いにはなれないわ」

「……貴方にはそれがいいのかもしれませんね」

「そうね、ならわたし、これから先ずっと貴方を好きでいるわ!」

 彼女はソプラノで告げます。
 至極楽しそうに可愛らしく口角を釣り上げながら。

「LikeからLoveに変わる日を楽しみに待っていますよ」

   (スキヨ)

 セリフおおめの作品にしてみました。
 スランプがつづくなかどんどんどんどん下がってきてでも下がりすぎると別窓で開くからちょっと面倒臭くて……

 一瞬別窓ゾーンまでいってしまったのですが掘り出してきました。
 こういう無邪気系だけど語尾が「好きよ」とか大人びた感じの子好きです、大好きです。

 ねこのあしあとも下がってきたなあ……
 更新しなきゃ(´・ω・`)

 リアで愛ryハムスターが脱走してしまって冷蔵庫のおくに隠れていた件。
 ほこり毛布なんかにしてねてて可愛かったです!

226:2011/10/26(水) 18:58:44 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
来たぜぇぇぇ!!!!

応援してんぜw

227ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/26(水) 19:15:12 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

 ▼ちょっくらお話。

 全くしあんいろにもねこのあしあとにも関係無いお話なんですが……
 小説って何個まで作れるのか、ちょっと気になりますね(∀)

 基本的に二作までだとねここの頭の中で決まっていますがw
 それに前何処かでそう書いてあったような気も。

 間違って立てちゃったときとかは別にいいと思うんですよね。
 削除依頼だせばいいのさみたいな。
 (あ、でもその削除依頼でさえ最近管理人さん忙しいから全く消されてませんね。)

 下げといてあとは削除されるのを待つしかないと思うのですが……

 やっぱり二作までって決まってるんでしょうかね。
 そしてまだ書き終えてない作品があるのに次のスレ立てる人ってなんなんでしょうね(∀)
 ねここは卒業したよ、一歩大人になったよ!ry

 話しを作りこめなかったとかそういうのならいいですけど大体が新スレ立てたいなーとか、飽きただとかそういう無責任なことなんだろうなって。

 もっとこの掲示板がよくなればと思って書いた一言だと思ってね!
 まあこの場でぺらぺらと書きのべちゃったことだからそれに対して意見するなとはいいませんがノ

228ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/26(水) 19:15:51 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

ありがとーノ
燐もがんばれ!

229:2011/10/26(水) 20:57:56 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
ねここ>>応援あざーすww

ねここはやっぱ才能あんでw

恋愛系はww

私の場合、恋愛ガタガタやしなwww

230:2011/10/26(水) 21:05:08 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
ねここ>.それ私もあるわw

何かな・・たまに新作のネタ思いついて無意識の内に書いてしまうねんw

新作スレw

2つ同時には書かれへんしw

大変やw←掛け持ちだろww

231ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/27(木) 17:14:17 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

才能があったらこんなに苦労しないさ(´・ω・`)

新作はねー、思いついたらまずしあんいろで短編にして書いてるからあんまり作ろうとは思わないかも。
2つ掛け持ちしてるけどそんくらいなら大丈夫ノ

まあ更新率は遅くなるけどね(−ω−;)
気分転換にいいんだよ、2つだとw

232:2011/10/27(木) 17:21:41 HOST:zaqd37c5e4d.zaq.ne.jp
ねここ>>私も2つに絞った。

何か私の一番初めの小説はもうボツって感じになったw

233ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/27(木) 18:41:56 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

そかー。

というか今気づいたけれどねこここの掲示板で小説書き始めて一年過ぎてたヽ(*´∀`)ノ

234ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/27(木) 20:26:24 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (恋の魔法にかけられたお姫様は、)

 愛の国のお姫様は我侭で可愛くないお姫様
 恋の国のお姫様は可愛くて可憐なお姫様

 そして愛の国と恋の国のお姫様の想い人は、


 魔法の国の王子様


 そして愛の国のお姫様は言うのです
 「あんなに可愛い恋の国の姫なんかに勝てるはずないじゃない」と

 けれど恋の国のお姫様は告げました
 「愛の国のお姫様だって可愛くて素敵よ?」と

 悲観的な愛の国のお姫様は恋の国のお姫様が何故こんなに可愛く美しいのだろうかと思いました
 可愛くて素敵で美しくて綺麗で、恨めしくて殺したくて、羨ましくて!

 愛の国のお姫様の心の中で起こる様々な感情
 そしてそんな自分がこわくなってきた愛の国のお姫様

 そんな愛の国のお姫様に、恋の国のお姫様は告げたのです。

「魔法の国に魔法使いさんがいらっしゃるのよ」

   (つづく)

235ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/28(金) 18:39:50 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (深海よりもっと、)

 「好きです」「ごめんなさい」
 こんな痛くて苦しくて辛くて悔しくて悲しくて寂しい恋なんて、

 消えてしまえばいいのよ!

 森の奥?
 ちがうわ、そのもっともっと、ずうっと奥よ!

 谷の底?
 ちがうちがう、そのもっと底、地下なんかまだまだ浅いわ!

 空に浮かぶ雲?
 ちがうわ、雲を突き抜けてもっと深く!

 海のずっと奥?
 そんなんじゃないの!もっと深く深く、奥!

 深海よりももっと、深く深く、そして浅いところ。
 
 森の奥なんて可愛いものじゃないの。
 谷の底なんでこわいところじゃないの。
 空の雲なんてふわっとしたものじゃないの。

 もう見えないくらい、ずっとずっと深くて浅くて遠くて近いところに。
 痛い思いをするくらいの辛い恋なんて捨ててしまいましょう?

 さよなら、わたしの初恋。

   (深海どころじゃないわ、もっと奥)

236ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/29(土) 17:40:19 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (白黒探偵団!/ぼくらの探偵事務所)

 古びた今にも崩れそうな外見の建物。
 茶色い木でできたゴミと化している看板。

 そしてその看板には「白黒探偵事務所」という文字が。


「ニーナー!ニーナニーナ!!」
「ん、あずちゃんおつかれー。どした?」

 朝から目覚まし時計のようなニーナの連呼を事務所内に響かせる元気な女の子、あずちゃん。
 そしてわたしがにこりと慣れた態度で微笑んであげると、あずちゃんは嬉しそうに尻尾を振った子犬のような瞳で見つめてきた。

「むむ……ニーナは徹夜しても眠くないんだね?」

 そりゃまあ、慣れてますからーと適当な返事を返すをまたにこりと微笑んだ。
 昨日は事務所のお仕事が忙しくて、皆で泊まり込みで仕事を終わらせようという話しになり全員徹夜というわけだ。

「………ところであずちゃんは?ちゃんと学校の宿題も終わっ………ごめん、聞かなかったことにして。」

 白黒探偵団と女子高生を両立させるっていうのは案外難しくて、あずちゃんみたいな明るくてお調子者の子は宿題をやっていないなんて当たり前のことになるって十分理解していたけれど……

「ごめ、ごめんったら!忘れてっ、宿題なんてないっ、ないっ!」

 宿題という言葉に強く反応してガックリと肩を落とすあずちゃんの姿を見ると凄く焦ってくる。
 必死に誤魔化そうと言い訳をするけれどそれは通用せずに終わった。

「……ニーナ、後で宿題見せてえ……」
「ほい、ほいっ!コナもコナもー!」

 身長が低くてちょっとお馬鹿キャラなコナちゃんまでもがはーい、と元気良く挙手して言った。

 今日も凄く騒がしくなりそうな予感。
 でも、とってもとっても楽しそうな日になりそうな予感もします。

   (つーづーくーお☆ byコナ)

237ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/29(土) 18:27:01 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (白黒探偵団!)

「……ねえねえニーナ、ここの問題よくわかんないんだけど。」

 あずちゃんがシャープペンシルでわたしの背中をポンポンと叩く。
 軽く寄せられたノートに書いてあるあずちゃん独特の可愛らしい字にくすっと微笑むと、ここはねー、と簡単に説明し始めた。

「ねえねえニーナ。」

 次はコナちゃんがポンポン、とシャープペンシルでわたしを叩く。
 あずちゃんよりも叩く力が強くて少し痛いような気もしたけど、なあに?と首を傾げて反応した。

「この問題の答え教えて?」

 沈黙が続く。

「……ニーナ?」

 暫くするとコナちゃんがわたしの名前を呼んだ。
 そしてまあ怒りというか思ったことをズバリと言ってやった。

「あの、コナちゃんはあずちゃんみたいに自分で解こうとかそういう気持ちはないのかな?」
「ないよ。」

 まさかの即答にそか、と小さく呟くと諦めて素直に答えを教える。

「えとね、ここは………」
「ありがとニーナー、助かったお!」

 最近ぱ、ぱーそなるこんぴゅーたあ?
 うん、インターネットにはまっているコナは語尾にたまにお!とつける。

「ねえコナちゃん、○○だお!とかそれってヲタ語とかそーいうのでは……、」
「あー、わたしはそーんなにパソに感染されたわけじゃないから安心してねー。せいぜい一日五時間以上しかやってないし「多いよ!」

 ………ああ、もう手遅れ。
 心の中で呟いたあと、だけどそれもコナちゃんらしいか、と微笑んだ。

 そして今日、一人目のお客さんが。

「そそそ、その、助けてくださいっ!」

   (つづくよおっ! byあず)

238ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/30(日) 17:48:52 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (白黒探偵団!)

「とにかく大変みたいね……どうしたの?」

 お客さんを特に気にすることなく宿題を進めるコナちゃん。
 初めてのお客さんにちょっとばかし興奮気味のあずちゃん。

 そして何故か一人冷静に探偵団の仕事をこなすわたし。

 とりあえず大変だという状況は理解したので、女の子の名前を聞く前にどうしたのか尋ねた。
 するとぐいっと服の袖を引っ張られ、それに続けてあずちゃんとコナちゃんもついてくる、という状態になった。

     ×

「あのねっ、猫が…猫が川に落ちちゃったの!」

 白黒探偵団初仕事、川に落ちた猫を救出せよ!という依頼。
 誰が川の中に入ってまで助けに行くか、相談が必要ねーと後ろを振り向く、と。

「こここコナちゃん?!え、ちょっと飛び込むって、え、……うわああああああああっっ!!!」

 コナちゃんの姿はもう川の中に。
 ということで、猫救出係のコナちゃんが怖いもの知らずということがわかったのでした。

   (つづくよ!…うう、コナちゃん大丈夫かなあ? byニーナ)

239ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/10/30(日) 18:44:41 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (白黒探偵団!)

「ぷはあっ!……うー、びしょ濡れだよニーナ!」

 川から出てきたのは秋と冬の中心のようなこの季節の寒い水を浴びたコナちゃん。
 そして腕の中にはにゃあと可愛らしく鳴く猫の姿。

「うわあああっ、ありがとうおねーちゃん!」

 女の子が心配そうだった表情を緩めにこりと微笑むとお礼を告げた。
 そしてあずちゃんがぎゃあぎゃあ騒ぎ出す。

「コナー!かっこよかったよコナ!でも急に飛び込んだからすっごい心配したんだよっ!!」
「あはー、コナを心配することないのだよあず。」

 相変わらず冷静な態度で水色の長い髪の毛から水滴を垂らしコナちゃんが言う。
 何だかわたし、かっこ悪いような気がする。

「………何よ、コナちゃんばっかり。」

 ついついぽつりと呟いてしまった。
 それに対しコナちゃんとあずちゃんが首を傾げた。

「ほえ?……ニーナ、どしたの?」
「うにゃ?ニーナ、コナが活躍するのやなの?」

 二人の問いに思わず叫んで答える。

「……っ気に入らないのよ!何でわたしじゃなく、陰で頑張ってきたわたしじゃなく表だけで活躍するコナちゃんが騒がれるのよ!」

「うっう、このおねーちゃんこわいよお……」

 女の子が泣き出す。けど、

「わたしの方が泣きたいくらいよ」

 それだけ言い放ってその場を去っていった。

   (つづくおー、……ニーナ、なんかへん… byコナ)

240ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/01(火) 21:04:41 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (白黒探偵団!)

「………コナちゃんなんかきらいよ……あずちゃんだって、」

 自分の活躍の場をコナちゃんにとられた
 たったそれだけのことなのに怒っている自分が嫌でたまらない

「………謝らない、謝らないんだから」

 自分の味方なんて一人もいないと知って強がってる
 何でこんなに醜い人間になってしまったのかはよくわからない

 ただ、自分を慰めてくれる、自分より弱い人を求めている
 それが嫌な人間になっていった道のりなのかもしれないと思った


 そのとき、何処からかコナちゃんの声が聞こえた

「ニーナー!ニーナ、いたら返事し、て」
「きゃあああああああああっっ!!!」

 コナちゃんのいる場所へ走ろうと思った瞬間、河原にいた為滑って川の中にぼっちゃん!
 そして最悪なことに、

「あ、めっ………げほっ、」

 空からは大粒の雨がぼたっと落ちてくる
 川が深くなって流れの速くなる前にあがらなきゃと焦ってしまった為どんどん流されていく

「コナ、ちゃ、!……っコナちゃんっ!!」

 大きな声で叫んだそのとき、流れは速くなり突然深いところへ入ってしまった
 けれどコナちゃんはわたしの存在に気づいてくれて、そのまま川に飛び込む

「ニーナ、ニーナ!!!」

 目の前が真っ暗になっていく―――

   ×

「……ナ、ニーナ……ニーナ!!!」
「ん………」

 目が覚めた頃、そこは白黒探偵事務所内だった
 心配そうに顔を覗き込むあずちゃんの姿、と

「コナちゃん……は?」
「ニーナのことだけ助けてコナだけどんどん流されてっちゃうんだもん、吃驚したよ……」
「え………?」

「だいじょーぶ、この人が助けてくれたよ!」
「ども、」

 ぺこ、と小さくお辞儀をして挨拶したのは、
 男の、人?高校生くらいかな

 それよりすごくタイプ………

   (どちらかというとねこのあしあとよりしあんいろの方が見られてないのでぽつり。
    小説って見てもらうために書いてるのにあまり見ないでとか言っても不可能ですよねww
    真似されるのが嫌だから見るなっていうんならブログとかでパスかけて書けよって感じです、

    誰とは言わない。
    この掲示板の人とも限らない。
    ただの呟きです、このことに関しての批評は受け付けません。



    とか書かれるとえってなるので意見があるのならぜひ^^
    ただ揉め事になりそうな場合は別所で。
    
    呟き失礼しましたm(_ _)m)

241ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/02(水) 19:50:17 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (白黒探偵団!/好きになってしまったかもしれない)

「……ど、どうも………」

 戸惑った様子を見せながらぺこりと小さくお辞儀をする。
 そしてふと気になったことを尋ねてみた。

「あの、コナちゃんは……?」
「コナなら寝てるから安心しな、」

 心配そうなわたしの表情を見て気を遣ってなのかくしゃりと頭を撫でて微笑んできた少年。
 ヤバイ惚れた……なんて思ってると、自然と顔が赤くなってくる。

「……そ、ですか」
「おはー………」

 わたしがこくりと小さく頷いた瞬間
 目の前に小さな女の子が、ていうかコナちゃんが眠たさそうに目をこすりながらやってきた。

「コナ、起きて平気なのか?」
「うん、へーきへーきー」

 ふにゃあと表情を緩める少年とコナちゃんの姿を見てズキリの胸が痛む。
 むっと不満そうな顔をしていると、コナちゃんが少年のことを紹介する。

「えとねえー、この如何にも暇そうな無愛想野郎は駿だよー 
 ネトゲ仲間でもあるし幼馴染でもあるし、あーあと彼氏。とか、なんちてー」

 彼、氏?
 嘘でしょ、コナちゃんの彼氏?

「え……」

   (なんちて☆を聞き逃したニーナ)

242ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/03(木) 21:57:12 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (白黒探偵団!/彼氏とか彼女とか!)

「………許せない、」

 ぼそり、

「え?ニーナ、今何て言ったの?」

 ほんのちょっとだけ、コントロールが効かなくなったようです
 
「許せないっ!何でコナちゃんみたいな子が努力してきたわたしより幸せなの?!」

 溜まりに溜まった怒りが爆発してしまいました
 ごめんね、ごめんなさい
 貴方たちを困らせるつもりはなかったの

「……幸せなんか、努力しても訪れないのね」

 そんなことないよって言って?
 努力の成果は無駄なんかにはならないって、


「……努力と幸せは正反対だよね」

 ねえ、言ってよ


   (つづく)

243ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/03(木) 22:20:14 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (愛してるよBaby)

「ねえ、」
「何だよ?」

 ぴた、
 まるで時間が止まったかのようにわたしたちの動きも止まってしまった

「好きだよ」

 夜も眠れないくらい愛しくて
 好きすぎて好きすぎてたまらない

 なのに、

「ああ、」

 彼はわたしのほしい言葉を言ってくれません

「せめて俺もだよとか言ってくれたらいいのに」

 わたしがこんなに我侭になってしまったのは
 彼のせいなんですよ、気づかない?

 そのとき彼がわたしの傍に歩み寄って告げました


「愛してるよ、Baby」

 ちゅ、


   (なんてベタな言葉なんでしょうか)

うああああ、駄作駄作orzorz
書き直すかもです(´;ω;`)

244ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/04(金) 17:30:34 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (pas、/僕の世界が変わった日)

「ねえ、pasって知ってる?」
「………パス?」

 彼女が何も書かれていない真っ白なノートにpasと書く
 英語が苦手な俺が表情を歪め乍ら当てずっぽうで読むと、彼女は無邪気に口角を釣り上げた

「パスはpassでしょ?これはpas!パって読むのよ」

 くるくるとペンを回し勉強のことなんて一切耳に入らない俺が何故こんなに真剣に取り組んでいるか
 それは恋の力なのか、それとも単につまらないからなのか、自分でも良くわからない

「……ふうん、パ、かあ……」

 けれど何故か彼女に今教えられたことがとても重要なことと思えてならなかった

     ×

 ある日の朝、当たり前のように彼女を家に呼んでゆっくり勉強でもしようかと思った
 けれど突然彼女からのメールが送られてきて、思わず立ち上がってしまう

 ―― ―

 10時20分××発
 ○○○航空24便

 ―― ―

 何のメールかわからない
 けれどとにかく走った

 今の時刻は10時5分
 あと15分で間に合うだろうか

「結衣………っ!」

 彼女の名前を呼びながら自分に大丈夫だと言い聞かせる
 迫ってくる時間に緊張感を抱きながら懸命に走りつづけた

     ×

「………10時18分っ……」

 ぜえぜえと息を切らし時計を確認する
 もうダメかとも思った

 なのに馬鹿な俺はまだ結衣の姿を探しつづけている

「結衣っ!!!!!」

 こんな短時間に探すなんて無謀だと知っている、理解できてる
 でも愛し続けたたった一人の彼女だけは手放したくないんだ

「………しゅ、う」

 俺の名前を呼ぶ声が聞こえた
 ああ、やっと会えた………

「ゆい、ゆいっ……!
 どうしてあんなメール……まさか、」

 結衣の右手に握られているのは携帯だけ
 俺と御揃いのストラップをつけてくれてて、じんわりと胸が熱くなる、けど

「急だけど引越しすることになったの、
 中々言い出せなくてっ……」

 本当は、もっと前から決まってた、とか
 でも話せなかった、とか

「一人で寂しい思いなんかするなよっ……」

 ぎゅっと結衣を抱きしめると、結衣のことを理解できていなかった自分が悔しくて涙が溢れてくる
 そのとき、俺より背の低い結衣が背伸びをして俺の耳元で囁いた

「pasはね、フランス語なの」

 あの日からずっとpasの意味を調べていた
 でも見つからなかった

 けどフランス語とわかり、ついにpasの意味を知るときがきたような気がした

     ×

 ―― ―

 駿、元気?
 わたしは元気だよ!

 pasの意味、もうわかるかな?

 ―― ―

 結衣が引っ越してから3日経つ
 3日振りにメールが送られてきて、少し嬉しくなった

 勿論、pasの意味はもう十分に理解している
 そして結衣が何故俺にpasと教えたのかも、ね


 pas パ
 フランス語で歩みという意味

   (fin.)

 はいごちゃごちゃー\(^p^)/おわた
 そしてpasの意味をもう一度

 フランス語で「歩み」という意味らしいです

 結衣が伝えたかったのは、自分が引っ越しても自分たちの道を歩んでいこうねとかそういうこと。

245ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/04(金) 19:15:07 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (お隣さんは「  」)

 彼の隣にはいつも違う人がいます

 今日は「わたしの友達」、昨日は「部活の先輩」、一昨日は「生徒会長」までも
 たくさんの女の子を虜にしてしまうのです

 明日はだれが彼のお隣さんなのでしょうか
 今度こそは「わたし」であるようにと毎日願っています

 いつしか、遠くない未来
 彼のお隣さんは永遠に「わたし」でありつづけますように

   (fin.)

 なんか可愛い系なのでやる気があれば書き直すかも。
 久し振りにスランプっぽくなくなってきたぞ!ヽ(*´∀`)ノ

246ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/05(土) 16:38:52 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Love Music!)……というタイトルで恋する女の子の歌とかそういう短編を書きたかった
 これから書く予定なのでメモとしてタイトルだけでも。

 設定としては主人公のお名前は妃(きさき)というところくらいしか決まっていない;
 とりあえず今度書くので楽しみにしててください!

247ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/05(土) 21:24:16 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

うああああああああごめんなさい!

前レスでらぶみゅーじっく(めんどいのでひらがな)書くとかいいつつもいざ書こうとしたら書き始めからカッスカスのクッズクズで本当に納得できる作品がつくれませんでした!
タイトルかわいいからがんばりたくて厳しくなる……

もう少し落ち着いてスランプ完全脱出したころにでも書こうかなとか

なんだろう、昔はもっと案とかふつーにでてふつーに書けたのに。
スランプとかこういうことなのだろうかこの野郎

今はねこのあしあとに集中したいとおもいますorz

248ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/07(月) 19:00:32 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Kiss from a fairy)

「ねえ、妖精とか神様とか、信じてる?」

 このたった一言の質問で、わたしの人生が急変した

 つまらない景色、どこを見ても白黒で綺麗な色なんて何処にもないような世界
 本当だったら綺麗に色づいている桜だってわたしから見れば桜が散っているのは灰が降ってきてるとしか思えなかった

 だからね、ちょっと信じてみてもいいかなって
 妖精がいるだとか神様が存在するだとか、非現実的なことでも起こればいいのにってね

 つい答えちゃったんだ

「信じてるよ」

 このときに信じていないと言って妄想を膨らませなければ
 こんなに悲しい思いは、辛い思いは、寂しい思いは、惨めな思いは、

 そしてこんなに嬉しい思いはしなかったのかな

     ×

「はい、花ちゃんにプレゼント!」
「……………は?」

 ある日突然放課後の教室で、友人である葵に小さな小包を渡された
 わたしに不似合いな可愛いラッピングのされた箱に表情を歪め思わず声を漏らすと、葵が可愛らしく口角を釣り上げて微笑む

「妖精信じてる花ちゃんなら気に入ると思ってね!大切にしてくれそうだし!」

 妖精を信じることとこのプレゼントが何か関係あるのだろうかと疑問符を浮かべる
 けれどその疑問を残したまま葵は教室を去っていってしまった

「えちょ、待ってよ葵!………もう、人の話し聞かない子なんだから」

 教室で独り言のように呟きながらプレゼントの箱のリボンを解くわたし
 何だかんだいってプレゼントをもらって嬉しいようで、微かに頬が桜色に染まっていた

   (つづくよ!)

 あとがき

 なんとなく連載だよ!
 タイトルは妖精からのキスって意味だよ!

 やっぱり恋愛モノっていうのは内緒だよ!

249ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/07(月) 19:39:56 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Kiss from a fairy)

 あとはもう箱の蓋を取るだけ
 一体何が出てくるのか正直とてもわくわくしていた

 きゅっと目を閉じ蓋に手を添え、深呼吸をする
 そしてパカ…と覗くように優しく箱を開けると………


「ふあ………、」

 中には小さな物体が

 何これ小人?でも羽はえてるし……
 てことはまさかまさかの、

「妖精………?」

 妖精らしき物体もわたしに驚いているのか真ん丸な可愛い目をぱちくりさせる
 数秒間お互い見つめ合い、やっと妖精らしき物体が話し始めた

「こんちわー!俺、妖精のカイルっていーます!」

 やっぱり妖精なんだ……
 とにかく話しは通じそうでほっと胸を撫で下ろす

「えっと、如月花です……君のことはカイルって呼んでいい、かな?」

 カイルがわたしより年上なのか年下なのかもわからないし
 それにそもそも同じ分類っていうか同じ人間じゃないし

 こんな非現実的なことがあって良いのだろうかと疑問を抱く

 けれどカイルは無邪気に歯を出して微笑み、大きく頷いて告げた

「ん!花って可愛い名前だな!」

 可愛いなんて、わたしには不似合いなのよ
 心の中でぽつりと呟いて、真っ赤な顔で戸惑っていた

 すると突然、教室の電気がつく

「誰かいるのか?」

 ヤバイ、先生に気づかれてしまっただろうか
 ふわりと宙を舞ったカイルを片手で掴み、机の陰になるように隠れた

「………気のせいか、」

 よかった、気づかれなかったみたい
 そう思いながら溜息を吐くと、胸にもぞっとした感触がした

「え?」

 それはまさかまさかのカイルで、手で握り締めすぎたのか苦しくて出てきたらしい

「〜〜〜〜〜っ!バカバカ、バカイル!変態っ!」

 自分の不注意だとはわかっている
 けれどやはり恥ずかしくてカイルのせいにし、出会って早々カイルをポコポコ叩いてしまった

「いてっ、痛いよ花あ!てゆか此処何処っ!真っ暗なんだけど!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ最低!」

   (つづきはwebで!)

 あとがき

 つづきはwebでってのはうそだよ!
 ちゃんとこのスレで見れるよ!

 手首に体重掛けると痛くてたまらないよ!
 どうしよう(´;ω;`)!

250ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/08(火) 17:23:43 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Kiss from a fairy)

「ああもう最悪、本当最悪最悪最悪!変な妖精に出会って早々胸見られるし、何かもぞもぞしてくるし」

 場所が変わって学校の帰り道、家へとつづく見慣れた道路
 むっと表情を歪ませ乍ら不機嫌そうに小道に咲く草花を踏み潰した

「ごめんごめん!ごめんったらあ……いやでも植物に八つ当たりするのはよくないぞ、花!」

 わたしの後ろでパタパタと緩く羽をはばたかせ謝るカイル
 けれどわたしが植物を踏み潰していることに気づき突然真剣な表情でわたしの前に出てきた

「………っ何よ!何にもしらないくせに……バカイル、」

 可愛くないわたしはふいっと顔を逸らして家への帰り道の正反対の方向へ向かった

 瞳から何故か涙がこぼれ落ちる
 そして鞄の隙間から何かカードが落ちた気がしたけれど、振り向くわけにはいかないとその場を離れた


「?……何だコレ?」

 カードには誕生日おめでとうの文字、

   (つづく!)

 パソコンが重いよ!
 大変だよ!

251:2011/11/08(火) 17:26:27 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
ねここ>>はろはろw

蝶ryの方の第1期のエピローグ公開中なんでw

良かったら見に来てください!!!

252ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/09(水) 17:01:24 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

はろーノ
ん、ぜひ見させてもらいます!

253ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/09(水) 18:35:45 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Kiss from a fairy)

「………誕生日、なのに」

 家とは少し離れた人気の無い河原
 川の水に触れられるくらい近づいてぽつりと呟く

「………カイルのばか、」

 たった一つだけもらった誕生日プレゼントに対して怒ってるなんて可笑しいね
 それでも、何故か彼氏でも友達でも何でもない、今日知り合った謎の妖精さんの名前が出てきた

「………さむ、」

 ぽつり、

 空から降ってくる冷たいもの
 それを雨だと認識するとふらりとその場から立ち上がった

 けれど、

「きゃっ……い、た………!」

 地面に敷き詰められた小石に躓き転んでしまう
 しかも転んだ先は川の中、

「げほっ………」

 雨で川の流れが急になり起き上がりにくくなる
 口の中にまで水が流れてくるし、段々川の中に引きずり込まれていくような気もするし

「だれかっ………!」

 いや、いやだ
 誕生日に死にたくない

 いや、こわいよ、嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌!!!!!


 半分っていうかもう足つかないし、溺れたんじゃないかな
 そのとき、突然体がふわりと宙に舞った

「大丈夫か?!花っ!!!」
「げほっ、ごほっ………へ、き」

 助けてくれた人が誰だかわからないけれど、とにかく安心させるようにふにゃあ、と微笑む
 でも聞いたことのないようなあるような、じんわりとくる声が気になりそっと目を開いた

「え、えと、だれ?」

 どきっ、
 胸が高鳴ったような気がする

 知らない人なのかも、あれ?でもさっき花って呼んでたよね?

 疑問を膨らませていくと、わたしを抱きかかえる少年はにかっと無邪気に微笑んで告げた

「俺!カイルだよ!」

   (つづく)

 めっちゃおもいお!

254:2011/11/09(水) 19:38:45 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
ねここ>>うんw

見たら出来ればコメ入れれば喜びます!!←

255ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/11(金) 19:13:33 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (To dear you)

 それはまるで迷子の猫の様でした

     ×

 works それがわたしの名前
 貴方が考えてくれた、大切なもの

 clock それは貴方の名前
 貴方が神様から授かった、大切なもの


「clockさまは名前を考えるのが得意なのね」

 そう信じて疑わなかった
 そんなわたしが単純だと、周りを言うけれど

     ×

 何故、何故だろう
 わからないけれど、最近clockさまがわたしに働けと命じた

「働かなければ出ていってもらうよ」

 大好きなclockさまの笑顔
 けれど言葉だけはわたしに厳しかった

 でも何故急に働けと?
 そう考えるわたしはまるで迷子の猫の様

「………あ、おせんたくのじかん」

 ぽつりと声を漏らし時計を見つめると、時計がclockさまに思えてきた
 いつも見守られてる、そう解釈をしたかったけれどそれは無理


 どちらかというと、見張られているような嫌な気分

     ×

「clockさま、時計を外したいわ」

 貴方に見張られているようで嫌なの
 気持ちが悪いの!

 いくらお願いしても、clockさまは良い返事を返してくれなかった

 それでも時間は訪れる

「………あ、おそうじのじかん」

     ×

「こんばんは、おはようございます」

 意味のわからない挨拶
 けれどにこりと目の前で微笑む彼は至極楽しそうだった

 彼の名前はyouというらしい

 神様から授かった素敵な名前だと、作り笑いを浮かべて呟いた
 心の中でわたしの名前はclockさまからいただいたものだと思い乍ら

 けれど彼は言うのだった

「そんなことない、worksだって神様から授かった大切な、素敵な名前だよ」

 お世辞でも嬉しかった
 そしてわたしは貴方に恋をする

   (つづく)

256ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/11(金) 19:14:17 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (To dear you)

 youがある日、わたしに一言告げた

「worksの心の鍵は何処にあるのかな」

 you曰く、わたしは心の扉を閉め切っているらしい
 その扉には鍵が掛かっていて、鍵はわたしが持ってるわけではなさそうで

「わかりません」

 キッパリと言い放つと、心の鍵ならそこらへんにあるなんて思いながら掃除を始めた


 どうしたら鍵が見つかる?
 掃除をしていたら棚の上にでもあるのかしら

 そんな、のんきなことではないのにね

     ×

「王子様と呼んでくれないか」
「王子様、ですか?」

 clockさまの一言に深く首を傾げる
 わたしは王子様というのをよく理解していなくて答えられなかった

「王子様というのは愛している相手のことを言うんだ
 worksは僕を愛しているだろう?」

 clockさまを……愛してる?
 違う、違うわ!そうじゃない

「わたし、clockさまのこと、好きよ
 でもね、愛してるとは違うの……友達としてという意味かしら」

 この言葉がclockさまに嫌われるキッカケだったのかもしれない

「……僕はお前なんかを友達として見ていない
 もう働かなくていいよ、出て行け」

 出ていくということが何かわかっている
 追い出されたということだとも
 帰る家のないわたしはどうすればいいの?


 さよなら、clockさま

   ×

「………さむいわ」

 ぽつりと呟いた瞬間、口から白い息が出てきた
 ほわっと広がる白い息は何処か暖かそうなイメージを持たせる

「…………あ、おひるねのじかん」

 クリスマスツリーの隣、もっとずっと奥に時計台がある
 その時計はまるでわたしを見張るclockさまのようだった

 けれど時間が経ったのを教えてくれる

「……外だけれど寝ましょうか」

 ただ一人、独り言を呟いては寒く雪が積もる中深い眠りに落ちていくのだった

     ×

「works!おい、大丈夫か?!」

 わたしの名前を呼ぶ声
 大好きなyouの声

「ん、………っさむい」

 立ち上がろうとすると手には氷がはっていそうな冷たさが走る
 そしてそのわたしを暖めるようにyouが抱きしめてくれた

「………you、貴方ね」

 わたし、わたし
 youに言いたいことがあるの


「youはわたしの王子様よ」

 心の鍵をプレゼントしましょう

   (fin.)

 あとがき

 つづくかもしれなくてでもつづかないかもしれない
 結構好きな作品です

 ちなみにー

 clockというのは時計という意味
 workaは働くって意味です!
 youは貴方とかそういう←

 ある曲を聴いてて思い浮かんだ
 タイトル変えてシリーズ化するかも(ω)

 書いてて楽しかったです
 worksちゃんかわいいよー自分で書いときながら

257ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/12(土) 18:52:21 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (The sky)

 空の様に透き通った淡い水色の髪の毛を挑発的に揺らす彼女
 真っ白で何も書かれていない自由帳に髪の毛と同じ水色のペンを滑らせLoveと書くと至極楽しそうに口角を釣り上げた


   (空の様な貴方を愛している)

      ×

「そら、愛してるよ」
「ねえ…それ正気?」

「まあ、わたしもそらるを愛してるけどね」

 そらる それが俺の名前
 空のようなおおらかな人になりますようにと願いをこめて付けたらしい

 そら それが彼女の名前
 名前のない彼女に俺が名前をプレゼントした
 由来はそら独特の淡い水色の髪の毛

 初めて会ったとき思ったんだ
 彼女はなんて綺麗な髪を持っているのだろうと

 無意識にそらと呼んでしまって、それが広まってか今は皆彼女のことをそらと呼ぶ

「………そら、」
「なあに?そらる」

 ふいに思い出したこと
 俺、誕生日明日だ

 そんなのどうでもいいことだけれどそらには祝ってほしくて教える

「明日俺誕生日なんだ」
「え、そうなの?!なら誕生日プレゼント準備しなきゃ!もう、全然教えてくれないんだから」

 突然焦り出すそらが可愛い
 でも、でもね

「いや、俺はプレゼント欲しくて教えたわけじゃないからいいよ」
「でも本当は欲しいんでしょう?」
「………まあね、」

 そらは俺のこと、何でも知ってるように思えてくる
 心が繋がって以心伝心してるみたいな、すごく心地よくて大好きな奴

 愛してるとは、まだ伝えるときではないけれど


   (好きだとか嫌いだとか、今はそういうんじゃないんだ)

     ×

「ハッピーバースデー、そらる!」

 翌日の朝いちばんに、そらがお祝いしに来てくれた
 そらは朝苦手だとあれだけ言っていたのに、なのに俺の家まで会いにきてくれたんだと思うと嬉しくなる

「ありがとな、そら」
「んー、誕生日プレゼントはね、あんまり好みじゃないかもしれないけど、」

 女の子らしいそらとはまた違ったイメージ
 そらとか俺らしい水色の包み紙に青いリボン、中の箱は真っ白

「あのね、中身もだけど見た目にもこだわってみたの
 箱とリボンは空……んと、そらるみたいなの。白い箱は雲でわたしのイメージよ」

 箱とリボンが空で俺みたいなの……?
 よくわからないそらの言葉に首を捻ると、一生懸命説明し始めた

「あの、そらるはわたしを包み込んでくれた大切な人で、えと……
 だからね、包み紙はそらるとイメージカラーの水色と青にしたの」

 俺がそらを包み込む、とか
 俺が包まれたんだよ、そらに

 じんわりくるそらの言葉に微笑むと、箱の中身が気になり開けてみた

「ぴあ、す………?」

 まず最初にピアスが目に入った
 淡い水色に輝くダイヤモンドのようなピアス、でも片方だけ?

「あの、ピアスはわたしと御揃いでつけれればなって……」

 そらとの御揃いは初めてではない
 髪の毛の色とか瞳の色とか御揃いだし
 でも、物での御揃いは初めてだと思うと嬉しく感じた

「あとこれ、バースデーケーキ、と……」
「……しー、でぃー?」

 バースデーケーキに目を輝かせるとその次に目に入ったのはCDだった
 それを手に取り見てみると、淡い水色の空に雲をイメージした白でSoraraと書かれている

「……今度ね、CDを発売することになったの
 だから、発売日よりはすごく早いんだけどプレゼント!」

 嬉しかった
 何もかも、全部

 早速ピアスを手に取り耳につけると、御揃いだと自然と表情が緩くなった

「ありがとう、そら」
「うん、じゃあそろそろわたしは帰るね!また後で、誕生日会のときに会いましょう」

 嗚呼、もうこれでお別れか
 まあまた後で会うんだけどね

 玄関までそらを見送る
 そして手を振ろうとした瞬間、俺の頬が突然暖かくなった

「……え?」

 キス、?


 突然のキスに驚く
 けれど嬉しさもあって、手を振り乍らも固まっていた

「さっきのキスはプレゼントのオマケよ
 じゃあね、そらる!」


   (キスなら俺からしたかったのに、)


 あとがきー。

 タイトルは空という意味(確か)。
 つづきますめちゃくちゃつづきます!

 そらさんとそらるさんとあともう一人女の子の物語
 今回でわかるようにそらとそらるさんはラブラブですが

 最初の×の前に書いてある言葉、
 結構力作というかがんばった!

 これからがんばりますよノ

258ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/13(日) 10:25:21 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Tha sky)

「…………そら、」

 愛おしい、彼女
 ピアスに触れるたび彼女と触れ合っているような気がして暖かい気持ちになる

 さっきのキスで今年分の幸せを全て使い切ったかもしれないと苦笑していると、もう一度玄関から効果音が聴こえた
 ピンポーンというクイズに正解したような可笑しい効果音に幸せな俺はくすりと表情を緩めるとドアを開けた

「そ、そらる、ごめんね
 こんな朝早くから……でも、どうしてもいちばんに渡したくて、」

 玄関の前に立っていたのは百花だった
 百花がきゅっと抱きしめていたのは恐らく俺にプレゼントであろう水色の箱
 嬉しい筈なのに、そらのときに感じた暖かい気持ちはなかった

「とりあえず上がってく?」

 にこりと作り笑顔を浮かべ乍ら百花の背中に触れた
 その瞬間、百花の頬は赤く染まったけれど、

 気にしないようにしよう


   (好きという気持ちに気づきたくなかった)

     ×

「………そらるの部屋、久し振りに入る」

 俺の部屋を見渡したあと、百花は無邪気な笑顔を浮かべて言った
 それに釣られて俺も微笑むと、ずいっと百花が抱きしめていた箱を差し出される

「あの、ね!誕生日おめでとう、そらるっ!
 これ、誕生日プレゼントだよ、今見てみてっ!」

 水色の箱に白いリボンで飾られたもの
 正直嬉しくてリボンを解きすぐに箱を開けると、そこには予想できていたけれど、


 片方だけの水色のピアス

「ピアスは御揃いでつけたく、ってあれ…そらるもうピアスしてたんだね、色似て、………え?」

 無邪気に微笑む百花だけど俺の右耳だけにしかピアスがついていないことに気づき言葉を止める
 そして俺が気まずそうに説明した

「あの……さっきさ、百花が来る前にそらが来たんだよ
 それでそらと御揃いのピアスを………」

 嗚呼、やってしまった
 説明した瞬間百花が泣いてしまった

「……わたしのピアスは、つけられないっ……?」
「…………………………ごめん」

 長い沈黙のあと、ただ一言謝った
 ごめんな、百花



「俺はお前を愛せない」

   (ぐだー つづく)

 ぐだぐだぐだぐだ

 もっと昼ドラ展開にしたかった
 けどなんかスランプ脱出できないってのがねここ

 そらとかそらるとかキャラお気に入りなのにー
 そらるさんかっこいいっす、自分で書いときながら←

 まあかわいいとかかっこいいとかおもうのは仕方ないよ
 自分の好みでつくったキャラなんだから好きになるもんだよ
 百花ちゃんは好きだけど悪役になるかも(´;ω:)ョョョ

 最後に言おう


 そらになりたい!

 いやだってそらるさんにも愛されていいじゃん?←
 そらって得しそうなキャラだし何よりかわいry

259ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/14(月) 17:43:34 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (うそつき、あいしてる)

「愛してるよ」

 なんで、何でそんな言葉簡単に言えるのでしょうか
 うそでしょう?わたしなんかを愛してるだなんて

「………うそつき」

 あなたみたいな素敵な人に愛されてたらわたしもっとたくさんの人に愛されてるわ
 あなたみたいな素敵な人に愛されてたらわたしもっと恨まれてるわ
 
 あなたみたいな素敵な人に愛されてたらわたしもっと幸せな人生だったわ

「嘘じゃない、本当だよ」

 そんな重みのある言葉、簡単に言わないでください
 わたしを一生好きでいる自信なんてあるのですか?

「わたしをこの先ずっと好きでいると断言できないのならもう愛してるなんて言わないで」

 キツく言い放った
 これくらい言わなきゃ言うこと聞かないんだもの

 なのに、きみってひとは


「愛してる!」
「っ、だから!愛してるなんて、」

「ずっと好きでいるって断言できるから、愛してる!」

 どうやら彼には勝てないようです

 何よ、わたしだって、


「愛してるよ」

 うそつき、あいしてる

   (あいらぶゆー)


 え、ちょっと何なのこれ?
 うそつきあいしてるとか何なの馬路でちょっとww

 上のような気持ちが浮かび上がってくる作品でしたね!
ねこのあしあとがもうちょっとで200いきそうで正直焦ってます(;^ω^)

 そしてなかなかレス数の上がらないしあんいろに焦ってます
 焦って更新するもんじゃないけど、ねこのあしあとには抜かされたくないっていうなんか(´・ω・`)

 でもしあんいろ書き始めたもう五ヶ月とちょっとですよ
 よくがんばれたなここまで

 自分で自分を褒めてあげようヽ(*´∀`)ノ

260ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/15(火) 16:44:45 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

 ▼ごめんね!

 前書いていたTha skyなのですが、今振り返ってみたらもの凄く雑だなw
 ということで、タイトル変えてもう一度、丁寧に調べるところは調べて書き直したいと思います

 まずそらがそらるさんにピアスあげてるところから間違ってるw
 アクセサリーの意味とか調べてもう一回挑戦するのでお楽しみにね!


 そらとそらるの出会いとかも、ちゃんとやろっかなって。
 だから結構真面目にやるかもな
 がんばるぞ(`・ω・´)

261ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/15(火) 19:12:05 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (The empty sky/※グロテスクな表現が苦手な方は其れをご了承の上ご覧ください)

 空の様に透き通った淡い水色の髪の毛を挑発的に揺らす彼女
 真っ白で何も書かれていない自由帳に髪の毛と同じ水色のペンを滑らせLoveと書くと至極楽しそうに口角を釣り上げた


   (そらとそらるの恋物語)

     ×

「っ、く」

 彼が、刺した?

 片手には鋭い短剣の先、突然左肩に走った言葉にならないほどの苦痛
 そして、


 彼独特の青い髪の色


「………ごめんな、そらる
 お前を刺すことになるとは思わなかったよ、」


 俺だって、
 お前から刺されるとは思わなかったよ


「最期だ、そらる――――っ?!」


 左肩の次は左胸、心臓のあたりを目掛けて短剣が降り下ろされる
 もう終わりだと思ったその瞬間、!


「人殺しはよくありませんよ」


 意識が朦朧としてそれからのことはよく覚えていない
 けれど一瞬、目の前に淡い水色の空が広がっていたような気がする


   (呼吸さえもできないくらいの苦痛はどこへやら、目の前には青空が広がっていました)

     ×

 あれから数日後、左肩を動かすとまだ悲鳴にならないほどの苦痛が走るとはいえ回復はしてきた
 数日前は痛みに耐え切れず倒れ込むこともあったくらいだし、今の俺にとって倒れないだけでかなりの回復だと医師は言っていたし、よかった

「………ライ、」

 俺の大事な親友
 俺の大事な幼馴染


 あのとき俺を刺した奴


 最近よく、彼の顔を思い出しては何か心の中で悲しさと憎しみの感情が渦巻いていた

 自分を傷つけたから復讐として彼を殺そうとは思わない
 ただ、今まで通りの親しい関係でいられないと考えると少し寂しくなるだけなのだけれど、

 こんなに辛い感情になるの、初めてだ

 そう考えると突然物事が大きくなった気がしてより一層悲しさと寂しさが深まった
 ああ、今考えたって何もない

「……考えんのやめよ、」

 ぽつりと独り言を呟きふいに目を遣った先は病院の窓の奥の空
 其処には何処かで見たような淡い水色の青空が広がっていた


「…………空、……っそうだ、空!」

 淡い水色で空みたいでゆらゆら揺れていた
 海?違うな……なんだろ、

「……思い、出せない………か、」

 まあいつか思い出すだろうと気ままな考えを持ち諦めた俺は突然襲いかかった睡魔に負けて小さく寝息をたて始めるのだった
 後から看護師から怒られたのだが、窓は閉じているものの椅子に毛布もかけずに寝ているのは寒いと実感した一瞬でした

   (つづく!)


 楽しんでいただけたでしょうか?
 そらるさんsideのお話ー!

 お気づきの方も少なからずいると思われますがネタバレを含むのでここから先は其れをご了承の上ご覧くださいませませ!





 うんと、そらとそらるさんはもう出会ってます!
 そらるが頭を悩ませる淡い水色の空、それはそらの髪の毛のことです。

 ……かなりのネタバレごめんよ!
 これからもつづきをお楽しみにね!

262ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/16(水) 16:35:41 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (The empty sky)

「……………空、か」

 空は淡い水色で雲一つ見えない、これが快晴というものだろうか
 それに左肩の調子も良くなってきたし、外出しても良いと許可が出たし

 それで早速、街へやってきたのだが、

「………此処何処だっけか、」

 久し振りにこんなに外出した為一気に街の地図が頭から吹き飛んで場所がわからなくなる
 これが迷子という奴かと溜息を吐くと、とにかく道を聞かなければと考え周りを見回した

「……あの、何かお困りですか?」

 何処からか聞こえてくる声
 声の主へ目線を向けると、懐かしいというものではないが強い刺激があって目を見開いた


 淡い水色の髪の毛を挑発的に揺らし、優しげなブルーの瞳を持つ少女
 肌は雪のように白く林檎のような赤らみがのっている

 そして何より、髪の毛と瞳の色が同じだということ

「あ、の……何処かで会いませんでしたか?」

 一度その素敵な髪の毛を見たような気がする
 何処でかはあまりよく覚えていないけれど

「そらるさんは忘れたって仕方無いんです、だって倒れてしまったんだもの………
 わたし、そらるさんが悩みに悩んでいる淡い水色の空の正体ですよ?」

 理解したかと聞かれてはいと答えたらそれはそれでうそになる
 けれどいいえと答えるのも少し違うような気がして、えーと

「つまり、そらるさんが見た淡い水色の空はわたしの髪の毛のことだったんです」

 そんなことよりっていうかそれも大切だけどそれより気になるのが、

「あの、何で名前を?それに淡い水色の空のことで悩んでるって、何で知ってるんですか?」

 流石に此処まで自分のことを知っていたら警戒はするよな
 でも一瞬どころじゃなく今でさえ、彼女の美しい姿にどきんと胸が揺れてる

「……え、と、名前はそらるさんを刺した方が呼んでたのを聞いて……空の件に関しては看護師さんに、」

 俺が単純なのか彼女の説明が詳しかったのか、
 俺の警戒心は一気に消えていった

「……そっか。君、名前は?」

 この質問はやばかっただろうか
 彼女は一気に表情を曇らせてしまった

「………あの、わたし……名前が無いんです」

 は、?

 少し、驚いた
 いやだって、え?その……、

「………あーもう!俺の頭じゃ何にも考えらんないや!
 君の名前つけていい?」

「ど、うぞ?」

 勢いに任せた台詞に驚く彼女だがこくりと頷き許可を得た
 何にしようかと考え目につくのはやっぱり髪の毛

「………そら、ってのは?
 だって俺と御揃いじゃん、髪も瞳の色も!だから名前も、御揃い!」

 にかっと悪戯っ子のような笑みを浮かべると、彼女が至極嬉しそうな表情で告げた


「ありがと、そらる」


 親しくなるってのは嬉しいことばかりで
 敬語を使わないでくれたそらに満面の笑みを浮かべ返した

   (つづく!)


 そら 命名そらる
 名前は大切にしなきゃいかんぞ(`・ω・´)!

263ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/17(木) 16:16:51 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (The empty sky)

「そらる、いる?」

 そらと出会って数週間後、その関係はかなり親しくなってきた
 最初から恋心を寄せていたのは俺のほうだけど、そらも結構好いてくれてるのか毎日病院に通い出来事を話してくれる

「左肩、よくなってきた?」
「ん、毎日そらが来てくれるから、」

 もうじき退院もできるようで、本当によかった
 そして退院したらもっとそらと一緒の時間を増やすつもりでいる

 ほのぼのと会話を繋げていくと、突然病室の扉が開いた

「失礼します、そら、調子は?………って、」

 お見舞いに来てくれたのはサキ
 エメラルドグリーンの長髪を二つに結んでいる彼女は此処に来たばかりの俺に優しくしてくれた人
 そらに対する気持ちのように特別好きというのはないけれどかなり信頼している

「え、えと、今タイミング悪かった、かな?
 ごめんね!渡したいものがあったから、……用が済んだらすぐ出てくね!」

 あわあわとその場であわてだすサキにぷっと笑みを零した
 そらは人見知りなのか、少し緊張している様子を見せる

「大丈夫だよ、サキ!ゆっくりしていきな、」
「………そらるがそう言うなら……って、でも此処貴方の家じゃないから早めに退散するわよ!落ち着かないし、」

 うぐ、
 そう言われれば此処は俺の家じゃない、けどさ

「いやー、でも結構此処にいるだろ?俺
 だからか知らないけど慣れちゃってさー……あ、でも此処だけの話し飯は不味い!」

 ご飯とか、病院だからかな、めちゃくちゃ白いんだ
 白いものだらけのこの空間に慣れていった俺が不思議だなー

「……そらるの、そらるの髪の毛が淡い色だから白に合うのかもしれない……だから、そらるは自然ととけ込めるようになったのかもね………、」

 いつもの無邪気なそらとは違う、大人しい雰囲気でそらが呟いた
 するとサキが不思議そうにそらを見つめ尋ねる

「えっと……この子は?」
「ん、ああ……そら、だよ、」

 そらと名前を呼んだ瞬間、少し緊張した
 さっきまでサキと話してたから、急にそらと話すのに切り替えるのはまだ難しい様で、

「そっかあ、そらちゃん、ね!
 わたしはサキ!そらるの友人です、」

 そらるの友人とサキが言ったとき、そらが溜息を吐いたのがわかった
 はあとかじゃなくて、ほっとしたような感じ

「えと……サキさん、よろしくおねがいします、」
「サキでいーよ、よろしくね、そらちゃん!」

 ………こういう女子同士の関係って、複雑だよなあ
 そんなことを考えながら、楽しい一日を過ごしたのであった


   (サキちゃんとーじょー!)


 サキちゃん可愛いですサキちゃん
 イメージキャラクターは、えと……内緒ですry

 知ってる人は知ってる、ていうか知らない人はあんまいないんじゃないかな…
 でも、気づく人は少ないと思う!

 そして相変わらずそらるさんいいですな!
 とりあえず今のところ小説も好調だしこの調子でいけばどろどろな昼ドラ展開も夢じゃないよ!←

 てことで(最悪な)宿題を終わらせて(ちょっと恐い)お医者さんにいってからまた後でか今度更新します!
 ………宿題やめよっかn(((

264:2011/11/17(木) 17:39:08 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
何やこれww←少し興奮中w

一人称は俺かw

男かぁぁぁぁ!!!!!!

265ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/17(木) 18:12:27 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

興奮、だと…(`・ω・´)←
そらるさんは男ですよー

266ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/17(木) 20:22:35 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (The empty sky)

「……あ、あの、ね
 そらるに相談したいことがあって……」

 そらと話しているうちに何か思い出したのかあ、と声を漏らすサキ
 相談とは一体なんだろうか?首を傾げ乍ら微笑むと、サキが申し訳なさそうに告げた

「楽しくお喋りしてるところすごく申し訳ないんだけど、あんまりそらる以外の人に聞かれたくないの……」

 言いたいことは伝わった
 けれどあまり優しすぎるサキの性格からしてハッキリと言えないのだろう

「そっか!じゃ、またな!そら、」
「………え、あ、うん……じゃあ、ね」

 そらが病室から出ると、サキはにこりと微笑んで俺に箱を差し出した

「誕生日、今日だったでしょ!」
「え、あ……!」

 どおりで。

 いつもより可愛らしいサキの格好
 そして差し出されたプレゼントの箱

「覚えてなかった?」
「いや、すっかり忘れてたよ……あれ?てことはサキの誕生日って明日?!」

 俺とサキの誕生日は一日違い
 ヤバイ、それさえ忘れてた!

「……あの、それ、でね……!
 そらるの誕生日プレゼントにブレスレットをいれたから、御揃いのをそらるにもらえたらなって……!」

 なんでだろうか
 俺はそらに恋をした筈じゃないか?
 なのになんで、今こんなにドキドキしているんだろう

「……うん、御揃いにしよっか」

 今の真っ赤な顔を見せたくなくてぎゅう、とサキを抱きしめる
 自然の行為であったとはいえ、これを誰かに見られたら説明しがたいな……


「………え……そら、る?」

   (そらさんとーじょー!)


 サキちゃんとそらるさん結ばれればいーのにとか思いながら書いてたらこうなりました←
 いやー、わからないもんですね小説ってww

 そしてぎゅーしてるところをそらに見られたところでおわった!
 本当にそらとそらるの恋物語になるのだろうか、不安だ(`・ω・´;)←


 とにかくつづきもお楽しみにね!

267ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/18(金) 16:41:20 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (The empty sky)

「………ご、めんなさい」

 サキを抱きしめる俺の姿を見てしまったそらは小さく謝罪を述べ扉を閉めた
 そして、もう一つカチャ、という効果音が……まさか、

「鍵……かけられたかもしんないっ!」

 よくよく確認してみればロッカーの上に置いた筈の鍵がないじゃないか
 試しにドアノブに手を掛けてみると、

「開かないっ……!」

 病室は内側からのロックも外側からのロックも鍵さえ持ってれば簡単にできる
 けど逆に、鍵を持っていなければ何もできない。もちろん、開けることも………

「………ど、どうしよ……そらちゃん、もう帰っちゃったかな……」
「まだ、いるよ」

 サキの不安そうな声に反応したように、ドア越しにそらが呟いた
 そしてまるで語りかけるように話し始める

「鍵、間違えて持ってきちゃって……返そうと思ったんだけど…ごめんね?邪魔しちゃって……」
「何で鍵かけたんだよっ!」

 サキが不安そうな顔してるだろ
 そんな勢いで話し掛けると、そらはくすりと笑みを零したのがドア越しでもわかった

「だって、二人でゆっくりお話がしたいんでしょ?
 それなら……鍵くらい閉めておかなきゃね」

 そらが悪魔のように思えて、とにかくドアを壊そうと必死に叩く
 後ろではサキが不安そうに俯いていた

「サキ……大丈夫だから、」

 そっとサキに触れると、小さく震えていたのがわかった
 もう一度きゅっと抱きしめると、サキも無言で抱きしめ返してくれた

「サキって結構大胆な子だったんだね、これを狙って二人になりたいって言ったんだ?」
「ちがっ……!わたしはただそらるに渡したいものがあって!」

 そらの挑発するような言葉にサキがびくんと肩を揺らした
 段々とそらに対して黒い気持ちが浮かび上がってきて、思わず怒鳴る

「そらっ!!何でこんなことするんだよ!何で閉じ込めた?!嫉妬かよ、」

 ただの嫉妬なんじゃないかなんて考えて言い放つと、そらは泣いているのか力なく告げる

「そ、だよ…しっとしちゃ、だめ?だってめのまえであんなになかよくされちゃ、ずるいよ………」

   (つづく)


 はい段々と文章力が落ちてきたーry
 サキちゃん好きなあまりそらを悪役に回してしもーた!
 ま、最終的にそらさんいい子にするつもりではいますがw

268:2011/11/18(金) 17:14:22 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>知ってるよw

でも初めは名前みて「女や!オカマや!」って思ったけど、

一人称で分かったw\(^o^)/

269ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/20(日) 11:21:19 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

名前で判断するなよw

270ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/21(月) 20:10:39 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Tha empty sky)

 そらの気持ちがよくわからない

 普段から顔に気持ちを表したりしない奴だったけど、ドア越しだと更にわからないよ
 それに嫉妬なんて今までしたことなくて、だから気持ちをわかりたくても無理

 俺が言葉を詰まらせていると、サキがドアに軽く触れ告げる

「あのね、わたし……ずっとそらちゃんがずるくてたまらなかった
 そらると短時間であんなに親しくなっちゃって、御揃いの髪の毛だし瞳の色だし、それに御揃いの名前だし、」

 正直驚いた、けど
 それは俺に好意を抱いてるって解釈していい?

「…………お互い、ずっと羨ましくて、ずるいって思ってたの?」

 ドアの向こうから驚いたような嬉しそうな、そらの声が聞こえる
 それにサキが微笑んで答えた

「うん!」


 カチャ、
 鍵が開く、そしてドアの開く音

「ごめん、なさっ……わたっ、し……!」

 泣き崩れるそらを見て焦った
 そしてこんなに不安なことがあったのに何も言わずにがんばったサキを守らなければと思い始めた


「………ぜったい、守るから」
「そらる?」
「なんでもないよ!それより二人とも、大丈夫だったか?」

 守りたいと思う=好きになる、ということなのだろうか?
 そう解釈しても良いですか?

   (つーづーく!)


 大体のお話が決まりました!
 バッドエンド……かなあ;
 最終的にそらとそらるは結ばれますが(ノ∀`)

271ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/22(火) 17:28:37 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Tha empty sky)

「………あれ?そらる、腕」

 そらが俺の腕で揺れるブレスレットに気づいたのか目線を俺の右腕に向けた

「あ、ああ……これは、」
「そらるの誕生日、今日だから……」

 説明していいのだろうかと俺が言葉を詰まらせる
 するとサキが微笑んで代わりに説明してくれた

「え……?そらる、教えてくれなかったの?」
「いや、そういうわけじゃなくて!」

 そらの瞳には涙が浮かんでいた
 そして、俺の言葉はまるで言い訳に聞こえてくる

「もういいよっ、そらるきらいっ!」

 病室を走り去るそらの背中をただただ見つめることしかできなかった

     ×

 翌朝、俺とサキで待ち合わせしてサキの誕生日プレゼントを買いに行った
 ブレスレットと、あと………


 指輪、とか

 心の中でぽつりと呟くと、楽しそうなサキの笑顔に釣られくすっと微笑んだ
 楽しい気分ではあったけれど、昨日のそらとのことがあってもやっとしているサキの誕生日


「………ねえそらる、ブレスレット買わなくてもいーよ」

 突然サキが苦笑を浮かべブレスレットがついているほうの俺の手を握った
 何故急にこんなことを、と言葉を詰まらせる

「あのね、そらちゃんはきっとそらるのことが好きで……わ、わたしもそらるのことが好きだからっ、勿論ブレスレット欲しかった、けど……
 そらちゃんだってきっと欲しがってる!わたしだけっていうのはずるいよ、それにわたしはそらると結ばれなくても我慢する、からっ……」

 サキだけがずるいなら、そらだけってのも同じくずるいんじゃないのか
 そんな言葉を心の中で吐き捨てるとぎゅっとサキを抱きしめ告げた

「俺だって!サキが好きだよ!」

 サキのエメラルドグリーンの髪の毛が揺れる
 そして透き通った綺麗な瞳から涙が溢れていた

「………すき、だいすきっ……そらる!」
「俺だってだいすきだよ、サキ!」


 俺とサキが結ばれて悲しむ奴はいっぱいいると思う
 そらとか、………ライ、とか

   (つづくー)


 サキとそらるむすばれたー!

 ネタバレしたくてたまらない今日この頃
 でも我慢(`・ω・´)

 けど一つだけ、ライはサキのことが好きです
 以上!

272ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/23(水) 22:04:24 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Tha empty sky)

「あの、そらる」
「なーに?」

 買い物を終えて人混みで溢れる街の中を歩いていた
 そのとき突然サキが呟くように話し掛ける

「やっぱりわたし……そらちゃん探してくる!」

 そう残して走り去っていくサキに何故かついていっていた
 サキは自分のことなんかどうでもいいみたいに人のことばかり選んで、

「馬鹿サキ、」

   ×

「そら、ちゃっ!」
「そらっ!」

 やっと、見つけた
 緑の丘の上、そこにはそら、と……



 ライの姿が

「そらる、と……サキ!」

 あのライがサキに食いつくように反応したのは以外だった
 けど、まあ無事でよかった、かな


「………ねえ、サキとそらるって付き合ってんの?」

   (つづく)

273ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/26(土) 06:47:50 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (Tha empty sky/狂ってもないけど少し暗め?)

 ふいにされたライからの質問
 正直に答えるべきか少し迷ったけれど、サキが頬を赤らめるのを見て素直に答えようと思った

「ん、付き合ってますよ?」

 ふざけたような、勝ち誇ったような俺の笑顔
 ただ少し意地悪してやりたくて、そんな気持ちで言っただけなのに、

「そう……じゃあ死んでもらわなきゃな、」

 聞き間違えたのかと思った
 冗談を言っているだけだろうと思った


 だけどライの眼は真剣だったし、そもそも

 俺一回ライに殺されかけてるよな?
 ライは命令とか自分の為であれば簡単にとはいかないが親しい奴でも殺せるというわけだ

 今この状況で誰が殺されるかはわからないけれど―――、
 危ないということだけは確かだ

「そ、それはライくんだれを殺すつもりなのかな?」

 まるで冗談だろ?という様子で俺が尋ねる
 冗談じゃないとわかっているくせに、

「んー、俺のものにならない奴!」

 ライのものに、ならない奴……?
 え、ちょっと待て……思い当たるのが一人しかいないんだけれど





「サキ………?」


 俺がぽつりと尋ねるように呟いた

 昔からライはサキに好意を抱いていたし
 それなのに今俺と付き合っている、ということは


「正解!サキのこと、殺しちゃおうかなーって、さ」

 有り得ない

 冗談だと信じたい


   (つづく)

274:2011/11/26(土) 12:49:04 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>ご無沙汰してます。

こっちも見たいけど来週テストなんでテスト終わったら見るわw

m(__)m

275ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/27(日) 10:59:13 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

りーんー!ry←
いや最近全く更新できてなくてすみません><

今度暇すぎるときにでもゆっくり見てね!

276ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/29(火) 17:10:03 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (悲劇、。/狂ってまーす)

 悲劇のジュリエットさんは
 ロミオと結ばれずに終わってしまいました

 喜劇のシンデレラさんは
 王子様と結ばれて幸せになりました


「わたしっ、シンデレラみたいな恋がしたいな!」

 無邪気に笑う彼女はそう言い放つとぽそりと悪い子の目付きで呟きました
 お姉ちゃんみたいなジュリエットの恋はしないの、と

 彼女のお姉さんはジュリエットのように好きな人と結ばれなかったのです
 悔しくて辛くて苦くて酸っぱくて、たまりませんでした


 さあ、今日はそんなお姉さんの失恋話でもしてあげましょうか

 ある日楽しそうに微笑むお姉さんの瞳には何処か暗い陰がうつっていたとか
 そしてそのことを気にした彼女がお姉さんに尋ねてしまったそうです

「彼氏と何かあったの?」

 これがお姉さんを狂わせた原因?
 この瞬間、お姉さんは一気に泣き崩れました

「ねえ、ねえお姉ちゃん……泣かないで、」

 彼女の慰めの言葉
 なんて優しい、




 なんて、棒読みな。




 そう、彼女はお姉さんの大切な人を殺したのです
 あらあらまあまあ、お姉さんが可哀想ね

「……お姉ちゃん、ジュリエットみたい」

 ぽつん、
 お姉さんの瞳には至極楽しそうに微笑む彼女の姿が見られました



「……彼はロミオだったのね………」

 絶望、。
 そんな言葉が今のお姉さんにピッタリだったでしょう


「ロミオなんて皆死んじゃえばいいのよ……わたしは王子様だけ求めてるのよ!」


 そう泣き叫ぶと、彼女の大きな笑い声と共に二人の姿は消えていったのでした

277ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/10(土) 21:17:19 HOST:w0109-49-135-207-48.uqwimax.jp


▼復活ー!

ということでねこのあしあとにも書き込んだようにねここ復活です!
パソコンがぶっ壊れたのは言うまでもない。
ただもう暫く、っていうか明日の午後くらいまでは更新できないかなあ?

書きたくてたまらなかったのがたくさんあるので書くよ!

278ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/14(水) 16:27:56 HOST:e0109-49-132-1-112.uqwimax.jp

   (喜劇、!/狂ってまーす)


 君の隣で微笑むのは貴女じゃなくてきっとあたし
 君が大好きだよと笑いかけてキスするのもあたしなのよ!

 さあ、喜劇の物語の始まりよ、!




 昔むかしなんかじゃ足りないくらい!
 御伽話は昔むかしで始まるのが定番でも違うのよ!

 もっとずっと奥、奥底深くにある深海?
 この先のもっとずうっと先、林檎の宝庫がある深い森?
 ずっとずっともっともっと、深夜の闇に覆われた中でキラキラ素敵に輝いちゃうような星が散りばめられた空?

 ちがう、そうじゃないの!

 其れはすぐ近くにあって、今でも手に届きそうなくらいの場所
 それでも遠くて、遠くて遠くて!いくら歩いても辿り着かないくらい遠いの


 願って願って、願えば辿り着ける其処

 そんな魔法の国で起こった女の子たちの争いのお話よ!


   (気になるところでいったん切りますーw)

279ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/17(土) 17:41:56 HOST:w0109-49-133-129-224.uqwimax.jp

 ▼更新率。

 ええと、これから更新率が落ちると思います><
 青空ときどき灰色雲を中心に更新していこうと思っているので!

 青空は千花と海翔と朱音とお母さんがいますが主役はまだ一人しか出てきてませんね!
 海翔とか朱音はあくまでも脇役として活動してもらうかもしれません;
 最初はどうなるかと思いましたよ、行き成りシリアスな事故死から始まって…
 でも早く抜け出せて良かったです!

 ねこのあしあとの番外編も更新は遅くなると思いますが書きたいときに掘り出してがんばります!

280ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/22(木) 13:56:24 HOST:e0109-49-132-4-137.uqwimax.jp

   ホワイトクリスマス


 公園で待ってると元カノからメールが届いた今日、クリスマス
 1年前くらいに別れてお互い別の想い人ができた筈なのに、何でよりによってクリスマスの今日呼び出すんだよ、なんて少し愚痴を吐いてみる

 イブに今付き合ってる彼女とデートしたからいいものの、


「………いつまでも忘れられないままじゃんか」


 僕の気持ちはずっと変わらないようです



 そう思いながら頬を赤らめて公園へ足を進めた



     ×





「………っくしゅん、!」


 雪が降るホワイトクリスマスに寒いとくしゃみをする俺って何だか孤独だな
 そう苦笑を浮かべると、公園のブランコに座る元カノに話しかけた

「何だよ、急に呼び出して」
「ごめんね、クリスマスに呼び出して」


 俺と元カノの声が重なる


「………ごめん、本当に
 あたしね、よく考えてみれば今の彼氏のこと本当に好きになれてないと思うの」


 元カノ、………いや、百合の表情が曇る
 そして俺も、同じ考えを持っているからか表情が曇った



「っ、それでね!彼氏は自分を利用して忘れればいいって言ってくれるんだけど……なかなか難しくて………」



 百合も大事にされてんだなあ
 少し寂しくなってくる


「………それで、今日は祐にお願いがあって呼んだの」


 お願いって?
 そう疑問符を浮かべるけれど、実は自分を頼ってくれるのが嬉しくてたまらなかったりもする




「………祐を忘れる為に、ちゃんと彼氏と向き合う為に」









「キス、して」





 キスというのはお別れの、ということか
 さみしいな


 そしたら終わりってことになる
 それでも、でも!








 百合のためだ




 俺と百合の唇が重なる


 懐かしい、心地よい感覚にくすりと微笑んだ
 その瞬間、突然拍手が聞こえてきた




「いえーいっ!より戻せた?!」
「おお、感動の再会?」



 何故か俺の今の彼女の花と友達の海がいた
 そして百合が衝撃的な発言をする


「海!それに花まで………?」



 一体どういうことだ
 どういうことなんだ


 疑問符しか浮かばない



 するとその後テンション高めな花が説明してくれた

「だって2人ラブラブなのに何で別れたんだろーってなってさ、彼氏の海に協力してもらって、海は百合と、花は祐と付き合っていろいろ探ることにしたのです!
 あ、最終的にはよりもどるようにしたよっ?」


 ちょっと待った何を勘違いしているお主たち
 俺たちはたった今別れの口づけを交わしたところだぜ?





「………ふふっ、」
「………ははっ、」





「それならもう一度お迎えに上がりましょうか、お姫様?」
「そうね、そしてもう一度魔法の口づけを交わしましょう、王子様!」




 雪降るホワイトクリスマス
 ほら、此処にも幸せがひとつ




   ‐


 クリスマスも近いのでクリスマスものー!
 そしてねここは冬休みに入りました!

 これは力作(`・ω・´)
 またもやメルヘンチックになってしまったがまあいいとしよう!



 ちなみに内容的暗いと見せかけて明るくしてみたよ!

281ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/26(月) 14:12:00 HOST:w0109-49-133-139-5.uqwimax.jp

   片恋電話


 電話に乗せたこの想い
 いつ貴方に届きますか?


     ×



 この時間帯に電話しても大丈夫かな
 迷惑じゃないかな、嫌われたりしないかな

 電話の音が響くたびに緊張感は増し、其れに比例する様に携帯を握る力も強くなってきた


 プルルルル… プルルルル…


 あたしの緊張感なんて知らない携帯は無表情でしんと静まり返った自室を自分の音で埋め尽くしていた

 そろそろ出てくれてもいいんじゃない?
 でも恭くんが出てくれたらなんて言おう……

 そう考える内に、ハラハラとスリルのある感覚までも覚えた
 まだコールは鳴り終わる気配を見せないし、だからといってこっちから切るっていうのも何だか気まずいし……


「もう!『もしもーしっ、』


 あたしがついに電話を切ろうと思ったそのとき、突然携帯越しに女の人の声が聞こえてきた


「あ、あのっ……恭くん、は………?」
『あー、恭ー?今バイト中なんだけどなー……… 恭ー、電話ー!』


 バイト………?こんな遅い時間まで?
 疑問符しか浮かばない


『もしもしー、恭ですけど、』
「あのっ、あたし……西山実花ですっ……恭くんと同じクラスの!」


     -


 いったんきります!

282ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/29(木) 19:13:40 HOST:w0109-49-133-136-196.uqwimax.jp

   片恋電話


『西山………ああ、実花ね』

 西山という苗字でピンとこなかったのか考え込むような声が聞こえた
 けれどその後あたしの顔と名前が一致したのかはにかんだ様子を想像させる声で実花と呼んでくれる恭くんにドキッと心が揺れる


   -


 パソコンが重すぎるのでちょこまか更新が多めになります

283:2011/12/29(木) 19:14:03 HOST:zaq7a66fd57.zaq.ne.jp
ねここぉぉぉぉ!!!!

久々ノシ

284ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/30(金) 14:51:14 HOST:e0109-49-132-18-153.uqwimax.jp

>燐


きゃああああああ燐!←
本当久しぶりな気がするよ!

超遅れたけどめりくりですv←

285:2011/12/30(金) 20:46:43 HOST:zaq7a66fd57.zaq.ne.jp
ねここ>>こn・・・・。←カラオケで7時間熱唱なのでテンション下がり気味。

メリクリ・・・はもう終わったよ?

286ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/02(月) 09:49:49 HOST:w0109-49-133-136-187.uqwimax.jp

>燐

うわあ、乙でしたww
フッフッフ、ねここの中では年がら年中めりくり←

そしてあけおめですー

287ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/06(金) 17:02:02 HOST:w0109-49-133-138-187.uqwimax.jp

   ばか、だいっきらい


 貴方に恋愛機能は備えつけられていますか?



     ×



 つまらない、面倒臭い
 いつしか其れがあたしの口癖になってしまった

 でもその通り、今の世界は本当につまらなくて面倒臭い白黒の世界だったの


 学校なんてつまらない、すっごくすっごく
 勉強だって面倒なだけだし、馬鹿はがんばっても馬鹿なままなんだから諦めればいいのに
 其れに友情だか何だか、女子の集団だって遠慮ばっかでやりたいことできなくてつまんない
 だから恋愛なんて問題外、こんな歪んだ世界で恋なんてできる筈ない―――っていうか、したくもない


 生きてて何が楽しいのか
 何でそんなに死ぬことを恐れているのかが理解できない

 こんなにつまらなくて面倒臭い世界ならいっそのこと永遠に眠りつづけた方がいいじゃない
 


 本当に、


「つまんないの」


「へいかのじょー、暇なら遊ぼーぜー!なんちて、」


 目の前に彼が現れるまで
 あたしの思考は狂わなかったのに



     ×



「なあ百花(ももか)、お前さあー……他に何かやることねえの?」
「こんなつまらない世界で何ができるっていうのよ」


 あたしの名前を呼んできた奴
 あたしが最も嫌っている男、翔(しょう)


「………おーまえさあ……ほんっと無愛想だよなあ」
「こんなつまらない世界で愛嬌振りまくなんて時間の無駄、無愛想って言われた方がまだまし」


 無愛想でいいもん
 心の中にあるこの拗ねた様な感覚に動揺しながら無表情で言い放った


「………ふうん?」


 このとき翔がにやりと笑みを浮かべたことになんか気づかずに、




   -


 何かちょっと怪しい感じのしょーせつ
 ………うん、無愛想な子も嫌いじゃないおっお(^ω^)←

288:2012/01/06(金) 17:21:14 HOST:zaqdadc28ab.zaq.ne.jp
ねここ>>ノシ

105曲やで!?

ま・・今はもう大丈夫やけどw

289ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/10(火) 20:08:08 HOST:w0109-49-133-130-146.uqwimax.jp

>燐

ちょ、105曲歌うとかキツいわwww
喉死んじゃうよ(´・ω・`)!

290ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/10(火) 20:32:45 HOST:w0109-49-133-130-146.uqwimax.jp

   ばか、だいっきらい


「なあ百花ー、今日一緒に帰ろーぜ?」


 何故彼が此処に居る
 やっと退屈な学校が終わったっていうのに帰りまで翔と一緒?有り得ない


「ごめんなさい、貴方と一緒に帰る気というかまず何か無い限り話したくもないのでさようなら」


 断固拒否といった様子で冷静にそう言い放つと人混みの中へと消えていった
 でももう一回一緒に帰ろうって言ってくれたら仕方無いとか言って一緒に帰ってやってもよかったのにな、なんて思い浮かべる


「(いやないないない、あたしと翔が何で一緒に帰らなきゃいけないの)」


 ほんのりと赤らむ熱い顔
 早く冷めればいいのに、





「……………まだまだ序の口だぜ、百花」



     ×



「っはよー百花あ!」


 また今日も
 ただでさえ面倒な生活を更に複雑に絡み合わせてくる翔がやってきた


「………ったく、早く死ねばいいのに」


 ぼそりと吐き捨て地面の石を蹴る
 その言葉に翔が至極驚いた様な表情を見せた


「え?!百花ひどくね?」
「いや何にも言ってないから………って、あ!」


 何も言ってないと誤魔化し視線を前に向けると、膝を痛そうに抱える女の子が居た
 女の子といっても同級生の学年で一番可愛いだか何だか騒がれてる世にも面倒臭そうな子

 このまま素通りするわけにもいかず立ったまま見下す様に見つめると、そんな彼女の前にはさっきあたしが蹴り飛ばしたであろう石が転がっていた


「どしたのりい?」


 翔が彼女に駆け寄った
 確か彼女の名前はりのな筈なのに翔はりいって呼ぶくらい親しい関係なのねー


「いたた……あのね、この石が飛んできて膝に当たっちゃってさー……」


 うわわわわごめんなさい!
 でもあたし、絶対恨まれるよ
 この状況で石を蹴って当てたのはあたしですなんて言ったら………


 ま、本当のこと言うしかないよな……


「ごめんっ、それあ―――――え、」
「あー、この石俺がさっき蹴った石だわー……ごめんなりい、怪我させちゃって」


 翔、じゃないでしょ
 もしかしてあたしを守る為に、?


「いや翔ならいいんだけどね………」


 翔なら、ねえ………


「翔って本当たらしだよね、」


 思わず呟いた一言
 まるであたしが翔に気あるみたい




 ………気なんて、ないもん




   -


 はいきたりのちゃんー!
 かわいっすww

291桃花:2012/01/14(土) 20:18:28 HOST:p12155-ipngn100201oomichi.oita.ocn.ne.jp
おもしろい!はまりました。
頑張ってね☆

292ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/15(日) 21:04:43 HOST:w0109-49-133-147-8.uqwimax.jp

>桃花さん

はまっていただけましたか!嬉しいです(`・ω・´)
ありがとうございます!

293ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/16(月) 14:33:37 HOST:w0109-49-133-147-8.uqwimax.jp

   独占欲 / 片想いしてる女の子ver.



 ねえ、彼の隣に座る彼女さん
 気づかないんですか?


 あたしの気持ちに、!
 あたし、ずっと彼を想っていたんですよ


 たったの一年とかじゃないんですよ!




 ―――――だから夏休み、あたしが彼を独占しちゃいました


 彼女さんが家族で旅行に行くっていうから
 花火大会だって帰ってこないっていうから


 寂しがりやな彼、一人にしちゃ可哀想でしょ?


 あたしと彼は幼馴染なものですから
 


 夏休みは毎日一緒に勉強して
 気分転換にゲーセン行ったりとか、海行ったりとか


 でもね、
 待ちに待った花火大会


 彼、何て言ったと思う?


 彼女が帰ってくるから、だって




 なんで帰ってきちゃったの
 最低最悪、彼女さん死んじゃえばあか


 散々文句を言ったあと
 大人しく家で花火大会を過ごすつもりだった


 でもやっぱり寂しくて、男友達に電話してみる


 そしたらね、今彼も一緒居るからって
 彼は何で嘘吐いてまであたしから逃げたの?


 やだやだ、もうだいっきらいだばか
 なんで夏休み中一緒に遊んで期待させといて



 もう、やだ



「 迎えにきてよ! 」





「 はいはい、お迎えに上がりましたよ!お姫サマ 」



 ぱちっとウインクをしながら告げられた言葉はまた
 あたしを振り回して期待させてボロボロにするんだとわかっていた




 わかっていたけれど



「 もう、遅い! 」
「 うん、ごめんな 」



 彼の細い指があたしの髪の毛をくしゃりと撫でたとき
 もうそんなのはどうでもよくなったのです




「 キスしてくんなきゃ許さない 」



 なんて、お姫様っぽく我侭言ってみたりして



 サラリと髪の毛から手が放れて寂しいとは思ったけれど
 頬に添えられた細い指にきゅっと目を閉じて微笑みました




 今宵だけは魔法のキスを楽しんでみたいわ、なんてね




     -



 うん、何か独占欲とか最近書きたかった!
 なんかいろんなバージョンにして書いてみたいなーと思ったので今回のverは片想いしてる女の子にしたよ!


 考えてるのは今回出てきた片想いしてる女の子のことが好きな片想いしてる男の子verと、今回片想いしてる女の子に独占された男の子verと、その彼女の女の子verを書く!つもり!


 名前つけなきゃわかりにくいんで次レスにでも書こうかなー

294ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/17(火) 17:23:58 HOST:e0109-49-132-0-247.uqwimax.jp

   手鎖bracelet / 痛々しい表現があります、死ネタだし!



 胸元で輝く煌びやかな宝石が散りばめられたネックレスなんかじゃなくていいの
 耳元で可愛らしく揺れるピアスだっていらない
 人差し指や小指にダイヤモンドで飾られた指輪をつけるのだって我慢する


 手首で華奢な女の子らしさを出してくれる金色のブレスレットだっていらないわ





 薄汚れた太くて不格好で不細工で!
 全然可愛くないのでいいから





 彼と強い絆で結ばれたいです


 彼女さんのポジションなんてそんなの関係無いのです
 彼女さんの反対側、もう一つの彼のお隣さんはあたしってずっと前から決まっているのです


 だってこれ以上離れたら
 手首でチャラリと揺れる鎖が彼を傷つけちゃうでしょ?


 あたしが彼から離れたら、彼は死んじゃうんです
 手首に痛々しい痕跡をつけたまま



 華奢で可愛らしいブレスレットなんかじゃなくていいの
 あたしから離れないでください


「 ハイハイ、我侭なお姫サマ 」


 そう言って彼が振り向いたのは、




 可愛い彼女さん


 彼女さんも彼に同じお願いをしただなんて
 あたしは知らない、知りたくもない



 でも、それから彼がどうなったかだなんてもうわかりきっているでしょう?




 痕跡bracelet、



     -

 何気お気に入りー!


 本当はもっと可愛いの書くつもりだったのにー!
 まあ結局彼は手首に鎖の痕跡みたいなの残したまま死んでしまいましたとさ、みたいな



 うん、どんまい(^ω^)←

295ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/21(土) 15:30:20 HOST:e0109-49-132-0-247.uqwimax.jp

   <独占欲/キャラクター>


片思いしてる女の子/百合(ゆり)
百合に片思いしてる男の子/翔(しょう)
彼氏/俊太(しゅんた)
彼女/妃芽(ひめ)



独占欲シリーズかきたくなったので
とりまキャラクター

296ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/21(土) 15:45:04 HOST:e0109-49-132-0-247.uqwimax.jp

   独占欲 / 彼女ver.



 俊太は気づかないのですか?
 私の嫉妬とか、






 百合ちゃんの気持ち、とか



 百合ちゃんも好きなんですよ、俊太のこと
 応援したいけど、やっぱり俊太は譲れないのです



 あ、それとそれと
 俊太が私の名前呼んでくれる度どきっとしちゃいます

 だって、妃芽って名前だから
 俊太が私のことお姫様って思ってくれてるとか思っちゃうんです



 私にとっての王子様は俊太だけなので
 他の子には譲れません



 俊太、だいすきだよ



 なーんて
 恥ずかしくて言えないけどね






「 王子様、 」



 つぶやいてみたくなってしまうのです
 そして俊太も甘い声で妃芽、なんて囁いてくれるのが理想的




「 妃芽、 」




 というか現実、




     -



 だめだ、書き直すかも!


 俊太って名前と妃芽って名前がいいなって思いました!

297名無しさん:2012/01/21(土) 21:52:14 HOST:wb92proxy14.ezweb.ne.jp
寮の場所を教えるわけにはいかないよ(笑)

だって



もちろん








知らないでしょ?

298ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/01/25(水) 17:20:36 HOST:w0109-49-133-133-145.uqwimax.jp



▼ぷぎゃー


今連載の方に夢中なので更新できないかもです!
すみませんm(_ _)m

299ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/15(水) 17:21:22 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

   mirror.



 「 ふたりとも 」


 それが、わたしが聞いてきた言葉


 ふたりともかわいいねって
 ふたりともおもしろいねって


 ふたりともそっくりだねって



 ずっと、わたしと花隣はつながっていたの



 名前だってわたしが華隣、妹が花隣で同じ読み方だし
 りんって字はわたしと花隣がずっといっしょにいられますようにってとなりって字をつけたの


 なのに、花隣は妹のくせに、
 姉のわたしなんか、どうでもいいのですか?


 いっつもおいていく


 お姉ちゃんなのに
 わたしの方が年上なのに


 わたしは何もできなくて
 だめな子で



 お母さんからも言われた


 花隣はできるのに、何で華隣はできないのって



 そんなの、
 できたらいいなってわたしも思うよ


 花隣みたいに
 何の苦労もせずにできたらなって



 でも無理



 そっくりな顔だから
 ふたりとも見分けがつかないって言われてきて


 見極める方法なんか
 その実力の差しかないと思ってた


 でもね、ちがったの



 ふたりともかわいいねって言われてたのが
 花隣ちゃんいっつもかわいいよねって



 わたしは?
 もうかわいくなくて何もできないだめな姉ですか?



 最初はなにもかも
 うまくいってたのに


 鏡のように、





 また、鏡のようにふたりともっていわれたい






 もしも生まれ変われるのなら
 今度はだめな姉ではありませんように



 でも、花隣がいくら泣いても怒っても
 わたしが生まれ変わることは多分一生無理



 生まれ変われないんだもん、





 もう、いなくなっちゃったから




   -


 考え方によってはこわいお話だね!
 こわいのは苦手なのでこれ以上かけませんでしたまーじーむーりーだー((


 けっきょくお姉さんは死んじゃいましたよっていう


 なんかかきたくなった!
 双子ものはまったかもー


 最近二次元の世界に行きたいと本当に思い始めた



 漫画の世界とかアニメの世界とか
 あーもうかっこよすぎな絵を描かないでほしいな!←



 ぬるヲタかもしれん!
 いや多分ちがうとしんじたいー



 久々の投稿でした!

300ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/16(木) 16:41:45 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

   The country of a mirror



 「 ようこそ、鏡の国へ 」


 チェシャ猫がにゃあと鳴き声を漏らした瞬間に
 鏡の国へとつづく門が開いたのです


     ×


 平凡で、極々普通な暮らしをしたかった
 特に貧乏なわけでもなく、特別お金持ちってわけでもなく


 それでも期待を裏切り、怪しげな門へと吸い込まれるように入ってしまったの




「まあ、不運っちゃあ不運だよなあ」


 わたしの周りを華麗にくるくる回りながら、縞模様が特徴的なチェシャ猫が笑い話した
 不運なのは鏡の国に来たことだけじゃないんだけどね、昔から運ないし


「………妹に全部とられちゃったのよ、」


 そう、死んでしまった妹にね



「亡くなったんだっけ?妹さん――――――」
「そうよ、交通事故で両親も妹も、皆いなくなった」


 わたしだけが、生き残ったの



 それはラッキーなんかじゃなくて
 わたしにとっては寧ろ不運だと感じるほどだった



「なんで、わたしが生き残ったの」



 妹の方が好かれてるじゃない
 愛されて、かわいらしくて



 皆きっと、わたしじゃなくて妹が生きればよかったのにって言うにきまってる
 




「あーもう、なんで鏡の国にきちゃった、の……よ、?」




 突然、頬に生暖かいものが触れた
 振り向くと、そこにはかっこいいお兄さん――――――



 じゃなく、




「チェシャ猫………?」



 人間になれたんだ
 ていうか人間になるとかっこいいなあ


 わたしとは、不釣合いな




「俺は妹さんよりお前のがいい!」






 そんな物好きな人
 好きじゃないんだから





 好きになってやってもいいけどさ、




   -



 300レス記念に書いてみた
 やばいくらいksすぎて書いた本人超びびってます




 …………ごめーんね!←



 そして300レスさんきゅう!
 じゃなくありがとう!

301ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/18(土) 15:08:44 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

 ▼300レスさんきゅう!


 しあんいろもあと2ヶ月くらいで更新はじめて1年が経ちます(´・ω・`)
 こんなにつづけられたのはきっと短編集だからry


 じゃなく!
 皆さんのお陰だと思います、はい


 ありがとうございますm(_ _)m

 ということでカッスカスではありますが
 >>300では英語のタイトルのアレry をかいてみました


 訳すと鏡の国になるはずだと信じたい



 いや英語のお勉強小学校じゃちょっとしかしなくてry
 反訳さんに任せるしかないのよry


 とかいう言い訳はおいといて!
 いろんなことが一気におきすぎて吃驚してますが
 これからも更新はがんばりますよv


 リクエスト受け付け中です!
 ミニ連載ものは気がむいたものを更新したりしなかったりらじばryryry


 テレビみてたら思いついた古いネタ
 はずかしいので伏せておきますが!←




 うん、みんなもがんばってね!
 ぐっばい!

302ピーチ:2012/02/18(土) 23:06:38 HOST:i118-18-136-9.s11.a046.ap.plala.or.jp
初めまして〜ねここさん^0^

「しあんいろ」最初から全部読んだよ〜!

全部おもしろかったりいい話〜って思ったよ!

登場人物が何考えてるのかな、って言うのがはっきり分かるし、個性的で

いいと思うよ〜

何か上から目線でゴメンね〜^^”

303ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/18(土) 23:28:23 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

>ピーチさん

はじめまして^^

おわっ、ありがとうございますm(_ _)m
自分で読んでてもよくわからないなあっていう内容のやつあったりするんですけど、とても嬉しいです!

いえいえー
コメントありがとうございました^^

304チェリー:2012/02/19(日) 00:07:49 HOST:i118-18-136-9.s11.a046.ap.plala.or.jp
ねここさん>>

あたしも小説書いてみたいなぁ・・・

書き方教えてくれません?ww

305チェリー:2012/02/19(日) 00:10:36 HOST:i118-18-136-9.s11.a046.ap.plala.or.jp
ねここさん>>

ゴメン!!↑の名前、お姉ちゃんが使ってる名前だった!

ごめんなさ〜い!!(2回目の失敗ww)

306ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/19(日) 11:37:47 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

>ピーチさん

えええ書き方なんてないですよー
自分の書きたいように書いちゃってます、ねここはw

307ピーチ:2012/02/19(日) 15:54:37 HOST:i118-18-136-9.s11.a046.ap.plala.or.jp
ねここさん>>

えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?

書き方ないのにあんなに上手くかけるの!?

あたしのことはピーチでいーよ♪

308ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/19(日) 20:51:16 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

>ピーチ

早速ピーチって呼んじゃいましたすみません←

ていうかねここなりの書き方だからあんなにだめだめな作品になっちゃうんだよ(´・ω・`)!←

309ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/21(火) 17:54:10 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

   曖昧.



 会いたくなくて、でも会いたくて
 (曖昧だなあ、まったく)

 話しかけてほしくないけど、話しかけてほしくて
 (曖昧すぎるよ、もうちょっとハッキリして)

 きらいだけど、きらいじゃなくて
 (曖昧!本当はどっちなの?)

 すきじゃないけど、本当はすきで
 (そんなに曖昧だとわからないよ)




 だいっきらいだけど、だいすきで
 (あいかわらず、曖昧なの)




   ×



 君には会いたくないとか、そんな冷たいこと言ってますけど
 実際離れると実は寂しかったりして、夜に電話してくる君に笑っちゃったりして。おもしろいからじゃなく、うれしくて

 話しかけないでとか、冷たく言い放っちゃったりしてますけど
 実は話しかけてもらえるとうざったいけどうれしくて、無視されるとそれはそれで傷つくっていうか。他の人に無視されても何も思わないのに、君だけ

 きらいだとかうざいだとか、意地張って強がって、悪口言っちゃってますけど
 本当は其処まできらいじゃなくて、きらいって言ったあとに後悔してたりして。ってことは、好きってことなのかな?

 すきじゃないとか真っ赤な顔して叫んで迷惑って言ってるけど
 実際すきじゃないわけでもなく、正直言ってすきだし。顔真っ赤にしてるのは恥ずかしいからとかそういうのだし。ていうか他の男子には好きじゃなかったら冷たくきらいとか言うし


 だいっきらいなんてそんなこと、思えないんですよ
 思えるわけがなく、本当は前から気づいてたんですよ


 君のことが、



 だ、


 だい、す…………




 っ、ああもう!




 君のことがきらいじゃないって気づいてたんですよーだ!

 何よ何よ、だいすきだなんてそんな人に向かって言えるわけないじゃない?!
 ていうかまずわたしが君に恋するなんてそんなことある、はず………




 ほら、今も
 素直じゃないなあ、わたし




「本当は好きなのに………」


 あ、失敗失敗
 教室なんかで呟かなきゃよかった


 君いるし!
 ってかみんないるし!



「………ふうん?好きなんだ、俺のことッ!」


 そう言いながら意地悪く微笑む君に思いっきり叫んでやった




「好きじゃないっつーのばあかッ!………いや、きらいじゃないんだけどさ」


 やっぱりわたしは素直になれないのです



「もう、曖昧だなあ」




     -


 なんとなく書きたかったなんか!
 曖昧だけど両想いっていうねw

 短編もっと書いていきたいなー



 僕っ娘を主に(キリッ)

310ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/21(火) 20:34:22 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

   片恋電車.



「かーいとっ!」
「うっせ近寄るな馬鹿鈴」

 今日も酷いなあ、幼馴染の海斗くんはー


 なんて、軽く流せちゃうような昔の自分が羨ましいよ
 今は傷ついて傷ついて、泣きたくなっちゃうんだもん

「………も、もー!ひどいなあ、かいとは!」
「?……お前なんか元気なくね?」


 こんな細かいことにも気づいちゃう海斗なんて
 馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!馬鹿はどっちだばーかっ!変なところ鋭くて、でも恋愛とかすっごく鈍感なんだから!


「そんなことないよー、かーいとっ」

 あたしのばーか

 元気じゃないくせに
 傷ついてるくせに笑うな!


「いてっ、」

 電車の隙間に足引っ掛けてつまずいちゃうようなあたし
 鈍感でのろくてうざくてうるさくて、可愛くなくて

 海斗みたいな格好よくて完璧な男の子と並んじゃいけないのに


 ………家が隣なのがいけないんだばーか


「お前、危なっかしーなー」

 そんな笑いながらあたしの頭撫でたって
 全然うれしくないよ?寧ろ更に好きになっちゃって辛いわばーか!

「……海斗はさ、あたしのどこがいーの?」
「……………は?」

 うっわああたしなんて面倒臭い奴なの!
 海斗困ってんじゃん、ばーかばーか


「どこがって………」
「いや、いいの!うん、気にしないでー!」

 やだ、気にしてよ
 どうしたのとか、もっと心配してよ

 心は正直なのに、あたしばかだから思った通りに動けない



 なにこれ、思った通りに動けないとかロボット以下じゃない


「……って、あれ?」
「鈴?泣いてんの、か?」

 自然の涙があふれだしてくるあたしを見て焦った様子を見せる海斗
 やったと思う反面、困らせちゃだめだっていうあたしもいた

「………ごめんっ、ばいばい」




 何処かもわからないくせに
 学校からは程遠い駅で降りた

「ばーか、あたしのばーか」


 海斗が好きなんて気持ちに気づきたくなかった






 ばかすぎる自分なんかいらなかったのに



 (きる!)

311ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/22(水) 17:16:58 HOST:w0109-49-133-128-18.uqwimax.jp

   片恋電車.



「………ばーか、ばかばかばーか」

 海斗もあたしも、みんなばーか

 何なのあたし、素直じゃない奴!面倒臭い奴!ばーかっ
 海斗も海斗で、何でそんな鈍感なの?意味わかんない!ばーかばーか!

「……好きですとかそんなこと言ったら関係崩れちゃいそうなんだもん、ばか」


 幼馴染にとって、告白して関係が崩れるのはどれだけ怖いことかわかってんの?
 告白してオッケーだったらいいよ、まだ。いや、それはそれで関係が進展して吃驚しちゃうけど
 なのになのに、振られたりしたらもう話す気すらなくなっちゃうよ

「あーもーっ!……面倒臭いなあ、あたし」


 はあと溜め息を吐いた瞬間、パッと顔を上げた
 ………ココハドコダ。




「かーいとおおおおぉおぉぉぉおおぉぉおぉおぉッ!!!」


 何処だかもわからない場所で海斗の名前を叫んだ
 いや、なんか来ると思ったから。本当に。


「………鈴っ、」


 あれ?今海斗の声が聞こえた……ような、


「鈴!お前、どこで降りてんだよ………」
「か、いとおぉお………っ、」


 あーもう
 海斗のばか


 なんであたしのこと見つけちゃうの
 顔真っ赤にして、はずかしーやつ



「あのさー、俺……鈴のこと」


 やだやだやだやだ
 ばかばかばかばーか!

 聞きたくないよ
 きらいっていうんでしょ?迷惑って、またうざいって、やだよ。





「好きだよ」




 え、



「………う、そぉ……」


 くしゃりと、海斗の手があたしの頭を撫でた



「あ、あたしもすきだよばーか!」
「馬鹿はお前だばか、勝手にどっか行きやがって」


 だってだって!


「あたしは海斗の所有物じゃないですし!」


 ふんっ、


 ………って、あ
 拗ねちゃったかも




「今は俺のもんだ、馬鹿」
「はいはい、かーいとっ!」


 だいすきだよ!



   -


 はっずかしwwwwwwwww
 あまあまだな!

 片恋電車とかタイトル関係なくなったのが反省点だとおもってます(..)/
 馬鹿にすればよかったじゃん!ていうかばかばかうるせーよ(..)/←


 何気(..)/←これはまった
 反省ってうつと出てくるんだよー!


 以上!



 ねここ.


 (最近タイトルに「.」つけちゃうの。なんでだろうね?)

312ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/02/28(火) 08:50:22 HOST:w0109-49-133-136-150.uqwimax.jp

   恋哀歌 彼女ver.



 きみと出逢ったあの日から、わたしはずっと幸せでした。

 きみが微笑んでくれるたび、まるで自分のことのように喜びを感じていました。
 きみがバスケで活躍するたび、まるで自分のことのように嬉しく思っていました。

 付き合ってから今日で三年目だね、なんて笑いながら話したあの日。幸せは更に増し、お互いの愛も深まったと思いました。
 ただそれは、所詮自分たちの思い込みにしか過ぎなかったのです。

 二人で微笑みながら歩いた道。
 別れるのが惜しくて、ずっと道端で話していたわたしたちに悲劇が起きたの。


 突然襲ってくるトラック。
 甲高い音を響かせていたと思いきや、次に聞こえたのは鈍い音。

 咄嗟に体が動いたの。


 だってきみが轢かれそうだったから―――――わたしが、きみを庇って。
 きみがかなしむことも知らずに、きみが泣き出すことも知らずに。

 それでもわたしは、きみに生きてほしかった。
 わかってる、死んだわたしよりも残されたきみの方が辛いって。

 わたしはきっと、辛い思いをしたくなかったんだ。
 きみがいなくなる世界を恐れて、自らトラックに飛び込みきみを庇ったんだ。


 庇ったせいで、きみはかなしい思いをした。
 庇ったせいで、きみはあんなにも苦しく辛い思いをした。


 恋愛、なんて。
 恋に愛なんてものはない。

 神様にいくら願ったって、愛はくれない。


 せめてくれるものとしたら、かなしみに溢れた哀くらいだ。



 でもわたし、きみならがんばれるって信じてる。
 きみは強いから、大丈夫だから。

 わたしね、ずっときみを見守ってるよ。
 だからがんばってね。


 切なさに溢れたきみの思いなんて、まるで他人事のように無視しわたしは去っていくことしかできなかった。



 恋哀.



     -


 なんだこれ。
 とにかくオリなり板で立てたいスレのなにか。

 明日立てる予定なんだー

 明日誕生日だから!

313名無しさん:2012/02/28(火) 09:05:03 HOST:wb92proxy02.ezweb.ne.jp
それ給料まだ貰ってない会社の話ちゃうかな?笑

314ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/03/04(日) 13:02:35 HOST:w0109-49-133-136-150.uqwimax.jp

   妄想couple.



 お互い愛情なんてなかった。
 ただ単に彼氏や彼女がいたら素敵な世界になるのかなんて勝手に思い込んで、つまらない想像を膨らませてそんなくだらないものを叶えていくような、それだけ。
 たったそれだけの愛も涙もない関係で、これから先それ以上にも以下にもなるはずなくなりたくもなかった。

 彼との平凡な関係を崩したくなかった。ていうのは、ちょっとおかしいかもしれないけど。
 他の人が見たら頭おかしいんじゃないかってくらい変なものだけど、わたしたちにとってはそれが普通で。


 それが、とても愛おしくて。

 
「好きだよ」

 嘘に決まってるけど、彼が愛おしいと感じているのはわたしじゃなくこの不思議な世界観なんだろうけど。
 甘く囁いたような言葉に思わず胸が揺らいだりして、それを必死に隠そうとすると不自然に思えて彼が微笑んで。

「もしかして嬉しかったの?好きって言われて?」

 こんなに頭おかしい俺たちが好きって言われて嬉しいなんて、笑わせてくれるね。なんて呟く彼にまた傷ついて。
 おかしいのはお前だばーか。とか、言ってやれたらいいのにそれを言っちゃうと彼に嫌われそうで怖くて。

「嬉しくなんかないもん……意地悪だなあ」

 ちょっと可愛く頬をぷくっと膨らませて上目遣いで彼を見つめてみたり。そんなの、彼は気にもしてないみたいだけど。


 見た目だけ可愛いって、今まで何度も言われてきた。
 付き合っても、性格はイマイチなんだねとか。わたしの何がわかるっていうのよばーか!

 でも彼はそんなわたしを拾ってくれて、嬉しくて。

 彼は格好よくて性格もよくて、女の子に囲まれちゃうような子なのに。
 身体だけの関係で付き合ってる子とか結構いて、それでも毎日わたしの傍に居てくれて。

 わたしと一緒にいても、何も都合のいいことなんてないのに。

 お金が欲しいなら、わたしじゃない別の子の方が儲かると思うし。
 性格重視ならわたしなんかよりもっと優しくて明るくて素敵な子がいる。

 ちょっとばかし見た目が可愛いから、傍にいて自分の価値も上がるから。
 だから彼はわたしと一緒に居れくれるのですか?


「……選びたい放題のくせに、なんでわたしなの?」
「お前こそ、なんで俺なんだよ?」


 なんでって。
 そんなのわかりきってるくせに。

 わたしは彼と一緒にいたいからいるのに。

 正直にそれが言えないから困ってるんだよばーか!
 妄想膨らまして今度はあんなカップルっぽいことやりたいって言ってそれを叶えて、そのうちにまた好きになっていくの。もうやだ。


「これ以上期待させないで、さよなら」


 偽物の愛に包まれるのはもういやなの。
 いい加減本物のわたしを見て本物のわたしを愛してほしかった。


「愛してる」



 そうつぶやきながら、胸元で結ばれたネクタイを解き投げ捨てた、。


     -


 なんとなく気に入ってるような。

 最初はちがうお話にしようと思ったのに最初に考えた話しがちゃんとまとまってないまま書き始めたから全然ちがうのになった!
 でもまあこれはこれで気に入ってるよ!

 このあとどうなったのかはあれだよn((
 意味深な感じで。

 まあ、愛し合ったんじゃないでしょうかry
 でもバットエンドってのもあるよねー!w

315みひふ:2012/03/04(日) 13:55:43 HOST:121-80-157-116f1.wky1.eonet.ne.jp
5ijbよひむむ

316ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/03/05(月) 16:16:08 HOST:w0109-49-133-136-150.uqwimax.jp

   ハロー.


 声が小さくて、大人しめであまり人と話すのに慣れてなくて。
 でも一人が好きなわけじゃなくて、本当は寂しくて一人ぼっちとか暗いのが苦手で。

 歌うことが大好きで、人前では恥ずかしくて歌えないけど部屋で一人小声で歌ってて。
 ヘッドフォンをかけると何も聞こえなくなる、まるで真っ暗の世界に吸い込まれるように入るその感じが大好きだった。


 ヘッドフォンを外した途端に、その夢のような世界は失われて。

 いつも通りの隅っこで暮らすつまらない生活が始まって。
 誰も見てくれないからそんなの気にしなくていいのに、生まれつきの茶色い髪の毛に寝癖がついててあわてて直してみたり。

 似合わない制服を着て、あんまり短めのスカートとか露出は好きじゃないから、スカートの長さも膝よりちょっと上くらいで。
 可愛いからとかそういうのに興味なんてなくて、寒いからちょっと袖をのばして指先だけ出してみて。そんなの誰も気にしないけど。

 鞄にはワンポイントとして、小さなうさぎのぬいぐるみがついてて。
 それでも、可愛いねとも何とも声を掛けられずにわたしはまるで空気のようで。


 この生活で、よかったのに。
 何故だかわからないくらいに、わたしの生活が急変した。


 朝は毎日たくさんの女の子に囲まれて、男の子も入ってきたりして。
 すれ違うたびたくさんの人が挨拶してきてくれて、恥ずかしくてふふって笑いながら挨拶し返して。

 教室でも、いつも周りにはお友達がいて、楽しくて明るくて。
 制服は、自分流がよくてなかなか変えられないけど。


 毎日が、楽しかった。
 わたしの周りの子がみんな大好きだった。

 昔の生活のままでいいなんて思うわたしが馬鹿だったと今なら思える。

 たまに、懐かしく思ってしまうこともあるけど。
 それでも、今を大切にしていきたいな。


 ハロー、と窓を開けて呟いた。
 今日もまた、楽しい一日が始まる。


     -


 失敗したかもー
 でもまあまあお気に入り。

 ある曲を聴いてたら書きたくなった!

317ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/03/07(水) 18:54:22 HOST:e0109-49-132-14-72.uqwimax.jp

   ハロー、ハワユ.



 ハローハロー
 元気ですか?ハワユ!


「 アイアムハッピー! 」


 そうですか、エクスキューズミー!
 アレ?いろいろと日本語が変だね!

 そんな愉快な一時を貴方も過ごしませんか!

 アイワントゥーゴートゥーハッピーワールド!



 なーんてねっ。



     -


 なんかおかしいの書きたかった!
 カタカナ英語でw

 アイワントゥーゴートゥーのあと
 なーんてねっの最後に。をつけたのはわざとです!

 びっくりマークとまよったけど。
 なんかさらっとした感を出したかったのよおおおう。


 ほんっとおかしーね!
 本当は朱愛(しゅあ)って名前の子をだしたかった!

 のこ って名前のこもなんかいーなー



 連載の方で出すのもなんかあれだし。
 まあいつかなにかでだすかも。

318彗斗:2012/03/08(木) 19:43:53 HOST:opt-183-176-177-115.client.pikara.ne.jp
コメント失礼します。
何か、これは自分ととても似ていると感じる短編集だなぁと感じました。
がんばって書いて下さい応援してます!!

319ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/03/09(金) 08:07:24 HOST:e0109-49-132-14-72.uqwimax.jp

>彗斗さん

はじめまして、コメントありがとうございます!
あああなんかすっごく適当に書いたものですみませんorz
本当にありがとうございます!がんばりますねv

320ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/03/10(土) 14:50:44 HOST:e0109-49-132-13-14.uqwimax.jp

   Love mail.



 わたしは男の子が大っ嫌い。
 意地悪で悪戯ばっかりして、我儘だらけだし汚くても気にしないし。何でそんな人種なのかが全然理解できない。

 女の子で男の子に告白したり、メアド交換しようなんて言ってるのを見て毎回思うの。
 何でそんなに男の子を求めるの?って。何でそんなに男の子が好きになれるの?って。

 男らしさとか求めてないし、男らしい子なら女の子にもいるよ。わたしの幼馴染のりっちゃんとか。
 だからといって女の子っぽい男の子ならいいってわけでもなく、本当に男の子っていう人種が苦手なの。どんな性格であっても!


 そんなよくわからない人種を好きになっちゃう人も意味わかんない。
 だからりっちゃんも意味わかんないの。何で遊くんが好きなの?遊くんの何処がいいの?

 ちょっとした、好奇心でわたしの恋は始まった。

 りっちゃんの大好きな遊くんの魅力を探すために、遊くんに近づいた。
 嫌いだけど、好きじゃないけど。それでもりっちゃんともっと話の合う子になりたかったから。

 そしたらね、案外男の子も悪くないんだなあって思ったよ。
 あんまり照れる気持ちとかないから、人気者らしき遊くんにも普通に近づけちゃう。
 だから近づいて、それから結構話すようになった。

 最初はわたしが近づかなきゃ話せなかったのに、最近じゃ遊くんの方から来てくれるんだよ。
 それの何がいけなかったのかなあ、りっちゃん。わたしの何がだめだったと思う?

 ある日女の子数人に囲まれて、歪みきった顔で言われたの。


「アンタって本当男好きよね!アタシそーいうの大っ嫌い!」
「ぶりっ子のくせに!全然可愛くないのよばーか!」
「男子なんか嫌いって言ってるくせに、それはうそだったの?!」



「アンタなんか死ねばいいのよ!」



 何でかなあ、りっちゃん。
 そう、聞きたかったのに。りっちゃんまでもがわたしを嫌った。



「朱愛、あたしが遊のこと好きなの知ってるくせに遊に近づいて奪おうとしたでしょ?」

 違う、のに。
 りっちゃん、勘違いしないでよ。


「………みんなのばあか」


 ぽつんと呟いた瞬間、ふざけた感じの声で遊くんが近づいてきた。

「お前のがばかだよばーか、」
「……遊くんにはわからないよ、女の子って面倒臭いもん」

 女の子のくせに、今は女の子が嫌いだよ。
 男の子の方がまだましに見えてくる。


「俺も最初女子とか嫌いだった。今もあんま好きじゃないし……でも、さ…………朱愛なら好きだよ」


 わたしも遊くんなら好きになれた。
 ましどころじゃなく、好きって素直に言えるくらいに。


「ありがとう、遊くんは優しいね」


 もう、りっちゃんのばか。
 遊くんのこと奪ったわけじゃないもん。


「……俺、特に里愛とか苦手だな」


 里愛、りっちゃんのこと。
 りっちゃんのこと嫌いだったんだ。

「なんか特に面倒臭そうな女子だよなあ」

 苦笑する遊くんに、











 とても共感できた。



     -


 つづくよー

321ねここ ◆WuiwlRRul.:2012/03/11(日) 12:45:48 HOST:e0109-49-132-10-232.uqwimax.jp
 
   Love mail



「……ねえ、遊くん………あの、ね」
「なにー?」

 この気持ちが、よくわからない。
 もやっとしてきゅんとして、どきどきする気持ちが。


「わたし、話しててすごくドキドキする子がいて……それって、どういうことなのかな?」


 本当はそれが遊くんなんだけどね。
 それを聞いた瞬間、遊くんの表情からふっと笑みが消えた。


「その相手って誰?俺じゃない他の奴?」
「え?………あの、内緒っていうか……その、えと……」


 遊くんって素直に言えないわたしが嫌だ!
 でも、言わなきゃだめだ……!








「遊くんのことだよ!」





 ねえ、わたしは遊くんにどきどきしてるの。
 どうしてだろうね?


      -



 もはやタイトルと関係無くなってきた。


 最初はね?
 男子嫌いの女の子(朱愛)が人気ものの男の子(遊)に恋をして、メアド交換したくてもはずかしくてーみたいな
 そういう純愛を描きたかった。


 Lovemailってのはもうなんでもないです.
 ごめんね、今頭おかしいの!


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