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我、人であるが故人を嫌う。
1
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/04(水) 20:09:45 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
今日は、が無難な挨拶でしょうか。三作目になりますでしょうか?神音 桜紗(カミネ サシャ)と申します。
一作目は"世界ノ終わり--君を悪と言うのならばー……--"、二作目は""文学少女"が臨んだ作家"です。この三作目はガラリと変わって書きたいと思っています。一作目…、世界ノ終わりは学園ファンタジー&シリアス&戦闘系、で御座いまして、二作目は学園ミステリー&コメディ&シリアス&恋愛系で御座いました。この三作目…我(われ)、人(ひと)であるが故(ゆえ)、人(ひと)を嫌(きら)う。は、あらすじを言いますと人間であるが人間を絶対的に嫌う少女のお話です。そうですね、主に言えば学園系シリアスで御座います。シリアス一点です………多分。
それでは少し注意事項、を。
††注意事項††
*荒らし、中傷、暴言等、周りの皆様が見て不愉快になる書き込みを禁止させて頂きます*
*英語、ドイツ語、イタリア語...ect、様々な言葉が出て来ます。翻訳はちゃんといれるつもりです*
*語り手は今回は様々変わります。基本的に私視点が多いと思います。何も表示しなければ私視点です*
*誤字脱字等ありまくりで、駄作です*
*人名、題名、ストーリー等、この作品全てオリジナル&フィクションです。またパクッたりする事をおやめ下さい。せめて一言。もし私が見つければ削除依頼に報告するかもしれません*
*感想やアドバイスはお待ちしております。しかし駄作です((*
以上ですね。
それではスタートです、感想どしどしお待ちしております。
Are they our story understand...?
(彼等は私達の物語が理解出来るかしらね...?)
My story,your story,we stor, it story...
(私の物語、あなたの物語、私達の物語、その物語...)
2
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/04(水) 20:56:53 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
ーー序章・人間ーー
シン、と静まり返る。周りには緑は無く荒れ果てた荒地に一人の少女が立ち尽くす。少女は鮮やかな黒髪を肩より3cm程度長く伸ばし、少々癖っ毛が目立つ所があり、薄オレンジ色の瞳をしている。白いワンピースのスカートは長く、首にはきらめくパールのネックレスをしている。
シン、と静まり返る荒地。その静寂を破ったのは黒髪のその少女。少女は静かに、「あー……」と高い声で言いコホン、と咳をした後歌を歌い始めた。
ーーMiquy elmei nebbe uirgia-c-fifsia (私が望むのはあなただけ)
夕暮れの風に踊る綺麗に響き渡り声。
zette auan Yer be zarabearc solituqs (だからこそ独りで静かに泣くのでしょうか)
Isa jes qusi xin fears toga peg ilmei sbel (この場所に私は孤独(ひとり))
jes kless qusi medolia let cirkus,mefolia let zarabel (その旋律は心の奏、涙の音色)
Yer she saria stig let xeoi peg pel (夜色の誓いをあなたのもとへ)
U da lostasia dremren Isa da boema foton doremren (忘れられた子よ さぁ生まれ落ちた子よ)
ende Years besti…… (そして私はーー)
歌が終わる前にピタリと終わる。少女は辺りを見渡し「誰かいるのでしょう?」と問い掛ける。問い掛けが終われば草むら、からガサガサと音が立ちにっこりと微笑む、金髪を高い位置でポニーテールにし肩まで付くか付かないかの所までの髪で薄紫色の瞳をし右目には包帯をしている。白いYシャツに黒いコートを着用し、赤いスカートをはいた少女。金髪少女を見て、黒髪少女は安堵するようにため息を付き「音……」の金髪少女の名前を呼ぶ。少女はニコニコとした屈託の無い笑顔で「うんっ、如月 音(キツキ オト)だよー」と語尾に音符の付きそうなテンションな音。音を面倒臭そうに眺め「私に何か用事かしら?」と尋ねてみる。黒髪少女は低く舌打ちをし、邪魔だと言う事を必死に表すが、音が姿を消す様子は無い。ニコニコと笑顔を浮かべ、三十秒程度沈まり返ると「えー? つっきー、幼馴染なのに会う用事必要?」と首を傾げた。つっきー、とは黒髪少女の事であり、つっきーと呼ばれた黒髪少女は確実に不機嫌そうに「つっきーとかダサいからやめて。私は風音 月菜(カザネ ツキナ)よ」と音を睨む。音はあはははー、と笑い「それじゃぁ、なっきー?」と笑う。月菜は相手をすることにすら疲れたのかスタスタと歩き始める。音を慌てたように着いて行き「今の、何の曲?」と訪ねてみる。月菜は微かに面倒臭そうにため息を付くが、しつこいから言っておこうと言うような表情をして「レイシー。私の作った曲よ」と短く告げた。
「本当!? じゃあつっきー!また音のために歌ってねっ」
ニコニコと笑う音は、心から月菜を信頼しているようだった、が、月菜は逆に迷惑そうな表情をして深くため息を付いた。
3
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/05(木) 08:25:45 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
「何で私があなたのためになんか歌わなければならないのよ」
冷めた口調でピシャリと言い切ると音は苦笑し無理やり笑顔を浮かばせた。苦笑した音を見てッチと低く舌打ちをした後「私はね、あなたのような五月蠅い人……この世界の全ての人間が大っ嫌いなの!」と力を込めて言った。
音は苦笑すると、再び無理やり笑顔を作って笑いかけ「そう、だったね………」と小さくあはは、と笑った。そして言い終わると同時に、一人で通学路をダーッと走って行き、見えなくなっていた。
月菜は静かにため息を付いて「また……やっちゃったわ」と呟いた。呟いた瞬間、バッと後ろを振り返ると今度は安堵したようにため息を付いた。ポツリと微かに笑顔を浮かべ「ったく、月菜、またやっちまったのかよ?」と言う少年かあ立っていた。少年は月菜に少し似ている部分があり、黒髪を腰まで伸ばし、右目オレンジ色、左目白いオッドアイの瞳、白いYシャツ、黒いベスト、水色のネクタイ、青いズボンと言う服装をしていた。少年を見てほんの微か笑った月菜は「月葉……ビックリさせないで」と短く告げる。月葉と呼ばれた少年、風音 月葉(カザネ ツキハ)は月菜とは二卵性の双子であり、月菜は姉なのである。
「つか、相変わらず口下手だなぁ。音ちゃん、可哀想」
「うっさいわね。あなたに関係無いでしょう?」
面倒臭そうに小さく呟いた
4
:
神音 桜紗
◆ptZpvaYoVY
:2011/05/05(木) 21:55:56 HOST:i118-17-46-116.s10.a021.ap.plala.or.jp
小さく笑顔を浮かべる月葉とは違って、月菜は無表情である。そんな月菜を見て、月葉が苦笑すると「月菜は月菜、俺は俺、みんな違うんだから少し理解してやれよ?」と子供をなだめるようにして月葉が言い聞かせるような状況であり、どちらが年上か分からない。代わりに月菜は面白くなさそうに「私は人間自体大っ嫌いだけど、音の様なうるさい人間が一番嫌いなのよ」と容赦なく言い捨てる。
「んな事言わずに、明日ちゃんと音ちゃんに謝れよ。今日は月菜が悪いんだから」
「はいはい。いっつも月葉は音の味方ね」
月葉の発言が気に入らないのか、チクリと月葉に嫌味を言う。夕日はすでに傾いていて、月菜と月葉の顔がオレンジ色に染まっている。黒い鞄はオレンジ色と被り、奇妙な色に見える。
月菜は鞄を月葉に押し付けると「持って行って頂戴。姉である私からの命令よ」と面白そうに笑顔を浮かべる月菜とは違い、今度は月葉がどんよりした表情になりながらもため息をついて鞄を持った。
そろそろ夕日も沈みかけている時間で、クリーム色の壁に赤色の屋根、何とも普通な住宅街の近くに―――豪邸は立っていた。二階建ての部屋が、横に大きく広がっている。
その家のドアには、風音と書かれた表札があり、月菜がそのドアを開け「ただいま」と短く告げるがシン、と静まり返っている。月菜は大きく、そして深くため息をつくと「母様もお父様も仕事のようね……」と寂しそうな、残念そうな声が玄関に響く。静まり返っている家の中で黒い靴をキチンと揃えて廊下を歩いていくと月菜が思い出したように「月葉。今日、何食べたい?」と問いかけてみる。月葉が数分考えている間に月菜は料理を作る準備をし「んとね、月菜が作った――、ハンバーグ、かな」とにんまりと笑い黒い鞄をソファにゆっくりと置く。
「了解」
微かに笑えば材料を取り出して料理を始める。
――――何時も通りの時間を過ごし、何時も通りの言葉を交わす。"人間"を嫌いとする月菜は本当の自分を隠し通し、"普通の人間"を演じているのが、―――風音月菜なのである。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
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