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僕を裏切った君に ――定められた運命――

1神奏 琉音 ◆ptZpvaYoVY:2011/04/04(月) 12:58:11 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
初めまして。もしくは、今日は、今晩は。駄作で亀並みの遅い更新の神奏 琉音(カミカナ ルオン)です。

今回は少し、学園系を離れようかなぁ、と思いまして新スレを作らせて頂きました。

*注意事項*
グロ表現が、かなりあると思います。頑張って遠まわしに表現しようと思いますが、グロイのが苦手な方はUターンをお願い致します。
また、現実では有りえないような、超能力者、魔術師、死神、霊や心霊現象、魔法……と色々有りますので、そういう中二病的なものが苦手な方もUターンをお願い致します。
また神様とか、僕が作り出した様々な単語があったりしますが、それはちゃんと説明しますので御安心を。
亀並みの更新や、駄作であり、誤字脱字もありますが、そこらへんを了承して、見ても良いよ、と言う方がいらっしゃったら嬉しいです^^
そして、物語(ストーリー)やキャラクターは全てオリジナルです。似たものが有ったとしても、その作者さんの趣味があっているとでも思って下されば結構です。

今回は学園系ファンタジーを少し離れさせて頂きます(多分)。たまに学園系も入りますが、何時もの作品より少ないかと思います。
まあ、これ位の注意事項を了承してもらえる方をお待ちしております。
中傷、暴言やAA、チェンメ等はやめて頂きますよう、ご了承下さい。

それでは、感想やアドバイスをお待ちしております。

2神奏 琉音 ◆ptZpvaYoVY:2011/04/04(月) 20:31:12 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
--序章・幻想と歌声--

 静寂に包み込まれた部屋に美しい歌声が響き渡る。その声の持ち主はレアリィ=クレイシェル。表向きには翡翠 雪海(ヒスイ ユキミ)と言う名を持つ。琥珀色の髪を肩までのショートカットにして、右目アイスブルー、左目ライトグリーンである、オッドアイの瞳を持ち、白いワンピースに黒いケープを羽織っていた。
 最初に雪海(レアリィ)の声に気付いたのは、実の兄であるレアリス=クレイシェル。表向きには翡翠 雪(ヒスイ ユキ)。琥珀色の髪を雪海(レアリィ)同様に肩までのショートカットにし、両目アイスブルーの瞳。白いYシャツに黒いネクタイ、黒いズボンなので学校からすぐに帰ってきたものだと考えられる。

「レアリィ、お帰り」

雪(レアリス)は小さく笑みを雪海に向ける。そうすれば、たちまちパァァッと雪海は顔を明るくして「レアリお兄様!! 今日は僕より早かったんだね」と言う。

「ああ。久し振りに、ね」

雪(レアリス)はクスリと小さく笑い、雪海(レアリィ)の頭を撫で「レアリィは何時も一人だしね」と言い思い出したように撫でるのをやめ、笑顔を浮かべれば「さっきのは何の曲?」と首を傾げる。

「んー……? あれは、レイシーだよー」

雪海(レアリィ)は微かに首を傾げ、ヘラリと笑って言う。雪(レアリス)はうんうん、と頷きながら微笑み「相変わらずレアリィは歌が好きだよね」と言い雪海(レアリィ)はうん、と力一杯頷く。

雪海(レアリィ)はクスクスと小さく笑って「それは昔から。……それにしても、レアリお兄様、今日は何で帰って来れたの?」と首を傾げる。普段、雪(レアリス)は家になかなか帰ってこれず3ヶ月に一回帰ってこれるかどうか、と言う難しい日々であり、雪海(レアリィ)は良く一人でいるのだ。

「でもでも、レアリお兄様と久し振りに一緒だよね!!」

雪海(レアリィ)は雪(レアリス)の顔を見て小さく微笑む。雪(レアリス)は微笑み返し「そうだね……めったに一緒にいられなかったし、父さんも母さんもいないしね……」と困ったような、戸惑ったような表情を浮かべた。そう言う、実の兄の声を聞きながらスゥッと目を閉じ、眠りについた。

3神奏 琉音 ◆ptZpvaYoVY:2011/04/05(火) 18:49:23 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp
「……ん」

レアリィは目を覚まし、眠そうに欠伸をしてから目をこする。
 一番始めに気付いたのは、自分が眠った場所ではないと言う事。そして今、自分自身がいる場所に“違和感”を感じていること。レアリィは微かに震えた口調ながらも「レアリ……お兄、様? ここは……どこなの?」と言う。左右、上下、様々な所を見渡すが全て暗闇の“個室”、である。
レアリィは恐怖感を覚えた。

「あら、目覚めたのね?」

何も無い筈なのに、どこからか聞こえる女性の声。その声はレアリィの味方であるように「私は、月織 汐梨(ツキオリ シオリ)よ。相変わらず言い憎い名前よね」と静かに自分の事を語る。
誰がいようとも、姿が見えない、暗闇であると言う恐怖感がレアリィを襲う。微かにレアリィを唇を動かし「レ…アリお……兄様……に会い……たい」と力無く呟く。
そうすれば汐梨と名乗った少女はクスリと笑って「まだ気付かないのね? あれは、貴女が夢に見た世界……まあ、簡単に言うなら幻想よ」とキッパリと言う。

「残念ながら、貴女の大好きな人をみんなもう居ないわ」

そう言えば、汐梨は4角形を空中に書くと、テレビ、と思われる物体がパッと現れる。ピッとボタンを押すとザァーッ、と言う砂嵐の音に混じり、声が聞こえ、その声が途切れると同時に画面は綺麗に映った。



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 二日前。レアリィは何時も通り家に帰った。
 相変わらず静まり返った家。カチャリ、と言う音を立て鍵を開け、ドアを開け、むうとしたが開かなかった。この時、レアリィは少し違和感を覚えた。しかし隣を見れば兄の、両親の車が置いてある。それをみてレアリィはパァッと表情を輝かせ、もう一度カチャリと鍵を開け、猛スピードでリビングへむかう。

しかし、リビングには居ない。ならばキッチンだろうか、そう考えたレアリィはキッチンの扉を開ける。確かに“母親と父親だけは”そこに居た。家に合ったナイフ四本と犯人が持参したであろうと思われる、かなりの本数がある。母親に五本、父親に七本、ナイフが刺さっていた。胸、手、首、足、様々な所に刺さっているナイフを一本、そおっと抜くレアリィ。抜いた所から溢れ出す真っ赤な血。レアリィの真っ白なニーハイソックスが真っ赤に染まって行く。

 ギシ、と床の音を立て、キッチンを出る。冷や汗をツーゥッと流し頬に伝って行く。自分の部屋へ行こうとし、階段に目をやれば兄が座っていた。両親と違ったのはナイフではないこと。腹部から血が滲んでいた。

「嫌……嫌、嫌嫌嫌嫌嫌ァッッッ!!」

そう叫んだと同時に倒れ込んだレアリィ。



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プツッ、と言う音でテレビは消えた。
レアリィは真っ青な表情になる。汐梨はため息を付き「で。貴女は本当にショックが大きかったみたいね?貴女……こっちの情報ではショック死よ?」と語った。

4神奏 琉音 ◆ptZpvaYoVY:2011/04/06(水) 19:37:24 HOST:i125-202-128-142.s10.a021.ap.plala.or.jp






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>>3まで続きましたが>>4より変更させて頂きます;;
新しいスレは作りたくなかったったし、ストーリー展開も思いつかなかったので。
新しい題名は「歪んでしまった記憶の住人達-You are new people member...-」です。これは英語です。
翻訳すると、「-貴方は新しい人々のメンバー...-」です。ちょっと意味が分かりにくいでしょうか?
 これからも様々な英語が出てくるかとおもいますが、よろしくおねがい致します


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