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テーマは自由、小説や詩を書くところ☆

105侑子 ◆jZgVcLWus2:2011/04/02(土) 22:38:29 HOST:i222-150-145-237.s04.a011.ap.plala.or.jp
☆。○。イジメ☆。○ #06



 楽しい毎日を送ってた。クラスの子たちはみんな明るくて面白くて元気で。
 勿論イジメなんてことも全くなくて…。というかそんなことを考えてるのが馬鹿馬鹿しいくらいだった。

 「次の授業英語じゃん。ちょーダリー。」
 「つか増田って教師ウザイよね。あの声のトーンの高い所とか。」
 「え、それ以前に顔面崩壊でしょ。それとアメンダって言うAETの教師もキモイ。」
 「分かる分かるー。おれ、授業ボイコットしよーっと。」
 「ウチもウチも!!」
 「え、じゃああたしもするしー。」

 あははははーとか笑って教室から出て行く3人の女子たち。
 その数秒後に始業のベルが鳴って他の子たちはガタガタと席に着く。
 英語の教師が来たのはそれから10分後だった。

 「遅れてごめんなさーい。授業始めますよー。号令係の人お願いしまーす。」

 この言葉に教室がざわつく。号令係の人はウッゼーとか言って起立という。
 その後AETの教師がセィッダウンとか言ってくる。

 「は?号令掛けるんじゃないんですかー??」
 「そうだよな?何で座んなきゃいけないの?まだ礼してねーじゃん。」
 「起立じゃないでしょー?英語でやるの。」
 「うるせーなぁ。文句あんだったら自分で掛けりゃいーじゃん。ま、誰もやんねーけどなっ。」

 あははははーとクラスの子たちが笑う。あたしはなんとなく苦笑いを浮かべておく。

 「じゃあいいです。号令はもう良いから授業始めます。」
 「なんだよつまんねーの。」
 「オープンユアーテキストブックページ19アンド20。」

 なっ…何その片仮名読み…。ヤル気無いのまる分かりだし。
 つか3人のことはもうどうでも良いのか?一言も触れてないけど…。

 「あれ?泉水(イズミ)さんと街富(ガイトミ)さんと中矢上(ナカヤガミ)さんは?」

 今頃かいっっ!!と授業残り5分となった頃に質問してきた教師の心の内でつっこみをする。
 
 「せんせー今頃何言ってんすか?屋上にでもいんでしょ。」
 「そうなの…。じゃあ今日の授業はこれで終わりにするから…。解散。」

 結局このクラスでそういうことが起こるのは英語の授業だけで他の授業は真面目にやってる。
 だから他の先生たちは全然気にしてなくて…。


















 部活で先輩に期末テストの結果を聞かれた。
 あたしはあはは、悪かったですよーと誤魔化してその場から逃げた。
 理由は簡単、年上が苦手で一緒に居るだけでも冷や汗が出るから。














































 1学期も終わりにさしかかり2学期にある合唱祭の話になる。
 あたしは友達に推薦されて伴奏を弾くことになった。
 本当はあがり症だからこんなことは絶対やりたくないのに…断れなかった…。
 だって…だって…笑顔で応援してくれるクラスメイトと期待してくれている担任の教師に断ってしまったら向ける顔が無い…。
 あたしはそのまま引き受け学校は夏休みに入った――…



+続く+


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