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+苦くて甘い、ラブストーリー…+

96紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/11/29(日) 17:06:07 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「友達の彼氏ー後編ー」


「なぁ、どしたんだよ…こんなん、お前らしくねえって。」

「じゃあ…私らしさって、何!? 島田は私の何を知ってるって言うのよ!!」

「…っ、何…って…お前、隠し事とか、悩み事とか。そういうのため込まないで相談してくるだろ?」

「相談なんて…できるわけないじゃないっ!」

「…相談、出来ないことなのか?」

……そう言われて、ハッとする。
余計なことを言った。また、熱くなってしまった。落ち着け、落ち着け…。

「あ、はは…っ! ウソに決まってるじゃーん! まんまと、騙され…ちゃって、さ…っ!」

「何で……泣いてんだよっ! 辛いなら、言えよ!」

目から溢れてくる雫が、頬を通り、そして地面に落ちた。大粒の雨が、頬を濡らし、地面を濡らす。
無意識だよ。何で泣いてるのかも、分からないもん。だって私、笑ってる、でしょ?

「なぁ、泣くなよ…ッ、俺まで悲しくなるだろ?」

それは、友達だから? 友達だから、そんなこと言うの?
その言葉に、私の心が、胸が、どれだけのダメージを受けているのか…分かってる?

「しま、だ…」

「…ん?」

何故か、島田の名前を呼んだ。彼は優しい声音で、返してくれる。
その声に、もっと涙が溢れ出た。喋ろうにも、喋れない。

「うっ…ふぅっ…島田ぁ…っ!」

「うん、うん」

そっと、躊躇い、戸惑うように微かに震えた手が
私の頭に触れ、そのまま下に降りて行き背中に回る。そのときすでに私は、彼の胸の中にいた。

「島田…?」

驚きすぎて、涙も止まった。驚き戸惑う私の声は、微かに震えていた。

「…俺さぁ、松本が好きなんだよね。」

「…は…あ!?」

「亜衣とは話しつけてきた。亜衣も薄々感づいてたんだって。」

「ちょ、待って待って…話が読めな」

「…お前、俺のこと…自惚れかもしれないけど、好きだろ?」

「…っ、」

突然、何を言い出すのかと思ったら。
彼からの愛の告白。彼からの、愛の言葉。

ずるいよ、先に言うなんて……っ

それに、私の気持ち、気づいてたの…?


「好きだよ、馬鹿…っ」

無意識に言っていた言葉と同時に、また涙があふれた。
その涙を、そっと指で拭ってくれる彼。愛しいと思った。だから、ぎゅぅっと力いっぱい彼に抱きつく。
戸惑った様な声を出した彼だけど、すぐに抱きしめてくれた。


この時間が、永遠に続けばいい。


END

あとがき

えっと、かなり無理矢理な終わらせ方をしてしまいました…(;一_一)←
これは良くできたかなーって思ってます。感情って難しかったですが…;;
読者様からみたら下手くそかもしれませんけどね…ふっ((

では次におまけを投下しておきまっす!


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