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+苦くて甘い、ラブストーリー…+
92
:
紅桜
◆H2afPHIwUk
:2009/11/12(木) 23:28:04 HOST:i121-115-127-245.s04.a013.ap.plala.or.jp
今は時間がないから&気分転換の短編小説「愛してるー前編ー」
「ゆーくん、ゆーくん。学校一緒に、行こう!」
るんるんるん♪
なんて鼻歌を歌いながら、幼馴染の家へ。自然と声は明るく高くなる。
ああ、私を見てなんて言ってくれるかな?
何も言ってくれなかったら、どうしよう。もう泣くしかない。
「…朝から鬱陶しい。俺一人で学校行くから。」
ドキッ…胸が高鳴る。心臓が煩く鳴っている。ゆーくん、とーじょー!
いや、でも待て自分。今、なんと…?え、まさか鬱陶しいとおっしゃいましたまさか?((
「ゆ、ゆゆゆーくん…! 今何と…! 恐ろしい言葉が聞こえた気がするんだけど!」
「鬱陶しい、近寄るな、朝迎えにくんのやめろつった。」
ガッビーン! いやん意外に毒舌だわゆーくん…! なんて言ってる場合じゃないよやばッ!
「鬱陶しい…近寄るな…迎えくんな…どうして…私はゆーくんの彼女なのにッ!」
「おい、いつから彼女になった。」
バッサリだよー!もう私の心はズタズッタ…立ち直れね…ないぃぃ!
でも!そんなんで引き下がるわたくしではなくてよ!
フーッ!フーッ!と鼻息を荒くしながらゆーくんを見つめると呆れた様な哀れむような視線で此方を見つめるゆーくん。
哀れむくらいなら一緒に行っておくれ!いやいや溜息ついてないで!
「わかった。今日限りでやめろよ? 分かったな?」
「え゛ー…」
「わかったな? あ゛?」
「すみません承知いたしました、ありがとーございますー!」
よっしゃ! 結局強く言えないところが良いなーゆーくんは!
また鼻歌を歌い出すと、ハッと思い出す。そうそう、今日はゆーくんのためにお化粧を…!
「唇テカテカキモい、髪ハネすぎ、パンダ目。」
き、気づいてくれた…! いやでも…せっかく一時間かけたメイク否定されてね?うん!
がーん、とショックを受け落ち込んでいると、ゆーくんがはぁ、と溜息を吐いたのが分かった。
「なあ、俺のこと、そんな好き?」
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