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+苦くて甘い、ラブストーリー…+
81
:
紅桜
◆H2afPHIwUk
:2009/09/11(金) 18:42:30 HOST:i114-181-184-70.s04.a013.ap.plala.or.jp
大切な時 +第二話+
「それはまた突然に/後編」
「もう一度おっしゃって下さる?」
「だぁかぁらぁ、僕達の学校に君は来るんだよ、って!」
二人の話し声がその室内に響き渡る。
一つは、声からして美しい女性を思わせるような、高めの落ち着いた声。
そしてもう一つは、甘ったるい可愛らしさを含むが、艶っぽい低めの男を思わせる、声。
あながち、その予想は間違ってはいない。しかし、想像していたものとは少し違うと思う、けれどね…――。
何ってそれは――…
………。
ふ、…ふ……ふざけるなぁあああぁあ!!
性格、じゃないかな。
―――…遡ること、数分。
「…て!……きて…起きてぇ!!」
ガバッ、と効果音がつきそうな程勢いよく起き上る私。隣でギョッとしている、男。
「きゃぁああぁああ!!」
甲高い大きな声を上げるとさっき体から剥がした布団を今度は頭まですっぽりと、かぶる。
男は呆然としたまま、ポカーンと口を開けていて、これが開いた口が塞がらない、ということなんだと思った。
「だ、誰よ! そして何この服! 何故着替えているの?! 私!!」
繋がらない言葉達が、私の口から零れおちる。いや、吐き出す、といった方が正しいのだろうか。
取り敢えず声を荒げて、そう言った。男は我に返ったように阿呆みたいに開いていた口を閉じると私を見た。
いや、実際見たわけではないが、何だか真剣なまなざしが向けられているような気がした。
「……答えなさいよ」
チッと短く舌打ちを響かせるとゆっくり布団をまた体から剥がし、相手の方を見つめ返す。
男は困ったように曖昧に笑って見せると、重い口を開いた――…。
「君は僕達の学校に、転入することになったんだよ」
………watt?
「それは突然に/後編」 大切な時+第二話+ 終
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