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物語をつくるスレ 第十九章
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過度の下ﾈﾀはご遠慮下さい
▼登場人物
僕・・・永遠？の塾生。夢の世界で角界入りし横綱昇進、引退後は大学院を修了し親方に専念
ﾀﾏ・・・礼文島出身のひよねこ
ﾍﾟｹ・・・元ｴｰｼﾞｪﾝﾄのﾀﾏの弟
ｸﾗｰｸ博士・・・ﾀﾏが尊敬する人物
ﾄﾞﾗ・・・知床在住のﾀﾏの旧友
礼文島の猫岩・・・ﾀﾏ･ﾍﾟｹの母猫の化身
前スレ
物語をつくるスレ 第十八章
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/school/5444/1715435155/-100
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雨が小降りになったせいか、ペケの頭の中のBGMはトルネコ1の一階と二階に変わった。
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へんなやつ
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ペケは脳内でかかってるトルネコの一階と二階のBGMに合わせながら、
手を振り、足踏みしだした。その様子はまるでトルネコのようであった。
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ペケティ「２階ではまどうしを目覚めさせなければ大丈夫だ」
ペケポン「しかし１階でもいきなりゴースト２匹以上の部屋にいると即詰みだね」
ペケティ「うん。ちなみに１階・２階じゃなくて地下１階・地下２階なんだよな」
ペケポン「ペケに言わせりゃこまかいことはいいんじゃないの」
ペケティ「そうだね」
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ペケは鋭い指摘に思わず頷いた。
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ペケポン「ちなみにその場で足踏みをしたペケは、満腹度が10くらい減ったんじゃないかな」
ペケティ「ハラヘラズの指輪をつけてるんじゃないか」
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ペケ「その場で足踏みしてるだけで移動してないから大丈夫だ」
ペケ「もまいら、ダンジョンに行くぞ」
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ペケポン「なんだ、ABボタン同時押しではないのだな」
ペケティ「足踏みというとABボタン同時押しを指すもんだがな」
２匹はダンジョンに入らなかった。
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ペケポンティ「おもろい」
https://www.youtube.com/watch?v=JCoR9X0bvqE
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ペケ「ABボタン同時押しだと腹が減る。回復はできるが」
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ペケがダンジョンに入るのを見届けると、ペケティポンは今日の仕事を始めた。
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ペケは地下1階でドラゴンキラー＋3とドラゴンシールド＋3とワナ抜けの指輪を手に入れた。
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ペケはメールでペケポンティに報告した。
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ペケは地下3階でワンルーム型のモンハウスに遭遇した。
しかし、盗賊の指輪を装備していたので悠々自適にアイテムを回収していった。
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ペケティ「盗賊の指輪があるってことはもっと不思議かな」
ペケポン「もっと不思議で奇妙な箱と盗賊の指輪を持って帰ってきて、幸せの箱を閉じて不思議のダンジョンに行った可能性もある」
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ペケ「もっと不思議だよ。玄人仕様だからな」
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ペケポン「見てきたものや聞いたこと、覚えてきたこと全部、でたらめだったら面白い。そんな気持ちわかるでしょう」
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ペケ「なんだとコラ」
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ペケティ「なるべく少しの幸せと、なるべく少しの不幸せ。なるべくたくさん集めよう。そんな気持ちわかるでしょう」
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ペケ「幸せの方がええ」
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ペケは暑さでへたっていた。
ペケ「とけるぅぅぅ」
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ペケポン「ダンジョンから戻ってきたのですか。それとも地下25階以下ですか」
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ペケ「あまり細かいことは気にしないのだが、地下26階でドラゴンと戦ってる」
ペケはメールで返した。
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ペケは地下40階で荒巻豊志の「紛争から読む世界史」を読んでいた。
ついでにそこで紹介されてる岩波新書の東南アジア史10講も読み始めた。
ペケ「娑婆では世界史の見取り図は廃盤になってしまったのか？歴史総合とかいう科目に変わったとか聞くし」
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マシュマルはオカマンベールチーズを切り分けた。
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慶應はさすが今日も高級ワインか。日吉のイタリアンディナー折橋さんといったけど美味かったよ。よく食べるしよく飲む子だったな。クラ友。
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あとまりものエビピラフランチとか。顔がいいとかじゃなくそういう要素をクリアするからインカレでも勝てるわけで、兵糧選びや社交は大事だな。昼夜の慶応。
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ペケ「歴史の勉強って語学と一緒で継続が大事やな。だいび忘れてたわ」
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まだ学問やってて偉いね。学者さん。
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ペケ「学び続けなければダメだと福沢諭吉先生が言うてた気がするが」
ペケ「そもそも学問なしの人生って退屈との戦いになるよ」
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ペケ「ガチな暑さだな。外を10分以上歩くと汗汁だくになる」
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ペケは地下99階からスピニングバードキックで30分で地上に戻ってきていたのだった。
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ペケは学問をサボってるSADにネコパンチをお見舞いした。
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暑中見舞いのペケパンチであった。
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福澤はさんずいなのだが。にすいは部落かもな。
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いや学者はしてるけどなインプットしたらアウトプット明日図書館行こうかな、哲学、文学、宗教神話、医学。
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ペケ「図書館でアウトプットってどうやるんだろう」
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パソコン。
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ペケ「珍しくSADが普通に話した」
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ペケは暑くて外を歩けない日中は、忘れかけていた世界史の学習に充てることにした。
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>>116
ペケポン「何がどう困るのかね？ 引退しないように努力したのかねキミは」
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マンチ「こまケェことはいいんだ」
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ペケ「溶けるぅぅぅぅ」
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ペケポンにマンパンチが飛んできた！！！
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ペケポン「マンパンチというのはマンチのパンチということですか」
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マンチは大きく頷いた。
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ペケポン「なるほど」
ペケポンはそのマンパンチをかるくいなした。
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マンチはマンパンチを再び繰り出すか慎重に娑婆の情勢を見極めた。
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ペケポン「なぜキミはボクにマンパンチを繰り出したのかね。そしてなぜ娑婆の情勢を見極めるのかね。娑婆の意味をわかっているのかね」
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マンチ「こまケェことは・・・」
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