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統合失調症について(´・ω・`)

1名無しさん:2021/01/19(火) 22:47:34
ドパミン(どぱみん)
/ ドーパミン / dopamine /

神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において中心的な役割を果たしている。

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ドパミンは神経伝達物質のひとつで、カテコールアミンと呼ばれる種類に属します。アミノ酸のチロシンから酵素の働きによって合成されます。

ドパミンが働く主な神経経路には黒質線条体路・中脳辺縁系路・中脳皮質路の3つがあります。黒質線条体路はパーキンソン病と関連し、中脳辺縁系路と中脳皮質路は統合失調症と関連するとされています。

2名無しさん:2021/01/19(火) 22:49:44
ドパミンが働く主な神経経路には
黒質線条体路・中脳辺縁系路・中脳皮質路の3つがあります。

黒質線条体路はパーキンソン病と関連し、

中脳辺縁系路と中脳皮質路は統合失調症と関連するとされています。

3名無しさん:2021/01/19(火) 22:51:02
精神科の薬を「向精神薬」と呼びます。向精神薬を分けると、おおむね以下の通りです。

抗精神病薬
抗うつ薬 YouTube
気分安定薬・抗てんかん薬
睡眠薬・抗不安薬
その他(抗認知症薬など)

4名無しさん:2021/01/19(火) 22:54:32
【抗精神病薬】
抗精神病薬は主にドパミンを遮断する薬で、
統合失調症の患者さんに処方されます。
副作用として、けだるさ、鎮静があります。
この副作用を利用し、興奮している人や暴れている人、
眠れない人にも処方することがあります。
抑うつ状態の人に抗精神病薬を少量加えると、
鬱が良くなることもあるので、そのような処方もあります。

抗精神病薬は①定型、②非定型、に分けることができます。
おおざっぱに言えば、定型に属するものは古いタイプの抗精神病薬で、
鎮静作用が強く、またパーキンソン症状などの副作用も強いです。
例:ハロペリドール
非定型とよばれるものは、定型よりも新しいタイプの薬で、
副作用は少ないです。最近ではほとんど非定型の薬を使っています。

非定型の薬は以下の種類に分けます。

SDA:例:リスペリドンなど
MARTA:マルタと呼ぶ。
例:オランザピン、クエチアピンなど
(クエチアピンはドパミン遮断作用は弱いが、
抗うつ効果が強く、様々な使い方をします)

DPA:ドパミン受動態部分作動薬、アリピプラゾール(エビリファイ)など。

少量だと抗うつ効果、中等量以上で抗精神病効果がある、
不思議な薬。アカシジア(足がむずむずすること)になりやすい。

5名無しさん:2021/01/19(火) 22:57:13
【抗うつ薬】
抗うつ薬は文字通り、うつ病の人に処方します。
うつ病の人は、抑うつ症状の改善効果および再発防止効果があるので
必ず飲んでください。
躁うつ病の人に処方すると、躁状態になる恐れがあるため、
原則処方はしません。また若い人に処方すると自殺のリスクが上がるため、
慎重に投与します。
他にも、高用量で強迫性障害や不安障害、パニック障害に効果があります。
が、効果作用まで2週間ほど時間がかかり、また毎日飲まないと効果がないため、
軽症例にはあまり使いません。
抗うつ薬の副作用として、胃腸関連症状、イライラなどがあります。

抗うつ薬についても、三環系とSSRI/SNRIに分けることができます。
SSRI/SNRIの方が新しく、副作用も少ないです。

三環系抗うつ薬:アナフラニールなど
SSRI:パキシル、ジェイゾロフト(セルトラリン25〜100㎎)、
レクサプロ10〜20㎎など

SNRI:サインバルタ(鎮痛作用もある)など

NaSSA(ナッサ):リフレックスなど。抗うつ効果は高いが、
鎮静作用が強く、眠気が出る。

S-RIM(エスリム):トリンテリックスなど。新薬であり、2週間処方

6名無しさん:2021/01/19(火) 22:59:05
【気分安定薬・抗てんかん薬】
気分安定薬は躁うつ病の人に処方します。抗てんかん薬由来のものが多いので、一緒にまとめました。てんかんの患者さんも当院に来られています。
全般性発作にはバルプロ酸、部分発作にはラモトリギン、イーケプラが基本です。

血中濃度を測らなくてはならないのも、このグループの特徴です。

躁 うつ
炭酸リチウム 〇 〇 血中濃度を測る
バルプロ酸 ◎ × 血中濃度を測る
ラモトリギン × ◎ 副作用として皮膚炎に注意
カルバマゼピン ◎ × 古いタイプで、副作用も多いので使わない

7名無しさん:2021/01/19(火) 23:01:48
【睡眠薬・抗不安薬】
睡眠薬とは、主にベンゾジアゼピン系の薬物を指し、リラックス作用・睡眠作用があります。効果はお酒に少し似ていて、依存性がある点もお酒に似ています(が、お酒ほどはありません)。
新薬系は依存性が少なく、自然な眠りが特徴です。ジェネリックがないため、値段10倍ぐらいします(それでも1錠100円程度、保険がきくので30円ほど)。効果も弱い?印象があります。

入眠剤(3hぐらい) 一晩(6hぐらい)
ベンゾジアゼピン系 トリアゾラム(ハルシオン)
ブロチゾラム(レンドルミン)

フルニトラゼパム(サイレース)
ニトラゼパム(ベンザリン)

エスタゾラム(ユーロジン)

非ベンゾジアゼピン系 ゾルピデム(マイスリー)
ゾピクロン(アモバン)

エスゾピクロン(ルネスタ)

新薬系 ラメルテオン(ロゼレム):メラトニン受容体作動薬
レンボレキサント(デエビゴ)NEW2週間処方:オレキシン受容体拮抗薬

スボレキサント(ベルソムラ):オレキシン受容体拮抗薬
その他(漢方や薬の副作用応用) 抑肝散
ミアンセリン(テトラミド)、トラゾドン、ミルタザピン:抗うつ薬の副作用利用

クエチアピン:抗精神病薬の副作用利用

ベンゾジアゼピン系睡眠薬:脳内物質であるGABA受容体に作用。不安緊張をとる作用がある一方、依存性に注意
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬:GABA受容体に作用するのは同じだが、不安緊張をとる作用が少ないため、依存性が抑えられている
メラトニン受容体作動薬:メラトニン受容体に作用することで、体内時計を調節し、自然な眠気をうむ
オレキシン受容体拮抗薬:目を覚ます作用のあるオレキシンの作用を抑え、眠気をうむ



抗不安薬:どれもベンゾジアゼピン系。作用時間によってタイプを分ける。副作用は眠気。
短時間型:エチゾラム(デパス)、リーゼなど。効果が短い分、より依存性が高い
中間型(3〜6h):ブロマゼパム(レキソタン・セニラン)、アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)、ロラゼパム(ワイパックス)
超長時間(24h):ロフラゼプ酸エチル(メイラックス)、リボトリール

8名無しさん:2021/01/19(火) 23:03:33
【その他、抗認知症薬、発達障害治療薬】
認知症の薬は少なく、以下の4種類あります。

コリンエステラーゼ阻害薬:アリセプト、レミニール、イクセロンパッチ
NMDA受容体アンタゴニスト:メマリー
またADHDに対し、コンサータ(少量がゆっくり放出される、覚せい剤)、ストラテラ(SNRIに似ている)、インチュニブ(高血圧の薬に似ている)があります。ASDに対する薬はまだありません。コンサータの有効性が高いですが、処方できる医師・薬局が限られています。ストラテラはジェネリックがあり、安いです。

精神科でも漢方を使いますが、エビデンスがあるものが少ない印象があります。

抑肝散:もともと夜泣きの子供に出したもので、認知症の不安や神経症の人に処方することがある。
加味逍遙散:神経症に対して

9名無しさん:2021/01/19(火) 23:18:45
抗精神病薬の主作用
こころと脳のくすり

神経伝達物質について
何かを思ったとき、何かをしようとしたとき、脳や神経細胞は互いに様々な化学物質をやりとりして情報を伝えています。その一連の物質は神経伝達物質と呼ばれています。馴染みの無い人が多かろうと思いますが、抗精神病薬の作用副作用を語るには大変重要なキーワードです。

正常な人では、神経伝達物質の働きがバランスを保っていることで正常な思考や動作につながりますが、何らかの原因(例えばストレス)によりどれか1つでも多過ぎたり少な過ぎたりした時には、何らかの精神症状が現れると考えられています。

例えば統合失調症では、「ドパミン」という神経伝達物質が関わる神経系が異常に亢進することで、思考がまとまりを失ってしまう疾患と言われています。また、ドパミンを多量に放出する作用がある覚せい剤は、乱用により統合失調症に似た症状を引き起こすことが知られています。逆にドパミン神経系が機能低下した状態だとパーキンソン病になると言われています。



統合失調症にはどう効くか
抗精神病薬は主にはこのドパミンによる過度の神経伝達を抑制することで統合失調症の治療に用いられます。しかし、統合失調症における様々な精神症状はドパミン以外の神経伝達物質も関わっていることが明らかになってきました。それぞれの精神症状とそれに関わる神経伝達物質の組合せは、およそ次のようになものだという説があります。

不安、焦燥感・・・ノルアドレナリン
幻覚、妄想・・・ドパミン
自閉、意欲減退・・・セロトニン

近年登場した非定型抗精神病薬のうち、リスペリドン(リスパダール)やペロスピロン(ルーラン)は上記のうちドパミンとセロトニンが関わる神経伝達を抑える働きがあり、それで自閉や意欲減退といったいわゆる陰性症状にも効くのではないかと考えられています。オランザピン(ジプレキサ)とクエチアピン(セロクエル)はこれら以外にもヒスタミンやアセチルコリン等いくつもの神経伝達物質の作用を程良く抑えることで様々な精神症状を改善しようとする薬です。



なぜ飲み続けなければならないか
抗精神病薬は病気の原因を完全に取り去ってくれるものではありません。統合失調症に対しては幻聴や妄想など病気の症状を抑え、それがまた現れないように「蓋をする」ようなものです。つまり続けて飲んでいる間しか効果は無く、健康的な社会生活を送るためには長期間継続して服薬することがどうしても必要になります。いつまで飲み続けなければならないかは誰にも分かりませんが、もし治療の途中で薬をやめてしまった場合はかなりの確率で病気が再発してしまうことが知られています。そして再発を繰り返すたびに社会生活の能力はどんどん失われていってしまうといわれています。

薬を飲みたくなかったり飲めなかったりする場合は「なぜ飲みたくないか」、「どうしたら飲めるようになるか」を主治医と一緒に考え、よく話し合って解決していくことが大事です。また、薬をちゃんと飲んでいても大きなストレスや環境の変化が再発の原因となることがあります。継続して正しく薬を飲むことと同時に、精神療法やデイケアなどでのリハビリテーションを行うことでストレスへの対処方法を身に付けることも必要だといわれています。

10名無しさん:2021/01/19(火) 23:29:04
陽性症状
妄想
「テレビで自分のことが話題になっている」
「ずっと監視されている」など、実際にはないことを強く確信する。

幻覚
周りに誰もいないのに命令する声や悪口が聞こえたり(幻聴)、
ないはずのものが見えたり(幻視)して、それを現実的な感覚として
知覚する。

思考障害
思考が混乱し、考え方に一貫性がなくなる。会話に脈絡がなくなり、
何を話しているのかわからなくなることもある。

陰性症状
感情の平板化(感情鈍麻)
喜怒哀楽の表現が乏しくなり、他者の感情表現に共感することも
少なくなる。

思考の貧困
会話で比喩などの抽象的な言い回しが使えなかったり、
理解できなかったりする。

意欲の欠如
自発的に何かを行おうとする意欲がなくなってしまう。
また、いったん始めた行動を続けるのが難しくなる。

自閉(社会的引きこもり)
自分の世界に閉じこもり、他者とのコミュニケーションをとらなくなる。

認知機能障害
記憶力の低下
物事を覚えるのに時間がかかるようになる。
注意・集中力の低下
目の前の仕事や勉強に集中したり、
考えをまとめたりすることができなくなる。
判断力の低下
物事に優先順位をつけてやるべきことを判断したり、
計画を立てたりすることができなくなる。

3.病気の経過と症状は?
統合失調症は病気の経過により、
前兆期・急性期・消耗期(休息期)・回復期に分けられます。
それぞれの病期で特徴的な症状が認められます。

※不安・孤立・過労・不眠などによるストレスの蓄積は、
症状の悪化や再発につながる恐れがあるので注意しましょう。

※統合失調症は1日も早く治療を開始したほうが病気の回復が早く、
症状も軽くてすみます。まずは専門医に相談しましょう。

前兆期
特に目立った症状はありませんが、何となく変だと感じるようになります。
眠れなかったり、イライラしたり、集中力が低下するなどの症状が続きます。

急性期
幻覚や妄想など不思議な体験をするので、自分の中で何かが変だと
感じながらも、自分が病気だと思えず、他人から見ておかしな
行動をすることがあります。また、周りの出来事に敏感になり、
不安や緊張を強く感じたりします。

消耗期(休息期)
幻覚や妄想などの目立った症状は少なくなりますが、
元気がなくなったり、やる気が起こらなくなったりします。
これは、急性期に心と体のエネルギーをたくさん使ってしまったことが
原因と考えられていますので、薬を飲み続けながら、ゆっくりと十分に休むことが必要です。

回復期
少しずつ元気が出てきて心も体も安定してきますので、
焦らず、ゆっくりと生活の範囲を広げていきましょう。
また、再発予防のために薬を忘れずに飲むことが大切です。

11名無しさん:2021/01/20(水) 00:20:13
安定期の治療は?
● 安定期にはどんな治療を行うの?
① 薬物療法
 2〜4週おきに通院治療を継続します。再発予防のためには,継続的な服薬が必要です。服薬がいつ
まで必要かについては,以下のような目安がありますが,それぞれの患者さんの様子をみながら個別に
薬物療法の漸減・中止を行います。ただし,薬物療法を中止する場合には,中止後も一定期間は通院し
て症状が悪化していないか診察を受ける必要があります。また,再発の兆候がみられた場合にはすぐに
対応・受診できるように心がけます。
・ 初発で症状が消失した場合には抗精神病薬を 12 〜 24 カ月服用して漸減・中止します。
・ 再発が2回以上みられたり,症状が持続する場合にはさらに服用を継続します。3年以上再発が  
なければ漸減・中止することも可能です。
・ 頻繁に再発する場合には,長期間にわたって服薬の継続が必要です。
② 集団療法
 回復期に引き続き,集団精神療法,レクリエーション療法,作業療法,生活技能訓練などを患者さん
の状態に合わせて行います。
③ 家族の役割
 引き続き,診察場面での情報提供を行います。とくに再発の兆候には十分に注意するようにします。
また,以下の点に配慮することが治療上重要になってきます。
・ 家族の抱える問題の解決には,患者さんに批判的で,負の感情があらわな家族と同居する場合,再発
率が高くなることが知られていますので,家族の中に受容的雰囲気を作ることが大切です。家族への
心理教育,コミュニケーション促進,問題解決,危機介入などが図られます。
・ 家族会など自助グループへの参加も効果的です。
● 安定期の治療のポイントは?
 再発を防止することが大切なので,再発の兆候を早期にとらえるようにします。再発の兆候
としては,不眠,注意力低下,食欲低下,抑うつ,妄想的な考え,過活動などがあります。
 引き続き精神症状,副作用,服薬状況,認知機能,社会生活機能の評価を行います。慢性的
な陰性症状が社会生活の妨げとなるので,リハビリテーションにより改善を図っていきます。
 安定期とは,回復期を過ぎても長期間にわたって症状に大きな変化がみられな
い時期を指します。人によっては幻覚や妄想が少し残る場合がありますが,日常
生活が幻覚や妄想に支配されない状態であれば安定期と考えられます。
 安定期では以下の点が重要になります。


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