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代理投下スレ

20スター俳優マルス 3章4/4:2010/07/23(金) 22:53:03
エフラム「うう…頭がいてぇ…昨日飲み過ぎたか」
頭を触りつつ俺は人が疎らなショッピングモールを歩いていた
飲み始めてからの記憶が曖昧だがきっとビラク殿のお世話になったのだろう
起きたら机の上に『少年よ、頑張れ』と書かれた紙と朝食があった
時計を見るともうすぐ11時ってところであったので急いで食べ、後片付けをする
俺はヘクトルと違って保母志望だからな。家事はそこそこできる
今朝のことを振り返っていると視界に見覚えのある人が入った

エフラム「あれは…エイリークとシーダさんか」
声をかけようと思ったが昨日のビラクの言葉が再生される
「同性愛」…そうか、きっとあれはデートなんだ。邪魔してはいけないな
そう思った俺は声をかけずに元来た道を戻ろうとした…2人が立ち止まった店を見るまでは

エフラム「あれ…たしかあそこは…」
少し前にミルラ達とあそこでとある服を見た記憶がある…
まさかと思い2人に気づかれない角度から店のショーケースを覗きこむ
俺は自分の記憶力のよさをこれほど後悔したのは初めてかもしれない
2人が見ているショーケースには純白のウェディングドレスが飾られていた
更に会話を聞くために2人の死角(ガラスの反射からもだ)から近づく
シーダ「……なら………様も見とれますかね?」
エイリーク「ええ、きっと見とれるわね。どうする、これにする?」
シーダ「はい!じゃあ行きましょうか」

………そうか、2人の愛はそこまで進んでいたのか
もうこの世の全てが嫌になった…鬱だ…そうだ、また寺に行こう
俺はマルスに同情しつつ、世俗から離れるために寺へ向かった

4章へ続く


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