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代理投下スレ

1名無しさん:2010/06/15(火) 00:00:43
「この流れに乗りたいけど規制中だよこの野郎」
「いいネタ思いついたけど、この規制は何時まで続くんだ?」って人たちのネタを、
本スレに書き込める人が代わりに投下してあげようというスレ

2名無しさん:2010/06/15(火) 00:20:10
乙です! ありがてえ……
というわけで早速投下してみます
随分前に少しだけ見たエリニノという言葉が気になったので。

3エリウッドの花嫁さん1:2010/06/15(火) 00:21:17
エフラム「おはよう」

エリウッド「やあ、おはようエフラム」
エイリーク「おはようございます、兄上」
アイク「……早く座ってくれ」
マルス「おはようエフラム兄さん」
ヘクトル「よう、遅かったな」
エリンシア「おはよう、エフラムちゃん」
ミカヤ「おはよう。席に着きなさいね、準備は出来てるから」
リーフ「ああ、お腹空いたよ……」
ニノ「あたしもー」
セリス「エフラム兄さんが最後だね」
ロイ「これで全員揃ったし、みんなで朝食タイムだ」
リン「やれやれ、ようやくね」
エフラム「……?」
セリカ「どうしたの、エフラム兄さん?」
アルム「座らないのかい?」
シグルド「呆けた顔をして、どうした?」

エフラム「……」
エフラム「家族、増えたか?」

4エリウッドの花嫁さん1:2010/06/15(火) 00:22:01
ロイ「増えたって……」
リーフ「ミカヤ姉さんにシグルド兄さん、エリンシア姉さんにアイク兄さん」
マルス「ヘクトル兄さんにエリウッド兄さん、エフラム兄さんエイリーク姉さん、そして最近太ましいリン姉」
リン「言いたいことはそれだけかしら」
マルス「嘘ですゴメンなさい」
アルム「後はセリス兄さんマルス兄さんリーフ兄さん、僕とセリカとロイ」
ロイ「そして最後にエリウッド兄さんの嫁のニノさんでしょ?」
エフラム「いや待ていつの間にそんなことになっているんだ」
エリウッド「やだなあエフラム。この結婚に一番賛成してくれたのは君じゃないか」
ニノ「うん、そうだよ。エフラム兄ちゃんの協力がなかったら、あたしたち結婚できなかったじゃない」
エフラム「身に覚えがない……」
ヘクトル「お前寝ぼけてるのか?」
シグルド「何にせよ失礼だぞ、エフラム。もう彼女は立派に我ら家族の一員なのだからな」
エリンシア「料理のお手伝いもして貰いましたわ」
ニノ「えへへ、早くエリウッド様に愛妻弁当作って上げたいからね」
エリウッド「はは、ありがとうニノ」
ニノ「エリウッド様……」
エフラム「……」
リン「エフラム兄さん、顔が険しいわよ」
マルス「ああ、あれですか。自分の目の前で幼女が他の家族といちゃついているのが腹立たしいと」
ロイ「十四歳は幼女違うよ」
エフラム「確かに……違う。ではなくて、いや、なんでもいい……。早く食べよう」
アイク「……待ちくたびれたぞ……」
ミカヤ「それじゃ、今日の音頭はニノちゃんに取って貰おうかしら」
ニノ「あたし? ……ちょっと緊張しちゃうなあ」
エリウッド「大丈夫だよニノ。僕がついている。君のことは、僕がずっと守るから」
ニノ「あ……エリウッド様……」
エイリーク「微笑ましいですね」
セリス「まさにお似合いって感じだよね」
アルム「僕たちもああなりたいものだねセリカ」
セリカ「私たちならきっと出来るわアルム……」
シグルド「……お兄さん許しませんよ」
ヘクトル「だーっ! もう良いから早くしてくれ! 腹が減って死ぬ!」
ロイ「アイク兄さんの顔から生気が無くなってきてるしね」
ニノ「あ、ごめんなさいっ! じゃあ、いただきますっ!」
全員「いただきまーす!」

5エリウッドの花嫁さん3:2010/06/15(火) 00:23:12
ミカヤ「それにしても兄弟の中でエリウッドが一番早く結婚するとはね」
エリウッド「ミカヤ姉さん、その話はもう……」
シグルド「兄として素直に弟の幸せを祝福するぞ、エリウッド。それに君もだニノ。エリウッドをよろしくな」
リン「ほんと。おめでとう、エリウッド、ニノ」
ニノ「お二人とも、ありがとうございます。……あたし、エリウッド様に恥じないお嫁さんになります」
エリンシア「その意気ですわ、ニノちゃん」
セリス「ところでやっぱり僕たちからしたらニノ姉さんって事になるのかな」
リーフ「ニノ『姉さん』……。自分よりも年下の幼妻(幼すぎる気もするけど)でありながらその実おねいさん属性も持ち合わせているだなんて……!」ブバァァッ
マルス「うわっ、リーフ、僕の朝食に鼻血をかけないでくれよ!」
ロイ「本当にリーフ兄さんは何でも興奮できるなあ」
エフラム(……何故他の誰も違和感を感じないんだ?)
ニノ「……あ、エフラム兄ちゃん、その炒り卵」
エフラム「ん、ああ……、これがどうかしたのか……?」
ニノ「それ、あたしが作ったんだけど……、どう、ですか?」(上目遣い
エフラム「ぐ……、ああ、いや、まだ、食べていない。今から食べよう……」
ヘクトル(緊張してんな)
セリカ(無理もないわね……)
アルム(あんなに純粋無垢な瞳で見られたら、ね)
エフラム「……ふむ……、少し甘い気もするが、それでも美味しいぞ」
ニノ「ほんとっ!? やったあっ!」
エリウッド「はは、よかったねニノ」
ニノ「うん! あ、エリウッド様にはあれやってあげる」
エリウッド「あれ?」
ニノ「はい、『あーん』」
エリウッド「に、ニノ! 流石に恥ずかしいよ、みんなの前で! 君もそうだろう?」
ニノ「あたし、エリウッド様が喜んでくれるんだったら何でもするよ? ……あ、嬉しく、無かったかな」
エリウッド「いや! そんなことはないよニノ! ……そうだ、僕らは夫婦なんだな。思う存分夫婦らしくしよう」
ニノ「エリウッド様……! 嬉しい!」
エフラム(……絶対におかしい。何故皆この異常さ加減に気がつかない?)

6エリウッドの花嫁さん4:2010/06/15(火) 00:24:04
アイク(むしゃむしゃ)
ミカヤ「うーん、青春ね」
シグルド「私もディアドラと……」
エリンシア「素敵な夫婦ですわね」
ヘクトル「朝から見せつけてくれるぜ」
エイリーク「ですが、あのエリウッドの幸せそうな顔……」
リン「ニノと一緒の時は、いつもより輝いてるわね」
セリス「僕もあんな風にお似合いの人を見つけられるかな」
リーフ「……ニノ姉さん……ニノお姉さん……うふふ」
マルス「リーフ、怖いよ。……だけどまあ、幸せそうで何よりだね」
アルム「これは、僕らも負けてられないねセリカ」
セリカ「ええ、そうね……。でも、あの二人のラブラブっぷりにくらくらするわ……」
ロイ「僕も……。新婚ムードに酔いそうだよ」
エフラム(……そもそもエリウッドはニノと何か接点はあったろうか)


かくしてエフラムの心の内に疑問を残したまま、エリウッドとニノの新婚二人の惚気メインの朝食は終わった。


ミカヤ「それじゃあ、少し出かけてくるわね」
シグルド「私も、出かけてこよう」
ニノ「あ、いってらっしゃい! 玄関まで送るね」パタパタ
ミカヤ「……ああ、なんて良い子なのかしら……」
シグルド「ウチにはもったいないくらいの出来た子だな」
ニノ「そ、そんな……、あたしなんてまだまだで」
ミカヤ「謙遜しないの。あなたは立派な、素晴らしい子よ」
シグルド「自分に誇りを持つと良い。それじゃあ行ってくる」

エフラム「……」



エリンシア「やっぱり家族が多いと洗い物も大変ですわね」
セリス「そうだね」
ニノ「あ、あたし手伝うよ」
エリンシア「あらあら、ニノちゃんはエリウッドちゃんの側にいてくれていいんですのよ?」
セリス「うん、新婚さんなんだから」
ニノ「ううん、確かにエリウッド様の側にはいたいけど、ちゃんと家族のお仕事をしたらにするって決めてるから」
エリンシア「ふふ、それじゃあお手伝い、頼んじゃおうかしら」
ニノ「任せて!」

エフラム「……」

7エリウッドの花嫁さん5:2010/06/15(火) 00:25:07


アイク「ヘクトル、鍛錬につき合ってくれ」
ヘクトル「おうよ。エフラムは……、何かまだ気が抜けてるな」
アイク「二対一で相手しようと思っていたのだが」
ニノ「あ、それならあたし、魔法で相手しようか、アイク兄ちゃん」
アイク「魔法か……」
ニノ「ウルスラさんに教わったサンダーストームとかフィンブルとか……」
ヘクトル「へえ、良いじゃねえか。兄貴、俺とニノで今日こそアンタを倒すぜ」
アイク「ふ、良いだろう。魔道士相手というのも良い。来い、ニノ!」
ニノ「うん、行くよ!」
ヘクトル「ニノ、前には出るなよ!」
ニノ「わかってる!」

エフラム「……」



マルス「あ、ニノ姉さん」
ニノ「マルスくん……」
マルス「あの、ちょっと良いですかね」
ニノ「どうしたの?」
マルス「いやあ、ニノ姉さんって元は黒い牙の一員でしょう? 僕、前々から黒い牙のみなさんとお知り合いになりたくて」
ニノ「そうなの? うん、友達が増えたらライナス兄ちゃんきっと喜ぶよ!」
マルス「ニノ姉さんから、僕のこと紹介して貰えませんか」
ニノ「うん、するよ! 大事な義弟の頼みだもんね」
マルス(黒い牙への繋がりゲット。エリウッド兄さんは最高の相手を選んでくれましたよ)
リーフ「……ニノ姉さん……姉さん……おねいさん……」ブバァァァ
ニノ「って、リーフくん大丈夫!?」
リーフ「あ、なんて優しい……おねいさん」ガクッ

エフラム「……」

8エリウッドの花嫁さん6:2010/06/15(火) 00:26:50


エイリーク「ニノさん……」
ニノ「エイリークさん?」
エイリーク「……あなたは、仲間ですね」ガシッ
ニノ「え、あの……?」
エイリーク「いえ、何も言わなくても私には全てわかります。あなたは同志……」
エイリーク「共に、戦っていきましょう。協力は惜しみません……、何故なら仲間だから」
ニノ「よ、よくわからないけど……、よろしくね……?」
エイリーク「ええ!」

エフラム「……」



エフラム「なんだ……良い娘じゃないか」
エフラム「まったく、こんな事で悩んでいた俺は馬鹿だな」
エフラム「素晴らしい嫁を貰ってきたものだ、エリウッド」
ニノ「エフラム兄ちゃん、どうしたの?」
エフラム「ああ、いや、お前が俺たち家族の一員になったことを、心から喜べると思ってな」
ニノ「……あ、ありがとう、エフラム兄ちゃん!」
エフラム「これから家族の一員として、宜しく頼むぞ。ニノ」
ニノ「うん!」
エリウッド「あ、ニノ。ここにいたのかい」
ニノ「エリウッド様!」
エフラム「……エリウッド。朝はすまなかったな。結婚おめでとう。幸せにな」
エリウッド「エフラム……。ああ、僕は必ずニノを幸せにしてみせるよ」
ニノ「エリウッド様……嬉しい……」



エフラム「……」
エフラム「……」
エフラム「夢、か……?」
エフラム「だとしても、言わねばならないことが出来たな」

エリウッド「ふぅ……今日も良い天気……」
エフラム「エリウッド!」
エリウッド「エフラム? どうかしたのかい?」
エフラム「お前、ニノを嫁に迎えろ」


ジャファル「……」
ジャファル「……瞬殺の時間だな」

【おしまい】

9名無しさん:2010/06/15(火) 00:28:08
と、まあ以上です
行数のことを考えていなかったのが失敗ですね、申し訳ない……
次回投下する時はちゃんとその事も考えて投下しようと思います

このような場を設けて下さり、ありがとうございました。

10名無しさん:2010/06/15(火) 19:48:22
アミッド「あれ、アーサーそれ白髪なんじゃ・・・」
アーサー「はぁ?何を言ってるんだアミッド、トードの血を引く人は
全員銀髪じゃないか」
アミッド「銀髪?それがか?それに、俺もトードの血を引いてるけど、
銀髪じゃないぞ」
アーサー「血はあるけどクラスは風魔法しか使えないウインドマーz
アミッド「うあああああああああああああ」

聖戦の代行キャラネタを書こうと思ったら規制じゃないかコノヒトデナシー

11スター俳優マルス! 序章:2010/07/22(木) 19:01:35
リーフ「今日は比較的平和だったな。きずぐすり3回で済んだし。ただいま〜」
本当に平和ならきずぐすりなど使わないということを考えないリーフは靴を脱ぎながら居間に向かう
リーフ「今日のおやつは何かなー…ってなんだろう?」
リーフが居間に入ると襖の奥から声が聞こえてくる
リーフ「お客さんかな?でもこの声は聞き覚えがあるぞ」
リーフは机の上にあった煎餅を取りつつ迷わず聞き耳を立てた
リーフ「この声はマルス兄さんかな。もう1人は誰だろう?」
耳には聞き慣れたマルスと凛々しい誰かの声が聞こえた
???「来てくれると信じてました」
マルス「君のためなら僕はどんな困難も乗り越えてみせるさ!」

リーフ「何やったんだろう?マルス兄さん」
リン「あの声はシーダさんじゃないわね」
リーフ「ってリ…ムガッ」
リン「シー!気づかれるでしょう!」
いつのまにかリーフの隣で聞き耳を立てていたリン
幸い2人のやり取りは気づかれず、部屋の中では会話が続いていた

???「………さま!私、あなたのことが…」
マルス「ああ、ようやく2人で会えたんだ…僕だって君のことが…」
沈黙する2人…興奮する2人…突撃する1人…って、え!?
どこからか現れたヘクトルがいきなり襖を開き突入した
ヘクトル「マルス!君にはシーダさんがいるだ…ろ」
リン「……え!」
リーフ「え、エイリーク姉さん…な、何してるの!?」

マルスと会話していたのはマルスの姉、エイリークであった…
1章に続く

12名無しさん:2010/07/22(木) 19:02:34
気がついたらPCも携帯も規制されていた…どなたか代理お願いします
続きはまた今夜にでも…

13スター俳優マルス 1章1/2:2010/07/22(木) 23:16:31
シグルドは激怒した!部屋の中で抱き合うエイリークとマルスを見たからだ
リーフ「ってシグルド兄さんいつの間に来たの!?」
シグルド「KINSHINは許さんぞ!!せいっ!」ビュン
カキーン!グサッ!ヒトデナシー!
マルス「みんな落ち着いてよ!僕には時間がないんだ!」
ヘクトル「本気なのか…2人とも?」
エイリーク「ええ!私たちは真剣なんです!」
ドサッ…居間から何かが落ちる音が聞こえた。皆が振り返るとエフラムが立ち尽くしていた
エフラム「……エイリーク…お前…マルスのことが…うぉぉぉぉ!!」ドタタタタ
リン「あ!?エフラム兄さん!!」
シグルド「そうか…そこまで本気だったのか…なら」
リーフ「ちょっと兄さん!今ティルフォング抜かないd…ギャァァ!ひとでなしー!!」
シグルドがリーフから抜いたティルフォングをマルスに向かって構える
皆が止めようとしたその時兄弟家に新たな客が来た
ピンポーン!
シーダ「こんにちはー!マルス様いますか?」
エリウッド「あれ、シーダさんか。マルスに用かい?とりあえず上がっていきなよ」
タイミングよく?帰ってきたエリウッドがシーダを招き入れる
慌てるリーフ、リン、ヘクトル。今にも斬りかかりそうなシグルド
そして少し離れて待つマルスとエイリーク
シーダ「マルス様、約束通りお邪魔させていただきます」
マルス「やあ待ってたよシーダ。じゃあ早速部屋に行こうか」
エイリーク「マルスも少し上手くなったわよ」
シーダ「本当ですか?エイリークさん、私にも手取り足取りお願いします」
この会話で居間に赤い水溜まりが出来たのは言うまでもない
リーフ「兄さん!姉さんだけではなくシーダさんまで…ギャァア!ひとでなしー!」
マルス「ああ、もういい加減にしてよね!僕は演劇の練習をしてるんだよ!」
エイリーク「あの…もしかして皆で私とマルスのこと誤解してた?」
リン「え!?演劇!?」
マルス「そうだよ、来月にシーダと僕が主演でやるんだよ」
ヘクトル「だから抱き合っていたのか…」
シグルド「信じてたぞマルス」
マルス「さっきまで人を斬るつもり満々でしたよね?」
リーフ「で、何で兄さんが主演で出てるんだい?」
シーダ「わ、私がお願いしたんです」
マルス「まあまあ、今から説明するよ」

14スター俳優マルス 1章 2/2:2010/07/22(木) 23:17:57
〜回想開始 学校にて〜
シーダ「ま、マルス様。実はお願いしたいことが…」
マルス「なんだいシーダ?」
シーダ「私と一緒に来月の舞台に出てください!」
マルス「はいぃ!?出るの!?見るんじゃなくて?」
シーダ「どうしてもマルス様と出たいんです!お願いします」ウルウル
マルス「(うっ!?そんな泣きそうな顔で上目使いで見られたら…)あ、ああ…いいよ」
シーダ「ありがとうございます!放課後また来ますので!」タッタッタ
マルス「しかし何で素人の僕に頼むんだ?」
マリク「あれ?来月の舞台は知らないんですか?」
マルス「マリクか。いや、僕にはわからないんだ」
エスト「マルス先輩に説明しましょう!」
パオラ「シーダさんがヒロインで演じる役は!」
カチュア「主人公とキスシーンがあるんですよ!」
マルス「あ、ありがとう(ていうか君達どこから来たの?)」
マリク「マルス様が好きなシーダさんはマルス様とキスシーンをしたいんですよ」
マルス「納得したよ…ならシーダのためにも頑張るか」
パオラ「安心してくださいマルス様」
カチュア「私たち3姉妹とマリクさんも」
エスト「シーダさんに頼まれて出ますから」
マリク「僕達は演技指導のフィーナさんから習います」
マルス「えーと僕は?」
フィーナ「シーダさんから習ってくださいね」

マルス「とはいえシーダも練習したいだろうし困ったな…」
放課後シーダから台本を受け取り、家に来てもらう約束をした後
悩みながら帰路を歩くマルス。そこへたまたまエイリークとばったり会った
エイリーク「あらマルス、その台本はなにかしら?」
マルス「エイリーク姉さんか、実はカクカクシカジカで…」
エイリーク「なるほど、なら私が2人の指導をしてあげるわよ」
マルス「え!いいの?」
エイリーク「今は生徒会長の仕事も少ないし、部活も休みだからね」
〜回想終わり〜
マルス「という訳。わかったかな?」
リン「マルス、あんた偉いわね…」
マルス「そうだよ、無駄に食ってばかりいるリン姉さ…痛い痛い!ギブ!ギブ!」
リン「少しでも褒めた私がバカだったわ…」
エイリーク「まあという訳で練習するから邪魔しないでね」
4人「「「「はーい」」」」
ヘクトル「ところでシグルド兄貴…仕事は?」
シグルド「………しまった!?」
エリウッド「うっ…また胃が…」
こうしてマルスとシーダとエイリークによる特訓が始まった
2章に続く

ちなみに先程泣いて飛び出したエフラムはヒーニアスやゼト、サレフに遭遇
キサマラガフガイナイカラエイリークガーアータスケテエイリークコノヒトデナシーと街中に響いたらしい

15名無しさん:2010/07/23(金) 00:03:28
しまった!ティルフォングになっとる…ティルフィングだ…

16スター俳優マルス:2010/07/23(金) 22:49:10
PC規制解除で喜んだのもつかの間…PCが故障しました…orz
という訳で代理お願いします

17スター俳優マルス 3章1/4:2010/07/23(金) 22:50:41
しっこくハウスでエフラムは座禅をくみながら考えにふける
夕食後に電話を借り、しばらく漆黒の騎士の家に厄介になることを伝えた
漆黒の騎士が辛いことがあったならいつでも頼りたまえ、と言ってくれたのもあるが
それ以上に今家に帰るとマルスを勢いで殺してしまいそうな不安があるからでもある
しかしいつまでも漆黒の騎士のお世話になる訳にもいかないので布団の中で
どうすればよいかを考え込んでしまい結局寝ることなくエフラムの一日が過ぎていった

一週間後
マルスはエイリークとの特訓により序盤の台詞は完璧に熟していた
エイリーク「そろそろシーナ姫に刺される場面でもやりましょう」
マルス「うん、何とか再開のシーンまでは出来るようになったしね」
エイリーク「そうと決まれば魔王役も必要ですわね」
マルス「今日はシーダ来ないしね。とりあえずリーフを呼んでくるよ」

リーフ「…で、呼ばれた理由はわかるけどどうして僕が魔王役なの?」
マルス「家族の男で1番しぶといから」
リーフ「…まあわかるけどさ」
エイリーク「リーフはここに立つだけでいいわ」
マルス「じゃあ始めようか」

マルス達が練習をしている時、こっそりと兄弟家に入る者がいた
エフラム「くそ、これ以上考えても仕方がないしエイリークに直接聞こう」
普段なら誰かしら家に帰ってきたエフラムに気がつくはずなのだが
たまたまマルス達以外は外出しておりエフラムは誰にも気づかれずにマルスの部屋の前を通り掛かる
するとマルスの部屋からマルスとリーフ、そして
エフラム「…む、エイリークの声がするな」
ちょうどいい、直接2人に真意を聞こうと思いエフラムはドアノブに手をかけた
その時、たまたま大きな声で台詞を読んだマルスの声が聞こえた
マルス「………に刺されて君が助かるなら本望だ」
エイリーク「………」ドスッ!
マルス「…うっ…これで…君は…救われ…る」ガクッ
エフラム「わぁぁぁぁ!!」
声を聞いて慌ててドアを押し破るエフラム。吹き飛んだドアはドアの前に立っていたリーフごと吹き飛ぶ
リーフ「このひーとーでーなーーしーーー!!」
しかしエフラムやマルス、エイリークはリーフを気にしなかった…

そしてエフラムの目に映るのはこちらを呆然とした表情で見るエイリーク
その手には刃物が握られており、その刃は…マルスを貫いていた
エフラム「嘘だ…嘘だろ…あぁぁぁぁぁ!!」
パニックになったエフラムは叫びながらその場を逃げ出していった……

エイリーク「あ、ちょっと?エフラム兄上?」
エイリークは慌てて廊下に飛び出すが既にエフラムは消えていた
マルス「エフラム兄さん、いきなり人の部屋のドア壊して何するんだ!?」
リーフ「…というかまず助けてよ…このひとでなしー!」
横になっていたマルスはドアの下敷きになっていたリーフを華麗にスルーして廊下に向かう
エイリーク(エフラム兄上…)
マルス「エイリーク姉さん、エフラム兄さんは皆に任せて演技指導お願いします」
エイリーク「あ…はい」

18スター俳優マルス 3章2/4:2010/07/23(金) 22:51:25
家を飛び出したエフラムは近所の公園のベンチで泣いていた
エフラム「エイリーク…どうして…」グスン
そんな時エフラムの前をたまたま通り掛かった男が泣いているエフラムを見て声をかけた
ビラク「お、エフラム。泣いているなんてどうしたんだ?」
エフラム「ビ、ビラク殿…実はカクカクシカジカでして」
ビラク「そうか…今日はもう遅い、うちに来るか?」
エフラムは無我夢中で泣いていて気がつかなかったが既に辺りは暗くなっていた

ビラク「適当に座りたまえ。俺は少し電話してくる」
エフラム「ありがとうございます…ウウ」グスン
マンションの1室がビラクの住まいであり、そこそこ広かった
エフラム「…ビラク殿は優しいな」
エフラムがそんなことを考えている頃、兄弟家では…

ミカヤ「ヘクトルー悪いけど電話出てー!」
ヘクトル「へーい」
居間でテレビを見ていたヘクトルが姉の頼みで電話を取りに行く
ヘクトル「はい、兄弟家です」
ビラク「その声は、ウホッ!へっきゅ…ガチャン!!」ツーツーツー
ヘクトル「ハァハァ…ゆ、油断も隙もねぇな」
実はエフラムが泣いていた公園でビラクに会ったのは偶然ではない
たまたまヘクトルがビラクに追い回されていた公園であり、出会いは必然であったのだ
肩で息をしていると再び電話が鳴りはじめる
ヘクトル「…はい、兄弟家です」
ビラク「いきなり切るなんて酷いなー」
ヘクトル「…悪戯なら切るぞ」
ビラク「あー待った待った!今日は大事な用があるんだ!」
ヘクトル「何だ?デートや贈り物の類は断るぞ」
ビラク「それも大事だが今日は違う、エフラム君を今日は預かるから頼む」
ヘクトル「……っておい!エフラムに手をださないつもりじゃなかったのかよ!?」
ビラク「心配するな。俺はいつでもへっきゅ…ガチャン!!」ツーツーツー
ヘクトル「余計なお世話だったな…けっ!!」

ヘクトルがミカヤに電話の内容を伝え、ミカヤ達はエフラムが無事で安心していた
しかしエイリークだけは未だに帰って来ないエフラムを心配をしていた

19スター俳優マルス 3章3/4:2010/07/23(金) 22:52:19
ビラク「さて、エフラム君の妹君が弟君を刺した理由だったな」
エフラムはビラクに何故エイリークはマルスを刺したのかを悩んでいたことを説明した
ビラクは少し考えてからエフラムに質問を始めた
ビラク「たしか妹君は弟君の恋人とも仲良くしていたのだな?」
エフラム「はい、マルスの恋人、シーダさんとも一緒にいました」
しっこくハウスにいた時にマルスの部屋からマルス、エイリーク、シーダさんの声が聞こえ
漆黒の騎士の部屋からマルスの部屋の窓を覗いた際に確認している
ビラク「ふむ、そしてたしか別の妹君には同性愛者がいたな?」
エフラム「はい、リンはクラスの友人とそのような関係らしいです」

リン「はっ!!マルス!またあんたは私のことで何か言い触らしたわね!!」
マルス「リン姉さん、誤解だ。僕は練習で忙しいんだダカラチョークスリーパーハヤメテ!イタイ!イタイ!グキッ!アー!」

ビラク「なら導かれる結論は一つだ!」
エフラム「ま…まさか…」
予想がついてしまいエフラムの背中、頬に冷や汗が流れる
ビラク「おそらく妹君も同性愛に目覚めたんだよ!!」
エフラム「な、なんだってー!」
ヒーニアス「な、なんだってー!」
ゼト「な、なんだってー!」
サレフ「な、なんだってー!」
エフラム「出てけ!」
アータスケテエイリークギャー!
ビラク「今誰かいなかったか?」
エフラム「気のせいです…つまりエイリークは…」
ビラク「ああ、きっと弟君が邪魔だったのだろう」
エフラム「マルスは…家族想いだからな…だから敢えて刺されたのか」
ビラク「立派な弟君だな」
エフラム「はい…しかしエイリークは…」グスン
ビラク「気持ちはわかる。俺も世間から異端で見られてるからな」
エフラム「いえ、ビラク殿とは違うんです…」
ビラク「まあとにかく飲もう。辛い時は飲むのが1番だ」
エフラム「は、はい」

だが飲み慣れない酒を飲んだ上に一週間寝不足であったためであろうか
ビラクに酔いが回る前にあっさり潰れたヘクトルであった
ビラク「エフラム君、君はまだ人生は長い。きっと君にもいいことがあるさ」グビグビ
エフラム「…エイ…リーク」zzz


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