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避難所SS投下スレ五

133味も見ておく使い魔 第六章 03:2009/01/03(土) 01:10:28 ID:zZTlvc9k
「怪しいな」露伴が言った。
「いぶかしむのは結構だが、私は命令を伝えにきたのだ。君たちがトリステイン軍の命令を無視したところで俺に何の痛痒もない」そういってロマリアの竜騎士は一通の命令書をルイズに手渡した。
「至急女王の元へと出頭せよ、とのことだ。案内役は私が勤める」
 女王の天幕へとついたルイズ達は、アンリエッタ挨拶を行なった。
「ありがとう、ミスタ・ジュリオ。下がっていてください」
「了解した」そういうと男は音もなく天蓋を去っていった。
「あの男は一体何者なんだ?」
「ブチャラティさん、あの人はロマリアからの義勇兵です。身元は法王庁が保証していますわ」
「ところで、何か御用でしょうか、アンリエッタ姫様」とルイズ。
「ええ、今日私の女官が新しく来たのであなたに会わせようと思って」
「女官?」露伴が言う。
「ええ。あなた方全員、よく知っているひとよ」アンリエッタはそういって手を叩いた。
 一人の女性が静かに天幕へと入ってくる。
「シエスタじゃないの」
「シエスタか」ルイズとブチャラティが同時に驚いた。
「はい。新しく貴族になった私ですが、魔法も剣も使えないので、それならばと女王様が配慮してくださったのです」

「そういうことね。ルイズ。あなたやシエスタ、ブチャラティ、露伴は一緒になって、アカデミーの研究員の位を与えることにしたの」
「何か研究をするんですか?」
「いいえ。ちなみに、他のアカデミーのセクションとは違って、女王の直属機関にしてあるから、安心して」
「姫様のみ心のままに」
「ああ、それとお使いを頼もうとしていたの。あなたも天幕暮らしは飽きたでしょう?行楽がてら、私の変わりに戦勝祝賀会に参加してほしいの」
「わかりましたわ。女王陛下。私は任務を立派にこなして見せましょう」ルイズは元気一杯、胸を張って答えた。


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