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日本大陸を考察・ネタスレ その216
機体設計と構造
F-31隼の設計における最大の特徴は、胴体と主翼がなめらかに一体化した「準ブレンデッドウィングボディ(BWB)」構造の採用にある。
従来の胴体と主翼が明確に分かれていたレイアウトとは異なり、F-31では機体中心部において翼と胴体が空力的・構造的に融合しており、主翼の前縁から胴体側面にかけて滑らかな連続曲面を形成している。
これにより機体全体で揚力を効率よく発生させると同時に、抗力を大幅に低減し、結果として高速巡航性能や燃費、運動性能において優れた特性を実現した。
構造的は、アルミニウム合金を主体とするセミモノコック構造を採用し、翼胴融合部を中心にボックスビーム構造と複数の縦通材(ロンジロン)、隔壁(バルクヘッド)、補助フレームを組み合わせることで、曲げ・ねじれ・圧縮に対して極めて高い剛性を確保している。
特に中央胴体部では3本の主翼桁が中空構造を形成し、そこに燃料タンク、主脚収納庫、電子装置冷却系、主電源ラインなどが統合的に配置された。
機体は構造的に大きく機首部・中央胴体部・後部胴体部の3つのブロックに分けられている。
機首部には複合材製の鋭利なレドームが設けられ、その内部に火器管制レーダーなどが格納される。
レドームの後ろには、視界性を備えた一体型バブルタイプのキャノピーを備えた与圧式コックピットが配置された。
前脚は機首下部に格納され、前方への折りたたみ方式を採用。機首左下には20mm電動駆動6銃身ガトリング砲が内蔵されており、胴体左側面には給弾ラインと弾倉が沿って配置されている。
中央胴体部(翼胴融合部)はF-31の機体強度と空力性能の中核をなす部分であり、翼構造と胴体構造を融合させることで空間効率と重量配分の最適化が図られている。
この領域にはインテグラル構造の大容量燃料タンクが内蔵され、翼内の補強構造と一体化することで航続力を向上させた。
また、主脚の格納機構、補助電源装置(EPU)、冷却系統、油圧系統などもこの区画に密集配置されており、整備アクセスのために多数の着脱式外装パネルが設けられている。
後部胴体部はエンジン部となっており、初期型であるA/B型には倉崎重工製のM118-K-110ターボファンエンジンを搭載している。
エンジンベイは高温域への対応として、耐熱チタン合金製のファイアウォール(耐熱隔壁)を設け胴体構造と分離され、排気経路には複合耐熱材による遮熱処理が施されており、空力性能を損なわずにアフターバーナー運用が可能な構造となっている。
有事の際でも整備性を維持するため、エンジンベイ後部と下部には整備用ハッチを設け、ベイ全体を前後からアクセス可能とすることで迅速な点検・交換を実現した。
操縦系統と動翼
本機の操縦系統には、4重の冗長性を持つデジタル・フライ・バイ・ワイヤ(FBW)システムが全面的に採用された。
FBWシステムは、BWBのような先進的な空力形状を持つ機体にとっては必須とも言える技術であり、FBWを採用することで静的安定性を意図的に緩和した設計(リラックス・スタティック・スタビリティ)が可能となり、従来の機体では達成困難であった高い運動性能と優れた安定性の両立を実現することができるようになった。
飛行制御コンピュータはミッションコンピュータと緊密に連携するように設計されている。
これによりコンピューター側は飛行状況に応じた最適な制御則を適用するとともに、機体の飛行限界を超えないように保護するエンベロープ保護機能(ケアフリー操縦特性)も提供。
操縦士の操縦感覚に依らず常に最適な機体制御を行えるようになり、操縦負荷を大幅に軽減することに成功した。
BWBの滑らかな後縁には昇降舵と補助翼の機能を兼ねる大型の多機能動翼(エレボン等)が複数配置され、主翼前縁には高揚力装置(スラットやフラップ)が備えられた。
これらの動翼・制御翼面は全てFBWシステムによって精密に制御され、高い運動性能の実現に大きく寄与している。
エンジン
初期型であるA/B型は、動力源として倉崎重工の「倉崎M118-K-110」と称されるアフターバーナー付き2軸式低バイパスターボファンエンジンを単発で搭載していた。
このエンジンは最大推力125キロニュートン級、ドライ推力でも約75〜85キロニュートンを発揮し、F-31にマッハ2の最高速度と優れた加速性能をもたらした。
C/D型以降は最大出力131キロニュートンを発揮できる倉崎M120-K-119に換装されている。
また、先進材料技術や高度な冷却システム、そして国産のデジタルエンジン制御システムの採用により、当時の技術水準を超える高性能と信頼性の両立を実現している。
機体下部には遷音速域での効率を重視した固定式エアインテークが設けられ、自己完結的な運用を可能にするJFS(ジェット燃料スターター)およびEPU(緊急動力装置)も装備している。これらの要素により、F-31隼は推定約18,000メートルの実用上昇限度を持つ。
アビオニクスとコックピット
F-31隼のアビオニクスは1931年当時の航空技術において、操縦士の状況認識能力(SA)の向上と操作負荷の軽減を主軸とした極めて先進的な統合システムを構成している。
コックピットは、良好な全周視界を提供する一体型のバブルキャノピーを備え、内部もグラスコックピットとなっている。
具体的に言うと、主要な飛行情報や戦術情報を投影する広角ヘッドアップディスプレイ(HUD)、戦術状況やセンサー情報を統合表示する3基の多機能ディスプレイ(MFD)、そして操縦桿やスロットルレバーから手を離すことなく主要な操作を可能にするHOTAS(Hands-On Throttle And Stick)概念が導入されていた。
さらに、A/B型には初期型ながら実用的なヘルメット搭載照準装置(HMS)も装備され、オフボアサイト攻撃能力を操縦士に提供可能となっている。
センサー面では倉崎が開発したXバンド帯を使用するパルス・ドップラーレーダーであるJ/APG-31を搭載。
本レーダーは追尾制度や分解能は後年のAESAには及ばないが、当時としては驚異的な性能を誇り、敵機を早期に探知・追尾するには十分だった。
レーダーアンテナはメカニカルスキャン式で、左右±60度、上下±60度の走査範囲を持つ。最大探査距離はRCS 5㎡程度の目標に対しては100km程度と、単純な探知距離においては迎撃戦闘機であるF-29に匹敵する。
さらに目標機の相対速度を利用して背景の地上クラッター(地面からのノイズ)を除去し、高高度だけでなく低高度の敵機すら確実に探知できる「ルックダウン・シュートダウン能力」を実現していた。
それだけではなく最大で10目標程度を同時に追尾可能な多目標同時追尾(TWS:Track While Scan)能力を持ち、捕捉する目標のうち1〜2機に対し同時にに攻撃命令を出すことが可能としている。
対地攻撃や低空飛行時のやめに地上の地形や目標物を映し出す「グラウンドマッピングモード」も低精度ながら搭載されていた。
ただし、未だ技術的には発展途上であったため複雑な地形やジャミング下では十分な性能を発揮できない場合も多かったが……
これらを合わせることで、F-31は戦術爆撃や地上目標の捜索・攻撃任務もこなせるマルチロール性を獲得することに成功した。
対空・対地探査能力共に高い水準でまとめた本レーダーの採用によって、F-31は当時の航空戦術として見ても極めて高い柔軟性を示し、既存の戦術枠を根底から覆したとまで言われている。
F-31CJ以降は三菱電機が開発したデータリンクシステである30式データリンクシステム(リンク16相当)との接続が可能となり、味方機や地上部隊とリアルタイムで戦術情報を共有することが可能であった。
このデータネットは、友軍機のセンサー情報を活用して自己のレーダーを補完する「センサーフュージョン」の先駆け的思想に近く、パイロットの状況認識力を大幅に高める役割を果たした。
ナビゲーションシステムとしては、レーザー・ジャイロスコープを用いた三軸計測により飛行中の機体位置や姿勢を自動的に算出する慣性航法装置と、地上局または空中の補給機などから発せられる信号を利用して相対的な方位と距離を即座に算出するTACANによる双系統が採用されている。
また、低空航行・赤外線照準ポッドシステムを搭載することで地形追従飛行も可能とした。
なおGPSシステムについてだが、倉崎は当時軍が主導して研究・構築を急いでいた全地球測位システムの導入も検討していた。
しかし、1930年代当時はまだ全地球測位システムの構築が進められていた時代で、軍の中でも試験的にしか運用されておらず初期型のA/B型では搭載されなかった。
電子戦能力としては自衛用のRWR(レーダー警報受信機)が搭載されており、敵レーダー波を方向と周波数帯に応じてパイロットに警告する。チャフ・フレアの展開は自動・手動の両方に対応していた。一方で脅威の分類や優先順位判断はパイロットの判断によるものだった。
ECM能力に関しては、機体に内蔵されておらず、ALQ-131などのポッドを外部装着することで限定的な妨害能力が付加される構成であった。
武装管理は基本的にCCIP(連続演算投下点)およびCCRP(連続演算投下距離)モードにより行われ、視覚照準器と連動した爆撃・ミサイル誘導が可能となっている。
とはいえ、爆弾投下においては依然として操縦士の目視と判断力が重要な要素であり、YF-24では無誘導爆弾の投下には特に低空飛行中の精密攻撃には高い技量が求められた。
この問題を解決するため、倉崎は航空機搭載型レーザー目標指示ポッドシステムで、初期型は最大で10〜12kmほどの31式LTS(Laser Targeting System)を追加オプションとして開発する。(最大有効範囲は天候等が良好な場合のみだが)
武装システム
汎用軽戦闘機としての役割を果たすため、F-31隼は多様な兵装を運用する能力を持つ。
固定武装として機首下部に電動駆動6銃身の20mmガトリング砲1門を装備し、約500〜600発の弾薬を搭載している。
さらに翼端、翼下、胴体下合わせて11箇所のハードポイントに搭載できる最大兵器搭載量は約7,500kgに達し、任務に応じて様々な兵装を搭載可能である。
主な対空兵装としては、赤外線誘導式の18式短距離空対空誘導弾シリーズや、セミアクティブ方式の8式中距離空対空誘導弾シリーズといった空対空ミサイルが装備可能であった。
対地・対艦攻撃用としてはTV誘導、赤外線画像誘導、レーザー誘導のモジュラー式シーカーを持つ三一式精密対地誘導弾、敵防空レーダーを攻撃するための二七式対レーダー誘導弾、そしてシースキミング能力を持つ二八式対艦誘導弾などが用意されている。
その他、各種汎用爆弾、レーザー誘導爆弾、クラスター爆弾、ロケットポッドといった通常兵器のほか、「倉崎 Type 31 光学照準ポッド」や各種電子戦ポッド、航続距離延伸のための増槽も運用可能となっている。
派生型
基本型
F-31A
初期生産型。
F-31B
A型の複座型。
機種転換訓練用だが実戦にも対応している。
主に本土の戦術訓練航空団などの教育・訓練部隊に配備された。
F-31C
F-31Aの能力向上型。
1935年に部隊配備開始。
エンジンの換装(推力向上、燃料消費率改善)、アビオニクス近代化(レーダー能力向上型「J/APG-31M」、フルカラーMFD、改良型HMS等)、新型国産誘導弾への完全対応、機体構造の小改良などが施された。
また、新型の85式低高度夜間航法・赤外線照準ポッドシステムの運用も可能となった。
F-31D
F-31Cの複座型として1935年より部隊配備開始。高等練習機としての役割に加え、後席に兵装システム士官 (WSO)を搭乗させ、複雑な対地攻撃任務、SEAD任務、小規模編隊指揮統制など、より高度な任務にも対応可能な実戦能力を有する。
F-31CJ
1943年に部隊配備開始。
レーダーを初期AESAであるJ/APG-40Aに換装。さらに機体フレームの変更や夜間作戦能力向上型、30式データリンクシステムとの接続、エンジンの換装などが行われた。
対空戦闘能力が強化された。
F-31DJ
1943年より部隊配備開始。
F-31Cの複座型で、主にF-31Bを置き換える目的で戦術訓練航空団などの教育・訓練部隊に配備された他、一部の機体がSEAD部隊にも配備された。
以上になります。今回は新たな手法を模索する一環として、文章のみを考え、試験的にチャットGPTに機体スペックの数値を計算してもらう方式を採用してみました。
なお、私が自分で考えるより早い上に的確じゃね?という何とも言えない気持ちなりつつも、それ以上に今回の作成を通してチャットGPTの利便性に魅了され、みごと沼にハマりました……
乙です。
ああ、あなたもハマりましたか……>AI沼
乙です。
1931年にF-16初期型以上のマルチロール機が飛んでるの聞くとゲート日本連合世界の列島日本人は初めて聞いた時に宇宙猫になりそう…
>chatgpt
文章系や調べるのだと結構怪しいの生成しますがやはり計算やプログラムの記述だと強いので使い方ですね。
>>606
乙ありです。
スペックの計算とイラスト化してくれるのでだいぶハマってます笑
>>607
列島日本は確実に宇宙猫になっているでしょうねぇ。
少なくない他の世界線の大陸日本も日本猫になっているかもしれません
(日米枢軸世界ですと、欧州でも1930年代末頃には第二世代ジェット戦闘機などの配備を開始できてますし)
>>608
ちなみにAI君、詳細な形状説明文と寸法ぶち込むと機体画像を生成してくれます。
>>608
私はジェミニ君を使ってます、が…。
最新の物理学や材料学の知識が薄くて困惑してますわ()
なんで浅学菲才で影の薄いワイが出展示してAIに教授せなあかんのや……。
>>608 —609
…ジェミニくんでもできるかな?>画像生成
>>606
マジですか!?
ちょっとF-31イラスト化してきます!!
>>610
ジェミニ君やチャットGPT君は検索エンジンでの検索結果(正誤問わず)を優先しますからねぇ。
だからスペックの計算などに使うのはともかく、ネタを文章化したり調べ物をするのに使うのはまだ時期尚早かと……
>>611
ジェミニ君ではできないのだ……
なんならチャットGPTも課金しないと制限が多い……
>>595
それまでの蓄積を簡単に放りだしてきた結果が今の有り様とちゃうんかと、誰か反省を促さなかったんですかね…
>>597
有難うございます。
余り重武装は意識しなかったんですが、フォード級ですらESSMを搭載しておりますしHVUですからね。
割り切りました。カタパルト、エレベータの数をフォード級の半分。搭載機を3種類まで絞ってようやく…
AFVは一部を除いて国内サプライチェーンで賄える、それ以外もライセンス権を購入しました。
金を支払っても届かない、計画が進まないはもう懲り懲りです…
F-31の投下乙でした、これがAIですか…
何処となくF-16CやF-2性能改善型を思わせるマルチロールファイターですね。
新装備の型式からして半世紀以上活躍したんでしょうね、恐らく輸出実績も相当に。
乙。化け物マルチロール機ぶりが際立ってるな。
何か今日はボーイングとロッキード・マーティンとプラット・アンド・ホイットニーとペンタゴンへの呪詛で頭が一杯です(白目)。
>>611
>>612
パソコンのWEB版ならば画像生成可能ですがやはりちょっとchatgpt君の最新型には劣るかなという感想。
>>612
> マジですか!?
> ちょっとF-31イラスト化してきます!!
設定ぶっ込んで対話して画像生成したい旨を伝え三面図などの兵器の画像生成するプロンプトを生成、
プロンプトから画像生成行うと成功率が上がります。
上記方法で戦車の人氏のMFV軽戦車を三面図で生成するとこんな感じです。
戦車の人氏の想定と違う恐れ大ですが…。
ttps://i.imgur.com/JrQfSNe.png
>>618
砲身長いな!?(第一印象)
でも、素晴らしい!!
>>619
多分ですが車体全長7mを砲身含め全長7mとAI君が認識したのが原因だと思われます。
なので車体が寸詰まりに…前方から見ると割りかし良いできだと思うのですが。
>>618
概ねイメージ通りですよ、これ全部AIが!?凄い時代になりましたね…
>>613
おっしゃるとおりモデルとなったのはF-16やF-2です。
>>新装備の型式からして半世紀以上活躍したんでしょうね、恐らく輸出実績も相当に。
第5世代機の大量配備が行われたあともコストの安さでしたり、運用の容易さなどから運用が継続され、最終的に日本で完全退役したのは2000年代に入ってからとなりましたw
なお、中小国家ではアクティブステルスポッドつけた機体2020年代でも現役だったりします。
>>614
乙ありです。F-2相当の汎用戦闘機を用意してみました。
New氏のお口に合うことを願ってます。
>>616 >>617
ジェニミぜも描けるんですか……知らなかったです。ありがとうござい!
>>プロンプトから画像生成行うと成功率が上がります。
重ねてありがとうございます。試してみます!
あ、ジェミニくんで画像生成できましたわ!!
>>622
言われて気がついたんですがF-16も初飛行から51年、部隊運用開始から47年なんですよね。
その上でこれだけアビオニクスやエンジン、搭載武器を近代化出来るんですから大したもんです。
聞こえてますか後継のはずのF-35君?
>>624
F-16も初期は問題の多い戦闘機でしたが、時を経て改善を加えていってようやく今のような傑作戦闘機となったので多少はね……
なんなら最新型のF-16はF-35よりもお高い、別の意味での困ったちゃんですし。
>>625
勿論初期不良は承知してるんですが…
よりによって改善の目処をロビイングで平然と潰したりされると流石に。
後、やっぱり航空関係も技術落ちてますよね。そういうコスト高が目立つってことは。
>>626
初期不良と言うか、初期のF-16Aは全天候戦闘能力が無い上にサイドワインダーしか運用できないっていう重大な欠点がありましてね………
>>627
F-16は元々のコンセプトは安価で軽量な昼間戦闘機でしたしそこは問題ないかと。
アメリカの改善計画が政治に潰されるのは冷戦期から、いやそれ以前からの伝統なので、正直、F-35の評価はまだまだ早いかと。
コスト高に関しては技術低下もあるでしょうが、そ電子機器の性能と価格がアップしているのも重要なことなので、
アメリカの改善計画が政治に潰されるのは冷戦期から、いやそれ以前からの伝統なので、正直、F-35の評価はまだまだ早いかと。
コスト高に関しては技術低下もあるでしょうが、それと同時に電子機器の性能と価格がアップしているのもありますし
>>629
>電子機器の性能と価格がアップしている
一説によると、日本の乗用車価格も30年前の3倍らしいですからね。
(なお手取りにほとんど変化はない模様…)
>>628
開発当初はそうだったんですが、米空軍が本格的に軽量戦闘機計画を米空軍の正式次世代戦闘機計画として移行するにあたり、軽量な昼間戦闘機ではなく多用途戦闘機としての特性が求められましてね……
実は米軍的にはF-16Aは十分な能力を持たない戦闘機だったんですよ。
>>627-630
もう少し見極めても良い…というか焦る段階じゃないんでしょうか。
本当に上手く行ってほしいです。技術的にはエンジン周りの改善の目処は立っていますし、
サプライもプロの兵站軍に回せばマシになる可能性は十分ありますから。
意外とアメちゃんってお役所仕事下手です?
>>633
むしろアメさんにお役所仕事が得意になる要素あります?(真顔)
取り敢えずアメちゃん企業…
納期は守ろうぜい…
納期を守ってくれる企業は世界的にはかなり少数なのだ…
>>636
アメさんはその「少数」であって欲しかった……>納期守る
あ、あと寝る前に投稿させていただきます。
構成でき次第、行きます。
>>637
僕らが憧れた超大国も今や昔…悲しいなぁ。
>>634
一応ハーバードとか一流大学を出たハイエンドの高級官僚たちですよね、彼ら?
>>635-637
特にそこの貴方(ボーイング)、分かりましたか!(おハゲ様並感)
行きます。
教育・文化保護隊
【概要】
教育・文化保護隊(Corps d'éducation et de protection culturelle)とは、フランス連邦共和国(FFR)に存在する組織である。
教育省隷下の武装組織であり、教育大臣『代行』の指揮下にある。
その業務はFFR領内にある各種学校及び美術館や博物館、図書館などの文化施設の警備であり、国民からは
「子供たちの最後の盾」
「『先生』直下の実働部隊」
と呼ばれ敬意の対象となっている。
【沿革】
この組織の始まりは、やはり第二次世界大戦期にまで遡る。
降伏後のフランス本国は、脱走した中華植民地兵の狼藉により治安が急速に悪化していた事は既に何度も述べて来た。
そして、それに対応するべき政府や軍は占領下という状況もあって半ば機能不全に陥っていたことも。
そこで立ち上がったのが『鉄人』、後のFFR初代大統領ジョルジュ・ビドーであり、彼が組織した自警団(対大洋連合レジスタンス組織をそのまま持ってきた)が「フランス国内軍」の祖となった。
この自警団発足により被害は減少傾向になったが、中華植民地兵の数は多く、逃れた範囲は広大であった。
自警団(そして治安戦に参加したドイツ武装親衛隊)だけでは全ての市民を救う事は能わなかった。
特に彼奴らの標的になったのが「弱き者」——子供たちであった。
身代金目的などで学校が襲撃される事態が各地(特に地方)で頻発し、多くの子供たちが犠牲となったのである。
また同時に、金銭目的で美術館や博物館を襲う中華植民地兵も多く、ひどい場合には図書館に火を放たれることもあった。
これに対応するために、各地の学校や美術館などが独自に武装化を始めたのが教育・文化保護隊の源流である。
当初は政府からの補助はなく完全自己負担であったため、装備や人員の質はまちまちであった。
資金に余裕のある施設(主に都市部の美術館など)では退役軍人など本職の者を雇用し、装備もそれなりのものが用意された。
対して余裕のない所(地方の学校など)では職員たちが私物の武器(拳銃から果物ナイフまで様々)で武装するのが限界というような状況である。
当然、このような備えで中華植民地兵を「撃退」することは不可能である。
自然と彼らの作戦目標は「自警団が来るまで、もしくは子供たちが逃げ延びるまで時間を稼ぐ」という形になった。
第二次世界大戦中や戦後の臨時政府時代には、文字通り子供たちの『盾』となり散っていった教師たちが数多いたと伝えられる。
時代が下りFFRの御代となると、これら各種自警団は正式な武装組織となった。
数は大幅に減ったとはいえ、未だ中華植民地兵の脅威はそのままであるし、「暗黒の30年」の停滞の空気の中ではフランス人による犯罪率も高止まりしており治安は安定していなかったからだ。
……と同時に、『鉄人』は彼らに「正規軍のカウンターパート」としても役割も期待したと言われている。
彼は『元帥』亡き後の正規軍(特に陸軍)を完全には信頼していなかったと伝えられている。
(まあ、現役の将官が首都でクーデターを起こすような組織を信頼できる訳がないのであるが)
こうして生まれたのがフランス国内軍であるが、その際、学校や各種文化施設の自警団は完全に分離され独立した。
これが教育省の管轄となり再編されたのが教育・文化保護隊である。
【装備・練度】
教育・文化保護隊の特色として挙げられるのが「屋内近接戦闘への特化」である。想定される状況が学校や文化施設へ侵入してくる賊の排除であるから自然とそういう流れとなった。
しかし、「特化」と言っても詳しく見ると二系統に分かれている。各種学校に配属されている部隊は、遠足などの課外学習時の子供たちへの襲撃に対応するため、最低限(FFR基準)の中距離以遠の屋外戦闘への備えをしているのに対し、美術館や博物館の部隊は屋内の閉所戦闘技術を磨くことに全てをささげていた。
これは装備にも表れており、貴重な展示品を破損しないように、それらに配属される部隊は刀剣類で賊を制圧することを重視している。
もちろん銃火器も装備するが、長射程のものは装備目録から除外されている。
FFRの美術館、それこそルーブル美術館やオルセー美術館に足を運ぶと、要所にサーベルを帯びて警備をする彼らを目にするが、あれは単なる飾りではないのである。
彼らの練度は、正規軍の評価では
「短時間の室内近接戦闘に限定すれば、FFR陸軍の現役兵に匹敵する」
と太鼓判が押されている。
具体的な装備は、MAS50シリーズは当然であるが、銃身が短くなった「Carabinier(騎兵銃)」であり、他に拳銃が備品として配布されている。
(通常の士官は自弁である)
他に散弾銃や、散弾を装填した擲弾発射機などがあり、学校配備部隊にはこれに軽機関銃や対戦車火器が加わる。
装甲車両の導入も幾度か検討されたが、
「君たちが戦車を必要とするような状況を想定するというのは、我々への侮辱かね?」
というフランス国内軍(あと一応正規軍)の反対によりその都度却下されている。
また、別枠に「設備」扱いで機関砲を敷地内に置いている施設もある(対人・対空両用)が、戦時国際法に則り校舎や展示館からは一定の距離が空けられている。
人員の内容についても変遷があった。
初期から中期は、退役軍人など専門教育を受けた者が中心であり、教職員や学芸員とは明確に区別されていた(素人である教師が人柱となった歴史を繰り返さないため)が、時代が下り一般市民が最低限(FFR基準)の軍事能力と知識を有するようになると、人材採用の敷居は低くなった。
21世紀現在では、保護隊職員として勤務する傍ら、勉強や実務経験を積んで教員免許や学芸員・司書の資格を得る者も多い。
以上です。
ウィキ掲載は自由です。
FFR版「学校の用務員=サン」でございます。
乙です。
エストシナ(中華)系フランス人の志願者多そう(小並感)
奪還したエストシナでも山の中とかに潜んでそうですし、
アフリカ州ではアメリカへの輸出完了と同化が終わるまで敵対勢力が同様のことやってそうなので同種の組織が生まれ最終的に合流したんでしょうな。
投下乙でした。
中華から引っ張ってきた徴用兵、そっちの方向でも深い傷跡を残していたんですね。フランス人の犯罪も戦後しばらくは確かに…
後はビドー氏が「国軍を完全に信頼はできない」は残念でもなく当然でしょうね。何せド・ゴールが。
そもそもリシュリューを神格化したのも「フランス人は自分たちで選んだ代表を殺す」という、ある意味で徹底した不信感から始まったよなと。
乙です
何だか図書館戦争の図書隊を思い出しますね。
あれらと違って内戦にはなってないが幸いです。
>>装甲車両
むしろ学校にこれらが必要になりそうなリアルの一部国家事情ぇ…(米の地や阿の地や中南の地と)
>>645
大学に行く資金のない若者に人気ですね…>志願者多そう
>アフリカ州
あっちは基本的に正規軍の出番ですが、学校なんかには独自の組織があるかもしれません。
…あと地味にヤバいのがマダガスカル島。
政治的に和解するまで実質島全体が「敵地」でしたんで。
「エスト・デ・パリ解放戦より犠牲者が多かった戦い」とも言われています。
>>646
>フランス人の犯罪
やっぱり所得が低いと犯罪率が上がりますからねぇ…>「暗黒の30年」
>ある意味で徹底した不信感
ビドー=サンは徹底した現実主義者なのだ。
>>647
>内戦にはなってないが幸い
「シマ」が明確に分かれてますんで。
あと、教員・文化保護隊は国内軍と異なり、戦時体制になっても正規軍には合流しません。
(野戦運用できないんで…)
装備や訓練内容も文字通り施設内に特化してますものね。
>>649
(寝る前に)
あと、「子供たちの『盾』を取り上げるのか!?」という国民の反発も強いです。
なるほどなぁ
>>648
貧困というのは人間の全てを病ませますからね、生活が不安定というのはそれだけで…
確かに氏は徹底した現実主義者ですし、だからこそFFR復興と発展の基礎を作った鉄人なんでしょうね。
しかし学校を武装組織で守らなきゃいけないって大変だなあ。
教会も文化施設や子どもの道徳的教育施設としての側面があるので教育・文化保護隊の資格持った方が一人以上はいそうですよね。
投稿乙でした。
これがFFR=サンのスクールポリスですか
対戦車火器や擲弾発射器、果てには機関砲まで装備しているって装備がガチの戦争仕様ですね……
そういえば彼らには司法警察権は付与されているのでしょうかね?
>>654
軍へのカウンターパートと文化財保護の観点からも警察権ないとキツイですしね。
>>655
あとは校内での活動に際しても司法警察権があるのとないのとでは可能なことが大きく違いますしね。
何より人間が社会的知的生命体である以上絶対になくならない、いじめ問題に介入するには司法警察権はあって困るものではないでしょうし。
>>656
アレな連中も何の権限もない教師には強く出れても逮捕される可能性出ると及び腰になるの多々ありますからな。
乙
>現役の将官が首都でクーデターを起こすような組織を信頼できる訳がない
残当である。
サーベルどころかトマホークや盾も装備する人員もいそうだな
霧の咆哮氏乙でした
>>例の転移島世界線では絶対見られなかった地獄
深海棲艦側的には名前や歴史と言う『存在証明と言う命』を賭けた生存戦争、全面戦争と言う形質も内包していて、
交戦後壊滅するも撤退して行った生存者らからも断片的にその点の情報も各国に伝わっては居たりしたものの、
当の人類側の政府や主勢力の活動家集団にはその憎悪や絶望の血を吐く絶叫に対して何一つ響く事も無くて、
自己の権勢等の保全が第一主義で排撃を加速させ続け、更なる報復と憎悪の連鎖が繰り返される救いの無さで御座る
二次大戦時代等の記念艦や砲塔等に対して一切手を触れていないあからさまなメッセージを遺したのに、
全く理解する気の無い人類側一部集団が次々正義の喜悦と共に破壊を乱打する様を見て狂気一色と化した深海棲艦も少なからず
裸一貫突撃で初手懐突入成功させて深海棲艦達の毒気を抜かした日蘭世界FFRの功績が無限に青天井
>>549
>>大陸固有生物ネタ
出したら人為的品種改良化が施されたと言えど変な事に成りそうな気がしないでも無く…
>>今のアメリカの戦後統治なんてどんだけ大変か
まぁ間違い無く日本大陸系世界の最上位級である日蘭と枢軸世界が死力を尽くすでも無い限りリアルアメリカの積み上げた負債の自重に
巻き込まれる未来しか無いですからねぇ。それこそ核兵器の全力使用でゲート周囲を完全封鎖が本気で選択されかね無く
>>仮にも先進国二つを完全消滅させた物騒な世界線になってません?無幻世界
アメリカは兎も角、フランスに付いては半ば自滅と自壊を繰り返した末での崩壊と消滅でしたので、日英独らは被害者と言えるかと
後はまぁ、大戦中はシレっと南アフリカとオーストラリアも離反と英王族の総督殺害の咎で完全抹殺もしてたりするので、
死体の積み上げ合戦してた中国・インド間のチベット地域戦争も入れると戦争関連死者数はエライ【スコア】になってるかも
戦車の人氏乙でした
順調に開発生産を続けて拡充されて行く陸上自衛隊の戦車を溜息と羨望と虚無の入り混じったアルカイックスマイルするアメリカ軍人の図
日本人向けの車内容積がアメリカ人対応に拡充されたverが存在したら思いやり予算枠でも何でも良いから縋りつく勢いで
供与かレンドリース()要請する悲劇的な光景が存在していたかも。アメリカ政府が絶対認めるはずが無い事は兎も角
ホワイトベアー氏乙でした
日米蜜月(欧州赤化)世界『……もしも、歴史の流れが少し違って居たら、我々の世界もこの様な隔絶した技術力と装備が普通になっていたのだろうか』
無幻世界『はえー、スッゴイ(コナミ)』
相変わらず仮想敵勢力を圧倒する軍事技術を持つが故に時代を先取しまくる課題に迫られて突き進む枢軸日本
当たり前のように誰一人として手綱を緩める気が予算以外で大していないまま一貫している
そしてその仮想敵勢力の欧州を見るとコッチも時代水準ガン無視レギュレーションで追随している。アフリカ植民地等の後進国視点じゃ宇宙人同士の
鍔迫り合いにしか見えぬ
モントゴメリー氏乙でした
美術館警備部隊の中には私物か個人持ち込みかでクロスボウか長弓を使う熟練弓兵が居るやも知れぬ…
>>659
戦争が終わった後の人類側一部集団の末路は碌なことならなそう。
皆様、感想ありがとうございます。
個別返信は今少しお時間を…。
>>660
多分『雑兵』が槍玉(or血祭り)に挙げられはすれど、扇動や実質主導して利益を搾取していた類は
平然と何事も無い無関係者顏して【憎まれっ子世に憚る】してるオチでしょうね
何処ぞの盾だかでも同類項が起きてたそうで
そもそも深海棲艦戦争が一時的停戦を核兵器の実戦使用で、提督と艦娘達全員も含む最悪の形で裏切ったので
誰にも止めようがない絶滅戦争に突入してるかと…欧州や日本、中国が物理的に『盾』になっていて他人事状態に
高みの見物しているロシアにも北極航路の氷山等を艦砲で破壊するレ級や戦艦、空母部隊が襲撃する事確実ですし
>>652
まあ、世界を見れば結構ありますし…>武装組織で守られた学校
>>653
国内軍との熾烈な管轄争いがありそう…>教会
>>654
>装備がガチの戦争仕様
最初の脅威(中華植民地兵)がガチの戦争だったので…
>>658
>トマホークや盾
子供たちや所蔵品を守るために大型盾を持つ職員もいますね。
>>659
>ロングボウ
そういうのは交流祭とかにしかいないかな…?
>司法警察権
取り敢えず、国家憲兵やGIGNに準じた形ですかね。
>>659
有難うございます、何とか増えた師団に少しでも早く充足させようってのがコンセプトでして。
米軍はM10ブッカーを海兵隊が引き取るかもしれないってのが救いですが…
ただ雑談スレの退官された海自さんのお話を聞くと、もしかしてAFV製造部門も高齢化が進んでる?
米軍のまで作れるかな…と少し考えるようになりました。
>>663
多分それを聞いてそんなものかあ…とピンとこないのは幸せなんでしょうね。
FFRだとセクトが暴れた教訓から集団登下校もしっかりしてそうだなあとも。
>>663
>>交流祭
或いはコカ・〇ーラ社のCMでGTAやCodのア〇ラーが出て来るヤツの様な宣伝系位ですかね…
>>664
大陸化で労働人口層が一気に厚みを強めた事で製造系にも一定の慈雨が来てるでしょうが、
それでも経済発展や先進国化が進むに連れてそう言った現場労働者組を一方的に蔑んだり水素より軽んじる様な偏った風潮や思想は
何処の国でも多発しますからねぇ。ボーイング社の顛末に有った様に、社内政治力だけに長けた連中が【不採算部門】として
崩壊させる流れを巻き起こそうとしてたりする大陸化後日本企業も居るかも知れず
>>665
まだ我が国は一次産業、二次産業に力を入れておりますし、待遇改善などで若い人を募ることも不可能ではないか。
後はなるべく商用技術を多用することで、防衛事業から転属する技術者に外でも潰しが効く資格や技術を学んでもらう。
多分防衛産業のプロたちがとっくにやっていることを、より拡大して若い人を呼び込めればなあ…と。
造船技術者の高齢化は横須賀軍港ツアーで、遊覧船の船長さんから私も聞いたことはありました。
海自掃海艇が木造維持を断念したのが、大型木造船を作れる技術者さんが5人しかおらず皆80歳を超えてらっしゃるそうで。
>>663
>擲弾筒
突入用のドア破砕擲弾も標準装備ですね分かります。
立て籠もったガッコの中庭や屋上からも撃てる軽迫とかもありそうですよね。
他にも多目的にドローンとかもあるんでしょうね。
>>666
木造船断念は素材も原因と思います。
木造船作れるサイズの木材は国内で入手困難で外国材も価格が高騰しています。
加え維持には技術と費用が掛かります。
FRPなどは近年巨大構造物の成形が可能になり耐候性も木材より優れているので職人云々に関係なく移行は避けられなかったかと。
>>667
木材価格もでしたか…それも盲点でした。
何より建造インフラのコストってのは無視できませんよね。
>>668
精度と技術要求されますがFRPによる造船は型に流し込んで待てば出来上がりますからな。
今後はFRP船舶の造船は3Dプリンターで行われるという予想もありますが大型船舶は暫くは従来の造船でしょうな。
>>669
たしかに便利な素材ですものねえFRP、使ってない工業製品のほうが少ないと言うか。
レジャーボートとか漁船くらいなら本当に3Dプリンタで作れる時代、来るんですかね。
>>670
7m級のレジャーボート程度の3Dプリンター船ならば既に市場に出てますね。
お値段通常の半額だとか。
>>671
時代は進みましたねえ…後10年もしたら3DプリンタのUSVやUUV程度は作ってそうですね。防衛省でも。
>>672
USVは海外で試作はされてたかと。
>>673
そうでしたかあ…3Dプリンタってそんな便利なんですねえ(小並感)。
>>674
中身のないがらんどうの船体だけですけどね。
流石に多種の材料組み合わせて出力するという劣化版レプリケーターレベルまでは行きませんな。
日本でも最大の3Dプリンターの出力品だと駅舎とかありますね、流石に分割出力したの組み立てですが。
>>675
おお…モジュール単位で3Dプリンタで出力して接合した駅舎ですか、それは凄い。
最近戦争とかテロばかりでしたか、そういう建設的な技術の発展を聞くと嬉しくなります。
和歌山県のJR初島駅ですか。木造で老朽化した駅舎更新のモデルケースになるかもしれませんね。
培養した細胞を組み立てて臓器を作る実験も成功しているのだ>3Dプリンター
「自分の」臓器だから、移植しても拒否反応は起きない。
>>677
良いものですね、そうやって人の命を救うベクトルで技術が進むのも。
ちょっと大陸化日本の90式戦車を投下いたします、先日余りに無知を晒しましてじゃあ全部リファインしようと。
・大陸化日本 90式戦車(C)
1.概要
昭和52年より要素技術開発が開始され平成2年に採用、列島時代にのべ341台が生産配備されてきた国産戦後第3世代戦車。
同世代の戦車の中では最小最軽量の部類で、その上で120ミリ滑腔砲や複合装甲、1500馬力ディーゼル等を過不足なく搭載。
射撃指揮装置への自動追尾機能の付与、装填の完全自動化、行進間射撃能力の達成など独自要素を多数有する。
就役当時は間違いなく世界最高クラスの主力戦車の一つで、集中配備された北部方面隊の機甲打撃力の根幹でもあった。
2010年代に入るとやや旧式化は否めないが、依然として有力な主力戦車として国防の一翼を担っていた。
10式戦車が東部方面隊、西部方面隊等から優先配備されたこともあり、北部方面隊機甲部隊は90式でほぼ統一されていた。
そして2020年の日本国の大陸化を経て90式戦車も大幅に数量が増加していた、北部方面隊と教育部隊合計で1700台を超えている。
10式戦車や16式機動戦闘車の緊急増産が進んでいたとはいえ、2020年代前半の大陸日本の機甲部隊の紛れもない主力であった。
主たる配備先は北部方面隊指揮下の4個師団、中部方面隊第10師団(機甲)、西部方面隊第8師団(機甲)などであった。
そして10式や機動戦闘車の急配備が順調に進む中、段階的に90式戦車は北部方面隊及び東北方面隊へ集中配備された。
同世代では最小最軽量とはいえ国産AFVとしては最も大きく重く、広大な地形が多い同方面での運用に適していること。
既に数量が揃っているが故にロシア軍上陸等の有事に際し、機動打撃力を発揮しやすく抑止力たりうることを重視している。
穿った評価をすれば着々と配備の進む10式戦車はより有事のリスクが高い、西部方面隊などへ優先配備を陸自は行いたい。
故にウクライナ戦争で損耗したロシア軍への抑止力は古い90式でも十分と判断したのでは、と見る向きも存在する。
それは全てが間違いではないが、90式をお古の旧世代戦車と評価するのも正しいとは言えない。
これも多くの装備の通例に漏れないが大陸化に伴い90式戦車も、特に電子装備で別物に近い近代化を果たしていた。
またラインメタルとのライセンス契約を満了し、10式戦車の技術を援用した新型弾薬も普及を果たしている。
以下においては大陸化以降の90式戦車。正式名称90式戦車(C)の各種要素技術について大まかではあるが触れてゆきたい。
2.車体及び駆動系等
第3世代戦車の通例に漏れず車体前面こそきつい傾斜を有するが、砲塔などは垂直に近い形状で第2世代以前とは明確に異なる。
本車はメルカバのような一部MBTと異なり、防弾鋼板溶接構造の車体後部にパワーパックを搭載し、砲塔も防弾鋼板溶接を基本とする。
要所に複合装甲等を備えているが、戦車としての砲塔や乗員配置は74式と大差ない。但し装填自動化により乗員数は3名である。
車体規模は全幅3.4メートル、全高2.3メートル、車体長7.55メートル、戦闘重量51トンと自衛隊の有するAFVでは最大級である。
車体前部に操縦手、砲塔に車長と砲手が収まり、電子機器冷却装置と乗員用空調も完備されている。
なお大陸化に伴い商用トレーラーの規模も50トンまで増大したことで、長距離路上移動能力は相当に改善を果たしている。
船舶輸送に際しても海自や海上輸送群の輸送艦、政府所有フェリーなどで概ね輸送可能で、他方面隊支援にも支障はない。
また仮に自走するとしても主要国道の8割程度は履帯にゴムパッドを取り付けるなどして、道路に極端な負担をかけずに機動できる。
陸自の中では最大級の車両ではあるが、度重なる改修で60トンを超えた同世代戦車と比べれば輸送負担は軽い部類である。
駆動系は水冷2ストローク10気筒1500馬力ディーゼル、自動変速機、油気圧/トーションバーハイブリッドサスペンション等から構築。
パワーウェイトレシオはほぼ30に達し良好な性能を持つ変速機やサスペンションとあいまって、特に加速力や登坂性能に優れている。
10式戦車に比べれば流石に劣後するものの、依然として世界水準からすれば優秀な部類の機動力を維持している。
最大速度は路上毎時70キロ、路外毎時50キロ以上、航続距離は路上移動で350キロから400キロ程度とされる。
先に述べた通り特に加速力に優れており0-200メートルの初期加速は20秒前後で、同時に制動能力にも優れている。
これは敵戦車や戦闘ヘリの照準を検出してからの急発進、急停止という形で、照準を大きく阻害する生残性にも繋がっている。
第3世代戦車としては唯一軽量コンパクトな2ストロークディーゼルを用いているが、燃費はけして悪いものではない。
防衛省の公開資料を検証する限りはレオパルト2のMB873エンジンと大差ない燃費で、2ストロークとしては優秀な部類である。
実効航続距離も400キロに達すると推察されており、上述した加速力や不整地踏破能力と合わせ必要十分を満たしている。
74式戦車が我が国の起伏に飛んだ地形を用いるために備えたように、90式もサスペンションに姿勢変換機能を有している。
但し射撃指揮装置の完全なデジタル化により左右傾斜は省かれ、前後傾斜のみに簡略化されている。
後の10式では左右傾斜機能が復活しているが、90式開発及び部隊配備段階では概ね十分とされ、不評も少なかった。
また大陸化に伴い地味に大きな進歩としては電子機器のみならず、乗員用の冷暖房空調が完備したことであろう。
駆動系の発電能力の効率化により成し遂げたもので、酷寒酷暑の我が国では今や必要不可欠の装備である。
築城用ドーザーないし地雷処理装置のアタッチメントが全車に標準で装備されたことも、数字には見えにくいが大きな進歩である。
大陸化以前の技術に限っても90式は第3世代としてはかなり尖った仕様の戦車で、日本全体の技術進歩が強く伺える。
戦車は千社という標語通りその国の工業力水準のバロメーターの一つであり、自動車や電子の進化に大きく支えられている。
就役から30年を超えても良好な機動力を発揮し、居住性を改善したことは特筆に値する。
3.武装
90式戦車は他の第3世代戦車の大多数と同様、主砲にラインメタル120ミリ滑腔砲を日本製鋼所がライセンス生産したものを採用。
これをやはり日本製鋼所の開発した自動装填装置と組み合わせ、ほぼ2秒未満の高速安定化装填を実現している。
初期こそ信頼性に悩まされたが段階的なメーカーと運用側の能力向上により、現在では概ね信頼に足るものとなっている。
弾薬は列島日本時代、ドイツ製DM33装弾筒付翼安定徹甲弾及びDM12対戦車榴弾のライセンス品を採用していた。
前者はダイキン工業、後者は小松製作所が製造しており、90式戦車採用に際して幾らかの改修が施されたと言われている。
対装甲能力では2010年代以降やや不足気味と評されていたが、弾薬としてのバランスや命中精度は非常に優れていた。
後述する完全デジタル化及び自動追尾機能を持つ射撃指揮装置と組み合わせ、毎分15発以上の行進間射撃能力を達成。
3000メートルの射撃目標に対しても初弾命中を当然のように発揮し、諸外国に日本戦車が世界水準に達したことを知らしめた。
なおラインメタル製の砲、弾薬のライセンス価格は暴利だったが、国産試作砲及び弾薬開発により市場価格に漕ぎ着けたともされる。
大陸化以降はライセンス弾薬に加え15式120ミリ装弾筒付翼安定徹甲弾、対戦車榴弾が弾薬として追加されている。
10式戦車の弾薬技術を援用しつつラインメタル砲に適合させた新型弾薬であり、いずれもダイキン工業が開発生産を受け持っている。
小松製作所は既存火砲弾薬の生産は担当しているが、どちらかといえば特科火砲へ弾薬生産ラインを集約しつつある。
前者はJM33に比較して2-3割以上の装甲貫通効率を有し、射距離2000メートルで均質圧延装甲540ミリ以上貫通とされている。
一見低い数値に見えるが防衛省の貫通基準は20発以上を射撃し、最悪の条件でも貫通可能な数値故と言われている。
弾芯縦横比は26前後で極端に長くするよりは、バランスの取れた数値で実効貫通力を高める意図がうかがえる。
後者はJM12と構造の異なるタンデム弾頭の対戦車榴弾で、爆発反応装甲を射貫の上で高い貫通力を発揮できるとされている。
但し陸上自衛隊は諸外国の紛争や戦争の教訓から、永久築城や鉄筋コンクリート造建築に立て籠もった散兵制圧を重んじたとも言われる。
事実、イラク戦争では歩兵戦闘車の機関砲よりも戦車砲の対戦車榴弾が、建築物内の敵歩兵制圧に効果を発揮したとされる。
砲以外の武装としては住友重機ではなく豊和工業にライセンス生産が渡ったM2重機関銃、M240同軸機関銃を各1門搭載している。
いずれも世界中で採用されている重機関銃ないし汎用機関銃のマスターピースであり、列島時代の強度詐称の住友製M2。
あるいは74式車載機関銃と比べれば格段の信頼性向上を遂げており、弾薬更新以上に部隊から喜ばれたとさえ言われている。
なおM2重機関銃は日本製鋼所開発の国産RWSに搭載され、砲FCSと独立した全天候における自動追尾射撃が可能である。
当初は米国製RWSとM230チェーンガンがドローン対処の為有力視されたが、度重なる米国製装備のFMS調達の遅延。
支払いを行っても米メーカーや議会の意向が優先される有り様に陸上幕僚監部が見限ったとする説も根強い。
搭載弾薬数は120ミリ滑腔砲が砲塔即応弾薬庫、車体弾薬庫合計で40発以上。
12.7ミリ重機関銃が600発、7.62ミリ機関銃が4000発程度と推察されており、新型弾薬やRWS採用もあり第3.5世代相当と言える。
なお小改良として砲塔弾薬庫への外部給弾が砲塔上部から後部となり、幾らかではあるが負担が軽減されている。
4.射撃指揮装置など電子装備
90式は熱線映像装置、YAGレーザー測距儀、砲・照準器2軸安定装置、デジタル弾道計算機等から射撃指揮装置を構築。
そしてソフトウェアとして熱線自動追尾機能を付与することで、自動装填装置採用もあいまって高度な行進間射撃能力を達成。
第3世代戦車として見ても優れたシステムであり、上述した通り行進間射撃で3000メートル先の移動目標に初弾命中を期待できた。
とはいえ00年代以降となれば同様の機能を有する戦闘車両も当然となり、先進性は些か失われつつあった。
陸上自衛隊もこれを良しとはせず東芝の開発した基幹連隊指揮システムを導入したが、実用性に優れているとは言えなかった。
特に車長の操作負担が大きく第2戦車連隊(当時)ではお世辞にも好評とは言えず、普及は断念された。
後の10式戦車ではFCSと完全に連接されたC4Iが実用化され、特に共同交戦能力が大きく進歩を果たしている。
90式も実装は不可能ではなかったが、予算配分からして10式戦車や16式機動戦闘車を新造するほうが妥当であると自衛隊は判断。
他職種部隊や海自、空自のスタンドオフ攻撃能力。BMDを含む広域防空能力の拡張などからおざなりにされてしまった。
現行の90式戦車(C)はそのような不満を解消したような電子装備を有し、総じて10式戦車初期型相当に性能向上を果たした。
弾道計算機はCOTS汎用コンピュータに換装され、広域多目的無線機と連接し、実用的な共同交戦能力を構築。
小隊や中隊単位。あるいは他職種部隊と火力投射の最適化を行い、より的確迅速に脅威目標の排除が行える。
センサーシステムも刷新され砲手用照準器は熱線映像装置を第2世代へ更新、レーザー測距儀の精度を改善。
従来前方180度視界に限られた車長用旋回照準器も360度全周とした上で、第2世代熱線映像装置を有している。
10式戦車には遜色を見るが格段の全天候索敵、照準能力の改善を果たしており、消費電力も低下している。
風向測定装置などの環境センサもCOTSリフレッシュの上で性能向上を果たし、特に即応性改善に重きが置かれている。
根幹となるCOTSコンピュータも64ビットから16ビットまで複数の並列処理方式となり、射撃指揮能力を大幅に改善。
各種センサや広域多目的無線機が齎す大容量の情報を瞬時に処理し、高度な射撃統制を実現している。
上記のセンサー、ネットワーク、コンピューティングシステムが全て10式と同様、光ファイバを介したホットスワップ方式で接続。
これにより損傷時、あるいは将来の性能向上を目指した電子モジュールの換装が迅速容易なものとなっている。
電子装備の発達余裕の多寡はAFVの寿命を左右するものの一つで、90式が依然高い能力を維持できる余力を有している。
また射撃指揮装置や駆動系制御以外の電子装備の進歩として、車体前後に合計4基搭載された操縦手用外装カメラも大きい。
従来の操縦手はペリスコープないしそれに取り付けた暗視装置を用い、戦車の操縦を行う必要があった。
これら装備は依然として有用だが、COTSコンピュータ経由の暗視機能さえ有するHDカメラ情報を操縦手用HMDで投影を実施。
従来より格段の夜間悪天候、あるいは民間車両と並んだ際の操縦性を平易なものとし、交通事故抑制にも努めている。
これらはいずれも10式戦車、16式機動戦闘車を含む共通戦術装輪で実用化された技術をフィードバックしたものである。
必要な予算があれば90式戦車は依然として十分高性能な電子装備を纏い、一線級戦車として通用する証左とも言える。
5.装甲など防御手段
90式戦車は国産戦車としては初の複合装甲を採用したものであり、防弾鋼板で構成される基本構造の要所に適用されている。
複数のマテリアル関係企業の開発した国産品であり、チタニウム合金と拘束セラミック等から形成される内装モジュール式と考えられる。
砲塔及び車体正面に複合装甲が適用され、試作車を用いた耐久試験では120ミリ砲複数の直撃を受け戦闘能力を維持している。
それ以外は防弾鋼板の一枚板構造と推察され、あえて中空装甲を用いなかったのは正面面積の極限を企図したものと考えられる。
故に成形炸薬弾などに対してはやや不安が残るが、それでも一定以上の防護力はやはり耐久試験で確認されている。
側面に対する35ミリ機関砲の連続射撃、155ミリりゅう弾の直上炸裂、対戦車地雷爆破などに90式試作車は概ね貫通を許さなかった。
無論、足回りにはスカート装甲が適用されており、一種の空間装甲として機能しある程度の対成形炸薬弾能力を有する。
レオパルト2のようにスカート全部を中空装甲としなかったのは、全幅と正面面積抑制を当時は選択したと推察されている。
装甲以外の防御手段としてはレーザー検知器と76ミリ発煙弾発射機8門を有し、高い照準阻害能力を発揮することが可能である。
このような基本構造は大陸化以降変わりはないが、C型の仕様書と公開資料によれば複合装甲の防御効率を1-2割程も向上。
推定ではあるが対徹甲弾でRHA900ミリ以上、対成形炸薬弾で1300ミリ以上ではないかと考えられている。
やはり新型弾薬を用いた射撃試験が行われており、大きく貫通効率が向上した120ミリ徹甲弾複数の貫通を阻止している。
またスカート装甲の構造が一部変更され、操縦手や車体弾薬庫を覆う前部が中空構造となり、対成形炸薬弾防御が向上。
上述した国産RWSに搭載された12.7ミリ重機関銃、大きく性能改善を果たした射撃指揮装置に統制される同軸機関銃。
これら機関銃を用いた対人制圧能力も防御力を向上させており、特に対戦車火器を有する散兵やIED処理にも汎用性が高い。
一方でAPS搭載は当面断念された。車体容積などに問題はなかったがC4Iの刷新や空調の増設などで余剰電力が乏しかったこと。
10式戦車や機動戦闘車への搭載が優先されており、イスラエルからの輸入品故に数量確保が困難だったことも無視できない。
なおこの点を受けて防衛装備庁および複数の民間企業により、現在国産APSの開発事業が進捗し、将来の内製化を目指している。
では装甲以外の防御手段の更新が行われなかったかと言えばそうではなく、レーザー検知器を10式と同系統の新型へ外装式で更新。
砲塔前部及び後部各2基に広角度レーザー検知器を搭載することで、従来の小型検知器1基に加え格段に警戒能力を向上。
COTSコンピュータの分散処理もあってより広範な脅威を、迅速に全周検出が可能で、10式戦車とほぼ遜色ない。
発煙弾発射機は基本的には8門だが必要とあらば砲塔後部アタッチメントを介して、最大16門に増設可能な構造ともなっている。
投射される発煙弾もより妨害能力を向上させ、第3世代HD熱線映像センサや炭酸ガスレーザ等への照準阻害にも対応している。
APSと違いレーダーまでは必要とせず、電力消費の少ないパッシブ方式の防御手段故に近代化は比較的容易であった。
昨今最新の戦訓を全て導入できたとまでは言えないが、10式戦車初期型に近い装甲及び照準阻害手段の性能改善。
それによる生残性向上は果たしたと推察されており、T-80Uや99式Aと正面から渡り合える防御力は有していると考えられる。
30年以上前の戦車を過剰にならない範疇のコストで近代化したものとしては、十分な成果と概ね評価されている。
6.総評
大陸化の恩恵もあるが原型と比較して時代に置いていかれた隙間を埋め、第3.5世代戦車としては必要十分な能力と考えられる。
特にこれまで問題されつつあった弾薬や電子装備の陳腐化を刷新したことは大きく、生残性の向上も十分なものである。
90式戦車多数を配備している北部方面隊及び東北方面隊、その仮想敵のロシア機甲部隊には依然として大きな抑止力たりうる。
また90式改良型が北の守り、機甲部隊根幹を担うことにより、東部方面隊以西に最新の10式戦車を優先配備する猶予も生まれた。
日本国が大陸化して以降の陸自機甲部隊の再編、能力強化の土台となった功績は防衛省が公式に認めるほどである。
仮に渡洋上陸作戦を成立させたとしても、ロシア式師団編成で5個戦車師団以上の90式改良型の抑止力はそれほどであった。
ロシア側ではヒューミントやインターネットの一般情報収集の範疇でも、90式戦車の大群は相当な脅威と認識されたことが確認されている。
彼らは北方領土奪還に今度こそ自衛隊が動くとさえ警戒し、最悪の場合は戦術核を同地に使うことを考慮したことも判明している。
無論、我が国としては外交を介した領土返還を求める以上のアクションは起こしていないが、北部・東北方面隊の実力はそれほどであった。
将来的には急速生産が進む10式戦車による代替対象ではあり、何れは原液を外れることは防衛白書でも明記されている。
一方で依然として第3.5世代戦車として有力なことから、特に北部方面隊や東北方面隊の補給処。あるいは三菱重工事業所。
これら官民双方の設備において相当数が予備装備としてモスボールされ、長ければ2040年まで保管される可能性も存在する。
ウクライナ戦争の教訓からレガシーな戦術能力の維持、古くとも多数の重装備が有事には必要と防衛省が判断したが故である。
この点は74式戦車(G)や75式自走155ミリりゅう弾砲、FH70りゅう弾砲等にも適用され、各方面隊補給処等でモスボールされている。
国連常任理事国が特別軍事作戦の名前のもとに侵略戦争を始め、国連と西側諸国の抑止力がまるで機能していなかった。
その点について防衛省及び自衛隊は予算、規模、人員の拡大と充足の背景もあり真摯に受け止めたのである。
また90式戦車(C)は電子装備のほぼ全てをホットスワップ接続しているため、C4Iの近代化が既存装備の中では容易であること。
ラインメタル120ミリ滑腔砲が10式戦車系列の新型弾薬を比較的適用しやすいことも、長期モスボール対象として影響している。
令和XX年、10式戦車の東部方面隊から西部方面隊、南西集団への配備が完結。北部及び東北方面隊への戦車更新も進みつつある。
やや居住性で問題があるとは言え総合的な性能は90式戦車より高く、輸送負担も軽いことから概ね部隊では好評を博している。
恐らく向こう数年で北部、東北方面隊の機甲部隊も10式戦車で充足され、90式戦車は現役を退くと推測されている。
しかしウクライナ戦争の教訓、もはや合衆国主体のサプライチェーンと西側の平和が危ういことから、過半数の車両がモスボール指定と策定。
既に予算も獲得されており、機甲科を経験した予備、即応予備自衛官を応召した戦車隊に将来は配備予定である。
一部では防衛予算の過大負担と批判も受けているが、重装備の不足したウクライナ戦争の被災地域の惨状が国会にも提出。
民間人多数を含む犠牲者の姿を前に野党すら折れ、90式戦車を含む予備重装備のモスボール予算と予備戦車隊の予算が通過した。
列島日本時代に北の守りとして開発された本戦車は概ねその務めを全うしつつ、現役を離れてからも陸上防衛を担い続ける。
それが抑止力として機能すれば最善であり、仮に最悪の事態が生じた際に国民防護に貢献できれば次善であると言えよう。
7.あとがき
635様に広多無は90式戦車にも載せられますよと教えていただき、折角だからとあちこちディティールアップを施してみた90式戦車です。
一番の売りはCOTSコンピュータ分散処理と広多無連接による共同交戦能力です。10式戦車初期ロット程度の能力はあります。
照準器などセンサ系も00年代相当のCOTSモジュールで近代化しているので、C4Iではそこそこ上手く行ったかな?と思っています。
それ以外は順当に弾薬、複合装甲等を更新してみました。特に前者は90式と10式の弾薬共通化が現実で研究されてます。
基本設計が40年以上前のラインメタル砲故に10式ほどの性能ではないですが、実効貫通力や加害力はかなり向上できたと思います。
タンデム対戦車榴弾は鉄筋コンクリート造に展開した敵散兵を、第一弾頭でコンクリをぶち抜いて第二弾頭で内部を焼き払うためです。
それ以外には機関銃を概ね信頼できる製品に置き換えて、M2重機関銃は日本製鋼所の国産RWSに搭載しております。
安定供給が実現したらM230搭載RWSへの換装も悪くないですが、当面は国内サプライチェーンで賄えるもので近代化を行いました。
官民問わずアメリカからの輸入品遅延が本当に酷いんですよね。ハーレー日本法人も売上がガタ落ちだそうです。
防御構造は複合装甲の効率を90式と10式の中間程度として、元々10式より大きな容積を用いある程度の実用性を持たせました。
恐らく99式Aの2000メートルでRHA680ミリ貫通と言われる徹甲弾程度ならば、複数弾直撃しても防げるでしょう。
元々が複合装甲の防御力に定評のある戦車でしたので、このあたりは過度に盛らなくても安心できる要素でした。
装甲以外の防御手段としては10式相当のパッシブ防御手段を準備して、対戦車火器や戦車の照準阻害に用いています。
APSは迷いましたがシステムが何れも大掛かりで、どのように搭載してみればよいのか分からない。
分からないなら描かないということで乗員空調やレーションヒーター追加、C4I近代化等で余剰電力がないよという設定です。
なお駆動系に関しては燃料噴射装置やサスペンション制御にCOTSコンピュータを用いる以外、殆ど手を入れていません。
2ストロークディーゼルなのにレオパルト2やルクレールと大差ない燃費のエンジン、極めて良好な加速性や制動性能など。
何度か総火演で実際に見てまいりましたが…重量が極端に変わらない限り、これで十分だよなあって。
何とも面白みのない。現実の最新トレンドからも半歩ほど遅れてそうな戦車ですが、ある程度のお役には立ってくれそうです。
ロシア軍がウクライナ戦争で着実に消耗してくれているから、こんな第3.5世代MBTでも抑止力になるというのもでかいですね。
ウィキへの転載はご自由に願います。しかし90式って調べてみると本当に良い戦車ですね。
以上です、長くなってしまい申し訳ありませんでした。
余談ですが富士や朝霞で90式を見た時は「50トンという重量の割に想像以上にコンパクト」という印象でした。
車高だけならM4より余程低いんですよね90式。
投稿乙です
一部の電子装備が10式戦車よりも劣るものの90式戦車がT-80Uや99式Aと真正面から渡り合えるようになったのは大きな収穫ですね。
10式戦車の配備が進んで90式戦車の殆どが予備役になったら他の3.5世代戦車よりも軽く99式A戦車と渡り合える性能から台湾やフィリピンなどから購入の交渉をしてくるでしょうね。
>M230チェーンガン
既にライセンス生産権を得ている可能性があるので国内での生産は出来るのではないかと。
理由は列島日本時では調達が13機うち切られたAH-64Dが他の兵器の件もあり大陸化で調達予定だった62機の5倍である300機以上配備されている可能性がります。
大量の機体がある以上は消耗品の一つであるM230機関砲のライセンス生産権も取得しているのではと考えます。
乙。ウクライナ戦争で損耗&戦車の更新もままならない状態のロシアへの抑止としては
まだまだ使えますね。空調完備だけに自衛隊内で他戦車よりも人気あったろうな
>>687
有難うございます。
ロングボウがどの程度配備されているかはちょっと考えませんでした、あれネットワーク系が古くて…
数が揃ってればAH-1SのM197同様ライセンス可能かもしれません、ただセットのRWSも輸入品ですからねえ。
>>688
有難うございます。
自衛隊のAFVで往々にして指摘されるのが乗員用空調の欠如なんで、そっちも必要だよねと思いまして。
T-90MやT-80Uの損耗著しいロシア軍への機動打撃力としてなら、頑張ってくれるかなと。
乙です。
アナログシステムをデジタル化するだけでも違いますからな。
>>689
>RWS
あやつ砲は分かりませんがRWS本体はノルウェー製と思われます。
F-35用に輸入されたジョイントストライクミサイル作ってる会社ですね。
なんか300セット輸入するとかで10式もこれからそれくらいかそれ以上は量産するみたいですね。
>>690
有難うございます。
90式もシステムは基本的にデジタルですが、ミルスペックをCOTSコンピュータに置き換えまして…
ノルウェー製RWSでしたか、NSMを作っているあそこの。何れは90式も代替予定ですからねえ。
>>691
結構日本と関係深めてましてDESIジャパンにも製品結構出展してますね。
ああ、10式に採用するRWSこそ輸入ですがレーダーやAPSは国産らしいですよ。
>>692
EUだと北欧が割と兵器廠として頑張ってますよ。
おお…APS国産品が出来ましたか、そりゃ凄い。てっきりイスラエル製かと。
>>693
このご時世イスラエル製の大量採用は厳しいんじゃないですかね…。
国際関係云々よりあの国現在国外出る手段封鎖してるんで輸出無理ですし、
今後同様の事態が起きないとも限らんという物理的理由で。
>>694
世界の狂犬になっちゃいましたからね…APSのメーカーが何処製って書かなくてよかった。
>>695
RWSの方に話もどしますと国産の12.7mmなど試作されてるのにM230LF搭載したプロテクターRS6採用の最大の理由は砲弾だと思われます。
M230用の30×113mmB弾には最近開発された近接信管搭載した榴弾があるのですよ。
プログラミング可能な時限信管でなくセンサー内蔵した対空用の近接信管の生産始まってるので対ドローン用の決め手になったのではないかと。
>>696
ああ…近接信管ですか、確かに航空ドローン相手には有効ですよねそれ。
プロテクターRS6、調べましたが既に世界的にかなりのシェアを得ているRWSなんですね。
勉強になるなあ。最近新しいことへの好奇心とか知識がすっかり駄目になっちまいまして。
>>696
最近は便利なのがあるんですなぁ。
この前の話の時に欲しかったやつだこれ!
>>697
ちなみにこいつ携SAMや軽MAT辺りの軽量ミサイルと同軸で5.56mmSAW辺り搭載可能です。
30mm×113B弾は戦車の人氏にはダッソー エタンダールやイングリッシュ・エレクトリック ライトニングで採用された30mm機関砲の弾と同じものと言えばわかりやすいですかね。
>>698
自分も知ったのは最近でさあ
>>699
本当に便利なRWSなんですねえ…堅実重視の自衛隊が選ぶはずだ。
ああ、確か元は航空用機関砲の弾丸でしたものね。M230の30ミリは。威力も大きいし近接信管だって仕込めるはずです。
>>699
最新兵器じゃ…!
30mm機関砲で使用可能ならSAWは勿論歩兵戦闘車や装甲車なんかも普通に使えそうですね。
何ならロシアみたいな機関砲付き戦車とかでも使えるかも?
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