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ネタの書き込み その174

932バーコードハゲ:2025/06/13(金) 03:13:54 HOST:KD113150061086.ppp-bb.dion.ne.jp
彼が被っている王冠に関して洞察を深めていきますが、おそらくこれはプラトンが『国家』にて提唱した『論理の冠』であると考えました。
『論理の冠(crown of ethics)』とはプラトンがピタゴラスのイデアの発想から構築した『善のイデア』という概念の事です。 ここで言う”善”とは俗世的な概念ではなく、超越的な存在である一者(神)との同一化を善と定義した考えで、プラトンは生涯にわたって超越について探求しておりました。 ちなみにこの『善のイデア』から派生して『洞窟の比喩』が生まれたり、新プラトン主義に引き継がれプロティノスによって『エンネアデス』が提唱されました。
たびたびカモメに6の装飾品をパクっていくがこれにも元ネタがあり、 ここで私はカモメには『騙される人』というスラングが有ることから、”プラトンの思想を好み、”騙された”逸話のある人物”であると推測しました。 そしてこの要素に当て嵌まったのがプラトンの弟子であり恋人でもあったとされる『ディオン』という人物でした。(ホモォ)

ディオンは簒奪者として恐れられていたシュラクサイの暴君ディオニュシオス1世の義兄弟でした。
ディオンもまたシュラクサイの王子であったため粗暴な性格でしたが、シチリア島で偶然出会ったプラトンに感化され、彼の”善"の思想に当てられて心が燃え上がったと言います。
そしてそのディオンに頼まれ暴君のディオニュシオスもプラトンと話せば自分と同じように改心するだろうと考えシュラクサイにプラトンを呼びました。 しかしプラトンは自身が作った『哲人王』の話を持ち出し、暴君を否定したことでディオニュシオスの怒りを買い、プラトンは奴隷として売られてしまいます。
だがその後ディオニュシオス1世は亡くなり2世が跡を継ぎますが、政治に対し無関与で傀儡の王となっていたので、ディオンは王を矯正するため再びプラトンに強く懇願し、再びシュラクサイに戻ってくるようお願いしました。 プラトンは一度ひどい目に合ったにも関わらず要請に答え、2世の教育は彼に『暴君にはならない』と誓わせるほど成功しました。 しかし2世に気に入られたプラトンは城に幽閉され、一方ディオンは2世の嫉妬を受けて、プラトンとの関係を断つために追放されてしまいました。


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