レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
日本大陸を考察・ネタスレ その195
-
SEU、ユーロシア両国が介入開始した日の夜。
SEU第一艦隊所属。第一魔導空中機動隊。第一中隊中隊長アントニオ・カレル大佐視点。
カレル大佐の目から見ても状況はSEU有利であった。
艦隊戦力を動かし、エジプト側からも後詰の部隊が向かっているこの状況。
雑多な集まりである中東連合も領土が離れているが故に空挺部隊しか投入できないユーロシアも相手ではない。
事の中心にいるイスラエルに関しては少々可哀想だが、これも仇敵ユーロシアにゲートを取られぬためだ。
果敢にも抵抗を続けるイスラエル軍には悪いが、ゲート技術で後れを取っている関係上、彼等の脅威度は高くない。
無論だからと言って手を抜くようなことはしないが、対勢は決しただろう。
イスラエルが切り札としていた核融合弾頭群もついさっき我が国の特殊部隊が無力化したとの話だ。
破れかぶれで発射したと思われる潜水艦発射型弾道ミサイルも我が国の艦隊によって普通に撃墜された。
今時核搭載弾道弾の一つや二つでどうにかなる世の中じゃない。
しかしユーロシアの空挺部隊が中東連合の一部と連携を行っているとの報告が来ている。
我々が支援しているイランは今回は来ていない。アラビア連合は独自色が強い。
となるとユーロシア部隊と連携し始めているのは連中から支援を受けているというシリアか、アラビア連合や我が国への敵視が強いヨルダン・イラク連合のどちらか、または両方だろうか。
中東連合とユーロシア軍が手を組むとあると少々厄介だ。味方の後詰が来る前にゲート周辺を掌握し固守しなければならない。
「隊長!緊急事態です!!」
カレル大佐があれやこれを考えている最中に、その凶報は来た。
「艦隊から伝達!北米軍SODFがここへ降下してきているとのこと!」
部下に言われるがままに空を見るとそれはあった。
遥か高空。宇宙の近さから恐るべき勢いでこちらを目指して落下してくるもの。
来ているパワードスーツによる識別コードは北米軍戦略宇宙軍所属。衛星軌道降下部隊(SODF)
「クソ!ユーロシアのアホ共目!連中がイスラエルの防空障壁を無力化なんかするから!」
突然の第三者介入に驚くカレル大佐であったが、報告はそれだけではなかった。
空を見ている彼等の周辺へ突然響く大きな衝撃。
まるで近くへ大型ミサイルか何かでも着弾したかのような…
「何が起こった!報告しろ!」
「報告します!エルサレム郊外に巨大ポッドが着弾!識別大東亜共栄圏特殊戦略軍!特殊空挺部隊!ブラッディアーマーズです!!」
「あのクレイジーダイバー共まで来てるだとぉ!!」
カレル大佐は心底驚愕したと言わんばかりの驚きを露わにした。
SODF。北米軍戦略宇宙軍所属と衛星軌道降下部隊。その名の通り衛星軌道上から投下される空挺部隊だ。
四大ゲートの出現で内向きの体制に変わってしまった米軍が維持している数少ない国外遠征可能任務部隊。
精鋭として名高く、海外への遠征が執り行われなくなった昨今電は四大ゲート戦線において度々活躍していると聞く。
それがこの場に来ている…つまるところ米国もユーロシアの動きを看過できなかった、もしくは我々SEUの動きか…
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板