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日本大陸を考察・ネタスレ その195
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日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。
尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。
投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。
――【過去スレ】――
前スレ:日本大陸を考察・ネタスレ その194
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1657803820/
日本大陸を考察・ネタスレ その193
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1655462255/
日本大陸を考察・ネタスレ その192
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1653220568/
日本大陸を考察・ネタスレ その191
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1651584732/
日本大陸を考察・ネタスレ その190
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1649154244/l50
日本大陸を考察・ネタスレ その185
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1637668123/
( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その100
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1486648659/
( 中 略 )
日本大陸を考察・ネタスレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1429444031/
・日本大陸×創作物クロスネタスレ
最新スレ:日本大陸クロススレ その180
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1657121996/
( 中 略 )
日本大陸クロススレ その1
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1507471275/
・全ての始まり
ネタの書き込み25(>>204から日本大陸ネタがスタート)
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>>948
|д゚) 大体『更に向こうへ』なヒーロー漫画兼アニメのあの世界っぽい感じですからな()
|д゚) 多分映像も撮られて拡散して日本のヤベー兵の事が知られるので、日本政府としても面倒になったとか思ってそうで
当人としては襲われたから市民救援しつつ人的被害最小限(転倒での軽症者幾名)で全員殴り倒しただけなので、
寧ろ賞賛するしか無いのが余計に頭が痛いと言うか
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乙です。陣龍氏。
>空舞 咲
花咲舞ならぬ空舞咲
狂いさ咲くのは共通ですね。
衛星兵の概念が粉砕されてそうですね。
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衛生兵は体力勝負だからね。仕方ないネ。
なお一般的な強さとしては、ただの素<<身体強化術あり=Zウィルス克服者<<<パワードスーツ着用くらい。
・身体強化術
魔法技能。体の中のマナを使って身体能力を上げる魔法の一種。
何も鍛えていない人物でも使えれば超人に!といったものではなく、あくまで元の身体能力に沿って強化が行われるもの。
このためきちんと鍛えていなければ上がり幅は左程なく、逆に鍛えてあればあるほど倍々式に身体能力が向上する。
具体例を挙げるとただの素人が使っても重ねた瓦は割れないが、きちんと部活で身体鍛えている人物が使えば瓦割りが可能となる。
元々素で瓦割り出来ていた人間ならば鉄板割りもできる。
鍛えている陸上選手が使えばボルトより速く走れる。ボルトが使えば自動車より速く走れる。
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>>950
|д゚) 明くる日行き成り頭上に隕石と墜落旅客機が堕ちて来る並に突然の不運でしたからな()
|д゚) デカいゴリラ見たいな【改造強化者】を膝蹴りや腕砕き、又は標識で殴り付けたら某龍〇如く的反撃技で奪い取られての唐竹割等々、
何か常識崩壊させる意味不明な光景を見せ付けられた当人の感想は、未だ不明で有ります
>>952
空舞 咲「乙女は強くなくっちゃね!」(体内粉砕(物理)されて完全に戦意喪失した怪物の上に無傷でサムズアップ)
衛生兵でも偶には戦う事だって有りますからね、護身術ですよ護身術()
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この身体強化術の説明が何を指すのか…
術ありで一月以上も走り回ったり、ゴリラより強いゴリラをボコしたりできた空舞女史は割と元から女ゴリr(ここから先は血で汚れていて読めない)
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>>955
空舞女史「私をゴリラと言いましたね!?名誉棄損の罪で戦決隊の戦場で会いましょう!!」
完全に戦場の狂気に呑まれてリミッターがぶっ飛んでいたのとどっか知らぬ間に動きながら休んでたりしてただけかも知れないし…(震え声)
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>>956
Q:戦決隊の戦場ってどこー?
A:定期的にアメリカ遠征しているゾ💗
>>動きながら休んでいたり
それはそれで器用である。
まあ戦決隊に引き抜かれているってことは、生身でも十分強いって証拠ではありますので(震え声)
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>>957
八月と十二月の有明じゃないのか?
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>>958
ゴリ…筋肉属性に加えてオタ属性まで付与される空舞衛生兵…
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私もネタが出来たので8時過ぎくらいから投下したいと思います。
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時間になったので投下を始めます
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大ゲート世界 アメリカの苦難
これはゲート出現から始まるアメリカ合衆国の苦難の歴史をインタビュー形式で綴ったものである。
「ゲートが開いた時の出来事? まあうちも例外なく浮かれてたね。これで日本や中国に追いつけるって。
当時はゲートの先は戦争状態だってことくらいしか情報がなかったけど、むしろ介入するのに好都合って認識しかなかったよ」
米国国務省役員Aより。
「他の人が先に話していると思いますが、当時の我々は焦っていたんですよ。
日本、中国、イタリア、イギリスとゲートは開いたのにうちには開いてなかったんですもの。
欧州ではイタリアやイギリスの影響が復権して、アジアでは中国と日本が覇を争っていまして。
知っていますか?今じゃ愚か者の代名詞みたいな中国ですが、当時は日本やイタリアと並ぶゲート技術先進国でゲート先から回収したゾンビウィルス(Zウィルス)を解析して得た生体科学技術の権威だったんです。
彼らが進めていた超人兵士計画なんかはうちは勿論日本やロシアも警戒してましたね」
米国国務省関連Bより。
「中国や日本が先んずる異世界の技術を手にするべし。当時の合衆国が望んでいたことです。
中国の超人兵士計画は各国関係者にも直接見せられてまして。文字通り超人的な強さを誇る兵士たちでした。
インドとの間で起こった国境紛争では一方的に当時のインド軍を叩き潰したという実績もありました。
これに対抗できるものを絶対に手に入れろ。それがゲートを渡る我々の部隊に言い渡された命令でした」
米国陸軍関係者Cより。
「知ってます?当時の中国超人兵士のこと。
あれ実は人工的に作られたわけではなく、Zウィルスを克服して高い身体能力を偶々手に入れられた被験体を兵士に転用しただけだったんですよ。
だから当時の中国そういった天然物を獲得するのに躍起になっていて自国内どころか近隣諸国からも素質を持っていそうな人間を秘密裏に拉致していたのは今となっちゃよく聞く話ですよね。
だからゾンビ禍の最中に日本軍が真っ先に強く介入したんですよね。あれで助けられた拉致被害者は大勢います。
なんでその話をしたかって?
うちにも被害者がいたからですよ。これはオフレコですが当時の介入にはうちも現地に部隊を派遣していまして。
その際に助けた被害者の中には既に被験者になっていて、見事克服して見せた人達がいたんですわ。
その人達の力を見てしまったからなのか、アメリカにゲートが開いた時に強く介入を推し進めることになったんです。
本当ですよ?何せ私は当時の大統領補佐官でしたから、それを決める場にいたんです」
米国元大統領補佐官D。
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「ええ、そうです。我々はゲート先の世界。異世界を見くびっていました。
お恥ずかしい話ですが、当時のゲート開通先の例は日伊に通じた中世くらいの文明世界の例と中国に通じで滅びた世界の例くらいしか判明しておりませんでした。
日伊が通じた異世界にいる魔物は脅威でありましたが、両国でもそうであったように現代兵器を用いれば苦戦しませんでした。
中国が通じた異世界にとってはゾンビの存在こそ衝撃的でしたが、こちらもきちんと対策を練れば脅威とはなりませんでした。
なので我々の国に出来たゲートの先の異世界も同じくらいだろうと思い込んでいたんです。
日本と世界を二分した世界最強の片割れたる米軍ならどんな敵が来ようと鎧袖一触だと。
ええ、ええ、まあ結果は御存じの通りです。先遣隊は壊滅。生き残りだって現地のメリディア防衛軍に助けられた結果です。
まあその一人が私なんですよね。この義肢になっている腕と足もその時に失った者ですから」
元米国陸軍兵士Eより。
「先遣隊が壊滅した我が国の対応は非常に迅速でした。すぐさま援軍を送り、ゲート周辺の防備を固めました。
即席とは言え中々の規模の陣地も築きましたからね。
接触してきたメリディア防衛軍の人々からも情報を得てましたから。
政府はごちゃごちゃ言っていたようですが現場と軍はすぐに気づいたらしいんですわ。
これは地獄の窯を開いたのではないかって。
あの時の軍上層部は中東やアフリカで散々泥沼に嵌った世代ですから、元々異世界への遠征なんて反対していたって話ですから、多分何かしら準備していたんじゃないかって噂は当時から離されてましたけどね。
結果はドンピシャ。悪魔共…まあ俺達現場の兵士が言い出した名称なんですが、その悪魔共の軍勢に襲われまして。
空も地上も埋め尽くした大軍勢でしたね。空と地が3分でそれ以外が全部敵だ!なんて言葉を現実で聞く羽目になるとは思いませんでしたよ。
防備を固めていただけあってその時はどうにか退けましたが終わってみれば弾薬はカンパン。味方は半分ってありさまでした。
陣地も崩壊状態。あの時はほうれんマン…今では大尉と呼ばれてるあの人のことです。
あの人が活躍してくれなければゲート突破されていたんじゃないですかね」
米国海兵隊兵士Fより。
「メリディアというのは我々が接触した現地の国…というよりは勢力といったものです。
悪魔共に世界の7割を奪われていた現地の人々は団結し、メリディア防衛軍というものを結成しては抵抗を続けていました。
メリディアというのはあの世界の名前ですね。我々の地球みたいなものです。
彼等の手助けが無ければ向こう側にまともな拠点を設けるのも難しかったでしょう。
先遣隊の壊滅。ゲート陣地の半壊といった不測の事態に政府は大きく慌てましたが、我々軍上層部は逆に冷静になりました。
何せこれからはアメリカが体験したことのない戦争が始まるのだという予感がありましたからね。
実際その予感は的中しました。相次いで第二、第三のゲートが米国内に現れるという最悪の結果でね」
元米国陸軍参謀Gより。
「今じゃデーモン、エイリアン、マシン、カイジュウなんて名前のついている四つのゲートだが、当時はアルファ、ベータ、ガンマ、デルタなんて味気ない名前で呼んでたのを覚えている。
今でも正式なコード名はそれらしいが、誰もそんな名前で呼んでないな。
当時の軍はアルファゲートに援軍を送るべく色々準備していたんだが、そんな時に開いたがベータとガンマだ。
この二つは開いた場所が悪かったのか敵地のど真ん中に開いちまったみたいでな。
ゲートから続々とエイリアン共と機械共が現れて近くの街を襲い始めやがった。
軍はこの事態にアルファへの援軍として準備されていた俺達を緊急的に派遣した。
俺達も戦う場所は異世界だって言われていたのに、突然国内への救援だと言われて最初は驚いたもんよ。
まあ結果だけ言えば事前準備していた軍と地元の州軍や自力で抵抗をした民衆の手によりゲートから出てきた二つの軍勢は押し返されてめでたしめでたしってんだが…
まあその代価として大勢したんだよ。
当時の俺達は満足なパワードスーツもなければ武器もレールガンではなく既存の銃火器だからな。
銃なんて人間相手前提で作られたやつだぜ?
魔導シールドや治癒魔法なんて便利なものもなかったし、治療用ナノマシンなんてのもあなかった。
文字通り身体張って連中を撃退した。
軍民問わず大勢死んだ。両方のゲート付近合わせて死者だけで3万人を超えた。
たった3日程度の戦闘でそれだった。
俺達軍人はまだ良かったんだ。覚悟はできていた。しかし死んだ大多数は突然襲われた民間人だったんだ」
米国陸軍兵士Hより。
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「ええ。今ではゲートクライシスと呼ばれているあの事件。ベータゲートとガンマゲートから現れた敵対勢力の突然の襲来。
あの出来事は当時の米政府のみならず国民全体の目を覚まさせるのに十分な事件でした。
政府はすぐさま緊急事態宣言を発令。軍は全ての動員が決定されました。
ええ、全てです。正規軍、州軍、予備役、そして海外に派兵していた部隊。
ある意味では海外権益を捨てるような動きでしたが、今見ればそれは大正解でしたね。
なんせそれがアメリカ暗黒の10年の始まりだったのですから」
米国国防省関係者Iより。
「当時の戦況ですか? 最悪。この一言に尽きます。
アルファゲートは早々に現地勢力と合流できましたが、ベータとガンマはまずゲート先の敵を押し返して拠点を作るところから始めないといけませんでしたからね。
ベータはエイリアン共が相手だったのですが、こいつらは半分は野生動物みたいなもので、幸運には当時のゲート開通先は連中のテリトリーとは言え近場にクイーン個体は存在してませんでした。
とは言え幸運はその程度で、日夜雑多に襲ってくるエイリアンの大軍と戦いながら前線基地の構築を頑張ってましたね。
まあとにかくエイリアン共の常に戦いながらもどうにか基地と言える最低限の形を作り上げて、一定範囲を我々のテリトリーとできました。
まあその後が特に大変だったんですよね。何せそこから改めてテリトリーを広げていかなくてはならず、そのためには偵察に出なければなりませんでしたから。
ドローンによる航空偵察のみならず、我々歩兵が足を運んでの偵察も必要でした。
何せ異世界ですので土地の情報が皆無。周りは森だらけだったので空からだけではわからないことも多かったのもありますね。
私も何度か偵察隊になっては、酷い目に合いましたねぇ。
そうして何度も何度も酷い目合いながら、放棄された基地みたいのを見つけまして。
そう。それが現地軍。バルデバス同盟軍が放棄した基地だったんです。
そこで我々はどうにかこうにか自軍のテリトリーをこの基地まで伸ばしまして、状態が良かった通信装置を修理して、バルデバス軍とのコンタクトに成功したってわけです」
元米国海兵隊兵士Jより。
「ガンマ戦線?地獄だったね。
他の戦線は初期からある程度戦えたらしいが、こっちは最初から劣勢だったよ。
昼夜問わず襲い掛かってくる機械共。制空権も安定しないせいで、空からの爆撃も日常茶飯事。
どこからか長距離砲撃も降ってきやがる。
まともな陣地構築なんてできやしねぇから突貫で塹壕掘って、そこに隠れながら応戦して、少し暇が出来れば塹壕を補修して、掘り進める毎日。
正直ゲート周りだけでも確保できていたのは奇跡だと思う。
犠牲者なんて数えきれないほど出た。そのせいか当時一番戦力が投入されていたのはウチの戦線じゃないかね。
それでも俺達はめげずに塹壕を掘って、機械共をくず鉄に変えて、敵の砲撃部隊を見つけては半ば特攻染みた攻撃でこれを撃破した。
この時ばかりは誰しもが歓声に沸いたね。
その後も文字通り俺達の血と鉄を代価に拠点という名の大塹壕を掘り進めていって、どうにかまとまった土地を確保した。
途中でアルファゲートから援軍に回された特務隊が来てなかったらどうなってたやら。
その後?機械共が引いていったと思ったら今度は現地の連中がやってきたんだよ。
なんでも機械共の動きが妙だったから、その隙をついて攻勢に出てたらしい。その妙な動きってのが俺達との戦いだったわけだ。
その後は身振り手振りでお互いの話を理解して、握手して、宴会やって、今の協力関係ってわけ。
まああれだな。異世界行くときは酒を持っていけってのはそういうことだわな」
現役米陸軍少佐Kより。
「当時一番困っていたことですか? まあ翻訳ですね。ええ、異世界語の翻訳です。
物語みたいに自動で言葉が翻訳されてるなんて都合のいいことなかったですからね。
特に大変だったのがベータ戦線での翻訳ですね。
なんせ通信機を見つけたと言っても向こうの言葉が話せなければ意味がありませんから。
当時は基地に残っていた各種資料を集めて軍民問わず総出で翻訳してましたねぇ。
まあ結局映像機器の方も修理して、映像繋げてその後は身振り手振りと黒板に書いた即興翻訳文字と絵でどうにか話したそうですが。
アルファ戦線はそこら辺楽だったようで、一緒に悪魔共をぶっ殺して関係を証明したそうです。
ガンマは一緒に酒飲んで歌ったそうです。
海外だと日本に関してはアニメ作ってそれを見せて説明していたらしいです。
イタリアだと初手ナンパから始まった交流らしいですが…
我々ベータ戦線組の苦労は本当何だったのかと言いたいところですね…」
米国国務省関係者Lより。
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「当時の戦況はまぁ酷いところばかりでしたね。
ガンマが一番酷かったですが、それ以外の戦線だって負けず劣らずで、ドンドン死傷者が積み上がっていきました。
とは言えゲートは閉じることできませんし、封鎖したところで時間稼ぎにすらなりません。
石棺なんて作っても簡単に突破してくるような連中ばかりですからね。
なので軍や国は追加の戦力の確保に躍起になりました。
最初は志願ですね。国は君たちの力を欲している!ってやつです。
これはゲートクライシス事件のこともあって結構な数が来ましたよ。
とは言えそれだけでは満足はできません。戦線を三つも抱えていた我々は今後更に出血が多くなることを予期してましたので。
次に行ったのは在米外国人からの志願募集です。
まあこれは平時からやってるやつで一定期間の軍役行ってくれるなら市民権を与えるよと言ういつもの奴です。
この枠を違法滞在者まで拡大しました。中には半ば脅迫染みた例もあったそうです。軍に入らなきゃ祖国へ強制送還だってやつですね。
これは内外で批判を招きましたが、まぁ自分から応じた募集者たちには以外にも受けは良かったですね。
軍で頑張れば正規の市民になれますし、給料と待遇だけは国も本気で支援しましたからね。
合衆国は国のために血を流すのならばそれに必ず報います。
次は各国からの義勇兵の受け入れです。単純に義憤に駆られたからって人々ですが、半分くらいは異世界への偵察みたいな感じで来てる人たちでしたね。
まあ言葉を隠さなければどっかの国の元軍人と言う体で来てる現役軍人や諜報員です。
とは言え彼等も容赦なく前線に送りました。
最後に死刑囚や実質終身刑みたいな連中を集めた懲罰部隊の編制です。
はい。今でも異世界の囚人集めてやってるあれです。
人権だなんだとか言われましたが当時の合衆国は緊急事態真っ盛りだったので強権で押し通しました。
戦場で戦果を挙げれば減刑するという約束もしました。
まあ最終的に自由の身になれた元囚人兵は100人もいませんでしたが。投入した数は十万じゃ利きませんがね。
とは言え囚人兵なんて囮か肉壁くらいにしか使えないのでやっぱり根本的な戦力不足を抱えたままでしたね。
命ポイ捨てしていいレベルの凶悪犯なんて早々補充されませんしね。
ということで次に行ったのは各国からの凶悪犯の買い取りでした。
まあ凶悪犯なんて言ってますが人身売買そのまんまなのでこれに関しては秘密裏に行いましたね。
これが意外と集まる物でして。特に死刑を廃止している国や収容能力に問題がある国からは割と安値で集められましたね。
今じゃこれもある種合法で、異世界にまで足伸ばしてやってますからね。まあ表向きは司法取引や義勇兵の枠でやっているのですが。
それ以外にも海外から正規軍を派遣してきれた例もあります。
ここで援軍を真っ先に派遣してくれたのが日本でした。
ええ、隣国のカナダやメキシコですらなく日本です。WW2、冷戦とライバル関係だったかの国が真っ先に援軍派遣を申し出たのです。
当時の政府は流石に幾日か迷いましたが、背に腹は代えられないと彼等の援軍を受け入れました。
それだけではなく日本は当時取得したばかりの魔法やパワードスーツを始めとする幾つかの異世界技術の共同研究も持ちかけてきました。
当時の我が国はこれ幸いと飛びつきました。戦争に人手を取られて不景気だったのもありますけどね。
勿論対価はあります。三つのゲートで得られた異世界資源や技術の取引解禁です。
これに対して政府は悩みましたがやはりOKしました。日本もきちんとお金払っての購入でしたしね。
議会からは強く批判されましたが、あの決断がなければ今日のアメリカはなかったでしょう。
取りあえず日本の在米派遣軍を始め色々と数だけは揃えられた我々はここで攻勢だ!っとなり三つの戦線で反撃を行いました。
幸いベータ戦線以外は現地勢力と合流出来ていたので、彼等とも連携しながら最低限のテリトリー確保のための攻勢を行いました。
結果だけ言えば目的は果たしましたが、囚人兵と義勇兵関連は壊滅状態。志願組や現役兵も大勢犠牲が出ました。
慣れない敵相手に慣れない土地で慣れない攻勢をかければこうなるのは目に見えてましたが、議会と国民が許さなかったのです。
こんな中で活躍したのが日本の在米派遣軍と我々から物資提供を受けた現地軍の皆様でした。
彼らが前線張ったところでは目に見えて被害が少なかったですからね。
とにかく大きな犠牲を払いながらも当時の我々はどうにか一息つくことが出来るようになりました。
しかし、世の中不運は重なるもので、この攻勢が終わった直後に起こったのが第四のゲート出現。
今では後にデルタと命名され、世間からはカイジュウゲートと呼ばれているものの出現です」
元米国副大統領Mより。
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「デルタゲート。今じゃカイジュウゲートなんて呼ばれているあれは巨大なゲートだった。
全高50m。全幅60m。米国どころか世界で確認されているゲートの中で最も巨大だ。
ワシントン州シアトルの近郊に出現したゲートから現れたのが今じゃカイジュウ第一号。ザ・ファーストなんて呼ばれている化け物だった。
今あるニューシアトルじゃない方だ。軍事要塞になっている方のオールドシアトルの方。
全高40mを誇る二足歩行のゴジラみたいなあいつはゲートから現れたと思うとシアトルを蹂躙。
そのままカナダ方面に向けて北進を開始した。
勿論俺達も手をこまねいていたわけじゃない。
正規軍も州軍も何ならカナダ軍や在米派遣軍の護衛のために来ていた俺達の艦隊すらも攻撃に加わった。
しかしそのどれもが効かなかった。唯一聞いたのが対地攻撃用のバンカーバスターだったが…
ありゃ効いたって言っていいのかね。怯みはしたが。だが結局のところそれだけでは殺せなかった。
当時の俺達には数がなかったんだ。兵士も兵器もな。
殆どの戦力を三つの異世界に派遣していたし、直前の攻勢で弾薬も盛大に消費しちまった。
バンカーバスターなんかはアルファの悪魔共やガンマの機械共の地下拠点に盛大に撃ちこんでいたらしい。
その後も攻撃なんて効いてないみたいに進路にある街を蹂躙していって、このままじゃ国境を越えちまうってところで国は決心したみたいだ。
核兵器を投下した。しかも当時最新式の核融合弾をだ。それを二発。
一発目で瀕死。二発目でトドメだ。それで奴を始末した。
当時の俺達は知らなかったが、あいつはデルタの先の異世界でも指折りの強さを持つ化け物だったらしく、俺達が倒せたことを驚いていたな。
まあ代わりに近場にあった街は吹き飛んだがな。住人は避難していたが。
俺達はこのことで思い知ったのさ。異世界には核の一発だけじゃ殺せないような化け物もいるってことをよ。
暗い話になっちまったな。じゃあ良い話もしよう。
核でカイジュウごと吹き飛ばされた街があるって言っただろ。
あそこな今じゃ見事復興している。除染ナノマシン様々だな。
しかもとあることを目玉とした観光地としての復興だ。
何を目玉にしていると思う? 大カイジュウ第一号ここに倒れる。カイジュウの墓標となった街だってよ!
本当。アメリカ人ってのは逞しい奴らだぜ」
日本海軍。現太平洋艦隊司令官Nより。当時は空母大鳳の艦長だった。
「まあうちの国がアメリカとの実質的な併合を決めたのはザ・ファーストの件が決めてだったでしょうね。
今じゃカイジュウ事件と呼ばれているアレは我が国やその国民にとっても大きな衝撃でした。
何より我が国も当時ゲートが開いたのですが、開いた向こうの異世界が中々厄介でして。
その対応に苦労していた先でカイジュウ事件です。
当時はまだ新しいゲートが良く出現していた時期なので、我が国の国内、または近辺に新たなゲートが出現し、そこからザ・ファーストみたいな怪物が出てこないとも限りらないわけですよ。
異世界ってのは単なる福音ではなく、大いなる脅威でもあるとようやく認識したわけです。
そこで当時からアメリカが発表していた北アメリカ連邦計画に乗ったわけです。
まあ今では北アメリカ合衆国となってますが、実質我が国とメキシコがザ・ファーストと、それを倒せる核融合弾にビビッて自ら併合してもらったようなものですからね。
どうしてそんな屈辱的な行為を行ったかですか?
簡単な理由ですよ。アメリカは外国とあれば躊躇なく核を撃ち込むでしょう。
でも自国内というのなら最低でもカイジュウ事件の時にように住民が避難するだけの時間は稼いでくれるでしょう?」
元カナダ政府関係者Oより。
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「今となっちゃメキシコは治安のいい方だ。
異世界からの違法滞在者や新世代マフィアやらもいるが、北米合衆国になる前よりずっと治安が良くなってる。景気もな。
その理由は当時うちにはびこっていたマフィア共を無理矢理連れて行ったからだよ。
連中…米国は軍隊を投入して当時有名だったマフィアやチンピラどもを無理矢理制圧しては連れ去っていった。抵抗するやつは速射殺だ。
どこに連れて行ったかと言えば米国にあるゲートの先だ。
カイジュウが暴れた事件があったせいで、そこの世界に突っ込ませる人員が足りなかっただとかなんとかで行われたことらしい。
刑務所からも大量にいた囚人共が連れていかれたらしいな。
あとカナダの方でも似たようなことが行われたらしいぜ。
というわけで連れていかれた哀れな犯罪者共は人間なんてキャンディ程度にも思ってないような化け物蔓延るデルタゲートに放り出されて戦わされたわけだ。
一応は米軍も少々古いがきちんとした装備をくれていた。M16やM14あたりだな。
だがまあよく知らねぇ世界での戦いってもんだからバタバタ死んだ。連れていかれた連中の大半は死んだんじゃねぇかねえ。
まあそんな哀れな犠牲者たちが餌になっている隙に正規軍の連中は見事拠点構築に成功。
その後は現地の連中と連絡とって、協力してどうにか安定に成功したってオチだ。
流石に米国連中も後味悪かったのかきちんと墓も作ってもらっていたぜ。名前も刻んである。
何と遺族年金までありやがるってんだからありがてぇ話だねえ(皮肉げ)
まあそういいながらあの地獄の戦線を生き抜いて、見事減刑勝ち取って今じゃ自由の身になった俺が言えることでもないけどな!!」
元米軍懲罰部隊兼元メキシカンマフィアのPより。
「異世界戦線認定。カイジュウ事件が解決した後で国連で決まった新たな取り組みだよ。
これに認定されると各国からの援軍や支援がもらえるんだ。
まあ代わりにゲートから得られた技術だなんだを相手に還元しなきゃならんがな。
しかしこれが良かった。
米国のゲートからもたらされた新たな技術。新たな素材は世界の経済を活発化させ、それに引きずられるように米国経済も改善していった。
各国の駐留軍相手の商売も始まり、ゲート周辺の復興も急速に進んだ。
腐っても他国の目があるからか、各国が送り込んでくる兵隊もお行儀良いのが多かったしな。
一度ロシアの部隊とうちの部隊とで問題が起きたことあったが…あれは笑ったな。
曹長のやつが一発でロシア兵のやつを壁に叩きつけやがった。10mくらい吹っ飛んでいたな。それを見てロシア兵の奴ら冷や汗をかいてやがった。
話を戻すぞ。他にも各国の部隊との交流が良かった。
ゲートが開いて以降はどこも独自の技術や戦術が誕生していってたからな。
知らない技術や戦術を沢山知れた。
それに他国奴らとの伝手も結べた。
これが便利でな。今となっちゃよくあるPMCやら異世界傭兵やらを呼べる。
まあ戦線での戦力っていうよりも国内の新世代マフィア共や未だせわしない中米やカリブ海での厄介事への対応が主なもんだが。
戦線の様子も変わった。各国の援軍は正規軍ってわけで新兵や囚人兵よりよっぽど働いてくれたからな。
あいつらがいなかったら危なかった場面なんて数えきれない。
他にも色々良いことはあったが、まぁ大体はプラスに動いた。そうなるよう政府のお偉方も必死に働いたんだろうがな。
色々言うやつはいるが、各国の支援や援軍を受けいれたことは取りあえず俺は悪くないことだとは思っているよ」
北米合衆国海軍所属。デーモンスレイヤーズこと第一特務隊隊長。ほうれん草マン大尉より。
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「暗黒の10年ですか。懐かしいですね。当時はもう経済も軍事も滅茶苦茶で。
とにかくあれもこれも大変だった時期ですね。
ゲートが開いた直後の混乱と戦い。最低限の戦線構築に成功したものの、未だ不安定な戦況。
混乱が続く経済。カナダやメキシコとの併合。異世界技術の研究。法律の改定。
やることは山積みでした。
四つのゲートが出そろった後の年内でどうにか初期のパワードスーツとレールガンの実用化に成功。これでぐっと戦力が増えました。
一年目で四つのゲートからもたらされた技術の国産化に成功。これで各戦線で戦いやすくなってきました。
戦術も慣れ始めたので戦い方のマニュアル化も進んでましたね。
三年目で実用的な魔導技術の国産化に成功しました。魔導シールドと治癒魔法は戦死者を大きく減らしました。
国内に魔法系世界へ繋がるゲートがないことで4研究には苦戦してましたが併合したカナダのゲートと日本やイタリアとの技術交流でどうにか実用化にこぎつけました。
五年目でようやく国内経済が安定化してきました。前線が完全に異世界側へと固定化されたのと、国内のギャングやマフィア掃討の効果が現れだした結果のようでした。
七年目で無人兵器の開発に成功しました。ドローンから進化したドローンボットというやつです。
大勢の兵士の代わりとなり、多くの兵を民間市場へ復員させることに成功しました。
これにより合衆国経済は好調となっていきます。
十年目。経済はゲートクライシス以前の水準へ戻りました。
国内の治安も安定しており、新たに行われた幾つかの攻勢作戦によりゲート周辺の完全な安全地帯化に成功。
現地勢力との連絡経路も安定化し、戦線に本当の意味で余裕が出始めました。
最も新たに併合した中南米やカリブ海諸国においての治安維持、経済改善という課題が存在しており、更に四つの異世界戦線においても、敵対勢力の方が以前として有利。
しかし合衆国はゲートからもたらされた試練を見事乗り越えたのです。
そして現在があります。暗黒の10年も今や昔。現在の北米合衆国は非常に好調。
近々再び幾つかの戦線で攻勢作戦を行います。
目指すは四つの世界の解放! これぞ合衆国の新たな使命なのです!!
…ええ。勿論。単なる正義感だけではないですよ。何せ達成できた暁には四つの星で我が国は大きな影響力を持てるのですから」
北米合衆国現大統領より。
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〇説明
・アメリカ合衆国
ゲート発生以前は日本と世界を二分する超大国であったが、ゲート出現以降は中々国内にゲートが現れずに他国に遅れだしていた。
ようやく出現したゲートもろくでもないものばかりであり、ある意味ゲートに最も翻弄された国家と言える。
ゲート戦線が形成された時期にでは一時徴兵制の復活すら検討されたほど。
現在はカナダやメキシコ、中米、カリブ海などを実質的に併合しており北米合衆国に国名を変更している。
・米国のゲート
アルファ、ベータ、ガンマ、デルタの四つのゲートが存在している。
それぞれデーモン、エイリアン、マシン、カイジュウという名称がついている。
それぞれのゲートは海外ではデビルやらターミネーター、モンスターとも言われている。
どのゲートの先にも人類に敵対的な対話不能勢力が存在しており、ゲート開通後20年以上戦争を続けている。
最も203X年現在では戦力の多くを無人機で代替しており、市場への影響を出来る限り抑えている。
なお各ゲートの発生地点は現在では要塞化されており、その砲口は全てゲート側へ向けられている。
・現地勢力
四つのゲートで繋がった先の異世界に存在していた現地の勢力のこと。
メリディア防衛軍
アルファゲートことデーモンゲート先の現地勢力。
突然現れた悪魔たち相手に半世紀以上戦い続けている。メリディアとは現地の世界のこと。
比較的国家機能は残している方ですが、半世紀にも及ぶ戦いで機能性の多くが物資生産と軍事に割り振られているため雰囲気が軍事国家っぽい。
技術体系は科学と魔法を合わせたもの。
対悪魔用の戦術や魔導科学技術を保有している。
ゲート開通後初期にそういった技術、戦術抜きで悪魔相手に切った張ったして戦況を支えていた大尉を始めとするデーモンスレイヤーズにドン引きしている。
バルバデス同盟:ベータゲートことエイリアンゲートで繋がった異世界に存在している現地勢力。
エイリアンの襲撃に生き残った勢力が興した大同盟。
バルバデスとは彼らのことばで世界という意味。
技術体系は純粋科学+エイリアン系技術。倒したエイリアンの細胞や変異してしまった自然環境から採取した物質を基に独自のエイリアン系技術を築いている。
国家機能は残っているがメリディア同様に軍事や技術開発にリソースが大きく振られており雰囲気が軍事国家っぽい。
エイリアンの支配地域のど真ん中で無理矢理テリトリーを築き、戦い続けていた米軍相手には何だこいつら…怖い…との感想を抱いている。
ルーメンス抵抗軍
ガンマゲートことマシンゲートの先の現地勢力。
既存国家の殆どが崩壊しており、彼等はその残党が集まり結成されたレジスタンス。
レジスタンスとは言え旧国家軍の多くが合流しているため軍事機能は正規軍並。
ルーメンスは抵抗軍を組織した英雄の名前から来ている。
こちらもその組織体系から軍事国家っぽいが、民兵も多く参戦していることから雰囲気は割と緩い。
既存国家の殆どが滅んでいるため四大ゲートの中では最も勢力圏が狭い。
突然現れて機械共相手にドンパチして引き寄せてくれていた米軍とは言葉はわからなかったが酒飲んで仲良くなった。
ムオニ統一軍
デルタゲートことカイジュウゲートの先の現地勢力。
突然現れたカイジュウたち相手に苦戦した各国がこの世界の国際連合のような組織を基に連邦国家したもの。
ムオニとは現地の言葉で人類を指す。
純粋科学技術が発達しているが、対カイジュウ相手に特異な進歩を遂げており、対怪獣用の巨大ロボットなどが存在している。
他三つのゲート先の勢力よりも国家機能は健全に生きているが、地球で言うユーラシア大陸とアフリカ大陸をのほぼ全てを奪われている。
アメリカがゲートを開いた先は実はユーラシア大陸に相当する場所の海岸線付近だったのだが、元々反攻作戦を立てていたムオニ軍が米軍が戦闘している地域を見つけた結果大陸に取り残された同胞が戦っていると勘違いし、慌てて上陸作戦を前倒して合流した。
合流当時は見たことない人種だ!と驚いたが今では大陸方面の反抗作戦拠点として仲良くしている。
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・敵対勢力
米国に出現した四つのゲート先の異世界に存在している対話不能勢力のこと。
勢力と言っても組織だって行動しているのは悪魔と機械軍くらいで、エイリアンは個々の群れごとに活動しており、カイジュウに関しては実質野生動物の延長線上である。
悪魔
アルファゲートことデーモンゲートの世界に存在している勢力。
デーモン世界にて突如現れた勢力であり、メリディア軍によると米国のとはまた別のゲートから現れた異世界の軍勢とのこと。
まるで映画やゲームに出てくるような悪魔っぽい人外の姿をしていることから米軍から悪魔と名付けられた。
撃てば死ぬし、爆破すれば殺せるので霊的な意味での悪魔とは別物。きちんとした生き物ではある。
メリディア軍曰く悪魔王と呼ばれる存在に率いられている統率された軍勢であり、ある意味異世界の軍隊と呼べる存在。
とは言え現地勢も地球人類ともまともに交渉できた試しはなく、高位悪魔曰く「家畜や害獣と話す理由はない」とのこと。
知能の低い低位悪魔と言葉を喋れる知能の高い高位悪魔に別れている。
戦闘力が高かろうと知能が低ければ低位悪魔や悪魔兵器扱いで、戦闘力が低かろうと知能が高ければ高位悪魔とされる。
高位悪魔は爵位を持っており、下から男爵、子爵、伯爵、侯爵、大公、悪魔王とされている。
詳しく言えば地球の爵位とは違うのだが米国が無理矢理訳して地球の爵位相当として呼んでいる。
前述の通り戦闘力の高さ=高位というわけではないので爵位が高くても戦闘力が低い個体も珍しくない。
悪魔たちからは米国のデーモンスレイヤーズは死神扱いされている。
モデルはDOOMの悪魔たち。
エイリアン
ベータゲートことエイリアンゲートの先にいる敵対勢力。
文字通り宇宙からやってきたエイリアンであり、インデペンデンスデイと言うよりも映画のエイリアンの方。
いつの間にか地球にやってきていては増殖しており、世界各地で隠れて増大。
現地国家の多くが初動対応を間違えた結果世界の半分以上がエイリアンの勢力となった。
群れごとに行動しており、それぞれの群れが縄張りを持つ。
群れは女王個体に統率されており、この女王個体が非常に高い知能を持っている。
このため初動では隠れての繁殖などという行動が行われ、増殖を許してしまった。
最も知能が高いと言っても現地勢力や地球人類のことは餌としか思っていない。
よくエイリアン戦線に出没する曹長などを始めとした化け物のことを一種の天災として認識している。
元ネタはcodゴーストのエイリアンと映画エイリアンのゼノモーフ。
機械軍
ガンマゲートことマシンゲートの先に存在している勢力。
元々は現地のとある大国が作った兵器管理AIだったのだが、バグった結果人類全体を敵と認識して襲い掛かってくるようになった。
元々のプロトコルが軍が入力した敵の殲滅と開発者が善意で入力した惑星環境の保護という二つの命令で動いているためNBC兵器などの汚染が発生する兵器は使用していない。
四つのゲート先の敵対勢力の中で最も組織だって動いているため非常に厄介な敵。
常に効率的に動いているが、それ故に戦略、戦術的には動きを読みやすいのが唯一の欠点。
非常に強力な勢力で物理的、電子的に現地国家を圧倒し、その大多数を崩壊せしめたが、米国が介入して以降は異世界の技術が用い出され、対応に四苦八苦している。
一部の超人的な戦力は特級戦力として注力しながらも基本は迂回戦術を採用している。
元ネタは映画ターミネーターの機械軍やラノベ86エイティシックスのレギオン。
カイジュウ
デルタゲートことカイジュウゲートの先に存在している勢力…というか野生動物。
突然デルタ世界に現れた巨大生物たちの総称であり、大きさは人間以下から数十mレベルまで多様。
小型は既存兵器でも対応可能な程度だが、大型、超大型と呼ばれる個体は非常に強力。
既存兵器どころか異世界技術を投入した兵器ですら苦戦するレベルである。
突如世界中に現れたこの生物たちによりムオニの人々は多くの生活圏を追われることとなった。
生態としてはほぼ野生動物であるが、多くの怪獣が現地勢力もしくは地球人類のことをひ弱な獲物程度に認識している。
大型カイジュウレベルだとそもそも認識しておらず、何か踏んだ扱い程度の場合も多い。
単なる巨大生物というだけではなく、竜巻を起こす、火を纏う、口から荷電粒子砲を吐くなど超常的な力を持つものもいる。
米国に現れた第一号カイジュウことザ・ファーストは現地でも有名な大怪獣の一体。
他にも大竜巻を起こす空飛ぶ巨大サメ、炎を纏う翼竜、水陸空全てを制する巨大イカ、有毒ガスで霧を作るムカデ、アホみたいに馬鹿でかい蜘蛛のような生物など多種多様な大怪獣がいる。
元ネタは東宝怪獣と地球防衛軍シリーズの侵略生物や怪生物たち。
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・義勇軍
呼んで字の如くの集団。民兵ともいう。
元々は米国がゲートから出てきた勢力との戦争で混乱している際に各国から集まった有志のこと。
実際には半分くらいは国の命令を受けて調査にきた諜報員みたいなものだったのだが、当時の米国はこれらを容赦なく最前線に投入した。
現在でも各国から雇ったPMCや異世界の国と交渉して雇った傭兵団などを義勇兵扱いて運用している。
これらに関しては昔と違い結構丁重に扱っている。
・懲罰部隊
戦力不足の際に急遽集めた囚人兵たちの部隊の通称。
逃げても異世界だし、あの世界らなら逃げ場所なんて殆どないし、上手く生き残ってくれてもそれはそれで人類勢力圏になるから問題ないんじゃない?くらいの軽い感覚で編成され投入された。
その殆どが様子見兼囮として扱われたため生きて帰ってこれなかったが、逆に生存した者達は戦力になると判断されて丁重に扱われている。
一応最低限の訓練と装備はきちんと提供され、衣食住も困らない程度には満たされているので刑務所にいるよりはマシな生活はできている。
これの運用に際して人権団体が色々叫んでいたが、何故か彼等は義勇兵扱いとしてそれぞれの戦線に赴いて戦死している。
戦果に応じて減刑される契約がなされており、死刑囚や終身刑でも戦い抜いた期間と挙げた戦果によって監視付きだがシャバに帰ることも可能。
現在まで数十万人の囚人兵が投入されているが、その中で自由の実となれた人物は10名程度である。
一時期国内の凶悪犯が払底してからは外国から司法取引という形で凶悪犯を買い取り、懲罰部隊として編入するという違法ギリギリの行為をしていたが、現在は義勇兵扱いで懲罰部隊にぶち込んでいたりする。
また流石に表立って各国の犯罪者を引き取るのはリスクが大きいということで、各国のゲート先に存在する異世界の国から凶悪犯を引き取り、義勇兵もしくは米国市民権目当ての志願者という体で前線に投入していたりする。
人身売買は罪に問われない異世界も少なくない…
合法!これはあくまで合法!!本人の自由意思によるもの!!!
現在は数的戦力はドローンボットに替えられたため懲罰部隊という存在は表向きは姿を消した。
しかし外国のゲートから繋がり、米国と交流のある各異世界の国から凶悪犯だが、能力が高く殺すのは惜しいもしくは法律的に殺せないといった人材を引き取り、それらで編成した特殊部隊を運用していたりする。
・無人兵器
米国が運用しているのはドローンボットと呼ばれている。
異世界の技術を取り入れて作られた自律型無人兵器であり、現在の米軍の主力兵器となっている。
人型から戦車や航空機まで何でもござれだが、無人機だけでは対応しきれないことも多いため有人戦力も未だ現役である。
主に無人6:有人4くらいの割合で運用されている。
これはエイリアンやカイジュウなどに天然の電磁パルスやジャマー能力を持つ個体が結構な数存在しているのと、悪魔軍や機械軍などは意図的に無人機を乗っ取る兵器などを運用していることがあるため。
北米軍が運用しているモデルは他国が運用しているものよりも自立思考能力が制限されているが、これはこの乗っ取られた時の対策のため。
また機械軍という敵対した無人機の脅威を知っているためという部分も少なくない。
・中国
実は人体実験と拉致まで行っていたことが判明した国家。
拉致する対象の条件は結構ガバガバで何かこの辺に病気知らずの人がいるらしいで!という感じで攫っていた。
このことで滅びる最中に沿岸部に設置していた研究所を日本の部隊に奇襲され、被験体たちを奪還されている。
・Zウィルス克服者
中国が研究していたゾンビウィルスに感染してもゾンビにならずに克服したものたち。
克服した結果超人的な身体能力などを獲得している。
最もパワードスーツ着込んだ警官の方が強いし、何なら素の身体能力で上回る異世界人も少なくないため、言うほど騒がれることはない。
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〇登場人物
・モブの人達
当時を知る人たち。特に実戦を経験してなおインタビューに答えている人は歴戦の勇士と言っても過言ではない。
・現役米陸軍少佐K
ガンマことマシンゲートで現地の人々と始めてコンタクトを取った人。
酒取り出して飲みだして宴会騒ぎして協力関係を築いた。
現在も現役で軍人をやっている。実家は酒屋。
・米国国務省関係者L
苦労人。当時は下っ端だったのに無理矢理昇進させられて翻訳作業の責任者に当てられた。
現在では出世して、部署にまで成長した翻訳チームを率いて今でもひいひい言っている。
元は小説の翻訳家だった。
・現太平洋艦隊司令官N
現在の大東亜共栄圏統合軍。太平洋艦隊司令長官。
元は日本軍太平洋方面艦隊旗艦大鳳の艦長。
第一号カイジュウが太平洋に出てきた時は船をぶつけてでも退治するつもりだった。
・元カナダ政府関係者O
元カナダ政府関係者。アメリカのことを余り信用してない。何ならアメリカのことが嫌い。
しかし祖国のことを考えればアメリカの傘下に入るしかないことを認めるなど現実主義者。
現在は特産メープルを使った菓子屋を開いている。
・元米国副大統領M
ゲートが開いたばかりの頃の政権で活躍していた人物の一人。
当時の政権は色々な方面からボロクソ言われていたのだが、現在ではあの混乱考えれば十分頑張っていたんじゃない?と再評価されている。
・元米軍懲罰部隊兼元メキシカンマフィアのP
肩書通り元マフィア。とある組織の幹部までやっていた人。
無理矢理徴兵させられて異世界にぶち込まれてひいこら言って生き抜いた猛者。
現在は見事自由を手にして足洗って異世界関係商品を扱う雑貨屋を開いている。
アメリカのことは今では快く思っていないが、退役年金が支給されているため、滅んでもらっても困ると考えている。
・デーモンスレイヤーズこと第一特務隊隊長。ほうれん草マン大尉
ゲート開いたばっかの装備も貧弱な時期なのに生身で暴れまわった人。
どれくらい暴れまわったかというと高位悪魔が見れば逃げ出し、エイリアンが見ればクイーンが縄張りの引っ越しを始め、機械軍が見つければ大迂回を開始し、カイジュウとは装備次第で殴り合い出来る人。
ほうれん草が好物。昔見たアニメの主人公を真似してほうれん草を食べていたらいつの間にか好物になっていた。
ほうれん草食べろ!!!
・曹長
(俺のパンチでも大の大人を10mとも飛ばして壁に叩きつけるのは)たやすいことではない…
・北米合衆国現大統領
203X年における現役北米合衆国大統領。
劇場的な話し方が特徴的だが、政治に関してはリアリスト。
彼は出来ることしか公言せず、出来ないことは素直に他人の手を借りれる人物。
日本の某大人気長寿漫画の大ファン。
同漫画に出てくる某大統領は彼の憧れである。
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投下終了
大ゲート世界でのアメリカはずっと苦労し続けているというお話。
それと米国におけるゲートの通称をデビル、エイリアン、ターミネーター、モンスターからデーモン、エイリアン、マシン、カイジュウへ変更しました。
また正式名称としてアルファ、ベータ、ガンマ、デルタという名称も追加。
海外ではデビルやターミネータゲートと呼ばれているなどの補足も入れたので、まぁ多少はね?
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一足早いですが次スレも立てますね
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政府と大統領は数字を見て踊る
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次スレ その196
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/otaku/9191/1666523736/
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立て乙です
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乙。ハリウッドで大怪獣のあとしまつ(ガチ)の制作確定だな。
どれも交渉する思考がない連中ばかりだったせいでえらい目に・・・・
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あいつは話をしないからな…。
日本「うちだけもしかして恵まれてる?SAN値減りそうなの多いけど。」
オタク「エルフ、ケモミミロリ、その他諸々カモーンヌ!」
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なんかゲートネタを思いついたのでうpしてもよろしいでしょうか?誰も投稿しないなら投稿したいと思っております
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ええんやで
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では投稿します。サイトにアップはお好きにどうぞ。
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ゲート世界線亜種ネタ 特選! 異世界製品で売れているもの
地球製品ではビデオゲーム製品などのエンタメ商品が馬鹿売れしているが、一方異世界製品で売れているものはなんであろうか?今回は清濁併呑で紹介しようという番組である。
まず初めにこのオートマタやリビングドールからご紹介しよう。
文字通りオートマタは自動人形と訳されるようにプログラムを組んでその通り動く機械人形である。主に警備ロボットやら受付嬢などに導入されているしかも声を出せる高性能だ。しかし最近は美少女や美女のガワをしたロボットが愛玩道具や性処理の道具として利用されている。しかも何故かアニメや漫画のキャラにくりそつな人形が多数ある。これに対し版権元の会社は怒り心頭なのだが…
オタクその1「参考にしたのがたまたま重なっただけ」
オタクその2「法律違反ではないでしょ。アニメキャラに肖像権は存在しない」
などとのたまっている。
リビングドールは生きている人形と訳される代物でオートマタと違いフランス人形や和人形などの60cm前後の身長のものからショーケースに並んでいる人間サイズのものまで多種多様。しかも声も出せる高性能。これもオートマタ同様、アニメキャラや漫画のキャラっぽいのが愛玩道具や性処理(ry最近は人形同士で格闘したりする大会が開かれているらしい。
その2
オーバー・ザ・ワールド
地球と別の世界を繋げることができる小さなゲートを作る技術。ゲートをみた変人科学者が一晩で作った。(多分名前はジェバンニ)主にアニメキャラを呼び寄せるために使われるが、なんとこの商品、下手な外車より高いのだ。また法律により呼び寄せたものが食事や睡眠等、生活に必要な事をするためには呼び寄せた世界に返さねばならないという規則が生まれた。しかも最大10人前後までしか一度に呼び寄せることができない。(最大人数以上を呼び寄せるためには誰かを元の世界に戻す必要がある)
触手
説明不要
今日の番組はここまで!次回の放送は未定!
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アニメキャラとエロいコトしたいというエロの力をナメてはいけないと思うんだ。ちなみにオーバー・ザ・ワールドで呼び寄せるキャラはだいたいが2bなどの食事が必要ないキャラや艦娘や戦術人形がおおいそうですよ。
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あと闇ルートで記憶消去薬なんてのもあるらしい。
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以上です。特選!異世界製品の続編作りたい方はどうぞどうぞ
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乙です
これどこのネタの世界線なんやろか。
アニメキャラ基にした人形の類は商業活動に使わず、私的な分にはスルーされがちなんですよね。
大々的に売り出したりしたら訴えられますが、
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>>987
どこの世界線にでも対応可能!マルチプラットフォームでありんす
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>>988
あ、じゃあ大ゲート世界では使えませんね。
ミニゲートの設定がアウトですので。
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媚〇もありそうだなと思ってしまった。魔法もあるやろな
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媚〇もありそうだなと思ってしまった。魔法もあるやろな
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ミニゲートっていうか召喚なんで口寄せの術っぽい感じなものもあるそうな
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>>992
取りあえずウチのネタじゃ使えませんので。
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とりあえずお先に失礼致しますですよ大将どの。そろそろ寝なければならんので
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おやすみなさい。
>>978 Newさん
実際こんだけデカい死体どう処理すべきか…
当時の米政府は悩んだでしょうねぇ。
交渉する気のない、できない連中ばかりなので20年以上も戦闘が終結できず困っているんやなって。
>>979 バーコードハゲさん
日本が恵まれているというより、この世界のアメリカが貧乏くじ引きすぎているだけですねw
あと感想書くときは乙付けた方がいいですよ。
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>>995
わかりました
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乙。やっぱり人類の下半身の業からは逃れられぬ・・・・
ガワを似せるのに失敗して動く邪神像があふれそうだが
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乙です
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立て乙です。
こっちも投稿したいので埋めますね。
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>>1000なら仏帝連合ネタ大爆発!!
(まだ諦めてない)
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