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架空戦記系ネタの書き込み その127

984名無しさん:2021/12/09(木) 02:30:37 HOST:167017014222.ppp-oct.au-hikari.ne.jp

―― 1951年3月、継続大戦。北欧、フィンランド北部にて ――
その男は史実であれば、ヘルシンキにいるはずだった。尤も史実という世界線を知らないこの世界の
人間たちに取っては、その男がフィンランドの雪原にぽつんと作られた家に引きこもっていると言う情報こそが重要だ。

「ニルス・カタヤイネン、ニルス・カタヤイネン中尉! いるかね!」
「何でしょうか? 私は今、引っ越しの準備に忙しいのですが……」
「ついてないカタヤイネン、君に聞きたいことがあってここに参った。北極星について話を聞きたい……」
「……何の事でしょう? 確かにここは星がきれいに見える場所ではありますが……」
フィンランドが誇るエースパイロット、カタヤイネン。

「北極星作戦。アレに関する資料が殆ど残っていない。今やあの作戦に関する情報は凄まじい値段がついている。
それこそ、占領地をソ連から買い取れる可能性さえ1%でも発生するくらいには」
「………………何を馬鹿な。アレにそんな価値はありませんアレはあくまでも機密文書を隠すための作戦です。
何故か日本が予算と機材を融通してくれましたが、それだけです。仮にその価値があるとしたら……」
何故か日本が参加した『理由』。

「カタヤイネン何を知っている。君の身分、安全、そして家族友人に一切手を出すことはないし
二度と現れないと神に誓おう。教えてくれ……」
「……私が知っているのは、3つのことです。北極星で運ばれた物は……」




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