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日本大陸を考察・ネタスレ その159

100ホワイトベアー:2020/06/01(月) 09:38:42 HOST:om126161127085.8.openmobile.ne.jp
副砲としては当初はバーグ級にも搭載されておる62口径127mm速射砲を搭載する予定であったが、ただでさえAN/SPY-3に16インチ砲を対応させるなどと言う無茶な注文をしており、さらに

「62口径127mmも対応させて」

などと宣おうものなら死人が出かねない状態であった事と、これ以上、追加の仕様を出して開発の期間が伸びることを軍はもとより政府や議会も恐れた事から、多少のコスト増大は許容しても近代化改修の完了を急がせる為に62口径155mm先進砲システム・ライトを搭載させることになった。

砲弾はズムウォルト級のものと共有化しており、この決定の後にズムウォルト級の砲弾の値段を低下させると言う攻撃力の向上以上の副次的な効果をアメリカ海軍にもたらした。

対空兵装としてはVLSに搭載されているミサイル以外にMk.110 70口径57mm単装速射砲を左舷3基、右舷3基の計6基搭載し、さらに対ミサイル用近接防御火器としてファランクスを艦橋左右に2基ずつ計4基、ASMD(対艦ミサイル防御)用ミサイルであるRAMを1基ずつ計2基搭載している。

これらとVLS内の対空ミサイルを合わせて遠中近全ての領域で濃密な防空能力を発揮する事が可能となっている。

その他の兵装としては対艦ミサイルであるハープーンを4発格納している4連装装甲ボックスを左右に6基ずつ搭載しており、単艦で圧倒的な数のミサイル飽和攻撃を行う事もできる。

装甲は旧帝国海軍が運用した大和型の主砲に耐えれる様に、旧帝国海軍大和型と同様の規模の艦舷400mm、甲板190mmにまで厚くしするなど改装前と比べると単純な装甲厚だけでも極めて向上している。また、バイタルパートなど一部重要施設に使用する装甲として従来のクラスAに戦車用の複合装甲を基に新規開発された複合装甲が追加されている。

レーダーはズムウォルト級向けに揮発されたAN/SPY-3レーダーに主砲管制能力を付与したAN/SPY-3B 多機能式レーダーを2基6面搭載する他に、一度は開発が中止されたSバンドを使用するAESA式広域捜索レーダーであるAN/SPY-4も4面1基搭載している。また、その他のレーダーとして、主砲管制のサブレーダーであるMk.13管制レーダーを1基、SAM射撃指揮用のAN/SPG-62管制レーダーを6基、航海用のAN/SPS-73 対水上/航海用レーダーを2基、AN/SPS-67対水上/低空捜索用レーダーを1基搭載している。

また、共同交戦能力(CEC)に対応しており、友軍艦艇や早期警戒機から共有されるデータを基に攻撃を実行する事も可能としている。

航空機の運用の為に飛行甲板と給油機能こそ持つが、ハンガーを有しておらず、限定的な航空機運用能力しか有していない。

アイオワ級で最後まで現役であった「アイオワ」と「ウィスコンシン」は上記の改装が施された上で現役に復帰、両艦とも太平洋艦隊直轄艦として配備され、同艦隊の司令部が存在し、姉妹艦であるミズーリが保管されている真珠湾海軍基地を母港として活動を再開した。

これほど強力な戦艦を建造することができたのは政府・軍・議会が日本連合の戦艦に対して抱く恐怖を共有する事ができたからであるが、本級の登場によりアメリカ議会内では、対日本連合用の戦艦はアイオワ級で十分と言う楽観論が浸透し始め、たびたび海軍の新規戦艦建造計画が脅かされることになる。そして、アメリカ海軍と議会による新規戦艦建造計画の綱引きは日本国自衛隊にて《するが型水上打撃護衛艦》が登場する、いわゆる《するがショック》がおきるまで続いていった。

なお、余談であるが、本級の登場は戦艦同士の戦闘を一切想定していない日米枢軸に大きな衝撃を与え、近代化改修の為に本国のドック入りしていた大和型戦艦三番艦「信濃」の改修内容を大きく変更させ、海軍内で新型戦艦の設計を開始していく契機となった。




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