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日本大陸を考察・ネタスレ その153

1名無しさん:2019/08/02(金) 15:09:48 HOST:KD182251115244.au-net.ne.jp
日本大陸のSSや考察・ネタを書き込むスレです。
スレが荒れる事のないように喧嘩や煽り合いは厳禁です。
みんなで仲良く日本大陸世界を楽しみましょう。

尚、このスレは憂鬱本編とは無関係という事を前提としてearth氏の許可が下りています。
憂鬱本編に関係するネタを書くときは本編の設定を遵守し、細心の注意を払いましょう。
各職人様の作品や、スレで語られた内容設定の数だけ世界線が存在しており、皆それぞれ日本大陸です。
設定に関して疑問に思う処などがあれば職人様や住人の皆様に質問し、大いに議論しましょう。

投稿する作品の設定は下記の説明にある日本大陸の基本ルールを遵守していれば、どのようなネタでも自由です。
また既存のアニメーション作品、ゲーム作品等の創作物とクロスを取り扱ったネタについては
下記の日本大陸クロスネタスレご利用してください。
日本大陸の設定は日本大陸スレ及び日本大陸クロスネタスレのみの設定であり、他スレへの持ち出しは厳禁です。


【書き込みにあたっての注意】――日本大陸世界の公式想定まとめ(wikiより転載)
0――【日本大陸の民族や資源に関して】
・日本大陸の主要民族については史実同様に日本民族というほぼ単一民族で構成されているものとする。
・日本大陸は、豊富な資源に恵まれているものとする。

1――【歴史的事実に関して】
・日本大陸世界は「基本的な歴史的事実において」史実世界と共通するものとする。
・「基本的な歴史的事実」は、歴史年表に記される出来事の名称および結果である。
 その影響は日本大陸本土周辺において厳密に守られるべきであり、その外縁や海外における出来事はこの目的を達するためにある程度の改変を可とする。
・上記の「基本的な歴史的事実」以外、たとえば歴史的人物の来歴や出来事の経過については、「基本的な歴史的事実」例えば「関ヶ原の戦いにおいて徳川氏が勝利する」といった事象を妨げない限りにおいて、日本大陸世界の地理・自然・人物その他の状況を勘案した上で自由な想定を可とする。
 ただし、歴史的重要人物の生死や重要行動については慎重な想定を要する。
・日本大陸本土周辺における「基本的な歴史的事実」を達成するための想定は、自然科学的に妥当な理論および手段方法をとり、かつ社会科学的にも可能な限り妥当な想定をもって行うものとする。
・日本大陸世界における「基本的な歴史的事実」は、幕末前後から転生者たちによる干渉が大規模化し最終的に「明治維新成立」を目的にと改変を可とする。
 史実や憂鬱世界とは違った明治維新となる可能性が高いだろう。
・明治維新以後については本編同様、自由な想定を行うものとする。

2――【夢幻会に関して】
・例外を除いて転生者が転生する人物の条件は、基本的に憂鬱世界の条件と変わらないものとする。
・大陸日本の人口増大に比例するように転生者の規模も増大するものとする。
・上記の理由により再転生者だけにこだわらず、史実世界や憂鬱世界からの一回目の転生者も存在するものとする。
・最初の日本大陸ネタで転生者出現の時期があいまいな事とアヘン戦争で改革の機運が高まったという記述を根拠に憂鬱世界からの再転生者および史実・憂鬱世界からの1回目の転生者が登場し始める年代は、転生する史実の人物の明治維新以後の生存を条件として19世紀初頭からとする。
(例として天保の改革の時代に転生者が鳥居耀蔵に転生しているものとする。)
・また上記の条件に史実で他殺や自害などで死亡した人物で生きていたら明治維新まで生存できる可能性のある人物も含まれるものとする(例・井伊直弼など)。

3――【自然環境に関して】
・自然および地理的な想定は、自然科学上妥当なものとする。
・架空の生物種や架空の地理的特徴は史実世界に存在する、あるいは存在したものをもとにする。
・想定に際しては「地球史的な出来事」を勘案し、たとえば恐竜が進化した知的生命体が地球の覇者となるような大規模改変はこれを避けること。
・日本大陸本土およびその周辺環境については、「面積が10倍程度であり、『北海道・本州・四国・九州および付属諸諸島』により構成され、
 気候においては史実と大きな違いはなく、火山性の山岳地帯を有し、史実同様大規模な海流によってほどよくユーラシア大陸から隔絶されつつも繋がりは失っていない」もの、
 すなわち史実と類似したものとする。
・面積広大化に伴う各地の緯度変化などの自然科学的に避け得ない事象に関しては上記に優先する。
・以上を順守する限りにおいて、想定は自由である。

140ホワイトベアー:2019/08/09(金) 02:12:30 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>138
史実ではオランダのアムステルダムで開かれましたが、こちらでは東京で開催されました。>>オリンピック

日本陸軍地上軍「航空軍ばかりいい装備貰ってるけど、うちは規模は1/3以下にされるわ、重装備の更新は拒否られるわで不満しかない」

日本陸軍航空軍「一時は運用航空機数6万機以上を誇りましたが、今や練習機や連絡機とかの補助機や不活性化処理が施された機体も込みで1万5千機ちょっとしか航空機がありません」

日本海軍「うちは海軍のはずなのになんで陸上基地で運用する戦略爆撃機や大陸間弾道ミサイルの為に艦艇を削るって言う本末転倒的な事をするはめになってんだよ。おかげで戦艦16隻、空母16隻、その他多くの艦艇をできてまだ10年もたってないのに退役する必要に迫られることに…」

アメリカ海軍「景気優先の予算編成の為に艦齢10年もたっていない戦艦を退役させるはめになりました」

>>ゼークト
さすがに皇帝から全権を委任されている政府の命令拒否は史実より重く見られるに十分でした。

史実では国家の中の国家と言われましたが、それができたのはしっかりとした国体がないからこそであり、皇帝と言う制度と権威が残っている時にやれば銃殺もやむなしです。

少しネタバレをすると日米とドイツは同じ陣営にはなりませんね。

>>139
衝号をおこされたら戦況は日米が一気に厳しくなりますね。だからそれを防ぐ為にゲート近海は激しい消耗戦が繰り広げられるんだろうな(白目)

141透過の人:2019/08/09(金) 08:34:55 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>140
やっぱり、日米軍はおかしい…

考えて見れば、左派的なエーベルトに尽くしたから、ラインハルトはぜークトたちからアカって言われてたけど、
ゼークトはドイツ帝国の呪縛に囚われていただけともいえるわけで、別にラインハルト自体は新しい共和国に忠誠を尽くそうとしても左派では無かったですから、
もしかしたら、日米世界ではラインハルトがドイツ軍部の主流になるかもしれませんね。

142ハニワ一号:2019/08/09(金) 09:04:20 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
透過の人さん乙です。
制限の範囲内でなら化学兵器や核兵器などを使いまくるフラグになりそう・・・。

ホワイトベアーさん乙です。
世界恐慌が発生しましたが日本の助言や支援によって史実よりは米国のダメージは抑えられて早期に立て直せそうかな。

143ハニワ一号:2019/08/09(金) 09:22:23 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
>>113,>>115
後期重爆撃時代なら超巨大隕石の一つや二つ増えたところで条件は大して変わらないのなら後期重爆撃時代に超巨大隕石が墜落して後々に日本大陸に南アレベルのダイアモンドと金鉱床を誕生させる元を仕込むことはできそうかな?

144クー&ミー:2019/08/09(金) 10:04:01 HOST:sp49-96-11-180.mse.spmode.ne.jp
>>143
下手に金鉱床を増やしたら他の資源埋蔵量が変化しそうなのが心配なところですね。

145名無しさん:2019/08/09(金) 10:29:18 HOST:sp49-97-103-90.msc.spmode.ne.jp
まあ表層の可能採掘量など総埋蔵量に比べれば屁みたいなもんですし、地殻深層〜マントル層が攪拌されて出てきた資源とすれば問題はそれほどないかと。

#近代になるまで大規模採掘は困難だった、とかの条件をつけとかないと世界史への影響がしゃれにならなくなる可能性もありますが

146700:2019/08/09(金) 10:39:30 HOST:KD119105029058.ppp-bb.dion.ne.jp
>>143
後期重爆撃期の痕跡が今に残っていないので、そこまで昔だとそもそも現代に影響しない可能性も。
フレデフォート・ドームが今のところ存在が確認されている最古の隕石クレータの残骸で20億年前。
カナダのサドベリー隕石孔(周辺に鉱山地帯が存在)が18億5000万年前。
後になればなるほど生物相への影響も大きいだろうし、この時期に大きな隕石を期待するのが一番無難ではないかなと。

>>144
隕石による地殻の融解・攪拌だから他の重金属系も増えそうですしね。

147名無しさん:2019/08/09(金) 10:56:17 HOST:KD124215180046.ppp-bb.dion.ne.jp
>近代になるまで大規模採掘は困難だった
そこで海底からのマンガン団塊の採掘ですよ
金やタングステン、レアアースが多めで比較的浅瀬で発見出来ればワンチャン
大陸隆起で海底も上昇し採取し易くなったとか

148名無しさん:2019/08/09(金) 11:35:08 HOST:sp1-75-240-98.msb.spmode.ne.jp
>>89
イタイイタイ病も規模が大規模化か?

149クー&ミー:2019/08/09(金) 12:16:40 HOST:sp49-96-11-180.mse.spmode.ne.jp
>>145
まぁ、石見銀山が大陸化によって埋蔵量が31.62倍となっている時点で大航海時代の銀相場はかなり変化しているでしょうね。

150New:2019/08/09(金) 12:39:51 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。上手いこと日米経済が回ってるけど各国ではようやく戦後復興という
形で息をついてる形だな。

151クー&ミー:2019/08/09(金) 12:44:19 HOST:sp49-96-11-180.mse.spmode.ne.jp
>>148
夢幻会が対策を打たないと史実より悪化する可能性は有りますね。
何しろ、日本大陸の神岡鉱山は21世紀の今頃でも普通に現役で行ける規模ですし。

日本大陸神岡鉱山の埋蔵量ランキング
亜鉛…日本大陸1位(世界レベルの埋蔵量)
鉛……日本大陸2位
銀……日本大陸4位

152クー&ミー:2019/08/09(金) 12:59:21 HOST:sp49-96-11-180.mse.spmode.ne.jp
なお、石炭は完全に自給出来ますね。
計算せずとも何となく分かる

153ハニワ一号:2019/08/09(金) 16:22:42 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
>>145
戦国時代に夢幻会がいたら元々の日本大陸の金銀に加え過去の巨大隕石によって誕生した金鉱床の金を元手に辻が大○の姫巫女見たく戦国時代に経済チートを発動して世界史を大混乱にさせそうですがw

>>146
フレデフォート・ドームやサドベリー隕石孔と同じ時期に巨大隕石を落とした方が良さそうか。

154トゥ!ヘァ!:2019/08/09(金) 20:29:13 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
>>126
透過の人さん乙です


遂に開戦しましたか。
ドイツが海軍による奇襲でフランスが陸軍による奇襲とは入れ違いになりましたねw

カナダ、アフリカ、ロシアが戦域から外されたとなると長期戦になりそうですなあ。

155トゥ!ヘァ!:2019/08/09(金) 21:34:28 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
ホワイトベアーさん乙です

日本で既にミサイルによる対空防御網が構築され始めているw

ドイツはようやっと徐々に安定と復興が進んできましたね。
しかしこの後に及んでアホな輩も未だ多いようで。


ソ連はまあ…そうなるな…

156クー&ミー:2019/08/09(金) 23:48:23 HOST:sp49-106-215-229.msf.spmode.ne.jp
資源考察の改訂作業進捗状況

釜石鉱山と柵原鉱山の埋蔵量の計算をミスっていた事に気付く()
本来は鉱石に含まれる鉄の埋蔵量を表記する所を、埋蔵鉱量で記入していた模様。
道理で釜石鉱山と柵原鉱山の埋蔵量が異常に多くなったわけだ…。

なお、計算し直したら他の鉄鉱山の累計生産量(メイン資料)に記されていた数値の近似値を得られたので正確性は大きく上昇。
釜石鉱山は累計生産量+ネットで見つけた閉山時に残されていた推定埋蔵量を合わせて計算。
柵原鉱山はwikiにあった産出鉱量と未採掘に終わった鉱量をメイン資料にあった鉱石品位で推定埋蔵量を出して大陸版の埋蔵量を算出。


結果、日本大陸は鉄鉱石も現代に進むにつれて自給が困難となりそうです。

157トゥ!ヘァ!:2019/08/09(金) 23:52:21 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
そらまあ掘った分だけで量は減りますし、時代が進むにつれ消費量は上がっていきますしね。

158透過の人:2019/08/10(土) 00:05:19 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート 第二次世界大戦2
1942年4月2日未明、イギリス、スカパ・フローに奇襲を仕掛けたドイツ機動部隊は、インコンパラブル級2番艦インヴィンシブル大破、クイーン・エリザベス級エイジンコート、空母イーグルなどを撃沈するも自らの損害も決して小さなものではなかった。
イギリスがドイツが整備しつつあった空母機動部隊に対抗すべく開発した近接信管とレーダーによる早期警戒網により、攻撃隊の半数が未帰還となったのだった。
奇襲を受けたイギリス海軍はすぐにでも逃げるドイツ艦隊を追撃しようとしたのだが、そこで前大戦でも猛威を奮ったUボートの攻撃を受けた。
しかも、彼らのなかにはアメリカと共同開発したロケット魚雷を装備した艦もおり、予想を遥かに超える速度で迫る魚雷にイギリス海軍はなすすべもなかった。

一方、その日の午後にはドイツベルギー国境を超えたフランス、ベルギー連合軍がドイツ領内になだれ込んだ。
彼等は前大戦のドイツ人の逆を行なった。ただし、目標は首都ではなかった。パリとは違いベルリンまでは遠いからだ。彼らはルール工業地帯を狙ったのだ。
地上はフランス自慢の戦車部隊により踏みにじられると思われたが、ドイツ人はそれに備えていた。
地雷原や対戦車壕、対戦車砲陣地などから構成されるパックフロントがドイツ人の回答だった。フランス、ベルギー軍は尚も前進を続けようとするも、
まず、ドイツ製とロシア製の襲撃機の群れが彼らを襲い、それが過ぎ去ったあとには傾斜装甲を持つ独特のシルエットのドイツ戦車が出現した。ドイツ軍の反撃が始まったのだ。

体勢が整ったイギリス陸軍の助力もえてドイツ軍を押しとどめていた頃、連合軍内部ではベルリンに対する戦略爆撃が提案される。
今までほとんど出番のなかった空軍からの提案に、陸海軍側はいい気はしなかったが、現実に成果が上がっていなかったこともあり実行されることになった。
1942年5月6日、ヴィルヘルム3世の誕生日にアブロ・ランカスター、ハンドレページ・ハリファクス、ブロックMB162、ブレゲー482などの1000機の爆撃機による英仏の総力を上げた爆撃作戦であり、成功を確信していたのだがドイツ側の必死の防空によって阻止された。
彼らは既存の防空戦闘機のみならず、カルトヴェリKrt-3(注1)、アルバトロスD14(注2)ジェット戦闘機まで投入したのだった。

そうして、連合国の攻撃は空振りに終わり大戦はさらに激しさを増していくのだった。

注1 史実P-47
注2 史実He280

159透過の人:2019/08/10(土) 00:05:54 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です。

160透過の人:2019/08/10(土) 00:08:41 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>142
まあ、それは後ほどですね。
>>154
おそらくそこまで長期戦にならないかと

161トゥ!ヘァ!:2019/08/10(土) 00:17:21 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

海では被害を受けながらもドイツが若干優勢。陸では予想を翻しドイツ優勢。
空では現状互角と言った感じですかね?

しかし開戦一月ほどでいきなり1000機爆撃がおこなわれているw

162クー&ミー:2019/08/10(土) 00:27:14 HOST:sp49-106-215-229.msf.spmode.ne.jp
乙です。
海戦、陸戦共に互角の戦いをしていますね。
とは言え、開戦の方はロケット魚雷搭載のUボートは大活躍したドイツが若干有利な状況ですかね?

P-47とHe280に襲われたら、英仏の爆撃機もひとたまりもないですね。
P-47は独白国境での仏白戦車部隊襲撃にも活躍していそうです。

163クー&ミー:2019/08/10(土) 00:28:25 HOST:sp49-106-215-229.msf.spmode.ne.jp
>>157
現代でも自給率を比較的維持できそうなのは金、銀、亜鉛、タングステン、アンチモン、インジウム辺りかなぁ…。
20世紀における採掘状況では鉛もワンチャン。
資源温存を考えると各々の産出量は抑えないといけませんが、史実よりは自給率を維持出来ると思われます。

164クー&ミー:2019/08/10(土) 00:30:29 HOST:sp49-106-215-229.msf.spmode.ne.jp
考察のPDF化まで中々進まない。
明日も仕事なので土日での完成を目指します。

(一応、日曜から少しだけ盆休み)

165名無しさん:2019/08/10(土) 06:14:23 HOST:sp1-75-240-98.msb.spmode.ne.jp
>>156
全敵ルートはオーストラリア大陸制圧が必要か!

166New:2019/08/10(土) 07:56:50 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。どっちも緒戦から総力でぶつかってるな。

167ホワイトベアー:2019/08/10(土) 15:05:41 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
乙です。

爆撃機1,000機を一度の作戦に投入とは……さすがはかつては超大国であったイギリスとそのライバルであったフランスですね。そしてそれをしのぐドイツよ。本当に欧州は修羅場だぜ

>>155
ちゃっかり史実半自動式防空管制組織相当の防空指揮統制システムである半自動警戒管制組織や史実とほぼ同じ機能を持つ海軍戦術情報処理システムなんかも整備しております。

168クー&ミー:2019/08/10(土) 15:08:31 HOST:sp49-98-73-231.mse.spmode.ne.jp
>>165
>>全敵ルート
日本大陸にはボーキサイトも無いですし、オーストラリアは取らないといけないでしょうね。
アルミ自体は、明礬石を使っての生産が可能(採算度外視な模様)

169透過の人:2019/08/10(土) 16:18:11 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>161
ドイツ側も海では自分たちの辛勝と思って勝利宣言をしましたが、
攻撃隊の半数が、未帰還ということはそれだけ熟練搭乗員を多く失ったということなんですよね。
まあ、訓練自体はロシアでできますが
>>162>>164
アルバトロスD14はユモ004搭載なのでHe280V6相当ですね。

個人的に史実でP-47が対地攻撃に使用されたのはその搭載量もさることながら、
出来上がった時には迎撃すべき敵機がアメリカに飛んでくるような状況ではなかったからではないかと思っているので、
カルトヴェリ2 も当分は迎撃専門かと

あと、資源地図についてはあまり無理をなされませんように
>>166
まあ、お互いに絶対に攻撃されない安全地帯がありますから
>>167
ハリス「やはり1000機程度ではだめだったか…よし、次は2000機、いや3000機爆撃を」
英大蔵省「ヤメロー」

170ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:21:50 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 第36話

1930年代の始まりはその先を表すかのように不安定な様相を見せていた。1929年10月24日にニューヨーク市場でおきた株価の大暴落はたちどころに世界各地に伝播していき、世界恐慌と呼ばれる大不況が訪れる。

これは1920年代の世界的な平穏と繁栄を破壊することになり、世界は暗黒の時代へと戻っていった。

幸い日本は関東大震災からの復興と東京オリンピックを契機に内需主導型景気がおきており、世界恐慌の被害を最小限に押さえる事ができた。これによって、少なくない被害を受けたとは言え、他国よりも大幅な余裕が生まれた日本はその余裕を活かし、今回の世界恐慌の震源地であり同盟国であるアメリカ合衆国への全面的な支援を開始、アメリカ合衆国は許容範囲ギリギリの経済的ダメージで被害を抑える事に成功した。

しかし、自国の経済を守るために日米両国はハワイにて関税協定を締結。それまでの自由貿易政策から保護貿易政策にいち早く転換し世界各国の恐慌を悪化させてしまう。

また、保護貿易政策を取ったフーヴァー大統領はそれまで信奉していた古典派経済学に則り自由放任政策や財政均衡政策を採ろうとしたが、側近達による説得や日本からの助言、さらに副大統領であったフランクリン・ルーズベルトの説得もあって金融政策・財政政策を組み合わせた政策パッケージをもって民間経済への介入を積極的におこなっていき、アメリカ経済の立て直しを進めていった。また、外交面では欧州諸国に3年間の債務支払猶予措置を与えるフーヴァーモラトリアムを実施した。

それでも職にあぶれる人間はいたが、そう言った人々はアメリカのネオ・フロンティアである朝鮮連邦や満州連邦、極東ロシア帝国へと一旗あげるために移民として旅たっていった。

イギリスではこの恐慌に対応するために当時与党であった労働党を中心に保守党と自由党も含んだマクドナルド挙国一致内閣が誕生、失業保険の削減など緊縮財政を敷くが、イギリスの投資家達が海外に資本を投資しつづけたことから、空前の金流出を止める事ができずに1932年8月にポンドと金の兌換を停止、金本位制を一時的にではあるが放棄した。また、各自治領とともに新たにイギリス連邦を形成、連邦外に資金が流れない様に、これを母体にブロック経済政策を推進していく。

一方、イギリスの血盟であるフランスではイギリスの金本位制の放棄までは恐慌の被害を避ける事に成功していたものの、イギリスが金本位制を放棄し、ポンドの平価切下げを実施して以降、フランスでも恐慌の恐慌の進行が急速に進行、株価や卸売物価、小売物価、さらには労働時間給が下がっていき、すべての指数が恐慌の進行を示した。これに対してフランスもイギリス都同様に植民地を使いブロック経済政策を推進していく。

また、速やかに平価切下げを実施するが、これは物価が安定しないうちに行ってしまったために物価のインフレを招く事になる。

これらの国は植民地や莫大な市場を抱えていることもあって何とか立て直す見通しがたったが、ドイツやイタリア、オーストリアなど持たざる国はそうはいかなかった。

ドイツでは日米の資本が恐慌によって一斉に撤退したこともあいまってドイツ経済はは一気にどん底に突き落とされた。これによって銀行や企業が規模に関わらず次々と倒産、ドイツ中の町に大量の失業者が溢れることになり、ドイツ経済は破綻の一歩手前まで来てしまう。

こうした状況はドイツの国民達に既存の政治家への不信感を抱いていき、1930年の選挙ではアドルフ・ヒトラー(※1)率いる国家社会主義ドイツ労働者党が歴史的な大勝利を飾りドイツ帝国議会の第一党を握り、彼自身も任期を満了したエーベルトの後任として帝国宰相と言う肩書きを得る。

171ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:23:07 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
こうして、実質的に行政権と立法権を握ったヒトラーは経済大臣兼ライヒスバンク総裁のヒャルマル・シャハトの協力の基に四ヶ年計画を実施、さらに「強制カルテル法」を制定し、新規企業設立の禁止、同業企業によるカルテル設立の強制などの産業界への統制を進めていき、さらに企業に対して租税減免措置や特定産業の保護育成策を行っていくことによって目覚ましい発展をおこすことに成功し、奇跡的と言われる程の勢いで国内経済を立て直していった。しかし、これらの政策はメフォ手形などの手形を利用して得た資金をその財源としており、後にこれらの手形はドイツの首を縛り付けていき、彼らの経済政策は次第に膨張政策に移っていった。

ドイツと同様に持たざる国であるイタリアは1922年にムッソリーニが政権を握って以降は共産主義者を徹底的に弾圧し、また、古代ローマ帝国の栄光を取り戻すことを目指し、内政を続けていくが、世界恐慌前から続く不況によって国内は荒廃し続け、他国への移民が止まらない状況であった。そんななかでファシスト政権は公共土木工事と産業統制による中小企業の整理統廃合に注力し、経済と産業の立て直しを行っていくが、それだけでは限界が来るのはだれの目にも明らかであり、次第に国外への膨張主義が生まれていく。

オーストリア・ハンガリー帝国でも世界恐慌影響は大きく出てしまい、クレディート・アンシュタルトが破綻しかかるが、こちらは日本の救済もあって何とか持ちこたえる事に成功する。しかし、それでも多くの失業者出すことになり、一時はオーストリア・ハンガリー帝国で革命がおき、共産化する可能性すら真剣に語られるほど経済にダメージを受けることになった。しかし、オーストリアは対外植民地は旧ドイツ禎子機植民地しかもたず、とてもではないがブロック経済の構成は不可能というおまけ付きであった。本来なら持たざる国としてそのまま革命がおき赤化するか、ファシズム染まるかの二卓しかなかったオーストリアであるが、最終的には日米の欧州の代理人として経済圏に組み込まれる事でそれらを避け、経済の再建を行っていく事になる。

世界各国に大きな影響を与えることになった世界恐慌であるが、一国だけ世界恐慌の影響を全く受けず非常に高い経済成長を続ける国があった。それは、世界で唯一の共産主義国家であったソビエト社会主義共和国連邦、通称ソ連である。

ソ連は飢餓輸出を実行していくことにより、多くの外貨を取得、それを元手に国内に投資することで高い成長率を維持し続けた。しかし、そのような事は当然、ソ連自慢の秘密のベールによって隠され、国際社会にはプロパガンダで構成された《事実》が流されていき、ソ連の《事実》を知った大恐慌下で救いを求める人々は共産主義に希望的な経済体制を夢見ることになり、特に欧州の上流階級で裏切りが続出、スパイになる人材が輩出されていく。

上記したように欧州では経済の立て直しが積極的に行われていくが、それと平行して軍備の拡張が行われる事になる。

その発端は1933年に就役したドイツ帝国の最新鋭装甲艦であるドイッチュラント級装甲艦(※2)の登場であった。

172ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:24:24 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
本級は、弩級戦艦に砲力で、巡洋艦に速力で劣る艦とドイツ帝国海軍内では酷評されることになったが、イギリスやフランスは巡洋艦に砲力で、戦艦に速力で勝る本級がディーゼル機関の特徴の1つである航続距離の長さを活かして本国と植民地との連絡線を攪すること非常に恐れた。そして、ドイッチュラント級に対応する為にイギリスでは廃艦の危機にさらされていた巡洋戦艦 フッドとレナウン級巡洋戦艦2隻の近代化改装が実施され、フランスでは新型高速戦艦としてダンケルク級戦艦の建造を開始する。

そしてイタリアはフランスのこのダンケルク級やオスマン帝国のスルタン・メフメト・レシャド級戦艦(※3)に練習艦任務に就いていたコンテ・ディ・カブール級J級戦艦とカイオ・ドゥイリオ級J級戦艦を当座の間に合わせとして近代化大改装を行い、次いで本命としてヴィットリオ・ヴェネト級超J級戦艦2隻の建造を開始する。さらにイタリアを仮想敵国とするオーストリアがこれに対抗する為に新型戦艦の建造を開始するなどプチ建艦競争をおこすことになった。

また、1935年にドイツがヴェルサイユ条約の軍事条項の破棄と再軍備を宣言すると海軍に留まらない軍拡競争一歩手前まで来てしまう。

なお、ドイツはこの再軍備宣言に先立って日米英と秘密裏に接触しており、彼らは現状のままだと軍事力の拡大を続けていくソ連赤軍に対抗できないとして軍備規制の緩和を求めていた。実際にこの頃のソ連赤軍はドイツによる軍事技術支援の結果、日米を除けば世界最大の機械化軍を有しており、現状のドイツでは有事の際に役に立たないのは自明の理であった。

その事から「ラッパオ秘密条約でソ連赤軍を近代化させ、赤軍の戦闘能力を格段に向上させた主犯が何を言っているんだ!!」と夢幻会は考えながらも、赤軍に対応するためにはと米英はドイツの再軍備に賛成する。唯一大粛清がおきる事を知っていた日本はこれを渋るが、しかし、自国の軍隊の屋台骨を自分達でへし折るなんてアメリカやイギリスなどは勿論、非夢幻会派政治家も信じるはずもなく、米英に押されて、ドイツの再軍備に賛成する事になる。

この時、ロンドンで結ばれた密約では以下の事が認められた。

・陸軍兵力の上限を従来の10万人から50万人まで上げる
・義務兵役制を復活を承認
・参謀本部の再設置を承認
・戦車を含めた装甲車両への制限を禁止の解除
・航空機への一部制限の解除
 (4発以上の機体の開発は依然として禁止)
・砲への制限の解除
・軍需物資の製造禁止の解除
・機関銃の禁止を解除
・海軍の上限を軍艦保有量をイギリスの 35% まで引き上げる。

この密約もあって、ドイツ軍は急速に軍備を拡大させていった。しかし、急激な拡大に伴う軍事費の高騰や軍需への労働人口集中は
ドイツ経済に重くのし掛かる事になり、各種手形と合わさり、緩やかにであるが、ドイツの首を締めていく。

一方、世界初のファシスト国家であるイタリアでは、世界恐慌以降、経済は一時的に落ち込んでいたが、その後はムッソリーニの経済政策もあって好景気とは言わないものの、通常の領域まで回復していた。

173ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:26:08 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
それを活かしてムッソリーニは他の列強が足踏みをしている間に勢力を拡大させようと、ファシスト大評議会においてエチオピアに対する積極策を選択、戦争に介入されないようになった英仏との関係を改善させていく。そんな中で、イタリア領植民地とエチオピアの国境地区であるワルワル(ウァルウァル)で小競り合いが発生する。この事件ではイタリア植民地軍に30数名の損害が出ることになり、イタリアの世論は対エチオピア強硬論で一色になり、この結果を受けたムッソリーニは1935年にエチオピアへ軍事侵攻を開始すること決定。さらにムッソリーニは念の為にフランスへの交渉や工作を実施し、1935年にはフランスがエチオピア問題へ介入わらない事、その対価としてドイツと開戦した場合にイタリアが連合国側で参戦する事を合意した。

しかし、フランスの同盟国であったイギリスは当初こそイタリアの味方をしていたものの、労働党や世論からの突き上げもあって1935年にエチオピアがイタリアの侵略を国際連盟に提訴すると手の平を覆し、公然とイタリアを非難。イギリス本土艦隊からアドミラル級巡洋戦艦《フッド》《ネルソン》、航空母艦《ハーミーズ》を中核にアリシューザ級軽巡洋艦1隻、D級駆逐艦3隻、F級駆逐艦5隻からなる艦隊をイタリアに圧力を加える目的で地中海に派遣する。さらに満州戦争以前よりエチオピアと友好関係にあった日本や、日本の同盟国であり、自称正義の味方でもあるアメリカ合衆国もイタリアを非難、日本に至っては瑞鶴級航空母艦《天鶴》、蒼龍型航空母艦《黒龍》、秩父型大型巡洋艦《雲取》《三輪》、改大淀型ミサイル巡洋艦2隻、秋月型ミサイル駆逐艦4隻、島風型艦隊型駆逐艦4隻、呂-二五四型攻撃型原子力潜水艦2隻を中核とした日本海軍地中海艦隊もイタリアに圧力を加えるべく動員が開始される。

こうした動きにイタリア国内では日英との戦争を恐れる声が高まっていく。特に日本はドデカネス危機での対立以降はイタリアにとっては宿敵と言える存在であり、現状の軍事力での開戦は二の足を踏むことになる。そうして、地中海では日英とイタリアの間で開戦の危機となるアビシニア危機が発生、この問題によって欧州各国の目は結果としてドイツから外れることになった。

この時、フランスはイタリアとの戦争に消極的であり、対ドイツの関係上イタリアの肩を持つが、イギリスと日本の間ではすでに有事の際に協力することが合意されており、フランスの協力など必要があまり存在しなかったために軍事圧力を加えていった。これを受けたイタリアはエリトリアとソマリランドの軍をエチオピア国境に集結させ始めながらも、フランス仲介を受けパリにおいて日英と交渉を行っていく。

また、国連でもこの問題が討議される事になり、日本、イギリス、フランス、オスマン帝国の国連理事国4カ国とポーランド、スペイン、オランダの三カ国による特別委員会が設置され、平和的解決の模索を開始する。

この特別委員会はエチオピアの独立を連盟が保障するかわりに指導下に置き、イタリアが望む国境線変更を行う代償として、英仏がイギリス領ソマリランドおよびフランス領ソマリランドから若干の領土をエチオピアに割譲するという調停案を作成、上記の調停をイタリアが受け入れない場合はイタリア船籍船およびイタリア国籍人の依頼の基に運行している船舶のスエズ運河の渡航を禁止する言う条文を日本の提案により付け加えて両国に提出する。

スエズ運河の渡航禁止を打ち出されたイタリアは、政界内部でも提案の受け入れを求める声が高まっていき、最終的にはムッソリーニもこれを受諾。エチオピアではあまりにイタリア寄りであると反発がおきるが、国連連盟側はエチオピアの意見を却下。戦争よりかはマシだと考えたエチオピアもこの調停案を受諾して戦争の危機は回避された。

しかし、ムッソリーニやイタリア国民はこれを連合国からの裏切りと判断。国際外交に反感を持っていたイタリア国民の間ではナショナリズムが高まっていき、国際連盟から脱退するなど、国際的な孤立を深めていく。また、連合国に対抗する為に再軍備宣言以降、連合国から(表向きは)敵対視されていたドイツと1938年に事実上の軍事同盟である鋼鉄協定を締結するなど急激にドイツに接近していった。

174ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:28:26 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
欧州でヴェルサイユ体制が音をたてて崩壊していく一方、アジアではドイツからの軍事顧問団の活躍と軍事支援受けていた蒋介石率いる中国国民党政府が軍閥や共産主義勢力を取り込むか壊滅させ、中華民国の統一に成功していた。しかし、いや当然と言うべきか彼が中国民国に敷いた体制は完全なる全体主義体制主義体制であり、蒋介石という独裁者を中心に、党、軍、秘密警察といったもので構成されていた。

これが原因で日本のチャイナバッシングに現実味を与えアメリカの世論は反中華民国で固まってしまう。それでも欧州からの指導と支援のもとで経済再建を実施したのだが、満州連邦と言う中華民国にとって必ず倒さなければならない敵に備える為にその成果の大半を軍備に費やす事になり、経済の立て直しはなかなか進まなかった。

そんな中、1932年にハプロ・中国間物資交換条約が締結され、国民政府は、ドイツ製品とその開発支援と交換に中国産の軍需資源の提供を約束、さらにドイツの支援の基で鉄道建設を大いに進めるなど軍事的・経済的なドイツとの結びつきを深めていく。

その集大成の1つが1936年から行われた軍事産業三ヵ年計画であろう。この計画は満州連邦に対抗できるだけの工業国となることを目的とし、タングステンとアンチモンの独占開発、湖北省、湖南省、四川省のような地方都市に中央製鉄所、機械工場、発電所、化学工場を建設することなどが骨子として、中国政府の国家資源委員会とハプロ・ドイツ軍によって推進された計画であった。

この計画はドイツ帝国の融資もあって順調に進み、1940年に入るまでに中華民国の工業力は5倍近くまで羽上がる事になり、これが理由で中華民国の輸入額の三割近くをドイツ帝国が占める事になる。

中華民国軍もドイツ軍事顧問団などのドイツの支援の下に近代化が進められていく。その一貫として、揚子江沿いにある既存の兵器廠群の設備が刷新され、これらの施設ではMG08機関銃やMG34汎用機関銃、8cm sGrW34迫撃砲、Gew88小銃、Kar98k小銃、15cm sFH 18榴弾砲、3.7 cm PaK 36対戦車砲、10 cm K 17カノン砲、7.5 cm leIG 18などの火器や砲類、ガスマスク、M35型シュタールヘルムなど装備品、果てにはSd Kfz 222などがライセンス生産され、中華民国軍に配備されていった。

それ以外にも、少数ながらⅢ号戦車やドイツ製の軍用機を購入するなどし、満州連邦と戦える軍備を整えていく。

また、中華民国はドイツの他に日米の負担を少しでも増やそうと動いていたソ連からも軍事援助を受けており、BT戦車やT-25軽戦車、I-15戦闘機、SB爆撃機なども配備していた。

こうした中華民国の驚異の拡大を受けた日米は満州連邦への軍事援助を増大させ、満州連邦自体もそれまでの軽軍備路線を変更して国防予算を増大、満州の経済成長にブレーキをかける事になる。

175ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:29:47 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
それまでは最大の装甲戦力が一三式装甲偵察車(※4)であったが、この路線変更により、初の無限軌道装甲車両として一四式軽戦車(※5)を導入、戦闘機もそれまでのP-35(※6)からP-11(※7)と一二式戦闘機(※8)に更新するなど、装備面でも満州連邦の軍拡の規模がわかるであろう。

余談であるが、このときに次期主力戦闘機として日本は一七式試作戦闘機(※9)を、アメリカはP-26 エアコブラ(※10)を採用しないかと満州連邦に打診したが、この両機のスペックを知らされた空軍省は仮想敵国の航空機(I-15もしくはHe51)に対して性能が高すぎて、逆に費用対効果が悪いと判断、これを謝辞した。そして、中古で安く購入することができるP-11と一二式戦闘機を選ぶことになった。

話を戻そう。こうして、満州連邦も軍備の増強に走っていき、中満国境では日に日に緊張が増していく事になり、満州連邦との緊張が高まれば高まるほど中華民国は日米からも警戒され、結果としてドイツに接近していくと言う悪循環に陥る事になる。

なぜイギリスやフランスではなくドイツかと言うと、イギリスやフランスは債権国である日米の目や恐慌でのダメージであまり投資をしてくれないからだ。

世界は大恐慌を契機としてイギリス、フランスを軸とする協商国、日本とアメリカを中心とした枢軸、ドイツ帝国、イタリア、中華民国を中心とした同盟、そしてソ連の4つに大まかに分断され、それぞれの勢力の国際的、経済的つながりは消えていった。

そして、1939年8月23にソ連とドイツ帝国が独ソ不可侵協定を締結、翌月の9月1日にソ連がポーランドからの先制攻撃を受けたとしてポーランドに対して宣戦を布告、ソ連赤軍が80万人もの兵力を擁してベラルーシとウクライナから二手に分かれ、ポーランド東部国境地帯に侵攻を開始。第二次世界大戦の幕が上がった。

176ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:30:23 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
(※1)
ドイツの怨敵であるオーストリア出身であったが受験の失敗と史実とは違い確りと受けた徴兵検査での不適格判定による兵役を免除を機に、オーストリア国籍の放棄とドイツ国籍を取得を行っており、さらに第一次世界大戦ではバイエルン陸軍に従軍していたと言う経歴もあって、選挙では対して問題視されなかった。

政治思想は第一次世界大戦での経験(同じ部隊に多くのユダヤ人がおり、彼らと戦場で寝食を共にしたこととオーストリアによる背後からの一刺)から史実のような反ユダヤ主義、凡ゲルマン主義は抱いておらず、ドイツ人とはなにかと言う質問に対して、「ドイツ帝国とドイツ皇室を愛し、自らの最低限の義務を果たしている全ての人々であり、そこに人種や身体的特徴による差はない」と記者達に公言するなど、人種的にはリベラルと言える政治家であった。

しかし、政治方針はガチガチの右派であり、ヴェルサイユ条約の破棄や再軍備の実行、失った東プロイセンの奪還、反共産主義を主張している。

(※2)
ドイッチュラント級装甲艦
スペック自体は史実と変わらないが、建造数は予算関係上2隻に減っている。

(※3)
オスマン帝国海軍がスルタン・オスマン1世の後継艦として日本に発注した戦艦。史実の長門型をモデルとして設計されており、41cm連装砲4基8門を主砲として有する強力な戦艦。全3隻が建造され、オスマン帝国海軍に引き渡された。

(※4) 史実 M8 グレイハウンド

(※5) 史実 M24

(※6) 史実九七式戦闘機

(※7) 史実四式戦闘機

(※8) 史実 P-51

(※9) 史実 F-86

(※10) 史実 Mig-17

日本海軍地中海艦隊構成艦
瑞鶴型航空母艦
排水量:45,000t、最大速力:33kt、兵装:8連装ミサイル発射基(六二式個艦防空ミサイル対応)4基、搭載機数:80-68機

秩父型大型巡洋艦 
排水量:31,400t、最大速力:33kt、兵装:50口径31cm三連装砲3基、50口径76mm連装砲8基、単装ミサイル発射基(五九式中距離艦対空ミサイル対応)4基、8連装ミサイル発射基(六二式個艦防空ミサイル対応)6基

改大淀型ミサイル巡洋艦
排水量:11,800t、最大速力:32kt、兵装:60口径15.5cm三連装砲2基、50口径76mm連装砲3基、連装ミサイル発射機1基

秋月型ミサイル駆逐艦
排水量:3,850t、最大速力:32.5kt、兵装:54口径127mm単装速射砲2基、単装ミサイル発射基1基、八連装対潜ミサイル発射基1基、3連装魚雷発射管2基

島風型艦隊型駆逐艦
排水量:2,750t、最大速力:40kt、兵装:54口径127mm単装速射砲3基、61cm五連装魚雷発射管3基、三連装対潜ロケット砲2基

呂-二五四型攻撃型原子力潜水艦
排水量:3,500トン、最大速力:29kt、兵装533mm水圧式魚雷発射管6門

イギリス本土艦隊派遣部隊構成艦
アドミラル級巡洋戦艦
排水量:41,125t、最大速力:28kt、武装:45口径40.6cm連装砲4基、50口径15.2cm連装速射砲6基、17.8cm20連装ロケット砲4基、4cm八連装ポンポン砲8基

航空母艦 ハーミーズ
排水量:25,700、最大速力:31kt、兵装:45口径11.4cm連装両用砲8基、、4cm八連装ポンポン砲4基、搭載機数:84機

その他は史実と同様

177ホワイトベアー:2019/08/10(土) 16:32:30 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。 wikiへの転載はOKです。

178New:2019/08/10(土) 16:39:16 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。アメリカが風邪引いたら世界中が軍備ハリネズミになるという
展開・・・伍長殿は人種的にリベラル化したけど東欧全体的に見ると
史実よりかはマシレベルな気がする・・

179クー&ミー:2019/08/10(土) 17:51:59 HOST:sp49-98-73-231.mse.spmode.ne.jp
乙です。
ヒトラーは紹介に有る思想を見ると史実や憂鬱よりはマシですね。
在独ユダヤ人の亡命人数は減るんだろうかね…?

180弥次郎:2019/08/10(土) 17:57:55 HOST:ae098168.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp
ナチスのユダヤ人狩りばっかり有名ですけど、当時だとユダヤ人はどの国でも割と差別されていましたからねぇ…

181弥次郎@外部:2019/08/10(土) 18:00:22 HOST:ae098168.dynamic.ppp.asahi-net.or.jp
なのでドイツを出ていくユダヤ人は減ることは減るでしょうが、一定数他国に出る一家もいるかもですねー

182トゥ!ヘァ!:2019/08/10(土) 18:43:52 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

世界恐慌を気に一気に情勢が悪化していきましたね。

ヒトラー自身が史実と違い割かしリベラルな考えなので、案外逆に他国で差別されているユダヤ人がドイツに集まって市民権を得るために軍に入るとかあったりしてw


しかし中華民国が見事にドイツ7割ソ連3割な国と化してきましたね。
そんでもってついにポーランドにソ連が攻め込みましたか。ドイツは史実と違ってポーランドには攻め込んでいないようですがこれから先の動きはまだわかりませんわ。

183名無しさん:2019/08/10(土) 19:44:11 HOST:softbank126003024017.bbtec.net
ヒトラーが出てくるまでは反ユダヤの筆頭はソヴィエトロシア
アカが経済的に裕福(と看做されている)なユダヤ人を差別しない理由が無い

184名無しさん:2019/08/10(土) 20:47:07 HOST:p719100-ipbf401yosida.nagano.ocn.ne.jp
当時ユダヤ人差別はヒトラーの専売特許ではなく欧州スタンダードだったからね。

185名無しさん:2019/08/10(土) 20:59:40 HOST:101-141-121-1f1.osk3.eonet.ne.jp
乙でした
そして日米の航空機売りにいった連中、相手の装備見て武器売ろうな

186クー&ミー:2019/08/10(土) 21:09:52 HOST:sp183-74-192-53.msb.spmode.ne.jp
まぁ、キリストを裏切ったからねぇ。
嫌われるのは仕方ない。

187透過の人:2019/08/10(土) 21:10:54 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
ホワイトベアー氏乙です。
ついにそちらでも第二次世界大戦が始まりますね。
そちらの英仏はどこまで粘れるのか
史実通りドイツと海軍協定結んだから英仏間はギクシャクしそうだし…まあ、こっちの英軍はフランス軍なんて当てにしていないでしょうが

ところで既に書かれていた設定でしたら申し訳ないのですが、ハプロって何でしょうか?

188名無しさん:2019/08/10(土) 21:55:42 HOST:i223-216-54-195.s42.a038.ap.plala.or.jp
>>185
I-15やHe51が相手だとP-51や四式戦でもオーバースペック気味だからなぁ

189ホワイトベアー:2019/08/10(土) 22:22:12 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>178
日米を除くとハリネズミになったのは中華民国と満州連邦ぐらいで他は史実より軍備が少ないか、史実と同じくらいだから・・・

東欧なら優しい優しい筆髭おじさんがいますので安心してください。

>>179
移民する人は普通にいるでしょうけど、さすがに亡命するユダヤ人は共産主義者以外はいませんね

>>180
アメリカですらユダヤ人は差別されていましたからね・・・

>>182
チョビ髭元伍長「ドイツと皇室に忠誠を誓って、納税と勤労と徴兵とかの国民の義務をしっかりと果たしてくれるのならユダヤ人でも受け入れるのはやぶさかではない」

>>183
彼らの大本のマルクスもユダヤ人であるのに・・・

>>185
アメリカ担当者「うちだってやってる事だし行けると思った」

日本担当者「さすがに実戦配備されていない試作機を売り込むのはまずかったか」

>>187
イギリス「某極東の頭おかしい国家と新大陸のどら息子のせいで装備の質自体は上がっているからなんとかなるだろう。最悪でも海軍力圧倒的に有利だし、本土に籠れば日米の援軍が来るまでは粘れる・・・はず」

フランス「マジノ線あるからドイツが降参するまで余裕で粘れるぞ」

ハプロはドイツが国家的に中国に対する干渉を深めている事に対しての外国からの抗議を回避しつつ、中国内のドイツの各組織を統制するために創設された《Handelsgesellschaft für industrielle Produkte》(和訳:工業製品営利会社)の略称です。日本で言うところの昭和通商みたなもので、ドイツ政府のフロント企業となります。

190透過の人:2019/08/10(土) 22:43:55 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>189
イギリスはともかくフランスは…だめみたいですね。

なるほどハプロはドイツ政府のフロント企業でしたか

191ハニワ一号:2019/08/11(日) 08:57:59 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
>>189
アカン、それはフランスが陥落するフラグ・・・。

192トゥ!ヘァ!:2019/08/11(日) 11:31:54 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
フランスここでもマジノ線しちゃうのかぁ…w

193透過の人:2019/08/11(日) 12:36:21 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート
1942年6月6日 スペイン領キューバ ハバナ沖
「ジョー、聞いたか?バハマへの空挺作戦が成功したらしいぜ」
「なんだって、俺たちの仕事はどうなるんだ、マイク?」
「おいおい、なんでそんなこと言うんだ?」
「だってバハマって俺たちがこれから上陸するところだろ?」
「いやいや、そりゃハバナだろ」
「そうだったかな、まあ、似たような名前だしすぐに落ちるさ」

「「ハァ、まったくどうなるんだろうなぁ」」
「全くバカやってなきゃ辛いぜ、マイク」
「初めての実戦だしな、ジョー、スパニッシュは手ぐすね引いて待ち構えてるって話だ」
「それだけじゃないジャマイカのパーシヴァルも出てきたって話だ。」

「貴様ら、何を暗い顔しているんだ」
「こ、これはパットン閣下」
「大方、作戦が上手く行くか考えていたんだろうが、心配はいらん。俺はあのハンニバルの再来でナポレオンとも戦ったことがあるからな。」
パットンは笑いながら目の前から去っていった。
「…なあ、ジョー、閣下はアレなんじゃないか?」
「アレって何だよマイク」
「ほら、お前がよく読んでた本に出てきた… 」
「ああ、アレか」
「「『チュウニビョウ』だな」」
かくして、パットンは本人の預かり知らぬところで厨ニ将軍や邪気眼将軍の異名を取ることになる。

1942年6月5日、米軍の英領バハマへの空挺降下とともにカリブ海は米国対連合国の戦場となった。
イギリスはアメリカが制限を遵守し、カナダを攻撃しなかったことを喜びつつも(注)、ジャマイカに対して増援を派遣した。
すでにこのとき、キューバのスペイン艦隊はアメリカ空軍の攻撃機とサウスカロライナ(注2)を中心とした艦隊によって壊滅状態にあり、
キューバ総督でもあるフランシスコ・フランコ海軍中将はイギリスに対して増援を要請。
これに対し、スペインが準備が整わないまま参戦していた(注3)ことに対して否定的だったイギリスは難色を示したが、
結局、フランスからの要請もあり増援出さざるを得なかった。 
米陸軍がキューバに上陸したのはその時だった。
これが、米軍、連合軍、そしてどちらにも属さない独立派の三つ巴の戦いの始まりだった。

一方、南米では誰もが考えていなかった戦いが勃発した。
親英派だったブラジルのヴァルガス政権が、アメリカ勢力圏ベネズエラに突如として侵攻を開始したのだ。
短期決戦を目論んだブラジル軍だったが、内戦後に旧ルイス派の将校を粛清していたこともあり、陸戦ではベネズエラ軍の決死の抵抗にあい、
海ではブラジルに残った最後の戦艦ミナス・ジェイラスとサン・パウロがポケット戦艦とバカにしていたフランシスコ・デ・ミランダ(注4)と、
ウーデットの弟子ことベネズエラ空軍の攻撃を受け撃沈されるなど散々な被害をおった。
ヴァルガスがベネズエラに対する復讐を誓ったのは言うまでもない。
こうして、戦火は南米にまで広がることになった。

注1 カナダは石油を始めとする資源のほかラム巡航戦車をはじめとする兵器などの供給地として重要だった。
注2 ドイツの援助を受けて開発した長砲身16 インチを搭載した、アメリカ版フランチェスコ・カラッチョロ。
注3 スペイン王国はプリモ・デ・リベーラ内閣の失政後、フランスへの政治的、経済的依存が進んでいたため、
第二次世界大戦時も連合国側で参戦していた。
注4 旧アメリカ海軍装甲艦レキシントン

194透過の人:2019/08/11(日) 12:39:20 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です

195クー&ミー:2019/08/11(日) 13:02:33 HOST:sp183-74-192-53.msb.spmode.ne.jp
乙です。
アメリカも遂に戦闘に突入しましたね。
パットン将軍w
ガチの厨二病なのか転生者なのか…。

レキシントン級がベネズエラで活躍しているようで何よりです。
ベネズエラ海軍にとっては至宝扱いだろうなぁ。

196ハニワ一号:2019/08/11(日) 13:12:18 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
乙です。
パットンのハンニバルの再来ってセリフ史実でも自分がハンニバルの生まれ変わりであると信じていたみたいだしな。

197名無しさん:2019/08/11(日) 13:41:03 HOST:210.253.37.54
なんでフランスすぐマジノしてしまうん?

198透過の人:2019/08/11(日) 13:52:25 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>195
ミナス・ジュイラス級2隻とも沈めてますからね。
まあ、内戦後の粛清によってブラジル海軍がガタガタだったのもありますが
ちなみに艦名がシモン・ボリバルではなく、フランシスコ・ミランダなのは同盟国のコロンビアに遠慮したからですね。
>>196
ええ、パットン将軍の言動は全くの史実どおりだったのですが、夢幻会の文化侵略(笑)が進んでいた日墨では中2扱いされてしまいましたw

そして、タイトルに第二次世界大戦3とつけ忘れる痛恨のミス。こういうのってwiki転載時に修正してくれるのでしょうか?
だめならば投下し直しますが

199トゥ!ヘァ!:2019/08/11(日) 15:27:16 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

いきなり参戦国が増えましたねw

まさか最初に動く第三国がブラジルとはなぁ。

200クー&ミー:2019/08/11(日) 15:32:00 HOST:sp49-98-73-61.mse.spmode.ne.jp
パットン将軍のハンニバル発言って史実でもやっていたのか…
案外、本当に転生者だったりしてな(苦笑)

201New:2019/08/11(日) 15:46:14 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。中二ソウルなパットンw

202クー&ミー:2019/08/11(日) 15:59:33 HOST:sp49-98-73-61.mse.spmode.ne.jp
そう言えば、パーシバル将軍って史実ではシンガポールで山下将軍に降伏した御仁か。
一兵卒からの叩き上げで将軍になったから経験豊富だし、史実と違って精鋭部隊を預けられていたらパットン将軍との激戦を繰り広げるのだろうか?

203透過の人:2019/08/11(日) 17:03:09 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>199
ヴァルガス的にはベネズエラを併合して、南米発の列強入りを狙ってましたが、
イギリスからすると勝手すぎる行動に半ギレな感じですね。
なお、ドイツとアメリカはガチギレな模様
>>201
割と史実通りなんですよ。
>>202
>精鋭部隊
英語が通じず士気も低いスペイン植民地部隊。
とりあえず、連れてこられたインド兵とANZAC(互いに嫌悪)
フランスから旗見せ程度に送られた海兵隊
こんな感じです。

204クー&ミー:2019/08/11(日) 18:04:42 HOST:sp49-98-73-61.mse.spmode.ne.jp
あっ(察し)
これ、下手したらパットンに「Yes or No?」と聞かれて降伏するパターンになりそうですね。
史実のパットンを考えると違和感は無いな。

英軍戦車部隊は米陸軍歩兵のバズーカに食われるかな

205名無しさん:2019/08/11(日) 22:13:51 HOST:210-172-27-129.cust.bit-drive.ne.jp
乙です、でも実際大粛清は行わなきゃ軍の統制がままならない事態になったオチと

206クー&ミー:2019/08/11(日) 22:42:38 HOST:sp49-106-215-247.msf.spmode.ne.jp
何となく世界最大の銀鉱山を調べていたけど、史実の現役鉱山だとカニングトン鉱山の7087t+αになるのか。
同じサイトに載っていた年間生産量を考えると採掘された分を合わせたら11000〜12000tの銀が埋蔵されていると思われる。

ちなみに、ポトシのwikiでは45000tの銀を産出したと有る。
そうなると、過去の鉱山を含めるとポトシ銀山が世界最大の銀鉱山か…?

つまり、日本大陸の石見銀山はガチで世界最大の銀鉱山になるのか。
なお、日本大陸における銀埋蔵量を見ると…銀鉱山の埋蔵量世界トップ5が日本大陸(石見、豊羽、佐渡、神岡、生野)で占められる可能性も。

菱刈鉱山の最新の銀生産量が分かればいいんだけど、資料が無いなぁ。
取り敢えず、古い資料から仮の埋蔵量は出している模様。

207ハニワ一号:2019/08/11(日) 22:53:00 HOST:124-141-195-196.rev.home.ne.jp
日墨のパットンをトミーが仲間を見る目で見ていそうw
パットンが戦後まで生き延びていたらトミーが日本に招待していそうw

208クー&ミー:2019/08/11(日) 23:29:12 HOST:sp49-106-215-247.msf.spmode.ne.jp
現時点では、世界に2人しか居ない邪気眼使い()だもんな…
トミーも共感を感じるなぁ。

…戦後に一部の人間がトミー×パットン本を書きそうな気がしてきた。

209クー&ミー:2019/08/12(月) 00:06:19 HOST:sp49-106-215-247.msf.spmode.ne.jp
ネットで資料を漁っていると、鉛も世界有数の埋蔵量が有るんじゃないかと思い始めた次第。
となれば、金、銀、亜鉛、鉛、タングステン、インジウムが世界レベルか。

後は、20世紀における採掘量をどれだけ抑えられるかだな。

20世紀に採掘を節約出来たら、レッド・ドッグ鉱山(アラスカ)やカニングトン鉱山(オーストラリア)も怖くない。

210透過の人:2019/08/12(月) 00:39:39 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>204
一応、インド兵とANZACはちゃんとした兵士ですし、フランス海兵隊は文字通りの少数精鋭ですから

携帯対戦車火器はイギリスも持ち込んでますね。
>>207>>208
本人的には大真面目なのも共通点ですね。

211クー&ミー:2019/08/12(月) 00:44:27 HOST:sp49-106-215-247.msf.spmode.ne.jp
>>210
つまり、将軍が各部隊を上手く御す事が出来れば何とかなると云う事ですね。
となると、インド兵とANZACの配置は一番考えないと…。

212クー&ミー:2019/08/12(月) 01:09:13 HOST:sp49-106-215-247.msf.spmode.ne.jp
表のPDF化完了。
投稿は、艦隊バトルでピンチとシャニマスのデイリーをやらないといけないので月曜に()

213ホワイトベアー:2019/08/12(月) 15:55:03 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
日米枢軸ルート 

1939年9月1日、ソ連赤軍のポーランド侵攻によって後に第二次世界大戦と呼ばれる戦争がおきる事になるが、このときにはそこまで大きな戦争になると想像した人間は極めて少なかった。

この時のポーランド軍はドイツとの国境付近に軍を集中させていたこともあって、ソ連赤軍は大した妨害もなくポーランド領に雪崩れ込むことに成功する。

これを受けたポーランド軍は急いで主力を東部に移動させよとするがドイツへの備えもあってすべての部隊を送る事は出来なかった。しかし、送られた部隊は一〇式中戦車が配備されている部隊であり、ソ連軍に対して比較的優位に戦えた。しかし、数が圧倒的なまでに足らず、一度はカーゾン線まで赤軍を押し返す事に成功したものの、戦線を維持する事は極めて困難であり、結果としてドイツ国境上にいたほぼすべての部隊が防衛線に配備されていった。

自国ではこれ以上もたせられないと考えたポーランドは同盟国であったイギリスやフランスに援軍を求めたが、両国はドイツがどう動くかわからない以上下手に動いて大戦をおこすことは避けたいと思い動くことができず、結果としてポーランドは自国のみで対処する必要に迫られた。

そんななかでポーランド国内でドイツ帝国はイグナツィ・モシチツキに現状、残っている領土を保証占領する事を提案する。彼は当初はこのふざけるな!!っとドイツの提案を拒否するが、日増しに悪化する戦況、一向に動こうとしない西部同盟国などの状況をかんがみて最終的にはこの提案を受け入れるしかなかった。

ポーランド正規軍のなかにはこれに反対する勢力も多くいたが、軍の大半が前線でソ連赤軍と対峙している状況で、これに反対してドイツ帝国に攻撃を加えてもポーランドの滅亡を早めるだけだとして渋々ながらこの決定を受諾。ドイツ軍の進駐が始まるのとあわせてソ連赤軍の行動も停止していったのでポーランド軍も武装を解除していった。

結果としてポーランドは史実より早くわずか半月ちょっとで北部を除きカーゾン線で独ソに分割される事になった。

ソ連のポーランド侵攻とそれに呼応したドイツのポーランド進駐に対して国際社会は敏感に反応を示す。日米はソ連とドイツの動きを事実上の共謀したポーランド分割であると公然と非難して、ソ連との国交正常化交渉の打ち切りを発表。さらにイギリスやフランス、オーストリアがドイツ帝国と開戦した場合はこれを支援すると発表する。イギリスとフランスは予備役の動員を開始、仏独国境では緊張が高まっていき、ドイツも独仏国境付近にあるジークフリード線と独墺国境付近のルーデンドルフ線の部隊を増強するなど戦争の準備を始める。

そんななかで今後の方針を話し合うためにイギリスのチェンバレン首相とフランスのダラディエ首相、オーストリア・ハンガリー帝国のドルフース首相はロンドンで極秘裏の会議を開いた。

この会議では英仏墺三国はいまだに戦争の準備が万全ではなく、さらに世論もポーランドが自主的にドイツに進駐を依頼したこともあって参戦派がそこまでいないこともあって、ひとまずアメリカを仲介としてドイツ帝国との会談を開くことを決定、ドイツの事実上の同盟国であるイタリアのムッソリーニに仲介を打診する。

これを受けたムッソリーニは英仏墺の打診にイタリアの国際的なアピールとなるとして喜んでこれを受け入れ、イギリスのチェンバレン首相、フランスのダラディエ首相、オーストリアのドルフース首相、ドイツのヒトラー首相、そして自身が参加する国際会議を開くことをドイツ帝国に打診した。

214ホワイトベアー:2019/08/12(月) 15:56:41 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
ヒトラーもこの打診を応諾し、ポーランド進駐から開始からわずか4日後の1939年9月16日にミラノにて五カ国の首脳による会談が実施される。

ヒトラーはこの席にてポーランドへの進駐は共産主義勢力の勢力拡大を防ぐためにポーランド側の要請を承けて行ったことであり、ドイツ帝国には一片の領土的野心は存在しないと宣言、さらに適切な時期がくればポーランドを独立させることをイギリスやフランス、オーストリア、さらにオブザーバーとして参加していたモシチツキに約束し、実際にポーランドの行政はイグナツィ・モシチツキ率いる旧ポーランド政府に一任されているなどの現状からイギリスとフランスはドイツの言い分を受け入れる事になった。

この背景には国民が平和を望んでいた事や戦争の準備が整っていないこと、ドイツ帝国を共産主義への楯にしたいと言う考え以上にこれ以上日米の欧州での影響力拡大を防ぎたいと言う共通の意思があり、結果として、ポーランド第二共和国の実質的な分割は国際的にも承認される事になった。日米の首脳は英仏墺の弱腰な姿勢に苦虫を噛んだかの表情になるが、両国の国民のほとんどはこの一連の事態に対して興味を持っておらず、さらに具体的なアクションをおこす前にポーランド全土がドイツとソ連の手に落ちてしまったことから、これを受け入れるしかなかった。

しかし、ただ受け入れるだけではドイツ帝国を増長させなねないとして、日本はドイツ帝国に圧力を加える為に、第一次世界大戦終結後に駆逐艇8隻、航空機60機(戦闘機20機、哨戒機18機、早期警戒機4機、救難ヘリコプター8機、輸送機6機、空中給油機2機、飛行艇2機)、陸上部隊1,200名にまで縮小していたアイスランド駐留部隊の増強を決定、その一環として現役復帰した長門型3隻と瑞鶴型航空母艦2隻を中核とした第六艦隊(※1)を臨時に編成し、巡防艦(フリゲート)6隻からなる第6海上護衛隊(※2)と第1潜水艦隊第6潜水戦隊(※3)とともにアイスランドに向けて出発する。また、海軍海兵隊から第3陸戦師団および第6陸戦師団を陸軍から第1山岳師団、第36歩兵師団をアイスランドに派遣することも決定する。

一方、欧州では、この会議によって戦争の危機は一時的にであるが下がり、英仏墺の国民はこの会議に参加した首脳たちを褒め称え、世界大戦は無事に回避され、平和が訪れたという喜びに包まれる事になる。

会議の立役者であったチェンバレン首相や平和の使者となったムッソリーニは讃えられることになり、チェンバレンやムッソリーニにの名前を関する町がフランスやイギリスにて見られるようになる。

西欧で資本主義諸国がこうした交渉を行っているなかでソ連はバルト三国に圧力を加えていき、これらの国々の領土内にソ連軍基地の設置を認める自動延長の相互援助条約を強制的に結ばさせ、東欧における足場を固めると、次の獲物としてフィンランドに圧力を加え始める。

もともと、ソビエト政権にとって、革命発祥の地であり、ソ連第2の大都市であるレニングラードと近すぎるフィンランド国境は、重要な安全保障上の課題であり、1938年よりフィンランド政府と非公式ながら国境の再設定の為の交渉を始めていた。この交渉はスターリンにしては非常に大きく譲歩する事になるが、しかし、フィンランドはほとんど妥協せず、1939年には交渉自体が暗礁に乗り上げてしまう。

215ホワイトベアー:2019/08/12(月) 16:00:12 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
そうして最終的にソ連は史実と同様に1939年11月30日に宣戦布告なしに23個師団45万名の将兵を以って、フィンランド国境全域に対しての侵攻を開始する。

この世界でのソ連は日米のせいで領土も人口も工業力も史実より劣ってはいたが、それでも世界有数の大国であり、陸軍国であった。対するフィンランドは総人口370万人であり、ソ連の一年間の自然人口増加数(おおよそ300万)と対して変わらない小国であった。

軍備もソ連赤軍は現役師団のみで130個師団を抱えているのに対してフィンランド軍は9個師団と4個旅団、それにいくつかの独立部隊しか有していなかった。

それほどまでに国力・軍事力の桁が違う国家が本気を出して攻めてきたのである。欧州各国はもちろん、世界中の国家、フィンランドやソ連含めて、がソ連の短期間での勝利を確信していた。しかし、その予想はソ連が侵攻を開始した当日中に覆されることになる。

それはなぜか、理由は極めて簡単であった。大日本帝国とアメリカ合衆国と言うソ連に匹敵しうる2つの大国がフィンランドへの6個師団規模の義勇軍の派遣から始まり、無償・有償での物資支援、莫大な資金援助などを表明したからだ。そして、日本はアイスランドに向かっていた第6艦隊から第12航空打撃戦隊と第13駆逐隊、第14潜水戦隊を除く部隊と4個師団を中心に遣欧軍を編成し、アイスランド駐留軍司令官に内定していた今村 均大将を指揮官としてフィンランドに向かわせる。

この表明はイギリスやフランス、ドイツなどの中立国や戦争を仕掛けたソ連はもちろん、援助を受ける事になったフィンランド自身も仰天することになる。

各国では勝ち目など本来はあるはずもないフィンランドに両国が肩入れするのかを混乱するものや、本来なら小国であるはずのフィンランドが大国のソ連にほとんど妥協せずにいたのは日米との密約があったからこそではないかといぶかしむ者など様々な反応を見せる。

しかし、なぜ、日米がフィンランドに援軍を出したのか。それは極めて簡単な理由であった。この頃の日米は「独ソ不可侵条約」とポーランドの併合によって後顧の憂いをたったソ連が極東ロシア帝国に大挙攻め込んでくる可能性に怯えたからだ。特にアメリカはその可能性に大いに震え上がり、アジアの兵力の増強を開始していた。しかし、現状のなんの準備も出来ていない状態で攻められると最終的には勝てるが、極東ロシア帝国に甚大な被害を出しかねない。そこで日米は自らの準備が最低限整うまでソ連の目を欧州に釘付けにしたかったのだ。

一方、日米の支援を知ったソ連であるが、彼らは比較的この事を重要視ししなかった。無論、ドイツや北欧諸国に中立を保ち日本軍の船団を通さないように打診するが、それも形式的なものであった。彼らからしたらフィンランド戦など長くても二週間、早ければ一週間で終わらすことができると考えていたのだ。

しかし、それが甘い考えであったことに気づくためにソ連赤軍は高い授業料を払うことになる。

まず始めにそのことを気づかされたのはソ連空軍であった。彼らは開戦当初、国境地帯の他、ヘルシンキ、ヴィープリなど数都市を空爆するために航空部隊をフィンランド領に送り込む。しかし、これらの部隊はフィンランド空軍による熱烈な歓迎を受ける事になり、大損害を被る事になる。無論、数を活かして、迎撃機を振り切れる幸運な機体もいるにはいたが、それらの機体はフィンランド陸軍の高射砲によって有効な爆撃ができなかった。

216ホワイトベアー:2019/08/12(月) 16:00:53 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
特にフィンランド首都であるヘルシンキでは徹底した防空体制が引かれており、同市を爆撃するために飛行していた爆撃機部隊は、彼らの頭上から襲いかかってきたフィンランド空軍第21戦闘機戦隊によって文字通り全滅させられてしまう。

なぜ、フィンランド空軍がここまでソ連空軍を圧倒できたか。それは運用している航空機の性能に圧倒的な差があったからである。

この頃のソ連空軍はHe112のライセンス機であるYak-1や日米の高高度爆撃機を迎撃するために開発されたMig-1(※4)、I-16などの単葉機やドイツ帝国と共同で開発したI-22(※5)といったロケット戦闘機の配備も進めていたが、これらの新型機は日本による本土爆撃を警戒してウクライナなどソ連本土の要所に配備されるか、ロシア帝国による侵攻を警戒してシベリアに配備されており、フィンランドに投入されたのはI-15(※6)やSBなどの旧式機がメインであった。

対するフィンランド空軍は日本やアメリカから購入した一五式艦上戦闘機五四型(※7)やP-48G(※8)と言ったプロペラ機としては高性能な機体を運用しており、空では圧倒的なキルレートを誇っていた。

空でソ連空軍が蹴散らされている一方、ソ連赤軍地上部隊は圧倒的な砲兵の支援のもとで第7軍と第8軍がカレリアへの侵攻を開始、パニックをおこしたフィンランド軍の一部を蹴散らしながら進撃していた。幸いこれらの地域の住民たちは事前に避難をしており、民間人の被害こそ出なかったが。

これに対してフィンランド軍はタルヴェラ大佐に1個歩兵連隊と3個野戦補充大隊を与えて独立作戦集団を編成、カレリアへの援軍にむかわせる。

また、それ以外の方面でも予定より早く戦線の縮小を余儀なくされ、少ない予備兵力はこれらの戦線に回されていくなど、空とは違い陸ではフィンランドは押されていた。

その後も赤軍は順調に攻勢を進めていき、12月1日までにはテリヲキを占領して、傀儡たるフィンランド人民政府を設置していた。さらにフィンランドを南北に分断するためスオムッサルミの攻略を目指していた第9軍は先鋒の第163狙撃師団が国境から30km進出し、ラーテ街道を西進していた。

しかし、フィンランド軍が混乱を続け後退している最中に、コッラ周辺に展開していた第34連隊が混乱からいち早く立ち直り反撃に移るなど、フィンランド軍の混乱は次第に回復していった。そして、フィンランド軍は当初の計画通り占領されそうな集落はことごとく焼き払い、撤退していたため、ソ連赤軍は集落を占領してもろくに暖をとることは不可能であった。さらに野外で暖をとるために火をおこせば狙撃され、フィンランド軍のスキー部隊は昼夜を問わずに奇襲を仕掛けてくるので、警戒を解くことはできない。さらに有線通信網はズタズタで、無線もフィンランド軍によって偽の命令や情報、救難要請が飛び交って混乱中という有様であり、そんな戦況によってソ連赤軍の士気は次第に下がっていき、侵攻スピードは目に見えて低下していった。

217ホワイトベアー:2019/08/12(月) 16:02:16 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
さらに、フィンランドの自然もソ連赤軍に猛威を振るっていく。

これにはモスクワのソ連上層部も次第に焦りを見せていく。そして北欧諸国やドイツに圧力を加えて日米の義勇軍や支援物資を満載した輸送船団をフィンランドに到着させないように動き始める。実際にこの圧力を受けたノルウェーやデンマークは日本の船団の領海通過を拒否するが、日米がイギリスやフランスに圧力をかけてノルウェーやデンマークへの石油や石炭などの輸出を渋らせるなど外交圧力を加えると領海の通過を認める事になった。

そして、ソ連赤軍が一向にフィンランドを制圧する事ができない状態で日米連合軍の増援の第一陣が到着する。この時、到着したのは日本の。部隊であり、海軍海兵隊の第6陸戦師団を除いてアラスカや北海道などに配備されていた部隊でもあった。そのため充実した防寒装備やスノーモービルなどの冬季装備を有しており、早々にフィンランドの環境に適応、アラスカを管轄としていた第1山岳師団はシーラスヴオ大佐指揮下のフィンランド軍第9師団と共同でスオムッサルミ方面に進出、同じくアラスカを管轄としていた陸軍第13歩兵師団は4個の混成旅団に分割されコッラを含めたカレリア軍の増援として前線に配備された。

海兵隊の2個師団はフィンランドでは貴重な機械化された部隊(機甲師団と機械化師団)と言うこともあって予備戦力として後方で待機する事になる。なお、この時には第二陣としてウォルター・クルーガー中将を指揮官としたアメリカ軍2個師団が膨大な物資とともに大西洋を航行中であり、一週間と少しでフィンランドに到着する予定であった。

無論、日本軍も多くの装備をフィンランドに供与しており、重装備こそ少ないものの対戦車兵器として和製カールグスタフと言うべき一八式携帯型無反動砲が1,000基近くが供与され、さらに六式半自動小銃の発展改良型である二四式狙撃銃や和製UZIである二〇式機関拳銃など多くの装備が供与された。

これらの装備はフィンランド軍に広く配備され、ソ連赤軍に地獄を見せる事になる。

こうした理由によって当初の作戦予定から大幅に遅れをとっていたソ連赤軍はこの戦況を変えるために南部北部のフィンランド部隊を分断可能なコッラ川に突破口を作る事を決定する。しかし、この時のソ連赤軍は大粛清の影響であり、どの師団もまともな訓練を受けたのは多くて五割、少ないと二割という有り様であり、高度な、いや、通常の作戦行動をとる事は不可能であった。そこでソ連赤軍は極めて簡単でバカでも行える戦法をとる。そう、歩兵の数と火力の力で押し潰すと言うものだ。

218ホワイトベアー:2019/08/12(月) 16:08:12 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
ソ連軍第8軍は司令官のイヴァン・ハバロフは56師団および75師団にコッラを越えるように厳命、そして第8軍軍砲兵、56師団、75師団師団砲兵による一斉砲撃が開始され、フィンランド軍陣地に雨霰と砲弾を叩き込む。しかし、第一次世界大戦でも同じような光景が見られるが、塹壕陣地に籠る部隊に砲兵の攻撃は大した効果はなく、コッラを防衛していたフィンランド軍第13連隊および日本義勇軍第13歩兵師団第1混成旅団には大した損害は出なかった。そして砲撃がやむと密集隊形で氷上をひたすら直進的に進軍してくるソ連赤軍に対して防衛陣地から九一式重機関銃や二四式狙撃銃などで次々と銃弾を浴びせていき、さらに洋上に展開していた日本海軍の第11航空打撃戦隊所属の攻撃機隊(※9)による優先的な航空支援もあって、ソ連赤軍に大きな損害を与え続ける。しかし、ソ連赤軍は自軍の損害を気にせず攻撃を続けていき、一部部隊は防衛陣地にとりつく事に成功した。しかし、これらの部隊はフィンランド側の増援が到着すると防衛陣地から叩き出されていき、結果として2個師団を動員してもコッラを越えることはできなかった。その後、コッラ方面では膠着状態に持ち込む事に成功する。

一方、カレリア地峡戦線では日米独三カ国の支援のもとで建設されたフィンランド軍の要塞線であるマンネルハイム線を巡ってソ連赤軍第7軍とフィンランド軍カレリア地峡防衛軍の間で激しい戦いが行われていたが、フィンランド側の決死の戦いぶりから第7軍は撃退し続けられていた。そこでソ連赤軍はKV-1を主力とした戦車部隊を投入、陣地ごと戦車で踏み潰さんとする。

この時のフィンランド軍主力戦車は日本製の軽戦車である一二式軽戦車で、この戦車では重装甲なKV-1に対抗することは極めて難しく、それを理解していたからこそ投入したのだ。

この判断はある意味で正しく、また、ある意味で間違えであった。確かに一二式軽戦車の主砲である40口径75mm戦車砲では正面からKV-1の撃破は難しかった。しかし、側面や後方からは撃破することはできなくはない。さらに歩兵部隊にはKV-1を正面から撃破可能な一八式携帯型無反動砲が配備されていた。

さらにモスクワからの強い要求によって戦力の逐次投入をおこない、随伴歩兵もつけていないなど、ソ連赤軍側の戦術ミスの助けもあって、この戦車を投入したソ連赤軍の攻勢は失敗してしまう。

そして、投入したKV-1はそのほとんどがフィンランド戦車部隊に半包囲され、側面からの砲撃によって側面を食い破られ、撃破されてしまう。その後もカレリア地峡で一進一退の攻防戦が行われるが、フィンランド軍はソ連空軍を撃破し続けた。

そして、フィンランド軍と日本軍は初の本格的な反抗を計画、第139狙撃師団と第163狙撃師団の包囲殲滅を行うために動き出す。

ソ連の圧勝を誰もが予想した戦争はその予想を覆し、フィンランドはかつて巨人ゴリアゲに挑んだダビデの様にソ連に向かっていた。

219ホワイトベアー:2019/08/12(月) 16:09:08 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
(※1)
第6艦隊 編成
第9戦隊
長門型戦艦《駿河》《近江》《紀伊》

第11航空打撃戦隊
瑞鶴型航空母艦《龍鶴》
蒼龍型航空母艦《白龍》
最上型ミサイル巡洋艦 1隻
秋月型ミサイル駆逐艦 4隻

第12航空打撃戦隊
瑞鶴型航空母艦《雲鶴》
蒼龍型航空母艦《翔龍》
最上型ミサイル巡洋艦 1隻
秋月型ミサイル駆逐艦 4隻

第15巡洋戦隊
改鞍馬型ミサイル巡洋艦《黒姫》《蓬莱》

第46駆逐隊
島風型艦隊型駆逐艦  4隻

第14潜水戦隊
呂-二六〇型攻撃型原子力潜水艦 4隻

第8遠征打撃戦隊
秋津州型強襲揚陸艦    1隻
頼成型ドック型揚陸艦   3隻
足羽型ドック型輸送揚陸艦 1隻

(※2)
第6海上護衛隊
石垣型巡防艦 3隻
名蔵型巡防艦 3隻

(※3)
第1潜水艦隊第6潜水戦隊編成
大野型潜水艦救難艦       1隻
伊-三〇〇型戦略型原子力潜水艦 2隻

(※4)史実 Mig-3 相当

(※5)史実 Me263 相当

(※6)史実 I-153 相当

(※7) 史実 F4U-5相当の機体

(※8) 史実 仮称紫電性能向上型 相当の機体。

(※9) 史実 A-6C 相当の機体である三三式艦上戦闘機一二型で構成された部隊。

おまけ
艦艇紹介
最上型ミサイル巡洋艦
排水量:5,700t、速力:33kt、兵装:
54口径127mm単装速射砲2基、連装ミサイル発射機2基、8連装ミサイル発射機1基、8連装対潜ミサイル発射機1基、三連装魚雷発射管2基

改鞍馬型ミサイル巡洋艦
排水量:13,600t、速力:33kt、兵装:55口径20.3cm三連装砲2基、38口径12.7cm連装砲5基、50口径7.6cm連装砲4基、連装ミサイル発射機2基

石垣型巡防艦
排水量:2,640t、速力、27kt、兵装:62口径7.6cm単装速射砲1基、8連装対潜ミサイル発射機1基、8連装ミサイル発射機1基、連装短魚雷発射管2基

名蔵型巡防艦
排水量:2,100t、速力:27kt、兵装:62口径7.6cm単装速射砲2基、8連装対潜ミサイル発射機1基、三連装装魚雷発射管2基

秋津州型強襲揚陸艦
排水量:25,300t、最大速力:24kt、兵装:50口径76mm連装砲4基、搭載兵員:1,900名、搭載航空機数:大型回転翼輸送機26機、搭載艇:汎用輸送艇2隻、積載量能力:多数

足羽(あすわ)型ドック型輸送揚陸艦
排水量:9,201t、最大速力:17.2kt、兵装:30mm連装機関砲6基、搭載兵員:930名、搭載航空機数:大型回転翼輸送機6機、搭載艇:戦車輸送艇1隻or汎用揚陸艇9隻

頼成(らいじょう)型ドック型揚陸艦
排水量:6,800t、最大速力:22kt、兵装:30mm連装機関砲6基、搭載兵員:歩兵330名、搭載能力:多数、搭載艇:汎用揚陸艇8隻

伊-三〇〇型戦略型原子力潜水艦
排水量:6,000t、最大速力:25kt、兵装:533mm水圧式魚雷発射管6門、垂直式潜水艦発射型弾道ミサイル発射管16門

220ホワイトベアー:2019/08/12(月) 16:10:00 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
以上になります。wikiへの転載はOKです。

221New:2019/08/12(月) 16:27:00 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙ドイツは開戦を踏みとどまったけどソ連はフィンランドに凸か・・・
日米が総力挙げてよく肝練ったムーミン助けてるせいでソ連兵士
の屍の山が順調に築き上げられていく

222クー&ミー:2019/08/12(月) 16:30:24 HOST:sp49-96-41-231.mse.spmode.ne.jp
乙です。
欧州は平常運転ですかね。

ソ連は、相手が悪すぎたな(定型文)

フィンランド政府「(そのうち来るかもしれない支援物資代金の取り立てが心配です)」

223透過の人:2019/08/12(月) 16:47:41 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
ホワイトベアー氏乙です。
ムッソリーニが大活躍ですね。実際多言語に堪能なので史実ミュンヘン会談でも活躍したそうですが
そして、赤軍は高い授業料を払いましたね…

224ホワイトベアー:2019/08/12(月) 17:23:47 HOST:157-14-225-220.tokyo.fdn.vectant.ne.jp
>>221
フィンランドの国境は冗談抜きにソ連にとっては国防の危機ですからね。レーニングラードを守るためには攻めにいくしかありませんでした。

>>222
日米「国内に航空基地とロケット打ち上げ施設に必要な土地を貸してくれれて、全種類の航空機と持ち込んだロケット(意味深)を持ち込む事を許可してくれるのならば免除してあげるよ(ゲス顔)」

>>232
ムッソリーニ「ようやく我が世の春キタ━(゚∀゚)━!」

ヒトラー、チェンバレン、ダラディエ、ドルフース(コイツUZEEEEEEEE)

>>赤軍は高い授業料を払いましたね
赤軍「ぼったや、ぼったくや」

フィンランド「お客様、まだ入学金しか払っておりませんw」

225クー&ミー:2019/08/12(月) 18:03:53 HOST:sp49-106-209-227.msf.spmode.ne.jp
フィンランド政府「鬼!悪魔!ちh…日米!」

226トゥ!ヘァ!:2019/08/12(月) 18:21:07 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

ドイツは今のところ史実より上手く立ち回っていますね。

ソ連は安定のフィンランド侵攻。しかし史実以上のフィンランドの奮戦と日米による義勇軍派遣で大分痛い目みてますねw

227クー&ミー:2019/08/12(月) 19:25:53 HOST:sp49-106-209-227.msf.spmode.ne.jp
資源考察の改訂が終わりましたので投稿しておきます。

鉱物資源考察の方は各解説文も変更しました。
石油資源考察の方は八橋油田の累計生産量を変更しただけな模様。

鉱物資源考察
ttps://dotup.org/uploda/dotup.org1919479.pdf

石油資源考察
ttps://dotup.org/uploda/dotup.org1919480.pdf


まとめwikiへの掲載は自分で行おうと思います。

228透過の人:2019/08/12(月) 19:26:51 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>225
なんでや最近ちっひ、石くれたり(モバマス)、無料ガシャ開催してくれたやろ(デレステ)

日墨ルート新作投下します。

229クー&ミー:2019/08/12(月) 19:28:08 HOST:sp49-106-209-227.msf.spmode.ne.jp
多分、誤植はないはず。

230透過の人:2019/08/12(月) 19:30:44 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
日墨ルート 第二次世界大戦4

第二次世界大戦初頭に置いてドイツ南部国境地帯は余りに平穏だった。
ここではドイツとドナウ連邦の間では双方による爆撃と空中戦が行われる程度であり、ルール地方の血で血を洗う戦場に比べればのどかなものだった。
公には国境地帯に両国が築いた要塞線が理由とされていたが、先の大戦を経ても未だに失われていない大ドイツ主義的な民族意識が背景にあるのは明らかだった。
もちろんこの状況を英仏はまやかし戦争、とよんで批難し、今すぐドイツ南部に兵をすすめるように求めたのだが、開戦とともに活発化しつつあるイタリア民族主義者の活動を抑えるために動かすことは出来無い。と言われれば、何もできなかった。
英仏としてもただでさえ忙しいこの状況で、イタリア人に背後から刺されることは避けたかったからだ。

そんなドナウ連邦を変心させるべく、1942年7月9日、連合国軍によるルール地域のドルトムントを目標にした夏季攻勢がはじまった。
イギリス軍はカヴェナンター、クルセイダー(注)、ラムといった巡航戦車に加え、バレンタイン(注2)歩兵戦車を装備していた。
フランス軍もシャールG1bis、シャール3C(注3)をはじめとする従来通りの戦車を装備していた。
これに対してドイツ軍はパンター、レーヴェといった新型戦車を投入するとともに、ディッカーマックス、シュトゥーレエミールといった重対戦車自走砲まで投入し抵抗した。
また、この攻勢では連合国軍の新兵器も投入された。グロースターサンダーボルトとバーニーガンだ。
両方ともイギリス製で前者は連合国軍初となるジェット戦闘機、後者は携帯型の対戦車無反動砲だった。
連日の1000機爆撃は連合国軍の焦りの裏返しであり、彼らは余力を失いつつあると考えていたドイツ参謀本部の分析が全否定された瞬間だった。
連合国は未だに余力を残していたのだ(注4)。

注1 史実チャレンジャー
注2 史実チャーチルMK7
注3 フランス、ドナウ共同開発戦車で、史実ポルシェティーガーから電気駆動を廃し、主砲にフランス製90mm としたもの。
注4 ただし、国債の乱発が続いたため英仏の大蔵官僚たちは悲鳴を上げていた。

231透過の人:2019/08/12(月) 19:31:40 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
投下終了です。

232トゥ!ヘァ!:2019/08/12(月) 19:44:35 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

連合も遂に本気を出してきましたね。

オーストリアことドナウはなんやかんやいってドイツとは現状本気でぶつかり合っていない状態ですか。

233New:2019/08/12(月) 20:01:18 HOST:softbank060128001160.bbtec.net
乙。国債乱発してる時点で戦後没落確定じゃ無いか

234クー&ミー:2019/08/12(月) 20:11:29 HOST:sp49-106-209-227.msf.spmode.ne.jp
乙です。
戦争に勝っても、戦後は借金苦で大変になりそうだ。

235クー&ミー:2019/08/12(月) 21:26:02 HOST:sp49-106-209-227.msf.spmode.ne.jp
>>228
自分がプロデューサーをやっているのは283プロだけなので(汗)

236クー&ミー:2019/08/12(月) 21:53:13 HOST:sp49-106-209-227.msf.spmode.ne.jp
まとめwikiへの資源考察投稿完了

237トゥ!ヘァ!:2019/08/12(月) 21:57:26 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
乙です

まあ資源にもよりますが史実日本よりかはずっと余裕が持てますわな。

238透過の人:2019/08/12(月) 22:21:32 HOST:softbank126077075064.bbtec.net
>>232
実はドイツとドナウの大ドイツ主義者の間にはズレがあり、
ドイツ側は先の大戦の責任をハプスブルク家に押し付け、異民族の排除を狙ってますが
ドナウは逆で大戦の責任をヴィルヘルム2世に、異民族とは協調路線です。
>>233>>234
イギリス「19世紀のときも国債発行率ヤバかったけど小さな政府で乗り切ったからヘーキヘーキ」
フランス「とりあえず、植民地や自治領との連帯強化かな」
>>235
それは失礼しました。
私はシャニマスはやってないので…なんというかイルミネーションスターズぐらいしかピンと来なかったというか
まあ、一番大きな理由としてはやろうか迷っていたときにそれまででもアイドルだけで181人もいたのに、さらに7人の新アイドルが来て新しい担当アイドルを見つけてしまったからですが

239トゥ!ヘァ!:2019/08/12(月) 22:26:02 HOST:FL1-122-131-248-133.kng.mesh.ad.jp
そうなるとドイツとドナウは同床異夢って感じですねえ。




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