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日本大陸を考察・ネタスレ その94

960トゥ!ヘァ!:2017/01/09(月) 19:22:49
後にここでAEUが攻勢に出てそのまま追跡艦隊も出していればザフトの貴重な戦力を更にすり減らすことに成功し、大西洋のGシリーズは奪還できる可能性は高かったと言われる羽目になるがこれは後知恵というものであろう。
当事者ではない者たちは幾らでも景気のいいことを言えるのだ。


さて、奪われた大西洋としては面子丸潰れどころではない。BUからはこれで半世紀以上皮肉られるだろうし、大洋は笑顔で怖いこと言ってくるのだ。

追跡のための奪還艦隊はザフトの特務艦隊を追ったが、ザフト艦は船に載せているアクティブステルスを使い疑似的なステルス状態に。
そのせいで中々発見できなかったが、ここで大西洋艦隊はMS以外の艦載機の大半を斥候として放つという数でカバーする力業を展開。

ミラージュコロイドのように物理的に透明になるわけではなかったザフト特務艦隊は敢え無く発見されてしまった。
発見の報を聞いた大西洋の追跡艦隊は足止めとして残っていたMA、航宙機部隊をザフト艦隊へと発進させ、更に艦隊から足の速い駆逐艦や巡洋艦のみを選抜した先遣艦隊を分離派遣。徹底的な足止めを狙う。

対するザフト艦隊は速度の速いナスカ級とはいえこれだけの規模の艦隊から無傷で逃げ切ることはできぬと判断。
奪ったG五機を乗せたナスカ級一隻のみをプラント本国方面へと逃走させ、残りの二隻と艦載されている12機のMSにて決死の足止めを図る作戦に出る。

結果だけを言うならば大西洋の追跡艦隊はGシリーズを奪還することは出来なかった。
文字通り全滅するまで暴れたナスカ級2隻と12機のハイマニューバタイプに乗ったベテランに先遣艦隊も本隊も足止めされてしまったからである。
艦隊においても洒落にならない被害を受けてしまいここに大西洋はG奪還作戦は失敗に終わった。

ザフトとしても連合の新型を手に入れる代償に金よりも貴重なベテランパイロットと船員と艦艇を失うことになる。
しかし、奪ったGシリーズからはプラント製に比べ小型化されたビーム兵器にフェイズシフト装甲、ミラージュコロイドといった多数の新技術がもたらされ、アフリカと世界樹の決戦において多数の戦力を失ったザフトが後半も戦い抜いていく原動力となる。
残念ながらミノフスキー理論を完全には理解していなかったため、核融合炉の再現には至らなかったが、機体の構成からどのような仕組みや保護をすれば謎の粒子(ミノスフキー粒子)散布下においても兵器が戦闘力を落とさず戦闘続行可能かという最も重要な知識を手に入れることとなる。

大西洋においては今回の失態を挽回するために予定を前倒しに、1月中旬頃から南米攻略戦を開始することとなる。
また今回の騒動によって宇宙における各地の連合拠点ではプラント諜報員の徹底的な狩り出しが行われ、プラントの諜報網は半ば半壊状態となる。
人的資源や諜報員の質的に劣るプラントでは、より苛烈になった連合側のいぶり出しも合わさり、終戦まで諜報網の完全な立て直しがなされることはついぞできなかった。




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