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中編以上のネタの書き込み【架空戦記版】 その1

1ひゅうが:2014/07/13(日) 23:52:08
ネタスレから発展した中・長編や連載のうち、ミリタリー分多め(例:史実準拠)のネタを書き込んでください。
試験的に投稿される場合はネタの書き込み板にどうぞ。
ネタ内容に関係のない雑談・議論は雑談板にお願いいたします。

投稿にあたってはマナーを守り、常識の範囲内でお願いいたします。
二次創作にあたってはルールのあるものもありますので(例:らいとすたっふルール2004等)そちらも参照ください。


※ 投稿にあたっては下記注意事項をよく読み、それに則りお願いする次第です。 デン氏作成「中編以上のネタの書き込み用 規則10条 −   Ver1.02」 更新 2012年 2月28日

【新板につき暫定的に流用させていただきました。】


――このスレには注意すべき事や規則があります。以下の文をお読みになり承諾できる方のみお読み・書き込みしてください。

一つ、ここは中編以上のネタ用スレなので様々な話が長期に渡って飛び交う可能性があります。場合によっては個人的に好きな内容や嫌いな内容が出る事がありますので、それらを覚悟した上でお読み・書き込みをしてください。

二つ、ここは中編以上のネタ用スレなので「少々の議論」はともかく、「本格的過ぎる議論」や「相手の価値観を潰す議論」は絶対にしないでください。以前それが原因で話が失速や潰れたりしています。冷静かつ楽しく書き込みを行って下さい。

三つ、ここでの話題はネタスレで中編以上のネタスレへの移行が推奨された話題のみです。それ以外の話題についてはネタスレに書き込むようお願いいたします。

四つ、「不適切発言」や「暴言」、「高圧的な発言」はしないでください。

五つ、ネタSSを投稿する際は出来るだけ、前持って投稿宣言をして下さい。いきなりですと動揺や迷惑、SSの分断の元になる可能性がありますのでご協力をお願い致します。

六つ、ネタSSは原則何でもご自由ですが「生々し過ぎる・性的・残酷すぎる」SSは禁止です。それらを守れれば「自重しないSS」はOkです。後は七つ目を読み、警告を入れましょう。

七つ、ネタSSが人を選ぶ様な場合はSSの最初に警告で目立つ様に表示してください。

また、ウィキに搭載しても良い場合は警告の時に一緒に供述してください。またこのSSに限り何か禁止、許可したい場合なども警告に一緒に供述してください。

八つ、他作者の二次創作関連の話は慎重に取り扱いましょう。荒れる可能性が高く、他作者のファンの皆様の機嫌を損なう可能性があります。十分気をつけましょう。

九つ、産業作品や他作者の二次創作関連も含め、批評などは「きちんとした理由」なしに書き込まないようにしましょう。元々二次創作などは炎上しやすく、些細な事でここの掲示板に多大な迷惑をかける可能性が高いです。そこら辺もよく考えた上で書き込みましょう。

十つ、みんなで仲良く話しましょう。

次スレは>980が立てること、できない場合はスレ作成を依頼して下さい。

2 テツ:2014/07/14(月) 00:01:14
スレたて乙です

3ハニワ一号:2014/07/14(月) 00:20:37
スレ立て乙です。

4yukikaze:2014/07/14(月) 01:06:09
スレ立て乙です。では記念にレイテ沖海戦第四幕を。

  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

4 決戦開始

―――我、日本海軍ノ全力出撃ヲ確認セリ

この報を潜水艦から聞いた時、アメリカ海軍第三艦隊司令部は
色めき立つことになる。
これまでさんざん煮え湯を飲まされてきた連合艦隊が遂に出撃してきたのだ。
今度こそアメリカ海軍が凱歌を上げてみせると思うのは無理もなかったであろう。

もっとも、第三艦隊司令部に不安要素がなかったかと言えば嘘になる。
最大の不安要素は、マリアナ沖海戦から碌に準備期間を置かずに作戦を発動した
ことにより生じる練度不足であった。
戦艦や巡洋艦等は、マリアナ沖で日本海軍が空母を執拗に狙ったお蔭で、最小限
の損害(それでも大型巡洋艦4隻が海の底に転属したが)で済んだものの、前述
のとおり、空母4隻は最低限の艦隊運動しか訓練しておらず、また、輪形陣の外周
に配備していたが故に、マリアナ沖で大きな被害を受けた駆逐艦群も、かなりの数
が取り替えられたために、個艦の練度はともかく、艦隊の運用には不安を抱えていた。
また、母艦航空隊についても、ソロモン並びにマリアナで2度も全滅してしまって
いた事で、実戦経験の長いパイロットが大きく減ってしまい、その大半が、訓練は
しっかりしているものの、実戦経験に乏しいパイロットが主力であり、更に言えば
対艦攻撃訓練についても、あまりしたことがなく対地攻撃ならともかく、対艦攻撃
においては能力が不足するのではと見られていたのである。

この要因が、フィリピン沖海戦において、ハルゼーの行動を縛り続けていたと言える。
彼自身は、日本海軍母艦航空隊も又相当の損耗をしており、恐らく自分達よりも練度
は下であると考えていたものの、艦隊運用については日本海軍の方が上であり、仮に
こちらが敵空母機動艦隊に拘束されている時に、日本海軍水上艦隊が突撃してくれば、
それこそ艦隊が壊滅しかねないと判断していた。
ソロモン海において、日本海軍の夜戦の技量に散々悩まされ続けていたハルゼーだから
こそ、彼は日本海軍水上艦隊の恐ろしさを適切に理解していた。
何しろあの時の一連の海戦で、アメリカ海軍が戦前に保有していた空母と巡洋艦部隊は
その悉くが沈められたのである。彼にとってはあまりにも苦すぎる教訓であった。

5yukikaze:2014/07/14(月) 01:08:44
だからこそ10月30日早朝、日本海軍空母機動艦隊を発見しようと、北方に向けて索敵機を放ち、
そして同じころに、第七艦隊所属の護衛空母から、有力な日本海軍水上艦隊が、フィリピン群島
中間部の狭隘な水域に突入したことを知らされた時、彼はためらうことなく、敵水上艦艇に攻撃隊
を繰り出せる2個任務部隊(正規空母4隻、軽空母4隻)に全力攻撃を命じている。
日本海軍の狙いがレイテ湾の奥底に集結している輸送船団であるのは誰の目にも明らかであり、
彼らの戦力を考えれば、第七艦隊で防げるかは突破される恐れが高いからだ。
故に、ハルゼーは艦隊をゆっくりと南下させつつ、日本海軍空母機動艦隊が襲来する前に、時間の
許す限り、水上部隊を叩き潰すよう命令した。

10月30日午前10時35分。早期に決着をつけようとするハルゼーの意思の表れか、宇垣中将率いる
第一遊撃部隊に放たれた攻撃部隊は、戦爆連合併せて100機であった。
後の空母機動艦隊決戦を考えれば、過剰ともいうべき戦力であったが、水上艦隊が幾ら恐ろしい
とはいえハルゼーにとって敵の主力は空母機動艦隊なのである。
そうであるが故に、遊撃戦力である敵水上艦隊を早期に撃破し、空母機動艦隊決戦に専心できる
ようにしなければ意味がないのである。
戦力の集中を手掛けたという点でも、ハルゼーが堅実な指揮官であったと言えるであろう。

だが、この第一次攻撃隊は、ハルゼーの期待を大きく下回ることになる。
まず誤算の一つが、敵水上艦隊が防空任務に軽空母2隻を従えていた事である。
<瑞鳳>と<龍鳳>は、一部対潜用に九七式艦攻を積んでいる以外は、全て戦闘機で艦載機を
固めており露天係止も含めて、双方合わせて60機近い戦闘機を運び込んでいた。
勿論、全戦闘機を最初から繰り出すことなどあり得る事ではなく、第一次攻撃隊が襲来した時に、
艦隊上空に陣取っていたのは24機程であり、本来ならば数で押しつぶされるはずであった。
だが、第一次攻撃隊が襲来した時、艦隊を守護していた戦闘機は70機程度存在していた。
これは、序盤の空襲で被害を蓄積されながらも辛うじて戦力保持に成功していた第二航空艦隊が、
艦隊直援として派遣した基地航空艦隊の戦闘機であったのだが、一部には、富永中将の失態で
全軍に恥を晒した第四航空軍所属の生き残った戦闘機が、汚名を返上する為に出撃したものもあった

6yukikaze:2014/07/14(月) 01:11:11
次の誤算が、敵に戦闘機部隊はいないと考えていたハルゼー艦隊は、戦闘機の比率を30機程度
とする代わり、攻撃隊の比率を大目にしたことであった。これにより、第一次攻撃隊は自軍より
も多い敵戦闘機部隊の奇襲を受けた時、直援部隊が効果的な防衛戦を行い難い状況に陥ることになる。
そして最後の誤算が、日本海軍水上艦隊の弾幕密度が、マリアナ沖の時よりもはるかに密度が高かっ
たことによるものである。
マリアナ沖の母艦航空部隊の被害を重く見ていた古賀と南雲は、今後、敵母艦航空隊との決戦におい
て劣勢になる可能性が高く、その為には艦隊防空の強化を図る必要性があることに意見が一致。
この時期、<北上><大井>を除く、生き残っていた5,500t型の防空巡洋艦化(史実五十鈴と同じ)
及び扶桑型の防空戦艦化(中央砲塔2基を取り払い、その代わり多数の高角砲と機銃を装備している)
の完了だけでは満足せず、妙高型・高雄型の防空巡洋艦化(史実摩耶と同じ)並びに、他の艦艇にも
高角砲や機銃を可能な限り装備させている。
特に効果的だったのは、各大型艦から発射される多連装式の対空ロケット砲であり、その特性から
迅速に次弾発射できないという欠点はあったが、一斉に射点についた雷撃機が多数撃破・撃墜する
という戦果を挙げることに成功する。艦艇にとって何より怖いのは魚雷による攻撃だからだ。

もっとも、数が数であるため、日本側も無傷で済むわけはなく、<愛宕>に爆弾が4発命中し大破。
防空巡洋艦の<鬼怒>が撃沈。各大型艦艇も1〜2発ずつ爆弾を受けることになる。
ただし攻撃隊の規模を考えると、従来の状態ではこれに倍する被害を受けたことは確実であり、
南雲司令長官が、松田千秋少将から航空機に対する最新の回避運動をまとめた冊子を受け取り、
最新の戦訓を反映させたそれを連合艦隊全所属の艦艇に強く訓練させたことも、被害を局限させ
たことに繋がっている。

かくして第一次攻撃隊が実質失敗したハルゼーは、午後三時までの間に、都合二波、合計180機
余りの攻撃隊を繰り出すことになる。
本来ならば、四波位は出せる筈であったのだが、第一次攻撃隊の被害が予想よりひどく、その日
に再整備で使える機体が少なかった(ただし、翌日には大分復旧できている)のと、第二次攻撃
隊を出撃させた直後に、小沢機動艦隊を発見し、しかもその進撃速度が予想以上に速かったために、
ここで航空機部隊を過剰に消耗することは現に慎むべきであるという幕僚陣の反対が出たためである。
この進言を受け入れたことが、ハルゼーの失策の第一ポイントとされるわけだが、それでも二波180機
の攻撃のみならず、第七艦隊第三護衛空母群、第四護衛空母群(それぞれ5隻)も、攻撃ポイントに
いた事から合計60機程度の攻撃隊を繰り出しており、ハルゼーの第三派が戦場から離脱する頃には、
<瑞鳳><阿賀野>沈没、<龍鳳>は大破。<武蔵>が被雷2により2ノットほど速度を低下し、
<高雄>も脱落という被害を受け、午後3時25分に、宇垣提督は全艦艇に一斉反転を命令している。
そしてこの光景を見たハルゼー艦隊は、宇垣艦隊は突入を断念したと判断。
以降、明日確実に激突するであろう小沢機動艦隊への対処を最優先にすると決断している。
確かに、何隻もの大型戦艦が爆弾による損傷で煙を吹き、中には速度を低下させたり、幾分傾いたり
している姿を見れば、そう判断するのは無理もなかった。

しかし、歴史はこの決断を以て、フィリピン沖海戦の勝敗は決したと断じることになる。

7yukikaze:2014/07/14(月) 01:21:46
以上でレイテ沖海戦第四幕終了。
正規空母4隻、軽空母4隻あって投入規模少なくね? と思われる方
多いかもしれませんけど、何しろこいつらには翌日の小沢機動艦隊との
決戦もありますんで、何も考えない全力出撃なんて土台無理です。
実際、史実での攻撃部隊は6波180機程度です。
それを考えれば、ハルゼーは決して舐めてはいないんですよ。

逆に日本側の被害がこれだけで済んだのは、第一から第三次までまがりなりにも
直掩隊がいたことで、ある程度の妨害が出来たのと、艦隊防空火力の史実以上の増大に
回避運動の適切化によるものですね。
後はアメリカ海軍の空母艦載機が対艦攻撃に慣れていなかった(至近弾を命中と間違える例多数)
ことや、猛烈な対空火力に怖気ついたパイロットも多数出ていた事も大きいですね。
それでもある程度の被害が出ましたが。

次回はいよいよ大鑑巨砲主義者歓喜の時でございます。

8 テツ:2014/07/14(月) 01:26:11
乙でした
ブルは名前と違って意外に堅実な手腕だったんですねぇ

次はいよいよ鋼鉄の暴風吹き荒れるリヴァイアサンたちの大宴会(血祭り)ですかw

9New:2014/07/14(月) 01:34:58
乙です。この対応のせいでレイテ湾への突入フラグ立つわな。
・・・無能が逃げたせいで航空隊のみなさんがめがっさ汚名返上に燃えているな。

10yukikaze:2014/07/14(月) 01:46:55
>>8
あくまで「愚将」扱いされたのは結果論であって、ハルゼーは常に
最善と言っていい策を取り続けています。
問題は、艦隊が未だ再建段階であったのに対し、額面だけで判断して
「強力な空母機動艦隊」という幻想を抱いていた面子がかなり多かった
ことと、そして結果的に受けた損害が許容範囲を大きく超えた事ですね。

と・・・いうか、古賀と南雲の対応策が、当時においては非常識すぎるのも
一因なんですけどねえ。奇策としか言いようがないです。

>>9
そりゃあ名誉挽回に勤しむでしょうなあ。
第七航空師団長も、木村の命令無視して、実質的に航空部隊解体なんてしていませんし
まあフィリピンの陸軍は統率なんてあってないようなレベルですよ。

11辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/14(月) 02:04:49
乙でした。まあ史実を知っていたから損害を受けて一度反転したら突入を諦めたと
ハルゼーは判断して機動部隊に突撃すると見越してたのかもしれないけどそれでも
これだけ直掩隊と防空強化、回避運動の徹底と努力しても武蔵が撃沈されず小破くらいで
すんだ程度かと古賀さんたちは慄然としてたかもしれませんね。どんなに努力して
幸運に恵まれてもやはり綱渡りであることには変わらないわけで……

12ひゅうが:2014/07/14(月) 02:14:24
乙です!
いよいよですね…

13Monolith兵:2014/07/14(月) 05:38:39
乙です。
戦力の集中するのは基本なんだけどなぁ。例え相手が機動艦隊じゃなくても全力出撃するべきだったかも。
ブルは翌日の決戦を意識しすぎて下手を踏んでしまったわけか。
でも、どれが正しいとかその時は解らないし。

ところで、欧州大戦ネタもこちらで良いですよね?

14名無しさん:2014/07/14(月) 07:03:28
武蔵は沈まずか

15名無しさん:2014/07/14(月) 07:17:38
乙です。武蔵が被雷して速度が落ちたのが撃沈フラグになりそうで気になるな……
久しぶりに聯合艦隊の最後を読み返してみるか

16名無しさん:2014/07/14(月) 07:33:20
欧州大戦ネタもこちらでよろしいかと

17名無しさん:2014/07/14(月) 08:12:34
武蔵はどこで沈むのやら。
大和型が当時最大級の空母となって生き残った以外は散ってしまいますから。

18名無しさん:2014/07/14(月) 08:51:36
確かレイテの最終局面で残存艦隊の戦域脱出の殿になって
米軍の反撃を吸引して沈んだ、っていう描写があったような>武蔵

19名無しさん:2014/07/14(月) 12:11:05
ソロモンやマリアナでどんだけセイラーが水葬されたのやら

20名無しさん:2014/07/14(月) 12:18:58
この沈みっぷりだとアイアンボトムサウンドが複数存在しそうだよねえ

21名無し:2014/07/14(月) 12:22:03
前スレのひゅうがさんのSSの田中角栄(五十六憑依)
だとロッキード事件みたいなことは起こらない?
話が飛んでしまいますが

22名無しさん:2014/07/14(月) 12:26:00
ロッキード事件は無いと思うが
賭博による不祥事はありそう

23名無しさん:2014/07/14(月) 12:30:11
>>22
ベガスで盛大にスッちまった、とかか? まあ流石に自分の懐で全部納めるならば、
どこぞのバカ社長のように横領だのなんだのでしょっ引かれる事は無いだろうけど。

……まさか、「公営カジノ関連法案」を強行突破させたせいで解散総選挙、とか?(w

24名無しさん:2014/07/14(月) 12:38:15
いや・・・角栄(山本)が帰った後にベガスのマフィア系のホテルが20件ほど売りに出されるだけだろう

25名無しさん:2014/07/14(月) 12:47:36
株や為替も所詮博打に過ぎない……

はっ!?
ウォール街を震え上がらせるKAKUEI(五十六)金融政策が!?

26名無しさん:2014/07/14(月) 13:38:08
>>23
私費であれば笑って済ませられるだろうねえ。
若しくは吉田総理同様に疲労の色が隠せなくなって居たら、ああ気分転換か、と国民に思われるだけかと。

吉田総理の先例があるから(汗

27名無しさん:2014/07/14(月) 14:37:34
角栄がアメリカ訪問する度にベガス関係者が震え上がるのか
しかも相手が国家元首だと出入り禁止にすることもできないし

28名無しさん:2014/07/14(月) 14:57:12
山本の博打って、ちょっと稼いだらすぐ止めて、翌日ちょっと稼いだらやめ
という地道な手段で荒稼ぎしたとか

29Monolith兵:2014/07/14(月) 15:10:23
>>16
もう忘れられているのかと思った。
戦後憂鬱一色だし。

30名無しさん:2014/07/14(月) 15:17:41
>>28
実はそうでもない。知ってるかもしれないけど、軍艦買う金使い込んだ部下から残りをもぎとって一晩で取り戻した実績もある。

……ただし戦争で博打はしてほしくなかったなぁ

31名無しさん:2014/07/14(月) 16:52:49
戦後憂鬱どの辺りからはじまったん?

32名無しさん:2014/07/14(月) 18:01:57
>>29
まぁまぁまぁそう拗ねないで
特に縁の無い欧州よりは身近な日本方面が取っつきやすいのはしゃーなしですわ

33名無しさん:2014/07/14(月) 18:07:16
政界引退後にラスベガスだけでなくモナコでも再び荒らしまくる田中(山本)の姿が

井上さんは夢幻会の誘いを断って史実通りに隠居生活かな?

34ひゅうが:2014/07/14(月) 19:00:58
>>29
待っています。

35earth:2014/07/14(月) 19:11:05
>>29
いえいえ、私も待っていますよ。

36New:2014/07/14(月) 19:26:23
>>29 全裸待機しております。

37名無しさん:2014/07/14(月) 19:28:29
>>33
井上氏は敵を作りやすいんだっけ?別人と勘違いしていたら御免。

38名無しさん:2014/07/14(月) 19:43:19
紳士スタイル+腹冷え防止の腹巻装備の完全武装でお待ちしております

39名無しさん:2014/07/14(月) 19:51:35
>>33
日本の復興資金を敵国のアメリカで荒稼ぎするのか。

40名無しさん:2014/07/14(月) 19:53:21
大統領や各国首脳と麻雀で勝負するんですね、わかります

「千点でDC-4一機だ」

41名無しさん:2014/07/14(月) 19:57:43
まあ、実際には気晴らしだろうなあ。
史実以上に激務になっている総理大臣職についたのだから。
そういう気晴らしでもやらん事にはね。

42名無しさん:2014/07/14(月) 19:58:56
東一局親田中(山本)
カンカンカンカンツモ
なんて事も

43名無しさん:2014/07/14(月) 20:04:16
井上さん、史実の逸話を聞くだけでも
嫌味な人だからなぁ


幕臣の家系で生まれ、母は伊達一門の筆頭の石川家出身
趣味は音楽で琴やヴァイオリン、ギターを弾く
特に琴は芸者と合奏できる腕
海軍兵学校次席で卒業

こんな見るからに「高級軍人」が正論を真正面から述べて
一歩も引かないんだから嫌味だよ、可愛げがない

44名無しさん:2014/07/14(月) 20:04:49
>>42
やめて
やめてやめて      やめて

百円いれたんだからそれなりにはあそばしてよ

いちなり天和で「香澄、勝っちゃったぁ」はないだろぉ

45名無しさん:2014/07/14(月) 20:14:02
>>43
本人も辞退するだろうけど、組織の潤滑な運営をする場合には扱いが難しい人かあ。

46名無しさん:2014/07/14(月) 20:19:01
井上さんは酒の席で知人に嫌味言った事があったらしい。

47ひゅうが:2014/07/14(月) 20:20:11
>>43
そして将帥を格付けしていたりもする人ですからねw
同期や上官としたらかなり扱いにくい人だったのかもしれません。
しかし、教育者としては才能が抜群だったとも。
>>40
点セイバーとか、点DEとかどうですw

48名無しさん:2014/07/14(月) 20:37:21
戦後憂鬱の田中さんならカジノとか合法化して資金源にするのかな。

49名無しさん:2014/07/14(月) 20:42:28
カジノ合法化は治安悪化とかやみ組織呼び込みとかその辺と切り離せませんからね

50名無しさん:2014/07/14(月) 20:46:16
>>48
やらないと思うよ。
デメリットとメリットの釣り合いがとりにくい。

51名無しさん:2014/07/14(月) 20:47:14
それに、そういうのに割く余力もないでしょうしね。
外交環境や安全保障環境が史実よりも厳しい分、激務でしょうから。

52辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/14(月) 20:59:47
井上さんは頑固な上に正論で圧倒するタイプですからね……相手を引くに
引けない立場に追い込んでしまうこともあるしw まあだからこそあの状況で
三国同盟に反対したりできたんだろうけど

>>29
wktkしながらお待ちしておりますです。

53名無しさん:2014/07/14(月) 21:04:48
田中(山本)総理が渡米する際、時間的余裕があればラスベガスのカジノに寄りそう。
その度にカジノ側は戦々恐々になっていそうですが。

54名無しさん:2014/07/14(月) 21:08:58
史実でハマコーが相当負けて補填の為に金銭を某企業から受け取ってたな。

55名無しさん:2014/07/14(月) 21:22:59
>>49
反対派がよくそれ理由にするけど、公営ギャンブル場周辺は治安良くなるよ。
すっごい金が地域に落ちるから環境整備や治安維持に湯水のごとく投資できる。

公営ギャンブル場のない大阪西成と競馬場抱える宝塚、西宮の差を見れば一目瞭然。
非合法の賭場とカジノを一緒くたにしちゃいけん。

56名無しさん:2014/07/14(月) 21:37:12
>>52
まあ戦後は御隠居さんになられるのでしょうなあ。
本人も今さら国防軍に行って何ができるとも思えないだろうし。

>>55
そうなっていない事例もあるから反対論も根強い。
後、法規制との兼ね合いが面倒くさい。
まあ、現実でもある様に結論が出ない話だから触れるな危険だ、この話題は。

57名無しさん:2014/07/14(月) 21:49:17
井上さんは本来対立してる伏見宮ですら称賛してたしな…まぁよくて個人塾の講師だろうな
ただ、後世に伝える為に是非と取材を申し込む転生者記者はいそうだが


終戦後、多くの資料や設計図燃やしたけど後世(と個人趣味)の為に結構残しそうだな
ただし後に不利になる資料はことごとく闇に葬りそう

58ハニワ一号:2014/07/14(月) 23:02:06
かわぐちかいじの「僕はビートルズ」の主人公の4人組が戦後夢幻会世界にタイムスリップして原作同様の行為を行おうとしたらビートルズファンの夢幻会員たちの手によって消されそうだ。

59名無しさん:2014/07/14(月) 23:33:14
かわぐちかいじのは読んでいないが、生き残るのには「ずーとるび」の方をパクると路線変更で命乞い。

60 テツ:2014/07/15(火) 01:15:17
戦後夢幻会世界では戦国自衛隊的な作品ができるかな
あれは確か作者が「世間から爪弾きにされていた自衛隊を思い切り暴れさせたい」という思いが書く切欠だったらしいですが

61名無しさん:2014/07/15(火) 01:18:30
戦国辻ーんなるフレーズが出てきた。

62 テツ:2014/07/15(火) 01:20:37
米転がしで敵対国を締め上げる姿が想像できて怖いw

63名無しさん:2014/07/15(火) 01:22:42
ウェスタンアメリカ軍。

64yukikaze:2014/07/15(火) 01:26:35
>>57
まあ井上は性格的にかなり「アレ」ではありますが、その一方で
政治的にはこれ以上ない程アメリカが求める人材でもあります。

・ 新英米派
・ 三国同盟に最後まで反対
・ 基地航空部隊の拡充や島嶼をめぐる戦争になることを予測する先見性
・ 終戦工作に尽力

滅茶苦茶アピールしやすい人でもあるんですよ。アメリカ側から見れば
脛に全く傷を持っていませんので。
まあ・・・基本、阿部の中継ぎではあるんですけどね。

65名無しさん:2014/07/15(火) 01:27:04
ああ、デイビー・クロケットの代わりにアラモ砦で全滅するのかw

66yukikaze:2014/07/15(火) 01:29:44
それでは『血塗れの破壊神』の咆哮をお楽しみください。

  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

5 血塗れの破壊神

『日本海軍水上艦隊接近中』の第一報が入った時、オルテンドルフ提督は、「ハルゼーの
馬鹿野郎が」と、思わず口走ったとされている。
もっとも、彼の立場からすれば、そう毒づきたくなるのは無理もなかった。
確かに彼の旗下には、戦艦六、重巡四、軽巡四、駆逐艦二九、魚雷艇三十隻
という大兵力があった。
護衛空母部隊を除けば文字通り第七艦隊最強の戦力であり、世界中を見ても、
彼の率いる戦力を超える戦力は数えるしかいないであろう。
問題は、彼の艦隊に接近している艦隊が、その数えるしかない艦隊の一つ
なのである。
戦艦六、重巡九、軽巡四、駆逐艦二二。
額面上はほぼ互角に見えるが、相手には世界最大最強戦艦が2隻も控えて
いるのである。
こちらにもビッグセブンと謳われた戦艦が2隻存在するが、防御面にやや
不安を覚える艦であり、『巨龍』相手に喧嘩を売るにはいささか以上に
無謀すぎた。

故にオルテンドルフは、個艦性能ではどう考えても劣勢にならざるを得ない為、
それ以外のアドバンテージを用いて勝利をつかむしかなかった。
日本海軍の化物じみた夜戦技量を考えると、何も考えずに殴りあった瞬間、
アッパーカットを食らって1ラウンドKOされるのがオチだからだ。
少なくとも彼は、ソロモン海で日本海軍を舐めてかかって、アイアンボトム
サウンドで水葬されたキャラハンやクラッチレーの二の舞を踏むつもりは
なかった。

その回答として、彼は、全艦艇をサンベルナルジノ海峡に布陣させた。
サンベルナルジノ海峡は、最少狭隘部は五キロメートルほどしかない極めて
狭い海峡であり、艦隊運動に制約を生じさせる地形であった。
故に、オレテンドルフは、海峡入り口付近に魚雷艇部隊と2個駆逐隊(9隻)
を伏せておき、日本海軍が接近した所を見計らって突撃。
奇襲攻撃を受けて混乱した日本海軍が、急いで出口に向かおうとしたところを、
海峡出口でT字型に布陣していた戦艦部隊の砲撃で敵の頭を押さえつけ、
満身創痍になった所を水雷戦隊で止めを刺すという物であった。
電子機器と通信装備において世界最高の水準を誇るアメリカ海軍だからこそ、
この計画は可能であると考えられており、例え『巨龍』が相手であっても、
十分に勝算はあると、オルテンドルフは判断していた。
後世の目からみても、この布陣はよく考えられたものであり、仮にこれが
10隻程度の艦隊の突入だったら、間違いなくオルテンドルフの予想通りの
展開になっていた事だろう。

だが・・・この時点で彼は勝機を完全に失っていた。

67yukikaze:2014/07/15(火) 01:32:01
結果論から言えば、サンベルナルジノ海峡ではなく、スルアン島沖合で、
護衛空母と共同して日中に日本海軍と決戦した方が、まだしも展開は
違っていたであろう。
何故か? 彼は夜戦の恐ろしさを完全に理解していなかった。
夜戦で一番恐ろしいのは何かというと、闇夜により状況が不鮮明となり、
艦隊が混乱しやすいという事実である。
そしてそれは艦隊の規模が大きければ大きい程起こりやすくなるのである。
オルテンドルフの布陣は極めて合理的であるが、同時に巧緻に走った面があり、
ゲームならともかく、実戦でそれが完璧に運用できるかというと、極めて困難であった。
例えば隊内放送は、二重三重の通信ラインを備えていたものの、これだけの大艦隊が夜戦を
行う事自体が(演習を含めて)全くなく、序盤から飽和状態に陥っており、切り札のレーダーも
海峡の地形の問題から、接近するか、日本側が海峡から離れない限りレーダー射撃は不可能で
ありこれも予想外の誤算となっている。

そして何よりの誤算。
それは、日本海軍は、アメリカ海軍がサンベルナルジノ海峡で要撃をするだろう
という事を半ば確信しており、確実に先手を取るべく行動を開始した事であった。
そう。日本海軍に奇襲を取ろうと待ち構えていたオルテンドルフ艦隊は、逆に
日本海軍から奇襲攻撃を受けることになったのである。
10月30日午後11時50分。サンベルナルジノ海峡に多数の照明弾が投下された時、
彼の作戦は崩壊の一途をたどることになる。

この海戦の一番槍を得たのは、航空巡洋艦<最上><三隈>所属の水上爆撃機「瑞雲」であった。
海峡付近の探索を命じられていたこの機体は、海峡入り口にいくつかの航跡を発見すると、
ためらうことなく照明弾を投下。
いきなりの眩い光に慌てる魚雷艇に、両翼にある20ミリ機関砲を容赦なく打ち込んでいった。
まさか水上機がこれほどの重武装をしているとは思わなかった魚雷艇の何隻かはまたたくまに
大爆発を起こして沈没。そしてその爆発で、入り口付近に伏せていた部隊が暴露されるという
結果を齎していた。
奇襲という最大のアドバンテージを失った今、魚雷艇と駆逐艦の命運は決まったも当然であった。
10分も立たないうちに、彼らは護衛の重巡部隊によって一方的に叩き潰されていた。
ソロモン海の戦訓から、前衛部隊に強力な巡洋艦部隊を控えさせていたが故の勝利であった。
そしてこの一方的な勝利の中、<利根><筑摩>の艦載機から、海峡出口に有力な艦隊が
布陣している通信が入った事で、アメリカ海軍の手の内は完全に曝け出されることになる。

68yukikaze:2014/07/15(火) 01:34:59
それでもまだオルテンドルフは、自軍が有利であると思っていた。
なにしろ自分達は圧倒的に優位な陣形で布陣しているのである。
魚雷艇と駆逐艦の一部で敵戦力を漸減することは出来なかったが、それでも
海峡から出てきた敵艦隊を、1隻ずつ確実に砲撃を加えていけば、予想より
も苦戦するかもしれないが、最終的には勝利を得られると。
しかし彼の思惑は、海峡出口から現れた『巨龍』の咆哮により、絶望へと
追いやられることになる。
未だ海峡側にいる為に満足いくレーダー射撃が不可能なオルテンドルフ艦隊に
対し、海峡出口にいる為にレーダー射撃が可能となっていた武蔵は、
距離1万5千メートル付近に布陣していた敵水雷部隊に対し砲撃を加え、
右翼部隊旗艦のフェニックスに損傷を与えることに成功する。
これにより右翼隊指揮官のバーケイ少将が昏倒し、右翼隊の隊列が乱れる中、
武蔵は海峡を悠々と離れ、2万5千メートルの彼方にいる敵戦艦部隊への砲撃を開始する。
勿論、オルテンドルフ少将にとっても待ちに待った好機であり、旗下戦艦部隊に対し応射を命令。
ここにサンベルナルジノ海峡沖海戦が本格的に開始されることになる。

そして右翼隊の混乱はあったものの、計画通りに先頭艦の武蔵に砲撃を加えていたことに満足して
いたオルテンドルフであったが、確実に数発は食らっているのにも関わらず、悠然と距離2万に
まで接近し砲撃を加える武蔵の姿を見て、それまであった高揚感はすっかり消え去っていた。
しかも戦艦部隊を率いていたウェイラー少将座乗の<ミシシッピー>が、位置の偶然から、
海峡から突破してきた大和の砲撃で、一撃で轟沈したことで、全艦隊に混乱の輪が広がることになる。
本来なら敵戦艦部隊に襲い掛かるはずの右翼部隊は、先ほどの武蔵の砲撃による一時的な混乱により
生じた隙を突かれ、敵重巡部隊と水雷戦隊(妙高級2隻、高雄級1隻、第四水雷戦隊)に抑えられ、
効果的な牽制が出来ない状況に置かれていた。
この状況を何とか打開しようと命令を下そうとしたオルテンドルフであったが、その機会は永久に
失われることになる。
大和級及び長門級の後から海峡を抜け出た扶桑級2隻が、大混乱中の敵戦艦群ではなく、左翼に
陣取っていたオルテンドルフの巡洋艦部隊を砲撃、彼の旗艦である<ナッシュビル>を轟沈させた
からだ。敵左翼部隊を打破することで、残りの重巡及び水雷戦隊で(最上級4隻、利根級2隻、
第二水雷戦隊)敵戦艦部隊の後方に回り込ませ包囲殲滅しようと考えたのだが、彼らは想像以上の
大金星を得る事になった。

そこから先は文字通りの虐殺であった。
まず最初に膝を屈したのは、オルテンドルフを失った左翼部隊であった。
扶桑級2隻の砲撃により、3隻の巡洋艦と2隻の大型軽巡洋艦は一方的に打ち据えられることに
なり、何とか反撃しようと突撃するも、重巡6隻によって袋叩きにあうことになる。
勿論、お供の駆逐艦は、日本海軍最強の第二水雷戦隊によって、スクラップになる運命になる。
右翼隊はそれに比べるとまだ健闘した方であり、<鳥海>及び駆逐艦2隻を中破させたものの、
それぞれの水雷戦隊の雷撃能力を高める為に各1隻ずつ配備された重雷装艦<北上>の雷撃により
大型軽巡洋艦2隻と駆逐艦2隻が相次いで撃沈され、かろうじて回避した重巡1隻も、<妙高>
<羽黒>によって沈められることになる。
そして主力決戦というべき戦艦部隊の殴り合いであるが、戦艦部隊が大和級に砲撃を集中させた
ことが災いし、<長門>と<陸奥>の砲撃で、最後尾を走っていた<カリフォルニア>と
<ペンシルヴァニア>が一方的に打ち据えられた末に撃沈。
もはや退却する選択肢をなくした<ウエスト・ヴァージニア>以下3隻は、少しでも日本海軍
への被害を増やそうと、近距離砲戦に打って出ようとするが、逆にそれは大和型に自らを
生贄に捧げるようなものであり、<ウエスト・ヴァージニア>と<メリーランド>が、それぞれ
<大和>と<武蔵>によって轟沈され、最後に生き残ったテネシーも<長門><陸奥>の2隻に
よって大破戦闘不能に陥り、その後静かに沈んでいくことになる。

69yukikaze:2014/07/15(火) 01:36:07
かくして1時間に渡る海戦の後、宇垣艦隊は隊列を素早く整えると、目指すレイテ湾へ向け
進撃を開始した。
もはや彼らを遮る壁は殆どなく、オルテンドルフ艦隊の状況が分からず混乱に陥っている
ハルゼー艦隊が、レイテ湾突入までに宇垣艦隊を補足する可能性はゼロと言ってよかった。
彼らが情報を確定できるのは早朝であり、その時には宇垣艦隊はサマール島沖へと進み、
ハルゼーの目の前には小沢機動艦隊が食らいついているのだ。
少なくとも彼らの空母機動艦隊が何か手を打つには、ハルゼーはいささか踏み込みすぎていた。

そして11月1日。アメリカ海軍から『血塗れの破壊神』と恐怖されることになる、大和級の
伝説に更なる1ページが刻まれようとしていた。

70New:2014/07/15(火) 01:39:53
乙いよいよ始まる大和伝説w。
少なくとも戦後大和ホテル、武蔵御殿とか言わせねえw。

71名無しさん:2014/07/15(火) 01:47:41
とりあえず米海軍は泣いていいと思う。

72yukikaze:2014/07/15(火) 01:51:25
とりあえず投下完了。何とかできた。

終わってみれば一方的なワンサイドゲームでしたが、これは
アメリカ海軍第七艦隊の練度が、大規模夜戦をやるには到底無理な
レベルであったのに対し、日本海軍は漸減作戦の影響で、大規模夜戦の
経験が曲がりなりにもあった事が大きいです。

あと、史実では活躍した水雷艇と駆逐艦ですが、海流が急な、サンベルナル
ジノ海峡で開戦させることで、実質的に無力化させました。
まあ奇襲するつもりが奇襲されれば、大規模夜戦の経験ないことから、まともな
戦隊機動は不可能でしょう。

砲撃戦については、2万メートル付近で当たったりしていて、史実の結果見ると
実現は困難なのですが、ここはまあお話を盛り上げるということで勘弁してください。
あと、旧式戦艦群が簡単に爆沈していそうに見えますが、あっけなく沈んだのは
ミシシッピーだけで、それ以外の船は基本滅多打ちです。
コロラド級2隻については、1万5千メートルを切った所で被弾したせいで、弾薬庫誘爆による
轟沈ですが、その間にも結構ダメージ受けています。

次回はいよいよレイテ湾での大宴会(前菜がスプレイグ艦隊)となります。
次回と最終回の2回かなあと思いますが、最後は海戦パートはあっさり終わらせて
政治パートをつらつらと書くかも。

最後まで見守ってくださいな。

73名無しさん:2014/07/15(火) 01:58:43
現時点の戦艦撃沈スコア
大和 撃沈2
武蔵 撃沈1
長門 撃沈1
陸奥 撃沈1

74yukikaze:2014/07/15(火) 02:04:22
>>73
第三次ソロモン海戦第二夜戦で、大和がサウスダコダ沈めていますんで、
この時点で大和は敵戦艦3隻沈めています。

この後の奮戦考えると、そりゃあ「血塗れの破壊神」呼ばわりされるわ・・・

75yukikaze:2014/07/15(火) 02:19:34
ちなみにひゅうが氏の記載とも併せて考えると

大和 <サウスダコダ><メリーランド><ミシシッピー>
   <インディアナ><アイオワ><ニュージャージー>

武蔵 <ウエスト・ヴァージニア><アラバマ><マサチューセッツ>
   <ワシントン>

陸奥 <ペンシルヴァニア><テネシー(長門と共同)><ノースカロライナ>
   <ウィスコンシン(大破)>

長門 <カリフォルニア><テネシー(陸奥と共同)><ガングート><セヴァストーポリ?>
   <アルハゲリンスク>

日本海軍戦艦部隊どんだけ敵対国の戦艦沈めているんだよ・・・
アメリカ海軍に至っては新型戦艦ほぼ全滅しているし。

76名無しさん:2014/07/15(火) 02:25:13
食い過ぎで腹壊すぞ、日本海軍戦艦部隊。

77未熟者:2014/07/15(火) 02:26:29
何だかんだで決戦思想での猛訓練が役に立ってるなぁ。
精神と技量に頼りすぎるのは良くないけれど「訓練に限界なし」は間違ってないよね。

78名無しさん:2014/07/15(火) 02:34:31
この世界の艦これは戦艦の能力が更に凄まじいことになってるな……
と言うか沈めすぎだろ!?正に伝説と呼ぶに相応しい。

79taka:2014/07/15(火) 04:16:55
米軍の沖縄攻略時の初期。
このようなジョークが米兵の間で流行った。

『北部に近いだけ天国に近づき、南部に下がるだけ地獄へと近づく』

これは、抵抗が全く起きずに易易と占領できた北部。
今もなお激しい抵抗が継続されている南部との比較をさす。
上陸後、北部と南部を分断し各地の制圧を開始した米軍であったが、その差は歴然だった。
遅滞任務部隊の細細とした誘引撤退の後、主要陣地へと到達した米軍は猛反撃を受けた。
メートル単位で進むのに損害を出し、血と肉を代償に敵地を占領していく激戦の大地。

それと比較すればあまりにも北部の占領は容易かった。
各地に残され破棄された監視哨と、軍の指定により避難していた数万人の沖縄県民達だった。
(戦後の調査によると県民の疎開は軍によって積極的に行われ、かなりの数が疎開船団により九州や台湾へと逃れていた。
 ただ、疎開の勧告と促進にも関わらず沖縄の地を離れるのを拒む住民が多数存在したらしい)
彼らを簡単な収容所に隔離した米軍は各地を掃討したが拍子抜けする程抵抗は無く北部の掃除は完了した。
敵が存在しなかったのだから当然だろう。あちこちに残る残骸や破壊された設備だけだった。
米軍は「主戦力と防御陣地を南部に集中させた日本軍の戦術の結果」と判断した。
あちこちに検問と監視哨が作られ、警邏部隊が巡回をしたものの、ただそれだけだった。
ドロドロと砲撃と炸裂音が絶えず鳴り響く南部と異なり、北部はまさに平穏そのものだった。
数十キロを堺にした天国と地獄。南部の激戦地で戦う兵士達は、のんびりと警邏任務を行えばいいだけの北部の兵士達を羨んだ。

そう、初期はそう言われた。初期の頃は。


『ギゴウヨリカクタイヘ、ジョウキョウヲカイシセヨ』

謎の通信が雨季の始まりつつある沖縄に発せられた。それが始まりだった。


小雨が降り注ぐ夕暮れ、十数両のトラックが泥濘始めている道路を走っていた。
上陸地点から揚陸された補給物資を前線へと届けるための輸送部隊だ。
護衛のための軽装甲車が先頭を走っているが、車長が雨を嫌って車内に引っ込んでいる有り様だ。
油断も仕方ないと言える。上陸地点から前線への補給路が攻撃されたのは時折飛んでくる夜襲部隊の航空攻撃であり。
陸兵などによる伏撃はただの一度も存在しなかったのだから。
そう、今の今までは。

「来たぞ、攻撃用意」

鋭い眼光を眼鏡に隠した男が、側にいる兵士に告げる。
米軍車両の数えきれない轍が刻まれた道路の横に広がる背の低い灌木と茂み。
そこに潜む2個小隊の兵士達は、雨の中無音で獲物が横腹を見せるのを待っていた。

「攻撃、用意」

静かな伝令の一言で、彼らは獲物に突き立てる刃を構える。
彼らは通常の軍服の上に、ドイツ武装SSが着ているような迷彩ポンチョをかぶっていたのである。
加えて身体のあちこちに草木の枝を引っ掛けている為、暗がりも相まって彼らへの視認率はかなり落ちていた。
その手には陸軍主導で開発された四式自動小銃、百式短機関銃(着剣機能と二脚は無い)
擲弾筒、九十九式軽機、対破甲無反動砲(パンツァーファースト)、ロタ砲……
各地の隠匿集積所から持ち出してきた兵器の数々が、トラック達が来るのを待っている。

そしてスピードを上げもせず下げもしないトラックの車列が間合いに入ってきた直後。

80taka:2014/07/15(火) 04:17:33

「てぇ!」

先頭の装甲車の横っ腹にロタ砲の一撃が浴びせられたのが始まりだった。
運転手が死傷したのか、道路脇の灌木に突っ込む装甲車。
いきなりの攻撃と装甲車の大破に動転したトラック群だが、彼らにはスピードを上げる事も脇道に逃げる事もできなかった。
無反動の一撃で横転するトラック、擲弾筒で運転席が吹き飛ばされ脇道へと突っ込むトラック。
横転したトラックに慌てて急停止するものの、後ろから続いてた別のトラックに追突され多重事故を起こす。
慌てて飛び出した護衛の米兵たちは、四式自動小銃や百式、軽機の集中射撃によりバタバタと撃ち倒されていく。
派手な爆発音と共に、最後尾に居たトラックが爆発する。燃料か弾薬でも運んでいたのだろう。

「よし、トラックは殲滅した。撤収だ、警邏隊が来る前に引くぞ」

男、中尉の命令が発せられると共に、攻撃を終えた兵士達は素早く茂みをかけ後方へと下がっていく。
中尉もキャンプファイヤー・ロードと化した道を一瞬見据えた後、素早い動きで茂みの奥へと駆け込んでいった。
残されたのは炎上、小爆発を繰り返す二度と動かぬ車列と、僅かな「ヘルプ、ヘルプ…」といううめき声のみ。

この日、後方の補給路を移動していた補給段列が複数攻撃され、数十両の車両と膨大な物資、輸送に従事していた多数の歩兵が死傷した。
最初は前線からの敵歩兵の浸透かと思われた。次は、最近活動を増してきた夜襲部隊の攻撃だと疑われた。
だが前者は戦線の密集度と激しさからありえないとされた。
後者は攻撃された段列の被害状態、僅かな生存者から否定された。
自分たちは歩兵部隊の攻撃を受けた、飛行機からの攻撃ではないと。

確信は、米軍キャンプの弾薬庫爆破だった。
敵侵入により銃声が木霊するキャンプの端にある、弾薬庫が爆薬によって吹き飛ばされたのだ。
どうやら負傷した侵入者が爆薬で自爆したらしく、他にも複数の車両を破壊した兵士が三人ほど射殺された。

死体の検分を行った将校たちの面付きは険しかった。
カーキ色とは違う緑色の軍服。武装SSを彷彿とさせる迷彩ポンチョと顔にも塗られた迷彩塗料。
装備も短機関銃や自動小銃、爆破装置付きの爆薬と優良だった。
彼らと戦った米兵たちも最後まで抵抗した粘り強さと執拗さを証言した。

「コマンドですよこいつらは。後方撹乱の為に襲撃を仕掛けてきたんだ」

検分に参加していた英軍の将校が、呻くように呟いた。
こうして、北部における米軍の安寧は終わりを告げたのだった。


そう、北部は安全などではなかったのだ。
確かに、大部隊は全く配置されていなかった。
配置されていたのは、2個中隊にも満たない兵士達。
米軍上陸のわずか半月前に輸送機で沖縄に降り立った精兵達だった。

彼らは住民や一般将兵にも知らされてない隠蔽壕に潜み、ただ機を待った。
米軍の注意が南に向き、北に対して無防備に背を向ける瞬間を。

そしてあの電文が届いた瞬間に、彼らは米軍の背中にナイフを突き刺した。
同じく分散隠蔽された小規模な武器庫に隠された武器を手にし各種破壊工作を行ったのだ。
陸軍中野学校卒の士官達に率いられ専門の訓練を受けた兵士達は冷徹に、確実にそれらを実践し成功させた。

斯くして、沖縄は本当の意味をもって地獄の島と化した。
この島に安全な場所など無い、と米軍はその身の痛みを持って知った。

潜入部隊である義烈空挺隊はわずか2個中隊にも見たぬ戦力で米軍後方を撹乱。
増援として空挺降下した『薫空挺隊』、遊撃訓練を受けた高砂兵達と共に終戦まで闘いぬいた。
終戦に投降した生還者は両隊合わせてたった8名のみ。
米軍戦史に『極東の緑の悪魔』と刻まれ恐れられた彼らの戦いは両国で長く語り継がれる事になる。

終わり

81taka:2014/07/15(火) 04:21:40
yukikaze氏乙です。
ベートーベン/交響曲第7番 第4楽章を聞きながら拝見しました。
大和の艦橋で「こいつはいい、どこを向いても戦艦と巡洋艦だらけだ、撃てば当たるぞ!」
とハッスルしてそうな気がしましたw
これだけ活躍すれば海上ホテル呼ばわりは返上ですね。戦後、雨さんが変な方向に志向しないといいんですがw

82Monolith兵:2014/07/15(火) 04:59:34
>>32>>34-36>>52
ありがとうございます。
さあ、頑張って続きを書きあげようか。

>>66-69
乙です。
これは酷い。w潜水艦を配備できたら米軍の勝利だったかもしれないけど、水上艦隊が狭い海峡に陣取るなんて自殺行為だし、オルデンドルフは大和と武蔵を意識しすぎたんだろうな。
これは伝説になるのは間違いない。w

>>79-80
乙です。
日本で特殊部隊物のFPSが作られるとしたら、これが題材になるだろうな。
いや、Hidden&Dangerousあたりで、SAS VS 日本軍特殊部隊というミッションが入りそうな予感。

83名無しさん:2014/07/15(火) 07:33:32
史実大和型が一度も艦隊決戦が行われなかった事を悔やむ大活躍ぶりだな

84名無しさん:2014/07/15(火) 07:40:31
今だけ暴れても尚アメリカの前に敗北するのだから帰ってアメリカの化け物さ加減が明らかになるな(汗
冷静に考えれば考えるほどアメリカは敵に回すもんじゃねえ、ってなる(汗

85New:2014/07/15(火) 08:16:00
乙です。米軍は火力戦かゲリラ戦で精神摩耗起こしてますね。
英軍がいるのである程度は対策がなされるでしょうがかなりの数を北部に
はりつけないといけない。

86名無しさん:2014/07/15(火) 08:26:37
特殊部隊はやはり良い!
戦後もどこかへ派遣してそうですね

87辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/15(火) 09:56:09
乙でした!

>>66-69
これはさすがにオルデンドルフに同情しちゃいますねえ。書類上の戦力は同じなのに
中身の質が違いすぎる上にどこで待ち構えてるかまで予想されてるとか……。
まあこれで日本戦艦部隊の伝説は最高潮……ではなくまだクライマックスの
沖縄とエンディングの北海道があるんですよねw

>>79-80
S特か義烈か分かりませんが史実で間に合わなかった特殊部隊の活躍が
ヒメユリ部隊など民間人の被害を減少しつつできるのは有り難いですね。
こっちもいずれ沖縄に来ると予想できてたからこそ早いうちから準備期間を
与えられてベトナム戦争よろしく秘密の地下壕とか作ってるんでしょうね。

88名無しさん:2014/07/15(火) 10:10:16
大鳳艦長菊地は憂鬱から来た菊地だったりして

89名無しさん:2014/07/15(火) 10:25:58
>>88
大鳳は結論から言うと沈みますからねえ。
信濃と瑞鶴、葛城・笠置、隼鷹の内瑞鶴も沖縄戦で天城・雲龍と共に撃破されますし。

90名無しさん:2014/07/15(火) 12:02:46
投下乙です…そういや金剛級は?

レイテ沖海戦か…暁のデッドヒート思い出すな

91名無しさん:2014/07/15(火) 12:28:10
コロラドは何処にいった?

姉妹艦は全て沈んでるけど

92New:2014/07/15(火) 12:38:48
迷彩ポンチョと並んでお手製のギリ―スーツ着た兵士とかも紛れてそうだな。
大場栄とかもいたりして。

93名無しさん:2014/07/15(火) 13:34:16
コマンドの中に舩坂はいるのだろうか
いたら沖縄が最悪の地獄と化すな

94名無しさん:2014/07/15(火) 14:12:25
>>93
終戦で投降した生存者は8名だが、後で一人追加して9名と訂正された
なに、アメリカ人が数字を数えられないからなんてわけじゃない、一人が蘇生したからだよ
誰が蘇生したかなんてもうわかるだろ?

95taka:2014/07/15(火) 14:12:42
>Monolith兵氏

沖縄キャンペーンとかありそうですね
攻撃開始から終戦までの道のりとかバックナーに対する襲撃とか

>New氏

破壊工作による損害もそうですが、戦線の後方と前方をなくすのも目的です
水上艦隊も適時攻撃に見舞われるから、それこそグァム辺りまで戻らないと安心出来ないですねぇ

>>86

冷戦期にもあれこれ暗躍しそうな

辺境人氏

第一陣が兵力増強した義烈で、第二陣が転用した薫空ですね
ちなみに沖縄戦が始まると想定した時から先任士官や中野卒の士官が現地入りし地形調査などを行ってます
わざわざ本土から連れてきた工兵を使って隠蔽壕や兵器庫なども作っていました
合言葉は『婆さんの家に泊まるな』です

>>92

ギリースーツや試作の迷彩服を着ている兵士も居ました。
第二陣の高砂兵達はポンチョではなく迷彩服を着ている設定です。
大場さんが居たかどうかは不明という事で

>>93

船坂氏がマリアナ・パラオ諸島の戦いでなく沖縄に居たかどうかについては想像のままに
彼が居なくても中野学校の士官に率いられた精鋭部隊なので沖縄は地獄とかしました


しかし、第一陣(200〜250名)と第二陣(200名弱)を投入して生存者8名か
これを多いと見るか少ないと見るか……

96New:2014/07/15(火) 15:31:12
負傷したら基本足でまといのため見捨てるか介錯するかですからねえ・・・。
8名でもまだ多い方かと・・・投降したあと米軍の扱いもかなりおっかなびっくりだったでしょうね。
終戦間際では米軍から奪った装備とかがほとんどだったかも。

97Monolith兵:2014/07/15(火) 15:45:43
特殊部隊は補給を受けないこと前提の作戦活動だしね。
むしろ、武器弾薬を得るために積極的に攻撃する。
H&Dシリーズではそこらへんも考慮して作ってある。

98名無しさん:2014/07/15(火) 16:08:31
きっと鹵獲した米国兵器の操作についても事前にしっかり学んでるんだろうね

99名無しさん:2014/07/15(火) 16:30:57
沖縄の米軍全体に日本軍コマンドは発見次第即射殺せよと命令がだされてそう

100名無しさん:2014/07/15(火) 16:44:17
誤認射殺される住民がでそうで鬱ですなあ




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