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中編以上のネタの書き込み【架空戦記版】 その1

1ひゅうが:2014/07/13(日) 23:52:08
ネタスレから発展した中・長編や連載のうち、ミリタリー分多め(例:史実準拠)のネタを書き込んでください。
試験的に投稿される場合はネタの書き込み板にどうぞ。
ネタ内容に関係のない雑談・議論は雑談板にお願いいたします。

投稿にあたってはマナーを守り、常識の範囲内でお願いいたします。
二次創作にあたってはルールのあるものもありますので(例:らいとすたっふルール2004等)そちらも参照ください。


※ 投稿にあたっては下記注意事項をよく読み、それに則りお願いする次第です。 デン氏作成「中編以上のネタの書き込み用 規則10条 −   Ver1.02」 更新 2012年 2月28日

【新板につき暫定的に流用させていただきました。】


――このスレには注意すべき事や規則があります。以下の文をお読みになり承諾できる方のみお読み・書き込みしてください。

一つ、ここは中編以上のネタ用スレなので様々な話が長期に渡って飛び交う可能性があります。場合によっては個人的に好きな内容や嫌いな内容が出る事がありますので、それらを覚悟した上でお読み・書き込みをしてください。

二つ、ここは中編以上のネタ用スレなので「少々の議論」はともかく、「本格的過ぎる議論」や「相手の価値観を潰す議論」は絶対にしないでください。以前それが原因で話が失速や潰れたりしています。冷静かつ楽しく書き込みを行って下さい。

三つ、ここでの話題はネタスレで中編以上のネタスレへの移行が推奨された話題のみです。それ以外の話題についてはネタスレに書き込むようお願いいたします。

四つ、「不適切発言」や「暴言」、「高圧的な発言」はしないでください。

五つ、ネタSSを投稿する際は出来るだけ、前持って投稿宣言をして下さい。いきなりですと動揺や迷惑、SSの分断の元になる可能性がありますのでご協力をお願い致します。

六つ、ネタSSは原則何でもご自由ですが「生々し過ぎる・性的・残酷すぎる」SSは禁止です。それらを守れれば「自重しないSS」はOkです。後は七つ目を読み、警告を入れましょう。

七つ、ネタSSが人を選ぶ様な場合はSSの最初に警告で目立つ様に表示してください。

また、ウィキに搭載しても良い場合は警告の時に一緒に供述してください。またこのSSに限り何か禁止、許可したい場合なども警告に一緒に供述してください。

八つ、他作者の二次創作関連の話は慎重に取り扱いましょう。荒れる可能性が高く、他作者のファンの皆様の機嫌を損なう可能性があります。十分気をつけましょう。

九つ、産業作品や他作者の二次創作関連も含め、批評などは「きちんとした理由」なしに書き込まないようにしましょう。元々二次創作などは炎上しやすく、些細な事でここの掲示板に多大な迷惑をかける可能性が高いです。そこら辺もよく考えた上で書き込みましょう。

十つ、みんなで仲良く話しましょう。

次スレは>980が立てること、できない場合はスレ作成を依頼して下さい。

2 テツ:2014/07/14(月) 00:01:14
スレたて乙です

3ハニワ一号:2014/07/14(月) 00:20:37
スレ立て乙です。

4yukikaze:2014/07/14(月) 01:06:09
スレ立て乙です。では記念にレイテ沖海戦第四幕を。

  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

4 決戦開始

―――我、日本海軍ノ全力出撃ヲ確認セリ

この報を潜水艦から聞いた時、アメリカ海軍第三艦隊司令部は
色めき立つことになる。
これまでさんざん煮え湯を飲まされてきた連合艦隊が遂に出撃してきたのだ。
今度こそアメリカ海軍が凱歌を上げてみせると思うのは無理もなかったであろう。

もっとも、第三艦隊司令部に不安要素がなかったかと言えば嘘になる。
最大の不安要素は、マリアナ沖海戦から碌に準備期間を置かずに作戦を発動した
ことにより生じる練度不足であった。
戦艦や巡洋艦等は、マリアナ沖で日本海軍が空母を執拗に狙ったお蔭で、最小限
の損害(それでも大型巡洋艦4隻が海の底に転属したが)で済んだものの、前述
のとおり、空母4隻は最低限の艦隊運動しか訓練しておらず、また、輪形陣の外周
に配備していたが故に、マリアナ沖で大きな被害を受けた駆逐艦群も、かなりの数
が取り替えられたために、個艦の練度はともかく、艦隊の運用には不安を抱えていた。
また、母艦航空隊についても、ソロモン並びにマリアナで2度も全滅してしまって
いた事で、実戦経験の長いパイロットが大きく減ってしまい、その大半が、訓練は
しっかりしているものの、実戦経験に乏しいパイロットが主力であり、更に言えば
対艦攻撃訓練についても、あまりしたことがなく対地攻撃ならともかく、対艦攻撃
においては能力が不足するのではと見られていたのである。

この要因が、フィリピン沖海戦において、ハルゼーの行動を縛り続けていたと言える。
彼自身は、日本海軍母艦航空隊も又相当の損耗をしており、恐らく自分達よりも練度
は下であると考えていたものの、艦隊運用については日本海軍の方が上であり、仮に
こちらが敵空母機動艦隊に拘束されている時に、日本海軍水上艦隊が突撃してくれば、
それこそ艦隊が壊滅しかねないと判断していた。
ソロモン海において、日本海軍の夜戦の技量に散々悩まされ続けていたハルゼーだから
こそ、彼は日本海軍水上艦隊の恐ろしさを適切に理解していた。
何しろあの時の一連の海戦で、アメリカ海軍が戦前に保有していた空母と巡洋艦部隊は
その悉くが沈められたのである。彼にとってはあまりにも苦すぎる教訓であった。

5yukikaze:2014/07/14(月) 01:08:44
だからこそ10月30日早朝、日本海軍空母機動艦隊を発見しようと、北方に向けて索敵機を放ち、
そして同じころに、第七艦隊所属の護衛空母から、有力な日本海軍水上艦隊が、フィリピン群島
中間部の狭隘な水域に突入したことを知らされた時、彼はためらうことなく、敵水上艦艇に攻撃隊
を繰り出せる2個任務部隊(正規空母4隻、軽空母4隻)に全力攻撃を命じている。
日本海軍の狙いがレイテ湾の奥底に集結している輸送船団であるのは誰の目にも明らかであり、
彼らの戦力を考えれば、第七艦隊で防げるかは突破される恐れが高いからだ。
故に、ハルゼーは艦隊をゆっくりと南下させつつ、日本海軍空母機動艦隊が襲来する前に、時間の
許す限り、水上部隊を叩き潰すよう命令した。

10月30日午前10時35分。早期に決着をつけようとするハルゼーの意思の表れか、宇垣中将率いる
第一遊撃部隊に放たれた攻撃部隊は、戦爆連合併せて100機であった。
後の空母機動艦隊決戦を考えれば、過剰ともいうべき戦力であったが、水上艦隊が幾ら恐ろしい
とはいえハルゼーにとって敵の主力は空母機動艦隊なのである。
そうであるが故に、遊撃戦力である敵水上艦隊を早期に撃破し、空母機動艦隊決戦に専心できる
ようにしなければ意味がないのである。
戦力の集中を手掛けたという点でも、ハルゼーが堅実な指揮官であったと言えるであろう。

だが、この第一次攻撃隊は、ハルゼーの期待を大きく下回ることになる。
まず誤算の一つが、敵水上艦隊が防空任務に軽空母2隻を従えていた事である。
<瑞鳳>と<龍鳳>は、一部対潜用に九七式艦攻を積んでいる以外は、全て戦闘機で艦載機を
固めており露天係止も含めて、双方合わせて60機近い戦闘機を運び込んでいた。
勿論、全戦闘機を最初から繰り出すことなどあり得る事ではなく、第一次攻撃隊が襲来した時に、
艦隊上空に陣取っていたのは24機程であり、本来ならば数で押しつぶされるはずであった。
だが、第一次攻撃隊が襲来した時、艦隊を守護していた戦闘機は70機程度存在していた。
これは、序盤の空襲で被害を蓄積されながらも辛うじて戦力保持に成功していた第二航空艦隊が、
艦隊直援として派遣した基地航空艦隊の戦闘機であったのだが、一部には、富永中将の失態で
全軍に恥を晒した第四航空軍所属の生き残った戦闘機が、汚名を返上する為に出撃したものもあった

6yukikaze:2014/07/14(月) 01:11:11
次の誤算が、敵に戦闘機部隊はいないと考えていたハルゼー艦隊は、戦闘機の比率を30機程度
とする代わり、攻撃隊の比率を大目にしたことであった。これにより、第一次攻撃隊は自軍より
も多い敵戦闘機部隊の奇襲を受けた時、直援部隊が効果的な防衛戦を行い難い状況に陥ることになる。
そして最後の誤算が、日本海軍水上艦隊の弾幕密度が、マリアナ沖の時よりもはるかに密度が高かっ
たことによるものである。
マリアナ沖の母艦航空部隊の被害を重く見ていた古賀と南雲は、今後、敵母艦航空隊との決戦におい
て劣勢になる可能性が高く、その為には艦隊防空の強化を図る必要性があることに意見が一致。
この時期、<北上><大井>を除く、生き残っていた5,500t型の防空巡洋艦化(史実五十鈴と同じ)
及び扶桑型の防空戦艦化(中央砲塔2基を取り払い、その代わり多数の高角砲と機銃を装備している)
の完了だけでは満足せず、妙高型・高雄型の防空巡洋艦化(史実摩耶と同じ)並びに、他の艦艇にも
高角砲や機銃を可能な限り装備させている。
特に効果的だったのは、各大型艦から発射される多連装式の対空ロケット砲であり、その特性から
迅速に次弾発射できないという欠点はあったが、一斉に射点についた雷撃機が多数撃破・撃墜する
という戦果を挙げることに成功する。艦艇にとって何より怖いのは魚雷による攻撃だからだ。

もっとも、数が数であるため、日本側も無傷で済むわけはなく、<愛宕>に爆弾が4発命中し大破。
防空巡洋艦の<鬼怒>が撃沈。各大型艦艇も1〜2発ずつ爆弾を受けることになる。
ただし攻撃隊の規模を考えると、従来の状態ではこれに倍する被害を受けたことは確実であり、
南雲司令長官が、松田千秋少将から航空機に対する最新の回避運動をまとめた冊子を受け取り、
最新の戦訓を反映させたそれを連合艦隊全所属の艦艇に強く訓練させたことも、被害を局限させ
たことに繋がっている。

かくして第一次攻撃隊が実質失敗したハルゼーは、午後三時までの間に、都合二波、合計180機
余りの攻撃隊を繰り出すことになる。
本来ならば、四波位は出せる筈であったのだが、第一次攻撃隊の被害が予想よりひどく、その日
に再整備で使える機体が少なかった(ただし、翌日には大分復旧できている)のと、第二次攻撃
隊を出撃させた直後に、小沢機動艦隊を発見し、しかもその進撃速度が予想以上に速かったために、
ここで航空機部隊を過剰に消耗することは現に慎むべきであるという幕僚陣の反対が出たためである。
この進言を受け入れたことが、ハルゼーの失策の第一ポイントとされるわけだが、それでも二波180機
の攻撃のみならず、第七艦隊第三護衛空母群、第四護衛空母群(それぞれ5隻)も、攻撃ポイントに
いた事から合計60機程度の攻撃隊を繰り出しており、ハルゼーの第三派が戦場から離脱する頃には、
<瑞鳳><阿賀野>沈没、<龍鳳>は大破。<武蔵>が被雷2により2ノットほど速度を低下し、
<高雄>も脱落という被害を受け、午後3時25分に、宇垣提督は全艦艇に一斉反転を命令している。
そしてこの光景を見たハルゼー艦隊は、宇垣艦隊は突入を断念したと判断。
以降、明日確実に激突するであろう小沢機動艦隊への対処を最優先にすると決断している。
確かに、何隻もの大型戦艦が爆弾による損傷で煙を吹き、中には速度を低下させたり、幾分傾いたり
している姿を見れば、そう判断するのは無理もなかった。

しかし、歴史はこの決断を以て、フィリピン沖海戦の勝敗は決したと断じることになる。

7yukikaze:2014/07/14(月) 01:21:46
以上でレイテ沖海戦第四幕終了。
正規空母4隻、軽空母4隻あって投入規模少なくね? と思われる方
多いかもしれませんけど、何しろこいつらには翌日の小沢機動艦隊との
決戦もありますんで、何も考えない全力出撃なんて土台無理です。
実際、史実での攻撃部隊は6波180機程度です。
それを考えれば、ハルゼーは決して舐めてはいないんですよ。

逆に日本側の被害がこれだけで済んだのは、第一から第三次までまがりなりにも
直掩隊がいたことで、ある程度の妨害が出来たのと、艦隊防空火力の史実以上の増大に
回避運動の適切化によるものですね。
後はアメリカ海軍の空母艦載機が対艦攻撃に慣れていなかった(至近弾を命中と間違える例多数)
ことや、猛烈な対空火力に怖気ついたパイロットも多数出ていた事も大きいですね。
それでもある程度の被害が出ましたが。

次回はいよいよ大鑑巨砲主義者歓喜の時でございます。

8 テツ:2014/07/14(月) 01:26:11
乙でした
ブルは名前と違って意外に堅実な手腕だったんですねぇ

次はいよいよ鋼鉄の暴風吹き荒れるリヴァイアサンたちの大宴会(血祭り)ですかw

9New:2014/07/14(月) 01:34:58
乙です。この対応のせいでレイテ湾への突入フラグ立つわな。
・・・無能が逃げたせいで航空隊のみなさんがめがっさ汚名返上に燃えているな。

10yukikaze:2014/07/14(月) 01:46:55
>>8
あくまで「愚将」扱いされたのは結果論であって、ハルゼーは常に
最善と言っていい策を取り続けています。
問題は、艦隊が未だ再建段階であったのに対し、額面だけで判断して
「強力な空母機動艦隊」という幻想を抱いていた面子がかなり多かった
ことと、そして結果的に受けた損害が許容範囲を大きく超えた事ですね。

と・・・いうか、古賀と南雲の対応策が、当時においては非常識すぎるのも
一因なんですけどねえ。奇策としか言いようがないです。

>>9
そりゃあ名誉挽回に勤しむでしょうなあ。
第七航空師団長も、木村の命令無視して、実質的に航空部隊解体なんてしていませんし
まあフィリピンの陸軍は統率なんてあってないようなレベルですよ。

11辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/14(月) 02:04:49
乙でした。まあ史実を知っていたから損害を受けて一度反転したら突入を諦めたと
ハルゼーは判断して機動部隊に突撃すると見越してたのかもしれないけどそれでも
これだけ直掩隊と防空強化、回避運動の徹底と努力しても武蔵が撃沈されず小破くらいで
すんだ程度かと古賀さんたちは慄然としてたかもしれませんね。どんなに努力して
幸運に恵まれてもやはり綱渡りであることには変わらないわけで……

12ひゅうが:2014/07/14(月) 02:14:24
乙です!
いよいよですね…

13Monolith兵:2014/07/14(月) 05:38:39
乙です。
戦力の集中するのは基本なんだけどなぁ。例え相手が機動艦隊じゃなくても全力出撃するべきだったかも。
ブルは翌日の決戦を意識しすぎて下手を踏んでしまったわけか。
でも、どれが正しいとかその時は解らないし。

ところで、欧州大戦ネタもこちらで良いですよね?

14名無しさん:2014/07/14(月) 07:03:28
武蔵は沈まずか

15名無しさん:2014/07/14(月) 07:17:38
乙です。武蔵が被雷して速度が落ちたのが撃沈フラグになりそうで気になるな……
久しぶりに聯合艦隊の最後を読み返してみるか

16名無しさん:2014/07/14(月) 07:33:20
欧州大戦ネタもこちらでよろしいかと

17名無しさん:2014/07/14(月) 08:12:34
武蔵はどこで沈むのやら。
大和型が当時最大級の空母となって生き残った以外は散ってしまいますから。

18名無しさん:2014/07/14(月) 08:51:36
確かレイテの最終局面で残存艦隊の戦域脱出の殿になって
米軍の反撃を吸引して沈んだ、っていう描写があったような>武蔵

19名無しさん:2014/07/14(月) 12:11:05
ソロモンやマリアナでどんだけセイラーが水葬されたのやら

20名無しさん:2014/07/14(月) 12:18:58
この沈みっぷりだとアイアンボトムサウンドが複数存在しそうだよねえ

21名無し:2014/07/14(月) 12:22:03
前スレのひゅうがさんのSSの田中角栄(五十六憑依)
だとロッキード事件みたいなことは起こらない?
話が飛んでしまいますが

22名無しさん:2014/07/14(月) 12:26:00
ロッキード事件は無いと思うが
賭博による不祥事はありそう

23名無しさん:2014/07/14(月) 12:30:11
>>22
ベガスで盛大にスッちまった、とかか? まあ流石に自分の懐で全部納めるならば、
どこぞのバカ社長のように横領だのなんだのでしょっ引かれる事は無いだろうけど。

……まさか、「公営カジノ関連法案」を強行突破させたせいで解散総選挙、とか?(w

24名無しさん:2014/07/14(月) 12:38:15
いや・・・角栄(山本)が帰った後にベガスのマフィア系のホテルが20件ほど売りに出されるだけだろう

25名無しさん:2014/07/14(月) 12:47:36
株や為替も所詮博打に過ぎない……

はっ!?
ウォール街を震え上がらせるKAKUEI(五十六)金融政策が!?

26名無しさん:2014/07/14(月) 13:38:08
>>23
私費であれば笑って済ませられるだろうねえ。
若しくは吉田総理同様に疲労の色が隠せなくなって居たら、ああ気分転換か、と国民に思われるだけかと。

吉田総理の先例があるから(汗

27名無しさん:2014/07/14(月) 14:37:34
角栄がアメリカ訪問する度にベガス関係者が震え上がるのか
しかも相手が国家元首だと出入り禁止にすることもできないし

28名無しさん:2014/07/14(月) 14:57:12
山本の博打って、ちょっと稼いだらすぐ止めて、翌日ちょっと稼いだらやめ
という地道な手段で荒稼ぎしたとか

29Monolith兵:2014/07/14(月) 15:10:23
>>16
もう忘れられているのかと思った。
戦後憂鬱一色だし。

30名無しさん:2014/07/14(月) 15:17:41
>>28
実はそうでもない。知ってるかもしれないけど、軍艦買う金使い込んだ部下から残りをもぎとって一晩で取り戻した実績もある。

……ただし戦争で博打はしてほしくなかったなぁ

31名無しさん:2014/07/14(月) 16:52:49
戦後憂鬱どの辺りからはじまったん?

32名無しさん:2014/07/14(月) 18:01:57
>>29
まぁまぁまぁそう拗ねないで
特に縁の無い欧州よりは身近な日本方面が取っつきやすいのはしゃーなしですわ

33名無しさん:2014/07/14(月) 18:07:16
政界引退後にラスベガスだけでなくモナコでも再び荒らしまくる田中(山本)の姿が

井上さんは夢幻会の誘いを断って史実通りに隠居生活かな?

34ひゅうが:2014/07/14(月) 19:00:58
>>29
待っています。

35earth:2014/07/14(月) 19:11:05
>>29
いえいえ、私も待っていますよ。

36New:2014/07/14(月) 19:26:23
>>29 全裸待機しております。

37名無しさん:2014/07/14(月) 19:28:29
>>33
井上氏は敵を作りやすいんだっけ?別人と勘違いしていたら御免。

38名無しさん:2014/07/14(月) 19:43:19
紳士スタイル+腹冷え防止の腹巻装備の完全武装でお待ちしております

39名無しさん:2014/07/14(月) 19:51:35
>>33
日本の復興資金を敵国のアメリカで荒稼ぎするのか。

40名無しさん:2014/07/14(月) 19:53:21
大統領や各国首脳と麻雀で勝負するんですね、わかります

「千点でDC-4一機だ」

41名無しさん:2014/07/14(月) 19:57:43
まあ、実際には気晴らしだろうなあ。
史実以上に激務になっている総理大臣職についたのだから。
そういう気晴らしでもやらん事にはね。

42名無しさん:2014/07/14(月) 19:58:56
東一局親田中(山本)
カンカンカンカンツモ
なんて事も

43名無しさん:2014/07/14(月) 20:04:16
井上さん、史実の逸話を聞くだけでも
嫌味な人だからなぁ


幕臣の家系で生まれ、母は伊達一門の筆頭の石川家出身
趣味は音楽で琴やヴァイオリン、ギターを弾く
特に琴は芸者と合奏できる腕
海軍兵学校次席で卒業

こんな見るからに「高級軍人」が正論を真正面から述べて
一歩も引かないんだから嫌味だよ、可愛げがない

44名無しさん:2014/07/14(月) 20:04:49
>>42
やめて
やめてやめて      やめて

百円いれたんだからそれなりにはあそばしてよ

いちなり天和で「香澄、勝っちゃったぁ」はないだろぉ

45名無しさん:2014/07/14(月) 20:14:02
>>43
本人も辞退するだろうけど、組織の潤滑な運営をする場合には扱いが難しい人かあ。

46名無しさん:2014/07/14(月) 20:19:01
井上さんは酒の席で知人に嫌味言った事があったらしい。

47ひゅうが:2014/07/14(月) 20:20:11
>>43
そして将帥を格付けしていたりもする人ですからねw
同期や上官としたらかなり扱いにくい人だったのかもしれません。
しかし、教育者としては才能が抜群だったとも。
>>40
点セイバーとか、点DEとかどうですw

48名無しさん:2014/07/14(月) 20:37:21
戦後憂鬱の田中さんならカジノとか合法化して資金源にするのかな。

49名無しさん:2014/07/14(月) 20:42:28
カジノ合法化は治安悪化とかやみ組織呼び込みとかその辺と切り離せませんからね

50名無しさん:2014/07/14(月) 20:46:16
>>48
やらないと思うよ。
デメリットとメリットの釣り合いがとりにくい。

51名無しさん:2014/07/14(月) 20:47:14
それに、そういうのに割く余力もないでしょうしね。
外交環境や安全保障環境が史実よりも厳しい分、激務でしょうから。

52辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/14(月) 20:59:47
井上さんは頑固な上に正論で圧倒するタイプですからね……相手を引くに
引けない立場に追い込んでしまうこともあるしw まあだからこそあの状況で
三国同盟に反対したりできたんだろうけど

>>29
wktkしながらお待ちしておりますです。

53名無しさん:2014/07/14(月) 21:04:48
田中(山本)総理が渡米する際、時間的余裕があればラスベガスのカジノに寄りそう。
その度にカジノ側は戦々恐々になっていそうですが。

54名無しさん:2014/07/14(月) 21:08:58
史実でハマコーが相当負けて補填の為に金銭を某企業から受け取ってたな。

55名無しさん:2014/07/14(月) 21:22:59
>>49
反対派がよくそれ理由にするけど、公営ギャンブル場周辺は治安良くなるよ。
すっごい金が地域に落ちるから環境整備や治安維持に湯水のごとく投資できる。

公営ギャンブル場のない大阪西成と競馬場抱える宝塚、西宮の差を見れば一目瞭然。
非合法の賭場とカジノを一緒くたにしちゃいけん。

56名無しさん:2014/07/14(月) 21:37:12
>>52
まあ戦後は御隠居さんになられるのでしょうなあ。
本人も今さら国防軍に行って何ができるとも思えないだろうし。

>>55
そうなっていない事例もあるから反対論も根強い。
後、法規制との兼ね合いが面倒くさい。
まあ、現実でもある様に結論が出ない話だから触れるな危険だ、この話題は。

57名無しさん:2014/07/14(月) 21:49:17
井上さんは本来対立してる伏見宮ですら称賛してたしな…まぁよくて個人塾の講師だろうな
ただ、後世に伝える為に是非と取材を申し込む転生者記者はいそうだが


終戦後、多くの資料や設計図燃やしたけど後世(と個人趣味)の為に結構残しそうだな
ただし後に不利になる資料はことごとく闇に葬りそう

58ハニワ一号:2014/07/14(月) 23:02:06
かわぐちかいじの「僕はビートルズ」の主人公の4人組が戦後夢幻会世界にタイムスリップして原作同様の行為を行おうとしたらビートルズファンの夢幻会員たちの手によって消されそうだ。

59名無しさん:2014/07/14(月) 23:33:14
かわぐちかいじのは読んでいないが、生き残るのには「ずーとるび」の方をパクると路線変更で命乞い。

60 テツ:2014/07/15(火) 01:15:17
戦後夢幻会世界では戦国自衛隊的な作品ができるかな
あれは確か作者が「世間から爪弾きにされていた自衛隊を思い切り暴れさせたい」という思いが書く切欠だったらしいですが

61名無しさん:2014/07/15(火) 01:18:30
戦国辻ーんなるフレーズが出てきた。

62 テツ:2014/07/15(火) 01:20:37
米転がしで敵対国を締め上げる姿が想像できて怖いw

63名無しさん:2014/07/15(火) 01:22:42
ウェスタンアメリカ軍。

64yukikaze:2014/07/15(火) 01:26:35
>>57
まあ井上は性格的にかなり「アレ」ではありますが、その一方で
政治的にはこれ以上ない程アメリカが求める人材でもあります。

・ 新英米派
・ 三国同盟に最後まで反対
・ 基地航空部隊の拡充や島嶼をめぐる戦争になることを予測する先見性
・ 終戦工作に尽力

滅茶苦茶アピールしやすい人でもあるんですよ。アメリカ側から見れば
脛に全く傷を持っていませんので。
まあ・・・基本、阿部の中継ぎではあるんですけどね。

65名無しさん:2014/07/15(火) 01:27:04
ああ、デイビー・クロケットの代わりにアラモ砦で全滅するのかw

66yukikaze:2014/07/15(火) 01:29:44
それでは『血塗れの破壊神』の咆哮をお楽しみください。

  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

5 血塗れの破壊神

『日本海軍水上艦隊接近中』の第一報が入った時、オルテンドルフ提督は、「ハルゼーの
馬鹿野郎が」と、思わず口走ったとされている。
もっとも、彼の立場からすれば、そう毒づきたくなるのは無理もなかった。
確かに彼の旗下には、戦艦六、重巡四、軽巡四、駆逐艦二九、魚雷艇三十隻
という大兵力があった。
護衛空母部隊を除けば文字通り第七艦隊最強の戦力であり、世界中を見ても、
彼の率いる戦力を超える戦力は数えるしかいないであろう。
問題は、彼の艦隊に接近している艦隊が、その数えるしかない艦隊の一つ
なのである。
戦艦六、重巡九、軽巡四、駆逐艦二二。
額面上はほぼ互角に見えるが、相手には世界最大最強戦艦が2隻も控えて
いるのである。
こちらにもビッグセブンと謳われた戦艦が2隻存在するが、防御面にやや
不安を覚える艦であり、『巨龍』相手に喧嘩を売るにはいささか以上に
無謀すぎた。

故にオルテンドルフは、個艦性能ではどう考えても劣勢にならざるを得ない為、
それ以外のアドバンテージを用いて勝利をつかむしかなかった。
日本海軍の化物じみた夜戦技量を考えると、何も考えずに殴りあった瞬間、
アッパーカットを食らって1ラウンドKOされるのがオチだからだ。
少なくとも彼は、ソロモン海で日本海軍を舐めてかかって、アイアンボトム
サウンドで水葬されたキャラハンやクラッチレーの二の舞を踏むつもりは
なかった。

その回答として、彼は、全艦艇をサンベルナルジノ海峡に布陣させた。
サンベルナルジノ海峡は、最少狭隘部は五キロメートルほどしかない極めて
狭い海峡であり、艦隊運動に制約を生じさせる地形であった。
故に、オレテンドルフは、海峡入り口付近に魚雷艇部隊と2個駆逐隊(9隻)
を伏せておき、日本海軍が接近した所を見計らって突撃。
奇襲攻撃を受けて混乱した日本海軍が、急いで出口に向かおうとしたところを、
海峡出口でT字型に布陣していた戦艦部隊の砲撃で敵の頭を押さえつけ、
満身創痍になった所を水雷戦隊で止めを刺すという物であった。
電子機器と通信装備において世界最高の水準を誇るアメリカ海軍だからこそ、
この計画は可能であると考えられており、例え『巨龍』が相手であっても、
十分に勝算はあると、オルテンドルフは判断していた。
後世の目からみても、この布陣はよく考えられたものであり、仮にこれが
10隻程度の艦隊の突入だったら、間違いなくオルテンドルフの予想通りの
展開になっていた事だろう。

だが・・・この時点で彼は勝機を完全に失っていた。

67yukikaze:2014/07/15(火) 01:32:01
結果論から言えば、サンベルナルジノ海峡ではなく、スルアン島沖合で、
護衛空母と共同して日中に日本海軍と決戦した方が、まだしも展開は
違っていたであろう。
何故か? 彼は夜戦の恐ろしさを完全に理解していなかった。
夜戦で一番恐ろしいのは何かというと、闇夜により状況が不鮮明となり、
艦隊が混乱しやすいという事実である。
そしてそれは艦隊の規模が大きければ大きい程起こりやすくなるのである。
オルテンドルフの布陣は極めて合理的であるが、同時に巧緻に走った面があり、
ゲームならともかく、実戦でそれが完璧に運用できるかというと、極めて困難であった。
例えば隊内放送は、二重三重の通信ラインを備えていたものの、これだけの大艦隊が夜戦を
行う事自体が(演習を含めて)全くなく、序盤から飽和状態に陥っており、切り札のレーダーも
海峡の地形の問題から、接近するか、日本側が海峡から離れない限りレーダー射撃は不可能で
ありこれも予想外の誤算となっている。

そして何よりの誤算。
それは、日本海軍は、アメリカ海軍がサンベルナルジノ海峡で要撃をするだろう
という事を半ば確信しており、確実に先手を取るべく行動を開始した事であった。
そう。日本海軍に奇襲を取ろうと待ち構えていたオルテンドルフ艦隊は、逆に
日本海軍から奇襲攻撃を受けることになったのである。
10月30日午後11時50分。サンベルナルジノ海峡に多数の照明弾が投下された時、
彼の作戦は崩壊の一途をたどることになる。

この海戦の一番槍を得たのは、航空巡洋艦<最上><三隈>所属の水上爆撃機「瑞雲」であった。
海峡付近の探索を命じられていたこの機体は、海峡入り口にいくつかの航跡を発見すると、
ためらうことなく照明弾を投下。
いきなりの眩い光に慌てる魚雷艇に、両翼にある20ミリ機関砲を容赦なく打ち込んでいった。
まさか水上機がこれほどの重武装をしているとは思わなかった魚雷艇の何隻かはまたたくまに
大爆発を起こして沈没。そしてその爆発で、入り口付近に伏せていた部隊が暴露されるという
結果を齎していた。
奇襲という最大のアドバンテージを失った今、魚雷艇と駆逐艦の命運は決まったも当然であった。
10分も立たないうちに、彼らは護衛の重巡部隊によって一方的に叩き潰されていた。
ソロモン海の戦訓から、前衛部隊に強力な巡洋艦部隊を控えさせていたが故の勝利であった。
そしてこの一方的な勝利の中、<利根><筑摩>の艦載機から、海峡出口に有力な艦隊が
布陣している通信が入った事で、アメリカ海軍の手の内は完全に曝け出されることになる。

68yukikaze:2014/07/15(火) 01:34:59
それでもまだオルテンドルフは、自軍が有利であると思っていた。
なにしろ自分達は圧倒的に優位な陣形で布陣しているのである。
魚雷艇と駆逐艦の一部で敵戦力を漸減することは出来なかったが、それでも
海峡から出てきた敵艦隊を、1隻ずつ確実に砲撃を加えていけば、予想より
も苦戦するかもしれないが、最終的には勝利を得られると。
しかし彼の思惑は、海峡出口から現れた『巨龍』の咆哮により、絶望へと
追いやられることになる。
未だ海峡側にいる為に満足いくレーダー射撃が不可能なオルテンドルフ艦隊に
対し、海峡出口にいる為にレーダー射撃が可能となっていた武蔵は、
距離1万5千メートル付近に布陣していた敵水雷部隊に対し砲撃を加え、
右翼部隊旗艦のフェニックスに損傷を与えることに成功する。
これにより右翼隊指揮官のバーケイ少将が昏倒し、右翼隊の隊列が乱れる中、
武蔵は海峡を悠々と離れ、2万5千メートルの彼方にいる敵戦艦部隊への砲撃を開始する。
勿論、オルテンドルフ少将にとっても待ちに待った好機であり、旗下戦艦部隊に対し応射を命令。
ここにサンベルナルジノ海峡沖海戦が本格的に開始されることになる。

そして右翼隊の混乱はあったものの、計画通りに先頭艦の武蔵に砲撃を加えていたことに満足して
いたオルテンドルフであったが、確実に数発は食らっているのにも関わらず、悠然と距離2万に
まで接近し砲撃を加える武蔵の姿を見て、それまであった高揚感はすっかり消え去っていた。
しかも戦艦部隊を率いていたウェイラー少将座乗の<ミシシッピー>が、位置の偶然から、
海峡から突破してきた大和の砲撃で、一撃で轟沈したことで、全艦隊に混乱の輪が広がることになる。
本来なら敵戦艦部隊に襲い掛かるはずの右翼部隊は、先ほどの武蔵の砲撃による一時的な混乱により
生じた隙を突かれ、敵重巡部隊と水雷戦隊(妙高級2隻、高雄級1隻、第四水雷戦隊)に抑えられ、
効果的な牽制が出来ない状況に置かれていた。
この状況を何とか打開しようと命令を下そうとしたオルテンドルフであったが、その機会は永久に
失われることになる。
大和級及び長門級の後から海峡を抜け出た扶桑級2隻が、大混乱中の敵戦艦群ではなく、左翼に
陣取っていたオルテンドルフの巡洋艦部隊を砲撃、彼の旗艦である<ナッシュビル>を轟沈させた
からだ。敵左翼部隊を打破することで、残りの重巡及び水雷戦隊で(最上級4隻、利根級2隻、
第二水雷戦隊)敵戦艦部隊の後方に回り込ませ包囲殲滅しようと考えたのだが、彼らは想像以上の
大金星を得る事になった。

そこから先は文字通りの虐殺であった。
まず最初に膝を屈したのは、オルテンドルフを失った左翼部隊であった。
扶桑級2隻の砲撃により、3隻の巡洋艦と2隻の大型軽巡洋艦は一方的に打ち据えられることに
なり、何とか反撃しようと突撃するも、重巡6隻によって袋叩きにあうことになる。
勿論、お供の駆逐艦は、日本海軍最強の第二水雷戦隊によって、スクラップになる運命になる。
右翼隊はそれに比べるとまだ健闘した方であり、<鳥海>及び駆逐艦2隻を中破させたものの、
それぞれの水雷戦隊の雷撃能力を高める為に各1隻ずつ配備された重雷装艦<北上>の雷撃により
大型軽巡洋艦2隻と駆逐艦2隻が相次いで撃沈され、かろうじて回避した重巡1隻も、<妙高>
<羽黒>によって沈められることになる。
そして主力決戦というべき戦艦部隊の殴り合いであるが、戦艦部隊が大和級に砲撃を集中させた
ことが災いし、<長門>と<陸奥>の砲撃で、最後尾を走っていた<カリフォルニア>と
<ペンシルヴァニア>が一方的に打ち据えられた末に撃沈。
もはや退却する選択肢をなくした<ウエスト・ヴァージニア>以下3隻は、少しでも日本海軍
への被害を増やそうと、近距離砲戦に打って出ようとするが、逆にそれは大和型に自らを
生贄に捧げるようなものであり、<ウエスト・ヴァージニア>と<メリーランド>が、それぞれ
<大和>と<武蔵>によって轟沈され、最後に生き残ったテネシーも<長門><陸奥>の2隻に
よって大破戦闘不能に陥り、その後静かに沈んでいくことになる。

69yukikaze:2014/07/15(火) 01:36:07
かくして1時間に渡る海戦の後、宇垣艦隊は隊列を素早く整えると、目指すレイテ湾へ向け
進撃を開始した。
もはや彼らを遮る壁は殆どなく、オルテンドルフ艦隊の状況が分からず混乱に陥っている
ハルゼー艦隊が、レイテ湾突入までに宇垣艦隊を補足する可能性はゼロと言ってよかった。
彼らが情報を確定できるのは早朝であり、その時には宇垣艦隊はサマール島沖へと進み、
ハルゼーの目の前には小沢機動艦隊が食らいついているのだ。
少なくとも彼らの空母機動艦隊が何か手を打つには、ハルゼーはいささか踏み込みすぎていた。

そして11月1日。アメリカ海軍から『血塗れの破壊神』と恐怖されることになる、大和級の
伝説に更なる1ページが刻まれようとしていた。

70New:2014/07/15(火) 01:39:53
乙いよいよ始まる大和伝説w。
少なくとも戦後大和ホテル、武蔵御殿とか言わせねえw。

71名無しさん:2014/07/15(火) 01:47:41
とりあえず米海軍は泣いていいと思う。

72yukikaze:2014/07/15(火) 01:51:25
とりあえず投下完了。何とかできた。

終わってみれば一方的なワンサイドゲームでしたが、これは
アメリカ海軍第七艦隊の練度が、大規模夜戦をやるには到底無理な
レベルであったのに対し、日本海軍は漸減作戦の影響で、大規模夜戦の
経験が曲がりなりにもあった事が大きいです。

あと、史実では活躍した水雷艇と駆逐艦ですが、海流が急な、サンベルナル
ジノ海峡で開戦させることで、実質的に無力化させました。
まあ奇襲するつもりが奇襲されれば、大規模夜戦の経験ないことから、まともな
戦隊機動は不可能でしょう。

砲撃戦については、2万メートル付近で当たったりしていて、史実の結果見ると
実現は困難なのですが、ここはまあお話を盛り上げるということで勘弁してください。
あと、旧式戦艦群が簡単に爆沈していそうに見えますが、あっけなく沈んだのは
ミシシッピーだけで、それ以外の船は基本滅多打ちです。
コロラド級2隻については、1万5千メートルを切った所で被弾したせいで、弾薬庫誘爆による
轟沈ですが、その間にも結構ダメージ受けています。

次回はいよいよレイテ湾での大宴会(前菜がスプレイグ艦隊)となります。
次回と最終回の2回かなあと思いますが、最後は海戦パートはあっさり終わらせて
政治パートをつらつらと書くかも。

最後まで見守ってくださいな。

73名無しさん:2014/07/15(火) 01:58:43
現時点の戦艦撃沈スコア
大和 撃沈2
武蔵 撃沈1
長門 撃沈1
陸奥 撃沈1

74yukikaze:2014/07/15(火) 02:04:22
>>73
第三次ソロモン海戦第二夜戦で、大和がサウスダコダ沈めていますんで、
この時点で大和は敵戦艦3隻沈めています。

この後の奮戦考えると、そりゃあ「血塗れの破壊神」呼ばわりされるわ・・・

75yukikaze:2014/07/15(火) 02:19:34
ちなみにひゅうが氏の記載とも併せて考えると

大和 <サウスダコダ><メリーランド><ミシシッピー>
   <インディアナ><アイオワ><ニュージャージー>

武蔵 <ウエスト・ヴァージニア><アラバマ><マサチューセッツ>
   <ワシントン>

陸奥 <ペンシルヴァニア><テネシー(長門と共同)><ノースカロライナ>
   <ウィスコンシン(大破)>

長門 <カリフォルニア><テネシー(陸奥と共同)><ガングート><セヴァストーポリ?>
   <アルハゲリンスク>

日本海軍戦艦部隊どんだけ敵対国の戦艦沈めているんだよ・・・
アメリカ海軍に至っては新型戦艦ほぼ全滅しているし。

76名無しさん:2014/07/15(火) 02:25:13
食い過ぎで腹壊すぞ、日本海軍戦艦部隊。

77未熟者:2014/07/15(火) 02:26:29
何だかんだで決戦思想での猛訓練が役に立ってるなぁ。
精神と技量に頼りすぎるのは良くないけれど「訓練に限界なし」は間違ってないよね。

78名無しさん:2014/07/15(火) 02:34:31
この世界の艦これは戦艦の能力が更に凄まじいことになってるな……
と言うか沈めすぎだろ!?正に伝説と呼ぶに相応しい。

79taka:2014/07/15(火) 04:16:55
米軍の沖縄攻略時の初期。
このようなジョークが米兵の間で流行った。

『北部に近いだけ天国に近づき、南部に下がるだけ地獄へと近づく』

これは、抵抗が全く起きずに易易と占領できた北部。
今もなお激しい抵抗が継続されている南部との比較をさす。
上陸後、北部と南部を分断し各地の制圧を開始した米軍であったが、その差は歴然だった。
遅滞任務部隊の細細とした誘引撤退の後、主要陣地へと到達した米軍は猛反撃を受けた。
メートル単位で進むのに損害を出し、血と肉を代償に敵地を占領していく激戦の大地。

それと比較すればあまりにも北部の占領は容易かった。
各地に残され破棄された監視哨と、軍の指定により避難していた数万人の沖縄県民達だった。
(戦後の調査によると県民の疎開は軍によって積極的に行われ、かなりの数が疎開船団により九州や台湾へと逃れていた。
 ただ、疎開の勧告と促進にも関わらず沖縄の地を離れるのを拒む住民が多数存在したらしい)
彼らを簡単な収容所に隔離した米軍は各地を掃討したが拍子抜けする程抵抗は無く北部の掃除は完了した。
敵が存在しなかったのだから当然だろう。あちこちに残る残骸や破壊された設備だけだった。
米軍は「主戦力と防御陣地を南部に集中させた日本軍の戦術の結果」と判断した。
あちこちに検問と監視哨が作られ、警邏部隊が巡回をしたものの、ただそれだけだった。
ドロドロと砲撃と炸裂音が絶えず鳴り響く南部と異なり、北部はまさに平穏そのものだった。
数十キロを堺にした天国と地獄。南部の激戦地で戦う兵士達は、のんびりと警邏任務を行えばいいだけの北部の兵士達を羨んだ。

そう、初期はそう言われた。初期の頃は。


『ギゴウヨリカクタイヘ、ジョウキョウヲカイシセヨ』

謎の通信が雨季の始まりつつある沖縄に発せられた。それが始まりだった。


小雨が降り注ぐ夕暮れ、十数両のトラックが泥濘始めている道路を走っていた。
上陸地点から揚陸された補給物資を前線へと届けるための輸送部隊だ。
護衛のための軽装甲車が先頭を走っているが、車長が雨を嫌って車内に引っ込んでいる有り様だ。
油断も仕方ないと言える。上陸地点から前線への補給路が攻撃されたのは時折飛んでくる夜襲部隊の航空攻撃であり。
陸兵などによる伏撃はただの一度も存在しなかったのだから。
そう、今の今までは。

「来たぞ、攻撃用意」

鋭い眼光を眼鏡に隠した男が、側にいる兵士に告げる。
米軍車両の数えきれない轍が刻まれた道路の横に広がる背の低い灌木と茂み。
そこに潜む2個小隊の兵士達は、雨の中無音で獲物が横腹を見せるのを待っていた。

「攻撃、用意」

静かな伝令の一言で、彼らは獲物に突き立てる刃を構える。
彼らは通常の軍服の上に、ドイツ武装SSが着ているような迷彩ポンチョをかぶっていたのである。
加えて身体のあちこちに草木の枝を引っ掛けている為、暗がりも相まって彼らへの視認率はかなり落ちていた。
その手には陸軍主導で開発された四式自動小銃、百式短機関銃(着剣機能と二脚は無い)
擲弾筒、九十九式軽機、対破甲無反動砲(パンツァーファースト)、ロタ砲……
各地の隠匿集積所から持ち出してきた兵器の数々が、トラック達が来るのを待っている。

そしてスピードを上げもせず下げもしないトラックの車列が間合いに入ってきた直後。

80taka:2014/07/15(火) 04:17:33

「てぇ!」

先頭の装甲車の横っ腹にロタ砲の一撃が浴びせられたのが始まりだった。
運転手が死傷したのか、道路脇の灌木に突っ込む装甲車。
いきなりの攻撃と装甲車の大破に動転したトラック群だが、彼らにはスピードを上げる事も脇道に逃げる事もできなかった。
無反動の一撃で横転するトラック、擲弾筒で運転席が吹き飛ばされ脇道へと突っ込むトラック。
横転したトラックに慌てて急停止するものの、後ろから続いてた別のトラックに追突され多重事故を起こす。
慌てて飛び出した護衛の米兵たちは、四式自動小銃や百式、軽機の集中射撃によりバタバタと撃ち倒されていく。
派手な爆発音と共に、最後尾に居たトラックが爆発する。燃料か弾薬でも運んでいたのだろう。

「よし、トラックは殲滅した。撤収だ、警邏隊が来る前に引くぞ」

男、中尉の命令が発せられると共に、攻撃を終えた兵士達は素早く茂みをかけ後方へと下がっていく。
中尉もキャンプファイヤー・ロードと化した道を一瞬見据えた後、素早い動きで茂みの奥へと駆け込んでいった。
残されたのは炎上、小爆発を繰り返す二度と動かぬ車列と、僅かな「ヘルプ、ヘルプ…」といううめき声のみ。

この日、後方の補給路を移動していた補給段列が複数攻撃され、数十両の車両と膨大な物資、輸送に従事していた多数の歩兵が死傷した。
最初は前線からの敵歩兵の浸透かと思われた。次は、最近活動を増してきた夜襲部隊の攻撃だと疑われた。
だが前者は戦線の密集度と激しさからありえないとされた。
後者は攻撃された段列の被害状態、僅かな生存者から否定された。
自分たちは歩兵部隊の攻撃を受けた、飛行機からの攻撃ではないと。

確信は、米軍キャンプの弾薬庫爆破だった。
敵侵入により銃声が木霊するキャンプの端にある、弾薬庫が爆薬によって吹き飛ばされたのだ。
どうやら負傷した侵入者が爆薬で自爆したらしく、他にも複数の車両を破壊した兵士が三人ほど射殺された。

死体の検分を行った将校たちの面付きは険しかった。
カーキ色とは違う緑色の軍服。武装SSを彷彿とさせる迷彩ポンチョと顔にも塗られた迷彩塗料。
装備も短機関銃や自動小銃、爆破装置付きの爆薬と優良だった。
彼らと戦った米兵たちも最後まで抵抗した粘り強さと執拗さを証言した。

「コマンドですよこいつらは。後方撹乱の為に襲撃を仕掛けてきたんだ」

検分に参加していた英軍の将校が、呻くように呟いた。
こうして、北部における米軍の安寧は終わりを告げたのだった。


そう、北部は安全などではなかったのだ。
確かに、大部隊は全く配置されていなかった。
配置されていたのは、2個中隊にも満たない兵士達。
米軍上陸のわずか半月前に輸送機で沖縄に降り立った精兵達だった。

彼らは住民や一般将兵にも知らされてない隠蔽壕に潜み、ただ機を待った。
米軍の注意が南に向き、北に対して無防備に背を向ける瞬間を。

そしてあの電文が届いた瞬間に、彼らは米軍の背中にナイフを突き刺した。
同じく分散隠蔽された小規模な武器庫に隠された武器を手にし各種破壊工作を行ったのだ。
陸軍中野学校卒の士官達に率いられ専門の訓練を受けた兵士達は冷徹に、確実にそれらを実践し成功させた。

斯くして、沖縄は本当の意味をもって地獄の島と化した。
この島に安全な場所など無い、と米軍はその身の痛みを持って知った。

潜入部隊である義烈空挺隊はわずか2個中隊にも見たぬ戦力で米軍後方を撹乱。
増援として空挺降下した『薫空挺隊』、遊撃訓練を受けた高砂兵達と共に終戦まで闘いぬいた。
終戦に投降した生還者は両隊合わせてたった8名のみ。
米軍戦史に『極東の緑の悪魔』と刻まれ恐れられた彼らの戦いは両国で長く語り継がれる事になる。

終わり

81taka:2014/07/15(火) 04:21:40
yukikaze氏乙です。
ベートーベン/交響曲第7番 第4楽章を聞きながら拝見しました。
大和の艦橋で「こいつはいい、どこを向いても戦艦と巡洋艦だらけだ、撃てば当たるぞ!」
とハッスルしてそうな気がしましたw
これだけ活躍すれば海上ホテル呼ばわりは返上ですね。戦後、雨さんが変な方向に志向しないといいんですがw

82Monolith兵:2014/07/15(火) 04:59:34
>>32>>34-36>>52
ありがとうございます。
さあ、頑張って続きを書きあげようか。

>>66-69
乙です。
これは酷い。w潜水艦を配備できたら米軍の勝利だったかもしれないけど、水上艦隊が狭い海峡に陣取るなんて自殺行為だし、オルデンドルフは大和と武蔵を意識しすぎたんだろうな。
これは伝説になるのは間違いない。w

>>79-80
乙です。
日本で特殊部隊物のFPSが作られるとしたら、これが題材になるだろうな。
いや、Hidden&Dangerousあたりで、SAS VS 日本軍特殊部隊というミッションが入りそうな予感。

83名無しさん:2014/07/15(火) 07:33:32
史実大和型が一度も艦隊決戦が行われなかった事を悔やむ大活躍ぶりだな

84名無しさん:2014/07/15(火) 07:40:31
今だけ暴れても尚アメリカの前に敗北するのだから帰ってアメリカの化け物さ加減が明らかになるな(汗
冷静に考えれば考えるほどアメリカは敵に回すもんじゃねえ、ってなる(汗

85New:2014/07/15(火) 08:16:00
乙です。米軍は火力戦かゲリラ戦で精神摩耗起こしてますね。
英軍がいるのである程度は対策がなされるでしょうがかなりの数を北部に
はりつけないといけない。

86名無しさん:2014/07/15(火) 08:26:37
特殊部隊はやはり良い!
戦後もどこかへ派遣してそうですね

87辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/15(火) 09:56:09
乙でした!

>>66-69
これはさすがにオルデンドルフに同情しちゃいますねえ。書類上の戦力は同じなのに
中身の質が違いすぎる上にどこで待ち構えてるかまで予想されてるとか……。
まあこれで日本戦艦部隊の伝説は最高潮……ではなくまだクライマックスの
沖縄とエンディングの北海道があるんですよねw

>>79-80
S特か義烈か分かりませんが史実で間に合わなかった特殊部隊の活躍が
ヒメユリ部隊など民間人の被害を減少しつつできるのは有り難いですね。
こっちもいずれ沖縄に来ると予想できてたからこそ早いうちから準備期間を
与えられてベトナム戦争よろしく秘密の地下壕とか作ってるんでしょうね。

88名無しさん:2014/07/15(火) 10:10:16
大鳳艦長菊地は憂鬱から来た菊地だったりして

89名無しさん:2014/07/15(火) 10:25:58
>>88
大鳳は結論から言うと沈みますからねえ。
信濃と瑞鶴、葛城・笠置、隼鷹の内瑞鶴も沖縄戦で天城・雲龍と共に撃破されますし。

90名無しさん:2014/07/15(火) 12:02:46
投下乙です…そういや金剛級は?

レイテ沖海戦か…暁のデッドヒート思い出すな

91名無しさん:2014/07/15(火) 12:28:10
コロラドは何処にいった?

姉妹艦は全て沈んでるけど

92New:2014/07/15(火) 12:38:48
迷彩ポンチョと並んでお手製のギリ―スーツ着た兵士とかも紛れてそうだな。
大場栄とかもいたりして。

93名無しさん:2014/07/15(火) 13:34:16
コマンドの中に舩坂はいるのだろうか
いたら沖縄が最悪の地獄と化すな

94名無しさん:2014/07/15(火) 14:12:25
>>93
終戦で投降した生存者は8名だが、後で一人追加して9名と訂正された
なに、アメリカ人が数字を数えられないからなんてわけじゃない、一人が蘇生したからだよ
誰が蘇生したかなんてもうわかるだろ?

95taka:2014/07/15(火) 14:12:42
>Monolith兵氏

沖縄キャンペーンとかありそうですね
攻撃開始から終戦までの道のりとかバックナーに対する襲撃とか

>New氏

破壊工作による損害もそうですが、戦線の後方と前方をなくすのも目的です
水上艦隊も適時攻撃に見舞われるから、それこそグァム辺りまで戻らないと安心出来ないですねぇ

>>86

冷戦期にもあれこれ暗躍しそうな

辺境人氏

第一陣が兵力増強した義烈で、第二陣が転用した薫空ですね
ちなみに沖縄戦が始まると想定した時から先任士官や中野卒の士官が現地入りし地形調査などを行ってます
わざわざ本土から連れてきた工兵を使って隠蔽壕や兵器庫なども作っていました
合言葉は『婆さんの家に泊まるな』です

>>92

ギリースーツや試作の迷彩服を着ている兵士も居ました。
第二陣の高砂兵達はポンチョではなく迷彩服を着ている設定です。
大場さんが居たかどうかは不明という事で

>>93

船坂氏がマリアナ・パラオ諸島の戦いでなく沖縄に居たかどうかについては想像のままに
彼が居なくても中野学校の士官に率いられた精鋭部隊なので沖縄は地獄とかしました


しかし、第一陣(200〜250名)と第二陣(200名弱)を投入して生存者8名か
これを多いと見るか少ないと見るか……

96New:2014/07/15(火) 15:31:12
負傷したら基本足でまといのため見捨てるか介錯するかですからねえ・・・。
8名でもまだ多い方かと・・・投降したあと米軍の扱いもかなりおっかなびっくりだったでしょうね。
終戦間際では米軍から奪った装備とかがほとんどだったかも。

97Monolith兵:2014/07/15(火) 15:45:43
特殊部隊は補給を受けないこと前提の作戦活動だしね。
むしろ、武器弾薬を得るために積極的に攻撃する。
H&Dシリーズではそこらへんも考慮して作ってある。

98名無しさん:2014/07/15(火) 16:08:31
きっと鹵獲した米国兵器の操作についても事前にしっかり学んでるんだろうね

99名無しさん:2014/07/15(火) 16:30:57
沖縄の米軍全体に日本軍コマンドは発見次第即射殺せよと命令がだされてそう

100名無しさん:2014/07/15(火) 16:44:17
誤認射殺される住民がでそうで鬱ですなあ

101名無しさん:2014/07/15(火) 16:46:07
>>100

「ドーモ米兵=さん、日本軍のコマンドです」

102名無しさん:2014/07/15(火) 16:48:02
こっちでも100年物の泡盛などは絶望的だろうな……さすがに酒甕までは疎開は
できんだろうし

103名無しさん:2014/07/15(火) 16:57:25
後は弓矢で倒されるとか

104Monolith兵:2014/07/15(火) 17:04:56
ジャック・チャーチル「ほう、日本にも解っている奴がいるようじゃないか。次はクレイモアとカタナとで戦いたいものだ。」

105名無しさん:2014/07/15(火) 17:08:03
>>103、その兵士、衛宮という苗字にしちまいやしょうぜ
というのは冗談として、初期の持ち込みには発砲音のしない飛び道具としてクロスボウとかはありそう
矢を自作出来る弓矢も案外使われてたのかも

106名無しさん:2014/07/15(火) 17:17:52
事実、信頼性の高い消音装置が開発される1970年代まで各国の特殊部隊などでクロスボウはちょくちょく運用されていたらしい。

107Monolith兵:2014/07/15(火) 17:28:19
特殊部隊物でクロスボウとトマホークとナイフは定番。

108トゥ!ヘァ!:2014/07/15(火) 17:30:25
犬や歩哨殺す時とかに使われていたらしいですね>>クロスボウ

FPSのお供

109名無しさん:2014/07/15(火) 17:33:06
後は段ボール箱

110名無しさん:2014/07/15(火) 17:35:50
裸の蛇「亜熱帯の山林で段ボールを被っていても何のカムフラージュ効果も無い」

111Monolith兵:2014/07/15(火) 17:40:20
敵兵の服を奪ってステルスもFPSの醍醐味。
沖縄に442連隊って投入されてたっけ?

112名無しさん:2014/07/15(火) 17:43:47
第442連隊は対日戦争投入前に終戦してるはず

実際、5月に欧州終戦で、6月に日本も降伏してるから
投入してないて思うよ

113トゥ!ヘァ!:2014/07/15(火) 17:47:08
こっちでも442隊は史実同様活躍しているのでしょうかね

114名無しさん:2014/07/15(火) 18:24:59
>>100
残った住民はコマンドが行動開始する前に米軍が収容所に入れてたはずだから、たぶん誤射される民間人はいないと思う。

115名無しさん:2014/07/15(火) 18:28:03
伊江島に住民集めて、無血開城させたほうがよくないか?

あらかじめ、事前連絡してだな

116名無しさん:2014/07/15(火) 18:33:55
>>111
通訳としては日系人兵士は使われてた

117名無しさん:2014/07/15(火) 18:38:22
沖縄戦第一号降伏者は、北部に民間人がいるので保護して欲しいという連絡係だな
第二号降伏者も北部で民間人を纏めていた人だと思うの

118名無しさん:2014/07/15(火) 19:00:34
>>113
欧州戦線で活躍しているでしょうな。

>>117
戦後夢幻会でも沖縄が占領されるひゅうが氏のルートでは沖縄戦降伏者第一号は民間人の保護を行うための連絡役だろうね。

119名無しさん:2014/07/15(火) 19:02:51
>>115
まあ無理だろうね。
全島避難は事実上封鎖が始まっている以上、民間船舶が日本海に閉じ込められていて無理になっているし、
時間的猶予もないのよ。

それなら、脱出しきれない人々を纏めて連合軍が上陸してきた時点で戦場予定地域から外に送り出していた彼らを保護してもらった方が安全かなあ。

120名無しさん:2014/07/15(火) 19:03:28
>>117
パパパンッ

おいジョン、こいつ手を上げて何て言ってたんだ?

そりゃ、見て見てママ!ちゃんと手をキレイに洗えたよ!だろ

121トゥ!ヘァ!:2014/07/15(火) 19:07:02
確かプレイベート・ライアンのやつでしたっけ?

間違ってたらすいません

122名無しさん:2014/07/15(火) 19:12:07
>>121
某一等自営業先生の漫画が浮かびまして。
露助に占領された国会議事堂を解放した時の降伏する露助兵に
撃ってからこいつなんて言ったんだ?がインパクトあったんですわ

123名無しさん:2014/07/15(火) 19:16:15
国会議事堂を守備した伍長が降伏を告げる使者・指揮官に

馬鹿野郎!!といって、短機関銃を撃つ奴ならみたことある

124トゥ!ヘァ!:2014/07/15(火) 19:17:50
あの人の漫画でしたか(汗

赤の露助相手じゃ仕方ないね

125名無しさん:2014/07/15(火) 19:30:30
>>107
クレイモアは?

126トゥ!ヘァ!:2014/07/15(火) 19:45:20
本関係と一緒に仕掛けて・・・

127名無しさん:2014/07/15(火) 20:21:51
>>119
軍からも民間人には「米軍が来たら抵抗せずに速やかに降伏するように」みたいな指示が出てそうではあるね

128名無しさん:2014/07/15(火) 20:55:47
>>127
出さないと一般市民を守りきれないからね。
民間人には速やかな降伏を文書も含めて明確に指示しておいているかもね。

129ひゅうが:2014/07/15(火) 20:58:24
そういった「事故」は戦場では付き物ですからね。
どうも持病が再発したようで嫌な想像しかできませんでしたが、その点北部放棄とそこへの住民避難はいい策かと思います。

130名無しさん:2014/07/15(火) 21:09:14
橋本 純先生の鉄槌という作品がありましてな……
あの作品では沖縄でなく九州に戦場が移ってましたが……、流石に無理だな、無理なの、無理です三段活用!(謎

131名無しさん:2014/07/15(火) 21:15:41
「たっぷり食って米軍の負担を増やすのだ!しかしさすが金持ち、量だけはあるのう」

132名無しさん:2014/07/15(火) 21:16:56
>>129
北部地域は拠点としては拠点となり得る場所が少ないですからね。
あそこに住民を避難させた上で早期にアメリカに伝えればアメリカ軍側も人員を出してチェック後は一切攻撃しないように指示出すでしょうからなあ。
一番安全でかつ、中堅幹部が多い夢幻会の仲間たちができる最善の方法でもありますな。

133名無しさん:2014/07/15(火) 21:18:10
>>131
実際にはそんな事考える余裕なんてないだろうね。
米軍も捕虜用の物資は用意しているだろうし、まあ支障はないだろうねえ。

日本海軍残存戦力を投入した沖縄決戦も北部を攻撃しないように気をつけながらの作戦になるんだろうね。

134名無しさん:2014/07/15(火) 21:21:31
>>128
たしかに正式に命令書や指示書というかたちで残しておいたほうが良いかも
この世界でも将来的に有る事無い事吹聴する馬鹿共が出てこないとも限らないし

135名無しさん:2014/07/15(火) 21:27:51
>>134
現場でも混乱の結果民間人に犠牲者が出るのを避けるためには文書化して明確に示しておいた方が良いからね。

136名無しさん:2014/07/15(火) 21:28:05
似たようなことを言ってコーヒーに砂糖をどばどば入れてたのは誰だったっけか?

137名無しさん:2014/07/15(火) 21:36:31
現地でも、在郷軍人会とかにいる一部の騒がしい連中が横やりを入れて、事態をややこしくする可能性もあるしねえ。正当な指示は必要ですわ。

138名無しさん:2014/07/15(火) 21:44:14
様々な理由から文書化して明確な指示として責任の所在(公式な命令であることを示すため)と共に示しすことになるでしょうな。
北部を非武装地帯にしてそこに非戦闘員を退避させるに際しても適切な降伏を行えるようにするために必須ですし。

139名無しさん:2014/07/15(火) 22:09:18
物資が不足しているのに、何故か手榴弾があるんだよな

後、小林よしのりの漫画からの情報で、自分から確認してないのですが

とある離島の守備隊隊長が、民間人にアメリカ軍に降伏せよと指示したのに、何故か集団自決になって
そして、戦後には守備隊隊長の命令の所為になっていたとか

この情報の真意は分かりませんが、本当ですか?

140名無しさん:2014/07/15(火) 22:11:14
>>137
面倒事は避けたいし出来る限り上手い形で終わらせたいからね。
沖縄決戦の頃ともなるとどう上手く戦争を終わらせ戦後日本を守るか、の方が重要ですし。
そのためにも沖縄決戦を上手く終わらせないといけないですしね。

141名無しさん:2014/07/15(火) 22:14:53
栄誉ある敗北を受け入れる準備は沖縄決戦で主力艦艇が壊滅して終えたし。
米内さんは綺麗な米内さんとして最後の最後に切り札となってくれた。

ソ連の筆髭が史実の様に上手くいかなかったことで暴走した揚句パイ投げやって日本に核攻撃をしやがった事、韓国が対馬を勝手に戦場にしてくれやがった事。
これら以外では比較的上手くいっているしなあ。

142名無しさん:2014/07/15(火) 22:37:30
ひめゆりの悲劇は防げたらいいな…まぁ彼女らだけ特別扱いは駄目だが

143New:2014/07/15(火) 22:43:33
ひめゆり以外にも白梅とかほかの学徒隊がいたことを考えると悲劇を防げたのは
大きいですね。・・・塔に潜んで火炎瓶と爆竹を投げるアホも出ないだろうし。

144名無しさん:2014/07/15(火) 22:47:25
後は、鉄血勤皇隊ですかね

145名無しさん:2014/07/15(火) 22:53:47
バンザイクリフは阻止出来たが、沖縄戦はやっぱり民間人の死者は出るだろうな

146yukikaze:2014/07/15(火) 23:03:41
>>82
潮流が速いんで潜水艦部隊の埋伏は困難ですね。あと機雷も。

>>87
そもそも大規模夜戦そのものが米軍の想定外ですし。
幾ら電子機器が優れていても夜戦に慣れていなければどうにもならず、
そしてベテランクルーの悉くがソロモンで狩られていると。

>>90
金剛級4隻は小沢機動艦隊の護衛ですね。これもまたハルゼーを
悩ませるもとになります。

>>91
史実と同様オーバーホール。

>>119
問題は命令を出しても沖縄県民が受け入れるかですね。
戦前「内地と同じ扱い」というのは沖縄県民の悲願のようなものでして、
ここで奮戦して忠誠を示すという意見も結構根強いんですよ。
それが完全に打ち砕かれるのが、南部での地上戦と復帰後の米軍犯罪
が一向に減らない現状な訳なんですが。

ただまあ出しておかないよりはましですね。
少なくとも大江健三郎のようなアイタタをやらかすのは大分減るでしょうし。

147ひゅうが:2014/07/15(火) 23:08:44
>>145
特に、現地に残って救護活動に従事していた人たちや軍から要請を受けて避難誘導にあたっていた人たちが危ないですね。
南部戦域ではそういった「誤射」が多発してしまいそうです。
北方避難路線にインスパイヤされるなら、上陸軍と接触するであろう軍使役にある程度のその方針を伝達させておく方がよいかもしれませんね。
(あとは形式的に、上陸時に民間人避難地域の無防備都市宣言を発表)

148辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/15(火) 23:12:12
沖縄戦はある意味、本土決戦のテストケースというか前哨戦という位置づけと
考えることもできる戦いですから米軍としても民間人への対応とかもモデル
ケースになるように努力はするつもりはあるんでしょうね。問題はそんな余裕が
無くなりそうなことですが……苦戦するほど民間人への対応も、ね(汗)

149New:2014/07/15(火) 23:12:46
無防備都市宣言・・・ソ連相手だと無謀な都市宣言になるけど米軍なら多分
・・・いやきっとメイビー。

150yukikaze:2014/07/15(火) 23:24:22
ちなみに自分の世界観では宜野湾ラインでの停戦となりますので
史実よりも損害は軽減されている状況です。
史実沖縄戦で、県民の損害が多発したかと言うと、やはり5月末に
第32軍が首里を放棄し摩文仁に司令部を置いてから玉砕までの間。

日本軍や避難民が沖縄南端に追い詰められ、日本軍の指揮系統も崩壊した
6月に入ると、ヤケになった一部の日本軍の暴走による住民虐殺
(集団自決を強いたり、アメリカ軍に殺されるくらいなら自分たちの手で……とか、
住民をスパイ扱いで処刑したりとか、壕から住民を追い出して必死の状況に追い込んだりとか色々)
や、パニックに陥った住民の集団自決が多発することになりますし。

首里が陥落せず、司令部機能が生きている状況だと、中部から南部は被害が抑えられますので
後は北部の住民をどうするかがポイントになるかと。

151名無しさん:2014/07/15(火) 23:49:18
>>131
SPAMとSPAMのSPAM炒めSPAMがけにSPAMの付け合わせでデザートはSPAMなんですねわかります

152名無しさん:2014/07/16(水) 00:01:37
>>23
パチンコとか潰せるから悪くないな

153ひゅうが:2014/07/16(水) 00:03:44
>>151
よし、スパムむすびを発明して逆に米軍を日本食に引きづりこむのだ…!
戦後のために。

154 テツ:2014/07/16(水) 00:04:20
日本赤十字社を通じて、戦争難民扱いで北部に難民キャンプ作ってもらえんかな。と思うのは、米軍を信用しすぎか?

155名無しさん:2014/07/16(水) 00:06:26
>>153
料理人「スパムのテンプラ、スパムのオムレツ、スパムのサラダ、スパムチャーハンでセット料理」

156 テツ:2014/07/16(水) 00:08:17
>>153
スパムハムカレーを収容キャンプで作って、米軍を餌付けしようと(マテ

157名無しさん:2014/07/16(水) 00:12:00
よろしい、ならば飯テロだ。
ttp://okinawahormel.ti-da.net/c156922.html

158名無しさん:2014/07/16(水) 00:14:01
あれ、yukikazeさんの見てて思ったんだけどクラッチレーさん水葬されちゃったん?
貴重なヴィクトリア十字勲章受勲者が…、アレはクラッチレーそこまで悪くないと思うんだけどなぁ…
報告の遅れと位置の間違えによる来寇時間の読み違えとか流石にどうにもならんような…

159 テツ:2014/07/16(水) 00:40:13
マケインはまだ出てきてませんけど、あの人はどうなったんだろう
親子三代海軍に奉職しているアメリカ版海の一族ですが

160名無しさん:2014/07/16(水) 00:42:04
>>158
割かし史実でもそうやって負けた人が歴史上に何人もいるから困る(汗

161yukikaze:2014/07/16(水) 00:44:43
>>158
ソロモン海でアメリカ海軍の巡洋艦部隊は大打撃を受けることになります。
第一次ソロモン海戦で重巡6 軽巡1がまず水葬。
これだけでも頭が痛いのに、第三次ソロモン海戦で重巡2 軽巡3があの世行き。
もうやめて!! アメリカ海軍巡洋艦部隊のライフはゼロよ!!な状況で、
絶対国防圏に引き下がろうとする日本海軍とアメリカ軍の間で、3〜4回ほど殴り合いして
重巡4 軽巡4が漁礁に。
ぶっちゃけた話、戦前にアメリカ海軍が作った重巡はほぼ消滅。大型軽巡も壊滅状態。

ちなみにバーグが考えた駆逐隊の戦法ですが、バーグがやる前に栗田が逆に
「これは使える」と、戦前に演習で利用した結果、ソロモンでは日本海軍の戦技の
1つとして採用されており、バーグは史実程の戦果をあげることができませんでした。
(それでも出世できた辺りがバーグなのだが)

162 テツ:2014/07/16(水) 00:48:46
>>戦前にアメリカ海軍が作った重巡はほぼ消滅。大型軽巡も壊滅状態
それでも新しい艦船をその倍作れるのが米帝様ですが、同時に戦前から正規の訓練を受け続けたベテランも、大量に海底で魚と戯れる任務に転属ですから額面どおりの戦力では決してないですからね

163yukikaze:2014/07/16(水) 00:54:49
>>159
大統領選挙で負けたマケイン議員の親父でしょうか?
キングとタワーズの派閥争いの影響で、沖縄沖海戦で空母機動艦隊司令官
になりますが、季節外れの台風と大和の殴り込みによって、最終的には
大和以下を沈めましたが、戦艦部隊もほぼ全滅。
おまけに終盤での大和の攻撃に全航空機をつぎ込んだせいで、沖縄の制空権が
一時的に空白になった所を、日本陸軍の最後の反撃によって、陸軍部隊が
大きな被害を受け、指揮官であるバックナー中将も戦死という最悪の結末を迎えます。

これで陸海軍の対立は頂点に達し、マケインは詰め腹を切らされる形で退役。
キングとタワーズもこの一件で政治生命終わらせて、フォレスタルが気に入っていた
ミッチャーが海軍作戦部長になります。

164名無しさん:2014/07/16(水) 00:55:45
レーダー装備前だから夜戦訓練積んだ米海軍兵もいたけどソロモンで損失は痛いだろうな
オーストラリア海軍は壊滅してそうだな、後、田中頼三が左遷もなさげか?

海戦直後のスラバヤ沖海戦でもオランダ海軍はまとめて水葬か?

165 テツ:2014/07/16(水) 00:59:14
マケインぇ・・・

以前地元の港にイージス駆逐艦ジョン・S・マケインが寄港していたことがありまして、それを思い出したのでチト気になりました
ネタバレだったような気もしますが、返答ありがとうございます

166yukikaze:2014/07/16(水) 01:17:23
>>164
ソロモンでの熟練クルー喪失はかなり痛いものになっています。
あと、意外な所で真珠湾奇襲攻撃。
偶然のいたずらのせいで、本来の開始時刻よりも遅れての攻撃だったので
「宣戦布告に間に合った上での攻撃」「史実よりも艦にクルーが乗り込んでいたために
被害拡大」というおまけがついています。
まあ・・・宣戦布告が間に合っても、アメリカ本土に殴り掛かったことにアメリカ国民
激昂しちゃって「リメンバーパールハーバー」になるんですけどね。

田中頼三ですが、史実のような左遷はなしですね。
史実の場合は、スラバヤ島沖海戦で、艦を失わないように判断が傾き勝ち
で消極的な指揮を執ってしまい、ルンガでは大戦果を上げましたが、
川口支隊長におだてられて事実上の上層部批判とかしたことで、上層部の
怒りを買うことになりましたが(つまり・・・田中の行動や言動にも
相当の問題があった訳だ)ここでは後者がないので、まだ許容範囲だったと。

まあ重巡戦隊司令官になっているんじゃないでしょうかねえ。

167名無しさん:2014/07/16(水) 01:49:52
最近の史実夢幻会シリーズを見てて何となく某異聞大東亜戦争を読み返したくなった

168名無しさん:2014/07/16(水) 04:20:54
あっちは夢幻会抜きでも僥倖と奇跡が重なりまくって条件付き降伏まで持ち込んでたね日独で

169Monolith兵:2014/07/16(水) 05:56:28
憂鬱欧州ネタを投降します。
日本が出てこない。蛙回とか誰得なんだ。orz

170Monolith兵:2014/07/16(水) 05:57:40
ネタSS「憂鬱日本欧州大戦 −蛙たちの咆哮−」


 フランスで起きたクーデターの情報はイギリスのみならず、世界中に広がった。
 日本では夢幻会の者たちが頭を抱え、国民はフランス人の突然の暴挙に怒りの声をあげた。
 アメリカでは、フランスの抜けた穴に入り込もうと、様々な工作を始めていた。
 イタリアでは、これを機に連合国入りをしようと、フランスの政府側を支持する表明を出し、いつでも援軍を出せるようにと国境付近に軍を派遣した。
 ソ連では、己の策略がうまくいった事に筆髭がほくそ笑み、欧州戦線で大攻勢に打って出る事を決定した。

 そして、フランスと国境を接するドイツでは、当てにしていたフランスが事実上の内戦に突入した事に、政府内で声を荒げる者たちが続出した。

「あの馬鹿共め!我が国が戦争の準備を進めている内に後方で騒ぐなど!?」

「イギリスと共同して占領してやろうか!?」

 ブラウヒッチュ将軍は、フランスのしでかした事によってソ連への反抗の準備が無駄になった事でフランスを汚く罵った。軍部のみならず他の閣僚からも賛同の声が上がり、一時会議室はフランスへの悪罵罵倒が渦巻いた。
 アデナウァーは、何度も止めようと声をかけたが、それは聞き入られなかった。
 フランスでクーデターが起きて以降ソ連の攻勢は強まっており、フィンランド戦線はいつ崩壊してもおかしくない状態であった。現在の連合軍の主力であるフランス軍が、本国のクーデター勃発の情報を知り浮き足立っているのが原因だった。また、フランス本国からの補給が途絶える事を恐れてもいた。

 だが何よりも、ソ連がとうとうドイツに宣戦布告してきた事が、彼らをこれほど怒らせていた。
 事前の計画ならば、ソ連との戦争開始でフランスからは部隊が大量に輸送されて来る予定だったのだが、クーデターによりそれも見通しが立っていなかった。
 何とかソ連軍の侵攻は押しとどめているが、フランスからの援軍がなければ防衛一辺倒しか出来ずに、戦局を変える事は到底出来そうも無かった。最悪の場合、つまりフランスが敵対する可能性も否定できず、国防計画の見直しが急務だった。

「いい加減にしろ!愚痴を言うのなら後にしろ。今必要なのは、これから如何に戦争を進めていくかだ!」

 アデナウァーはヒートアップした罵倒発表会に嫌気がさし、机に思い切り拳を叩きつけ怒鳴った。普段温厚なアデナウァーのその行動に、会議室は静まり返った。幾人かは自分のこれまでの言動を思い出したのか、居心地悪そうにきょろきょろと周囲を見渡していた。

「ブラウヒッチュ司令官、ソ連の侵攻は完全に防げているのだな?」

「はい。ソ連軍は確かに大軍でポーランド戦の時よりも強くなっていますが、一歩もドイツ領には入らせてません。また、我が軍のみならず編入した元ポーランド軍の将兵の士気も高く、ソ連軍を確実に撃退しています。」

「うむ。空軍はどうか?」

「はい。空軍は制空権を完全に把握しています。幾度かソ連軍による都市爆撃が行われましたが、ほぼ防ぐ事に成功しています。ただ、こちらからの継続しての爆撃は消耗が激しく困難です。ソ連軍の航空機の航続距離は短く、我が軍に比べてその技量も未熟ですが、数が多くこちらの爆撃機の消耗も無視できません。」

 フーゴ・シュペルレ空軍司令官が、ドイツの防空は完璧ではあるものの、ソ連への反撃は難しい事を伝えると、アデナウァーはため息をついた。ちなみに、シュペルレはナチス党の重鎮ヘルマン・ゲーリングと親しい事から、ナチス信奉者であると疑いを持たれたが、ナチス信奉者である証拠もなかったので、司令官として引き続き空軍に在籍していた。
 なお、ドイツ空軍はゲーリングの意向で急降下爆撃に強く傾倒しており、双発機にまで急降下爆撃ができるよう要求するなど戦術空軍であった。よって戦略爆撃が可能な期待は皆無だったのだが、日本やイギリスとの交流が進むにつれて、戦略爆撃が可能な機体が必要と結論付けた。英国の四発爆撃機は開発が遅れているので、必然的に日本の新鋭爆撃機100式重爆連山のライセンス生産が決定していた。

171Monolith兵:2014/07/16(水) 05:58:01
「とりあえず守りは万全だという事だな。では、フランスに対してどんな対策が取れるかを考えよう。まずは今のフランスの詳しい状況を知りたい。」

「はい。現在解っている限り、クーデターはパリで1月6日に起こりました。クーデターの首謀者はエドゥアール・グラディエ、レノー内閣の国防相です。」

 現役閣僚がクーデターを起こしたと聞いた出席者達は目を剥いた。これまで、反戦派議員がクーデターを起こしたと聞いていただけだったが、現役閣僚が、それもよりによって国防相が起こしたとなるのは予想外だった。

「レノー首相やルブラン大統領らの要人はパリを脱出し、ボルドーに政府を移した模様です。かなりの人数が脱出できたようで、フランス政府は無事です。ただ、クーデター側には軍の一部が協力しているらしく、パリでは政府側とクーデター側の部隊がにらみ合っている状況です。」

「では、クーデターは事実上失敗したと言うことか?」

「今のところはそう言えます。ただ、今後軍や政府内でクーデター側に組する者が出ないとも言えません。」

 一先ずドイツの防衛は問題ない事を理解したアデナウァーは、フランスの状況を聞いて胸を撫で下ろした。少なくともフランスが今すぐ敵に回るとか、停戦するとか言う心配はなさそうだった。
 その上で、アデナウァーはフランスへの対策を会議室にいる者達に尋ねた。ちなみに、海軍司令官として出席しているレーダー提督は、国防に関して一切尋ねられる事がなかったために、涙が出そうになるのを堪えていた。

「陸軍としましては、フィンランド支援として準備中であった5個師団をフランス国境へと振り向けようと考えております。」

「まあ、政治的圧力にはなるだろう。だが、フィンランドは苦しいと聞く。フィンランドで敗北すれば、こちらへの圧力が強まるかも知れんぞ?」

「ですが他に有力な部隊がありません。西部に存在する部隊は訓練中の軽歩兵師団が6個程度です。」

「ではその部隊を派遣しよう。今回は軍事的圧力ではなく、政治的圧力が目的だ。下手に重装備な部隊を派遣して、フランスが過剰反応を示しても困る。」

「ではそのようにいたします。」

 アデナウァーの示した案をブラウヒッチェは受け入れた。彼としてもフランスに有力な部隊を取られるのは本意ではなかったが、外交的圧力のための部隊派遣という名目でそれを回避することが出来、彼自身もほっとしていた。

「空軍はどうか?」

「空軍としては、陸軍同様訓練部隊を派遣する予定だ。断っておくが、訓練部隊には確かに新鋭機が配備されていますが、作戦能力は皆無だ。これは理解してもらいたい。」

 シュペルレはアデナウァーに釘をさした。もしフランスと事を構える事になれば、訓練部隊は何も出来ずに壊滅する可能性すらあるのだ。

「それは解っている。フランスとの軍事衝突は私も本意ではない。ボルドー政府とは綿密に連携をとる。それから、イギリスや日本ともだ。これらの部隊には絶対にフランスと事を構えるなと厳命しろ。外相は、フランスにクーデターを早期に収束させるよう他国と連携して強く抗議しろ。」

 アデナウァーの言葉に、出席者達は頷いた。
 こうして、ドイツのフランスへの対抗策は決定した。

172Monolith兵:2014/07/16(水) 05:59:25
 さて、ドイツでフランスへの行動方針が決定された頃、当のフランスではボルドーに避難した政府がパリ奪還の方策を練っていた。
 ルノーら政府の要人達は、クーデター直前に密告によりグラディエがクーデターを起こすという事を知り、脱出できていた。

「クーデター側について部隊はそれほど多くはありません。国防相の命令とは言え、パリに進軍せよと言う命令に疑問を持った部隊が少なくなく、現在確認できているのは、パリで我が方と睨み合いをしている2個師団に過ぎません。他の部隊はこちらを正統な政府として支持しています。また、フィンランド派遣軍もこちらの支持を表明し、海軍も全てこちら側についています。」

「最悪の事態は免れたか・・・。」

 ルブラン大統領が疲れた顔で呟いた。幾人かの議員はクーデター側についており、脱出できなかった議員も多数いた。

「ですが事態は深刻です。パリがクーデター側に占拠されてしまい、各種業務に支障がでています。また、バルト海とエーゲ海に展開する艦隊が英海軍との連携に問題がでており、ソ連軍の仮装巡洋艦や潜水艦の進出を許した可能性があります。」

 臨時に国防相に任命したマキシム・ウェイガン大将が現状を説明すると、閣僚らからはため息が漏れた。パリが反乱軍に占拠されたため、政府のみならず軍の業務にも支障をきたしていた。具体的には、兵器の生産計画やフィンランドへの追加派兵計画、部隊の訓練や移動や兵站などの計画の実行が困難になっていたのだ。陸軍総司令官兼参謀総長のモーリス・ガムランがクーデター側についた事も痛手だった。

 また、それのみならず国境付近にドイツが部隊を派遣しており、この対処も問題だった。幸い訓練部隊である事が判明し、こちらも対抗上部隊を派遣したが、これはドイツから早く事態を収拾せよと言うメッセージだと言うことは誰の目にも明らかだった。

 そして、イタリア軍も国境付近に20万にも及ぶ部隊を展開していた。こちらは重武装の部隊であり、「クーデター軍掃討に協力する用意がある」という名目の元だったが、それがいつ未回収のイタリアを奪おうとする可能性があり、油断出来なかった。

173Monolith兵:2014/07/16(水) 06:00:34
 ルノーはガムランの能力に疑問を持っており、幾度としてガムランの更迭を試みたが、その度にダラディエに妨害されたため、ガムランは未だに陸軍の全てを取り仕切っていたのだ。
ちなみに、ガムランは積極的にクーデター側についたのではなく、クーデター発生の報告を受けても何ら指示を出さずに寝室に入ったため、クーデター側に組したと政府側は判断していた。梅毒による思考力の低下が彼の命運を決めていた。

「出来る限りフィンランドへの派兵は行おう。それと、ドイツにも部隊を送る。ここで我々が諦めればフランスは永久に世界の笑い者となってしまう。時間はかかるだろうが、これは絶対に必要な事なのだ。頼む。」

 ルノーの言葉に閣僚達は難しい顔をした。
 政府側は軍の支持は受けたが完全に掌握できたとは言えなかった。そこでルノーは部隊をフィンランドとドイツに送り、フィンランドではイギリス軍の指揮下に、ドイツではドイツ軍の指揮下に部隊を置く事で、国内の潜在的な反乱勢力を減らそうとしたのだった。
 だが、陸軍が半身不随になっている現在では、派遣できる兵力は高が知れているし、既存の部隊の兵站も厳しいのが現状だった。
 また、クーデターが起きパリが占拠されたために、閣僚達の間では厭戦感情が広がっていた。フランスが分裂するくらいならソ連と講和しようと言う意見が出るのも無理がなかった。

「それから、今回のクーデターはソ連による謀略である可能性がある。日本からソ連がフランスで武装蜂起する計画があるという連絡があった。」

 ルノーが日本からの情報を伝えると、閣僚達は驚愕した。彼らは今回のクーデターは、あくまで国内勢力である反戦派が起こしたものであると考えていたからだ。

「日本はフランス大使館を通じてクーデターが起きる前、1月4日にはこの情報を伝えてきた。だが、どこかでこの情報は握りつぶされたようだ。つまり、外務省に共産主義者が、ソ連のシンパが存在するという事だ。
 それと、グラディエの後援団体の一つである市民反戦運動には、多数の共産主義者が出入りしているという情報提供がイギリスからあった。我が国の諜報関係者は首の上にカボチャでも乗せているらしい。」

 ルノーは外国から今回のクーデターの真相を伝えられ、自国の諜報組織が余りにも貧弱な事に皮肉を言った。皮肉は兎も角、その内容に閣僚らは衝撃を受けた。フランスに共産主義者がいる事は知っていたが、ここまで根を張っていた事は彼らは知らなかったのだ。これでは、どこに共産主義者が潜伏しているかわかった物ではなかった。
 そして、パリが占拠されたことにより、政府や軍の機密情報がソ連に流出した可能性は高く、反抗作戦は一から見直しをしなければならなくなった。もっとも、フランスが内戦状態にあるために反抗は事実上不可能となっていたが。

「これからフランスはソ連と国内の共産主義者と言う二つの敵と戦う事になる。だが、クーデターを防げなかった私ではこの戦いを乗り切るには力不足であると実感した。よって、私は首相を辞職し、後継はペタン元帥を指名する。」

 そう言うと、レノーは会議に出席していたペタン元帥に視線を向けた。閣僚らも元帥に目を剥けた。

「こんな老体ですが、フランスの勝利のために尽力しましょう。」

「ありがとうございます。我々も出来る限りのサポートを行います。」

 こうして、フランスは国内と国外という二つの戦場で戦う準備を始めた。

174Monolith兵:2014/07/16(水) 06:01:19
 ペタン元帥がボルドー政府の首相に任命された事はフランス国内のみならず世界中に伝えられた。
 首相に就任したペタン元帥は、早速フランス国内にラジオ演説を行い、今回のクーデターがソ連の陰謀であり、パリを占領している勢力は共産主義者であると言い、国民に共産主義者根絶のための協力を求めた。
 そして、パリが戦場となり戦火にさらされる可能性を指摘した上で、国民に覚悟を求めた。

「先の大戦の際、我々はパリの陥落を覚悟した。戦火によりパリが廃墟になる事を覚悟した。翻って、現在はどうか?フランスは確かに直接の戦火には晒されてはいなかった。
 だが、ソ連と繋がった共産主義者達はは我が国の誇るべき首都で、卑劣にもクーデターを起こした。パリを守るために、我々は誇りを忘れて悪魔のような侵略者に膝を屈するのか?
 否、断じてそのような事はしてはならない!たとえパリが廃墟となったとしても我々は勝利する。勝利し、世界にフランスここにありと示そうではないか!さあ諸君戦おう!栄光の勝利の為に戦おうではないか!」

 ペタン元帥はたとえパリが廃墟となっても、卑劣なソ連と反乱軍は叩きのめすと宣言し、国民に理解を求めた。この演説で、クーデターが共産主義者によって起こされた事を知った国民は、卑劣なソ連と共産主義者立ちの行いに激高して、徹底抗戦を主張するペタン元帥を支持した。

 一方で、パリに陣取るクーデター政権は内部分裂が起き始めていた。

「俺達が共産主義者だって!こんな事出鱈目だ!」

「だが考えて見れば、武装した連中がいるけどあの武器はどこから調達したんだ?」

「俺、支部長が赤旗振って革命万歳って言っているところ見ちまったんだ。何かの間違いだと思っていたけど、共産主義者なのかも。」

 このような会話がそこかしこで行われ、中にはボルドー政府に投降するものも現れ始めていた。

「お前ら俺達を騙したな!反戦派とか言いながら、ソ連の為に俺達を良い様に使ったんだろ!?」

「おいおい何言ってるんだ、真の平和のために、革命のためには些細なことだろ。」

「やっぱりこいつら共産主義者だ!良くも騙してくれたな!!」

 クーデター政権内部では、このように共産主義者と単なる反戦派との間で争いが起き、ボルドー政府がパリ解放のための行動をする前に、パリは戦場になりつつあった。
 クーデター政権側についた陸軍内部でもこのような分裂が起きており、銃撃戦すら起きるようになっていた。

 その情報を知ったペタン元帥は、クーデター側に投降を勧告すると共に、陸軍の投入を決定した。

「共産主義者を1人も逃がすな!ただし共産主義者以外で投降する者は1等減刑する。」

 ペタン元帥は、このようにクーデター政権内部での内部分裂を加速させた上で、大部隊でパリを制圧するよう命令した。
 パリではそこかしこで戦闘が始まり、一部では砲撃戦すら起きていた。砲弾が建物に着弾し崩れ落ち、火に包まれる様はフランス国民の心に大きな傷を作っていた。

 だが、国民はそれでも共産主義者達の殲滅を望んだ。もしパリの破壊を恐れ共産主義者達が生き残れば、ポーランドで起きた悲劇がフランスでも起きるかもしれないのだ。
 故に、フランス国民はクーデターを起こしパリを戦場にした共産主義者と、現役閣僚でありながら共産主義者についたダラディエを憎んだ。

 最も、ダラディエ自身はこのまま戦争を続ければ、フランスは勝利したとしても貧弱な兵器によって多数の戦死者と積み重なった債権により、列強として存在できない可能性を危惧してクーデターを起こしたのだった。後援団体の反戦団体が、まさか共産主義者の隠れ蓑だと言う事など、夢にも思っていなかったのだ。

「もはや、私は全フランス国民の敵か。ならば、精々絶対的な悪として共産主義者共々滅んでやる!」

 彼自身もソ連の陰謀によって良い様に動かされた事に憤りを感じていたが、こうなった以上は共産主義者をフランスから排除する為の生贄になるつもりだった。彼は信頼できる軍人達に、共産主義者達を出来る限り殺害するように指示を出すと、彼らがクーデターに参加したのは自分が強制した為であり自由意志によるものでは無い事を書面にしたため、彼らに託した。

「共産主義者どもを殺した後はボルドー政府軍に投降しろ。それから、私は悪魔のような共産主義者であったと宣伝しろ。この戦闘で市民もかなり巻き込まれているだろう。それも全て私のせいだと宣伝するんだ。ボルドー政府は必ずこの話に乗る。」

 ダラディエは付き従ってくれた彼らにそう言い、ボルドー政府に後の事を託した。なお、彼の遺体は損傷が激しく、彼だと断定するのにかなり時間がかかったそうである。

175Monolith兵:2014/07/16(水) 06:03:54
 パリを巡る戦いは結局2ヶ月にも及ぶ長期戦となった。武装した共産主義者は市民の中にまぎれて政府軍を攻撃したために、市民や味方への誤射や拷問が頻発した。また味方のふりをして背後から銃撃を加える反乱軍兵士もおり、パリにおける戦闘は泥沼に突入してしまった。
 その為、パリは多くの建物が破壊され、ノートルダム大聖堂やリュクサンブール宮殿、ブルボン宮殿といった歴史的価値がある建物も、共産主義者が立てこもり激しい戦闘が行われ半壊しかつての面影は失われた。
 それ以外にも各種博物館や学校も共産主義者が立てこもって抵抗したために、多くが破壊された。一部の共産主義者はエッフェル塔や凱旋門といったパリを代表する建築物を破壊して、フランス国民の精神に一撃をいれようとしたが、政府軍は最優先でそれらを奪還したが、凱旋門こそ無傷だったがエッフェル塔は支柱の一つが破壊され傾いてしまい、倒壊は免れなかった。

 パリにおける戦闘が終了したのは、3月14日になってからだった。クーデター発生から実に2ヶ月と1週間が経っていた。
 ペタン元帥は未だ黒煙がもうもうと立ち上がるパリを飛行機から見ていた。いくら戦闘が終了したと言っても、パリは瓦礫の山と化しており、崩壊の危険性のある建物も多かった。また、反乱軍はほぼ掃討されたと言っても、生き残りがいる可能性は排除しきれないために、飛行機での視察になったのだった。

「これは酷いな。1次大戦でも守られたパリは、遠くはなれたソ連によって破壊されたか。」

「これでは当分ボルドーから戻れませんな。」

「パリの本格的な復興は戦争が終わってからになるだろうな。その為にも、一刻も早く攻勢を進めなければならない。」


 パリが破壊された事で、フランス国民は悲しみにくれた。あえてパリを戦場にした政府を批判する者もいたが、大多数はソ連を憎み、声高に報復を叫んでいた。

「ソ連を倒せ!スターリンを処刑しろ!スターリンの首は木に吊るされるのがお似合いだ!」

「第2次モスクワ遠征だ!!今度はドイツイギリスと一緒にモスクワをぶち壊せ!」

 国民はそのようなシュプレヒコールを上げて各地で報復を叫ぶデモ行進を行った。これまで一方的に殴られたため、国民は勝利に飢えていた。

「何とか政府と軍の機能は回復したものの、フィンランドでは連合軍が依然不利。ドイツではフランス軍が到着したものの、突破は未だならず、か・・・。」

176Monolith兵:2014/07/16(水) 06:04:25
 フランスはパリ奪還と同時にフィンランドとドイツにも軍を送っていたが、未だ戦局は厳しいままだった。フィンランドでは、フランスが内戦で身動きが取れないうちにソ連軍の大攻勢によりマンネルハイム線が崩壊。連合軍はVT防衛戦まで後退したが再編成の間もなくソ連に追撃され、更に後方のVKT防衛線まで後退を余儀なくされた。
 幸い、フランスが混乱から立ち直り、フィンランドへ増派を行ったために再度防衛体制を整える事ができたが、連合国からはフランスの不手際に対して批判の声が上がっていた。

 そして、フィンランドへ多くの兵力を割かれたために、ドイツへの派遣兵力が大きく削られてしまった。結果、反攻に移るのは難しいのが現状だった。
 なお、この頃にはドイツ・フランス共に300万を超える兵力を有しイギリスも100万以上の兵力を保有していた。
 しかし、ソ連軍もその兵力を大きく増やして600万以上の兵力を有しており、フランスの兵器が貧弱な上に兵站に問題を抱えていたため、連合軍の足を引っ張っていた。

「我が軍は抜本的な改革が必要です。特に戦力の運用見直しと新兵器開発は急務です。」

「解っている。その為の戦車の集中運用だ。それに、何のために英独日から人を呼んだのだ。」

「当面は既存兵器の改良と他国兵器のライセンス生産ですか・・・。」

 フランス軍はこれまでの戦訓から、軍の抜本的な改革が必要と判断していた。これまではモルガンなどの保守派等により、それらの改革案は握りつぶされていたが、皮肉にもクーデターが彼らの発言力を奪った結果、急速に改革が進められていた。
 特に力を入れたのは、連合国各国から軍人や技術者を呼びこみ、フランス軍の改革に役立てようと言うことだった。そして、各国の兵器のライセンス生産も視野に入れていた。

 そして、各国の軍人や技術者がフランス軍の実態を知ったとき、彼らは絶叫を上げた。

「未だに伝書鳩だと!フランスは未だに19世紀のままなのか!」

「戦車は歩兵の支援が任務?戦車は集中運用してこそ意味があるのだ!」

「まともな対戦車砲がない・・・。最大でも47mmだと?これでどうやってソ連の戦車と戦えって言うんだ。」

 彼らは口々にフランス軍の旧態依然とした体制と兵器を批判した。そして、当面は各国兵器のライセンス生産で乗り切ろうとしたのだが、ここでも問題がでてきた。

「97jの量産ができる製造能力が無い・・・。Ⅳ号戦車の製造は何とか可能だが・・・。」

「生産体制が酷すぎる。部品が工場に届いてないじゃないか!これでどうやって兵器を生産しろというのだ!!」

「どうしてこうなるまで放っておいた。まずは工業を、いや経済から見直さないと・・・。」

 フランスが望んでいた97式中戦車のライセンス生産は技術的に難しく、フランス軍を悲しませた。
 それどころか、日英独に比べて工業力が低いために、ソ連に対抗できそうな戦車や戦闘機のライセンス生産も厳しい状況だった。

 幸いにも、各国の協力もありそれらの問題は着々と解決していったのだが、それでもフランスが世界有数の陸軍国としての栄光を取り戻すのは当分先だった。

「だが、我々にはソ連には無い圧倒的な海軍力がある。これを使わない手は無い!」

 翌日、ペタン元帥は仏海軍司令官と共にロンドンへと飛び、新しく首相となったチャーチルにフランスの作戦を説明した。チャーチルは余りにも大胆な作戦に驚くと共に、フランスが勝利を貪欲に求めていることに好感を持ち、作戦を実施する事に同意した。

おわり

177Monolith兵:2014/07/16(水) 06:07:50
以上で、フランスが冬眠から目覚めた経緯を終わります。w
やったね皆。フランスが本気で戦争を始めるよ!ただし、フランス保有兵器はすぐには変わらない模様。
さて、次回もフランス回です。まあ、原作読んだ人ならどんな展開か予測できるでしょうけど。
なお、フランス回が終わった後は日本回の予定です。

178Monolith兵:2014/07/16(水) 06:34:08
追記。
日本の第2次遣欧軍は2月に到着していて、フィンランド戦に投入されました。
以前第2次遣欧軍で2個飛行戦隊と表記していましたが、2個飛行師団の間違いです。
海軍航空隊や母艦航空隊と共にソ連軍に雨霰と爆弾を降らせ、都市爆撃も行い進撃を遅らせました。
他にも真空管レーダーも各国に提供され、英独ではコピー品が生産されたりしています。
本文に書くの忘れたのでここに書いておきます。

179名無しさん:2014/07/16(水) 06:47:34
乙です。

やっぱりフランスは駄目だなw
これでマシにはなるかもしれませんが、なぜだろう、まともにはならない気がしてならない・・・

180Monolith兵:2014/07/16(水) 06:52:04
フランスはこれから良くなる・・・はずだと思う。
次回ではフランスもまともに活躍できます。世界屈指の海軍国の筈だし。

181名無しさん:2014/07/16(水) 06:57:33
乙です。活躍するのも良いけど、もっとグダっても良いのよ?

182名無しさん:2014/07/16(水) 07:09:30
乙です。グダリながらも何とか良い方向に向かいつつありますな。
そして、電探提督ェ・・・・・。

.>167-168
5月に一部内容(本編及び戦後・現代編双方)が改定されたので、その辺りを
楽しみながら見る事をオススメします(なお、自分は1週間かけて読了しました)

183名無しさん:2014/07/16(水) 07:12:10
乙乙
他国の介入前に何とか自力でクーデター終わらせたか
ま、まあ、多分ここがフランスの底で後は日輪のごとく天に登るだけさ!

184名無しさん:2014/07/16(水) 08:40:14
英独日から派遣した技術者から経済の専門家の派遣要請きそうだな
辻ーんの腹心というかシンパとケインズさん着たら面白そうw

185名無しさん:2014/07/16(水) 10:17:19
投下乙です、フランスの内戦も終了か…とんだ茶番劇もいい所

フランス海軍がどうやって暴れるか楽しみだ

186名無しさん:2014/07/16(水) 10:25:48
乙です。

>>183
既にどん底だから何か少しでも業績を出せば評価されるという事態に(汗

フランス海軍はフランス海軍で空母建造計画も含めでグダッテいるから期待支度でも出来ない件(白目

187名無しさん:2014/07/16(水) 10:34:04
おつです
梅毒将軍が反乱軍につかなかったら鎮圧はさらに長引いたかもしれないw

188名無しさん:2014/07/16(水) 10:34:41
流石にフランス全体が共産主義に対してガチ切れかつ面目丸つぶれ状態だから
海軍も壊滅覚悟で結果出すんじゃないかな

というかなにか戦果上げないと国に帰れないよねフランス海軍……

189名無しさん:2014/07/16(水) 10:49:53
>>188
今のところイタリア並、もしくはそれ以上に列強(笑)状態だもんなぁ

190名無しさん:2014/07/16(水) 10:54:29
>>188
フランス海軍は国の威信がかかっていますからな。
最終的に壊滅状態になろうとも戦果を大量にあげない限り帰れませんわ。

191名無しさん:2014/07/16(水) 10:56:50
すでに可能か不可能かって段階通り越してやるしかない状態ですからね
それと地味に今回のクーデターはソ連にとって痛かったかも
各国の共通認識として共産主義者を国内に放置する危険性を明確に示しちゃいましたから

192名無しさん:2014/07/16(水) 11:03:15
>>191
各国で一斉にレッドパージが始まりますからね。
それと軍の特殊部隊まで用いての徹底的な共産主義勢力への制圧作戦も始まるでしょう。
それこそ、今夏のクーデタを見て情け容赦無用の徹底した処理になるでしょうから、各国で築いた情報網が壊滅確定ですからなあ。

193名無しさん:2014/07/16(水) 11:18:57
レーダー提督ぇ…泣いてもええんやで。そして、Monolith兵さんを怨んでもええんやで。
ゲーリングはこの後どうなるのかねえ。今後も史実のようにしてたらどうなるんだろう。

フランスがまともになった…。けど全然強そうに見えない…。
現状じゃ、ソ連と相対するのは陸軍力で大きく引き離されてるしなあ。
経済から問題だとは言われているが、経済は各国ともに考えが違うしなぁ。
それにその場の状況に合わせてそれぞれのやり方に在った方法を取らないといけないし、そもそも時間が足りない…。

イタリアさんは頑張っているのだが、同時に警戒されているなぁwwまぁ当たり前なんだが。

さて英国と仏国はどんな作戦を考えてるのやら…。嫌な予感しかしない。

194名無しさん:2014/07/16(水) 11:20:32
なお次回フランス海軍が頑張れば頑張った分、意地を見せたら見せた分、
再建後のフランス陸軍のハードルが高くなりますw

195名無しさん:2014/07/16(水) 11:27:33
フランス海軍は壊滅し様が関係なく作戦を完遂しようとするだろうからね。
陸軍は、ハードルが尋常じゃない程上がった状態での戦闘だろうね。

196普通の名無しさん:2014/07/16(水) 12:28:05
乙フランス覚醒(笑)。各国でも赤狩りが本格化しそうだな。
当分はⅣ号戦車も厳しいだろうからマルダーのような対戦車自走砲が
精々な気が・・・・。フランスが腰を据えた分、イタリアの空回り振りが・・・。

197New:2014/07/16(水) 12:31:28
乙です。パリは当分血の匂いで人が寄り付かんでしょう。
フランスが好戦的になるのはいいけどナポレオン2号にならなければいいんだけど。
レーダーよ、強く生きるんだぞw。
フランスは航空機を取りあえず1,2種に絞ることから始めないと。

198名無しさん:2014/07/16(水) 13:20:36
まあ、本気になったフランスは、勇気にだけは不足しないから、使いようによってはうまくは○かと。

問題は本気になるタイミングがあまりに遅すぎたり、勇気にあふれすぎてやたら突撃しすぎたりする事だけだ。

199名無しさん:2014/07/16(水) 13:25:46
実際フランス軍は弱くないんだよな、ドイツのフランス侵攻だってかなり損害与えているし
メルダース撃墜したのもフランス軍だし

200名無しさん:2014/07/16(水) 13:39:38
フランス海軍「俺達がフランス最後の希望だ!」

201名無しさん:2014/07/16(水) 13:52:07
ドイツ側でも手を焼いていた装甲艦の大出力ディーゼル機関をまともな稼働率にもっていったって話もあって、技術面での底力も高かったのよね。

202名無しさん:2014/07/16(水) 14:01:50
当時としては欧州陸軍国家の一角だよ?
動員兵力も装備も標準以上だ

……でも、なんでかパッとしないんだよななんでだろ?

203名無しさん:2014/07/16(水) 14:07:20
史実でもなんだかんだ言って侮れないなと見られていたせいで初手から
敵が全力でぶん殴って来て速攻で半殺しにされたからかもw

204名無しさん:2014/07/16(水) 14:09:38
ガムラン将軍と軍需産業をいじりまわしすぎた件がなかったら、ここまで微妙な扱いになることはなかったのでしょうな。

205名無しさん:2014/07/16(水) 14:41:16
少なくとも確実に戦力化できる海軍は期待できますな。
陸軍は最悪装備は現状のままでも防衛作戦には従事できるはず。
本気になった彼らは士気も高く、また頑強ですから。

206名無しさん:2014/07/16(水) 14:54:31
>>202
本格的に動員が完了するまでにやられるせいで
大して訓練できていない新兵を送り込まざるを得ない状況になるからとか?

装備も額面は揃ってるけど補修部品の生産ができていとか
整備にやたら手間がかかるとかで実際はボロボロなイメージ

207名無しさん:2014/07/16(水) 15:05:41
乙です。フランス覚醒するも自国の酷さも自覚する羽目に。
陸軍はこの先も汚名返上しようとして汚名挽回になることがたびたび起きそう。

戦後パンターの主砲をコピーできたり、史実日本の九〇、九一式野砲設計したりと火砲
は車両よりはマシだと思うので戦車諦めて自走砲や突撃砲、駆逐戦車に注力した方がいいんじゃないかな。

208名無しさん:2014/07/16(水) 15:17:20
西側の陸軍が使っている155m砲弾の設計元はフランスだし、火砲関連はかなり優秀だよなあ

209名無しさん:2014/07/16(水) 15:35:47
乙です!
フランス戦車はカモさんチー・・・もとい、ルノーB1bisをベースにどんな魔改造になるやら色々期待してます!

あ、もし88ミリ砲を載せるならポルシェティーガーのネタは補給面でシャレにならないから止めてくれ


※ポルシェティーガーの88ミリはヘンシェルのとは違うタイプな為に弾薬の共用出来なった

210辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/16(水) 15:46:53
乙でした! いやあフランスは例によってgdgdですねえ。とりあえず
梅毒で頭がおかしくなってる人間をそのままトップに据えてる時点で組織に
根本的な問題があるんでしょうがまあプライドがかかった時のフランス人は
強い……とは言い難いのが一抹の不安がありますがダンケルク級無双を
期待しておりますw とりえず空気の電探元帥とチラ見してるだけで出番が
終わったドゥーチェには黙祷w

九七jですら生産できず四号が精一杯となるとそれこそ最初からGPF155mm
カノン砲でも搭載して自走カノン砲でも作るか(M3グラントに乗ったんだから
いけると思う)、それとも浪漫の塊である列車砲の出番かw 史実でさえマジノ線の
せいで金がないのに憂鬱基準のフランスだから更に金がないですからね……どこで
どんな風に史実で存在していた兵器が無くなっていてもおかしくないのが楽しそうですw

211トゥ!ヘァ!:2014/07/16(水) 16:42:50
乙です

意外とフランスの政府側がまともで驚いた…
クーデターも思っていたよりグダらずに終わったようでなによりです。

212New:2014/07/16(水) 18:21:40
フランスが生産できるのって豪州のセンチネルっぽいの程度なんだろうなあ。
己の非力さに泣いて米国にも頼るかも・・・。

213名無しさん:2014/07/16(水) 19:33:26
>>212
自力でもARL44の様な戦車は開発できるよ。一応。

214辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/16(水) 19:57:46
九七jのライセンス生産が出来ないというのはつまりそれだけの大きさの戦車を
生産できる工場が無いということかもしれないので、辻ーんの荒稼ぎのせいで
史実よりも貧乏なフランスがB1−bisの開発を中止してる恐れもあるわけで
……もしそうならARL44も無理かもしれません

215名無しさん:2014/07/16(水) 19:59:39
>>214
本編とは別の形で辻がやり過ぎた弊害が出てきていますな……
ホント、これどうするんだ(汗

216名無しさん:2014/07/16(水) 20:00:56
桃華乙
>>エッフェル塔は支柱の一つが破壊され傾いてしまい、倒壊は免れなかった。
なんで共産主義者は共産主義者絶対殺すマンを作るのが上手なんだろう(白目

217トゥ!ヘァ!:2014/07/16(水) 20:09:03
他にもパリにある沢山の有名な建築物が破壊されたよ!

・・・畜生野郎どもぶっ殺してやる(文化財専攻)

218名無しさん:2014/07/16(水) 20:11:39
フランスがこれで本当の意味で国家総動員体制に移行したからなあ。
そして全世界での赤狩り開始。ソ連以外に何処にも逃げ場はない。

219ひゅうが:2014/07/16(水) 20:30:52
乙です!
なんということを…

220辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/16(水) 20:32:22
もしルーヴルが所蔵品ごと破壊されていたら最後の一人まで根絶やしにすべき(真顔)

221名無しさん:2014/07/16(水) 20:35:41
>>216
共産主義者を含めて左に偏った連中は自分らを否定する世界なんて滅びればいいみたいな思考を多かれ少なかれ持ってるよね

222名無しさん:2014/07/16(水) 20:38:30
>>221
この世界ではむしろ彼らが滅びる立場になるのが確定しましたからな。
むしろ滅ぼしてやる(真剣)

223名無しさん:2014/07/16(水) 20:39:42
マミ「みんな否定するなら、みんな死ぬしかないじゃない!!」

224名無しさん:2014/07/16(水) 20:43:01
>>223
まあ、その結果の行動でマミる事が確定したわけだが。

225名無しさん:2014/07/16(水) 20:44:52
さすが、マミさんである

226名無しさん:2014/07/16(水) 20:46:37
これは確かに可能な限り早くソ連を殴り返さないとフランス立つ瀬もないし国民感情も納得せんわ
みんな言ってるけど大変だな、フランス海軍

227名無しさん:2014/07/16(水) 20:51:18
フランスの誇りも意地も威信も歴史も何もかも否定されたような状況だからね。
兎にも角にもソ連を徹底的に叩き潰してソ連を否定しない限りは国民が抑えきれませんわ。

228名無しさん:2014/07/16(水) 21:10:27
そらとぶ破壊神様がフランスを親愛の目で見つめている・・・
なお、少し前まで養豚場のブタでもみるかのような冷たい目で見てた模様

229Monolith兵:2014/07/16(水) 21:18:37
皆さん感想ありがとうございます。

>>181-182
フランスはグダグダなのがデフォなのです。wとりあえず、史実イタリアは超えました。ww

>>183
もうド底辺ですからね。後は上るだけのはず。

>>184
経済といっても生産計画がグダグダなんです。
ドイツ経済建て直した辻ーんと愉快な仲間達に注目が集まりそう。

>>185
フランス海軍は頑張れるはず。

>>186
ドイツが空母建造を計画していないから、フランスも空母建造はないと思っていたけど、違うの?

>>187
梅毒元帥に退場して貰ったので、これからフランス陸軍は上にしか伸びないはず。

>>188-189
一応首都が破壊されても勝利を諦めない、という見方もできますので、列強(笑)ではないはず・・・です。

>>190
海軍はフランスの威信がかかっていますから、必ず結果を出すと意気込んでます。

>>191-192
アメリカでも赤狩りが加速しそう。そして、次々に見つかる前政権内部のソ連スパイ達。w
ついでにイギリスが、アメリカによる対ソ支援を公表したら、アメリカは晴れて共産主義を擁護する国家に。w

>>193
ドイツ海軍にも見所を作るつもりです。
それと、ゲーリングは既にドイツから逃亡しています。ナチス関係者は全て刑務所に入れられて裁判待ちか外国に逃げているので。
経済が駄目と言うのは、パリが破壊されて生産計画は白紙になり、全省庁に大ダメージをこうむった為に、建て直さなくてはなら無いわけです。その為の人材もパリで大勢死傷したためにフランスは経済が駄目になっているのです。。
イタリアは攻め込みませんでした。もし攻め込んでたらフランスは三つの敵と戦うことに・・・。(´・ω・`)

>>194-195>>200
フランス海軍への対抗心に燃える陸軍か。陸軍国のはずなのに、海軍が最後の希望とかなんなの?

>>196
フランス戦車は当面既存戦車改増の突撃砲や自走砲になりそう。w
H35やR35やS35に6ポンド砲旋回砲を乗せようと思ったのですが可能なのか解らないので、マルダーやヘッツァーもどきになりそうです。

>>197
フランスは連合国で一番航空機が遅れているので。
でも、VG.33やD.520が量産されたらまだマシになるはず。とりあえずスペック上は。

>>198-199
フランスは決して弱くないのです!
多くの人はそれを理解していないのです。少なくとも砲撃が来ても祈りをささげるような事は無いし。

>>201
それは初耳でした。
他にも、実際にフランス戦車と戦ったらかなり痛手を負ってしまったとか、戦車砲で撃破できなくて88mm砲でしか破壊できなかったとか。
フランスは決して弱くは無いはずです。軍上層部と政府がアレだっただけで・・・。

>>202-204
史実じゃ僅か1ヵ月で降伏して、こちらじゃ共産主義の跋扈を許してパリが破壊されたし、何よりもソ連が魔改造されてしまったので・・・。
史実どおりのソ連ならば・・・やっぱ苦戦するか。(´・ω・`)

>>205
フィンランドは結局フランスのお陰で持ち直しました。
ただ、補給に爆弾抱えてますけど。

>>206
生産計画が一から作り直しなので、補給が苦しくなり銃剣突撃ばかりするフランス兵。
あれ?デジャヴが・・・。

>>207-208
M1897とか世界中でコピーされまくってベストセラーになりましたし。
というか、現代の大砲は殆どこの系譜だったはず。

>>209
ルノーB1って、発展性少ない気もするのですがどうなんでしょう?流石に88mmは乗せられないような。(汗)

>>210
>M3グラントに乗ったんだからいけると思う
なんじゃこら!w
でも、自走砲か突撃砲に改造する程度しか選択肢が無いんだよね。
新型戦車開発は史実イギリス以上に遅れそうだし、ライセンス生産もやっとだし・・・。

>>211
クーデターまで起きたからまともにやらなければ死にますから。w
フランスも流石にソ連を支援(強化)したアメリカに頼ろうとかは思わないでしょう。パリがああなった原因は僅かでもアメリカにはありますし。(フランス主観)

>>212-213
まともにARL44開発できるから悲観しなくてもいいよ。
なおその頃にはティーガーや三式戦車が出現している模様。

>>214
一応B1は生産しています。史実でもそれほど生産されたわけではないので、憂鬱世界じゃ更に数は少ないですけど。


皆フランスが好きなんだなぁ。大勢いてびっくりしました。
次回も引き続きフランスが活躍しますので、ご期待ください。

230名無しさん:2014/07/16(水) 21:32:10
>>229
フランスの空母計画は現存の旧式化著しい空母の代替計画。
ジョッフル級は時期的には日本や米国の軍拡に合わせて計画されていた。

231名無しさん:2014/07/16(水) 21:34:50
ドイツへの対抗っていう理由もあったけどべアルンがあの時代の航空機に対応できなくなってきたのも大きい。
既に空母ではなく航空機輸送艦になり下がりつつあったからね。

それをどうにかするにはカタパルトを積み込む必要があったけどねえ。
それくらいならドイツの対抗もあるが造ってしまえと。
まあ、その後もエセックスクラスの空母の設計図(無理はなく平時なら建造できるレベル)を造ったりしていたから。
列強の空母建造そのものにも影響されたのも確かだと思われ。

232Monolith兵:2014/07/16(水) 21:48:43
>>220
脳内設定では、共産主義者はノートルダム大聖堂及び周辺で最後の抵抗を行いました。
そして、ルーブル美術館は・・・。
内戦が起きると美術品は国外に持ち出されることが多いですし、ソ連も金目の物は欲しがるでしょうしね。

>>230-231
世界的な軍拡に引きずられただけだったんですね。
でも、この世界じゃあ戦艦枠を消費するのがやっとで空母は難しいかも。
それに、陸戦がメインだし、パリが焼かれたから空母建造はお預けだろうし。
ちなみに、イギリス空母は完全に航空機輸送艦になっている模様。

233名無しさん:2014/07/16(水) 21:59:35
>>232
一応建造はサンナゼ―ルなんで建造がはじまってさえいれば惰性で一番艦は完成するかと。

完成したら足の速さを活かして日本から導入した機体を運搬していそうだけどねえ。

それと、英国空母はバルト海に入って航空支援に参加していないんですか?そういう活用も有効だと言うのは明らかなんですが。

234名無しさん:2014/07/16(水) 22:10:04
アメリカで赤狩りやって色々暴露されたら史実でアカ大嫌いな人たちが黙ってなさそうな気もw

235名無しさん:2014/07/16(水) 22:12:08
フィンランド戦線のフランス軍兵士「最初周りの連中から蔑ずみの視線を向けられたけどこれは仕方ないと思って本国のバカ共を呪った、でも時間が経つごとに蔑みの視線は同情に変わって、この前はドイツ軍のポーランド人から逆に励まされた」

236Monolith兵:2014/07/16(水) 22:12:25
艦載機全滅で日本から来た航空機も全部フィンランドに投入。グラディエーターは生産終了しているし、フルマーも生産開始したところ。
ソードフィッシュやロックくらいはあるけれど、役に立つかなぁ?。
日本海軍の空母によるフィンランド支援に触発されて、空母航空隊を再建しつつあるところです。戦力になるのは1941年後半になりそう。


それと、私は実は余り兵器関係に強くありません。wiki見ながら書いてるので、深く突っ込まれても困るんで。w

237高雄丸の人:2014/07/16(水) 22:32:06
>>233
イギリス空母は基本的に搭載基数が少ないのです。狭いバルト海では多数の艦艇が行動するのには適していませんし、
搭載されている艦載機はお世辞にも優れているとは言えません(フェアリー フルマーなんて産廃も・・・)。
正直、航空支援に英空母を入れるくらいなら、シーハリケーンかシーファイアをガン積みして制空専門艦として戦艦による
艦砲射撃でもした方が活躍しそうです。
日本製艦載機を積めば多少ましにはなりますが、1隻あたりの艦載数が少ない以上はどうしようもありませんし。

238名無しさん:2014/07/16(水) 22:34:12
>>237
アークロイヤルなら搭載機数も多いから大丈夫だろうね。
後はオーディシャス級が大鳳型の影響を受けて早期に建造されればこれもあり得るかな。

239名無しさん:2014/07/16(水) 22:47:05
この世界のドイツ海軍は史実通りでよかった?
そうならビスマルクは就役して間がないんで無理だろうけどシャル級なら動かせると思うんで
海軍主体の作戦ならお呼びがかかる可能性が微レ存

240名無しさん:2014/07/16(水) 22:52:54
>>239
これは史実じゃなくて憂鬱本編からのIFストーリーだから憂鬱ビスマルクのままだと思う。
つまりシャルンホルストも建造されては……よしあの役立たずな戦艦をレニングラードに
突入させようw

241239:2014/07/16(水) 23:04:07
そうだった…憂鬱本編のIFストーリーだよねこれは
ということは今後も電探提督と独海軍はしばらく空気扱いかぁ

242Monolith兵:2014/07/16(水) 23:04:13
>>237
フィンランド湾に入ろうにも(3月現在)氷結しているし、速度出せなくて合成風力作れないから発艦不能。w
そして、シーハリケーンもシーファイアもまだありません。フルマーが生産開始したところ。w
日本から輸入した96式の一部を艦載機にしていますが、まだ訓練途中です。

>>238
本編15話にこんな描写が。
>空母の建造はさらに遅れておりイラストリアス級3番艦が完成するのは来年に持ち越しであった。
史実でも41年3月だから、この世界ではもっと遅れる可能性も・・・。新型空母なんて夢のまた夢っぽい・・・。


>>239
憂鬱ドイツ海軍の新型戦艦はビスマルク1隻だけ。しかも無理やり420mm砲を積んだから不具合が頻発しているみたい。
でも、こんな戦艦なら捨て艦戦法を決断するかも。

243名無しさん:2014/07/16(水) 23:04:17
>>240
ドイツ政府内部であのポンコツ如何にかしろ!!って涙ながら叫び声が上がっているだろうね(汗
主力が装甲艦と重巡洋艦じゃあ涙が止まらん。

244名無しさん:2014/07/16(水) 23:08:10
一五〇〇〇トンの重巡洋艦プリンツオイゲンはかなり役立つと思うんだが
戦艦相手でもない限り

245トゥ!ヘァ!:2014/07/16(水) 23:08:15
まあドイツは基本陸軍国家だからね 仕方ないね……ただビスマルクは泣いていい

246名無しさん:2014/07/16(水) 23:13:31
>>244
装甲艦と重巡洋艦は酷使される運命が決まったな(汗

247高雄丸の人:2014/07/16(水) 23:26:38
>>242
なるほど、そういえばバルト海北部や東部は凍結するんでしたね。忘れてました。
しかも、訓練中の九六式以外にまともな戦闘機がないとは・・・艦載戦闘機の主力は未だに
シーグラディエーターかよ。複葉機としてはトップクラスのI.153とやりあうのか・・・

248名無しさん:2014/07/16(水) 23:27:19
日本海軍「あー航路防衛用の巡洋艦を造り過ぎたわーチラッチラッ」

249名無しさん:2014/07/16(水) 23:27:52
そろそろフランスは本腰を入れて外人部隊と植民地兵部隊をアフリカから大量に引っ張ってきそう

250名無しさん:2014/07/16(水) 23:32:21
セネガルやアルジェリアやモロッコの植民地兵部隊って、史実でもドイツ軍相手に活躍してましたよね

251名無しさん:2014/07/16(水) 23:36:26
>>250
シリア軍も精鋭部隊だね。
セネガル軍と共にフランス政府に忠実な植民現地人による軍隊。

252名無しさん:2014/07/16(水) 23:37:52
それでいて、なぜフランス本土の部隊はあそこまで・・・w

253名無しさん:2014/07/16(水) 23:41:53
米帝様「武器がない? でしたらわが国は大量に供給できる用意がございますよ」


夢幻会「M3や初期のM4でT34とか相手にするなんて自殺と変わんねーぞ・・・」

254名無し:2014/07/16(水) 23:45:00
>>232
ルーヴル美術館が(涙)
所蔵品(特に宗教関係)、ソ連経由でアメリカに売却される予想しかできないんですが。

255名無しさん:2014/07/16(水) 23:52:36
>>253
そういえばロケットランチャーって作るの難しいんだったけ?

256名無しさん:2014/07/16(水) 23:54:27
バズーカなら、原理そのものは非常に簡単

257名無しさん:2014/07/16(水) 23:58:45
パンツァーファウストなら発射機も必要ないから、製造はもっと楽

258名無しさん:2014/07/17(木) 00:02:00
>>255
ロタ砲を今から作ろう!

259辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/17(木) 00:02:46
とりあえずフランスが復帰すれば地中海はイタリアという不確定要素はあるけど
北海からバルト海への道はほぼ開けてますから夏になったらレニングラードへの
海上侵攻はありでしょうね。当然、ソ連は機雷などで封鎖してくるだろうけど。
トルコを引き込んでの黒海ルートも楽しそうですけどw

>>232
ルーヴルを漁っただと……よし殺そう。殺さねばならぬのだぁぁぁぁぁ!!
ペルージャ事件どころの被害じゃすまないだろうけどこのこととエッフェル塔の
倒壊シーンでも写真や映像にとって全世界に放送すればバーミヤンの大仏爆破
以上にインパクトを与えられそうですな。白人にしてみれば大仏よりもモナリザや
エッフェル塔の方が遥かに身近でしょうから

260ひゅうが:2014/07/17(木) 00:08:09
これより投下いたします。
ちょっと持病が再発気味ですので投稿が遅れてしまってすみません。

261ひゅうが:2014/07/17(木) 00:10:00

戦後夢幻会ネタSS――「再起するもの 1952年」


――西暦1952(昭和27)年3月31日 日本国 首都東京


「ハン。やっぱりマックの差し金だったか」

「そういわずに。閣下が政治家なんてガラじゃないことくらい彼も知っていますよ。
ですが――」

「政治か。『国務省と空軍のミスをおさえて的確な報復を実現した』ウォレス大統領閣下が誰かを後継者に指名するのを拒否しているから共和党の大統領候補の席が椅子取りゲームと化していると。」

公用車の中で、ジョージ・パットン元帥は不機嫌そうな顔をして腕を組んだ。
先ほどまでGHQ本部…いや今は第一生命館本館において日本政府やGHQ職員の人々から渡される花束に笑顔で応対していた姿が嘘のようだった。

すでに本年1月1日のポトマック講和条約発効をもって日本国の占領状態は解除が決まり、接収状態であった各地の建造物も返還が進んでいる。
そんな残務処理を行うために、総理府外局として設立されたばかりの国防庁の管轄下に移った第一生命館は3月31日までGHQ総司令部としての使用を許可されていた。
そして、その最後にあたっては今や「朝鮮戦争の英雄」となったジョージ・パットン元帥が最後にこの地を後にする。
本人にしてみれば、撤収の最後に司令官があたるのは「勇者の責務」なのだったが、そうした部分が「欧州での第三次大戦を防いだ男」ダグラス・マッカーサーにとっては気に入らないのだった。
だからこそ、帰還以後のパットン元帥の任地は今に至っても決まっていないのだ。

彼の上司が「共和党の大統領最有力候補」であるドワイト・アイゼンハワー元帥であったことも不利に働いていた。
まぁどちらでもいい。
そうパットンは思っていた。
核兵器が投入された新世代の戦争を戦い抜くには、合衆国は今やあまりにも未熟である。
であるなら、政治的な何がしかはさておいて彼はブラッドレーやアイゼンハワーの同僚としてあの憎むべきコミーどもに対抗する手段を整えなければならない。
そのためにマッカーサーの虚栄心が役に立つならさせておくべきだと彼は思っていた。

「俺も丸くなったもんだ。」

「閣下?」

「いや、なんでもないさ。これからどんな仕事ができるのか考えていただけさ。」

そうですか。と笑ったのは、彼の副官だった。
名をジョン・メークス中尉。
温和だが有能な男だった。
考えてみれば、彼もまたパットンの変化を強いた人物である。
かつて一等軍曹として欧州戦線に従軍していた彼は、パルレモにおいてパットンによって俗にいう「殴打事件」の被害者となっていた。
だが、シェルショック(戦争神経症)の度合いが比較的軽かった彼は逆に奮起し、復帰がかなわなかった他の兵士たちにかわってウェストポイントに志願。
特に希望して、1948年にパットンのもとに配属されていた。

パットンはこれを大いに喜んだ。

円熟味を増していた彼の人格は、こうした「一時の悲劇から立ち直った勇者」をことのほか気に入るようになっていたためだ。

「強さの中の優しさ、か。」

パットンの胸中に、勝者として敗者でありつつも勇者を有するこの国に赴任してからの日々が去来する。
敗戦に打ちひしがれる人々、生き残ってしまった苦悩を有しつつも義務を遂行しようとする人々。
唾棄すべき人々に惑わされる人々。
混沌の中にあって、パットンに協力的であった人々とともに彼は焦土と化した日本を再建してきた自負がある。
そして幾分かの独善がそこにあるということも。
そんなときには、彼らは、あのヨシダのもとにつどった人々は困ったような表情をして彼をたしなめた。
それが道理に沿っていれば、パットンはその意見を容れた。

262ひゅうが:2014/07/17(木) 00:10:50
基本的にアイゼンハワーにはあまり好かれていないタイプのパットンだったが、共産主義者にたいこうしなければならないという現実を見ていたウォレス大統領は良い意味で「現実的」だった。
だからこそ彼はこれまで7年間をこの地位にある。
そして痛恨の――パットンにしてみれば約束を破ることになってしまった――北海道核攻撃という外的要因があるにせよ、日本人たちはみごとに復興を果たしつつある。



「閣下。」

メークス中尉が彼を促した。
どうやら考え事をしていたらしい。

「どうぞ。」

促されるままに、パットンは公用車からすっくと降り立った。

「こりゃあ…」

ところは、東京都下、羽田飛行場。
そこには、絨毯とその左右に整列する兵士たちがいた。
驚いたのはその国籍だ。
左には、GHQ所属各国の軍人たち、そして右には…

「お前ら…」

日本国防陸軍 および国防海軍 そして国防空軍の軍服を着た兵士たち。
そしてパットンを補佐した「吉田機関」の人々。
首相 吉田茂もそこにはいる。
ターミナルの屋上には、おおっぴらに振ることができるようになった日の丸と米国の旗を持った市民たちがつめかけている。


「閣下。人間はいつでもやりなおすことできます。
ですが、それを認められる人間がそうは多くはないことを私たちは知っています。」


そう。
ここにつめかけた人々は知っている。
懲罰的な対日制裁を目の前の人物が抑制し、極東から見た北東アジアがいかに危険で厄介かを力説し、そして敗者の名誉を守ろうと尽力していたのかを。
大戦末期に発覚したモスクワの陰謀や原子爆弾開発計画の漏えいがアメリカ世論に大きな影を落としていたとはいえ、それに付け込んでまで祖国を――正確に言えばそこにいる勇者を信頼しようとしてくれたことは日本人にとって何よりの救いだったのだ。

公正。これ以上のものはない。

とりわけ昨年の悲劇において、パットンが真っ先に自分が監督する極東米空軍の失態を謝したことは、米国側の危惧をよそに彼の評価を不動としていた。

彼の目の前に現出した光景は、そういった理由であるものだった。


「ジョージ・パットン元帥に、捧ぇ、銃!!」


日本語の号令とともに、軍人たちは敬礼をささげ、文官は正装の帽を胸元へ。
そして一般人は思い思いに敬意をささげる。


「見ていますか?閣下。我々の、友軍です。」


ジョージ・パットン元帥は、「色気のある」敬礼でこれに答えた。
報道記者により記録されたその光景は、彼が自称するところのハンニバル将軍の凱旋式のようであったと称されることになる。

263ひゅうが:2014/07/17(木) 00:12:37
【あとがき】――以前ネタを提供していただきました「お見送り」で一本。
ここに至るまでのネタをいろいろと考えましたがともかくまずはこれを一本。

264名無しさん:2014/07/17(木) 00:17:54
拝読いたしました。
嗚呼、ジョージ・C・スコットのあの敬礼が脳裏にエンドレス再生……

265トゥ!ヘァ!:2014/07/17(木) 00:20:44
乙です

彼にとってこの見送りは何物にも代えがたい贈り物となったのでしょうね。

後世で映画かなんかのラストシーンに使われそうだ。


>>254
それ以前に連中が美術品をしかるべき状態で持ちだせるとは思えない…
美術品ってのは保存状態一つとっても最新の注意を払ってやるもんなんだぞ(涙

しかも移動させるなら尚更・・・

266New:2014/07/17(木) 00:23:26
乙です。マックとはまた別の勇者の凱旋ですね。

267名無しさん:2014/07/17(木) 00:23:37
乙です

パットンが嬉し泣きしないのが奇跡に思えるw

268辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/17(木) 00:24:12
乙でした。日本的な価値観でも武人として信頼と敬意を表するに値する元帥として
相応しいパットン将軍への別れの敬礼、非常に絵になるシーンですね。
少なくとも感情的な意味でもルメイ将軍よりも勲章を渡すには遥かに納得できますし
こっちだとパットン道路も正確な意味で開通しそうだし色んな意味で日本に影響を
与えた人物として日本史に名を残しそうですな。

269ひゅうが:2014/07/17(木) 00:24:14
>>264
あの冒頭の光景が目に浮かびますね。
この世界ですと、マックとパットン取り換えによって史実のように反ソのあまりにナチ親衛隊の復帰を進めたりはしていません。
ですので、このような結末に…
>>265
イメージ的には映画パットン大戦車軍団のラストシーン的に…
かつて彼の誤解でひどい目に合ってしまった人も伴におき、敵国も友邦に代えてのラストシーン。
ハリウッド映画的にぴったりのラストシーンになっていればいいなぁ…

270名無しさん:2014/07/17(木) 00:30:56
映画の「パットン大戦車軍団」が本邦初公開されたら、史実以上に人気が出そう。あのパットン将軍の欧州での大活躍を刮目してみよ! とか煽り文句入りでw

271名無しさん:2014/07/17(木) 00:33:31
パットン、飛行機内で号泣してそうだな

ふと思ったがパットンは山下と出会えたかな?

272ハニワ一号:2014/07/17(木) 00:36:42
乙です。
パットンの生涯においてもっとも印象に残る記憶となったでしょうね。

273ひゅうが:2014/07/17(木) 00:38:28
>>266
マックも西独で頑張ってますからきちんと凱旋式をやってますからねw
>>267
彼も意地でおさえこんでますね。映画の冒頭のようなしかめっつらでこれを受けています。
>>268
東郷元帥を評価したニミッツ提督や、バーク提督のような人々は現代でも名声がよく響いていますからね。
マックも、当初は懲罰的で日本人の神経を逆なでしていましたが最終的にはある程度の公正を旨としていたからそれなりの評価を得たものと思います。
こっちでは勇者大好きなパットン元帥が日本人によく受けたということで…
>>271
きちんとあえているはずですね。
マックの恨みは買っていますが、その報復ができるほど戦果を挙げていませんのでされないでしょう。
>>272
こうして国防総省内に「ジャパン・ハンドラーズ」が増殖する要因にw

274名無しさん:2014/07/17(木) 00:43:11
見送る国防軍には西住、池田、島田といった戦車指揮官やひょっとしたら舩坂もいそうだな

275Monolith兵:2014/07/17(木) 01:15:39
乙です。
パットンはマッカーサー以上に人気が出そうですね。
ところで、史実のパットン閣下は自分をハンニバルの生まれ変わりであるとか信じていたそうですが、邪気眼なあの人と意気投合しそうです。そうなったら手が付けられなくなり、日本に邪気眼ブームが。w

さて、欧州憂鬱大戦の続きが書けましたので投稿します。フランス回と言いましたが、主観はイギリスとドイツになりました。ごめんなさい。m(_ _)m

276Monolith兵:2014/07/17(木) 01:25:12
ネタSS「憂鬱日本欧州大戦 −蛙たちの咆哮②−」


 パリが戦場となりフランス国民は、ソ連への報復と勝利を求めた。だが、戦局は連合国にやや不利であり、陸戦で勝利は望めそうも無かった。
 そこで、ペタン首相はソ連より圧倒的に勝っている海軍力でソ連に一撃を加える作戦を計画した。それはイギリスも賛成し、更には日本やドイツも加えた連合国全体の一大作戦となった。

 そして、彼らは大海原・・・ではなく大氷原を航行していた。


「どうやらクロンシュタット島には辿り着けそうだな。」

「最初作戦案を聞いたときには正気を疑いましたが、思ったよりも順調ですね。」

 そう話し合っているのは、フッド艦長のアーヴィン・グレニーと連合軍艦隊を率いるチャールズ・フォーブス提督だった。
 連合軍艦隊が航行している海域はフィンランド湾であったが、通常3月はまだ海面が凍結しており、通常艦船が航行する事は不可能であった。
 そこで、フランスは当時唯一大型砕氷船を持っていたドイツに頼み、ファウスト号という砕氷船を借り受けた。これは元々ナチス政権時代にソ連向けに建造されていた船だったが、第2次世界大戦勃発と共に行き先も無く港で燻っていた所を引っ張り出されていた。
 ファウスト号はフィンランドの氷結した海面を次々と切り開き、13隻の戦艦がその後に続いていた。

「しかし、改めて見ると豪勢な作戦だな。戦艦が13隻にバルト海には支援の為の空母が2隻。更にはフィンランドとドイツから500機もの航空機が支援に来るとか。」

「イギリスとドイツが本格的に戦時体制に入ったから、航空機にも余裕が出始めているようですね。それに、カナダで建設中の兵器工場は凄まじい規模だとか。これが完成したら連合軍の反抗も夢では無いでしょう。」

 この作戦は凍りついたフィンランド湾を砕氷船で切り進み、戦艦による艦砲射撃でクロンシュタット軍港やレニングラードの湾岸設備を破壊しようという、かなり冒険的な物であった。
 この作戦で障害となるのは、氷結した海面は勿論、クロンシュタットやレニングラードの要塞砲や港を守る航空隊であった。これに対処するために、フィンランドとドイツ、更には大日本帝国第2次遣欧艦隊の空母2隻から艦載機が全力出撃してくる手はずだった。日本の空母艦載機はこれまでの戦いでかなり消耗していたが、それでも100機を超える機体が稼動可能であり、合計600機にも及ぶ航空機がこの作戦に投入される予定であった。

「噂をすれば影だ。」

 フォーブス提督が呟き、上空を指差すとそこには日本海軍母艦航空隊(艦爆・艦攻)とドイツ空軍の大編隊が飛行しているのが見えた。その姿を認めた各艦の乗組員は、手を振ったり帽子を振ったりして歓声をあげていた。
 彼らはフィンランドから来る予定の日英の編隊と共に要塞砲を破壊する任務を請け負っており、攻撃後は制空権を確保する予定だった。空母艦載機(艦戦)は彼らが帰った後の艦隊防空任務のために投入される予定だった。
 なお、艦攻は800キロ爆弾を搭載しており、湾岸設備を破壊する予定だった。魚雷で戦艦を撃沈したいと零す搭乗員もいたが、氷結した海面に魚雷を投下しても意味は無く、水平爆撃での爆撃となったのだった。

「ビスマルクが遅れています!」

 艦隊後尾を見張っていた下士官からの報告にフォーブス提督は苦虫を潰したような顔をした。

「だからやつらを連れてきたくなかったのだ。」


 ドイツ海軍は、この作戦に虎の子の新型戦艦ビスマルクを投入する事を条件にファウスト号を貸しており、それを英仏海軍は了承した。ビスマルクは420mm砲を搭載する世界最大の戦艦ではあったが、元の設計が381mm砲戦艦であり不具合が頻発していた。また、その不具合の解決のためにドック入りを繰り返しており、将兵の練度ははっきり言って低かった。
 ドイツがビスマルクを派遣したのは、第2次世界大戦勃発以降発言力が低下している事に危機感を覚えたドイツ海軍が、地位向上を目的として決定した事だった。ソ連との戦争の戦場は必然的に陸であり、味方に日英仏と言う世界有数の海軍国が存在するため、ドイツ海軍は陰に隠れっぱなしだった。

「このままでは戦争中にも関わらず、海軍算が削減されてしまう。」

 そんな危機感から、クロンシュタット及びレニングラードへの戦艦での攻撃する作戦に参加したのだった。

277Monolith兵:2014/07/17(木) 01:26:22
「まあ、お守りをするのが1隻だけなのはありがたい。正直フランス艦隊の手綱を握るのに大変だと思っていたからな。」

「フランス海軍も、パリが焼かれて動きが変わりました。以前は何かと我々に突っかかってきていましたが、黙々と動いていますからね。正直不気味です。」

「ロンドンが破壊されたらと考えたらフランス人達の気持ちが解るだろう。奴らは今や復讐の鬼だ。ソ連を叩く以外の事は考えていないだろう。それが吉と出るか凶と出るかは置いておくとしてな。」

 グレニー艦長はロンドンが破壊される光景を想像しゾッとした。確かにそうなれば自分達も復習しか考えられなくなるだろう。

「なによりも、今や彼らはフランスの希望であり誇りなのだ。・・・もし今回の作戦が失敗すればもはやフランス海軍の地位は底辺に落ち、フランス国民の心が折れてしまうかもしれない。最悪の場合連合軍からの脱退もありうる。」

「ま、まさか。」

「これまで敗戦続きでしかもパリが破壊されたのだ。自分達は圧倒的な弱者であると信じてしまえばその可能性もある。だから、今回の作戦は何が何でも成功させなければならない!」

 フォーブス提督の言葉にグレニー艦長は深く頷いた。

278Monolith兵:2014/07/17(木) 01:27:00
 そして彼らはとうとうクロンシュタット軍港を射程圏内に捉えた。

「イギリスや日本はきちんと仕事を果たしてくれたようだな。おお、我が空軍がまたひとつ要塞砲を破壊したようだぞ。」

 黒煙をあげる軍港を双眼鏡で見ながらビスマルク艦長エルンスト・リンデマンは呟いた。

「旗艦フッドより攻撃せよという命令が届きました。」

「よし、目標クロンシュタット軍港、攻撃を開始せよ。420mm砲の威力を見せてやろう。」

 副長が攻撃開始を復唱すると、砲術長が命令を復唱し砲撃に必要な諸元を入力した。このデータを提供したのは日本海軍から今作戦に参加した戦艦金剛であり、搭載するレーダーとコンピューターにより光学測量よりも正確な情報を艦隊に提供していた。
 ファニーウォーの間に日本から実用レーダーの技術情報と実物の提供を受けていた連合国各国(+ドイツ)だったが、それらを量産して艦に搭載するという事はまだ出来ていなかった。
 と言うのも、英仏はフィンランドで防空網構築のためにレーダーの需要が大きく、ドイツはソ連国境に大量のレーダーを配備する必要があったからだ。フィンランドでは初期こそ実戦ゆえのミスが頻発したが、現在では運用にも慣れており、以前よりも強力な防空網が構築されていた。
 そのお陰で、今回の作戦に大量の航空機を投入可能になったのだ。

「諸元入力完了。発射準備完了しました。」

「コンゴウ発砲!イギリスとフランス艦隊も攻撃開始しました!」

「よし、ビスマルクも続け!」

 他の戦艦が発砲を始めているのを見て、ビスマルクも攻撃を開始した。だが、その攻撃は空しくも軍港の手前に着弾した。

「どうした戦術長!全く届いていないぞ!」

「すいません。仰角が間違っていたようです。すぐに修正します。」

 砲術長はすぐさま入力データを修正し、第2射は見事軍港付近に着弾した。

「よし、このまま続けて撃て!」

 ビスマルクの初の実戦とあって、艦橋は熱気に包まれた。特に第4斉射で一際大きな爆炎が立ち上がった時には艦橋は歓声に包まれた。
 なお、この時の艦隊はほぼ停止状態であった為に、特に諸元情報を変える必要も無く練度の低いビスマルクでも撃てば当たるという状況だった。

279Monolith兵:2014/07/17(木) 01:28:21
 だが、こちらの攻撃が労も無く当たるということは敵も当て易いということである。

「仏戦艦ブルターニュに着弾。損害は無い模様。」

「英戦艦レゾリューションに火災発生!」

「仏戦艦パリに着弾。後部マストが傾いています。」

 何発も被弾した艦も出始めたが、その殆どは18cm砲であり戦艦には致命傷にはならなかった。むしろ、隠されていた要塞砲が砲撃や急降下爆撃で破壊されるだけであった。
 そして、フランス艦隊は怒りに燃えていた。今回の作戦に参加したクールベ級戦艦だったが、4番艦パリが被弾した瞬間フランス人達は憤怒した。パリの仇をパリが取るという験を担いだ戦艦パリの参加だったが、それが被弾したのである。二度までもパリを破壊するのかという怒りがフランス人達を支配していた。

「フッドより入電。進撃を再開する、以上です。」

 クロンシュタット軍港が爆撃と砲撃で粗方破壊されると、艦隊は再び進撃を再開した。目指すのはクロンシュタットの奥にある大型港であるレニングラードである。
 勿論移動中も艦隊はクロンシュタットに残された数少ない建造物を砲撃するのを忘れなかった。凍結した海を砕氷船を先頭に進む以上、低速で移動するため命中率は高かった。むしろ、残弾を気にしなければならないほどであった。

 こうして、クロンシュタット及びレニングラードへの奇襲は成功した。この作戦では仏戦艦ブルターニュと英戦艦レパルスが触雷で失われたが、それでもクロンシュタットとレニングラードを破壊したのは、連合国が初めて掴んだ勝利であり、連合国各国を、とりわけフランス国民を勇気付けることができた。
 なお、意外にも活躍したビスマルクであったが航空攻撃を受け後部マストと煙突が半ばまでが失われた。また三番砲塔の砲身が破裂しそれが砲塔内の弾薬に誘爆し、第3砲塔が吹き飛んだ。幸いにも被害がそれ以上拡大する事は無く、沈没前提で出撃させた海軍上層部を喜ばせる事になった。

 そして、勝利の報告はそれだけではなかった。ヨーロッパから遠く離れた極東の地で、大日本帝国がもう一つの勝利を手にしていたのだ。
 1941年3月。連合軍はようやく殴られてばかりの存在では無い事を証明した。だが、それはすぐさま反攻に移れる事を意味した事では無い事は、ほかならぬ連合国の首脳達が一番理解していた。



おわり

280Monolith兵:2014/07/17(木) 01:32:02
フランス海軍はフランスの誇りを守りました。そして意外にも活躍したビスマルク。ただし、今後の活躍は・・・。
金剛は無事帰還して、欧州で二度も勝利に貢献した武勲艦として日本での人気は鰻上りに。
なお、母艦航空隊は今回の作戦でほぼ壊滅しました。(´・ω・`)

281未熟者:2014/07/17(木) 01:36:16
おお、陸奥の呪いを退けたか!

282トゥ!ヘァ!:2014/07/17(木) 01:39:24
乙です

フランスとドイツの戦艦やるやん!

二つの軍港が使えなくなったことでソ連は当面バルト海での活動が低調になりそうですね。

283Monolith兵:2014/07/17(木) 01:40:13
最初はビスマルクを撃沈しようかと思ったのですが、まあ幸運の強い欠陥戦艦もいいかなと思ってこうしました。w

284未熟者:2014/07/17(木) 01:41:17
ビスマルクの欠陥=設計が古いのに武装で無理をしている?

285ひゅうが:2014/07/17(木) 01:45:18
乙です。
なぜか冒険的な作戦ですとフランスは強いのですよね…
あとビスマルク乙。

286ひゅうが:2014/07/17(木) 01:49:22
>>284
しかもその武装を積むために装甲を削りに削っている。

287名無しさん:2014/07/17(木) 01:49:40
381mm砲前提戦艦が、むりに420mm砲積んだからバランスグチャグチャ
発砲時の衝撃で艦体に悪影響でそうだし
400mm砲ならまだ何とかなったんだろうけどね

288辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/17(木) 01:52:04
乙でした! 冬季にバルト海の奥に突入とか無茶するなあ……まあ空の傘さえあれば
なんとかなるんでしょうけどそれでも母艦航空隊壊滅って……え、英国海軍
母艦航空隊の方ですよね?(汗) そしてビスマルクは……航空戦艦化ですか?w

ともあれレニングラードが壊滅したとなるとフィンランド戦線もかなり楽になりそうですね。
代わりにムルマンスクを拠点とした北部の戦線が大変になりそうですが……まあもう
レンドリースが来るわけでもないならそれほど活発にはならないか。

289yukikaze:2014/07/17(木) 01:52:40
御両者とも更新乙です。
パットンは勇者として祖国に帰還し、フランス海軍は意地を見せましたか。
パットンについてはレイテ終了後に登場させる予定ですので、ネタを
考えておきましょうかね。

では・・・お待たせしましたが、レイテ沖の続きです。

290yukikaze:2014/07/17(木) 01:53:14
  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

6 ブルズ・ラン

宇垣艦隊がサンベルナルジノ海峡を突破した時、ハルゼー艦隊の行動は低調であった。
もっとも、それはハルゼーが一部で言われるような怠惰であった訳ではない。
正確に表現するならば『身動き取れなかった』と言うべきであろうか。
何故か? 偏にハルゼー艦隊の艦隊の練度の低さにあった。
幾度か言及したが、この時期のアメリカ海軍の熟練乗組員の割合は危機的と言われる
ほど低いものであった。
真珠湾・ソロモン・マリアナ沖と、戦前並びに戦争後に訓練して一人前になった乗組員
は、ことごとくが死傷し、その欠けた穴を新人で埋めるという悪循環を繰り返していた。
第七艦隊の練度が低かったのも、少しでも優秀な乗組員がいたら、支援艦隊よりも
正規艦隊に配属することを、キングが強く求めていたからであった。
マッカーサーの艦隊なんぞ、キングにとっては他国の海軍程度の感覚でしかなかった。
こうしたアメリカ海軍の必死の努力によって、個艦運用に関してはぎりぎり合格レベル
の練度になったものの、艦隊全体の運動という点については、マリアナ沖と比べると
目を覆わんばかりのレベルであった。
実質的に準備期間が2月程度しかなかったことを考えれば無理もない話であった。

そして夜間に大艦隊を整然と動かせると考える程ハルゼーは楽天的ではなかった。
基本的な事は出来るであろう。
だが仮に宇垣艦隊がレイテ湾ではなく自分の艦隊に突撃したら?
はっきり言って手の打ちようがない。
個々の艦は奮戦をするであろう。練度が水準以上の戦艦部隊ならば、満足できる
戦隊運動も可能であろう。
だが、艦隊での運動に不慣れな空母や新たに加わった駆逐艦はパニックを起こす
であろうし、そうなったら艦隊は大混乱のまま撃ち減らされることになる。
頭の痛い事に小沢機動艦隊も急速に接近中なのである。
混乱が立て直せないまま小沢に殴り掛かられれば今度こそ終りである。
邪魔のいない中、連合艦隊は悠々とレイテの陸軍を殲滅するであろう。

故にハルゼー艦隊は慎重に行動せざるを得なかった。
偵察により、小沢機動艦隊の前衛に金剛級戦艦4隻が控えているのを知れば猶更であった。
金剛級の強力な砲撃力と高速力の組み合わせがいかに恐ろしいかは、アメリカ海軍は
ソロモン海で高い授業料を払わされたのだ。
最高のタイミングで横から殴られれば、それこそ一大事である。

かくしてハルゼー艦隊は、艦隊四方に濃密な索敵網を形成し、予想よりもやや近くに
小沢艦隊がいることを発見すると、自身が保有していた艦載機、合計700機の内、
直援隊を除く500機程度の攻撃隊を都合3波に分けて出撃させる。
ハルゼーがこれほどまでに果敢に攻め立てるのは、偏に主力艦隊である小沢機動部隊を
一撃で叩き潰した上で、いまだ行方の分からない宇垣艦隊を捕捉撃滅するためであった。
敵艦隊のレイテ湾への到着予想時刻が正午位であることを考えると、彼が焦りを覚える
のも無理はないであろう。

だが、彼の焦りを嘲笑うように、彼のもとに凶報が2つ入る。
まず第一報は、サマール沖で哨戒任務に就いていたスプレイグ艦隊から発せられた
悲鳴の如き電報であった。
そこには宇垣艦隊がまるで通り魔のごとく彼の艦隊に殴り込み、一方的ともいえる
展開で蹂躙しているという内容であった。
この通信は、やがて唐突に途絶え、何度返信を試みても二度と返答はなかった。
勿論、それが何を意味しているか理解できない程、彼らは無知ではなかった。
そしてもう一つの凶報は、第一次攻撃隊が多数の戦闘機の迎撃にあい、大被害を
受けてしまったという事であった。
攻撃隊の報告によると、この時に小沢機動艦隊の上空にいた直援機の数はおよそ
90機。搭載機数の差を考えると(日本側の艦載機数は、この時期では最大でも
350機程度)異様ともいえる直援隊の数であった。
この数に、航空参謀たちは「こちらの攻撃が速かったので敵は防御に専念している
のでは」と推測したのだが、第二波攻撃隊の直援にもこれに近い数字であったことが
判明した時、アメリカ海軍はこれまでとは違う異質さを理解することになる。

291yukikaze:2014/07/17(木) 01:54:10
元々日本海軍は、艦隊航空が劣勢である為、攻撃隊の比率を多くする傾向があった。
マリアナ沖海戦でも搭載機数の6割以上が艦爆・艦攻であった。
だが、この直援隊の数を見れば、少なくとも半分以上の割合で戦闘機を積んでいる
計算になる。
そして第三次攻撃隊の攻撃が、敵の空母機動部隊の一グループを仕留めるも、多数の
直援隊の防衛により、艦爆・艦攻隊の被害が無視できないレベルの被害を受けている
事が判明した時ハルゼーは思わず怒鳴りつけたという。

『ジャップの野郎。空母部隊に戦闘機部隊ばかり積みやがったな!!』

ハルゼーの言葉は当たらずとも遠からずであった。
この時日本海軍機動部隊(空母3 軽空母4 航空戦艦2)が腹に抱えていた艦載機数は
220機。その8割が戦闘機という物であった。
と・・・言っても、別に日本海軍はファイタースイープをしたい為に置いたのではない。
事実はもっと悲惨であった。
マリアナ沖での大被害は、日本海軍母艦航空隊の屋台骨をへし折るものであり、特に
被害が続出した艦爆や艦攻隊は、ようやく再建が始まったレベルであった。
その為、母艦に乗せられる航空機としては戦闘機しかめぼしいものはなく、それも
全搭載数と比べれば6割あれば御の字レベルであった。
これはこれまでの海戦において、戦闘機部隊の被害は比較的少なく、壊滅した艦爆・
艦攻隊と比べても部隊の立て直しが容易であった事と、これまでの戦訓から戦闘機部隊
の比率を高めることで、艦隊の安全度を高めようという流れが1942年から始まり
南方からの資源の安定供給に成功したことで大量の戦闘機パイロットの育成に成功
したのである。(水上艦隊の士官達はこの流れに賛同し、空母機動艦隊の士官達は
戦闘機重視の流れに消極的だったのは興味深いが)

そして連合艦隊司令長官になった南雲は、従来の戦技ではもはや空母機動艦隊に対して
攻撃を加えても被害が甚大であるとして、戦闘機部隊の比率を高めることで、
敵攻撃隊に打撃を与え、結果として敵空母機動艦隊の戦力を低下させる方針を出したの
である。
現状を考える限り、消極的ではあったが、南雲の採れる策はこれしかなかった。
そして南雲はマリアナ沖での勝利の立役者である電探による航空管制を艦隊でも可能に
するべく、伊勢と日向を「航空指揮艦」として、後部飛行甲板を通信指揮所として様々な
機器を備え付けるなどして、有機的な航空機の運用を果たそうとしている。

この結果、日本海軍は効果的な直援により、ハルゼー艦隊の攻撃機140機余りを撃墜。
更に同数の機体に無視できない損害を与えるという大戦果を挙げたものの、飛鷹級及び
千歳級は多数の爆弾や魚雷を受けて、隼鷹を除いて全滅。
また幸運艦と言われた瑞鶴は飛行甲板を損傷して大破。
伊勢級も最も激しく防空火力を叩きつけた事から目の敵にされてしまい、そろって大破
という大被害を受けてしまう。
それでも小沢提督は、生き残っていた大鳳と翔鶴、そして戦闘行動可能であった金剛級
3隻(霧島は被雷2による速度大幅低下により退避)をもって、なお前進を継続。
ハルゼー艦隊に対する猛烈な圧力をかけ続け、事実上ハルゼー艦隊の最大の武器である
空母艦載機を宇垣艦隊に向けさせることを封じている。
ハルゼーにとって、幾ら攻撃隊がいないからといって、この部隊が戦闘機隊の直援の元
空母機動艦隊に殴りこまれたら元も子もないからだ。
結局、小沢艦隊の進撃は、大鳳と翔鶴が力尽き、小沢提督も負傷したことで、次席指揮官
の鈴木中将が撤退を命じた事で終わりを告げるのだが、彼らは完璧に任務を果たしている。
宇垣艦隊にとって脅威であった空母艦載機は、この海戦において振われることは完全に
なくなったからだ。
そして、生き残った戦闘機部隊はフィリピン北部に避退し、貴重な戦力として利用される
ことになる。
小沢艦隊は自らの壊滅と引き換えに、宇垣艦隊の道を切り開いたのである。

もっとも、宇垣艦隊に危機がないとは言えなかった。
太平洋艦隊司令部の叱責ともいうべき電文に激怒したハルゼーは、前日に編制していた
水上砲戦部隊に対して、全速力で宇垣艦隊への追尾を命じたのである。
勿論、その指揮を執るのはハルゼーであった。
それでも、彼らが宇垣艦隊のレイテ湾の突入前までに捕捉できるかというと、絶望的と
しかいえない状況であったわけだが。

そして11月1日正午。
旗艦大和から勝利の凱歌ともいうべき電文が放たれることになる。

「天佑マサニ我等ノ手ニ有リ、全艦突撃セヨ」

292Monolith兵:2014/07/17(木) 01:54:59
>>284
史実ビスマルク:35センチ砲戦艦の設計に38センチ砲を乗せた。
憂鬱ビスマルク:35センチ砲戦艦だったが無理やり42センチ砲を載せた。砲身をかなりボーリングしたせいで破裂する可能性大で、排水量を減らすために装甲を削ったがトップヘビー。確かこんな感じだったはず。

>>285
フランスには戦士はいない。いるのは勇者だけだ。
とかいう言葉が後世で出てきそう。なお、勇者になるにはかなりの時間とダメージが必要な模様。
ビスマルクは置物も可哀想だったので活躍させて見ました。

これで憂鬱艦これでは置物とか文鎮とか言われずに済むね!

293New:2014/07/17(木) 02:00:58
乙。ビスマルク最初の戦果・・・最後になれなければw。
420mmも思いっきり弱装で撃ったんだろうな。
後部砲塔がなくなったということで航空戦艦という文字が・・・・・。

294yukikaze:2014/07/17(木) 02:03:13
今回はこれで終了。おいレイテ沖の殴り込みはどうした?
と言われそうですが、ハルゼーが水上艦艇による殴り合い成功させているのに
航空部隊はどうしたんだよという点の回答書いていたら、ここまで長くなりました。

南雲と古賀の非常識な策というのは

・ 空母機動艦隊を囮にする
・ 空母艦載機を戦闘機中心にして敵攻撃隊に打撃を与え、結果的に
  空母機動艦隊の攻撃力を無力化する

ですね。特に後者は相手にも直援隊いますので、机上の空論になりかねないのですが
伊勢と日向を航空管制艦に改装することで、効率的な防空戦を展開させています。
この時の被害と、大鳳がとにかくタフだったことで、ミッチャー率いる空母機動艦隊は
2時過ぎにようやく小沢艦隊を討ち取り(まあ母艦航空隊の練度が低かったのも大きいが)
ましたが、そこでタイムアウトと。
何しろ最後の戦いでアメリカ軍駄目押し食らって追撃戦どころじゃなかったですし。

次回はいよいよ艦隊殴り込みと、上手くいけばラストバトル。
次々回で総決算となるかなあと。

なお、レイテ終了後は、パットン親父の短編か、沖縄沖海戦のどちらかを
書こうかなと考えております。

295Monolith兵:2014/07/17(木) 02:08:46
>>288
日本の遣欧艦隊の母艦航空隊です。
なお、ソ連は本気の本気を出す予定。東に日本軍、西に英仏独軍という戦略的に詰んだ状態なのに連合軍不利とか、アメリカがどれだけ支援したのかがよく解ります。

>>290-291
乙です。
まともなパイロットがいないのでほぼ艦戦の機動艦隊になったわけですか。
でも、米空母艦載機に大打撃与える代わりに日本の空母は軒並み沈没とか。本当にこれが最後の決戦になるわけですね。
アメリカは負けているはずなのに勝っているという訳の解らない状況。w

296ひゅうが:2014/07/17(木) 02:11:47
>>290-291
乙です。
装甲空母の面目躍如ですね。
史実でもソロモン海の死闘で米軍は多大な犠牲を出していますし、この世界でマリアナ沖の大被害を受けてこのような結末に至るのはむしろ必然だったのかもしれません。
裏を返せばマリアナ沖で痛み分けに終わる可能性は決して低くは…

297辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/17(木) 02:23:47
乙でした! 大鳳と翔鶴も逝ったか……とはいえ目的は達したわけだし決して
無駄死にでは、ないですね。米軍の方はそもそもそんだけ練度に問題があるのに
作戦を実行した上層部が悪いw きっと現場ではまだ早いと作戦延期を求めて
いたんでしょうね……。

>>295
あーそうであって欲しくはないと思ってましたがやっぱり遣欧艦隊でしたか……
エースパイロットたちは帰国していたとはいえ精鋭となりうる人材を失ったのは
痛いですね。いくらパイロット育成に励んでいても下手すると当分は遠い欧州には
援軍は送れないかも……。

298名無しさん:2014/07/17(木) 02:52:25
>>Monolith兵
投下乙です。
「氷の中からコニショワー。蛙だよ(ビキビキ)」と奇襲成功しましたけど母艦航空隊壊滅って
ソ連どんだけ差し向けてんだよ・・・パイロットすら畑で採れるんかい!

ビスマルク第3砲塔爆発って別世界からMNBが届いたのだろうかwただ、装薬が少ない榴弾
で破裂ということは他の砲身もチェックしてみたらどれも破裂1、2歩手前なんてこともありえそう。

>>Yukikaze氏
投下乙です。パイロット事情が悲惨が故とはいえファイタースイープなどで待ち構えてた
機動艦隊を壊滅に追い込むあたりアメリカ、マジ物量。

299名無しさん:2014/07/17(木) 03:40:35
乙です。
双方練度に手足を縛られてからのお国柄がでてますな。
米軍の悲劇はなまじ数を揃える事ができるゆえに数字の上の戦力と実際の戦闘力の解離からおきた必然ですな。

300名無しさん:2014/07/17(木) 03:43:22
というか対地攻撃で破裂って戦艦との殴り合いは出来ないんじゃないか?
徹甲弾撃ったら一発でおシャカとかシャレにならん・・・

301名無しさん:2014/07/17(木) 03:55:56
イギリス製の14インチ砲か15インチ砲を発注したほうが良い様な気がする
どっち道、修理でビスマルクの出番はしばらく無いしその間にソ連海軍は他の連合国海空軍ボコられるw

302ひゅうが:2014/07/17(木) 04:07:27
>>301
ポンポン砲とかボフォース40ミリ搭載のビスマルク…いいですね!

303名無しさん:2014/07/17(木) 07:44:25
なんで、日本の空母がポンポン沈んでんだ?

アメリカの機動艦隊はマリアナで壊滅してるから、技量はかなり低下しているはずなんだ
そうすると、航法ミスや電探誘導された直衛隊によって数はかなり減らされて
艦隊に辿り着くころにはかなりの小数機となって、複数艦が沈む攻撃はムリかと

更に、攻撃隊の技量低下に水上艦からの回避技術の組み合わせしだいでは外れ弾・至近弾が多くなると思うんだが
史実レイテやマリアナも辿り着いた日本の攻撃隊は命中弾はそれほどないし、至近弾がせいぜいでした

だから、空母が簡単に沈むのは可笑しいと思います

304名無しさん:2014/07/17(木) 07:52:38
だって日本海軍大勝利!だと敗戦に繋がらなくなっちゃうじゃん
まずこの海戦では日本海軍にも大損害がでた、って結果があってその内容は重要じゃないす

305New:2014/07/17(木) 08:13:16
乙です。ハルゼーも雁字搦めの状況に陥ってるな。
日本側は色々と悲惨な懐事情が逆に功を奏してる・・・。

306名無しさん:2014/07/17(木) 08:29:39
乙です。
物量で踏みにじったかな。
まあマリアナで日本にやらせ過ぎたせいで整合性が少し厳しくなっているなあ、とは思う。
でもま、沖縄沖では暴れまわる代わりに空母が質が高くなってきていた護衛空母のフルボッコで沈められるという日本にとっては悪夢になるだろうし。

307名無しさん:2014/07/17(木) 08:31:42
どっかの仮想戦記で、マリアナ沖会戦の時に一連のソロモン海での
航空部隊の損害回復が間に合わずに空母に偵察機と戦闘機を
搭載できるだけ搭載して、ハルゼー機動部隊にわざと発見させたあと
全力で引き離して米国機動部隊艦載機の航続距離ぎりぎりまで
引っ張り込んで艦隊防空で消耗させた後に
陸軍航空部隊と海軍基地航空隊の襲撃で大被害を与えるも、
米海軍の2個機動部隊を潜水艦隊と共同でほぼ壊滅させた代償に、
陸海軍の陸上航空戦力と空母艦載機部隊が壊滅する話を
思い出した。

確かアレ、最後は戦闘機と水雷戦隊に護衛された金剛級戦艦・
長門級戦艦・大和級戦艦8隻が突撃して止めを刺している間に
補給部隊と米陸軍の輸送部隊が航空攻撃で壊滅するんだったか。

あちこち混ざっているかもしれないけど。

308名無しさん:2014/07/17(木) 08:36:31
投下乙です。

こと帝國海軍の母艦航空隊の場合、戦闘機ひとつとっても
機体も搭乗員もなかなか補充されない、と言う弱点が
ありましたし、十分ありえる展開では?と。

とは言え、陸海軍の航空部隊で共同作戦と言っても、
なかなか統一指揮の元での作戦は、技術的にも
難しかったらしいですな。

309名無しさん:2014/07/17(木) 08:38:10
うーん、今回のは整合性に振り回されてまず結果ありきになってるのが何だかなぁ。
空母を初めとする損害の大きさで違和感が凄い。

310名無しさん:2014/07/17(木) 08:42:26
マリアナで米軍に損害を与えすぎているから結果と過程に整合性の不備が生じているんだよなあ。
マリアナで日本の被害も地味ながら痛いのが出ていれば問題はなかったはずなのに。

311名無しさん:2014/07/17(木) 08:42:49
航空母艦は生き残ったけど、母艦航空機は
搭乗員以外は壊滅した、でも良さそうとは感じましたが。

ただ、実際少数機が多方面から押し寄せてくると、
迎撃能力が飽和しそうだとは思いますが。

ミッドウェー海戦がそのパターンで大損害になりましたよね?
補給と発進、それと上空警戒の隙間を突かれて。

312名無しさん:2014/07/17(木) 08:55:21
隼鷹型を正規空母扱いするにしても雲龍型より若干小型の中型空母、ダメコンにも限界があるし、この日本海軍は史実+α程度の対空砲火システムしか積んでない、そんな中で敵を誘引する囮役を買って出ればこんなもんじゃね?
技量低下も機械の補助を受けやすい米軍と日本でを同じように計れるもんじゃないよ。
飛行隊長クラスが無線でヒヨッコに指示を出して誘導するとか、そういうシステム面でも差があった訳だし、米軍は史実日本みたくアウトレンジにこだわる必要もないから必要となれば距離を詰めれば良いしね
大鳳が装甲空母だからって大和型戦艦並にタフな訳もないし、500機の敵機を誘引し続ければこんなもんだろうと思うのだが

313名無しさん:2014/07/17(木) 09:02:07
まあ、結局は米軍の犠牲を顧みない波状攻撃をされたかして沈んだんでしょうな。
圧倒的物量で近接攻撃を仕掛けられたら流石に耐えきれませんから。
装甲空母といってもまあ圧倒的な数に集中砲火されれば沈みますからね。

多分、違和感はマリアナで日本軍に勝たせ過ぎたことから来ているのかと。

314名無しさん:2014/07/17(木) 09:19:40
>>276-280
乙でした
特に深刻なトラブルもなくフランス海軍が目的を達成した……だと?
ビスマルクも一応の武勲と大幅改装の口実が手に入ったようで何より?
しかし日本での人気はもちろん欧州でも金剛が来ると勝つ英国生まれのゲンの良い戦艦として
日本海軍の代名詞になりそうな
親のヴィッカース社大喜び、かも

315名無しさん:2014/07/17(木) 09:36:13
ビスマルクはまさかの破裂ですからね(汗
改修しないという選択肢がない。

フランス海軍は史実リシュリュー級なダンケルク級は出しませんでしたか。
まああの二隻がが沈んだりしたら涙が止まりませんからね。
それでも名誉挽回の為なら送り出しそうなのが今のフランスですが。

316名無しさん:2014/07/17(木) 09:41:12
よく考えたらこの金剛の場合、ゲンじゃなくてレーダー統制艦として来ると
本当に艦隊全体の勝率上がるっぽいですけれどねw

317名無しさん:2014/07/17(木) 10:06:36
>>265
この世界におけるギャラリーフェイクの話のネタが山ほど…
というかフジタ、美術品修復家のほうが本業状態になってしまってるんじゃあるまいか。

318名無しさん:2014/07/17(木) 10:17:58
>>316
より電子作戦能力が高い伊吹型や長門型等が来なくてこれですからのう。

319辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/17(木) 10:58:37
ドイツはビスマルクしばらく動けないし日本から金剛型でも買えば……と思ったが
そもそも海軍力では欧州は圧倒してるから戦略的には必要ないわなw
ドイツ的には装甲艦くらいしか大型艦が無いという状況だから喉から手が
出るほど欲しいだろうけどw

320Monolith兵:2014/07/17(木) 11:37:27
>>296
>他の砲身もチェックしてみたらどれも破裂1、2歩手前なんてこともありえそう。
他の砲身も危険な状態でした。第3砲塔も弾薬庫注水で爆沈は免れましたが、第3砲塔の爆発で艦体の一部が歪んでしまい、暫くの間ドッグ入りに。
ドッグの女王とか言われそう。
イギリスに改修頼んで、長巨大海防戦艦ビスマルク!とかも面白そうだったけど、主砲換装して装甲厚くしたら普通に使えそうだからなぁ。(ただし巡洋戦艦(WW1基準)として)

>>300
憂鬱本編でも艦隊戦は無理とか言われています。着弾しなくても爆沈する可能性のある戦艦・・・。不幸級よりも酷いよね。(´;ω;`)

>>301-302
もうビスマルクの出番が・・・あるのか?。
ポンポン砲は止めて!せっかくの対空力が下がる。ww

>>314
フランス海軍はかつてはイギリス海軍と張り合っていた歴史ある海軍です。ヘタレでも弱小でもないのです。仮想戦記ではフランス海軍はたいてい雑魚になっていて悲しい。
金剛は史実でも憂鬱欧州大戦でも武勲艦です。世界でも有数の武勲艦として有名になってイギリス人も鼻が高いでしょうね。

>>315
航空戦艦押ししている人がいるけど、どうなんだろ?
某仮想戦記のようにフランス人設計の斜め飛行甲板搭載の航空海防艦もどきに改装とか。
でも、出番がなさそう。(´・ω・`)
フランスは大損害覚悟で出していますので、旧式戦艦だけです。それに、戦艦パリを作戦に投入するのに拘ったので同型艦のクールベ級と次級のプロヴァンス級で固めました。

>>316
ソ連の再侵攻は1年以上先だと思われていたので、金剛はファニーウォーの間に改装を受けて電子兵装が強化されました。

>>317
相手がソ連なので、戦艦はそれほど必要ではないと判断され、金剛と榛名のみの派遣となっています。比叡は前回大破したので派遣を見送りました。(お召し艦だったというのも理由だけど)

遣欧艦隊の母艦航空隊は欧州到着僅か2ヶ月でほぼ壊滅・・・。
自分で書いていて酷い状況だけど、防空戦闘や対地攻撃にずっと借り出されて、消耗したところに軍港への攻撃だから、機体も人も限界だった可能性が。
一応大部分のパイロットは生還できたけど、機体の補充は間に合っていない状態です。


ここからは脳内設定。
アメリカからの支援とファニーウォーを使った徹底した改修でLaGG-3やYak-1がかなりまともな戦闘機となっています。
その上に、ポーランド戦とファニーウォーで赤軍の技量はかなり上昇しています。
アメリカからの支援ですが、満州にどれほどアメリカ資本の工場があったのかがわかりません。
史実では約100万トンの粗鋼生産だったので、少なくともアメリカも同程度以上は満州に投資していたはずです。その上に華北にもアメリカ資本は進出していますし。
勝手な妄想ですが、粗鋼生産で200〜300万トン相等の生産力がソ連に移されたと考えてます。また、多数の工作機械や車両製造ラインもあるので、ソ連の工業力は大幅アップしました。
自分で書いててなんて酷い設定だこれ・・・。

321名無しさん:2014/07/17(木) 11:43:15
使い勝手は良くてもさすがに艦齢30年弱の金剛型はドイツ海軍もほしいとは思わないんじゃないかな
むしろ建造中の富士型超巡の情報を知ってればそちらの購入を検討しそう

322名無しさん:2014/07/17(木) 11:49:04
今回でレーダーの有用性が証明されましたし、ビスマルクも電子性能の高い旗艦に改装したりして
というかそうすれば使えない砲で戦わなくて済ry

323名無しさん:2014/07/17(木) 11:50:19
しかしMonolith兵氏の後書きで気になったんですが、作戦成功と引換の母艦航空隊の壊滅て日本側からしたら無視できない大損害ではないですか?

324Monolith兵:2014/07/17(木) 11:59:02
>>323
遣欧艦隊の空母はこれ以降航空機輸送艦として使われる予定です。
日本はソ連やアメリカと睨み合いしながら欧州の兵器廠になっている上に兵力も派遣しているので、これだけの損害を補填する事は出来ません。
なお、僅か2ヶ月でマジキチ練度のはずの空母群が無力化されたことに、青ざめる海軍関係者が続出しています。一部には余りの損害に欧州から撤退させては、と言う意見も。
山本さんも、真珠湾攻撃は成功と引き換えに母艦航空隊が壊滅するかも、と考え直すかもしれません。

325辺境人 ◆8D9w8qm5Zc:2014/07/17(木) 12:16:49
きっと航空工作艦がフル稼働してるんでしょうねえ。それでも壊滅したってことは
どんだけ激戦だったんだか……もはや航空工作艦では英独の機体の修理がメインに
なっているのかも

326名無しさん:2014/07/17(木) 12:21:52
母艦搭乗員はパラシュートで脱出できたり、非弾後もなんとか母艦に帰艦出来ていた可能性はありましょうが、日本から持ってきた機体が殆ど使用不能になったんでしょう
流石に全損耗は可能性が低い

327名無しさん:2014/07/17(木) 12:22:02
「嶋田さんが泡吹いて倒れたぞ、はやく担架を!!」
「向こうでも大勢倒れてるぞ!!」
「衛生兵!衛生兵!!!」

日本海軍は連合軍の勝利どころではないんでしょうね

328名無しさん:2014/07/17(木) 12:23:35
生き残った日本パイロットは機体が無いのでメッサーやハリケーンに乗って
なんだこのバッタは、と文句を言ってそうだw

329New:2014/07/17(木) 12:35:17
ソ連は米国の設備でパワーアップしてるけど支援SSみたくアホらしいほどの連続稼働の
せいでバンバン工作機械を摩耗させていきそう。

330名無しさん:2014/07/17(木) 12:46:50
「ふう、英独軍の潜水艦や空軍にパイロットの救出を頼んでいなかったら(日本海軍航空隊的に)即死だった・・・」

331名無しさん:2014/07/17(木) 12:49:58
砕氷船がないと突入できないような海域で脱出したら助かる可能性は低そうだが

332名無しさん:2014/07/17(木) 12:52:45
別にバルト海全部が凍るわけじゃないから

333名無しさん:2014/07/17(木) 12:54:32
度重なる連戦での機材損耗のほうが比重が多いでしょうから、中の人の損害は比較的ましでしょうね。

334名無しさん:2014/07/17(木) 13:04:39
冬季に流氷で航行不能にまで覆われるのは、東のフィンランド湾(今回の艦砲射撃で向かったクロンシュタットはここの湾に浮かぶ島にある)と、フィンランド〜スウェーデン間にあるボスニア湾

335名無しさん:2014/07/17(木) 13:09:26
>>329
ソ連「という訳で工作機械のおかわりをしたい、後生産が追いつかなくなってきたので
   貴国のトラックや軍用車両、戦車などもお願いしたい。あ、勿論軍用機もあればありがたい
   他にも希少資源、民生品……」
米国「」

336名無しさん:2014/07/17(木) 13:12:46
被弾しても、北西に行けばフィンランド領土だし、もう少し西に足を伸ばせばフィンランド自治領のオーランド諸島に不時着できるから、救出までのスピードにもよるけどパイロットの生還率は上げられる

337名無しさん:2014/07/17(木) 13:25:18
冬のバルト海で着水したら友軍艦艇のすぐ側でも救助される前に心臓が止まりかねないしね。
むしろ完全に凍結した海上の方が助かる可能性があるがベストはやはり友軍のいる陸地まで
機体をもたせることだろうね

338名無しさん:2014/07/17(木) 13:33:54
氷の上であれば意外と助かる確率が上がりますからね。
まあ脱出はフィンランド方面へ向かうように指示が出ていたのでしょうな。

多くが損傷が多くフィンランド領内で放棄されて喪失に加算されたんかな。

339名無しさん:2014/07/17(木) 13:50:13
つーか、そんなに強いっけソ連空軍
この時代だと赤軍粛清で軒並み空軍将校が吊るされて教練関連グダグダ
連中が漸くまともにドイツ空軍と戦える様になるのはレンドリースの戦闘機と筆髭の粛清の影響が
抜けた1943年過ぎ位のはずだけど

340名無しさん:2014/07/17(木) 13:57:14
憂鬱本編でも冬戦争で指揮官以外は大したことないとかって言われてましたね
勝手に脳内で数に押し潰されて機体がやられたと妄想

341名無しさん:2014/07/17(木) 14:09:23
「敵機が7割で、空が3割だ!」とか「くそ 空が狭い」ていう状況だったんかな。
航空機関砲が早い時期から優秀だから機体がマシになって低空での一撃離脱に徹されたら
厳しいな多分。

342Monolith兵:2014/07/17(木) 15:00:15
航続力のある日本の艦戦が最後まで艦隊防空についたので、ソ連空軍相手には劣勢でした。フィンランドやドイツからの援軍も来たけど、結構な数が落とされて生還できた機体も駄目になりました。
航続力のある機体が日本以外にドイツ位にしかないので、日本が頑張らないといけない状況に・・・。だから、艦攻や艦爆は結構な数が生き残ったけど、艦戦はほぼ全滅。
日本から送られた機体は、フランスからの補給が細くなって戦局の厳しいフィンランドに送っているので、空母まで行き渡らない状態です。なお、イギリス海軍はフィンランド戦以前に日本艦載機を確保しています。

ポーランド戦でソ連の航空機がバタバタ落ちたので、新型機の開発と共に教練や運用が見直されました。その際に粛清は縮小されたとします。無理やりだってのは理解できてますけど。
だって、そうしないと強大なソ連赤軍を作り出せないもん。

343New:2014/07/17(木) 15:21:34
残ってる艦爆・艦攻も対潜と夜間攻撃で結構キツいかもな。
艦爆は彗星な感じなのである程度なら戦闘機的な運用はできるが・・。

344taka:2014/07/17(木) 15:43:46
首里が抜かれれば沖縄は終わる
これが最後と言わんばかりに予備兵力を首里防衛に投入する三十二軍と指揮下部隊
バックナーの仇討ちと言わんばかりに襲いかかる米軍部隊
寸刻みで撃ち込まれる砲撃と艦砲と空爆
ソ連軍の如きスチームローラでじりじりと轢き潰されていく首里市街要塞
北部の遊撃も、もはや捨て身とも言える九州からの空爆も引き止めるだけの力はないのか

「先任将校殿、僕達も戦います!!」

小銃は足りなくても何とか行き渡った対破甲無反動砲を肩に担いだ鉄血勤皇隊が出撃を願い出る

「この中で最年長のものは誰か?」
「はい、僕です!」

名乗りでた17歳の少年に、先任士官はいきなり鉄拳を浴びせて殴り倒した

「お前達、米英の兵隊たちはこんなものではないぞ!! 早く待機場所に戻れバカモン!!」

慌てて戻っていく鉄血勤皇隊を見送りながら士官は苦い面持ちになった

「だが、それでも、これ以上踏み込まれればあの坊主たちを使わなければならないのか……」

非情な戦場に奇跡は起きるのか!?
次回『首里決戦』。終戦は、間に合うのか……

やおい




宜野湾ラインだとシュガーローフ手前かな?
こっちの世界線ではぎりぎりで首里攻防戦時にって感じかも

345名無しさん:2014/07/17(木) 15:49:47
>>342
それでも期間的に厳しいですよ。
教練にしても短期間でそうホイホイ出てこれる物では無いですし出てきても損耗は続いているのです。

各国の空軍や航空部隊が延々と行ってきた教練を短期間で行って強大な空軍ってそりゃあ無茶です。

346名無しさん:2014/07/17(木) 16:20:58
>>229
前からだけどアンカー書きすぎ。
専ブラだとたまに「壊れてます」って表示されて
スレ自体見れなくなる時あるからアンカーの数控えて。

347Monolith兵:2014/07/17(木) 16:51:31
>>345
やっぱり無理ですか。まあ、当たり前ですが。
アメリカが指導すると言う話も考えたのですが、大統領が代わっているのでそれも難しいと考えて没にしました。

>「ソ連軍より不甲斐無いな」
>攻撃隊に参加した坂井はアメリカの戦闘機隊の弱さを見て、半ば呆れたように呟いた。冬戦争で圧倒的な数のソ連軍機を敵にして戦った彼からすれば、今回の戦闘はあまりにも難易度が低いものであった。
こんな描写が23話にあるので、ソ連空軍も結構やれるのではと思っていましたが。
ソ連空軍を強化する何かいい言い訳は無いものか。(´・ω・`)

>>346
ごめんなさい。
アンカーの使用は今後控えます。

348名無しさん:2014/07/17(木) 16:59:39
>>346
それ勝手過ぎませんかね?
ブラウザの問題を個人に対処させようとするのは

349名無しさん:2014/07/17(木) 17:50:23
ソ連の航空隊はポーランドで日独英とガチンコ勝負してキルレシオでは負けてから
ファニーウォーの間に筆髭が厳命して航空隊の拡充と訓練に勤しめば質はともかく
数で圧倒するのは不可能じゃないんじゃないですかね。満州のアメリカ資産も使って
生産しまくれば数もなんとかなるだろうし多少の誇張はあってもそれほどおかしな
設定じゃないと思います

350名無しさん:2014/07/17(木) 17:58:00
>>349
ただ、数だけではあそこまでの損耗にはならないんじゃないかな。
質が伴わないと完全に損耗しきるような事態に追いやることはできない。

それに数を揃えればとはいうけど一度壊滅に近い状態になった物をファニーウォーの短期間でどうにかしようっていうのは少々厳しい。
それこそ数合わせなら出来ますが実際は事故が多発しかねません。
一時、航空戦力が激減することを覚悟の上で歴戦のパイロットを後方に下げ養成するのであればまあ最低限の質を持って数で何とかしようと、言えるでしょうけどね。

351名無しさん:2014/07/17(木) 18:24:33
>>347
アンカーのことはそこまで気にしないでいいと思いますよ
極個人的な問題に過ぎないと思いますので。

普通に別の物で見ればいいだけの話ですから。

352トゥ!ヘァ!:2014/07/17(木) 19:02:40
>>290-294
乙です

両陣営とも大被害。
さあ!次回最終決戦でございます!!

353名無しさん:2014/07/17(木) 19:12:00
というか、アンカーでイチャモン付けて来た奴を始めてみた

354名無しさん:2014/07/17(木) 19:19:59
アンカイチャモンは前にも見たな

リアルモンハン村のとこだったか?

355名無しさん:2014/07/17(木) 19:23:12
他の人から文句が出てないし当人のPCの問題である可能性が大

356名無しさん:2014/07/17(木) 19:25:06
安価の影響で、特に不具合が起こった事はないな

357名無しさん:2014/07/17(木) 20:03:42
ちょび髭が居ない戦場、連合国はアメリカの兵器がないから、各国の銃器は相変わらず口径バラバラか?

358名無しさん:2014/07/17(木) 20:30:17
>>357
武器を輸入したりライセンス生産している側が徐々にしている兵器の規格に合わせていると思うよ。
特にドイツ軍は戦車の弾薬などの規格が日本式になってきているかもね。

359名無しさん:2014/07/17(木) 20:33:30
小銃弾薬だけでも、
日本 6.5mm
英国 7.7mm
仏国 7.5mm
独国 7.92mm

せめて機関銃だけでも統一したいわなw

360名無しさん:2014/07/17(木) 20:33:36
アハトアハトと長アハトアハトは各国ともに採用したいとこ

361名無しさん:2014/07/17(木) 20:35:59
>>359
ただそれは兵士の体格や置かれている状況によるところも大きいから統一は難しいと思うよ。

362名無しさん:2014/07/17(木) 20:39:11
一応、日本は機関銃はブレンのコピーだから英国と共通化できるし拳銃弾は9パラだから
ドイツと共通化できるな。さすがに小銃弾はどうにもならんと思うが

363名無しさん:2014/07/17(木) 20:40:31
軽機関銃なら、多少体格差があっても統一はできそう。旧日本軍でも軽機関銃手は体格の良い兵士が割り振られてた

何処の弾丸で統一するかでまあ揉めると思うけどw

364名無しさん:2014/07/17(木) 20:41:32
流石に戦時中に小銃弾の統一は無理なのは理解してるよw

365名無しさん:2014/07/17(木) 21:08:15
憂鬱日本は英国と同じ7.7mmじゃなかったけ?。

366名無しさん:2014/07/17(木) 21:11:18
憂鬱日本は6.5ミリ

367名無しさん:2014/07/17(木) 21:24:57
自分が勘違いしてました、6.5mmでした。

368名無しさん:2014/07/17(木) 21:33:38
7.7mmは憂鬱本編でも日本が軽機関銃として採用してるみたいだから、ソッチと勘違いしたんじゃないですかね?

369名無しさん:2014/07/17(木) 21:39:29
戦後で潜水艦はどうなるんだろ?伊号をまだ使うのか?
400を魔改造とか…金も資源もねーよ

370名無しさん:2014/07/17(木) 21:44:53
史実海上自衛隊のような涙滴型通常動力潜水艦が作られるまでは、もう暫く伊号も呂号も現役でいるでしょうね

371名無しさん:2014/07/17(木) 21:46:02
>>369
史実と似たような系譜をたどっていくんじゃないかな、
涙滴型船体を技術が成熟すれば即座に導入してみたりと自衛隊を少し先取りした様な開発系譜になるかと思うけど。

372名無しさん:2014/07/17(木) 21:48:11
そういや、フィンランドにはルーデルを派遣したのかな?
さっさとスツーカーの魔王に覚醒してもらわないと・・・(汗)

373名無しさん:2014/07/17(木) 21:49:29
まあ伊号潜水艦であっても、対潜訓練の相手役が不可欠ですからねえ。

374ひゅうが:2014/07/17(木) 21:57:11
戦後すぐは史実戦後ドイツみたく保有が大幅制限されてそうですね。
運用が再開されたとしても朝鮮戦争中は米軍士官が乗り組んで統制につとめていたりして。
しかし予算が(泣

375攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2014/07/17(木) 22:11:45
>伊号潜水艦の戦後
比較的艦齢が若く、状態の良い艦を中心に予算が許す限り史実米のGuppy(潜水艦推力増強計画)改修に準じた改修が行われるのでは。
流石に原型のままでは列強の最新型との差が開きすぎて対潜訓練が訓練にならなくなりかねないでしょうから、米潜水艦を手本に可能な限りの最新技術を突っ込んでいるのでは。
これが出来れば戦後第一世代の建造時に最新のノウハウを使えるので、原潜は別としてもそう見劣りする艦にはならないのではないかと。

376名無しさん:2014/07/17(木) 22:13:52
伊400は戦後ひそかに日本に返還して、晴嵐を積んで、朝鮮戦争中にダムを奇襲攻撃する
というネタを考えてみたことあります

377名無しさん:2014/07/17(木) 22:16:39
伊400は史実通りの最期だろうね。
ひょっとしたらアメリカの博物館で資料として飾られているかもしれませんが。
米軍と死闘を繰り広げたあの日本軍の潜水艦ということで。

378名無しさん:2014/07/17(木) 22:18:00
この世界でも史実通り16隻体制で行くことになるかね
こっちだと中国は史実みたいな海軍は整備できないだろうから
ソ連が崩壊するまで持たせば後はそれほど問題ないか?

379名無しさん:2014/07/17(木) 22:23:44
>>378
予算の問題で16隻とか12隻体制じゃないと良いなあ(泣
まあ16隻体制ならまだマシなんですけど12隻とかだと厳しい。

380379:2014/07/17(木) 22:24:30
間違えた14隻とか12隻、でした。
16隻なら史実通りじゃー

381名無しさん:2014/07/17(木) 22:26:47
1個とはいえ空母機動部隊を維持しなきゃいけないから16隻体制は厳しいか?

382ひゅうが:2014/07/17(木) 22:29:01
>>376-377
海軍の隠密核攻撃用潜水艦として接収艦を運用というネタを考えたことがあります。
うまい具合に伊403潜は終戦時に建造中ですし、米海軍も新兵器である核爆弾運用艦艇として興味を引くことはある…かなぁ?とも。
空母機動部隊の正規空母が史実の半分程度であることからも興味を抱いてくれて、レギュラス潜の元祖として冷戦初期に君臨してくれると日本海軍も浮かばれる?

383名無しさん:2014/07/17(木) 22:32:29
>>381
厳しいかもしれない。
14隻ならまだマシで12隻体制とかになる覚悟がいるかもね。

384名無しさん:2014/07/17(木) 22:36:07
二個潜水隊郡は無理っぽいか・・・
それでも潜水母艦、というか潜水艦救難艦は2隻体制で行きそう

385ひゅうが:2014/07/17(木) 22:37:26
ああ躁鬱症状って結構つらいw
>>381
吉田政権の置き土産として、頭に血が上っている戦後の反ソ的な日本国民を抑制するために「GDP5%枠」という国防予算の限界が示されていると考えてみています。
それが、日本経済の高度経済成長に伴って冷戦末期の強大化を許容した――というネタですw

386名無しさん:2014/07/17(木) 22:40:16
空母機動艦隊+各方面に護衛艦隊+潜水艦16隻
予算には勝てなかったよ・・・
ってなりかねないな

387名無しさん:2014/07/17(木) 22:44:09
>>384
14隻か12隻ってところになっているでしょうな。
その代わり病院戦的な運用もできる潜水艦救難船二隻体制は勝ち取れるかと。

388yukikaze:2014/07/17(木) 23:16:00
感想よんでいて「あれ・・・なんか勘違いされてね?」と思ったんで
いくつかの返答。

・ 日本空母沈みすぎ

数百機の艦載機で殴られればそりゃ被害も出ます。
おまけに機材でも向こうが上で、練度も、戦闘機隊の半数は米軍より上ですが
残り半数は米軍と互角かやや劣る程度。
艦の乗組員の練度以外では勝つことが出来ず、いかに史実よりも強固な防空シフト
しいても、史実マリアナの米軍よりは確実に低い(そして米軍の練度は史実マリアナの日本より上)
ですから、最終的には押しつぶされます。
むしろ午後まで耐え抜いたという時点で、大奮戦と言っていいです。

ぶっちゃけ>>312氏の見解が近いものになります。

・ 結果と過程に整合性がない

作中で何度も「日本海軍の母艦航空隊はマリアナで壊滅した」と記載しているんですが・・・
確かにアメリカ海軍空母機動艦隊を撃滅しましたが、内実は圧勝とは程遠く
ピュロスの勝利ですよ。特に1,300機も集結させた第一線機部隊が壊滅しているのですから
中〜長期的に見れば、連合艦隊の損害がどんだけシャレにならないかわかると思うのですが。
つ〜か、日本海軍空母機動艦隊が圧勝していたのなら、ためらわずにハルゼー艦隊と
空母機動艦隊決戦をしています。そちらの方が楽なんですから。

ついでに言えば戦闘機を満載したから防げると考えた方複数いるようですが、第一次攻撃隊くらいですよ
満足できるレベルで防げたの。
ここら辺はマリアナ沖海戦での米海軍の防空システムも、システム機材の問題と、情報が飽和状態になって
対応が遅れてしまい、敵艦載機の突破を許してしまった実例考えると、これまでとは比べ物にならない直援
作業で現場が大混乱になり、第二次攻撃隊までは何とか発艦はさせても、第三次攻撃隊にはまともに
対応できたかどうか(伊勢や日向が被弾したことで航空管制が途絶えたならばなおさら)

後は空母が被弾すればするほど戦力が激減する羽目に。
米軍も第四次攻撃隊には戦闘機の比率を極限まで高めて、掃討に移るでしょうし。

如何に練度が低くても、それは実戦経験積んでいないからであって、とっさの判断に
十分に対応できない類ですから。基礎的な部分はしっかりしているんですよ。
アメリカ第三艦隊の攻撃力って、そう舐めていいもんじゃないんです。

389yukikaze:2014/07/17(木) 23:31:18
ちなみに上記回答で「じゃあなんで宇垣艦隊あれだけの被害で済んでいるんだよ」
というのがでてくるでしょうから、回答しておきます。

まず宇垣艦隊についてですが、艦隊全体の雰囲気として「彼らは囮」という
印象の方が強かったわけです。更に言えば防空能力も低いであろうと。
後者については第一次攻撃隊の失敗で間違いであることが明らかになった訳ですが、
しかし全力攻撃をやりたくても、小沢機動艦隊が出現した以上、どうしても
戦力の全力投入に二の足を踏むことになります。
ここで2個空母任務部隊の戦力が壊滅すれば、1個任務部隊で、最悪の場合小沢機動艦隊
の全力を相手しないといけない訳ですから。
だから、宇垣艦隊攻撃は必然的に及び腰になり(明日の決戦もあるから)更に言えば、
第七艦隊は突破されるかもしれないが相応の被害も与えられるだろうし、そうなったら
明朝でも叩けると。ここら辺では希望的観測もにじむようになっていますが。

第三艦隊の誤算は、第七艦隊があそこまでワンサイドゲームをくらうという予想が出来なかった
ことと、小沢機動艦隊が予想以上に踏み込んできたことで、こいつら倒さないとどうにもならない
ところまで追い詰められた点ですね。
だからこそ小沢艦隊に対しては執拗以上の気迫で攻撃を加える(その代償が140機近い
艦載機の撃墜と、同数の損傷)ことになる訳です。そうしないと自分達も危ない訳ですから。

一言で言ってしまうと、レイテ沖海戦は最初から最後までアメリカ海軍の想定外の戦いだったんですよ。
そしてその混乱を連合艦隊は最大限にまでいかした訳です。

390名無しさん:2014/07/17(木) 23:39:20
空母機動部隊が押しつぶされるのなら宇垣艦隊の被害がもう少し大きかった方が納得がいった人が多かったんだろうね。
奇跡的な事や想定外が連続して起こるっていうのは現実ではあっても小説とかだとどうしてもご都合主義に見えてしまう時があるから。

391ひゅうが:2014/07/17(木) 23:51:42
>>388-389
回答しようとおもった時間犯罪の説明付けがなされており脱帽ですw
日本空母もミッドウェーの時と比べるときわめて沈みにくくなっていますが、耐久力は水面下防御とあわせて米空母を少し上回る程度でしょう。
作中マリアナ沖海戦における日本海軍第一機動艦隊の大戦果を実現したからには、この結末も実現しなければならないのです…

392yukikaze:2014/07/17(木) 23:55:58
>>390
宇垣艦隊も被害はそれなりに出ているんですけどねえ・・・
軽空母1隻撃沈、軽巡2隻撃沈、軽空母1隻、重巡2隻大破、
他の大型艦も軒並み損傷ですから。及び腰の攻撃でこれですぜ。
宇垣艦隊が回頭した時に「あいつら逃げた」と判断してもおかしくない
状況ではあったんですよ。戦場の誤認と言えばそれまでですけどね。

「遠方で且つ囮判断された艦隊」と「近距離でこいつら沈めなけりゃこちらが本当に
やばいことになる艦隊」ならば、そりゃ取り組みも違うと思うんですけどねえ。

393 テツ:2014/07/17(木) 23:56:57
戦場の霧っすなぁ・・・

394名無しさん:2014/07/18(金) 00:02:22
ぶっちゃけ、日本海軍を不利にしようとして、損害を多く見積もった感があるのですが・・・
史実のレイテ沖とか見てもねえ。

日本の空母は第何次ものの攻撃を受けながら沈んでいるから、第一次などであっさり沈んだりしているから
違和感がすごく半端なくて・・・

千歳とか瑞鳳などの小型空母すら波状攻撃を何度も受けながらも沈んでいるし

395名無しさん:2014/07/18(金) 00:05:00
ハルゼー機動隊もノーガードに放置とかもあり得ないかも

基地航空隊が少数機で妨害しに出していてもおかしくないんだけどな

史実のプリンストンみたいに

だから、纏まっての数は出せんと思うんだが。

396ひゅうが:2014/07/18(金) 00:06:57
180機というのは史実におけるミッドウェー沖海戦の参加航空機と同程度ですからね。
それにある程度の防御力を持っている水上艦艇部隊を考えれば、米機動部隊の恐るべき攻撃力を評価しているともいえるので――
言い訳ですが…

397未熟者:2014/07/18(金) 00:15:08
日本の防空と米国の航空機の性能と米国の防空と日本の航空機の性能と考えるとわりと納得できそう
戦後夢幻会の時は兵器の性能差は一部除き史実と比べてなくて運用に違いがある程度ですっけ?

398名無しさん:2014/07/18(金) 00:20:41
>>397
運用もそうだけど、稼働率や量産時期、
生産効率が高くなっている様な気が。

多分史実以上に生産機種・開発機種を絞っている結果
だと思われますが。

399yukikaze:2014/07/18(金) 00:21:28
>>394
第一次で沈んでいねーぞ・・・
小沢機動艦隊の軽空母グループが沈んだのは第三次攻撃隊時。
この時点で1次から3次まで併せて500機近い艦載機で殴られているのに
これで沈まない方が遥かに違和感出ると思うんだが・・・

ついでに言えば、宇垣艦隊についても、3次に渡る攻撃+護衛空母群の
攻撃受けて<瑞鳳>沈没<龍鳳>大破だから、あっさり沈んでいないし。

400hyuuga:2014/07/18(金) 00:25:21
この世界ですと、日本空母は極めてタフといわれるでしょうね。

401ひゅうが:2014/07/18(金) 00:29:05
>>400 は私ですw
失礼しました。

史実に置いても、大戦末期にかけての日本海軍水上艦艇部隊は極めてタフな耐久力を実現していますからその話題をば。
これをあわせてみれば、大戦末期までに防御構造が作られた日本海軍艦艇は戦後の米軍相当装備の採用によってさらに強固な防御力を実現していると期待したいです。
(防空能力は米軍のトップヘビー覚悟のほどではないにせよ)

402yukikaze:2014/07/18(金) 00:29:14
>>397
機体の一部前倒しはあるけど、全面刷新はなかったはず。
取りあえず紫電改がマリアナで一部部隊に配備され、沖縄沖海戦では
基地航空艦隊及び空母機動艦隊の主力艦戦になっているっぽい。
(ただ航続力の関係で、紫電改が基地航空艦隊の主力になりえるのかという
問題はあるのだが。陸海軍統合計画で4式戦主力となる可能性もなくはないが)
あとは三式戦が五式戦として最初から配備されていることも指摘されていた。

戦車位じゃないかねえ。全く史実と別物になったの。

403ひゅうが:2014/07/18(金) 00:41:23
>>402
当方ではそのような感じですね。
紫電改は陸戦として基地航空隊へ配備、以後に烈風(艦戦型)をあきらめた海軍が全面量産に入っており45年はじめから陸上迎撃戦闘機烈風改が防空戦闘に投入されるか否かといった感じでしょう。
また対重爆用迎撃戦闘機としては当初より雷電改相当が配備…と、空技廠と川西の「中の人」たちの面目躍如の最短ルートを突っ走っています。
そのかわりに景雲や秋水改などはいませんけど…

404yukikaze:2014/07/18(金) 00:55:17
>>403
ただ史実紫電改だと九州南端の基地から沖縄までの戦闘は無理なので、
最初に紫電改相当の機体が量産され、その後に航続力延伸タイプが
量産されることになるんでしょうかねえ。

そして陸軍は4式戦闘機が主力で、隼の後継機として5式戦闘機が三式戦
として配備されるも、三式戦は金星エンジンの供給と馬力不足で「これで戦えるか」
と悪評受ける可能性が・・・

史実で陸軍が雷電を、一時期統合戦闘機として熱い眼差し向けていたのも無理ねーわ。
流石に主力戦闘機として期待していた鍾馗の出来が悪すぎるわ。

405New:2014/07/18(金) 01:12:31
やはり撃墜した米軍機のエンジンとか過給機を溶かして日本機の過給機やエンジンに
リサイクルしてるんだろうか?

406ひゅうが:2014/07/18(金) 01:27:20
>>404
史実紫電改はマリアナ沖における基地航空隊として投入されたので、その後の量産型は史実の紫電改四や改五がその後に投入されたと考えております。
艦上機型ですので航続距離が延伸されております。
雷電は当初から雷電改相当です(延長軸の共振現象がそれとなく助言されているため)から、米軍戦略爆撃隊は極めて大きな負担を強いられることでしょうね。
これも史実戦後の戦略空軍一強を阻止する一助となることでしょう。

407yukikaze:2014/07/18(金) 01:40:17
>>406
米軍戦略爆撃機部隊自体が対日戦争では低調だったかもしれんです。
その最大の原因は、サイパンとフィリピンを陥落できなかったから。
故に彼らは中国奥地かパラオからしか攻撃できず、日本海や東北は
全くの無傷で、太平洋側や九州も侵入機数が少ないので、迎撃部隊に
補足されればそれなりの被害を受けることに。

まあ・・・もう一つの面としては、欧州戦線ですね。
ルーズベルトが1944年11月に職務不能になった事で、アメリカは政治的に
空白時期に突入するわけです。
ひゅうが氏のネタで、マックが欧州に行き、逆にパットンが太平洋に行くことが
決定されている訳ですが、何故交代をするのか?
それは欧州でマックの名声と政治力が必要になっている証拠ではないでしょうか?

それは一体何故起きたのか?
フィリピンを諦めるだけの餌ではなかったと考えています。
仮にそうであるとするならば、アイゼンハワーとの問題が出ることになりますから。
私は、1944年11月にルーズベルトが職務不能になることに拘ったのですが、その理由は
ルーズベルトの職務不能状態という絶好の誘惑を、あの独裁者ならば確実に飛びつく
ために時間犯罪をしてのけました。欧州の戦場が燃えるお膳立ては整えたつもりです。

408名無し:2014/07/18(金) 01:55:52
戦後夢幻会での日本人の対米軍意識(推測)

米海軍
 連合艦隊に勝利した世界最強の海軍。
 米海軍を貶める=ガチバトルした日本海軍を貶める、なため(米本国よりも)評価されている。
米陸軍
 バットン親爺に対する好意がすべてを語る。
米空軍
 本土空襲&朝鮮戦争の核攻撃。たぶん一番評価が低い。
 

こんな感じでしょうか?

409未熟者:2014/07/18(金) 01:58:26
空軍は新参者ですしねぇ・・・前評判も無いし

410ひゅうが:2014/07/18(金) 02:06:59
>>407
さすがですね。なかなかの読みです!
劇的敗北を喫した太平洋戦線と欧州戦線の取り換えという側面はあれど、その上層部の暗闘まで含まれた「読み」は見事です!
>>408
米海軍>米陸軍>米空軍というのが基本的な日本的なイメージでしょうね。
米陸軍は欧州軍の激闘の当事者ではないのでこのように…
>>409
空軍は、「そのうち小型化される核弾頭運用部隊」ではなく、ただの大型機運用部隊として認識されているでしょうね。
特に日本の弾道ミサイル部隊構想が知られるにしたがって…

411Monolith兵:2014/07/18(金) 05:57:38
>>349-350
日本の遣欧艦隊は2月に到着してから、休息もなくソ連軍の攻勢を抑えるために連日対地攻撃や防空任務についていたので、機体と搭乗員共に消耗していたとします。
軍港への奇襲が行われたのは、3月下旬以降であるので、1ヶ月以上に渡って酷使されていたので今作戦で壊滅状態になったとします。
一応稼動機は80機ほど残っている(脳内設定)けど、補用含めて182機(史実どおりなら)なので壊滅状態です。航空工作艦は修理待ちの機体が多くてパンク状態です。

>>357-368
小銃は兎も角、短機関銃はイギリスがMP38/40を導入しているのと、日本もMP18の独自発展型を使っているので、短機関銃に関しては日英独で統一出来ています。
機関銃はMG34/42の優秀さを知っている日本が導入する可能性もあるかも?イギリスも重機関銃として採用するかも?・・・ヴィッカース重機関銃があるから無いか。
また、戦車砲と対戦車砲も英独は48口径75mm砲が共通で、65口径76.2mm砲が日英独共通。なお、イギリスが開発中の17ポンド砲はキャバリエ(Ⅳ号戦車)に換装予定で、ドイツも興味を示しています。砲塔を換装するだけでより強力な戦車を保有できるので、使わない手はありませんし。
しかし、フランスのハブられ度が凄まじい・・・。

412New:2014/07/18(金) 08:07:34
17ポンド砲は反動も強いからⅣ号に積むのはかなり無理しそうだな。

413名無しさん:2014/07/18(金) 08:48:52
辻褄合わせや違和感凄くても作者がそうだといえばそうなんだろうな。

414名無しさん:2014/07/18(金) 09:09:38
現実でもそんなもの国力が圧倒的に上のアメリカのハワイに空母六隻を集中運用した機動部隊で奇襲攻撃をしかけた国があってだな。

415名無しさん:2014/07/18(金) 09:26:51
航行中の戦艦二隻を航空機だけで撃沈した国もあってだな、しかも援護する空母が座礁事故で援護出来なくなるなんて辻褄合わせが起こっているし。

416名無しさん:2014/07/18(金) 10:27:32
>> 410
戦後夢幻会でも日本は核兵器はあくまでも米国の物をシェアするんでしょうが構想とかは机上で造っていそうですしねえ
主にアメリカ軍が迷走しないように助言をするためにw

417名無しさん:2014/07/18(金) 11:11:08
「日米安保が機能しなくなったら自力で核武装するだろう」と思わせる程度の政治姿勢と能力は必要だろうしね。
予算的に避けたい事態だが。

418名無しさん:2014/07/18(金) 11:30:33
>>417
完全に防衛計画も破綻するわ、経済的にも負担が多すぎるわで絶対に避けねばならない事態だけどね。
それでも外交上は“見せる”必要があるからねえ。

419名無しさん:2014/07/18(金) 11:34:45
尚、5%枠でも一個空機動部隊所有のせいで潜水艦部隊が猛烈に圧迫され二個潜水隊群編成が困難に(白目)
最大で14、駄目なら12隻という自体になっていますからなあ。
まあ多目的に使える潜水艦救難艦は2隻建造できるだろうと言う話なのが救いですが。

420名無しさん:2014/07/18(金) 12:26:20
>>413
リアルに起こった出来事に比べても、別におかしくもなんとも無い
偶にリアルが創作を凌駕してるし

421名無しさん:2014/07/18(金) 12:28:28
栗田がレイテの目前に引き返したりとな

422名無しさん:2014/07/18(金) 12:44:10
史実でミッドウェイでの結果がああなってみたりな

423名無しさん:2014/07/18(金) 13:02:02
安保の根幹である米軍はどういう台所事情なのだろう?
フィリピンでの被害がでかすぎるから史実米軍よりは圧倒的に弱体化しているだろうしね。
空母十隻体制は維持できるかなぁ。

424名無しさん:2014/07/18(金) 13:04:48
時間が経てば建て直せる国力があるから(白目

425名無しさん:2014/07/18(金) 13:09:24
下村(辻ーん)「その前に、宗主国として吐き出せるものは吐き出してもらいましょう」

426名無しさん:2014/07/18(金) 13:11:04
戦後日本(阿部さん世界w)の1980年代末の国防予算って
史実同様にお米の国のNo.2路線で史実同時期の日本と
同等の経済規模があったと仮定すると、GDP5%枠って

19.3兆円(1988)!!!です

結構いろんなことが出来そうですねww

427名無しさん:2014/07/18(金) 13:13:39
あくまで「最大値」がGDP5%だからね

428名無しさん:2014/07/18(金) 13:15:19
10兆円枠位に歯止めがかかるといいね。

429名無しさん:2014/07/18(金) 13:18:28
人員を確保しておけたら良いな……

430名無しさん:2014/07/18(金) 13:20:47
今の日本の国防費は、大体4.7兆円位らしい。これでGDP約1%

431名無しさん:2014/07/18(金) 13:23:59
航空機700機
潜水艦24隻
護衛艦60隻
空母2隻
予算12兆円位あればこれくらいは維持出来るか。

432名無しさん:2014/07/18(金) 13:28:08
人件費は?

433名無しさん:2014/07/18(金) 13:32:49
>>426
実際はできることは少なかったりするのよね。
後方装備に相当金を取られるから。

>>431
無理がでてくる。
陸上戦力もあるし、後方設備や補助装備なども大規模に必要。
海上戦力で言うなら精々護衛艦54隻、空母2(大型1+中型1)隻、潜水艦14隻〜16隻、補助艦艇群ということになるだろうね。
空母の予算やその後方設備、補給艦艇の増強、輸送艦艇を多めに配備すること考えたらね。

434名無しさん:2014/07/18(金) 13:35:15
>>431
人件費、後方設備の維持管理費、補助艦艇、弾薬飛、戦力が大きくなることによる整備費用。
これらを考えたらそんなの無理。
更に陸上装備も師団数が減る分拡充しないと厳しいからそちらの予算もかなりかかる。
そんな贅沢できない。

435名無しさん:2014/07/18(金) 13:57:52
高額宝くじが当って気が大きくなって、アレもコレもと高級品を買う計画を立てている庶民と同じ反応w

436名無しさん:2014/07/18(金) 14:01:51
現実の自衛隊でたらないが非常に大切な後方の物を充実させていかないといけないからね。
しかも空母があるせいでその訓練施設や整備費用、弾薬費、更に空母艦載機の人件費含む関連費用も一挙増大。
国防海軍にしても実質のところ護衛艦48隻、潜水艦12-14隻(16隻いくか?)、大型空母1隻、中型空母1隻、大量の補助艦艇で限界達するわ。

437名無しさん:2014/07/18(金) 14:03:06
>>435
言い得て妙ですな。
本当に金がかかる部分を無視していますからねえ。

438名無しさん:2014/07/18(金) 14:07:02
一時的でなく毎年でコツコツ整備すればそれぐらいは維持出来そうだがな航空機はヘリも含めての数だし。
今の日本の自衛隊の数倍の予算規模だぜ。

439名無しさん:2014/07/18(金) 14:21:30
弾薬備蓄量が一週間しかない自衛隊と違って、戦後夢幻会世界では弾薬も数か月分備蓄してるだろうし、燃料も同じ位備蓄してると思うから、自衛隊を基準にしちゃいけない

440名無しさん:2014/07/18(金) 14:22:55
>>438
自衛隊の装備は全てツケで購入してるのは知ってるよな?

441名無しさん:2014/07/18(金) 14:24:52
戦後憂鬱だと武器輸出とかして調達コスト下がってないのか。

442名無しさん:2014/07/18(金) 14:31:34
>>439
自衛隊が苦労している部分が予算化できて軽減できると言うだけだぞ。
自衛隊を十分基準にすることができる。

>>438
残念、現実にはツケ払いしているんだ。
それがどうにかなると言うものだから無理がある。

>>441
輸出できるものもたかが知れている。
実際には調達コストはそう簡単には下がらないのが現実。
一件成功しているように見えるドイツでも調達コストは高止まりしている。

443名無しさん:2014/07/18(金) 14:34:52
弾薬や燃料の備蓄場所も管理施設も増やす必要があるし、その整備費もかかるから、自衛隊の備蓄基準で計算した武器弾薬購入維持管理費はあてにならん

444名無しさん:2014/07/18(金) 14:36:22
規模が拡大すればそれだけ人件費が上昇するし装備品の維持管理用費用も全体数の増大で上昇する。
また空母等の維持管理費用存在も見逃せないしね。

自衛隊以外にも英国やドイツ国防軍を参考に見ても上であげられている各種費用はかなり莫大で予算のかなりの部分を占める。
そんな中で無理やり正面装備を拡張しようとすればフランスや英国の様に装備のバランスが破綻始める。

445名無しさん:2014/07/18(金) 14:38:01
>>443
そうだったー(汗
弾薬や燃料の備蓄が増えるっていうことはその大規模化した備蓄施設の管理費用や人員の人件費諸々が更に増えるんだった(白目)

弾薬や燃料の備蓄が増えるせいで更に弾薬関連の費用が増大する。

446名無しさん:2014/07/18(金) 14:41:47
全ては日本の軍事費とGDPの伸び次第かな日本のGDPが900兆なら2.5%でも軍事費22.5兆円になるしつまり予算が欲しければ日本を経済発展させねば。

447名無しさん:2014/07/18(金) 14:42:11
せめて、人件費(給料)くらいは増えててあげてほしい

448名無しさん:2014/07/18(金) 14:43:20
現在の防衛費4.8兆円に占める、装備品や施設の維持整備費用は約1兆2千億円。装備調達費用は約7400億円で、如何に維持管理費が高くついているか解るかと
現在の隊員充足率が非常に危うい状況ですら、年間2兆円かかってる

データは全て防衛白書平成23年度版より

449名無しさん:2014/07/18(金) 14:45:34
>>447
今の自衛官15万人体制で年間約二兆円かかっている
一人頭1000円のベアでも積もり積もると・・・

450名無しさん:2014/07/18(金) 14:48:11
>>446
最終的にはそこに行き着きますねw

451448:2014/07/18(金) 14:50:51
失礼、平成25年度版でした

452名無しさん:2014/07/18(金) 14:55:31
人員を増やすことも考えて人件費(給料)を増やす必要があるだろうし人件費は更に急上昇するだろうね。
それに設備等が増大すれば当然維持管理費用も更に莫大な費用を要するようになる。

>>446
国防費が可也かかる分史実よりか緩やかな発展にならざるを得ないだろう、と議論されていたよ。
実際、国防予算の増大が経済の拡大に何らかの形で重石になる覚悟は必要だろうね。

453名無しさん:2014/07/18(金) 14:56:14
>>450
更に重いネタ。
国防費が増加するんで史実と違い経済に全力投球出来ない事から史実よりか成長が鈍化する可能性が高いです。

454名無しさん:2014/07/18(金) 15:00:00
軍事費用増大の為に経済発展させる予算が必要だから軍事費を削減しようつまり空母一隻減らそうぜって事になりかねない。

455名無しさん:2014/07/18(金) 15:14:47
それでもそれでも辻さんならなんとかしてくれる。
辻「空母二隻も本当に必要ですかね、弾薬備蓄も半年分も要りませんよね、ながとを記念艦?解体しませんか。」

456名無しさん:2014/07/18(金) 15:26:09
>>455
空母の件は辻〜んでも言えない。
国民にとっての目に見える報復手段だから。

とはいえ、国防関連の人間にも重い国民からの視線なのよね。
早期に雲龍型を一隻退役させたお陰で空母三隻体制維持までは言われずに済んだけど二隻体制堅持は確実に求められる。

457名無しさん:2014/07/18(金) 15:27:39
「ながと」に関しては記念艦にしたいなら要望してきた現地公共団体なり第三セクターなり公益法人なりに分投げるだろう。
国防庁にしてみればそこまで付き合いきれないだろうし。

458名無しさん:2014/07/18(金) 15:36:53
しなのっていつまで現役なのかな。
同型艦二隻のほうが効率良いからソ連崩壊後中型二隻体制になるんじゃね。

459名無しさん:2014/07/18(金) 15:49:24
>>458
雲龍型一隻が1970年代初頭(恐らく72年)に退役し後継艦(中型補助空母)に置き換え。
「しなの」は1990年代初頭(91年か92年?)に退役し後継艦に置き換え。

同型艦二隻体制にはならないのよ。
それに「しなの」代艦は「しなの」の当に後継艦としての機能を求められるからねえ。
まあ実際のところ、305mでも中型空母って呼ばれるから「しなの」代艦も最大級の中型空母ではあると思うよ。

460名無しさん:2014/07/18(金) 15:55:13
高度経済成長が遅れるけど日本を
狂乱させたバブルが来なくなるかもしれないから
ある意味日本にとってはこれがいいのかもしれない
史実は成長を急ぎすぎたし

461名無しさん:2014/07/18(金) 16:01:37
>>458
後継艦が配備される時期から同型艦にはならないけど中型空母二隻体制なのはずっとだろうね。
一応全長305m・満載排水量約六万トン、全長284m・満載排水量約七万トンの規模を持った空母であってもアメリカのCVNのお陰で中型空母という有様。

しなの後継艦はしなのと同規模になるだろうけどそれでも中型空母の範疇(六万-七万トン級空母)に収まるだろうしね。
四万トンクラスであろう雲龍型後継艦よりか遥かに大きいけど中型空母だしね(汗

462名無しさん:2014/07/18(金) 16:10:25
空母シャルル・ド・ゴールですら、満載排水量40000tなのに
戦後夢幻会世界では、それに匹敵する空母とそれ以上の排水量の、フォレスタル級に匹敵する中型空母を保有するのかw

463名無しさん:2014/07/18(金) 16:11:54
確かにそれじゃあ予算いくらあっても足りないな。

464名無しさん:2014/07/18(金) 16:12:56
2隻の更新時期が近付くとアメリカがフォレスタル級やキティホーク級の売り込みかけてきそうだな。

465Monolith兵:2014/07/18(金) 16:13:30
>>412
77mmHVという弱装弾みたいなものがあるので、それが使えるかと思います。
日本もその開発に97式の主砲の開発経験を活かしてアドバイスしていますから、41年中には量産が開始される予定です。

466名無しさん:2014/07/18(金) 16:16:04
>>462-463
七万トンというのは現在英国で就役したQE級の大きさやで。
六万トンはアドミラル・グヅネツォフの大きさやな。

>>464
前者は古すぎて相手にならん。
後者は修理費用の方が高くつから要らない。

467名無しさん:2014/07/18(金) 16:16:37
キティホーク型で一番新しいJFKですら、1968年就役艦ですが・・・

468名無しさん:2014/07/18(金) 16:17:35
キティホークの基準排水量は60000tだから、間違ってないよ

469名無しさん:2014/07/18(金) 16:18:40
>>463
「しなの」後継艦はQE級と程度と考えると無理をしていないと考えられるんだよね。
あと「かさぎ」もしくは「かつらぎ」の後継艦はクレマンソー級拡大版と考えるとこれまた納得できるw

470名無しさん:2014/07/18(金) 16:18:41
みんな空母大好きだなぁ。

471名無しさん:2014/07/18(金) 16:18:40
空自の方はどうなんだろ。
各方面隊傘下の航空団を三〜四個体制+後方支援能力強化程度で留めて、余った予算を海自に投入するべきなのか、
もしくは大型爆撃機や弾道弾を装備したガチの空軍使用にするのかどちらだろうね?

472名無しさん:2014/07/18(金) 16:19:51
>>471
何度も言われているが弾道弾等は配備しないよ?
核兵器は米軍とシェアするだろう、という程度で運搬手段などは米国が持ってる。

473名無しさん:2014/07/18(金) 16:21:24
>>468
一緒に書いてあった全長を見ような。
305mで約六万トンというのはキティーホーク級とは言えないよ。

>>461
どっちも古すぎる。就役時期を考えてからにしよう。

474名無しさん:2014/07/18(金) 16:21:28
B52みたい大型爆撃機はいらないでしょうし、弾道弾はどこに設置するかという問題もあるから無しでしょう

475名無しさん:2014/07/18(金) 16:23:49
>>471
以前にも否定されていたんだがなんで核装備するの?
核は米軍とシェアで十分。
核兵器を持ったら別枠予算でも維持管理費用などで正面装備に圧迫を加えて通常の運用にすら支障をきたすことが目に見えているのに。

476名無しさん:2014/07/18(金) 16:25:53
戦後夢幻会日本もわざわざ中途半端な空母は作らないと思うが

477名無しさん:2014/07/18(金) 16:26:37
>>462
時期的に考えると、「かさぎ」「かつらぎ」どちらかの後継は拡大クレマンソー(若しくはクレマンソーと同規模)。
「しなの」後継艦はクイーンエリザベス級やPA2計画等と同規模のCTOL機運用空母なんだろうね。

478名無しさん:2014/07/18(金) 16:28:40
アドミラル・グズネホフ級は重航空巡洋艦であって、純然たる空母じゃないからなぁ・・・

479名無しさん:2014/07/18(金) 16:29:20
>>476
まあ艦載機が大型化するから搭載機数が減少するのは避けられないだろうねえ。
しなのの後継艦はPA2が丁度同じような大きさなんだろうけどこの場合には常用40機、最大50機強になるんじゃないかな。

しなの自体も90年には似たような搭載機数にまで減少してしまっているだろうけど力は昔と変わらないんじゃないかなあ。

480名無しさん:2014/07/18(金) 16:29:55
Pa2は最大搭載数40機で少なすぎない?

481トゥ!ヘァ!:2014/07/18(金) 16:31:44
そういや現代の戦闘機って昔と比べるとかなり大型ですものね

482名無しさん:2014/07/18(金) 16:32:46
一応、雲龍型後継艦も雲龍型退役が72年だとすると時期的には95年位には再度の後継艦就役が来るんだね。

これなら、予算が許せばだけどしなの型後継艦の改正型を就役させることもできるかもしれないね。

PA2程度なら史実ほど急がずに発展してきた日本の予算で何とか維持できなくはないだろうし。

まあ無理ならまた補助空母の様に小型化してしまうんだろうけどなあ(泣

483名無しさん:2014/07/18(金) 16:33:04
PA2は格納庫の一部を海兵隊用の収容施設にしているから搭載機数がすくなので問題はないよ。
その気になれば50機前後は搭載できる。

484名無しさん:2014/07/18(金) 16:33:46
陸攻を50機積むようなものか。

485名無しさん:2014/07/18(金) 16:34:49
>>480
DCNS社が公開した物なら甲板も含めて50機は積めるかなあ。
まあラファールとF-35の大きさ基準で考えると七万トン級空母でも40-50機程度しか積めないくらい艦載機が大型化したんだろうね。

486名無しさん:2014/07/18(金) 16:39:38
>>480
格納庫には余裕があるからね。
全力で搭載すれば50機強は積み込めるよ。
七万トン空母にふさわしい艦載機数だろうね。

487名無しさん:2014/07/18(金) 16:40:00
1991年の湾岸戦争参加時の空母ミッドウェイの搭載機は、F/A-18が36機、A-6が18機、EA-6が4機、E-2Cが4機、対潜哨戒ヘリが6機
最終的には「しなの」もこれ位搭載できるのか

488名無しさん:2014/07/18(金) 16:45:44
>>487
その後継艦もPA2を基準に同程度の艦載機が搭載可能だろうね。
まあ保守的な日本の国防分野を考えるとDCNS社案に近い物になるんだろうけどねー

489名無しさん:2014/07/18(金) 16:46:42
>>487
飛行甲板に露天格納している状態になるから無理。

490名無しさん:2014/07/18(金) 16:47:52
電子戦機であるEA-6はともかく、自衛武装がないA-6攻撃機を日本国防海軍で採用するかどうかで、上記の数字も変わると思いますけれど

491名無しさん:2014/07/18(金) 16:49:28
>>490
F-18だけになるかもしれないしね。
電子作戦機も他国の同程度の空母は積まずE-2に任せていますからEA-6の分もあくかもしれませんな。

492名無しさん:2014/07/18(金) 16:50:29
じゃあF/A-18だけで50機以上かw

493名無しさん:2014/07/18(金) 16:50:44
>>489
PA2(英国案・DCNS案)、QE級って格納庫が結構広いんだね。
それとも動線をより正確に調べて効率的にした物を造れるようになったからか。

494名無しさん:2014/07/18(金) 16:51:32
>>492
格納状態での大きさがどの程度A-6とF-18が近いかによるでしょうね。

495名無しさん:2014/07/18(金) 16:56:11
自国開発の戦闘攻撃機を艦載機にするとか。

496名無しさん:2014/07/18(金) 16:59:12
>>495
現実と同じく空軍の対艦番長だろうから難しいだろうねえ。
特に艦載機は売るあてもないし。
まあ売っても量産効果でコスト低下させるには大量に売らないといけないからなあ。

497名無しさん:2014/07/18(金) 16:59:58
F/A-18Jとか、空自のF4EJ改よろしくオリジナル以上の改造を施しそうではあるw

498名無しさん:2014/07/18(金) 17:02:33
>>497
米軍「なんでこっちより早くスーパーホーネットになってんの!?」

みたいな?

499名無しさん:2014/07/18(金) 17:02:44
主翼下に対艦ミサイル4発、主翼先端に対空ミサイル2発。とか対艦番長化させそうな。。。

500名無しさん:2014/07/18(金) 17:03:57
>>497
F/A-18E/Fが出て溜息をつくところまで想像できた。
だって元となる機体が時期的にF/A-18C/Dだからなあ(汗

でもその次の後継機としてF-35Cが導入し易くなるから良いかw

501名無しさん:2014/07/18(金) 17:05:53
日本国防軍「もっと早く出してよ・・・」
米軍「なんでうち等より先取りしてんだよ・・・(しかもベースはライノよりも小型のレガシーで)」

502名無しさん:2014/07/18(金) 17:07:02
>>498
そこまではいかんと思うよ。
あれ、再設計をした様な物で日本がする改修とは桁が違う。

改修に留まる日本の機体ではスーパーホーネットには勝てない。

503名無しさん:2014/07/18(金) 17:08:45
>>501
似た様なことはしているんだろうけど機体の総合性能ではスーパーホーネットの方が上だろうからね。
日本側にしてみれば苦労して改修したは良いけど自分達と同じような思想で全面再設計した機体が出てきたら溜息も出るよね。
しかも自分達のよりも総合性能では再設計して最適化している分上だし……。

米軍も呆れるだろうけど。
よくもまあこんな改修したと。

504名無しさん:2014/07/18(金) 17:09:02
スパホはF4クラスの大型戦闘機になってしまいましたからね

505名無しさん:2014/07/18(金) 17:10:05
F4で同じ事やってるし、日本人の業かなんかなんでしょうw

506名無しさん:2014/07/18(金) 17:16:53
トムキャットの導入試験機がしなのに艦載していた可能性あり?

507名無しさん:2014/07/18(金) 17:19:05
>>506
無い。大きさ考えろと。

508名無しさん:2014/07/18(金) 17:23:41
>>504
それくらい必要な大規模な強化ですからね。
C/D型の大きさでするには如何せん制約が大きいですからE/F型に劣ったものになるのは仕方が無いです。

509名無しさん:2014/07/18(金) 18:06:26
レガシーにしては十分すぎるほどだけどスパホには敵わない
程度にだろうね
勝ってるのは加速性だけ

510名無しさん:2014/07/18(金) 18:24:45
じゃあスーパーホーネットをライセンス魔改造してハイパーホーネットにしよう
と、思ったがそうすると今度はF-35と被るな……

スーパーの運用開始が1999年だし、それから5年ぐらいズレ+改修時間だとキツいか
合わせて10年弱でも2000年代末だし

511名無しさん:2014/07/18(金) 18:30:12
ただホーネットを導入しようと思ったらエンジンを変えないとね
あの騒音はアメリカでも訴訟に発展したほどうるさいし

512名無しさん:2014/07/18(金) 18:32:37
>>510
レガシーの改修でF-35Cに繋ぐことになりそうですね。

>>511
アメリカ国内でも散々文句が出るエンジンですからねえ(汗
日本国内だと無事にできるのは岩国基地と築城基地くらいかな。

513名無しさん:2014/07/18(金) 18:43:31
トムキャットがしなのに着艦する可能性はあると思うよ。
F-15との売込み合戦の一環で米軍F-14が発着艦又はタッチアンドゴーするというパターンならありえると思う(ただし日本海軍が採用するとは言っていない

514名無しさん:2014/07/18(金) 18:45:28
実現すれば非常に胸熱な光景ではあるな

515名無しさん:2014/07/18(金) 18:55:33
>>513
それって国防空軍の次期戦闘機のトライアルですよね。
それだと「しなの」においてタッチアンドゴーする意味合いが無いかと。
判断するのは国防空軍ですから国防海軍の機材でやられてもねえ。

516名無しさん:2014/07/18(金) 18:57:05
緊急事態でしなのにトムキャットが着艦するぐらいか。

517名無しさん:2014/07/18(金) 18:58:37
>>509
日本仕様の改修機はそんなところでしょうな。
時期的には最大限の改修をしたと言えますし、それくらい改修すればF-35C導入まで陳腐化することなく使い続けられますから。

>>514
胸熱なのには同意!!
でも空軍への売り込みで搭載できない空母へのタッチアンドゴーって何考えてんの?と空軍に言われそうな(汗

まあ確実に採用されないわけですから夢見させてほしいのも確かなんですが。

518名無しさん:2014/07/18(金) 18:59:47
>>516
着艦はできるだろうけど飛び立てないからクレーンで下ろすんだろうねえ。
アークロイヤル(オーディシャス級)だと着艦でさえ厳しいんだよなあ。

519名無しさん:2014/07/18(金) 19:34:28
しなのの搭載機は

熊猫→フューリー→クルセイダー→ファントム

か?

520名無しさん:2014/07/18(金) 19:49:13
>>519
最後にレガシーホーネットだね。
レガシーホーネットは「しなの」後継艦(PA2並?)でもF-35Cが導入されるまで運用されるんだろうけど。

521名無しさん:2014/07/18(金) 19:52:31
ライノホーネット運用できないけれど、レガシーを運用している国から日本に「レガシーの改造してくれんか?」とか依頼が着たりするんだろうか

522名無しさん:2014/07/18(金) 19:55:50
ライセンスがアメリカだから

523名無しさん:2014/07/18(金) 20:05:10
もしも改修キットの販売が認められたとしても戦闘爆撃機としての面が強化されたレガシーを欲する国はレガシー運用国であるかなあ。
あの性能で納得している可能性が高いし、欲しければライノを導入しているからなあ。

524名無しさん:2014/07/18(金) 20:07:29
ひょっとしたらフィンランドが阻止攻撃任務にも使えるように改修キットを導入して一部の機体を改修する可能性があるくらいか。
C型55機、D型7機を現在運用中だし。

525名無しさん:2014/07/18(金) 20:11:45
史実での採用国がオーストラリア、カナダ、フィンランド、クウェート、マレーシア、スイス、スペイン。
歴史が若干違うにせよ、差し迫って戦闘爆撃機を強化したそうな国が少ないのよね。

526524:2014/07/18(金) 20:14:19
後はマレーシア軍がD型8機を改修する可能性があるかな。
攻撃機として運用しているスペインはA/B型の近代化バージョンなんだよなあ。

527名無しさん:2014/07/18(金) 20:16:15
スペインはこの世界でも財政難になりそうだしねえ。

528名無しさん:2014/07/18(金) 20:16:33
>>525
殆どの国が多用途戦闘機扱いだからねえ。
タイフーン導入に伴い攻撃機としての運用を考えているであろうスペインはA/B型の近代化改修型。
マレーシアがD型を攻撃機として運用しているから改修キットの販売が許されれば購入して自国で改修するくらいかな。
後はロシアに危機感を強め始めたフィンランドが2000年代に入ってから改修キットを購入する可能性があるくらいかねえ。

529名無しさん:2014/07/18(金) 20:27:02
日本国防海軍は、レガシーホーネットを何機位購入/ライセンス生産するだろう

530名無しさん:2014/07/18(金) 20:31:37
そういやJSF計画も中身が史実とは結構違うんだろうね。
21世紀にもなると政治背景なども史実からずれてるだろうし。

ただ、史実より高性能にできたX-32が勝ち上がる未来だけは勘弁してもらいたいですがw

531名無しさん:2014/07/18(金) 20:34:00
>>529
空母が2隻だから諸々合わせて100機弱ぐらいかなぁ

532名無しさん:2014/07/18(金) 20:35:49
練習機と実戦機をあわせて合計で60-80機辺りかなあ。
予算との兼ね合いだろうけどね。

533名無しさん:2014/07/18(金) 20:37:22
ならオーストラリア(71機)以上、スペイン(103機)やカナダ(115機)よりちょっと少ないくらいか

534名無しさん:2014/07/18(金) 20:38:54
>>530
それは大丈夫だと思うよ。機体形状からくる問題も結構重要視されたみたいだし。
アの形状である限りX-32には芽が無い。

>>531
レガシーホーネットを導入した時点では恐らく運用できるのは「しなの」(及び「しなの」後継艦)のみだからねえ
ただ、94年くらいにはもう一隻(しなの型後継艦二番艦)が雲龍型後継艦の後継艦として就役するから追加生産かで100機ですかね。

535名無しさん:2014/07/18(金) 20:39:48
>>533
多分そんなものだと思うよ。
レガシーホーネットユーザーの上位陣の仲間入りだろうね。

但し唯一の空母艦載機としての採用なんだよなあw

536名無しさん:2014/07/18(金) 20:55:06
潜水艦恐怖症の日本は、艦載機としてのS-2対潜哨戒機トラッカーを採用するだろうか
史実の海上自衛隊は陸上機として採用してたけど

537名無しさん:2014/07/18(金) 21:04:13
ステルス姓が高い変わりに、ウェポンベイを大容量化しづらいのと、空力がちょっとよくないらしいのが史実X-32の問題点(特に前者が重要)だが、そこが解決されてるとあそこまで太った印象の形状にならないと思われ、インパクトが薄れるだろう。

538名無しさん:2014/07/18(金) 21:15:14
>>536
陸上機運用じゃないかな。
空母は報復手段というのが第一義的に来るけど似たような運用をしている国では積んでいなかったしね。
結局アメリカも退役させた。
護衛艦艇と対潜ヘリで良いと思うよ。

539名無しさん:2014/07/18(金) 21:16:38
フランスは固定翼機の対潜哨戒機を積んでなかったっけ?

540名無しさん:2014/07/18(金) 21:19:17
ウィキで調べた結果、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、オランダ、ブラジル、アルゼンチンは空母艦載機としてS-2を運用してました

541名無しさん:2014/07/18(金) 21:25:25
初期の対潜ヘリは性能が今一だったからね

S-2の機体はE-1早期警戒管制機やC-1艦上輸送機の元にもなってるから、ソッチが採用される可能性もあるね

542名無しさん:2014/07/18(金) 21:26:33
>>539
クレマンソー級では運用していたよ。
シャルル・ド・ゴールでは廃止されている。

どうやら、戦後間もないころに配備された艦載機部隊では搭載していたみたいだね。
現在では対潜哨戒機が積まれている例は無いけど。

トラッカーはまだあるんだけど搭載しないっていうのは対潜哨戒ヘリの方が安定するからか、それとも艦載機の大型化で積む余裕が無くなったからか。

543名無しさん:2014/07/18(金) 21:28:13
>>540
初期の艦載機としてだね。
初期以外から艦載機を搭載した母艦では運用していないみたい。

初期の母艦が長生きすると途中で下ろされているのが多いみたいだけどクレマンソーではあの機体を最後まで積んでいたのか(呆
対潜哨戒ヘリの方が性能上になっているぞ。

544名無しさん:2014/07/18(金) 21:28:45
まあ、スーパーホーネットが開発されなくても良い様にするのが一番なんだけどな。
A-12計画が極めて順調に進むOR早々にぽしゃってついでにJSF計画大幅に前倒し位ないと駄目だろうけど。

545名無しさん:2014/07/18(金) 21:30:16
>>544
まあ余程の事が無ければライノが開発されるだろうね。
そしてJSFとしてX-35が採用される。

546名無しさん:2014/07/18(金) 21:40:45
シコルスキーのSH-3やSH-60が艦上対潜哨戒機を陸上に上げてしまったみたいですね

547名無しさん:2014/07/18(金) 21:53:15
んで、対潜ヘリと哨戒機の棲み分けが進んだ結果、
空からの潜水艦対策という点ではほぼ理想的なハードがそろってるんだよな。
まあ、その両方を大量に装備出来る国もそうは無い訳ですが……

548名無しさん:2014/07/18(金) 21:57:05
あー、ネタスレ53の>>24で話をしたものだけど投下してみていい?
戦後夢幻会ネタで単発のくせになんかプロローグっぽいという最悪なやつだが……
あらためて調べたら多分700字くらい?

549トゥ!ヘァ!:2014/07/18(金) 21:58:59
おk

550名無しさん:2014/07/18(金) 21:59:50
いいと思うよ
単発のつもりが長期連載に。何てこともありうるしw

551名無しさん:2014/07/18(金) 22:03:24
それでは2〜3分後くらいに投下してみます

552名無しさん:2014/07/18(金) 22:06:38
戦後夢幻会ネタ
ある海兵隊員の思い出



――オキナワの話を聞きたいんだったね


それがインタビュー最初の会話だった

『地獄に一番近い島』
かつてそう称された島での戦いから数十年
生存者も少なくなったあの戦いの記録を残すべく、我々は今回の取材を行なった


――何から話そうかな


そう言ってコーヒー入りのカップを傾けた彼の瞳は、今ではない、ここではない場所を写していた


――そうだなぁ、私の話からにしようか
――当時の私は新米の海兵隊員でね
――恥ずかしながら戦場がどういった場所かよく分かっていない子供だったんだ


彼は苦笑していた
ただ、その顔に込められた感情は複雑で、そして大きいものだった


――訓練を終えた私は第6海兵師団に歩兵として配属になってね
――“ニップなんか全員俺が殺してやるぜ!”なんて息巻いていたんだ
――我ながらあの時の自分の単純さと無知さには恥ずかしくなってしまうよ


恥ずかしさからか、彼は自分の顔を隠しながらそう言った

553名無しさん:2014/07/18(金) 22:08:05
――先輩の海兵隊員達に“日本軍は強いぞ”なんて言われても私は信じなくてね
――“だってもうニップの奴等は艦隊もボロボロで、本国のすぐ近くまで攻めこまれちまってるじゃないですか”
――“それにチビで貧乏人のニップなんかに俺達が負けるわけ無いですよ”
――そんな風に言ったかな
――日本軍が強い、なんてのは『どうせよくある先輩が後輩を脅かすための作り話』だと私は考えていたんだ


そう言う彼のコーヒーを飲む顔つきは若干硬い


――あぁ
――まったく
――知らないとは恐ろしい


そう言いつつ天井を見上げた彼には何が見えていたのだろう?


――むしろ私達が皆殺しにされないか心配するべきだったのに


その言葉が、地獄への旅の始まりを告げる、死神の呼び声だった

554yukikaze:2014/07/18(金) 22:09:52
・ ホーネット

下手すりゃ日米共同開発というのもあり得るかもねえ。
マクナマラ辺りがコスト削減望むだろうし、更に言えば日米友好の
象徴みたいにされるかもだし。

・ 空母

改雲龍級というべき葛城級は、機関の問題があるんで、1960年代には
代艦が必要になるからねえ。
基準排水量で45,000tクラス狙うんじゃないの。
で、信濃も、維持費やら何やらを考えると、1970年代から80年代に、
同じ45,000t級空母で代艦して、空母のコスト減らすかもなあ。

555名無しさん:2014/07/18(金) 22:09:53
以上です
我ながら短いな!

これ以降のネタは思い浮かぶが文章化は難しい……

556名無しさん:2014/07/18(金) 22:13:29
>>554
90年代から00年代に建造される、しなの代艦の更に代艦では七万トンになりますな。
正直、四万トンクラスでは運用に無理が出てきます。
フランスがPA2で七万トンクラスに一挙に巨大化させようとしたのもそうですがね。

まあ、そのくらいなら我慢して上で書かれている様に90年代に一挙に七万トン二隻を建造した方が楽ですが。

557yukikaze:2014/07/18(金) 22:14:19
>>555
投稿乙です。あぶねえ・・・割り込まなくてよかった。
海兵隊員にとっては太平洋戦争は地獄ですからねえ。
特に第一海兵師団はガタルカナルで地獄を見ていますし、
第二はサイパンで叩き出され、第三から第五は硫黄島で悪夢を見ると。

一番戦死率が高かったんじゃないですかねえ。

558ひゅうが:2014/07/18(金) 22:14:28
>>552-553 >>555
乙です!
いや、これから楽しみですね。

私の方も体調がおちついたので、しこしこ書いた信濃改装後の性能などを投下したいと思います。

559New:2014/07/18(金) 22:14:39
乙です。よくいるアメリカ式の青年ですね。
何人PTSD患っているのやら・・・。

560ひゅうが:2014/07/18(金) 22:15:16
日本国防海軍 航空母艦(CVA-01)「信濃」 【1957年第一次大改装後】


全長:310m(艦首を25m延長 蒸気カタパルト装着 エンクローズドバウ化)
全幅:78m(アングルドデッキ化)
艦幅:41.8m(バルジ拡大)
喫水:11.2m
機関:石川島播磨(旧呉工廠)SBL高温高圧缶8基
ウェスチングハウス式ギアード蒸気タービン4基4軸:28万馬力(三菱重工がライセンス生産)
基準排水量:72000トン
満載排水量:83800トン

速力:32ノット(公試時34.4ノット)

武装:54式(Mk42(J)ModA-2) 127ミリ単装砲8基
   51式(Mk33(J)Mod-A) 76ミリ連装砲12基
               20ミリ機関砲連装14基(いずれも日本製鋼製)
   53式短魚雷発射管3連装2基

搭載機数:80機(FJ-2「シーセイバー」戦闘機  A-2「サヴェージ」攻撃機 AD「スカイレイダー」戦闘爆撃機 新明和・立川「北海」偵察哨戒機)

装備:Nk-74射撃指揮システムおよびレーダー(将来的な個艦防空ミサイル搭載を予定)
   DATAR改情報処理システム(カナダ海軍のものを東京通信工業がライセンス生産)


【解説】――1956年から57年にかけて大改装が実施された嘗ての特乙型警備艦「しなの」。
朝鮮戦争後の米国の対日方針が「監視」からイタリアと同様の同盟国育成へとシフトしたことと第2次大戦時のままであった装備の一新がその目的である。
また、第2次大戦型の空母群の改装を予定していた米海軍においてもそのテストベットが必要とされたことから日米の思惑が一致。
1954年のアイゼンハワー大統領訪日時に覚書がかわされ、第一次国防力整備計画(一次防)に基づいて再整備が行われる旧海軍艦艇のうちの1隻に指定。
横須賀軍港の第6ドック(通称信濃ドック)を用いて大改装が実施された。
このために搭載された火器群は比較的新しいもので占められている。
また、当時の日本の国防予算の制約から搭載機はライセンスではなく安保条約による米軍の域外調達で多くが構成された。

561ひゅうが:2014/07/18(金) 22:15:54
【概略】――艦載機のジェット化の流れと蒸気カタパルト供与のために艦首を切断し船体は25メートルあまり延長され、飛行甲板のバランスをとるためにバルジを拡大。
機関は建造中止のまま放置されていた米空母ユナイテッドステーツ用のものと、モンタナ級戦艦用のものを流用。
国防予算の制約上大型の防空艦を多数装備できないことから将来的な対空ミサイル装備を予定し射撃指揮システムの搭載スペースが確保された。
(テリアシステムの重量から搭載は見送られ、そのかわりに細心の127ミリ単装砲が搭載された)
飛行甲板はフォレスタル級航空母艦に準じる構造がとられたが、非常時に日本海や東シナ海からの対地報復核攻撃を反復する目的からくる日本側の強硬な主張によってエレベーターの配置が異なる。
飛行甲板防御は改装前から継承されに計114ミリの装甲と強化コンクリートを張った強固なものとなっており、800キロ爆弾の直撃を跳ね返し、1トン爆弾に対してもある程度の対抗が可能となっている。
また、船体の延長と大改装に伴って内部の格納庫を拡大することが可能となったことから搭載機数は増大。
日本ではじめて設けられたCDC室も余裕のあるものとなった。
ここで特筆すべきなのは、情報処理系については日米加で共同開発が進行していたDATAR情報処理システムが採用されていることである。
登場したばかりのデジタルコンピューターを用い、データリンクを実現するという当時としては極めて先進的なこのシステムは国防海軍の重鎮である阿部俊雄中将の肝いりで予算供出と共同開発が推進されていた。
これによって信濃は、当時の航空母艦としては異例ともいえる強力な防空能力を手に入れている。

艦載機は、米海軍で進みつつあったFJ-3からFJ-4への置き換えで余剰となりつつあったFJ-2を戦闘機として搭載。
さらには運用目的である艦隊防空と、ソ連や中国大陸からの先制核攻撃に対する報復核攻撃のために5.4トンの搭載能力を持つA-2サヴェージが配備されており、米海軍管理下の核弾頭保管庫も新設されている。
国産機としては上記のDATARシステムとあわせて、初歩的な空中警戒管制機として「北海」が戦後初の艦載機として新明和重工と立川飛行機によって開発され搭載されている。


1957年12月の改装完了とその良好な性能は、再建途上にあったソ連太平洋艦隊に強力なプレッシャーを与え、さらには報復攻撃可能な艦載機群は択捉島泊地に遊弋する米艦隊とあわせてこれ以後数十年間「極東の巨竜」として深刻な脅威とされ続けることになる。

562yukikaze:2014/07/18(金) 22:18:12
>>556
PA2は基準排水量45,000tで満載排水量が70,000tじゃなかったっけ?
一応それを目安に考えていたんだけど・・・
まあ少なくとも改装後のミッドウェイクラスは確保するつもりよ。

563ひゅうが:2014/07/18(金) 22:22:43
追記――本艦の改装後の概略を知った阿倍中将は「これなんてぼくのかんがえたさいきょうくうぼ?」と述べたとされるが、空想科学小説的な電子装備群への賛辞であったと思われる。

564トゥ!ヘァ!:2014/07/18(金) 22:24:26
>>552-555
乙です

彼はこの後どのような光景を見つはめになったのだろうか…


>>560-563
乙です

大改装ですね。

にしても改めてみると本当デカいw

565名無しさん:2014/07/18(金) 22:25:05
乙です。
うわぁ、これはでかい。
コレの後継空母もこれくらいの攻撃力を求められるのか(汗
ざっと、艦載機が大型化した後は70機から60機程度は運用できるはず。

上でもあった90年代に空母二隻を一挙更新する際、小さい方は大型化し大きい方は小型化して二隻合わせて同程度の力を持たせんと厳しいか。
となるとPA2DCN案を一回り拡大した様なものになるかもなあ……満載で七万五千トン強あたりかな。

566名無しさん:2014/07/18(金) 22:28:06
代艦名は『鳳翔』と『赤城』かね、やっぱ

567ひゅうが:2014/07/18(金) 22:28:22
>>564
ミッドウェイ級改装のテストベット的な感じとなっております。
しかしこのために葛城と笠置の大改装は限定的に…

568トゥ!ヘァ!:2014/07/18(金) 22:28:58
大鳳なんかでも・・・?

569名無しさん:2014/07/18(金) 22:30:03
>>566
赤城は雲龍型が退役した後だとミサイル護衛艦と基準でかぶるから止めるだろうね。

570名無しさん:2014/07/18(金) 22:31:03
>>567
ミッドウェーもこれに準じた改修がされるのか(白目)

史実以上にミッドウェー級がヤバい存在になる。

571名無しさん:2014/07/18(金) 22:31:38
武勲艦の名を次ぐ意味でも翔鶴、瑞鶴もありかと。

572トゥ!ヘァ!:2014/07/18(金) 22:33:37
>>567
ミッドウェイ級空母全艦がこいつと同じかそれ以上の改修を受けるのですか!?w

573ひゅうが:2014/07/18(金) 22:33:41
>>570
むしろこれで予想以上にお金がかかるのが分かってひやりとしたりして。
予算超過にうるさいかの国ですので…

574名無しさん:2014/07/18(金) 22:34:00
>>571
武勲艦なら翔鶴・瑞鶴・大鳳・飛龍・信濃(戦後)辺りが特に重要視されるでしょうね。
この艦名で回していくかもしれません。

575名無しさん:2014/07/18(金) 22:34:46
>>573
ミッドウェー級は早期退役で改フォレスタル級建造させたください、って言いだす可能性もあるのか(汗

576名無しさん:2014/07/18(金) 22:36:01
>>569
栄光の一航戦の血の継承者として特例で、とか無い?
『アドミラル56』なんて日本人的美意識と到底相容れない名前よりは現実味無いかなあ

577名無しさん:2014/07/18(金) 22:37:34
>>576
下手にやると識別で勘違いを招くよ。
そこらへんの基準は厳しめで特例措置はない。

578名無しさん:2014/07/18(金) 22:38:48
>>573
改修の程度を抑えて改フォレスタル級を建造するかキティーホーク級の数を増やすことになるんですかね。

>>576
特例措置というのはないかな。
基準は厳格に守るべきものだから。

579名無しさん:2014/07/18(金) 22:46:16
なんかレスがいっぱいきた!?
つたないSSに反応して下さる住民の皆様に感謝

>>557
死にまくりです
史実でも沖縄戦の第6海兵師団第29連隊は、アメリカの連隊最高の人的損耗を記録したそうです

>>558
なんとか形に出来ればいいんですが……

>>559
いっぱいです
ヤバいです
史実でも悲惨なのに戦後夢幻会です

>>564
『恐怖のガダルカナル』
『絶望のサイパン』
『悪夢の硫黄島』
『地獄の沖縄』
戦後夢幻会だとこんな感じなんじゃないですかね

580トゥ!ヘァ!:2014/07/18(金) 22:48:59
どんどん悪化してきてるww

581名無しさん:2014/07/18(金) 22:49:57
>>571
武勲艦と信濃から引き継いで瑞祥と旧国名から空母の名前を引き継ぐ様になるかもしれませんね。

>>576
艦名基準で特例措置はないかな。
戦前は戦時には軽巡の名目で建造しようとした重巡洋艦や戦時には重巡洋艦に改造予定の軽巡洋艦辺りであいまいになっていたけど、
それ以外は基本的に厳格だし。
戦後は更に厳格に守っているからね。

582名無しさん:2014/07/18(金) 22:51:39
例外は「しらね」と「くらま」だけよ
政治的というか、政治家の我儘で変えられた

583名無しさん:2014/07/18(金) 22:53:48
まぁ戦後夢幻会は軍部叩きは史実より抑えられているし、大丈夫だと思う

そういやはだしのゲンの作者は有名にならないままになるな・・・上京しなかったりして

584名無しさん:2014/07/18(金) 22:54:02
>>582
それとて山の名前という基準は堅守したしねえ。

585ぽち:2014/07/18(金) 22:59:15
>>583
いや、「広島カープ誕生物語」で有名になる
我ら広島県人が有名にさせずにおくものか

586名無しさん:2014/07/18(金) 22:59:22
>>583
広島は原爆を投下されていませんしねえ。
函館・旭川のは完全に反共で日本を固めてしまっていますからああいう作風は通りにくいでしょうからね。

587名無しさん:2014/07/18(金) 23:01:17
はだしのゲンの作者ではなく、広島カープ物語の作者として有名になるんでしょう。広島ローカルの(え

588名無しさん:2014/07/18(金) 23:02:44
>>587
広島県とその近辺で有名な作者になるんでしょうな。
時折ある一定の地方でのみ有名な作品で。

破壊されていない広島の街並みを描くんでしょうね。

589ひゅうが:2014/07/18(金) 23:02:48
>>579
いえいえ、こういった語り口は大好きです。
>>581
姉妹艦ですとやっぱり瑞鶴翔鶴コンビがいいかもしれませんね。
信濃が襲名されていたのなら大鳳で…

590名無しさん:2014/07/18(金) 23:03:53
樽募金で資金を募りながら弱小球団が進んでいく涙ありのストーリー?

591名無しさん:2014/07/18(金) 23:04:39
産業奨励会館が、フルカラー映像で後世に残るんですね

函館や旭川は尽く吹き飛ばされますが

592名無しさん:2014/07/18(金) 23:05:48
くらまは基準上問題ないよ。原案でこんごう、きりしまになるところ、しらねがねじ込まれたのでひねり出したものにすぎない。

しらねも山岳名という意味ではいちおう基準内。
ただ、正式名で単独に「白根山」という山が存在しない(日光白根山とかになる)のと、金丸のおっさんが命名の元にした「しらね」は、選挙区内にある白峰三山北岳(しらねさんざんきただけ)の俗称だという点で変則的。
おかげで「白峰三山からとってしらね」ということになっている。

593名無しさん:2014/07/18(金) 23:06:09
艦これの信濃が早く実装されそうだ…
長門は改2の姿が戦後使用になって誰てめぇとか

594 テツ:2014/07/18(金) 23:06:40
>>590
ちなみに、今もあまり変わっていませんよ、カープの金の無さは・・・
年俸払えなくて前健やエル&キラが何時出荷(マテ)されるか、カープファンは戦々恐々してるはず

595名無しさん:2014/07/18(金) 23:09:53
戦後海上自衛隊に配備される旧軍艦艇は

長門、信濃、葛城、笠置は確定しているけど巡洋艦はどうなっているのかな?
利根は存在している?

596名無しさん:2014/07/18(金) 23:11:26
>>589
90年代の七万五千トン級空母(PA2DCN案の拡大版規模?)の姉妹艦でそうなりそうですな。

597ひゅうが:2014/07/18(金) 23:11:36
>>595
あと酒匂もですね。
利根は保管艦状態でしょうか。

598名無しさん:2014/07/18(金) 23:12:10
>>595
沖縄戦で喪失か米海軍接収だろうね。
酒匂は空母護衛艦隊旗艦を勤めているだろうけど。

599名無しさん:2014/07/18(金) 23:12:55
>>597
利根型は大きすぎて再稼働なんて予算の都合で無理っすからねえ。
米軍に他国へ輸出先を探してもらっているかもしれませんな。

600ひゅうが:2014/07/18(金) 23:14:38
>>593
信濃改が戦後仕様で、改2がジョージワシントン級なみの怪物とかw
大和型は文字通りの怪物扱いでしょうけど。

601名無しさん:2014/07/18(金) 23:15:10
そういえば、賠償艦はありましたっけ。

602ひゅうが:2014/07/18(金) 23:15:43
>>600
間違えました。「ジョンFケネディ級」で。

603ひゅうが:2014/07/18(金) 23:22:29
>>601
高雄などのシンガポール駐留艦とか、金剛と榛名、あとは護衛駆逐艦や海防艦などが持っていかれてますね。
前者は英国へ、後者は中華民国向けとなっています。
歴史のいたずらが起きていればインド海軍所属艦になっているかもという話もありましたがw

604名無しさん:2014/07/18(金) 23:28:06
金剛型は戦前の段階でビルジまわりなどがかなり腐食してる老朽艦なのでながくは持たないでしょうねえ。

605名無しさん:2014/07/18(金) 23:29:04
>>603
金剛と榛名を英国は貰っても対処に困るんでしょうなあw
カナダやインドにでも押しつけるんでしょうかね。

606名無しさん:2014/07/18(金) 23:29:55
>>604
榛名位ですかね。
歴史のいたずらでインド海軍旗艦の旧榛名が見られるかもしれませんがw

607ひゅうが:2014/07/18(金) 23:35:59
なお、信濃が横須賀で使用している浮桟橋は111号艦(大和型4番艦)として建造されていた構造物…という裏ネタがw
戦後すぐに米機動部隊の空襲で損傷した青函連絡船用に函館へ移送中だったものの、意外に何とかなることがわかって横須賀に落ち着いたという感じで。

608名無しさん:2014/07/18(金) 23:40:41
天城を使用した桟橋もあるよな
横須賀に

609ひゅうが:2014/07/18(金) 23:49:56
>>608
あれも活躍中ですね。
現在も民間企業で現役なのがすごいです。
ちなみに、建造停止時に工程20パーセントでしたので余分な部分は解体されていますが、実は船体下部はそのまま残してその上で工事をしていたという記録があります。
今回は、それが転用されたとしておきます。

610名無しさん:2014/07/18(金) 23:53:47
>>606
それが、国産艦のほうが腐食が早かったってはなしもありまして。

こう、妹の部材を補修部品として騙し騙しやっていく金剛さんというイメージがむわっと。

611名無しさん:2014/07/19(土) 00:21:38
駆逐艦は普通にフレッチャー級かサムナー級配属か?でもあれ日本海では使えなさそうだしなぁ
島風は建造されているのかな?建造されてなかったりして

そういや支援SSに明石や間宮が編入されるのあったが、ひゅうがさんてきには
普通に沈んでいる?

612yukikaze:2014/07/19(土) 00:25:52
なんかもう止めるべきかねえと思いつつも、一応これについては
責任もって終わらせるのが筋なんだろうねえ。

  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

7 煉獄

1944年11月1日正午。
この時、未だレイテ湾の奥に遊弋していたアメリカの大船団は、狂乱の渦に巻き込まれていた。
つい先日までは、フィリピンを解放する正義のガンマンとして意気揚々とレイテに揚陸した
彼らであったが、実は自分達が海の悪魔であるリヴァイアサンによって蹂躙されるだけの
存在でしかなかったことを理解せざるを得なかったからだ。

この時レイテ湾にいたのは、船団の7割近い数の輸送船団に、2個軍団12万人もの陸兵。
その殆どが無防備な姿でその身を曝け出しているのだから、その状況に歓喜するなと
言う方が無茶であろう。
これだけの規模の船団と陸兵が失われた場合、フィリピン作戦どころか今後の対日戦
スケジュールすら根底から崩れるのである。
だからこそ、生き残った偵察機部隊によって状況を知った宇垣提督は、絶網的な気分で
最後の抵抗を示そうとするキンケイド艦隊を見つけると、即座にこう命令を下した。

『蹂躙セヨ』

ある者は嬉しさのあまり口笛を吹き、ある者は獰猛な笑みを浮かべながら、文字通り
最大船速をもって敵艦に襲い掛かった。
この時、キンケイド艦隊に残っていたのは、軽巡<ナッシュビル>を除けば、駆逐艦4
護衛駆逐艦8隻であり、昨日からの戦果に意気天を衝く連合艦隊を相手にするには、
時間稼ぎにもならない代物であった。
せめて護衛空母群がいればまた話は違っていたかもしれないが、5つに分かれていた
護衛空母群の内、2個は26日から29日までの空爆により弾薬が損耗したことで、
ウルシー環礁に引上げ中であり、1個はフィリピン北部を空爆中で間に合わず、
1個は前日の無理な攻撃が祟って戦力は回復できず、そして最後の一個はサマール沖で
破壊神によってスクラップにされていた。
今更ながらにキンケイドはハルゼー艦隊が何の役にも立っていないことを嘆いたとされるが、
無い袖は振りようもなく、更に彼のその嘆きもそう長くは続かなかった。

会敵から15分後。最後の砦を悠々と踏みつぶした宇垣艦隊は、ついにその目前に
レイテ湾を見ることになる。
ここに来るまでの間に、武蔵は20ノットにまで速度を低下させ、<三隈><筑摩><妙高>
も損傷を受けるなど、徐々に徐々に被害は蓄積されていたものの、もはやそのようなものは
関係がなかった。それを補って余りあるものが目の前にあるからだ。
日本海軍の勝利と栄光。それはもはや約束されたものとなった。
そして旗艦大和が、勝利を宣告するかの如く、最後の電文を全ての通信帯に向けて発信した。

『天佑マサニ我等ノ手ニ有リ、全艦突撃セヨ』

613yukikaze:2014/07/19(土) 00:26:33
その瞬間、レイテ湾は煉獄へと変貌した。
必死になって逃げまどう輸送船団を猟犬のごとく追い回す水雷戦隊。
絶望的なまなざしで高角砲を打つ大型輸送艦に、無慈悲に20センチ砲を放つ重巡部隊。
そして、弾薬やガソリンを満載した艦に、大口径砲を叩き込むことで、その船のみならず
周囲を巻き込む大火災や大爆発を何度も現出する戦艦部隊。
破壊と殺戮の宴はレイテ全体を覆い、そこから逃げ出そうともがく船団は、あるものは
駆逐艦に万遍なく砲撃を受けてボロ雑巾のように沈められ、あるものは重雷装艦による
魚雷攻撃によってまとめて漁礁に任務を替えられ、不運なものは友軍同士の衝突によって
身動きが取れなくなったところを、大和の主砲で消し飛ばされていた。
彼らから立ち上る黒煙はレイテ全体を覆いつくし、皮肉にも、味方の航空攻撃があったと
しても視界不良により困難な状況になる程のものになっていた。

そして煉獄は、レイテ湾から近辺の陸地へと拡大しつつあった。
ある程度輸送船の数を減らしたところで、戦艦部隊は持てるすべての通常弾と三式弾を
大量の物資と逃げまどう兵隊でひしめき合う海岸とその近辺のジャングルめがけて叩きつけた。
戦艦6隻。46センチ砲18門 41センチ砲16門 35.6センチ砲16門。
その圧倒的な火力が、碌に防護陣地も遮蔽物もない箇所に打ち据えられたのである。
これを地獄と言わずして何というのであろうか。
戦後、生き残ったアメリカ兵の多くが、この猛烈な艦砲射撃にトラウマを覚え、酷い者は
少しの物音でもパニックを起こすようになるのだが、それも無理はないと言えるものであった。
大和の一斉射で1個歩兵中隊が根こそぎ吹き飛ばされる光景を何回も見せつけられては、
トラウマになるなという方が無理である。
おまけに、物資の誘爆やジャングルへの零式通常弾や三式弾による火災発生は、ジャングルに
避退した米兵を火炎地獄によって焼きつくし、更に海風と熱風により火災旋風が発生し
沿岸部を蹂躙するという、両軍ともに全く想定していなかった事態までおこり、米軍の被害は
加速度的に上昇することになる。

午後2時30分。一方的な砲撃を終えた宇垣艦隊は、小沢機動艦隊がその囮としての役目を
果たした事を知り、燃え盛るレイテを後にブルネイへと帰還することになる。
3万人ものかつてアメリカ兵だったものと、そして同数の行方不明者。
これに加えて数万名もの重軽傷者。第七艦隊のこれまでの被害も含めると、戦死者と行方不明者
だけで9万人近い人間が失われるという大損害であった。
欧州の東部戦線での殴り合いに比べればまだマシではあるが、太平洋戦線で考えれば、文字通り
壊滅的な打撃と言ってよかった。
唯一の救いは、マッカーサーが1個師団と共にタグロバンにおり、この被害を受けなかったことと
日本陸軍がこの好機を全く活用できなかったことではあるが、この破滅を前にすれば何の慰め
にもならなかった。

レイテはアメリカ陸軍の墓標と化し、そして太平洋戦争中、二度とアメリカ軍が上陸することは
なかった。

614yukikaze:2014/07/19(土) 00:33:30
本日はここまで。文字通り煉獄です。
この一件でアメリカ海軍の侵攻船団及び、フィリピン侵攻部隊は
完膚なきまでに壊滅しました。
一応タクロバンにマッカーサーと1個師団が、ニューギニアに待機している
数万名の陸軍兵がいる訳ですが、侵攻船団の七割が消滅した今、もはや
フィリピンで戦い続ける余地はどこにもありません。
フィリピン戦は、戦略的にも戦術的にも日本軍勝利が確定しました。
勿論、小沢機動艦隊が壊滅しましたので、中〜長期的にはじり貧なのですが。

そしてフィリピン沖海戦は最後のクライマックスに。
アメリカ海軍にトラウマを植え付けることになります。

  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

8 破壊神降臨(仮題)

615やってられない名無しさん:2014/07/19(土) 00:35:50
レイテの生き残りのアメリカ軍人会にとってYAMATOとMUSASHIは禁句だな

乙です

616New:2014/07/19(土) 00:39:13
乙です。レイテ湾では遺骨を探すことすら困難だろうな。
そしてまったくチャンスを生かせない陸軍に対する風当たりが・・・・。
アメリカはあまりの被害に報道規制かけるだろう。

617名無しさん:2014/07/19(土) 00:40:30
ああ、その年のレイテ沖ではあほみたいに魚や海老がとれるんだろうな
(史実のユトランド沖でもその後大量に捕れたらしい)

GJです!扶桑山城がさり気に生還しているんだな

618名無しさん:2014/07/19(土) 00:42:54
>>510
あれって住宅が基地に近くなって起きた出来後らしいけどね。
ぶっちゃけて概念的にはF119やF135は余計にひどくなってると思うし
EJ200なんてF404に並ぶぐらいじゃあねぇ?

そもそもがだ、同一エンジンを採用したT50やJAS-39に対して問題が起きてないところがね
>>525
オーストラリアが対艦ミサイルを搭載改修ぐらいはするかもね。
>>554
対艦攻撃機としてのFSXでホーネットの採用が先になるか後になるかって問題もありますしねぇ

619名無しさん:2014/07/19(土) 01:01:57
乙!
こちらでは武蔵の沈没位置も確定されているならヤマトに宇宙戦艦ムサシ登場もありえるか?
沖田さんは「これがヤマトだ!」の台詞の後でひゅうがさんのネタのあれを独り言みたいに言うんだろうな
「そうだ、大和は死なん。その姿を変えて、何度でも蘇るさ……」

620ひゅうが:2014/07/19(土) 01:08:34
乙です!
>>612 いえいえ楽しみにしています。

史実では台湾沖航空戦の戦果誤認識ニュースを聞いた米国の株式市場が暴落しましたが、こっちでも似たようなことが起こっているでしょうね。

>>611
間宮・明石双方ともに生存としたいと思います。

621四〇艦隊の人:2014/07/19(土) 01:20:33
yukikaze氏乙。
…………うわぁ…………。
ここまで殺られたらばキングどころか大統領の首すら飛んでいくんじゃなかろうか……。

622名無しさん:2014/07/19(土) 01:34:22
>>614
おつです! レイテ湾岸はまさに火のレイテといった様相ですね。
僅か2時間ほどでそれだけのものを火葬された米軍の恐怖は計り知れないものだと思います。
次はいよいよ「聖バレンタインの虐殺」の佳境、武蔵の捨て奸。楽しみにして待っています。

623yukikaze:2014/07/19(土) 02:06:48
>>615
アメリカ陸軍にとっては自分達とは全く関係のない
要因での大敗北ですので、余計に海軍にキレています。
ちなみにこれほどまでの大敗北(戦死行方不明者6万人、重軽傷者6万人
無傷が1万ちょい)を受けた事がないから猶更。

>>616
報道管制をかけようとして見事に失敗します。
当然犠牲者の多い地域の議員から猛烈なバッシングが沸き起こることになります。

>>617
扶桑と山城の最後の晴れ舞台ですね。ここから先は地味ですが、ただし
オルテンドルフを討ち取るという大功建てているので満足してもらえるでしょう。

>>619
どうですかねえ。まあ伝説にはなるでしょうが。

>>620
経済もそうですが、政治的に大暴風雨が吹き荒れます。

>>621
大統領の戦争指導に相当の疑問符がつけられることは確実です。
議会は大統領権限に制限をかけようとするでしょうし、こうした駆け引きも
ルーズベルトの心身を疲弊させます。
ちなみにキングも政治的に追い詰められます。

>>622
『血塗れの破壊神』と呼ばれるのも決して誇張ではありません。
まあ黛辺りは「だから真珠湾なんてあほなことしないで、マーシャルで
艦隊決戦やっていれば」と、戦略と戦術の区別もついていない発言しでかすでしょうが。

624ひゅうが:2014/07/19(土) 03:00:24

小ネタ説明文――「11月のバレンタイン」


聖バレンタイン。
カトリックにおける伝説の聖人である。
彼が殉教したとされる2月14日はバレンタインデーとしてよく知られている。

だが、この世にはもうひとつの「バレンタインデー」が存在する。
11月1日。
この日に起きた出来事を称して、特に米国においては「聖バレンタインの虐殺」と称している。
1944年11月1日。
キリスト教世界では万聖節であるこの日、レイテ沖においてアメリカ合衆国陸海軍は史上最大の被害を被った。
日本海軍主力艦隊によるレイテ湾への殴り込み。
死傷者約9万名。わずか2時間あまりで生じたこの被害は、南北戦争以来の衝撃をアメリカ社会に与えることになった。

聖バレンタインは恋人たちの守護聖人である。
しかし、彼は「結婚を禁止された軍人の結婚を取り仕切った」のである。
いずれ生まれるはずであった幾万もの夫婦、これが永遠に失われたことは特に生き残った人々の心にこの聖人の名を思い出させたのだろう。

「聖バレンタインよ、この暗黒の日を嘆く人々にご加護を…」

万聖節の到来するアメリカ大陸に送られた凶報には、燃え盛るレイテ湾の光景とともに写真記者のそんなコメントが添えられていた。
これが、この「聖バレンタインの日」の由来である。
(キリスト教徒の火刑とバレンタインのエピソードから連想されたとも、彼を処刑したクラウディウス2世がクラウディウス1世と勘違いされたともいわれるがそれは俗説であろう)

この後、3か月前のマリアナ沖海戦同様に報復を叫ぶ米国民の声を受けた米陸軍航空隊は、日本の首都東京を丸焼きにする勢いでの都市無差別爆撃を敢行。
これをレイテ沖のとき同様に燃える都市の写真とともに公表する。
しかし、それは日本海軍の沖縄突入と、沖縄におけるすさまじいまでの抵抗で報いられた。
そして戦争が終わったときには米国民は少し冷静になっていた。
有り体にいえば、血に倦んでいたのだ。
聖バレンタインはそんな人々の心に残った。

11月1日、レイテ湾においては毎年日米両軍の艦艇がともに慰霊祭を行う。
そして万聖節を過ごすアメリカ国民やアメリカ在住の日本人は自然発生的に彼の姿をあしらったペンダントや「V」のマークをどこかにあしらうのだという。

625Monolith兵:2014/07/19(土) 05:46:46
両氏とも乙です。

>>612-613
これはヤバイ・・・。(汗)
太平洋も地獄になってたとか、史実からしたら笑い話にもならない。
ところで、”旭日旗、往く”では武蔵の対地砲撃で1個大隊が消し飛んだという描写がありますが、実際の威力はどれくらいなんですかね?

>>624
半世紀後には、死んだ人の分も子供を生もう、と言う日になっている予感。

626ひゅうが:2014/07/19(土) 06:50:35
>>625

【艦砲射撃の威力考察】


運動エネルギーで計算してみますと、零式ないしは三式通常弾(1360キログラム)を用いて距離1万5000メートル程度での射撃を実施した場合、存速を毎秒580メートルとすると、
2.29×10の8乗ジュール。これはTNT火薬約546キログラムに相当するエネルギーとなります。
また、内臓火薬の量は61.7キログラム(零式通常弾)
これを考えると、TNT火薬約607キログラムに相当する威力が1発あたりには存在することになりますね。
(もちろん近距離になるにしたがって砲撃威力は激増します)

ここで威力が近い500キロ爆弾の威力をみてみると、爆風と破片によって半径80メートル以内は即死、500メートル以上で安全とあります。
ここで三乗根をとって計算してみると600キロ爆弾は致死半径85メートル、安全半径は530メートル程度となりますね。
艦砲は航空爆弾と比べて破片がきわめて多いので威力を大幅に増大させるものとしておおざっぱに半径100メートルで即死としておきましょう。
半致死半径(50パーセントで死亡)は間をとってだいたい200メートル程度としておきますね。

ここで、米軍兵士の展開状況を考えてみましょう。
1個大隊は900〜1000名程度、密集歩兵隊形をとっていれば630〜700メートル程度の長さの戦列となります。
この場合、占める面積は441平方メートルですね。
しかし第2次大戦時は散兵が一般的ですのでこの場合は200メートル四方管内(4万平方メートル)に1個大隊程度と仮定しておきましょう。
これに上記の致死半径をあてはめてみます。
確実に致死的な被害を受けるのは31400平方メートルとなります。
大隊人数が1000名の場合、確実に785名が即死し、残る215名のうち半数、つまり108名ほどが致死に至り893名が死亡すると考えることができます。

この計算により、大和型戦艦の主砲弾1発の射撃によって最大893名の死者が出ると仮定できました。
さて、大和型戦艦は9門の主砲を搭載しています。
つまりは、海岸に展開したばかりの兵士を狙ったのなら1斉射で最大7767名を致死に至らせることが可能となります。
より現実的に、500メートル管内に1個大隊がいた場合も考察すれば、1斉射でだいたい1242名を致死させることが可能ですね。
間をとって2000名程度としておきましょうか。
戦車などがいることや塹壕などでの対処を考慮すれば、射撃開始後2分程度で奇襲効果は消滅、以後は1斉射あたり200名を致死に至らせることができれば御の字でしょう。

射撃時間を2時間ほどとし、100発ほどが使用されたとします。
すると、はじめの2分ほどで大和型の場合は8000名が消滅。以後は19200名ほどが確実に消滅していることとなります。
米軍の太平洋戦争時の師団定員は17000名ほどですから1個半師団が「殲滅」されていますね(汗)

まさに「戦艦の艦砲射撃は10個師団の砲兵に匹敵する」。
こんなのが最低6隻ほど殴りこんできて射撃を実施し、しかも副砲以下の火器も投入したのですから、おおざっぱに見積もって大和型4隻程度と火力を仮定しても10万8000名ほどが死者となるかと思います。
もちろん、これは平原の場合ですので地形を考慮すれば死者行方不明者6万人というのは米側がなかなかうまくやったということを証明していますね。
海岸際に陣地を構築する暇もなかったでしょうに…

627名無しさん:2014/07/19(土) 07:24:05
乙です。これは戦後に『此処までやっても勝てなかったの!?』とか『日本海軍恐ろし過ぎワロエナイ』とか語り継がれそうな……
戦艦の火力による蹂躙はやはり良い物だ(恍惚

628ひゅうが:2014/07/19(土) 07:29:43
>>627
1斉射あたり5.4トンのTNT火薬が空から降ってくるようなものですからねw
しかも遮蔽物なしという状況が最悪です。
裏を返して、硫黄島や沖縄であれほどの艦砲射撃を実施したにも関わらず生き残っている日本側地下陣地群に米軍も逆に戦慄していそうです。
日本側も、これほどの大被害を与えてもなおも侵攻を継続する米軍などの超大国に戦慄していそうです。
戦後には、「あいつとは二度と戦いたくないな…」というのが共通認識となっているでしょうね。


しかし戦艦の火力って、ステキですよね!

629ひゅうが:2014/07/19(土) 07:33:32
追記――>>626における計算をもとにした場合、合計威力は最低でも約2キロトンの戦術核が炸裂した威力に相当することになります(汗
しかも照準をつけていますので効率はさらに上…
そりゃ計算上10万人も死ぬわけです。

630New:2014/07/19(土) 08:08:48
乙です。何故か血のバレンタインという名称が・・・。

631ひゅうが:2014/07/19(土) 08:19:38
>>630
マーダー・オブ・バレンタインも別称となっていそうですね。ただしイエローペーパー的な煽りの要素が強そうです。
一般的にはスローター・オブ・バレンタインでしょうか?

632銑鉄:2014/07/19(土) 09:25:43
>>603
もし、イギリスが金剛を賠償艦としてもらった場合、自国で建造された
最古参の超弩級戦艦になるのですが、どう扱うのでしょうか?
本国に回航してそれなりの扱いをするのか、そんな感傷的な事をせず、
日本で解体するのか、どうなるのでしょう。

633名無しさん:2014/07/19(土) 09:29:24
そりゃ、水際防衛を取ったサイパンが早く壊滅するわな
そして、洞窟陣地を取った硫黄島と沖縄はよくやったほうか

634名無しさん:2014/07/19(土) 09:33:49
史実のサイパン島は最後まで指揮系統の統一が上手くいかなかったのと
逐次的に戦力が送られてきたり戦略が来たは良いけど装備と物資が水没してたり
築城期間が米軍来週が早すぎて満足に取れなかったりとマイナス要因も多いんだよな

635名無しさん:2014/07/19(土) 09:35:15
>>628
結果的にはそんな攻撃にもへこたれず日本を屈服するしか道が無い状況に追い込んだアメリカSugeeeeなんですよねえ(汗
最終的にはそこにたどり着くと言う。

>>611
戦争中盤からしかも少壮将校や中堅官僚だから島風そのものの建造には影響を与えられないのではないでしょうか。

636ひゅうが:2014/07/19(土) 10:06:34
>>632
回航したとしても見世物にして解体という感じでしょうかね。
もしくは第一次大戦時のドイツ戦艦よろしく、もっていかずに解体となるでしょう。
(空気の読めないジョンブルだった場合は日本近海で自沈させて思い切り神経を逆なでする報復行為でもやっているでしょうけどさすがにそこまで無神経ではないはず…)

637名無しさん:2014/07/19(土) 10:16:11
>>636
まあ日本で解体するでしょうなあ。
嫌がらせなんてしている余裕も何もないのが戦後間もない英国でしたし。
インドの混乱が諸にのしかかってきていて英国が国力の限界点に達して悲鳴を上げていましたからね。

638yukikaze:2014/07/19(土) 11:54:50
>>629
ですね。自分もどんぶり勘定してみて8万近くは死んでないかと
計算して慄然としました。
まあ6万まで減少できたのは、ジャングルにそれなりの数が入り込んでいて
火災に巻き込まれたり直撃を受けたりしなかった面子が負傷で済んだ
ことと、船団壊滅により生じた黒煙や火災で、弾着観測とかが上手くいかず
効率的な砲撃が時間がたつにつれ困難になった事が大きいですね。
もっとも海岸部と船団内にいた5万名近い連中は完全に息の根止められましたが。

ちなみに重傷患者も3万5千名くらい出て、軽傷患者も装備を失っているのがほとんど。
もちろんシェル・ショック発症しているのも多数。戦力として使えません。

そうそう。第七艦隊のみで3万近い戦死者出た訳ですが、もう一つ上乗せするのがレイテで壊滅した
船団。500隻近く沈んでいますので、船員の数などを考えると、これまた3万以上が
海神の御許に送られることに。

そりゃハルゼーだけでなくニミッツの進退問題にまで発展するわな。

>>632
解体して売却費用をgetでしょう。

639ハニワ一号:2014/07/19(土) 11:55:52
yukikazeさんもひゅうがさんも乙です。
大和級戦艦は太平洋戦争の活躍によって世界から最強戦艦として認められそうですね。
そして艦砲射撃の威力ヤバいですなあ。史実で水際防衛戦術をとった日本軍が大損害を受けるわけだ・・・。

640名無しさん:2014/07/19(土) 12:05:22
>>632
まあ解体でしょうな。
ひょっとしたら運命のいたずらでインド海軍に配備されるかもしれませんが、まあ無理でしょうね。
配備されるとしても高雄の方がまだ可能性はあるでしょうし。

641名無しさん:2014/07/19(土) 12:08:02
そういえば沖縄にきてるKGVはどうなるんだろうな。(すっとぼけ)

642名無しさん:2014/07/19(土) 12:13:56
中華民国に引き渡された海防艦や護衛駆逐艦はどの程度生き残るんかねえ。
それと、どの程度が艦内で反乱がおきて中共の手に渡るのやら。

巡洋艦「重慶」の運命は変わらないだろうけど戦時急造の軽巡洋艦母体だからそこまで脅威ではないし。

643642:2014/07/19(土) 12:15:30
寝ぼけてたー。
アリシューザ級は戦時急造じゃない〜。
旧式化してきたから除籍したのをうっぱらったんだった(汗

644ひゅうが:2014/07/19(土) 12:27:01
【訂正】

うわぁ…今やり直してみたら計算の桁と最後の想定内容の計算をひとつ間違えていた模様です。
正しくは116キロ爆弾相当…
これをもとに再計算したところ半径26メートル圏内が致死範囲となりました。
2122平米がその範囲となりますね。
これをもとに、>>626の想定で計算したところ、一応一斉射9発によって確実に制圧できる人数は477名。
半致死圏を考慮に入れれば500名程度は「確実に」制圧できると出ました。
これを100斉射実施した場合、大和型1隻で6万名ほど――

あんまり変わらないのがこわいw

645名無しさん:2014/07/19(土) 12:29:06
重慶は史実通りに反乱をおこして国民党軍のB26に撃沈されるんかな。
ただ、整備できる遼寧省の軍港がソ連に抑えられているから何処へ行くのやら。
まあ、どこに行っても撃沈されるんだろうけどね。

646名無しさん:2014/07/19(土) 12:32:52
yukikaze様、投下乙です!
うん、これは血まみれの異名に納得。
そらこんだけ殺されたら、米陸軍は海軍仕事しろよ(おこ)になるわ。

8 破壊神降臨(仮題)に今からワクワクしてます。

ただ、絶網的じゃなくて絶望的では・・・

647名無しさん:2014/07/19(土) 12:36:11
>>641
今だけ歴史が変わると沖縄沖に来ていないかもしれんからねえ。
リシュリューも東南アジアどまりだろうし。

648名無しさん:2014/07/19(土) 13:05:48
>>647
戦艦部隊に大打撃を受けてるアメリカが支援要請を出すんじゃないかな。艦砲射撃に使える駒が大いに越したことないし。

イギリスがそれを素直に遂行するかどうかは別だけど。

649名無しさん:2014/07/19(土) 14:22:03
東洋艦隊は立場上、米軍の支援をしないといけないけど
日本艦隊の暴れ狂い様を見たら流石に及び腰にならないかな?
沖縄戦に参加すれば、大和の猛威と死に物狂いの航空攻撃でひどい目に遭うこと確定だけど

650名無しさん:2014/07/19(土) 14:30:56
素直には応じないだろうね。
あのような戦闘で自分達の艦艇が耐えられるかなんて判断は容易だからね。どう考えても拙すぎるっていうのが解ってしまう。
例え東シナ海に入っても及び腰どころかあえて距離を置いて外延部に居るなど、直接の戦闘は避けるだろうと思うよ。

>>649
日本艦隊は日本以上に名誉挽回等の為に死に物狂いの米軍の航空部隊の前に空母三隻を叩き潰される。
アメリカの本気マジすげえ、っていう面もあるんだよなあ。
大和以下日本戦艦の活躍が目立つけど地味に日本艦隊を壊滅させている存在だし。

651名無しさん:2014/07/19(土) 14:50:27
イギリス的には大勢は決してる訳だし、後は如何にケチをつけずに戦勝国の座に座るかだからな
あまりにも痛い目に遭いすぎた米国はそうはいかないんだけどね

652名無しさん:2014/07/19(土) 14:54:37
高々一回くらい要請を事実上無視(or曲解)しても問題は生じないからなあ。
それよりも最後の最後に戦艦を失った方が大きなケチがついてしまうし。

653名無しさん:2014/07/19(土) 15:02:48
まぁジョージ級四隻なら…アイオワ四隻で挑むより…あ(察し

654名無しさん:2014/07/19(土) 15:03:22
持ち込めるのが航空攻撃で沈んだPoWの同型艦だしねえ。
改装で防空能力は上がってるが。

655トゥ!ヘァ!:2014/07/19(土) 15:04:08
>>612-614
乙です

多くの数の兵士が海の藻屑となりましたね。

これがたった2時間の間に起きた出来事ってんだから恐ろしい(汗


>>624
乙です
ここ以外にも様々な場所で似たような慰霊祭が行われているのでしょうね。

>>626>>644
そりゃ戦艦の艦砲に撃たれた兵士が戦争に負けたとでも思ってしまうわけだ(汗

656名無しさん:2014/07/19(土) 15:05:27
つーか、これ以上戦艦が沈んだら史実でレパルスとウェールズ沈められて鬱になったチャーチルが泡吹いて倒れないか?
マルタ会議の三巨頭の内二人が日本海軍に倒されたら世界秩序どうなるんだよ

657名無しさん:2014/07/19(土) 15:09:57
英国政府はなあなあで受け入れないように時間を稼ぎ、英国艦隊はさっさといなくなるという珍事になるかもな。
どういうことであれ英国東洋艦隊は非参戦だろうなあ。

既に撃沈された戦艦を持ち出してもケチしか付きようが無い。
英国には米国とは違ってケチがつかない世に動くことが最優先になっているしね。

658名無しさん:2014/07/19(土) 15:20:11
それでも調印式にはこようとするんだろう。
太平洋方面の米軍は内心ちょっといらっとしてそう。

659名無しさん:2014/07/19(土) 15:25:12
砲弾の破壊力についてあったが、
実際は砲弾が着弾した際にだいたい30度くらいに傾いて着弾するので同レベルの炸薬を積んだ爆弾でもその破壊力は圧倒的に爆弾の方が上だよ。
爆弾は垂直に落ちるのでその爆発力や破片は360度全方位に均等に散らばるけど砲弾は尖端方面が若干弱く側面に最も被害が出て砲弾の後ろ側が一番危害が少ない。

660名無しさん:2014/07/19(土) 15:27:06
>>658
陸上では戦闘しているから。
ひゅうが氏のルートなら日本軍を敗走させているし(震え声

661名無しさん:2014/07/19(土) 15:27:11
イギリスだけでなくドヤ顔の中華民国の代表まで来てストレスで死にそうなマックが予想できる

662名無しさん:2014/07/19(土) 15:33:29
>>661
まあGHQのドンはパットンですからね。容赦なく叩きだすでしょう。
マックは欧州で荒れまくった胃を直しているのでしょう(汗

663名無しさん:2014/07/19(土) 15:35:05
>>660
英軍「俺ら植民地人とは違うからぁー、ラングーン落す寸前まで行ったからぁ−
 レイテで二時間で侵攻軍壊滅させられた連中とは歴史が違うからぁー」
米軍「」

664名無しさん:2014/07/19(土) 15:37:33
マックは欧州で英国軍を容赦なく徹底的にこき使うんでしょうね。
じゃないと腹の虫がおさまらんw

英国の欧州に駐留する戦力は過労死寸前まで使われるのでしょう。
それこそ日本軍相手にやったんだからソ連に相対しても大丈夫だよね、と。

665Monolith兵:2014/07/19(土) 15:38:21
米「ドイツに散々殴られて、俺達が助けに入らなかったら消滅してた赤ザリガニは黙ってろ!」

666名無しさん:2014/07/19(土) 15:39:17
マッカーサーの横暴にウンザリするホッジスとブラッドレーとスリムの光景が

667名無しさん:2014/07/19(土) 15:40:53
マッカーサーも欧州で西独国防軍を結構重要視して手助けしたりしているかもしれんね。
フランスがうるさいかもしれないけどそこはマックですから上手く対応するでしょうw

668名無しさん:2014/07/19(土) 15:47:13
マックVSカエル
本物の傲岸不遜はどっち!?

669名無しさん:2014/07/19(土) 15:48:41
KGVは「沖縄にあの戦艦もいたらもうすこし…」という目で見られるんでしょうかねえ。

水平防御と水雷防御がへぼいことは黙っててあげようね!

670名無しさん:2014/07/19(土) 15:49:42
>>669
英国側にしてみれば居たら沈められているわ!!っていう気分だろうね。

671名無しさん:2014/07/19(土) 15:57:01
ジョージ級はそんなに悪い戦艦じゃないんだがな
もし沖縄沖海戦に参戦してジョージ級が軒並み沈んだらどうなんだろ?

672トゥ!ヘァ!:2014/07/19(土) 15:58:50
チャーチル倒れる

673名無しさん:2014/07/19(土) 15:59:43
【速報】チャーチル氏、ストレスでスキンヘッドに

674名無しさん:2014/07/19(土) 15:59:57
>>669
何と言われようが絶対に拒否、だろうね。
フランス海軍も同様に絶対に拒否して行かないよ。
どう見ても自分達が関われる戦争ではなく象徴的な戦艦を失うわけにはもう行かない時期だから。

675名無しさん:2014/07/19(土) 16:02:07
「フランスとイタリアも揃いも揃って腰抜けめ……あ、イタリアはいいや。地中海から出たら沈みそうだし」

676名無しさん:2014/07/19(土) 16:16:33
>>675
イタリア海軍は武装解除状態だから。

677Monolith兵:2014/07/19(土) 16:33:09
豪海軍「俺達の時代が来たか!?」

678名無しさん:2014/07/19(土) 16:42:54
あんたのところは国内最大級の戦闘艦を何度もぼこにされてるでしょ。

679名無しさん:2014/07/19(土) 17:12:14
そもそも沖縄戦までにまともな艦船が生き残っているかどうか・・・

680名無しさん:2014/07/19(土) 17:13:13
>>679
残っている主力艦艇は欧州に送られていたはず。
そういう意味では主力艦艇は無事だよ。

681名無しさん:2014/07/19(土) 17:17:49
重巡洋艦シュロップシャーは東南アジア方面での作戦に従事中。沖縄に来るのは無理な位置だから無事。
問題は重巡洋艦オーストラリアだ。
これ史実でも六回特攻くらっているから戦後夢幻会世界では航空攻撃を六回受けていることになる(汗

軽巡洋艦は戦闘で沈んだ艦以外は欧州で活動中だったから無事かな。

682名無しさん:2014/07/19(土) 17:20:04
ガタルカナルで主力の重巡は全滅、軽巡もアボーン、多分レイテでシュロップシャーも沈む

下手すりゃ戦後高雄か利根運用したりして

683名無しさん:2014/07/19(土) 17:20:34
さすがに六回もまともな航空攻撃を受けたら沈んでそうな気がしなくもない…

684名無しさん:2014/07/19(土) 17:20:36
>>682
軽巡洋艦は欧州に言っているの多いから全滅しないぞ。

685名無しさん:2014/07/19(土) 17:23:16
>>682
沈まない可能性も高い。
レイテ以前に損傷を負いそうな戦闘は幾つもある。
実際に軽巡の一隻は戦闘中の損傷が原因で戦争終結までドック入りしている。

686名無しさん:2014/07/19(土) 17:27:03
まあ沈んだら改オーストラリア型重巡洋艦が建造されたか直ちに新しい重巡洋艦が一隻補充されただろうね。

687名無しさん:2014/07/19(土) 17:57:30
ボルチモア級重巡洋艦キャンベラってのもあったな
沈んでればオーストラリアやホバートも艦名継承の対象になってる可能性が

このあたりが豪海軍で運用される可能性は期待できるだろうか

688名無しさん:2014/07/19(土) 18:00:34
オーストラリア海軍が強い印象が全くない……

689名無しさん:2014/07/19(土) 18:04:44
>>687
戦後豪州は軍縮して全体の質を高めているから重巡洋艦は退役させるのみだからな。
導入しないんじゃないかな。

高確率で一隻は生き延びるしね。

690名無しさん:2014/07/19(土) 18:10:56
>>688
ひたすら消耗するか上陸作戦の火力支援しかやっていないからね。
まあ終戦間際に重巡洋艦が沈んでも軽巡洋艦がいるしどうせ50年代には退役させるつもりなわけだから追加はないかもねー

691Monolith兵:2014/07/19(土) 18:15:18
欧州ネタ投稿します。

692Monolith兵:2014/07/19(土) 18:17:18
嘘ネタSS「憂鬱日本アメリカ内戦」


 欧州戦線で日英仏独の艦隊がソ連の軍港に殴り込みをかける算段をしている頃、日本にもソ連に対して攻勢するように英仏独から要請が来ていた。

 欧州では、ソ連軍の猛攻によりフィンランド戦線が崩壊。VKT防衛線まで戦線が後退していた。ドイツはソ連との戦争が始まりフィンランドへ戦力を割けなかった。
 フランスは内戦状態の上に、パリに大勢の官僚が残されたために政府や群中央の機能が大幅に低下しており、ドイツ同様フィンランドへの本格的な部隊派遣は不可能だった。
 イギリスは、乾いた雑巾を絞るかのように国内の部隊や航空機をフィンランドへ派遣していたが、その為に予備戦力がほぼ底をついてしまい、フィンランド戦線の崩壊はもはや時間の問題であった。

 だからこそ、欧州各国は日本にソ連への攻撃を強く望んだのである。


「・・・と欧州から要請が来た。可能かね?」

「アメリカの牽制に多数の部隊を貼り付けなければなりません。無理では無いでしょうが、こちらも大損害を覚悟しなければなりません。海軍の支援を考えてもウラジオストックを占領する事も難しいでしょう。」

 東京の某料亭で開かれた会合の席で、近衛の質問に東条が難しいと答えた。
 日本は満州に80個師団近い戦力を展開していたが、アメリカと奉天軍を牽制するために20個師団を割いていた。残る戦力は60個師団だが、これは80万を超えるソ連極東軍と対峙していたために、おいそれと動かすことはできなかった。数個師団なら抽出可能だろうが、弱体化したとは言えその程度の戦力で勝利できるほどソ連軍は甘くは無かった。

「せめて何らかの勝利を上げておかないと、連合国全体の士気がさがる。我が国が何らかの成果を上げておかないと、戦後の立場が低くなる。」

「話を聞く限り、アメリカさえどうにかなれば何とかなるのですか?」

 近衛が考えているのを尻目に、辻は東条に尋ねた。

「アメリカへの牽制が必要なくなるなら、ハバロフスクまでなら何とか押し上げる事は出来るかもしれない。ウラジオストックは落とすことが出来ます。その後ウラジオストックで防衛戦をして、ソ連軍を消耗させることも可能かもしれない。」

「では、アメリカをどうにかしましょう。イギリスに。」

 辻は事も無げに言うと、他の出席者から疑問の言葉が上がった。」

「そんなに簡単にいくのか?」

「イギリスには日本がこれまで知り得た情報を渡しましょう。そして、アメリカを牽制してもらえるように頼むのです。勿論私達も動きますが。」

 そう言い、辻は田中を見る。田中は辻の言葉に頷き、「可能性はあります。」と答えた。
 こうして、日英による対米謀略戦が開始された。

693Monolith兵:2014/07/19(土) 18:17:56
 日本から極東で攻勢をかける為の条件として、アメリカの牽制を情報と共に伝えたのだが、イギリスはその期待に答えるために早速動き出した。極東で日本が攻勢をかければ欧州の圧力が減り、ひいてはイギリスの利益にもなるからだ。

 イギリスはその使える限りの伝手を使い、アメリカ国内の大物議員と接触していった。


「イギリスはアメリカに対して大規模な物資の発注をする用意があります。」

「本当か!?」

 ワシントンのとあるレストランにて、イギリスの外交官は元アメリカ副大統領のジョン・N・ガーナーと会談をしていた。

「ただその為の条件があります。フランスで共産主義者による内乱が起きているのはご存知でしょう?」

「ああ。共産主義者が危険な連中だという事をよく理解したよ。」

「発注を行う条件は、その共産主義者をアメリカから排除していただきたい、と言うものです。」

「勿論だ。あんな危険な連中、アメリカから消し去ってくれる。」

 ガーナーの力強い返事に、外交官は笑顔を見せた。そして、彼はかばんから封筒を取り出しガーナーに突き出した。

「実は、我々が掴んだ情報がここに書いてあります。ソ連と深く繋がった人間がアメリカの中枢には多数いるようです。」

「・・・見せてもらっても?」

「勿論。」

 ガーナーは封筒を開けて書類を読み始めた。そこに書かれている事を読み進めているうちに、ガーナーの顔はだんだんと赤くなっていった。

「こ、これは・・・。」

「アメリカは資本主義の国だと聞いていましたが、資本家の多くは共産主義者だったようですね。」

「そして、こいつらはウィルキーの共和党の背後にいる・・・。つまり、共和党は・・・。」

「是非お役立てください。」

「勿論だ!」

 そして二人は笑顔で握手をした。


 また別の日、ワシントンの公園内で別のイギリス外交官はヘンリー・スティムソンと接触していた。彼は現役の陸軍長官であり、ヨーロッパへの介入を積極的に行うべきとの持論を持つ国際派の共和党党員であった。
 ここでも、ガーナーの時と同じくイギリスは共産主義者の排除を条件にアメリカに大量の物資の発注を提案した。フランスでの出来事から強い反共意識を持つようになったスティムソンは、共産主義者の排除を約束した。
 そして、彼にも封筒が手渡された。

「こ、これは・・・!?」

「ソ連への諜報活動の結果、ガーナー、そしてルーズベルト大統領政権には大量の共産主義者が紛れ込んでいたようです。」

「確かに一部の物はFBIに逮捕されたと言う話は聞く。だが、ここまで酷かったとは!」

 スティムソンは自国の大統領がソ連へ協力していた事を知り、余りにも情けなくなった。そして、共和党が政権を取ることが出来た事が如何に僥倖であったかを神に感謝した。

「これを役立てて、アメリカから共産主義者をp排除してください。これはあなたにしか出来ない事なのです。」

「勿論だ!やつらを全員アメリカから叩きだしてやる!!」

 そして、二人は笑顔で握手を交わした。

694Monolith兵:2014/07/19(土) 18:18:27
 そして、議会の場にて共和党と民主党は、互いを互いに如何に共産主義者に協力しているかを非難した。
 共和党の背後にはソ連や共産主義者と繋がった大企業がいて、民主党はソ連と繋がったスパイが大量にいること事がいる事が明らかになるにつれて、国民達はアメリカには共産主義者達が救っていた事を知る事になった。

 議会ではそんな事はお構い無しに、相手を共産主義者と罵倒し続けた。それに国民達は危機感を持ち始めた。

「俺達の国はいつから共産主義国家になったのだ!」

「アメリカは自由の国だ!コミーは出て行け!!」

「政府はあてにならない!我々は我々の持つ正当な権利を行使しよう!!そして、自由の国アメリカを取り戻すんだ!!!」

 国民達が政府や議会に見切りを付けて、武器を手に取るのは必然であった。それに対して政府は制圧を軍に命じたが殆ど軍は拒否し、民主党はそんな政府に対抗するために軍の抱き込みを始めた。

 こうして、アメリカ政府(共和党)軍、反政府(民主党)軍、クーデター(市民)軍の3視力による、76年ぶり2度目の内戦が勃発したのであった。



「さあ、これで心置きなくソ連と戦えますね。頑張ってください。」

「出来るかアホー!!」

 アメリカで内戦が勃発したために、在満米軍は混乱し、奉天軍はそんなアメリカ軍を見てこれまでの恨みを晴らす時だとばかりに攻撃を仕掛けた。その為、満州では日本ソ連アメリカ奉天の4勢力が互いに戦争状態にあるという、複雑怪奇な関係が出来ていた。
 勿論、満州がこれだから日本は対ソ戦に専念する事など出来ず、満州に展開する日本軍は混乱を沈めるために方々へと借り出された。ソ連はこれ幸いとばかりに、戦力を欧州に一層集中していた。

 イギリスの策略は完全に裏目に出たのであった。



 一方その頃イタリアでは。

「世界中が戦争状態・・・。我が国も遅れるべきではない!すぐにギリシャ侵攻だ!!」

 この後、フランスにめっちゃ蹂躙された。


おわり

695Monolith兵:2014/07/19(土) 18:19:56
これは嘘ネタです。これは嘘ネタです。
大事な事なので二回(ry
ふと思いついたけど、余りに酷い話だったので嘘ネタとして書きました。
あ、続きは書きませんのでご容赦ください。続きは勝手に書いてもいいのよ?|д゚)チラッ

696名無しさん:2014/07/19(土) 18:28:49
乙です。英国が本気を出し過ぎた結果がコレだよ( ̄◇ ̄;)

697名無しさん:2014/07/19(土) 18:28:59
ひでえww
でも面白い!!

698トゥ!ヘァ!:2014/07/19(土) 18:35:42
乙です

これは酷い!w(褒め言葉)

699New:2014/07/19(土) 18:37:54
乙嘘でもヒドイw。

700名無しさん:2014/07/19(土) 18:38:24
乙ですよ
そんなアメリカに良いこと教えてあげよう

【I・G・ファルベン】と【スタンダード石油】と【フォード】と【デュポン財閥(GM)】と【IBM】ってナチスとかヒトラーと“とっても”仲が良かったんだよ(ニッコリ)

701名無しさん:2014/07/19(土) 18:48:17
乙でした。

ああ、裏目にwww
なんかとっても憂鬱らしい展開で笑いましたwww

702名無しさん:2014/07/19(土) 19:08:05
ソ連「何か知らないがラッキーw」

703名無しさん:2014/07/19(土) 19:10:08
Monolith兵さん、投下乙です。
憂鬱だと実に、ありそうな嘘ネタですね。

これは酷い。

704名無しさん:2014/07/19(土) 19:49:02
イギリスは本気出さない方がいいな
兵器開発と同じように明後日の方向に結果が出ちまってる・・

705名無しさん:2014/07/19(土) 20:26:51
イギリス、お前ダメだw

706名無しさん:2014/07/19(土) 21:55:29
イギリス「カエル食いが使えなかったから頑張ったのに何故だ!」

707名無しさん:2014/07/19(土) 23:07:49
この内乱こそが後の世で北米三国志と呼ばれる時代を作る原因だったとは今は誰も知らない(大嘘

708yukikaze:2014/07/19(土) 23:08:32
・ 英国海軍

書くかどうかわからなくなった拙世界での沖縄沖海戦では、英国海軍も
参戦します。と・・・言っても、そこまでの間にかなりの暗闘がありますが。
で・・・破壊神の殴り込みは上手く逃げますが、九州から押し寄せる
基地航空艦隊のお出迎えを受ける羽目に・・・

・ 豪州海軍

拙世界では第一次ソロモン海戦で<オーストラリア><キャンベラ><ホバート>
を失って、オーストラリア海軍は文字通り全滅。
これはヤベエと英国海軍は<シュロプシャー>米国海軍は虎の子の<サバンナ>
を譲渡しましたが、レイテ沖で<シュロプシャー>は、オルテンドルフ艦隊と共に
轟沈。

これで完全に頭にきたオーストラリア海軍の強い抗議の元、最終的には<サバンナ>
返還の代わりに、クリーブラント級3隻の譲渡を勝ち取っています。
ただまあ・・・開戦時と比べると巡洋艦戦力減少している訳ですが、それでも<キャンベラ>
を基幹とする空母機動艦隊作成できているんで良しとしています。

709名無しさん:2014/07/19(土) 23:47:43
イギリスぇ。
酷いわ本当にひどいわぁw
渡した情報はほぼ間違いなく全部本当だってのがより酷いのですが。

710Monolith兵:2014/07/19(土) 23:55:21
感想ありがとうございます。
ついバッドエンド書きたくなったんです。許してください。
それと自分で誤字発見。orz

「ソ連への諜報活動の結果、ガーナー、そしてルーズベルト大統領政権には

ガーナーはロングの間違いです。

711名無しさん:2014/07/20(日) 06:29:07
>>708
日米以外の視点も、興味深いですね

712名無しさん:2014/07/20(日) 07:12:04
豪海軍への譲渡艦はクリーブランド級3隻ですか。豪州国内では「キャンベラって名前つけたのがあるんだからそいつをよこせ!」
とか言われてそうな気がしましたが。

ここまで考えたところで妄想スイッチON。米海軍新造艦の艦名は、沈没した艦次第でコロコロ変わりうる。
つまり…ボルチモア級三番艦ピッツバーグ(史実キャンベラ)が改名される時
キャンベラではなく史実でこの時点では沈まなかったシカゴあるいは第三次ソロモン海戦のサンフランシスコの名が選ばれ、
キャンベラの名前はクリーブランド級の一隻に使われる可能性は十分にある。
ホバートも史実で沈まなかった以上史実では襲名されてるわけがない。
なら継承先がボルチモア級だろうとクリーブランド級だろうと書き手の自由。

譲渡する巡洋艦の名前が元々キャンベラ・ホバートである可能性に無理がなくなったよ!やったね!(何の意味があるんだか…)

713名無しさん:2014/07/20(日) 07:22:56
>>712、まあまあ、無意味なんて言わずに。
そういうのを考えるのも楽しいじゃないですか

714名無しさん:2014/07/20(日) 07:35:48
まあ欧州に出した軽巡洋艦が無事で随伴する駆逐艦も残っているから全滅はしていないけど、
太平洋側の戦力は駆逐艦の身になっていることは確かだねえ。
欧州側の軽巡洋艦は航路防衛任務で引き抜けないから自由にできる戦力は駆逐艦のみっていうのは厳しい。

まあ、ひゅうが氏の世界線はまた別だろうねえ。

その前に九州航空隊も沖縄戦で壊滅状態になるんだろうけど。マジになったアメリカ相手に戦力を維持し続けられるとは到底思えんし。
大和が暴れた分、日本側も戦力がごっそり削られているのがとうぜんだろうしなあ(汗

715ひゅうが:2014/07/20(日) 08:11:39
海上警備隊(Japan Defense Navy) 警備艦隊(Guardian Fleet)――編成表(1950年12月時点)


・第1艦隊(通称第1航空艦隊)

第1航空戦隊

装甲空母「信濃(しなの)」(1F旗艦を兼務)
軽空母「イオージマ」(※サイパン級3番艦 極東米海軍より臨時編入)


第2航空戦隊

航空母艦「葛城(かつらぎ)」「笠置(かさぎ)」


第5戦隊

防空駆逐艦「花月(はなつき)」
防空駆逐艦「冬月(ふゆつき)」「春月(はるつき)」「宵月(よいづき)」


第6戦隊

防空駆逐艦「夏月(なつづき)」
防空駆逐艦「涼月(すずつき)」「若月(わかつき)」「霜月(しもつき)」




・第2艦隊(通称長門艦隊)

第3戦隊

戦艦「長門(ながと)」(単独で編成)



第4戦隊

軽巡洋艦「酒匂(さかわ)」
駆逐艦「島風(しまかぜ)」
駆逐艦「雪風(ゆきかぜ)」「浜風(はまかぜ)」「磯風(いそかぜ)」


第7戦隊

駆逐艦「桜(さくら)」「桐(きり)」「榧(かや)」「橘(たちばな)」



【解説】――朝鮮戦争時における特別編成を記す。
6月時点で組織は海上警備隊から国防海軍への移行が決定されていたために名称などは漢字名への復帰が行われているかいないか曖昧であった。
また、書類上は呉において第3戦隊所属艦の「伊勢」「日向」が存在していたものの、復帰工事は実施されておらず稼働状態にない。
このほかに、残存していた輸送艦を組み込んだ「第一輸送隊群」が編成されており、仁川上陸作戦に参加している。

なお、潜水艦については公式には「保有していない」ことになっているため編成表上には存在していない。

716ひゅうが:2014/07/20(日) 08:20:08
※ちなみに、第7戦隊および第1輸送隊群の護衛用艦艇となったのはソ連や中華民国向け賠償艦として選定されながらも実施されなかった艦艇です。
具体的には丁型駆逐艦(松型ファミリー)、駆潜艇ですね。
戦前のものを考えると非常に悲しい規模ですが、史実よりは大変マシという感じで。

717名無しさん:2014/07/20(日) 08:30:12
これだけの戦力があれば確かにソ連は頭抱えますよね。
そしてその猛威を味わって暴走した筆髭がやらかした、と。

718ひゅうが:2014/07/20(日) 08:33:11
>>717
運用にかかった経費や燃料なんかが占領下であることをいいことに全部米軍持ちですからできた編成となります。
それでも占領状態解消後にだいぶ苦労することになりそうでしょうけど…

719名無しさん:2014/07/20(日) 08:39:12
当時の経済力ではかなり苦労するでしょうなあ(汗

まあ緩やかな経済発展をしても、現実で言うPA2DCN案拡大版の様な七万五千トン級(満載)空母を二隻体制に90年代後半まにするのが精いっぱいなのも納得だったり。
これで純粋な信濃(近代化改修後)の後継艦を造るなんて無理っすわ(白目)
(護衛艦艇だって事実上、現状の様に拡大する前の海上自衛隊規模(戦闘艦47隻+潜水艦少々減少14-12隻)が限界かもしれないのに!!)

720ひゅうが:2014/07/20(日) 08:45:15
>>719
朝鮮戦争後は防空戦隊は半分がモスボール状態に、第4戦隊は酒匂のみが稼働状態となってしまいます(泣
イオージマさんは米第7艦隊へ移行。

第2次日本海海戦においては、防空駆逐艦のくせに魚雷発射管を持っている秋月型が魚雷を発射する中で長門が無双したということになります。

721名無しさん:2014/07/20(日) 09:01:22
それでも米軍指揮下で動くことを考えればまあ問題ない戦力なんですよね。
只、国防予算をどうするかで毎度国防関係者と大蔵省と総理が頭を抱えることになりそうですが(汗

吉田総理は本当に顔に疲労が出てきそうだなあ

722名無しさん:2014/07/20(日) 09:20:07
ひゅうがさま乙です。

いや、予算の必要性についての同意はどこからも得られやすいんだろうけど、
実際にどう捻出するかという大問題が……都市から外れた所の道路整備は大分遅れるんだろうな(泣
うちの方、名古屋のベッドタウンなんですけど、それでも30年ぐらい前まではアスファルトで舗装されていない道が結構あったそうで。

723ひゅうが:2014/07/20(日) 09:41:59
>>722
まぁ60年代までは米国の対外軍事援助頼りでしょうねぇ。
史実では戦後すぐに払われた巨額すぎる対民国援助(軍閥の懐に入った)がないことになってますのでその分が対日援助に注ぎ込まれています。

724 テツ:2014/07/20(日) 09:57:06
ユナイテッドステイツ型空母とその戦闘航空団を丸々一個建造できて直御釣りが来る額が、全部中国人のポケットに入ったというw

725ひゅうが:2014/07/20(日) 10:00:04
>>724
それに「少なすぎる!」と…
そりゃぁマーシャル元帥でなくても誰でもいやになります。
さらにこっちの世界では末期の火事場泥棒的行動からソ連さんはきわめて警戒されてます…
結果、45年12月時点でえらいことにw

726 テツ:2014/07/20(日) 10:36:26
その10分の1が戦後日本に投下されるだけで、劇的にアメリカの利益にもなるんでしょうねぇw

727名無しさん:2014/07/20(日) 10:38:28
>>723
アメリカにとっては無駄にならないやる(殺る)気のある同盟国育成費用としては十分出資できるレベルの話ですしね。
国民党にくれてやるよりか遥かに利益(統一ベトナムの親米化、頼りになる独立国台湾誕生)を齎してくれていますしねえ。
インドネシアが明確に親米というのも大きいですし。

まあ最もリターンが大きかった外交的先行投資の例の筆頭と評価されそうですな。

728名無しさん:2014/07/20(日) 10:51:10
しかし戦後日本初の国産艦艇は何になるだろうねえ?
少々特殊な島風とかの代替駆逐艦あたりかね。

729名無しさん:2014/07/20(日) 10:53:35
場合によっては占領して民主主義を導入すれば良くなる(国民党は金だけだったから失敗)と誤った教訓でイラクやアフガンが…

730名無しさん:2014/07/20(日) 11:10:44
>>729
手を出さない方が良い、ということを統一ベトナムの一件でまなんでいるよ。
単純な話ではないという事も学んだんだろうね。

特に国務省の失敗続きなんでw

731名無しさん:2014/07/20(日) 12:13:16
>>728
>しかし戦後日本初の国産艦艇は何になるだろうねえ?

順当に行って「WW2以後における標準的汎用駆逐艦」あたりではないかと……。
極論してしまえば、島風型駆逐艦は進化の袋小路に入り込んだ末の徒花ですから、
同様のコンセプトの艦を造ってもまず役に立たない。そうなれば、「今後において
必要とされる艦艇とはなにか」という所から始まって、そうして練り上げた構想を
予算の許す範囲内で実現しようとする、という形になるかと。

余談ですが、島風はおそらくモスボールにもならずに解体でしょう。特殊な機関、
それも事実上の一品ものを今後も維持するよりも、より使いやすい機関(米国製)
を積み込んだ標準的な性能の艦艇を保有した方が安上がりでしょうし。なによりも、
魚雷発射管五連装三基15線なんて武装、誘導魚雷が主流になったら無意味でしょうし……。

732名無しさん:2014/07/20(日) 12:19:36
近い将来にはミサイル駆逐艦、遠い将来にはイージス駆逐艦が建造予定にでてくるけど、
一番のワークホースで数が必要なのは汎用艦だしね。
その大本になる標準的な汎用駆逐艦の建造は必要だよね。

733728:2014/07/20(日) 12:23:43
>>731
ま、そうなりますわな。
後、特殊な島風は真っ先に退役させられるだろうからその代替分として建造されるかなあ、
と思って>>728の様に書きましたが少々言葉足らずでした。

734名無しさん:2014/07/20(日) 13:34:06
となると秋月型or夕雲型をベースにした駆逐艦になるか?

735ひゅうが:2014/07/20(日) 13:36:01
>>728 >>731
こっちの世界では防衛技術研究所もとい国防技術研究所や技術本部に史実の財団法人船舶設計会が合流してそうですから面白そうですね。
意外に知られていないのですが、旧海軍の技術者たちは史実でも初期の護衛艦の設計を実施していたり…
(史実の「いかづち」型と「あやなみ」護衛艦)

ですので、艦橋などの形も艦隊型駆逐艦の系譜をひいていそうです。

736名無しさん:2014/07/20(日) 13:52:05
>>735
ただし、旧海軍の基準で造った「いかづち」型は、米国基準で造られた艦艇よりも
居住性その他で劣ることはなはだしく、現場からはたいそう不評であったとか……。

史実ではこういった「残念な結果」に終わってしまった国産艦艇の始まりですが、
憂鬱戦後版ならば、双方のいいとこ取りに勤めて結構イケル艦艇を造れるのでは……。

737ひゅうが:2014/07/20(日) 13:55:37
アメリカ海軍第7艦隊所属 工作指揮艦(CC-3)「イオー・ジマ」

全長:209m
全幅:35.1m
吃水:7.6m
機関:ウェスチングハウス式蒸気タービン4基4軸(12000馬力)
最大速力:32ノット

武装:40ミリ機関砲4連装5基
   20ミリ機関砲16基

特記:内部に「マミーメイカー」システムを2ライン保有
   DATER改情報処理システムおよび艦隊指揮設備を有する。


【解説】――アメリカ第7艦隊の中でも横須賀を母港とする特殊な艦。
外観は軽空母時代と大幅に変わってはいないが、艦橋周辺に大型の倒立式マストと補給用と思われるクレーンが林立している。
その任務は、核戦争時における日米安保下での極東海域の同盟国艦隊の統合指揮にある…とされる。
しかし、第7艦隊旗艦がフォレスタル級空母「レンジャー」であることからわかるように、本艦の任務はそれではない。

その内部には、「マミーメイカー(ミイラ職人)システム」と呼ばれる緊急工作システムが2ライン存在する。
その正体は、「プルトニウムコアとテラー・ウラム構造の緊急工作装置」である。
つまり、核戦争が勃発した時に本艦は横須賀の装甲空母「信濃」とともに緊急出航し、洋上において核弾頭を組み立て、「信濃」に補給を行う役割を持っているのである。
いわば「浮かぶ核弾頭武器庫」であるといえよう。
ただし、そのもととなる部品がどこにあるのかは第一級の軍事機密として冷戦終結まで明らかとなっていない。
ただし1960年代を通じて70発あまりの原料が存在していたことは確実なようである。

738yukikaze:2014/07/20(日) 14:00:43
>>714
駆逐艦部隊は辛うじて生き残りましたが、そのうちの何隻かは
レイテで船団と共に鬼籍に入ることになります。
まあ気前のいいアメちゃんがフレッチャー級を何隻かくれますが。
(つ〜かオーストラリアが欧州に派遣した巡洋艦って、碌なのいましたっけ)

九州にあった第六航空軍と第五航空艦隊は戦力損耗により事実上
防空戦力を除いて壊滅していますね。
ただ、沖縄沖海戦とその直後の第32軍最後の大反撃を成功に導き
結果的に終戦までの一か月間の時間を稼ぐことに成功しています。

なお拙世界観では呉空襲はおろか、日本本土への海軍機の攻撃は行われていません。
最大の理由が、レイテで海軍の失態で陸軍が壊滅状態に追い込まれましたので
「沖縄戦時は沖縄近海で陸軍の防衛にあたること」と、厳命を受けることになります。
沖縄沖海戦は「敵艦隊が接近しているので、陸軍を守るために行われたもの」として
不問になる訳ですが、前日の台風の影響で護衛空母群の航空戦力が激減した事と
大和撃沈の為に、全航空戦力を繰り出してしまい、一時的に制空権の空白を生み出し
それが日本陸軍の反撃を許してしまいましたので、マジギレした陸軍と議会に大統領も
再度「海軍は沖縄から動くな」と言わざるを得ず、軍事的には大問題ですが、政治的に
は正しい命令が下され(キングがここで失脚したのも大きい)、海軍は終戦を迎えること
になります。

>>731
史実同様になるんじゃないですかねえ。
確かに甲型駆逐艦の発展系がベストなんですけど、予算の問題で
「コストが少しでも安い物作れ」になる可能性大ですし。

739ひゅうが:2014/07/20(日) 14:01:05
※ 史実における空母オリスカニーの役割を果たす艦を登場させてみました。
上に書かせていただいた編成表のそれが理由であったり…

740名無し:2014/07/20(日) 14:02:05
>>730
共和党・民主党(アイゼンハワー/ケネディの時代から)の大統領に
代々申し送りされてそうですね。

アジア情勢については、
行動を起こす前に日本に問い合わせてアドバイスを受けろ、と。
(最終判断は自己責任)

741名無しさん:2014/07/20(日) 14:04:15
>>737
お、恐ろしや……「洋上で核弾頭の最終組み立て」って、まさに
「冷戦時代の狂気の産物」です罠……。しかも仕様から察するに、
組み立てて出来上がるのは水爆じゃないですかヤダー。
これは冷戦が終わってもそうそう表沙汰には出来ない代物だなぁ……。

742名無しさん:2014/07/20(日) 14:07:44
戦後夢幻会では呂号潜水艦がUボートのXXI型なんでしたっけ?

743ひゅうが:2014/07/20(日) 14:10:38
>>741
これを用いて、空母信濃艦載機部隊はもとより極東周辺の空母機動部隊は、沿海州からシベリア一帯に満州その他へ「戦略核を用いた反復攻撃」を実施するのです(白目)
本土の核ミサイルや戦略爆撃機で撃ち尽くしたとしても、また先制攻撃によって各地の基地が破壊されたとしてもこれらの艦がいれば報復攻撃が実施できるわけですね。
横須賀が奇襲を受けても、常に1隻は洋上にある空母機動部隊が役割を受け継ぐという…

744taka:2014/07/20(日) 14:15:53
沖縄戦でのピケット艦潰しの為、三式一番二八号爆弾(ロケット弾)を搭載した数機編成の零戦が駆逐艦を襲撃するってのはどうですかね?
低空で飛びながら索敵をしてピケット艦を発見次第突撃
撃沈を期さず、ロケット弾による艦上構造物破壊(特にレーダーと艦橋)を指向するって感じで
十発位ロケット弾撃ちこめば沈まないにしても、構造物がひどい事になりそうだし
こうしてチクチク目潰しを行った上で本格的航空攻撃と

745ひゅうが:2014/07/20(日) 14:20:02
>>744
拙作ですとマリアナ後にT攻撃部隊が再建中(台湾沖航空戦未発生)ですので、沖縄沖で陸海軍合同で同様の戦法がとられてそうですね。
夜間に低空でロケット弾を大量搭載したりスキップボミングをとる陸上機部隊が襲来する…米軍にとっては悪夢だと思いません?

746taka:2014/07/20(日) 14:27:27
スキップボミングは船舶が密集している泊地でやられたらおっかないっすね
後、艦内任務の海兵は兎も角、薄い防盾とかしか身を守るものがない対空要員からはものすごく忌み嫌われると思います
高速でぶつかってきて艦上に爆発と火炎を撒き散らすロケット弾は彼らの死傷率を著しく上昇させるでしょうし

747ひゅうが:2014/07/20(日) 14:36:32
>>746
史実の特攻機の大群と違うとはいっても、悪夢そのものですねw
>>741
追記ですが、これによって「核弾頭なんて国内にはないよウルウル」という裏ワザを強弁できます。
空母信濃艦内は厳密に言えば日本領土ですが、あくまで艦内。
そして国内の米軍基地にも、あるのは「核弾頭そのものではない」わけです。
ソ連軍が日本の保管庫規模から想定しているその数よりも実際ははるかに多い弾頭を撃ちこむことができるという悪夢のような存在です。

748taka:2014/07/20(日) 14:46:34
ああ、そう言えばHs 293(対艦誘導ミサイル)みたいなのは流石に開発出来てませんかね?
桜花の代わりにコイツを腹に抱いて飛んで行く一式陸攻を夢想したんですけどw

749ひゅうが:2014/07/20(日) 14:49:33
>>748
ちょっと時間が足りないのが悲しいですねw
陸軍の誘導弾なんて候補もありますけど45年4月に間に合わせることはちょっと…
桜花の誘導型みたいなものが開発中で終戦といった感じでしょうか。

750Monolith兵:2014/07/20(日) 18:04:45
第2次世界大戦時の国境線が描かれた地図を見れるホームページってありませんか?
探しているんですけど細かい地図が中々見つからないので。
場所は欧州地中海中東満州辺りくらいなのですが。

751ひゅうが:2014/07/20(日) 18:13:24
ちょっと心当たりがないですね。
世界史年表地図なんかを参考としていますので…

752名無しさん:2014/07/20(日) 18:42:37
野中五郎とか生き残る可能性大?

753ひゅうが:2014/07/20(日) 18:58:39
>>752
夜間攻撃などでひどい消耗がありますからね…
少々分が悪いですが生き残っている「かも」しれません。

754名無しさん:2014/07/20(日) 19:14:31
>>750
天照の地図の改変元を作る際にサイト案内があったね。
私はURL忘れたから案内できないけど。

755名無しさん:2014/07/20(日) 19:18:24
>>745
効果的ですが離脱時の犠牲も又酷いことになるでしょうね。
一方的にどうにかできる段階では沖縄戦時にはもはやなっていますから、実行部隊は殆ど撃墜されて帰ってこれないでしょうなあ。

沖縄戦で九州の航空隊の大半がボロボロになってしまいそうですね。
まあ、壊滅状態になった事も又日本が降伏を選択する理由になりえると言うのが皮肉な話となりますが。

756名無しさん:2014/07/20(日) 19:19:57
>>753
艦隊への襲撃で殆どの陸上機部隊がすり潰されてしまっていそうですからな。
特に九州の部隊は沖縄戦終了後には完全に壊滅してしまっていてもおかしくはないです。

というか壊滅しないとおかしいレベルの戦闘となりそうですから、人的にも物的にも壊滅判定が出るでしょうしね……。

757ひゅうが:2014/07/20(日) 19:29:18
>>756
???「本土にて敵を撃滅するというが、沖縄で善戦するために海軍は主力艦隊が壊滅し、九州の航空戦力も壊滅状態ではないか。」

758名無しさん:2014/07/20(日) 19:51:27
>>750
754さんが言ってるのはこれかな?
ttp://geacron.com/home-en/

759名無しさん:2014/07/20(日) 20:28:24
最低限の戦力は残しつつ敵にも味方にも『これ以上戦いたくない(戦えない)』と思わせるようにしなければならないんだから、バランス調整が非常に大変だ……(汗

760名無しさん:2014/07/20(日) 20:32:26
>>759
敵軍特に米国には苦戦したが最後は勝利した、と認識させてあげる必要もありますからな。
じゃないと最後までぶったたく、なんてなられたらたまりません(白目)

>>757
最早、陸上機部隊も壊滅した、っていうのは大きいですよね。
それほどまで米国の力は強大である、ということともはや止める手立てが残っていないという見事な証明ですし。
なにより米内さんが命をかけて動いてくれる原因にもなるでしょうしね。

761ひゅうが:2014/07/20(日) 21:05:20
>>760
ソ連の対日参戦決定がヤルタ会談で表明されたという緊急電が実は史実では打たれてるんです。
陸軍中枢に達する前に中級将帥に握りつぶされたようですが(汗
これが阿倍俊雄大佐に漏れて終戦工作が本格化という流れも考えています。
おそらく牧野・徳川(憂鬱世界における近衛公)ラインを通じて天聴に達し、陸軍中枢を大いにあわてさせていることでしょうね。

「そんなのうちも聞いてないぞ!」と。

この段になると、東条氏や阿部中将(陸相)ラインが動き出すことになります。

762名無しさん:2014/07/20(日) 21:06:16
話を変えてしまいますが戦後夢幻会世界では阿部を初めとする少壮将校や若手官僚の奔走によって
日本の条件付き降伏に持ち込めたことから、戦後以降に書かれるであろう創作物では阿部達をモデルにした
将校や官僚などのキャラクターが登場する事になるでしょうね。

763ひゅうが:2014/07/20(日) 21:10:49
>>762
日本を牛耳る旧軍の亡霊!的な扱いであったり、昭和の元老的な扱いだったりするかもしれませんねw
冷戦華やかなりし頃には「吉田機関」へと浸透を図るソ連スパイ軍団と、西側の関係上得体のしれない連中と共同戦線をとる某西インド諸島の鳥類の著者というフィクションができるかもしれません。
たぶん著者殿も戦後すぐのころには対ソ諜報網関係で共同戦線をとっていたりするかもしれませんし、変な城の中でニンジャが拳法を練習している描写が映画に出ることはない…といいなぁw

764名無しさん:2014/07/20(日) 21:20:11
>>762
史実も実質は条件付き降伏に近かったりしますが、まあ史実以上にマシな条件に持っていけましたからね。
そういうことの為に活動した少壮将校や中堅官僚達の動きは小説のネタになるでしょうなあ。
しかもその連携が後の吉田機関、総研等内閣各機関(安全保障会議など)に繋がっていくともなれば戦後日本を決定したような存在ですから。

色々と小説のネタにされそうな話ですw

765名無しさん:2014/07/20(日) 21:25:20
まあ、姫路城を壊されたくは無いですからねえ(汗

766トゥ!ヘァ!:2014/07/20(日) 21:32:12
色々と作品の題材には事欠かないw

767名無しさん:2014/07/20(日) 21:35:20
歴史小説として阿部さん達の活躍を描いた小説も出そうですよね。
皆、劇的な動きをしているのでしょうから緊迫感がある小説になるのは確実ですし。

768名無しさん:2014/07/20(日) 21:39:26
小説吉田学校ならぬ小説吉田機関とかは確実に書かれそうだよね。どこまで書かれるかはわからんが

769名無しさん:2014/07/20(日) 21:42:07
戦後夢幻会の日本海軍は、世界で最もアメリカ海軍を沈めた海軍と尊敬されるのか

770名無しさん:2014/07/20(日) 21:44:56
現実でも割かしそうであったり・・・

771名無しさん:2014/07/20(日) 21:45:07
>>769
自らの壊滅と引き換えに最も打撃を与えた存在だからね。
日本陸軍航空隊、将来の国防空軍の直接では無いにしても先祖の一つと言える組織もまた自らが壊滅するとともに大打撃を与えたと記憶されるだろうねえ。

772名無しさん:2014/07/20(日) 21:45:13
ドキュメント太平洋戦争とかはどうなるんだろう。全体はともかく個々の戦場では
奇跡に近い結果で勝ってるから単純な批判はしにくそうだ

773名無しさん:2014/07/20(日) 21:45:45
終戦50〜60年記念として阿部達の活躍を描いた映画とかが作られるかも知れませんね。

774名無しさん:2014/07/20(日) 21:52:40
>>733
元となる小説も出ていそうですよね。
ベストセラーのが。

775774:2014/07/20(日) 21:53:13
>>773氏宛です。
宛先ミスごめんなさい。

776攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2014/07/20(日) 21:54:38
遅レスですが…
>戦後の国産駆逐艦
ミサイルが実用化されるまでは所謂"艦隊型駆逐艦"と呼ばれる系列が主流になるはずですが、
日本の場合は防空艦として作られたはずの秋月型があるからなぁ…
戦後第一弾は主砲を米Mk39に変更した改秋月型みたいなのになるのでは。

主機ですが、戦後型の米蒸気タービン艦はコンパクト・大出力と引き換えにやたらと気難しくなりましたから…
米技術を取り込んだ独自のモデルとして発展するのでは。
でないと工作技術の限界から劣化品しか出てこない可能性が…。

流石に居住性は米基準に照らして改善されていると思います。

777yukikaze:2014/07/20(日) 22:03:37
>>764
ただ政治論・組織論の観点から言えば、当時の日本の
ダメダメさをこれでもかと言わんばかりにアピールできるのが何とも。
言っては悪いですが、夢幻会が活躍できたのって、「上層部がまともに
戦略を立てられなかった」のが主因ですから。

半藤氏辺りが「戦前日本は最初から最後まで下剋上の連続であった」
とか書いて、日本の組織のリーダーシップのなさを貶していそうです。

>>776
秋月と艦隊型駆逐艦の統合になるんじゃないでしょうかねえ。
島風の船体に長10センチ砲orアメちゃんから5インチ砲導入して
装備とか。魚雷は次発装填なしの酸素魚雷で。
機関は夕雲型の発展系でしょうかねえ。
問題は金なんですけどねえ。

778名無しさん:2014/07/20(日) 22:05:49
夢幻会も連合国相手の戦争のみならず、戦争末期から戦後に至るまで終戦工作、
戦後の再建に邪魔な連中を排除する為の暗闘で大忙しだっただろうしなあ。
おかげで史実戦後にのし上がった旧軍出身者の幾人かも居ないかもしれないし。
そっち方面の創作のネタにも困らないのかもなあ。

779名無しさん:2014/07/20(日) 22:05:56
本土決戦主義者の阿南は打撃を与えて少しでも有利な講話を目的だから
表は本土決戦を謳いつつ、裏では夢幻会と終戦に協力しそう

朝鮮戦争に三軍派遣してるが海は森下、陸は島田か池田あたりで、空は柴田か?小園も面白そうだが難しいか

780名無しさん:2014/07/20(日) 22:06:24
>>777
上がまともなら少壮将校や中堅官僚が必死になって国家生存戦略を練り動く必要はなかったのも確かですからね(汗
結果から見れば確実に批判的に描かれるでしょうし、書かれてもやむなしか。

781yukikaze:2014/07/20(日) 22:25:32
>>778
田中隆吉や瀬島龍三とかも権力握れずに失墜したかもしれんですねえ。
少なくとも石原莞爾は満州事変での一件で徹底的に叩き潰されて、
彼を信奉する人間は大分減るとは思いますが。

>>780
組織論としては極めて不健全なんですけどねえ・・・
吉田機関を持ち上げれば持ち上げるほど、戦前の彼らの下校上行為すら
「国家存亡の為ならばやむを得ない」なんて勘違いするの絶対出てきますから。
米内がリーダーシップ取っていたのなら話は別なんですけど。

782名無しさん:2014/07/20(日) 22:28:19
>>779
森下さんは長門以下戦艦を筆頭にした打撃艦隊指揮官みたいですね。
海上警備隊警備艦隊司令は吉田英三(中身南雲さん)ですね

783名無しさん:2014/07/20(日) 22:33:24
>>781
阿南が裏で協力してくれていて最後らへんで表立って動いてくれれば阿南や米内が纏めていたんだ、で済みますかねえ。

784名無しさん:2014/07/20(日) 22:33:29
戦後の国産艦
長魚雷の装備はどうだろう?
仮想敵の大型艦は無いから対潜用の短魚雷とヘッジホッグ系統の対潜ロケットといった函館コンプレックスの対潜艦か史実むらさめの様な防空艦か。
武装は基本米国製の型落ちかな?
居住性ははるかぜよりは改善されていれば文句は無いけど。

日本的組織論
トップは意見を言わず大人の態度で参謀のいう事に頷くだけの方が評価が高い。
参謀というよりも三国志の軍帥と勘違いが徹底的に叩かれてアメリカ的リーダーシップ論が流行るかも。

785名無しさん:2014/07/20(日) 22:40:56
まあ、石原莞爾も信じがたい程に思い上がった軍人、参謀の典型例として名前を残すのかもしれませんねえ。

786名無しさん:2014/07/20(日) 22:44:16
東條上等兵などと扱き下ろしていたがそういうお前はどうなんだ?という話だもんねえ。

787yukikaze:2014/07/20(日) 22:50:18
>>781 >>784
米内や陸軍和平派が中心となって、阿部たちが手足のみの活躍だったら
問題にならんのですが、作中描写を考えると、上層部は阿部たちの動きを
黙認or邪魔をしようとして果たせずですからねえ。
リーダーシップが取れているとはとても・・・

日本の参謀は、司令官のスタッフというよりは職能別指揮官(砲術参謀は
砲術全般、航空参謀は航空全般)として見られているからねえ。今でも。
この悪癖だけは何とかしないといけないんだけど。

788名無しさん:2014/07/20(日) 22:50:44
>>アメリカ的リーダーシップ論

あれも日本人にはあまり向いてないような気もするけど
でも少なくとも参謀は司令官を支えるスタッフでしかないというのは
戦後の士官学校なんかでは徹底的に教育されるだろうな

789名無しさん:2014/07/20(日) 23:49:40
アメリカ式はアメリカ式のデメリットもあるし、なんとも言えん
ベストが分からないからベターで行くしかないんじゃね

790名無しさん:2014/07/20(日) 23:50:20
良いところは取り入れる、それでいいと思われ。

791 テツ:2014/07/21(月) 00:07:59
>>790
それは正に日本人の得意技じゃないかなw

792ひゅうが:2014/07/21(月) 00:25:01
>>782
>吉田英三
史実と違って、生粋の船乗り気質を有した官僚という奇跡のような存在ですからね。
彼を得られたことは国防海軍の最大の幸運と言われるでしょう。
森下司令は、大和のかわりに辛くも助かった人として伝説になりそうな方ですよね。くわえ煙草で鼻歌まじりに米航空隊の航空攻撃を避けまくる人として戦後米海軍でも伝説化してそうですね。
>>783
裏の裏は表と申します。
憂鬱世界で売国奴と化した彼も、実は史実では裏の裏へ返って頑張ったのだと妄想してこのように書いてみました。
>>784
ライン部門とスタッフ部門というやつですね。
米国的な価値観がもてはやされるうちに、その利点を摂取したいものです。
>>791
その通りですねw
日本の特色は悪くいえば節操のなさ、よくえば臨機応変ですから。

793名無しさん:2014/07/21(月) 00:30:18
瀬島かぁ、共産党の書記長にすら好意的だった陛下に嫌われていたな
太平洋戦争中の主流派将校は大体叩き出されそうだな

実は加藤建夫や笹井が生き残って空軍戦闘機隊司令に…無理だがな

794 テツ:2014/07/21(月) 00:36:30
陸軍航空隊の黒江保彦が居ますよ
史実でも空自で空将補にまで昇進してます。・・・悪天候時に海岸釣りにいかなければもっと上にいけた可能性も

795名無しさん:2014/07/21(月) 00:38:38
国防海軍や米海軍の艦艇の話は出るのですが中共やソ連の艦艇事情(主に21世紀以降)は
どの様になるでしょうか?

特に中共は史実の様に平然と尖閣諸島の領有権を主張し、対面の為ならあらゆる手段を
使ってでも艦艇を揃えようとするかと。

796名無しさん:2014/07/21(月) 00:40:31
>>795
日本の援助や満州の資産が無いとそもそも発展出来ないorかなり遅くなる

797 テツ:2014/07/21(月) 00:41:47
対中ODA?寝言は寝てから言えw ってなもんでしょう

798名無しさん:2014/07/21(月) 00:48:24
1、当時の重工業支えてた満州が実質ソビエトに押さえられている
2、朝鮮戦争に参戦しなかったことで元国民党軍閥が存在して、対処に手間と金がかかる
3、雷州半島と海南に国民党残党や台湾がいるから軍備張り付けなければならない
4、文化革命でボドボドに

陸、空に予算集中しなきゃいけないから海軍は今の時代でもオンボロ駆逐艦(ソレブヌイもあって数隻)とキロ級運用が御の時だろうな
核開発もどうなっているのか分からないが

799名無しさん:2014/07/21(月) 00:53:11
それ以前に日中の間で国交が開かれるでしょうかね?
国際法を無視して尖閣諸島の領有権を主張したり、歴史認識を外交カードにする
様な国なぞ夢幻会所か国民(一部のお目出度い連中は除く)さえも国交を結ぶ事を
拒絶するでしょう。

800 テツ:2014/07/21(月) 00:55:42
先手を打って、尖閣諸島に海保の監視部隊を交代で駐留させるとか?

801名無しさん:2014/07/21(月) 01:12:35
>>800
あの国の事ですから大量の漁船で人員を輸送し、尖閣諸島を占領しようと考えているかも知れませんよ。

802 テツ:2014/07/21(月) 01:15:01
それは普通に戦争行動で、この世界の日本は史実日本ほど大人しくないから、国防海軍が海上警備行動発動【執行実包を用いた制圧射撃込み】しますよ
多分アメリカも日本を支持する

803yukikaze:2014/07/21(月) 01:16:10
>>799
キッシンジャーが先走るかどうかだよねえ。
現実主義の権化のように言われるキッシンジャーだけど、現実主義
というよりは物凄い機会主義者で、且つスタンドプレーが大きいからねえ。
仮に彼が国民党を見限って(対ソ対策として)中共と手を結んだ場合、
これまでの外交政策を崩壊させることになるから、深刻な日米対立を
産み出しかねないことになるんだが、ナム戦あったら確実やっていたわな。

>>800
それ以前に台湾共和国との問題が出てきますからねえ。
中共は別にしても微妙な問題ではありますよ。

804ひゅうが:2014/07/21(月) 01:50:05
>>800
「汝は中華なるや?」とでも電文を打っておけば自家中毒になるかもしれませんね。

805 テツ:2014/07/21(月) 02:05:25
外務省のチャイナスクールは大打撃でしょうなw
アメリカンスクールは溜飲を下げるでしょうが

806yukikaze:2014/07/21(月) 02:38:50
>>805
まあそれ以前にチャイナスクールが出来るか難しい所でしょうねえ。
戦前の対中政策があそこまでgdgdになったのが「個人的貸し借り関係」
を重視しすぎて、却って付け込まれてしまった部分があります。
幣原喜重郎なんざその典型例だったのですが、その反省で徹底的に契約重視の
交渉以外しないんじゃないでしょうかねえ。

あと・・・外務省の場合は国際PRのやり方を何とかしないとどうにもなりません。
色々言われておりますが、ここら辺のPRについては、中韓に劣るのが実情です。

807ひゅうが:2014/07/21(月) 03:59:04
>>806
まずは失敗体験を話すことからはじまりそうですね。
愛しい祖国はもとより、かの合衆国はその点、うぶすぎます(汗

808Monolith兵:2014/07/21(月) 05:12:29
>>750>>758
ありがとうございます。

809Monolith兵:2014/07/21(月) 05:13:01
自分へのレスだった。orz

810名無しさん:2014/07/21(月) 05:46:23
尖閣諸島に対する手段ならまだ国民党が大陸に居るならあるかも


・・・実は石垣島か他の離島に、中国の船を助けた時の国民党からの感謝状がありましてそれには尖閣諸島は日本の領土であると記した物があると沖縄県のニュースでやってました。

・・・これをさっさと国連とかに送って公式にしたら牽制できない?

811名無しさん:2014/07/21(月) 06:38:18
>>810
共産党も国民党も関係ない。
共産党&国民党の主張は、
1 戦前尖閣諸島は台湾の管轄だった。
2 今の台湾は中国の者。
3 台湾が中国なので尖閣諸島も中国の者。
の三段論法

よって台湾共和国が一つの中華とか言い出さない限り、又は正式に国連に所属してる限り、尖閣諸島の主張は出来ない。

812名無しさん:2014/07/21(月) 07:10:32
従って問題は日台間のものになる、と。

813名無しさん:2014/07/21(月) 08:13:56
>>812
戦後夢幻会ルートでは台湾は共同管理から独立。
そしてそれ以前に日本には沖縄(尖閣諸島も)が返却されているからその時点で台湾から尖閣諸島の管轄が日本に移っているのが法文上明らかになる。
更に追加で台湾独立時の国交回復に併せて境界線は確定しているだろうから大丈夫だろうね。

814名無しさん:2014/07/21(月) 08:23:50
>>812
台湾独立までに、管轄を沖縄なり東京なりに戻せれば、そんな主張は出来ないんだけど…
厳しいだろうな。

815名無しさん:2014/07/21(月) 08:39:11
>>814
戻せるよ。
沖縄は朝鮮戦争終了直後に日本復帰しその当時の台湾は米中共同管理地。
共同管理者である米国の決定により台湾から尖閣諸島の管轄が日本に移動することは明文化される。
これによりそういう主張が出来ない。

更に念を入れて日台で国交を結ぶ際に両国の漁業などでぶつかるのを避けるためという理由で管轄海域を明文化し境界線を明らかにすればいい。
これでトドメ。

816名無しさん:2014/07/21(月) 09:49:01
>>803
台湾共和国との問題は朝鮮戦争終結直後に沖縄が戻ってくる際に決着がつくかと。
共同占領当事者の米国が尖閣諸島も含めた沖縄の返還をする際に管轄の変更を名分で条約という形を持って行ってくれますので。
共同統治から独立へ至った台湾共和国はそれを自動的に継承します。

まあ、独立後の日台国交成立時に領有権以外の海域の境界などが明確化されるでしょうね。
国民党が存在せずある種の大日本帝国の降伏から誕生した日本の双子の様な相手ですから話し合いで済ませたいですし、
当時なら漁業権の問題だけですから、話し合いで如何にか出来る物ですしね。

817名無しさん:2014/07/21(月) 11:10:56
しかし・・・しなのの船体は原型の大和からかなり遠ざかったな
原型が残ってるのは中央部の一部しかないし

818名無しさん:2014/07/21(月) 11:19:02
>>817
信濃に施されているのは徹底的すぎる大規模近代化改修ですからな(汗
残されているのは船体の中央部以外では艦橋形状とか位でしょうかね。

819名無しさん:2014/07/21(月) 11:34:28
>>818
下手するとレーダーやらの電子機器の関係で艦橋も大幅改造かも
というか多分原型だと大きく発展していく電子機器に対応できないから載せ替えかもね

820名無しさん:2014/07/21(月) 12:00:58
信濃の艦橋などは日本独自形状なんだろうけど確かに電子機器を強化するために変化しているでしょうねえ。
オーディシャス級のアークロイヤルやイーグルも随分と艦橋形状が近代化改修で変化したという事実が有りますし。

821名無しさん:2014/07/21(月) 12:06:20
煙突だけは斜めのままやろな

822名無しさん:2014/07/21(月) 12:14:54
>>821
まあ通常動力空母は米国も斜めにしていますから変わらないか、より効率的なものへ改修されるかでしょう。

823名無しさん:2014/07/21(月) 12:21:01
空母煙突の形状については、アメリカのほうが進歩が遅かったですしねえ。

824名無しさん:2014/07/21(月) 12:54:54
信濃の艦橋はキティホーク級やフォレスタル級の様な形状になっているでしょうね
ただ、他の方が言われたように煙突は斜め型煙突になっているかと。

825名無しさん:2014/07/21(月) 12:58:29
>>824
艦橋の形状は日本式でしょう。そこまでアメリカと同一にする必要もありませんよ。
既にエレベーター等の配置でもアメリカ式を採用していません。

日本とアメリカでは艦橋内部の動線や者の配置が大きく異なるのが当然ですから同じ形状とはならないんですよ。

826名無しさん:2014/07/21(月) 12:59:09
>>823
まあ、艦橋の形状は日本独自で改修したもの。煙突はアメリカ式の斜め煙突に換装でしょうな。

827名無しさん:2014/07/21(月) 13:09:05
艦橋の形状は日本独自の物になると言われますがどの様な形状になるでしょうか?

828名無しさん:2014/07/21(月) 13:13:09
>>827
現実の信濃や大鳳の様な艦橋形状が大本になるでしょうね。

829名無しさん:2014/07/21(月) 13:15:13
より正確には大鳳型や信濃型の艦橋が操艦用の艦橋と航空機の発着艦指揮用の艦橋の二段型に変更され、
煙突がフォレスタルの様な斜め煙突に代わると言った具合でしょうな。

将来的には上述の艦橋を元に現実の「ひゅうが」型や「いずも」型の様にステルス性を考慮するのでしょう。

830名無しさん:2014/07/21(月) 13:17:29
>>828>>829
ご説明有難う御座います

831名無しさん:2014/07/21(月) 13:27:24
>>825-826
>信濃の艦橋

いや、かなりアメリカ式の影響を受けたものになる可能性がなきにしもあらず……。

アメリカ海軍の空母の艦橋は、長年の運用実績を積み重ねた経験を反映したもの。
あくまでも「アメリカ式の運用方法」であるという点を加味したとしても、それだけの
ノウハウの蓄積とその成果を反映しない手はないと思われ。

……それに、どうしたって信濃の艦橋の改装は不可避と思われ。航空機が建造時の
想定とはまったく別次元の代物になっている以上、飛行甲板にどう並べるか差配する
だけでも明らかに原型ではオーバーワーク過ぐる。対応した改修が不可欠だろうJK。

「艦橋の構造や内部の動線、物の配置が違うから同じ形状にはならない」というよりも、
むしろ「この際だから元の艦橋とっぱずして、アメリカ式の艦橋にしちまえ!」という話に
なるんジャマイカと。

空母2〜3隻を細々運用している日本と20隻近く(1960年代以前)保有している米とでは、
運用の経験やノウハウの蓄積もやはり差がつくと思われ。よほど特殊な事情がない限りは、
より合理的な形へと収斂進化するんではなかろーか。

832名無しさん:2014/07/21(月) 13:32:27
>>831
そう考えるのも確かなんだけど、フランスや英国を見る限り結局自分達に見合った形式に落ち着くらしい。
実際に両国がそういう選択をしていることから、ノウハウは取り入れるが外見は結局自分達の形式に合わせると言うのが正しい選択みたいだ。

まあ、無理をしてアメリカ式に合わせる必要が無いというのも確かだろうね。
建造する際の癖とかもあるわけだし、実際同じ系統の艦を建造しても皆が意見が違うのも考える事や求める物がどうやっても違うからだし。

833名無しさん:2014/07/21(月) 13:35:16
まあ、更に結果論から行くとどうせ七万五千トン級空母に落ち着くわけだしそうなるとどう足掻いてもアメリカ式の艦橋にはならないのよ。
それ以外にも各国が考える空母の運用法に適した艦橋の外見になるわけで、アメリカのノウハウは吸収しても外見が一緒にならないというのはそういう事。

どうやってもアメリカと運用法が違うのにアメリカと同一にしたらそちらの方が全く使い物にならなくなってしまう。
日本の空母の艦橋は似たような運用法をするフランスや英国等に近くなっていくだろうねえ。
保守的でもある事を考えれば90年代の最新後継艦二隻は艦橋一つのPA2フランス企業案に斜め艦橋を採用した様な感じかもね。

834名無しさん:2014/07/21(月) 13:37:56
まず、後継艦には原子力は採用しないだろうな

835名無しさん:2014/07/21(月) 13:41:19
>>784
そんな余裕なんてないし、原子力である必要性が無いからね。
通常動力で、90年代には後継艦を空母二隻とも建造する必要があることから姉妹艦。
更に信濃クラスの空母は無理だから信濃後継艦は小型化、中型空母後継艦は大型化して七〇〇〇〇トン強。
艦載機は50機強を搭載。
保守的だがステルス性も現実の「ひゅうが」「いずも」の様に配慮し斜め煙突ってところかな。

大体の外見的にはPA2DCN案か英CVA-01級のステルス性付与かな。

836名無しさん:2014/07/21(月) 13:41:25
>>834
高くつきすぎるもんな。建造費も維持費も。それに、地球の裏側まで遠征する訳でもなし。
通常動力型空母に大型の艦隊型補給艦をセットで、というところに落ち着きそうな希ガス。

837名無しさん:2014/07/21(月) 13:43:10
>>836
おうみ型の様な補給艦セットで対応できるからねえ。
それに本来の活動範囲は西太平洋だしね。

838名無しさん:2014/07/21(月) 13:44:27
世界のあっちこっちにかけずり回る必要もないからね。
弾薬庫を大きくできるのは魅力だけども、コストの問題に見合うかという問題もある。

839名無しさん:2014/07/21(月) 13:47:45
>>838
現実的には対ソ連(ロシア)、対中共、対半島の報復手段だからね。
世界中を駆け回る必要もなく、強い要請で派遣したとしても自国の補給艦とアメリカ軍基地や友邦の基地を借りれる。

アメリカ以外の国ではコストに見合わないのが原子力空母だからね。
フランスはそれを今まさに味わっているんだけど。

840名無しさん:2014/07/21(月) 13:49:55
>>839
正直、おフランスは見栄で原子力空母を保有したようなもんだから。
そもそも、あの国が空母を保有する意味からして存在するのか?

841名無しさん:2014/07/21(月) 13:52:27
>>840
対地攻撃用の移動基地として重要な役割を果たしているよ。
あの国の権益ってかなり広いからその権益保護のために一々空軍機を送り込めない事も多い。

そういう時に空母の艦載機戦力は非常に役立つし自分達が居る事を見せつけられるからね。
ただ、通常動力空母でいいって話なだけで。

842名無しさん:2014/07/21(月) 13:58:51
>>841
>対地攻撃用の移動基地として重要な役割を果たしているよ。
>あの国の権益ってかなり広いからその権益保護のために一々空軍機を送り込めない事も多い。

あーなるほど。確かにあの国はそういうのが大好きだもんねぇ。

>ただ、通常動力空母でいいって話なだけで。

まったく、なんでそこで原子力空母にしてしまったんだか。あれか?原潜を維持する
ためのリソースと共有化することで、コストを下げようという思惑でもあったのか?
どっちにせよ、原子力云々以前に設計ミスや事故が頻発している時点で、「分不相応」
としか言いようがないのだけれども(w。

843攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2014/07/21(月) 14:05:04
>お仏蘭西の空母の意義
戦後の政治がどのように流れるかによるでしょうが、多分空母そのものは少々無理してでも保有はするでしょうね。
それが戦艦と併用時には護衛空母だったり、空母のみになると中型空母だったり…と変化はするでしょうが。
戦艦にしろ空母にしろ、海軍国(一応)のシンボルみたいなものですから。

>米国流の斜め煙突
…そもそも「米国流の斜め煙突」というものがJFK(CV-67)まで存在していませんよ。
しかもその後原子力化したもんだから今に至るも直接の後継艦なし…。
あれ、米国は「艦橋後方に搭載予定の対空ミサイル誘導用レーダーに排煙がかからないようにするため」と言ってますが。

844名無しさん:2014/07/21(月) 14:08:02
>>943
良く調べてみたら斜め煙突インデペンデンスも後ろ斜めではあっても右斜めでは無いですね(汗
ということは煙突自体も日本式となるのかな。
全部艦橋系統は日本式で。

845名無しさん:2014/07/21(月) 14:08:11
核報復能力を持った空母という意味では日本の空母と似た面はあるんだよね。
まあ日本のほうは周辺国家の存在もあってがちにならざるを得ないけど。

846名無しさん:2014/07/21(月) 14:11:09
>>845
フランス空母も日本と同じく核報復能力を備えていますからな。
日本の場合は核とか関係なく報復能力である事が求められているんですよねえ。
周辺国のせいで。

847名無しさん:2014/07/21(月) 14:18:34
斜め煙突は日本が先なんだよな

英米は真っ直ぐ煙突だし

848名無しさん:2014/07/21(月) 14:23:30
>>847
英国ではクイーンエリザベス級空母で採用したのが初だったかな。
CVA-01の煙突はどこにあるんだっけか(汗

849848:2014/07/21(月) 14:24:22
自己解決した艦橋の上部前方にあったわ。

850名無しさん:2014/07/21(月) 14:28:05
日本の空母屋は煙突についてはうるさいからな。
なにせ鳳翔のころからいろいろ試行錯誤してる。

851名無しさん:2014/07/21(月) 14:46:28
煙突の位置と形状によっては煙が視界を妨げたり、気流を乱しますからね。
そら煙突について色々、煩く言いたくなりますよ。

852名無しさん:2014/07/21(月) 14:50:23
イギリスはフューリアスでかなり苦労したからな

853名無しさん:2014/07/21(月) 15:42:10
ああ、後部には煙突の熱の所為で着艦できないからと、前部の飛行甲板に着艦したりしてたよな

854名無しさん:2014/07/21(月) 15:51:29
各国試行錯誤して其々の煙突形状になっているんですよねえ。

855名無しさん:2014/07/21(月) 15:52:33
日本の場合は、なぜ、曲がった煙突を採用したしになるんだが

856名無しさん:2014/07/21(月) 15:58:20
気流の関係です

うかつな位置にうかつに設置すると、まあまず煙が視界を邪魔し
発艦着艦を妨害します

では、とむりやりにでも煙が邪魔にならないところに設置した場合、状況によっては
この煙突が気流を乱し、着艦発艦をまた致命的に妨害してしまうのです

ましてこの当時の航空母艦ともなれば発艦時は最大戦速で風上に向かう必要があります
故に乱れる気流の量も強さも相応のものとなってしまいます

様々な試行錯誤の結果、日本海軍は「ああいう」煙突が最善と判断しました

857名無しさん:2014/07/21(月) 16:00:08
日本の場合は煙突と一体化した艦橋以前の空母では船体の側面に煙突を設置していたからなあ。

858名無しさん:2014/07/21(月) 16:01:33
艦橋の大型化と船体構造の変化などで艦橋と一体化した煙突についてはあのような斜め煙突になったのか。

859名無しさん:2014/07/21(月) 16:03:24
さらに言うとほかの国は知りませんが日本の空母は海水をくみ上げ
煙突内部に流すことで冷やし、煙を海面を這うようになるよう工夫する、という
実験も行っていたと聞きます

その機能が採用されたかは存じませんが

860名無しさん:2014/07/21(月) 16:06:19
>>859
ベアルンが採用してたような。海水で冷やすのは

後、横張り式着艦ワイヤーもベアルン

861名無しさん:2014/07/21(月) 16:09:15
不適切な設計もあるけど、大本はベアルンで完成しているんですよね

862名無しさん:2014/07/21(月) 16:22:05
なのにすぐ次の空母として設計したジョッフルはどうしてああなったんだ。
ジョッフルの次の設計はエセックス級並の先進的な設計が行われているのにー

863名無しさん:2014/07/21(月) 16:26:04
水上雷撃機を使う予定だった
艦橋を無駄に大きくし過ぎた
飛行甲板を左に大きくずらした

とマイナス要素が多いけどな

864名無しさん:2014/07/21(月) 16:28:17
インディペンデンス級やカサブランカ級みたいに、いったん真横に伸ばしてから上に曲げるタイプの煙突はどうして流行らなかったんだ?
L字型とでもいう感じの奴

865名無しさん:2014/07/21(月) 16:36:40
>>863
先進的設計は“ジョッフル級の次の設計”だよ。

866名無しさん:2014/07/21(月) 16:37:44
だから、ジョッフルのマイナス要素ですよ

867名無しさん:2014/07/21(月) 16:40:58
ジョッフルはまあ、あの時期になんであんなの造ろうとした?と言われるありさまだから。
まあ、軍艦を知っている人からするとポンコツだよなあ。

868名無しさん:2014/07/21(月) 16:51:56
飛龍型以下の飛行甲板に搭載機でどう評価しろと?

869Monolith兵:2014/07/21(月) 17:01:35
陸軍国の空母としてはありなんじゃないの?

870名無しさん:2014/07/21(月) 17:05:02
>>869
まだ同じ陸軍国のドイツが設計していたグラーフツェッペリンやエウロペの方がまともなんだよなあ(汗

同じような海軍力を持つイタリアのアクィラとは比べるのも哀れというべきか。まあこっちは完成しないというオチがついたんだけど(白目)

871名無しさん:2014/07/21(月) 17:10:16
イタリアのスパルヴィエロはなぜああなったし、と頭抱える設計ですが
これ図面

ttp://digilander.libero.it/shinano/Italia/Sparviero/Foto/schema.htm

872名無しさん:2014/07/21(月) 17:14:12
1936年に十字型エレベーターでキャットウォークのような発艦スペースか。

873名無しさん:2014/07/21(月) 17:14:54
というか桟橋のような長い先端が謎である

874名無しさん:2014/07/21(月) 17:21:47
>>871
補助空母というべきかなんというべきか。
どうしてこうなった、という話だよなあ。

875攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2014/07/21(月) 17:32:08
>なぜ、曲がった煙突を採用
>>856で回答が出ていますので、補足を。
鳳翔の可倒式煙突で、横向きにした場合飛行甲板への排煙の直接被害が減少するなど、航空機運用上都合が良いこと、また横向きのままでも航行上不都合が少ないことが確認されました。
鳳翔の場合、気流の乱れなど若干の不都合があったので、整形の結果赤城のあの斜め下向きの煙突となりました。
赤城以降、煙突内部に海水を噴射し排気温度を下げることで排煙による乱流発生を抑える工夫が施されました。

ただ、赤城や加賀の斜め下方煙突は構造上大傾斜時には海面が近くなり、最悪の場合は缶室に海水を拾いやすくなる欠点がありました。
このため甲板高さが抑えられる装甲空母(大鳳)にはこの方法は好ましくなく、新たな形状が必要となりました。
で…各種実験などの結果用意されたのが、あの艦橋一体型斜め煙突、というわけです。

>米空母のL字型とでもいう感じの煙突
インディ/サイパン級の場合は艦橋の発生する乱流域の中に立ちつつ、甲板から引き離す…という意味でああなっていると思われ。
本来ならエセックスのような艦橋一体型がいいのだが、唯でさえトップヘビー気味な軽空母。
それをやってしまうと間違いなくろくな事にならないので、ある意味妥協した簡易構造でああなったのだと。

護衛空母の場合は、あれ…両舷に飛び出しているのですよ。
片側にまとめると工作が複雑になるうえ重量が増える。しかも機関出力が低いので排煙も少ない…
で、両舷から細い煙突を突き出した、というわけ。

なぜ下向きにしなかったのか…おそらくは排煙効率が低下するのを嫌ったのかと。
下に向けるという発想が無いわけはないんですよね…(´ヘ`;)ウーム…

876yukikaze:2014/07/21(月) 18:35:55
とりあえず作り終わったんで投下。
後はエピローグになります。

  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

8 破壊神降臨

宇垣艦隊の猛攻により、レイテ湾は文字通り地獄と化した。
2時間半にわたる熾烈な艦砲射撃は、6万人もの戦死・行方不明者をアメリカ陸軍に支払わせる
ことになった。(他に数万名もの重軽症患者も発生している。)
ここまで一方的な大敗北は、アメリカ陸軍史上でも類を見ないものであった。
レイテの目をそむけるような光景を見たマッカーサーは「海軍のバカどもが・・・」と、怒りの
あまりトレードマークのコーンパイプをへし折り、マッカーサーの報告を聞いたスティムソン
陸軍長官は「マックが狂って誤報を出したならばどれだけよかったか・・・」と、頭を抱えながら
呪いの言葉を口走ったとされる。

圧倒的な航空戦力による制空権の確保。
反日ゲリラを利用しての敵戦力の分散。
そして手薄になった地域に大兵力を投入して制圧。後は制空権と制海権があることを利用しての
各個撃破。
陸軍にとってフィリピン戦は、極めて堅実な思考のもとに作成された作戦であり、そうであるが故
に失敗する可能性など限りなく少ないはずの作戦であった。
だが、まさかの作戦失敗。それも陸軍の不手際ならばまだしも、海軍の失態(陸軍視点による)
により2個軍団が編成上から消滅するという極めつけの悪夢である。
報告を聞いた陸軍上層部が半ば呆然とし、そして我に返ると猛然と海軍への怒りを爆発させたのは
当たり前の行動であった。

では、陸軍の当然の怒りを受けた海軍側はどうなっていたか。
まず真っ先に責められることになったキングは当然のこと荒れ狂った。
彼は凄まじいばかりの罵詈雑言をニミッツに叩きつけると、その口で彼とハルゼーの解任を命じた。
これに対しニミッツは「解任は甘んじて受け入れるが、本作戦が終了するまで待っていただきたい。
太平洋艦隊司令部と第三艦隊司令部の解任により指揮系統が空白になってしまえば、第三艦隊は
全く身動きが取れなくなる」と返答する。
さしもの暴君もこのニミッツの正論には反論できなかったのだが、だが彼の怒りは収まらず
「1隻でも多くのジャップの船を沈めろ。さもないと貴様らは永遠の負け犬だ」と、捨て台詞を
吐くことになる。
この言葉に、ニミッツは能面の表情で受話器を置くと、机からキングのポスター大の写真を撮りだし
トンプソンとダース単位のマガジンを身に着けると、隣接した射撃場に30分ほど籠ることになる。
射撃場から出たニミッツの言葉は「もう少し持続的に撃てればいいんだがね」だったのだが、
ニミッツのこの反応は、ハルゼーのそれと比べれば極めて紳士的であった。
何しろハルゼーは、キングの督促電に対し、キングに勝るとも劣らない罵詈雑言で返すと、
艦隊の更なる増速を命じたからだ。

877yukikaze:2014/07/21(月) 18:36:32
さて・・・今や完全にアメリカ海軍のお尋ね者となった宇垣艦隊ではあったが、彼らには大きな問題
が一つ残されていた。それは、度重なる損傷によりどれだけ頑張っても20ノット以上は出せない
武蔵の存在であった。
これが曳航しなければならない程の被害だったならば自沈で済むのだが、幸か不幸か武蔵は未だ
戦闘航行可能状態であった。
そして武蔵の活躍は、サンベルナルジノ海峡海戦やレイテ湾での艦砲射撃を見ればわかるように、
連合艦隊の中でも群を抜いて優れた戦力である。
宇垣艦隊司令部にしろ連合艦隊司令部にしても万難を排してでも連れて帰りたい戦力であった。
だが、武蔵に速力を併せた場合、明日以降、アメリカ空母機動艦隊に捕捉される可能性が高いのである。
31日のは遠距離であったのと、小沢機動艦隊が控えていた事から、どこか及び腰の攻撃であったが、
既に小沢機動艦隊はなく、第二航空艦隊の直援も望み薄。艦隊は疲れ果て、前回のようなダンスを
効果的に行えるかは不明であり、何よりハルゼー艦隊は怒り狂っている状態である。
そんな状態でハルゼーの攻撃を受けたならば、間違いなく艦隊は大打撃を受けることになる。
『黄金仮面』とあだ名された宇垣中将であるが、この時ばかりは苦悩に満ち溢れた表情をしていた。

そうした宇垣の苦悩を悟ったように、武蔵から一つの信号が発せられる。

『我艦隊ノ殿ヲ務ム。後ハ任サレタシ』

自分達を置いて逃げろと言っているのである。足手まといにはなりたくないと。
そしてそれに呼応するかの如く、他の艦からも殿を望む信号が放たれることになる。
宇垣はその反応に、じっと目を閉じ、しばらく考えていたが、やがて一つの決断を下す。

『武蔵、熊野、鈴谷、大井、四水戦ノ小破マデノ艦隊ハ殿ヲ務ムベシ。必ズ生キテ戻レ』

命じられた艦は、殿を希望し且つ戦闘能力を発揮できる艦であった。
宇垣は殿艦を単なる囮ではなく、可能な限り生き延びらせるだけの戦力を整えたのである。
大和と共に海域を離れる全艦艇乗組員は、上は司令官から下は二等水兵に至るまで、全ての乗組員が
この殿の艦隊に対して無言で敬礼をしたと言われている。

そして11月1日午後6時。武蔵率いる艦隊(臨時に白石艦隊と呼称)がスリガオ海峡に差し掛かろうと
するその時、偵察機から至急電が入ることになる。

――敵水上艦隊ガ猛進ス。戦艦5 大巡7 駆逐艦8

早朝より艦隊の出せる最大船速で猛追してきたハルゼー艦隊が遂に追いついてきた瞬間であった。
武蔵に座乗した白石提督は、ただちにスリガオ海峡で迎え撃つことを決断。
ここにフィリピン沖海戦最終幕を告げるスリガオ海峡海戦が始まることになる。

878yukikaze:2014/07/21(月) 18:37:35
スリガオ海峡海戦の戦力を見た時、質量ともにアメリカ海軍は圧倒的に優位であった。
アメリカ海軍のどれもが練度に不安はなく、弾も十分にある。電探の能力も日本海軍のそれを
凌駕しており、士気もレイテの悲劇を防げなかったことへの恥の感情で鬼気迫るものがあった。
勇将の下に弱卒無しを体現する艦隊であったと言えよう。
だが・・・彼らには2つの問題があった。
1つは燃料の問題である。
何が何でも宇垣艦隊に追いつかんと艦隊が出せる最大船速で飛ばした結果、多くの艦で燃料が
危険なレベルまで減少をしていた。
特にクリーブラント級軽巡洋艦やフレッチャー級駆逐艦は、元々がトップヘビーの傾向が強い艦
であることから、艦の動揺に酷く悩まされることになった。
もう一つの問題は、士気の危うさであった。
ハルゼーを筆頭に、多くの乗組員が怒りと恥で心を奪われすぎており、ややもすると冷静な判断が
出来なくなる危険性を有していた。
そしてそれは時間が立てばたつほど『焦り』という感情によって増幅しかねないものであった。

対する日本側であったが、こちらは水上艦艇に捕捉された時点で帰還という選択肢を捨てていた。
敵の戦力は圧倒的に上であり、更に言えば速度も向こうの方が上である。
白石提督自身は武蔵のみを囮にするつもりであったが、武蔵単艦で時間稼ぎできる時間は少なく
後は落ち武者狩りのごとく狩りたてられるだけである。
ならば日本側としては敵水上艦艇を可能な限り拘束、あわよくば翌日以降の敵機動艦隊の攻撃も
吸引して本隊撤退を成功させるのが一番良い策であった。
片や現状で最良の方策が何かを理解している艦隊、片や怒りで自らを見失おうとしている艦隊。
スリガオ海峡海戦で、白石艦隊が予想以上の奮戦を見せた理由はそこにあった。

まず最初に先手を取ったのは日本海軍であった。
戦力が劣勢である以上、先手を取り続けなければ、一気に押し切られるからだ。
そして日本海軍には艦隊決戦用の切り札の一つであり、いまだ一射線残していた大井があった。
武蔵、鈴谷、熊野の三艦は、戦艦群の護衛として立ちふさがろうとしている大型巡洋艦6隻
(どれもがクリーブラント級)に対し砲撃を開始。敵艦隊を一時的に混乱させると共に、
大井の魚雷発射を成功させる。
大井自身は、魚雷発射直後に戦艦群の両用砲の乱打を受け機関停止。最終的には自沈することに
なるのだが、この魚雷攻撃により、ニュージャージーが艦首を被雷して一時的に戦場離脱。
アイオワもニュージャージーの急な転舵に混乱し、何とか衝突は免れたものの、大きく戦列から
離れることになる。
そしてワシントン、アラバマ、マサチューセッツは熟練の動きで回避に成功したが、
流れ弾としか言えない1発によって、ピロクシーが大破(後自沈)することになる。
この日本側の先制で、アメリカ軍はアイオワ級2隻が一時戦列から離脱、
クリーブラント級6隻の内、1隻撃沈(武蔵の砲撃)、1隻大破という損害を受ける。
この時点で白石は、巡洋艦部隊は鈴谷と熊野に、慌てて接近する敵水雷戦隊は第四水雷戦隊に
任せ、自身は残り3隻の戦艦を相手取ることにする。

さて、日本側のいきなりの奇襲により戦略を減らすことになったアメリカ海軍であるが、一時的に
指揮権を握ったリー提督にとっては別に焦る理由はなかった。
確かに彼はソロモンで、破壊神の片割れによって一敗地にまみれたが、あれはサウスダコダの練度
不足とそれに伴う機材トラブルによって生じたものであり、まともにやりあえば十分に清算が
あると考えられていた。
しかも彼は対大和用に秘策も考えていた。この秘策を利用すれば無傷でも勝てると。
そして彼はその秘策を実行に移すべく、後ろ二隻に命令を下すのだが、彼自身がその秘策を目にする
ことはなかった。
何故か? 彼は一つ重要なファクターを理解していなかった。
彼は砲術の大家であり、レーダー射撃の専門家であった。
だからこそ電子技術には他の提督よりもよく理解しており、同時に日本海軍の技術力ではレーダー
射撃は実用できたとしても相当劣ると考えられていた。
そう。彼の意見は正しい。日本がこの時『独自で』設計量産していた電探では、出来なくはないが
様々な制約があった事も事実である。
しかしそれはあくまで『自国製』でかつ『量産できる』ものである。
裏を返せば『他国製』で『一品物』ならば、この時期の日本海軍でも、精度は劣るかもしれないが
満足できるレーダー射撃が可能である事も事実であった。

879yukikaze:2014/07/21(月) 18:38:36
そして大和と武蔵には、ドイツからライセンス生産を許可された「ホーエントヴェール」が設置
されていた。水上電探であるが射撃電探としても利用可なこの装置を積んだ武蔵の砲撃は、
リーの策を嘲笑うかのように、ワシントンに3発の命中弾を浴びせ、14インチ砲弾の防御しかない
同艦を一撃で爆沈に追い込んでいる。

だが、ここからがアメリカ側の本領発揮であった。
勢いに乗る武蔵は、アラバマを沈めようとしたが、砲撃を行った直後、アラバマは急激な転舵で回避。
思わぬ軌道に唖然とする武蔵に、今度はマサチューセッツが砲撃を加え始めたのである。
一隻が回避に特化し、もう一隻が砲撃に特化する。
これがリーが考えた秘策であり、同時にラプラタ沖海戦で、イギリス海軍の三隻の巡洋艦が
シュペーを最終的に自沈に追い込んだ戦法であった。
この戦法に武蔵は徹底的に翻弄されることになる。
いかな破壊神と言えども物理法則にはかなわない。何しろ撃った瞬間に相手は回避行動に移るのである。
そして砲弾は予測された未来位置以外には着弾しない。
勿論、回避した敵艦もまた、射撃に移るには時間がかかるが、しかし相手は二隻いるのである。
どちらかが回避すればどちらかが撃つ。着弾時間は長引くものの、確実にダメージは受けるのである。
砲撃から20分ほどたつと、レーダー射撃を考えれば、やや少ないものの、それでも多数の砲弾を
受けた武蔵の船体は至る所から火災が発生し、パーペットに着弾した第一砲塔は旋回不能になっていた。
この状況に、アラバマとマサチューセッツでは歓声が沸き起こっていたという。
一時戦列から離れていたアイオワもこのころには戦列に復帰しようとしており、敵の巡洋艦隊や
水雷戦隊も抑えつつあり、アメリカの勝利は目前に迫っていた。

しかし、事態はさらなる展開を見せる。
アメリカ海軍巡洋艦部隊と殴りあっていた鈴谷と熊野が強引に警戒線を突破して戦艦群に突撃したのである。
ただでさえトップヘビーだったのが、燃料不足も相まって艦の安定性が悪化し、結果的に命中率が悪化した
のと、1万メートル付近での殴り合いに際し、日本海軍巡洋艦部隊は最適の防御構造をとっていたのが
合わさっての事だったが、盾となるマイアミに多数の20センチ砲弾を叩き込んだ後(マイアミはダメコン
に失敗し、後沈没)それぞれも上部構造がボロボロになりながらも最大船速で突っ込んだのである。

この状況に、アラバマとマサチューセッツは、砲撃対象を武蔵から2隻の重巡に移した。
燃え盛る武蔵からは砲撃速度は明らかに低下しており、逆に日本海軍重巡は酸素魚雷を装備している
ことから、どちらが脅威対象かというと、重巡に比重を移すのも無理はなかった。
そして彼らは2斉射の後、鈴谷を爆沈し、熊野を停止状態に追い込んだのだが、この一瞬のすきが命取り
になる。
鈴谷と熊野が作った機会を、武蔵は無駄にすることはなく、アラバマが熊野に放った瞬間、アラバマに
怒りの一撃を叩き込むことに成功する。
これまで破壊神を愚弄するかの如く、挑発的なステップを踏んでいた彼女であったが、自らの砲撃で
ステップを踏むことが出来ず、破壊神の一撃をまともに受け、自らの行いを恥じるかのように、
海に没することになる。
そして急な展開に我を忘れたマサチューセッツは、アイオワやようやく復帰しようとするニュージャージー
と共同で先程の策を取ることもせず(同型艦でない為、艦隊運動の混乱になりかねない事と、アイオワの
命中率が予想以上に悪かったこともあるが)武蔵との殴り合いを継続。
数発の砲弾を叩き込み、武蔵の傾斜を強めはしたものの、自身も数発の弾を浴びて大破。
海水の流入に耐える事が出来ず、海戦終了後に自沈することになる。

880yukikaze:2014/07/21(月) 18:39:19
だが、武蔵の頑張りもここまでであった。
既に傾斜の度合いは強く、砲撃を行う事は不能。
第七戦隊の重巡二隻は既になく、第四水雷戦隊も、敵の巡洋艦と駆逐艦何隻かと刺し違えて壊滅している。

「もはやこれまで」

白石提督は生き残ったわずかな艦艇に撤退を命じると、のろのろとした速度で、スリガオ海峡の一つの小島
に進み始めた。
どうせなら陸地に乗り上げることで一人でも多くの乗組員を助けようとしたのだ。
アメリカ側もこの事実には気付いていたが、しかしそれを許すわけにはいかなかった。
それを許せば完全な勝ち逃げになるからだ。
アイオワとニュージャージーの支援の元、生き残った駆逐艦部隊は一斉に魚雷を発射。
4本の水柱が武蔵の右舷に立ち上った時、武蔵の傾斜は一気に拡大し、そして海面に横倒しになった。
まるで古の恐竜が、力尽きるかのように。
ある従軍記者は「我々は本当にあの破壊神を倒せたのか半信半疑であった。もしかしたらまた浮き上がって
咆哮を上げるのではないかと。破壊神が海中で2度大爆発を起こして、黒煙が立ち上っても尚、歓声どころ
か不安そうな表情を浮かべているものが殆どであった」と記している。

このスリガオ海峡海戦によって、一連の海戦は終わりを告げることになる。
追撃をするにはハルゼー艦隊は損傷を受けすぎており、更にミッチャーの艦隊が殴りかかるには、宇垣艦隊は
離れすぎていた。
余談だが、この海戦に参加し、尚且つ大破しながらも生き残った時雨と夕立は「希代の強運艦」として
その武勲を讃えられることになる。

以下が両軍における最終的な被害である。

日本海軍

沈没
<大鳳><翔鶴><飛鷹><瑞鳳><千歳><千代田>
<武蔵>
<鈴谷><熊野><愛宕(自沈)><鳥海(帰路、潜水艦により)>
<阿賀野><鬼怒><大井>
駆逐艦8隻

大破
<龍鳳><隼鷹>
<霧島><伊勢><日向>
駆逐艦4隻

中破
<瑞鶴>
<大和><榛名>
<高雄><妙高><筑摩><摩耶>
<北上><那珂><球磨><多摩><木曽>

アメリカ海軍

沈没
<ファンショー・ベイ><セント・ロー><ホワイト・プレインズ><カリニン・ベイ><ガンビア・ベイ>
<ワシントン><マサチューセッツ><アラバマ><メリーランド><ウエストヴァージニア>
<ミシシッピー><カルフォルニア><テネシー><ペンシルヴァニア>
<ルイスビル><ポートランド><ミネアポリス><シュロップシャー>
<ヴィンセンス><マイアミ><ピクロシー><ナッシュビル><ボイシ><フェニックス><サンタフェ>
<デンバー><コロンビア>
駆逐艦26隻
輸送船団多数

大・中破
<プリンストン(陸上機の攻撃)>
<バーミングハム>
駆逐艦7隻
輸送船団多数

881yukikaze:2014/07/21(月) 18:48:07
何とか終了。いやあ・・・派手な殴り合いさせたもんです。
当初の予定と比べてアメリカ海軍巡洋艦部隊の被害が激増していますね。
当初予定では8隻沈没でしたが、第七艦隊が文字通り全滅してしまったので
最終オーダーは13隻の沈没。
これですらまだ回復可能って所に、米帝いい加減にしろという気分が起きるの自分だけ?

あと、読めばわかりますが連合艦隊も、戦略上では圧勝ではなく辛勝ですね。
これ以降日本海軍は大規模な海上機動戦を封じられることになります。
小沢機動艦隊を囮にした代償は大きいものでした。
逆にアメリカ海軍は、戦術的には大敗ですが、第三艦隊の空母群が、艦載機は
半減しましたがそれ以外は無傷ですので、半年後は強力な牙となって攻め込める
ことになります。つまり時間が立てばたつほど日本が不利に。

もっとも、大規模渡洋戦力が壊滅し、司令部も太平洋艦隊と第三艦隊は更迭確定で
第七艦隊は文字通り消滅と、アメリカ軍の人材枯渇は司令部の面で深刻な影響を与える
ことになる訳ですが。

一応次回がラストエピソードになります。
ストーリー的にお気に召さない方もおられると思いますが、次が最後ですので
我慢していただければ幸いでございます。

882New:2014/07/21(月) 18:52:12
乙です。武蔵散る( `ー´)>
米海軍は頭が冷えたと思ったら大被害で真っ青になってそうだな。

883名無しさん:2014/07/21(月) 19:03:33
すいません、ピクロシーって何ですか?

ググっても出てこないのですが

884名無しさん:2014/07/21(月) 19:04:19
乙です。大和型戦艦は化物か……
それにしても、武蔵の沈没位置もわかってるから宇宙戦艦ヤマトではヤマトとムサシにシナノまで加えた大和型三姉妹の活躍が見られそうですな

885トゥ!ヘァ!:2014/07/21(月) 19:06:14
乙です

殿艦隊に敬礼

にしても両軍とも凄まじい被害が出たもんだ(汗

886yukikaze:2014/07/21(月) 19:09:08
>>882
後世ハルゼーが愚将扱いされる要因の一つとなります。
無理な進軍をしたことで被害を増やしてしまったと。
反対派にしてみれば翌日の航空攻撃で対応できたはずだと。
まあここら辺は全部ifになっちゃうんですけどね。

>>883
失敬。ビロクシーの打ち間違いですわ。

>>884
実際問題化物ですよ。
少なくとも3万5千トン級戦艦なら2隻相手に出来る位のレベルですし。
だからこそリーは史実ラプラタ沖海戦の戦法を利用して、数で押しつぶそう
として、半ば成功を収めています。
彼らも何も考えていなかった訳じゃないんですよ。

887攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2014/07/21(月) 19:12:27
お疲れ様です。
いや〜、武蔵、壮絶な最後でしたね…。
鈴谷、熊野も重巡のお手本的な戦いでしたし。

>ピクロシー
綴りからいえば"ビロクシー"のほうが正しいかも。
クリーブランド級軽巡洋艦 Biloxi CL-80(同級計画18番艦、就役12番艦)

888名無しさん:2014/07/21(月) 19:12:54
アメリカの巡洋艦丸々消滅してね?これは

889名無しさん:2014/07/21(月) 19:14:33
さりげに史実では沈んだプリンストンが生還しているんだな

投下乙です

890名無しさん:2014/07/21(月) 19:14:47
しかし、ここまでやっても勝てないって米国どんだけやねん……
連合艦隊やロイヤルネイビーなら既に二回どころでなく消滅してるぞ……
earthさんが本編で水葬戦記を決断する訳だわ

891名無しさん:2014/07/21(月) 19:22:18
アメリカとソ連にそこそこ巨大な隕石が落ちるのを祈るレベル。

892名無しさん:2014/07/21(月) 19:35:07
>>890
最終的に日本の方が戦力尽きて敗北を受け入れざるをえなくなるレベルの相手だからね。

893名無しさん:2014/07/21(月) 19:36:23
逆にいえば、アメリカ海軍以外なら、余裕で勝てる日本海軍という

894名無しさん:2014/07/21(月) 19:37:44
機関銃持ち出すなよw

895名無しさん:2014/07/21(月) 19:39:11
レイテ当時の戦力ですらフランス、イギリスボコれるのにイタリア、ドイツ海軍ときたら。

896名無しさん:2014/07/21(月) 20:23:05
工業力が低いとか上層部の硬直とか陸海軍の対立とか言われても、世界3位の海軍力は伊達じゃない。
ロイヤルネイビーだって戦艦は旧式か欠陥艦で空母の中身はアレという状態です。

897名無しさん:2014/07/21(月) 20:26:32
第2位と評価してもおかしくないな。実績的に

898トゥ!ヘァ!:2014/07/21(月) 20:28:27
色々いわれれますがアメリカと真っ向からやり合えた稀有な海軍なんですよね…

899名無しさん:2014/07/21(月) 20:36:45
>>893
単純な海軍の軍事力では当に第二位なんですよね。
長距離移動するだけの補給手段が確保できるかとかは別にしますが(汗)

アメリカはそういうのも含めて当に世界最強なんだよなあ。

900名無しさん:2014/07/21(月) 20:42:16
史実でもアメリカ以外だったら海軍の再建をあきらめるレベルの損害を与えてるけど、
それを回復するどころか数倍の艦隊にして戻ってくるのがアメリカ

901トゥ!ヘァ!:2014/07/21(月) 20:50:23
もうアメリカってなんなの…

902名無しさん:2014/07/21(月) 20:52:30
ファンタジー国家もしくは超大国

903名無しさん:2014/07/21(月) 21:15:42
他にもマンハッタン計画とかVT信管の開発生産の予算も別枠。
ジェットもパーシングも無理すれば実戦配備可能だけどそのままでも勝てるから技術の熟成を選択。
これがコメリカ帝国。

904名無しさん:2014/07/21(月) 21:17:02
ところがどっこい‥‥‥‥幻じゃありません‥‥‥‥! 現実です‥‥‥! やつは現実‥!(濁った眼

905名無しさん:2014/07/21(月) 21:18:53
もし日本がそんなアメリカの艦隊をその都度火葬にしていたら日本どんな二つ名をもらっていたんだろうか。

906名無しさん:2014/07/21(月) 21:23:25
火葬国家日本とか?
火葬国家vs幻想国家

907名無しさん:2014/07/21(月) 21:24:36
海上のルーデルだなこれ以上の説得感はない。

908名無しさん:2014/07/21(月) 21:25:09
軍事的正論を真正面から押し通せる唯一の国。
最近は色々と配慮が過ぎてのた打ち回っている様ですが。

909名無しさん:2014/07/21(月) 21:27:55
やはり経済大将軍には米帝も勝てないのか

910名無しさん:2014/07/21(月) 21:28:10
陸のヘイヘ、空のルーデル、海のYAMATO

911名無しさん:2014/07/21(月) 21:31:35
三体揃ってバビル二世の下僕なりって違うかw

912名無しさん:2014/07/21(月) 21:31:51
ギネスに乗るな大和型戦艦伝説が。

913名無しさん:2014/07/21(月) 21:32:33
まあ、たとえどう足掻いても結局は正攻法で踏みつぶしてしまえるんですよねえ。

総合していくと戦術勝利を収めた側が人的にも物的にも筆舌にし難い大損害を最終的には負っているんだよなあ。

914名無しさん:2014/07/21(月) 21:35:40
>>912
アメリカも載るかもね戦術的敗北を幾度もしたが正攻法により結局日本に自分以上の損害を与え屈服させたんだから。

日本海軍は壊滅し、陸上機部隊も九州方面の精鋭が壊滅状態。陸軍もすり切れている。という結果が残るからね。

915名無しさん:2014/07/21(月) 21:37:26
流石のアメリカだって戦艦数十隻空母数十隻その他千隻位沈めれば勝てるから(震え声

916名無しさん:2014/07/21(月) 21:38:45
しかし・・・マリアナの攻略は諦めたはずなのに
陸軍が報復としてB29で東京を丸焼けにしたとあるけど
何処から飛んできたんだ?

917名無しさん:2014/07/21(月) 21:40:30
旧八八艦隊物語だったか、陸の東部戦線、海の太平洋戦線。と言っていたが、この世界も損害を見るとそう言われそう。

918名無しさん:2014/07/21(月) 21:43:04
中国の基地からは可能……だが、展開と補給が大変なので
丸焼けにするには何回爆撃が必要なのか。と言うか、護衛機なしで燃料ギリギリだからキツイぞ

919名無しさん:2014/07/21(月) 21:44:22
空母を合体させてだな…

920名無しさん:2014/07/21(月) 21:46:46
護衛空母を横に50隻?

921名無しさん:2014/07/21(月) 21:47:58
いやいや、合体させるならB29をだな。ツインフォートレスとか胸が熱くならんか?

922名無しさん:2014/07/21(月) 21:48:43
福島「過去の米軍の実績が私の言葉の正しさを証明してます(キリッ」

923名無しさん:2014/07/21(月) 21:50:09
報復って何ぞや?

と思ったら、>>624のssね

確か、これはyukikaze様のss観だからマリアナは占領してませんね

おっしゃるように色々足りませんね

924名無しさん:2014/07/21(月) 21:50:39
>>918
マリアナが制圧できないと反復爆撃を何度も繰り返さんとあかんからねえ。
日本軍が維持できなくて自発的にマリアナから撤退した、でもないと。

925名無しさん:2014/07/21(月) 21:52:49
>>916
ひゅうが氏の世界観でもマリアナでアメリカ軍は大打撃を受けているはずだからね。
ただマリアナが守り切れたかどうかはわからないからその後、結局陥落ないし日本軍が撤退するしかない状況に追い込まれ占領したマリアナから一斉に出撃という可能性もあるかと。

926名無しさん:2014/07/21(月) 21:55:53
それに史実と違って戦後も1個とはいえ空母機動部隊を保持し続けるわけだから、運用ノウハウなんかも途切れることなく存続するわけで
今後は合同演習もやるだろうし日米機動部隊は仮想的には困らないから、米海軍なんかは史実より運用がより洗練される可能性もあるね

927名無しさん:2014/07/21(月) 21:57:09
恐怖!100機単位のガソリンの空中給油。
途中不時着でソ連が大量にゲットした模様。

928名無しさん:2014/07/21(月) 22:01:26
>>926
米軍指揮下での合同艦隊による作戦行動なども普通に考えられるからねえ。
当然の様に合同訓練を繰り返し演習も行うから当然、洗練されていくよね。

順次独立していく親米国家とも軍事演習するだろうし全体的に底上げできるかもね。

929ひゅうが:2014/07/21(月) 22:13:10
ああ、日本側はマリアナ防衛困難と判断し撤収にかかっています。
しこたま艦砲射撃で叩かれたうえ、5倍の敵戦力に攻められて防衛線力は壊滅寸前。
そこへきて数十隻の空母機動部隊が真珠湾に姿を現したわけですから、とても防衛態勢の再建は困難です。
(マーシャルやビアク、パラオが陥落していますし)

これらの結果、レイテ沖時点(10月末)でマリアナは陥落。
日本本土への大規模空襲は12月からとなり、空襲被害が大幅に縮小されることとなります。
副次的効果として、レイテへの投入戦力が少し少なくなっています。

930yukikaze:2014/07/21(月) 22:22:24
>>887
日本海軍重巡の一番恐ろしい所ですよねえ。艦隊決戦に徹底的に
適合させたために、近距離での突撃戦に猛威を振るうと。

>>888
ソロモンの被害も合わせると、並みの海軍なら壊滅状態です。
アメリカ海軍だからこそなんとか耐えぬいている訳でして。

>>894
いや・・・これでも押さえたんですぜ。最初の原案はM1917でしたし。

>>912
世界で一番多くの戦艦を沈めた戦艦でのるかも。
以前提示しましたけど大和と武蔵合計で2ケタ沈めているんですよねえ。

>>913
アメリカの戦争マシーンがフル稼働した時点でピュロスの勝利以上の勝利はありえません。
しかも一度犯した失敗は二度としないのがデフォですから。
戦術的には大敗北したフィリピン戦も、前回のマリアナの敗因である基地航空艦隊と
空母機動艦隊の飽和攻撃を、基地航空艦隊を叩き潰すことで封殺していますので
戦訓を反映しているんですよ。

>>925
ひゅうが氏の世界観では第一次マリアナ沖海戦では攻略できなかったけど、
後に攻略していそうな雰囲気なんですよねえ。
フィリピンのあの大敗北で渡洋戦力が壊滅した以上、マリアナに行けるかというと
困難だと思ったので(行こうと思えば行けるが、その代わり沖縄戦は相当ずれる)
パラオからの空襲だけにしましたが。

まあパラオからでも東京爆撃できますし、夜間低域での空襲(焼夷弾)且つ強風で
下町が焼けた可能性はありますが。

931894:2014/07/21(月) 22:32:39
キングって相当嫌われてるんだな。

932New:2014/07/21(月) 22:41:50
ニミッツは戦後にMG42でも使ってそうだな。

933名無しさん:2014/07/21(月) 22:42:09
>>931
女好きで大酒飲みだったんで奥さんや子供からも総スカンだったらしいからね。
ぶっちゃけどうやって結婚したんだろうこの人?

934894:2014/07/21(月) 22:45:57
パーティに出席しながら、頭ん中では飛ばす部下の名前を浮かべてて
手は女のケツを触ってた、とかなんとか。

結婚は、上司が勧めたかなんかかな。

935名無しさん:2014/07/21(月) 23:07:49
確か結婚できていないと一定以上の階級には上がれなかったからじゃないっけ?

936名無しさん:2014/07/21(月) 23:20:46
しかしアメリカは人的資源は大丈夫なんですかね。
当時のアメリカの人口は1億3千万人くらいですからね。
人的被害が多いと兵器があっても兵士がいないという状態になりかねないんですが。

937名無しさん:2014/07/21(月) 23:21:06
この当時だとある程度の年齢だと結婚してるのが常識で、
結婚してないと人格等何か問題があると思われてしまう

938894:2014/07/21(月) 23:38:35
結婚云々は、今の日本の警察もだな。
離婚したりすると、出世が遅れるとか。

939名無しさん:2014/07/21(月) 23:40:43
>>936
確実に影響がでてくるだろうね。
戦後は日本の戦力を本格的にあてにしないといけないくらいには。

……アメリカでもガチで20〜30年は軍務省にとって涙すべき時間になるんじゃ(汗)

940名無しさん:2014/07/21(月) 23:42:47
大西洋では英・西独・伊三国、極東では日の戦力をかなり当てにしているでしょうね。
それとアジアでは台湾・ベトナム・インドネシアの戦力も当てにしているかもしれませんな。

941名無しさん:2014/07/21(月) 23:51:11
>>936
問題がないわけではないですが仮に戦死者の数が史実の倍になってもソ連の二十分の一以下。

942名無しさん:2014/07/21(月) 23:59:15
むしろソ連の戦死者数が異常なんだよww

なんであそこからある程度だが立ち直れたんだw

943 テツ:2014/07/22(火) 00:00:06
投下乙です
チェス親父、一体ストレス発散に何百発使ったんだ・・・(汗



既に陸海合わせて10万人以上のアメリカンボーイズが水漬く屍、草生す屍となってますからね
フィリピンを完全奪還したとしても、収支は大赤字でしょうね

944yukikaze:2014/07/22(火) 00:03:39
それではカーテンコールです。

  戦後夢幻会ネタSS――前史「彼らは来た」

9 饗宴の果てに

フィリピン沖海戦の結果は全世界を驚愕に陥れた。
万全の態勢で攻め寄せたと思われていたアメリカ軍は、日本軍の死力を超えた防戦の前に、大敗を喫したのだ。
戦艦だけでも9隻沈み、大規模な侵攻船団はレイテで壊滅。
死者が陸海軍併せて12万名。重度の負傷者も入れれば15万名近くを1戦で失ったのだ。
今後の戦争スケジュールに影響を及ぼすには十分過ぎる打撃であった。

このアメリカの大敗に各国の反応はさまざまであった。
ドイツのヒトラー総統は歓喜した。
彼は日本海軍の偉大な勝利を讃える演説をすると共に、アメリカの戦争脱落が近い事を高らかに歌い上げ
ドイツの勝利が近づいていると獅子吼した。
この彼の確信は、最終的には翌月行われた「ドイツ機甲部隊最後の勝利」と呼ばれるバルジの戦いを
引き起こすことになる。
対照的にイギリスのチャーチル首相は苦虫をかみつぶしていた。
太平洋でのアメリカの大敗は、日本の降伏スケジュールの大幅な遅れを意味するものであり、それは
日本に奪われている植民地解放が遅れる事でもあるからだ。
忌々しいことに今回の勝利で、水面下で接触していた独立指導者たちがイギリスに距離を置き始め、
植民地人の中には日本人の強さにあこがれを持ち始める者が増えだしたのだから猶更であった。
中華民国の蒋介石総統は頭を抱えていた。
夷を以て夷を制する筈が、日本軍の強さは彼の想像以上の強さであり、逆に彼らの方が屈服されかねない
勢いであった。彼はアメリカに更なる援助を要請すると共に、密かに日本との停戦へのパイプを作ること
も考慮し始めるようになった。彼にとって大事なのは自分の権力なのだ。
この状況を最も楽しんでいたのはソ連のスターリンであった。
欧州並びに極東でのソ連の価値がますます上がることが明白であったからだった。
彼は如何にして利益を上げられるか策謀に勤しむことになる。

各国がこのような思惑を抱いている中、渦中の両国はどうかというと政治的混乱に陥っていた。

945yukikaze:2014/07/22(火) 00:05:06
まず日本である。
国民は純粋に海軍の勝利に沸き立っていた。
正規空母2隻、そして巨大戦艦武蔵を失ったのはショックであったが、9隻の戦艦と15万人もの死傷者を
相手に強いたのである。国民は「連合艦隊の大反撃」に喝采を上げ、アメリカが降伏を申し出る日も近いと
勝手な憶測を立てていた。
だが、軍上層部においては大勝利を祝うどころか、海軍の怒りが爆発していた。
海軍にしてみれば、空母機動艦隊を壊滅させ、至宝というべき武蔵を失いながらも、アメリカ陸軍の大半を
レイテで撃滅したにもかかわらず、その残存部隊をむざむざ逃がした陸軍の失態に堪忍袋の緒が切れたのだ。
実際、レイテの大勝を聞いて意気軒昂になった第14方面軍は、既に敗残兵であるとしてレイテでゲリラと
戦っていた1個旅団の部隊を、マッカーサーが籠っているタグロバンに攻め込ませたが、本気になった
マッカーサーに叩き潰された挙句、負傷者も含む全部隊の撤退をむざむざ許したのであった。
第14方面軍は旅団長を処罰することで事態を収拾させようとしたのだが、フィリピン戦以来続く第14方面軍の
失態がそれで帳消しになるはずもなく、天皇の面前で古賀軍令部総長に面詰された東条は、第14方面軍関係者
の徹底的な処罰と、自身の陸相及び参謀総長職の辞職を表明するに至った。
勿論、対外的には「国家戦略に集中するため」とされていたが、今回の一件で東条の権力が失墜したのは
事実で、冬に行われた内閣改造では、遂に海軍から引導を渡された嶋田に代わって、副総理兼海相として
米内光政が、陸相に中立派の阿南惟幾が、陸軍参謀総長に東条と仲が悪い梅津美治郎と、軍に対する
発言権は格段に縮小している。
もっとも、東条は自身が考えていた「一撃講和論」が画餅に終わった事で、もはや戦争の行末に絶望し、
死に場所を探し求めるかのような心境を抱いていたことが、この頃の彼の日記からうかがえる。

そして大敗を喫したアメリカであるが、日本のそれが嵐だとしたら、アメリカのそれは天変地異であった。
それはそうだろう。アメリカ建国史上最悪の大敗北なのである。
欧州でも極東でも優位に立ちつつあった中での敗北なのだから、猶更風当たりは強かった。
その中でも怒り心頭だったのが、陸軍――いや、マッカーサーであった。
半ば八つ当たりのごとく攻め込んできた日本陸軍を撃破し、撤退する際も一番最後に乗船することで
「不屈の男 マック」「悲劇の将軍」とイメージ戦略に成功し、株が下がることはなかったものの、
悲願のフィリピン奪回を崩壊させた海軍への怒りは凄まじかった。
マッカーサーは自分達が建てた戦略がいかに優れていたかを事細かに説明してのけ、そしてここまでしたのに
なぜ負けたのか理解できないと、暗に海軍の失態を強調してのけていた。
陸軍上層部にしても、これからの戦略と戦後の政治的発言権を考えれば、マックを諌めるどころか、全力で
マックのサポートに当たり、アメリカ国内において陸軍は文字通り同情される存在になった。
そして陸軍への同情は、同時に歴史的敗北を引き起こした海軍への断罪へとつながっていく。
大手マスメディアや市民たちは口々に海軍の無能を叫び、レイテで戦死した将兵達の家族の声を紹介し、
それが更に海軍への批判へとつながった。
ワシントンと海軍が、被害のあまりもの凄まじさに報道管制を敷こうとしたのも裏目に出た。
海軍と政府は真実を隠そうとしているというマスコミの追及に、政府は釈明に追われることになり、
事態は、議会による大統領権限の縮小という事態にまで話は及ぼうとしていた。
議会にしてみれば、前人未到の第四選を果たしたルーズベルトの権力にどこかで歯止めをかけないと
万が一独裁者になった時が危険であると考えたのだ。
ヒトラーが民主的に独裁者になったのを考えればその懸念も無理はない事であった。
彼らはルーズベルトの能力は認めていたが、ルーズベルトが独裁者になるのを認めるつもりはなかった。
そして議会側の戦争指導に対する追及と、連日のマスコミの批判はもともと体が頑健でないルーズベルトの
心身を蝕むことになり、遂に11月15日に、議会の答弁中ルーズベルトは倒れ、そのまま執務不能に陥ること
になる。

946yukikaze:2014/07/22(火) 00:05:36
戦争期間中に政治的空白が起きるという最悪の状況にアメリカ政界は混乱し、そしてそれは戦争指導の
混乱に繋がることになる。連合国にとって最悪の危機であり、そしてスターリンが野心を増長させた
要因でもあると言われている。
結果、1週間の政治的空白の後、現副大統領であるウォーレスが大統領となり、次期副大統領のトルーマン
が副大統領になることが決定された。
トルーマンも「ウォーレスならば」と彼を支えることを表明し、ウォーレスも議会に協力を求めた事から
議会も彼には協力的で、バルジの戦い以後の苦境にも大統領を支える事で、ヒトラーの言う「アメリカの
脱落」どころか「危機時におけるアメリカの真の強さ」を証明することになる。
もっとも、今回の敗戦で海軍の政治的発言力は地に落ちてしまい、ニミッツ太平洋艦隊司令長官は辞職。
ハルゼー大将も二階級降格の上予備役編入、ミッチャー中将も休養を名目に空母機動艦隊司令官の職を
キング子飼いのマケイン中将に奪われることになる。
もっとも、キングも部下に責任を負わせて子飼いのお気に入りを空母機動艦隊司令官にしたとして、
海軍内の声望を極度に低下させ、それが「キングの大博打」と呼ばれる沖縄侵攻作戦へとつながっていく。


戦後、フィリピン沖海戦を語る上で、必ず触れられるifがある。

―――ハルゼー艦隊が最低でも31日夜半にフィリピン中央部から南部へと
   布陣しなおせば、アメリカ海軍の勝ちではなかったかと。

事実、戦後の査問委員会でも、この点を指摘され、結果的にハルゼーは
『米海軍史上最悪の敗北をした提督』として、即日予備役編入され、
歴史上から姿を消すことになる。

確かにこのifは魅力的なifではある。
仮にサマール沖に布陣しなおすことが出来れば、圧倒的な航空戦力で
宇垣艦隊を押しつぶすことは可能であっただろう。
そうなればレイテ沖の悲劇が起きる可能性もなくなるのである。
だが、事実はそうならなかった。
ハルゼーの航空機部隊は遂に宇垣艦隊を捉える事は出来ず、レイテ湾に
突入する宇垣を阻めなかった。

ハルゼーは、多くのこの人間から同種の質問を受け、そして沈黙で答えた。
彼は死ぬまでこの話題について論評しなかったが、ただ一度だけ、ある
人物の新聞でのコメントを読んで静かに涙を流したとされる。

『私がハルゼー提督と同じ立場にあったとしても、彼以上の行動を成し得た
 とは到底思えない。彼は与えられた条件下において最善の策を取り続けた。
 多くの人は私をレイテの勝者というが、私はそう思ってはいない。
 そう簡単に評価できるほどあの海戦は甘くはなかった』

男の名前は、小沢治三郎退役海軍大将と言った。

947New:2014/07/22(火) 00:13:04
乙です。日米ともに政治的にグロッキー状態w。
沖縄でも米軍が悪夢を見たしキングは陸軍に祟り殺されそうだな。

948yukikaze:2014/07/22(火) 00:14:04
これにてレイテ沖海戦終了。皆様付き合っていただきありがとうございました。

日本側はもう諦観すら漂っています。あれだけ叩き潰したのにまだやる気だよと。
東条が首相をやり続けているのも半ばスケープゴートです。
現状では和平派と言えども合衆国内部の政治状況が分からず身動きできませんし。

アメリカ側は、政府は危機に落ちいった時の強さを発揮します。
ウォーレス自身が議会に敬意を持ち、議会の面子を立てるようにしていますので
議会側もウォーレスにはかなり好意的です。
ただフィリピンの結果が結果ですので、海軍側はどうしても冷遇されざるを得ず、
結果的にキングの大博打へと繋がります。

次は許可いただけたら、パットン親父太平洋に来る辺りでしょうかねえ。
沖縄沖海戦はプロットできているんですけど、流石にこの前みたいに何度も言及
しているのにも関わらず、その言及部分無視して「違和感がある」「おかしい」なんて
言われると、あまり書く意欲がわかなくなるんですよねえ。
作品の批評をされる分には構わないんですけど、流石に文中で指摘しているにもかかわらず
それ無視して批判される(それも複数回)のはしんどいですし。

949名無しさん:2014/07/22(火) 00:19:21
乙でした
ハルゼーの一番の理解者が、かつての敵と言うのは何ともはや・・・
それだけに救いにはなったでしょうね


感想ではなくイチャモンを付けるのが目的の人は無視するのが一番
それでも突っかかってきたら嵐として処理すればおk

950トゥ!ヘァ!:2014/07/22(火) 00:28:48
乙です

戦ったからこそハルゼーのことを理解できた敵がいた。って感じですかね。

951New:2014/07/22(火) 00:30:30
武蔵とか後でヒラコーが異世界に飛ばしてそうだな。

952名無しさん:2014/07/22(火) 00:32:50
一番元気なのがスターリンってのがなぁw

953名無しさん:2014/07/22(火) 00:36:07
乙です。大変楽しませていただきました。
それにしても、うーむ……陸軍ェ……(どっちも)
そしてルーズベルトは倒れましたか
まあ、こんな状況では無理もない……
ヒトラーとスターリンを除いて各国首脳陣が頭抱えるのも仕方ない結果になってるし

954名無しさん:2014/07/22(火) 00:39:09
乙です。
その内ニミッツが捕獲品の100式短機関銃あたりでキングを撃ち殺しそう。
もしくはマックが捕獲したチハで海軍省に乗り込むか?

955ハニワ一号:2014/07/22(火) 00:45:02
乙です。
沖縄でも損害を受けるでしょうから米海軍の冷遇が回復されるのはいつになる事やら。

956名無しさん:2014/07/22(火) 00:49:24
投下乙です!

>>米帝いい加減にしろ
これだけ損害を与えても時間稼ぎにしかならないって・・・

957名無しさん:2014/07/22(火) 01:09:12
ニミッツ「キングの大馬鹿野郎はどこに居る!」
部員「アリゾナの果てで釣りを楽しんでくると言って出て行きました!」

958名無しさん:2014/07/22(火) 01:12:18
普通なら真珠湾攻撃の時点で卒倒
フィリピン取られたら諦めモード
南太平洋海戦とかガダルカナルで海軍は消滅する
……普通だったら

史実沖縄だって、あの状況下で上陸部隊の死傷率がとんでもないレベルになるくらい頑張ったのになぁ……上陸部隊18万3000人、全体で54万8000人なのに死傷者8万4532人も出して司令官も戦死とか……

959 テツ:2014/07/22(火) 01:13:38
まだ御代わりが効くから、米帝さまの相手はしたくないんだよな
人的資源は間違いなくあっちもキツイだろうけれど

960名無しさん:2014/07/22(火) 01:19:44
>>957
こち亀の部長と両さんですかいw

961yukikaze:2014/07/22(火) 01:20:08
>>939
これまでの海戦によって多くの高級将校が死んだか失脚ですから。
空母機動艦隊だけ見ても、フレッチャーの司令部に、スプルーアンスの
司令部、それにハルゼーの司令部と、戦死か更迭ですから。
これに水上艦艇では、第七艦隊の高級将校はほぼ全滅。
ソロモンでは、スコット、キャラハン、マクモリス等の司令部が全滅と、
日本海軍は「妖怪首おいてけ」なのか? と言いたくなるほど、
猛威を振るっていますし。

>>949 >>950
史実キンメルもそうですが、アメリカは失敗者には厳しいですから。
特に今回のハルゼーは、結果論とはいえあれだけの兵力を与えられての
大敗北ですので、社会的に抹殺されたも当然ですし。
イエロージャーナリズムとかが、ハルゼーの家族の所に行って嫌がらせとか絶対していそうですし
キングがそれを庇うとは思えませんですしねえ。
小沢がああいうコメント載せたのも、そこら辺を知らされて、本気で不快に
思った部分が大きいです。

>>952
スターリンにとっては漁夫の利を得る最高の状況ですから。
調子に乗りすぎて後は転落ですけど。

>>954
いやあ・・・ニミッツはともかく、マックは実は高笑い状態です。
何しろ「悲劇の英雄マック」というイメージ戦略に大成功しましたから。
お蔭でバルジの戦いでの敗北に、アメリカ国民から「マック待望論」が出て
マックも「欧州の方が目立つな」という事で、欧州方面軍総司令官に就任
するというお土産貰いましたから。
ありていに言えば、アメリカで一番利益えたのがマックです。

>>955
朝鮮戦争後ですかねえ。
朝鮮戦争始まる前は、マリアナ、レイテ、硫黄島、沖縄と被害が連発し
欧州でもバルジで痛い目見ましたので「核爆弾で被害を防げる」という
空軍の主張に世論が飛びつきましたから。で・・・海軍が一番冷遇を受けると。

>>956
ほんと嫌になりますよね。米帝様は。

962名無しさん:2014/07/22(火) 01:21:10
日米ともにお互いを「もーやだコイツ」とガチで思ってるだろうな

963 テツ:2014/07/22(火) 01:23:06
それでマックが欧州に行く事になるんですね

964名無しさん:2014/07/22(火) 01:26:24
スターリンとかけてシン・アスカと説く。
調子こくと転落

965名無しさん:2014/07/22(火) 01:27:40
ふと。

この世界の、「日曜日洋画劇場」で「パットン大戦車軍団」を放映したら視聴率すごいことになりそうですねー その時間は銭湯がガラガラになりますねー 吹き替えがまた凄い事になりますよ、歌舞伎の大御所とか連れてきそうですねー。
では、また来週。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。

966 テツ:2014/07/22(火) 01:31:36
ウィキ先生の記述に
「パットンの生涯を映画化する動きは1953年に始まり数回行われた。パットン家はプロデューサーその他から映画制作への協力を申し込まれた。彼らはパットンの日記と家族の出演を望んだ。しかし彼らが一家を訪問したのはパットンの未亡人のビアトリス・エール・パットンの葬儀の直後で、その後家族は映画に対し頑なになり、映画化への協力を拒絶した。」
・・・空気読めよ

967 テツ:2014/07/22(火) 01:35:27
パットン大戦車軍団に続編があることを(パットン将軍最後の日々)、意外なことに知らない人が居ますが、戦後夢幻会世界では占領下日本〜朝鮮戦争〜離日までが日本の全面協力の下で撮影される可能性が

968名無しさん:2014/07/22(火) 01:38:00
映画で言えば、猛将タイプのパットンを調査していたドイツ軍情報士官がこう評していたな
「これであんたもおしまいだ。戦争が終われば用済み。根っからの軍人さ。偉大なる時代遅れが」

日本では、戦後も偉大な将軍として統治に携わる訳だ
と言うか、マックより判り易い性格と気質でこっちの方が日本人的に好かれやすいと思うがどうかな?

969 テツ:2014/07/22(火) 01:45:04
日本の歴史教科書に間違いなく掲載される偉人ですね

970名無しさん:2014/07/22(火) 01:47:55
この世界ではWW2を「(兵の)質の枢軸、量の連合の戦い」見たいな評価がされるのかな?

大和型は「太平洋戦争中最も活躍した兵器」とか(その後のメディア展開もあって)巷で言われたりするのだろうか。

971名無しさん:2014/07/22(火) 01:53:24
戦果が殆ど核兵器級だしな、戦後夢幻会大和型は

972名無しさん:2014/07/22(火) 02:11:25
小沢さんの発言ネタは史実のチャーチルか

木村は予備役送りだが、富永は「さぁ、地獄を楽しみな!」と銃殺だな

973名無しさん:2014/07/22(火) 02:12:27
そしてこれに更に輪をかけて暴れ狂いながら最後まで生き延びてしまった太陽帝國さんとこの大和型三姉妹……

974名無しさん:2014/07/22(火) 02:17:11
米英を相手に散々暴れまくった後、北方を狙ってきた赤い熊の群れを艦砲で消毒したものねぇ

975名無しさん:2014/07/22(火) 02:34:35
史実でも人気があると言われながらハルゼーは空母にも、ネームシップにもならなかったが、こちらではフリゲートにも名付けられないというか、WW2の指揮官で名前を付けてもらえる人物が激減している。

976名無しさん:2014/07/22(火) 02:36:21
キング「最初から嫌われてハブられていたオレに隙は無かった」

↑仕事の有能さが無ければ、陰気で執念深く粗暴で上司からも部下からも嫌われ抜いた問題児だし

977名無しさん:2014/07/22(火) 02:41:25
空母ダグラス・マッカーサーとかは逆にできそう

978名無しさん:2014/07/22(火) 02:51:33
キングはフォレスタルやレーヒとは無茶苦茶仲悪かったんだっけ?
有能だけでなく人物眼は的確だったよな、ロックウッドやスプルーアンスとか

そういやデビソンやフィッチやモントゴメリやバックマスターは生きているのかな?

979名無しさん:2014/07/22(火) 02:54:42
パットン「何かしらねーけど、戦後出来た東京の電波タワーに俺の蝋人形があるんだが」

980名無しさん:2014/07/22(火) 02:58:04
アーネスト・キングって能力無かったら
ただのダメ人間だったらしいからな。

981名無しさん:2014/07/22(火) 04:08:03
破屯(ぱっとん)、戦後の自衛隊なりで使えないかなぁ……

982名無しさん:2014/07/22(火) 04:10:16
>>973
あすこの連合艦隊には、日露戦争級の幸運の女神が付いてるから……(震え声

983名無しさん:2014/07/22(火) 04:38:55
でも、そこまでやって得たものが条件付き降伏(核攻撃阻止は出来なかった)だからね……
一応、名誉ある降伏の範囲だし本土も空爆に巻き込まれなかったからよしの内か?

そーいえば、あそこでもマックは勝ち組だったな
満州に降り立って黄土史上最高の皇帝になってたねw

984名無しさん:2014/07/22(火) 06:30:08
>>982
あのSSの米軍は最終的に笑うしかない程に大損害を受けてますからね(汗)
もっとも、戦後賠償で信濃(戦艦)を米国に持っていかれましたが

>>983
もっとも、その後の中華動乱で(強化型原爆を使用した結果)
本国に帰る羽目になったんだよなぁ

985名無しさん:2014/07/22(火) 08:27:03
>>983
マックはなんだかんだで勝ち組の椅子に座ってそうなイメージがある

986四〇艦隊の人:2014/07/22(火) 08:30:05
yukikaze氏乙。
やっぱり大和型はとんでもない怪物ですね……。
そしてこれだけ痛めつけてもまだ立ち上がって倍返しだ!!とか言い出すアメリカ……。
下手なファンタジーよりよっぽどファンタジーですね……。

987名無しさん:2014/07/22(火) 09:08:55
史実だとアメリカ兵を一番殺したのはドイツ軍だったけど。
この世界ではアメリカ兵を一番殺したのは日本軍になっていそうですね。

988Monolith兵:2014/07/22(火) 10:22:28
乙です。
日本海軍はこれで壊滅か。一国に匹敵する陸海軍を叩いたと言うのに、それでも大艦隊と大陸軍を編成できるアメリカって一帯・・・。
そして、日本陸海軍が史実同様仲悪くてなんか安心した。
おかしい感じだけど、火葬戦記で無双状態の日本の弱点見つけたら何故か安心してしまう。(´・ω・`)

989名無しさん:2014/07/22(火) 11:12:55
乙です。

そろそろ次スレのお時間ですが。

990名無しさん:2014/07/22(火) 14:12:50
じゃあ代わりに立ててくるよ。
少し待ってください。

991名無しさん:2014/07/22(火) 15:27:03
>>983
ひゅうが氏のルートだと東京がレイテの報復で大空襲されているね。
その報復が沖縄特攻なんだけど……米軍の損害もばかにならんが日本海軍が壊滅し陸上機部隊が消滅寸前になるからなあ。
まあ、条件付き降伏に持ちこめたことを喜ぶべき状況かと。

992名無しさん:2014/07/22(火) 15:30:38
この世界だと日章丸事件は起きるかな?

993名無しさん:2014/07/22(火) 15:52:40
>>992
英国最後のあがきの一環ですから起きるかもしれませんね。
史実通り米国は英国の独占打破を狙っているでしょうから日本側に立ってくれるでしょうしね。

994名無しさん:2014/07/22(火) 16:11:17
国としての立場を明確するとこじれるでしょうから史実通り「何も知りませんでした(テヘペロ)」
でいいかと。

995名無しさん:2014/07/22(火) 17:28:59
>>994
史実通りでいいという事ですな

996名無しさん:2014/07/22(火) 17:52:07
なぜかこの世界の日本海軍のイメージと合わせて語られるんでしょうなあ。
要するに「また日本人か!」で。

997名無しさん:2014/07/22(火) 19:46:51
アイオワ級とヴァンガードとながととリシュリューが並び立つ写真見てみたいが無理だろうな

998名無しさん:2014/07/22(火) 19:57:49
>>998
そりゃあ、流石に無理だろう。
長門は日本近海から離れずに退役するし、精々アイオワ級と長門が並ぶ姿くらいだろうな。

ヴァンガードとリシュリューは大西洋を離れられないからね。

999名無しさん:2014/07/22(火) 19:58:22
>>997氏宛です。自分に充ててどうするよ私。

1000名無しさん:2014/07/22(火) 19:59:33
ワロス




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