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提督たちの憂鬱 設定スレ 艦艇編 その5

1ham ◆sneo5SWWRw:2011/05/20(金) 18:19:57
前スレが950超えしましたので、新しいスレをたてさせて頂きます。。
その4が1000に達したら、こちらに移動してください。
以下にある本スレに関する事柄は、よく読んでおくようお願いいたします。

戦艦・空母といった海軍艦艇や海保巡視船など、艦船に関する考えた設定とそれらに対する忌憚無き意見をこちらに書き込んでください。
設定が投稿された場合、採用後に問題を起こさないためにも、意見は出来る限り書き込むようお願いします。

なお、このスレは提督たちの憂鬱に関するスレであり、現実で起きている問題などについて語るスレではありませんので、そのような全く関係ないことついての書き込みはお止めください。
また、相手を挑発したり貶めたりするような文章で書き込むことは他の参加者への迷惑以外の何者でもありません。
ですので、どんなに苛立たれても、他の皆様の迷惑にならないために、抗議に関しても丁寧な文章で書き込まれるようご協力願います。

2名無しさん:2011/06/08(水) 20:37:45
設定スレ艦艇編が1000行ったのでage

3名無しさん:2011/06/09(木) 08:39:33
憂鬱世界で原子力を採用するメリットのある艦種は官民ともに(特に軍)多い気がする

4名無しさん:2011/06/10(金) 20:36:05
憂鬱日本の数少ない信頼できる友邦フィンランドの海防戦艦を考えてみました。
「カレリア」級海防戦艦
常備排水量:5,600t
全長:100m
全幅:16,8m
喫水:6,0m
機関:二軸ディーゼル(20,000hp)
最大速度:20ノット
航続距離:14ノットで2,700海里
兵装:
25,4cm(50口径)連装砲×2基
12,7cm(50口径)単装速射砲×4基
76㎜(50口径)単装高射砲×6基
対潜迫撃砲三連装×2基
以下略
搭載機:水上偵察機1機
対空レーダー/水上レーダー/艦低ソナー
同型艦:1番艦「カレリア」・2番艦「カラスタヤンサーレント」

概要:
遠い友邦である日本と直接行き来できる北極海航路の窓口カラスタヤンサーレント半島を防衛する為に冬戦争後に日本に設計を依頼して建造された大型海防戦艦。当然のごとく砕氷構造が採用されている。
そのため、バルト海のみならず外洋での活動も可能なように設計されておりフィンランド海軍最大の艦艇となった。
他の北欧諸国の海防戦艦と異なるのはその航路及び港湾防衛という目的から対潜能力も限定的ながら付与されており艦底ソナー及びそれと連動させた対潜迫撃砲を二基装備している事である。
武装はイルマリネン級海防戦艦と弾薬の共通化を図る為に25,4cm砲を採用しているが、それ以外の速射砲及び高射砲、対潜迫撃砲は日本から導入したもの。これは冬戦争で活躍した日本義勇軍を見たことで日本製品へのある種の侵攻新のようなものが芽生えたからともいわれている。

尚、建造には日本からの支援がフィンランドをこよなく愛する同志達からの在ったとかなかったとか

5名無しさん:2011/06/10(金) 21:46:24
フィンランド海防戦艦というのは面白いけど、名前がもう一つなような。
カレリア地方は南部がソ連の手に渡っているし、その前に現行のイルマリネン級と全く別の命名基準を持ってくることも無いと思う。
同様の命名法なら、フィンランド創世叙事詩「カレワラ」から取ってくるのが自然。
「イルマタル」「レミンカイネン」とかどうだろうか。

64:2011/06/10(金) 22:05:48
有難うございます。
フィンランドの創世叙事詩の名前が良く解らない物で暫定的に地名を付けていました。
それでは改名及び微調整したVerを。

「イルマタル」級海防戦艦
常備排水量:5,600t
全長:100m
全幅:16,8m
喫水:6,0m
機関:二軸ディーゼル(20,000hp)
最大速度:20ノット
航続距離:14ノットで2,700海里
兵装:
25,4cm(50口径)連装砲×2基
12,7cm(50口径)単装速射砲×4基
76㎜(50口径)単装高射砲×6基
対潜迫撃砲三連装×2基
以下略
搭載機:水上偵察機1機
対空レーダー/水上レーダー/艦低ソナー
同型艦:1番艦「イルマタル」・2番艦「レミンカイネン」

概要:
遠い友邦である日本と直接行き来できる北極海航路の窓口カラスタヤンサーレント半島の防衛及び同半島周辺海域の制海権維持を目的に、冬戦争後に日本に設計を依頼して建造された大型海防戦艦。
冬には凍結するバルト海とバレンツ海を主戦場とするために当然のごとく砕氷構造が採用されている。
更に領海域の間で移動をする為に外洋での活動も可能なように設計されておりフィンランド海軍最大の艦艇となった。
他の北欧諸国の海防戦艦と異なるのはその航路及び港湾防衛という目的から対潜能力も限定的ながら付与されており艦底ソナー及びそれと連動させた対潜迫撃砲を二基装備している事である。
武装はイルマリネン級海防戦艦と弾薬の共通化を図る為に25,4cm砲を採用しているが、それ以外の速射砲及び高射砲、対潜迫撃砲は日本から導入したもの。これは冬戦争で活躍した日本義勇軍を見たことで日本製品へのある種の侵攻新のようなものが芽生えたからともいわれている。

尚、建造には日本からの支援がフィンランドをこよなく愛する同志達からの在ったとかなかったとか

7名無しさん:2011/06/10(金) 23:02:52
でも、奪われたカレリアを取り戻すって強烈な意志が感じられて好きだな「カレリア」級海防戦艦
まあ命名基準で無理そう&小国が自分から戦争の火種作るってのもどうか?ですが

8名無しさん:2011/06/10(金) 23:27:07
お隣に似たようなのがあるが、どう思う?韓国の独島型ね。
傍目から見るととっても下品だし、ソ連に喧嘩売るほど無謀じゃない人の集まりだったからこそ、
フィンランドは赤い巨大陸軍国に対して独立を維持できたと思うぞ。

それよりか、問題はフィンランドが海防艦の追加取得なんてやれる状態とは思えない所だな。
ソ連の大陸軍にいつまた蹂躙されるとも分からないのに、海軍戦備やれる金があったら全部陸軍にまわすとしか。

9名無しさん:2011/06/11(土) 03:28:19
理由付けとしては十分な気もするけれど>北極航路の確保

10名無しさん:2011/06/11(土) 08:26:38
北極航路はフィンランドにとってソ連軍に対抗できる世界最高水準の兵器や最先端の工作機械を導入できる唯一の航路ですし。
ある意味、フィンランドの命綱とも言える重要地域/海域なのに直ぐ隣接した場所にソ連海軍の拠点たるムルマンスクが有るという状態ですからね。
史実どおりの装備では航路確保どころか沿岸部を守るのもキツイです。

11名無しさん:2011/06/11(土) 10:25:26
>航路確保
沿岸防衛じゃないならなおの事航続距離が非常に短い海防戦艦では任を果たせない。

12名無しさん:2011/06/11(土) 10:58:42
>史実どおりの装備では航路確保どころか沿岸部を守るのもキツイです。
あのさ、沿岸部は陸路からの侵攻でも奪取できるんだけど?
しかも沿岸部を守るのもキツイと言っても、史実どおりならソ連海軍の戦艦はガングート型戦艦3隻のみ。
しかも配置はバルト海2隻、黒海1隻。つまりフィンランド北岸にはソ連戦艦が存在しない。
ならイルマリネン型海防戦艦2隻でも十二分に北部沿岸防衛位できるだろう。

13名無しさん:2011/06/11(土) 11:03:30
何も航路全てを守る必要はないですよ。
ソ連が手を出してくるのはフィンランドの領海である港湾の周辺海域(バレンツ海北部航路)ここを守れればいい。
ここさえ安定的に確保できれば後は日本が輸送してくれるのですからソ連も手を出せないですが、フィンランド海軍の当時の状況ではまず不可能です。
そしてその海域を守る分には海防戦艦の足でも十分でしょうし、バレンツ海の荒れ具合やソ連の戦力を考えるに魚雷艇や小型駆逐艦では役に立たないからこその海防戦艦といったところでしょう。

14名無しさん:2011/06/11(土) 11:07:05
>>12
ソ連軍が保有する19cm砲搭載の巡洋艦の存在を忘れていますよ。
後、イルマリネン級には外洋航行能力が無いので外洋に面する港湾を守りようがありません。

15名無しさん:2011/06/11(土) 11:31:14
>バレンツ海の荒れ具合やソ連の戦力を考えるに魚雷艇や小型駆逐艦では役に立たないからこそ
荒れ具合というとソ連の小型艦艇も無視できますな。
あとソ連の戦力を考えると?ソ連海軍はバレンツ海を担当する北方艦隊には巡洋艦すら配置しとらん筈ですが(黒海orバルト海)。
荒れ具合云々も考えると、ようはソ連海軍のことは北岸防衛について気にしなくて良いという事。
現実的なのは北岸部へのソ連陸軍侵攻ですね。

>ソ連軍が保有する19cm砲搭載の巡洋艦の存在を忘れていますよ。
ソ連が保有するのは「18cm砲」搭載巡洋艦ですが、どの道黒海とバルト海に配置されているので。
というか、戦艦の次は重巡・・・しょぼいとは言え列強海軍の主力に対抗する戦力を用意するおつもりで?
フィンランドの経済力からすれば海防戦艦4隻も抱えるのは相当の重み。肝心の陸軍力はどうでも良いのでしょうか。
日本がタダでくれるにしても維持費がかかるので「どっちも」は通用しません。

>イルマリネン級には外洋航行能力が無いので
沿岸部の半固定砲台として使うか、改造するか。
戦艦を「性能不足だから追加で買う」と気軽に言うのは小国の発想ではありません。

16名無しさん:2011/06/11(土) 11:50:46
フィンランド側は憂鬱準拠、ソ連は史実準拠?

1713:2011/06/11(土) 11:55:16
ここまでの議論で海防戦艦を増産するのが問題になっているのならイルマリネン級を史実より大きくすれば問題ないという事に気付きました。外洋航行が可能な足の長さと船型を持つ海防戦艦として。ということで。

「イルマリネン」級海防戦艦(憂鬱世界版)
常備排水量:6,900t
満載排水量:7,900t
全長:120m
全幅:18,6m
喫水:6,7m
機関:四軸ディーゼル機関(20,000hp)
最大速力:22ノット
航続距離:14ノット/3,200海里
武装:
28,3cm(44口径)連装砲×2基
15,2cm(50口径)単装速射砲×7基
76㎜(50口径)単装高射砲×4基
20㎜連装機関砲×8基
対潜迫撃砲三連×2基
以下略
搭載機:水上偵察機(※必要によって搭載せず)
対空レーダー/水上レーダー/艦底ソナー
同型艦:1番艦「イルマリネン」・2番艦「ヴァイナモイネン」

概要:本来同級は史実通りにバルト海専用の海防戦艦として短い航続距離且つ外洋航行能力を持たない海防戦艦として建造されるはずだった。
しかし、金融危機の影響等によりその発注時期がずれ込みその結果ソ連と緊張が高まりつつあった事と、それに呼応する如く日本からの支援が始まったことが影響して史実と異なり、日本との重要な連絡路である北極航路の終着点であるカラスタヤンサーレント半島とその周辺海域の防衛も考慮した上で外洋航行能力を付与された海防戦艦として日本へ設計が発注され、「イルマリネン」「ヴァイナモイネン」の二隻は史実より遅い1936年に就役する事になった。
同級の特徴は守るべき北極航路の終着点がソ連海軍の軍港が存在するムルマンスク港と相対する事から同国の潜水艦部隊へも備えを艦底ソナーと連動した対潜迫撃砲で行っている点である。これは駆逐艦などが殆どない同国海軍において特に大型の本級にある程度の多目的能力を与えようと苦心した結果である。
艦橋は長門型を縮小した様な箱型艦橋を採用し、当然のように凍結するバルト海とバレンツ海で運用できるように砕氷構造が採用されている。
主砲は、スウェーデン王国海軍のスヴァリエ級海防戦艦と同じくする事で補給を受けやすくしているが、他の装備は以前から友好関係を持っていたがソ連との緊張が高まるにつれて大規模な支援を開始してくれた事で友好感情が天井を突き抜けた日本へ発注した物である。
結果として世界最先端の技術力を持つ日本の装備を導入した本級はフィンランド国民の象徴的な存在となった。
尚、この艦を建造する際に日本から匿名若しくは偽名の多数の義援金や寄付金がフィンランド海軍に寄せられた事は余談である。

18名無しさん:2011/06/11(土) 11:55:52
そもそも、北極圏航路に拘る理由って何だろ?
平時ならバルト海から行けばいいわけで効率最悪な北極圏航路を使う必要性が無いし、
戦時ならソ連勢力圏を超長期間移動しなきゃならないので日本海軍が護衛するにしたって危険すぎて使えない。

19名無しさん:2011/06/11(土) 12:36:57
日本から事実上優位つ直接フィンランドへ物資を運び込めるルートだからですね。他はどうしても他国の勢力圏を通過しないといけない訳で他国にコントロール権が握られている。
夏季限定ですが、火器なら十分安全に物資を運ぶことができます。
また、沿岸地域の多くは泥濘と成っていますし、航空機や艦船を運用できる基地の多くは冷戦時にできたものでWW2時点では史実でも殆ど無いですし、
憂鬱世界のソ連では全くないでしょう。なので戦時でも最も安全に運べるルートです。
唯一気を付ける必要があるのが終着点のバレンツ海です。ソ連海軍の一大根拠地が連なっています。

2019:2011/06/11(土) 12:37:31
火器⇒夏季です。

21名無しさん:2011/06/11(土) 14:36:30
フィンランドの最大船舶ってどこまでなのかわかります?ドックの限界が有るんじゃないかと史実フィンランド艦艇の排水量見ると感じるのだが

22名無しさん:2011/06/11(土) 15:22:49
おそらく6の案位は問題ないはず。
ノルウェーの計画艦やデンマークのとほとんど同じ規模だからね。

23名無しさん:2011/06/11(土) 17:26:14
>>17
支援SSスレ(無印)3の1万㌧より小さめな分、廉価なんだろうか

24名無しさん:2011/06/11(土) 17:53:56
というか1万t級海防戦艦というのが無茶言ってるだけで、小国に5,000t級海防戦艦は決して安い買い物ではないよ。
当時北欧最強の海軍を保有していたスウェーデンは海防戦艦7隻保有していたが、
スウェーデンはフィンランドと違い大国と陸地を接する事無く、しかも内4隻は1900年頃建造かつ駆逐艦並みの小兵。
スウェーデンですらこんなもんである事をかんがえると、フィンランドに5,000t級の海防戦艦2隻というのは精一杯でしょ。

254-6:2011/06/11(土) 18:18:44
>>24
自分が提案した「イルマタル」級を追加建造ではなく、「イルマリネン」級として二隻建造するのが限界でしょうか。

26名無しさん:2011/06/11(土) 21:16:34
元々のイルマリネン級も北欧の中じゃ強力な部類だったしねぇ。
ノルウェーの4隻なんて、明治の装甲巡と渡り合えるかどうかのシロモノだった

27名無しさん:2011/06/12(日) 08:34:27
イギリスに発注した新型海防戦艦はモニター艦にされた揚句バルジが付いたせいでノルウェー海軍では扱える代物じゃなくなり
旧式艦で耐え忍ぶしか無くなりましたからね。

2824:2011/06/12(日) 16:04:24
>>26
だと思うよ?
当時のフィンランドは人口400万人弱、一人当たり所得は史実日本の倍強あったようだが、
それでも人口の差からして財政規模は精々史実日本の10分の1位だろう。
5,000t級海防戦艦の建造費は、同規模の日本巡洋艦のトン当たり建造費から考えるに安くても2千万円位と考えられる。
フィンランドの財政規模は日本の10分の1とするなら、
フィンランドにとってイルマリネン級海防戦艦は、日本が2億円規模の超大和型戦艦に等しい価値になる、という事。
2隻だけでも相当の買い物だろうし、間違っても気安く追加購入できるものではないはず。

2924:2011/06/12(日) 16:05:19
>>28>>25へのリクに訂正

304-6:2011/06/12(日) 16:26:48
4で投稿した「イルマタル」級を「イルマリネン」級として建造したVerを
「イルマリネン」級海防戦艦
常備排水量:5,600t
全長:100m
全幅:16,8m
喫水:6,0m
機関:二軸ディーゼル(20,000hp)
最大速度:20ノット
航続距離:14ノットで2,700海里
兵装:
25,4cm(50口径)連装砲×2
12,7cm(50口径)単装速射砲×4
76㎜(50口径)単装速射砲×6
対潜迫撃砲三連装×2基
20㎜連装対空機関砲×6
以下略
対空レーダー/水上レーダー/艦底ソナー
同型艦:1番艦「イルマリネン」・2番艦「ヴァイナモイネン」

概要:本級は初期計画では史実同様にバルト海特にフィンランド湾での活動のみに特化した足も短く外洋航行能力も持たない形で設計されていたが、大恐慌の影響で計画の遅れが発生した結果、ソ連との関係悪化と日本からの支援の強化という二つの影響を受けることとなった。
特に、ソ連との開戦した場合に支援をしてくれる可能性の高い日本と連絡を夏季限定的ながらもてるカラスタヤンサーレント半島を起点とする北極航路の重要性が増した事から外洋航行能力が求められることになり、計画そのものが大幅に変更の上急速に親密化した日芬関係から日本へ発注された。
艦橋は近代化された長門型同様の箱型艦橋を採用し、船体構造は当然のように砕氷構造。
武装は主砲こそ史実と同じだがその他の火器は全て日本製となっている。
他国の海防戦艦には見られない装備である対潜迫撃砲は限定的にであれソ連海軍の潜水艦部隊に対抗する事が可能なようにと苦肉の策で艦底ソナーと連動する物を装備している。
これはムルマンスク港等のバレンツ海に面したソ連海軍基地が隣接して存在している事が大きい。

32名無しさん:2011/06/14(火) 20:30:14
>>30
二隻セットなのは、訓練や整備で使えなくなる時期を無くす為?

33yukikaze:2011/06/15(水) 21:50:01
艦船スレが過疎っているので投下。

大鷹型護衛空母

基準排水量 9,500t
全長 169.9m
全幅 20m
吃水 8.5m
機関 4基筒蒸気タービン2基2軸 16,000hp
最大速力 20kt
航続力 14ノットで1万海里
武装 40mm連装機関砲 10基 20mm単装機関砲 20基

搭載機数 27機(内、補用数4機。内訳は九六式戦闘機14機に九七式艦攻9機)

(解説)
本型は日本海軍が運用した護衛空母である。

元々日本海軍は、第一次大戦でドイツの潜水艦に煮え湯を飲まされた経験から、
潜水艦対策を熱心に研究していたのだが、その中で彼らが考えた方策の1つに
「商船改造空母より航空機を運用して、船団を護衛してはどうか?」というものがあった。
彼らが主張するには「常時航空機が張り付いていれば、潜水艦は必然的に潜水する時間が長くなり、
結果的に船団と邂逅する機会が減り、船団の安全が保障される」と、言うものであり、
実際、演習において、鳳翔が出した索敵部隊の行動によって、襲撃役の潜水艦部隊が、なかなか連携を取ることが出来ず
襲撃に失敗したこともあり、また、貴重な艦隊空母ではなく、安価な特設空母で要が足りるという事で、
海軍部内において、本案の研究に対し一定の理解を得られる土壌が形成されることになる。

一方、空母マフィアの面々からも、「上陸支援用の特設空母建造」のプランが出されることになる。
これは、もし日米決戦が行われる場合、それは島嶼を巡る戦いになる可能性が高く、そしてそうなったら
相手の基地航空隊と空母機動艦隊双方を相手取らなければならないケースも考えられた。
その為、空母マフィアとしては、どちらか一方を相手取っている間に、別の一方から奇襲を受けてはとんでもないこと
になるため、上陸部隊支援用の特設空母がどうしても必要であると言う結論に至ったのである。

かくして日本海軍においては「対潜水艦防衛用」「対地支援用」として、特設空母建造が
必要であると言う認識の下、特設空母建造を具体化することになる。
そして海軍側が、本空母に求めたのは「早期に、安価に、そして多数量産できること」それだけであった。
航空戦とは、この時の上層部の言葉を借りるならば「戦いは数だよ」であったからだ。
その為、設計を依頼された艦政本部は、戦時標準船として計画されていた、9,000t型戦標船を元にして
半年で完成することを最優先順位に掲げ、設計に取り掛かることになる。

本型は、早期建造・早期取得を重視した為、速度も遅く防御も切り捨てられている。
その為乗員からは「棺桶空母だ」と皮肉られることにもなるが、一方で対中戦線などで
陸軍の支援攻撃に縦横無尽に活躍したことから「神様 仏様 鷹型空母様」と拍手を打たれたこともしばしばで
対支艦隊司令官であった山本五十六が中央に復帰できたのは、この時の支援に陸軍側が感謝を表した事も
大きかったとされている。

34攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/16(木) 15:43:30
>>33
>艦船スレが過疎っている
本当に過疎ってきましたね…

ささやかな質問です。
・4基筒蒸気タービン…これ、wikiに記載ありましたが、一体何なんでしょうね?
 4気筒(気筒)というからにはレシプロと思えるのですが、タービンとも記載されているし…(史実妙高などの方式はtwinturbineとなるはずですし)
・搭載機数、排水量の割に少なくありません?
 それとも最大搭載数よりは(燃料・弾薬の搭載量から来る)実動可能数優先なのでしょうか?

しかし…護衛空母などの第二線級の補助戦力、大好物ですw

354-6:2011/06/16(木) 15:48:05
>>32
そうです。
一隻だとフランス海軍のシャルル・ド・ゴールやロシア海軍のアドミラル・グヅネツォフの如く
動いている期間よりドック入りしている期間の方が長いという事態を招きかねませんし。
脅威がまじかに有るフィンランドにはそれは致命的だろう、という理由からです。

36辺境人 ◆WvgPQuc/WQ:2011/06/16(木) 15:54:07
これらの商船空母って戦後はどうするんでしょうね。烈風が運用できるなら
他国に売却も……でも祥鳳型ですら買える国が少なそうだし、いっそ海保の
航空巡視船に!w 半年で空母化できたなら商船に戻すのも難しくないかな?

37攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/16(木) 15:57:10
>>32-35
>複数建造
本当にローテーション組もうとすると、三隻以上が必要になってしまいます(;_;)
実際のところは"最低一隻を実稼働させる"最低数が二隻と言ったところでしょうか。
なにせ…戦力になりそうな方に優先的に部品供給(共食いw)出来ますからw

38名無しさん:2011/06/16(木) 16:05:42
ヘリ空母に使うとか、商船に戻すか、戻す金もないならスクラップ

39名無しさん:2011/06/16(木) 17:10:16
標的にしたり、魚礁にしたり、防波堤の芯にしたり…

40名無しさん:2011/06/16(木) 17:19:16
鋼材にしたりとか・・・

41ham ◆sneo5SWWRw:2011/06/16(木) 17:56:39
>>36
>商船へ戻す
どの程度、改造されているかによるのではないでしょうか?
史実の商船改装である隼鷹は、商船に戻すより解体するほうがよいと判断されるくらい徹底的に改装されましたし。

42攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/16(木) 18:12:13
>改装艦→商船
>>41でhamさんも述べられていますが、改造の程度によるでしょうね。
・MACシップや英国改造空母は戦後商船に戻されていますが、これらは基本船体構造にあまり手を加えていないから。
・隼鷹やアキュラの様に正規空母並の性能を誇ったものは"原型を保っていない"ほどに改造されているので商船に戻すことは非現実的…。
・カサブランカやコメンスメント・ベイのような専用設計艦は商船への改造なんてまどろっこしい事はせずあっさりとスクラップ…若しくは他艦種への転用(工作艦・ヘリ母艦・貨物航空機運搬艦・通信中継艦…)ですね。

43辺境人 ◆WvgPQuc/WQ:2011/06/16(木) 18:26:09
日本は急激に守らなければならないシーレーンが増大したわけですけど海保の
拡大は当然有り得るでしょうが余った護衛空母(ヘリ空母)を配備するほどの
必要はありますかね? 戦後世界は平穏とは言いがたいでしょうから海賊なども
跳梁するだろうしあれば便利ではあるだろうけどコスト的に見合うかどうか……

44名無しさん:2011/06/16(木) 18:30:07
海保にいらないのではないでしょうか?コスト的にも。
それよりもPLHや沿岸警備隊のカッターの様な船の方が良い様な。

45名無しさん:2011/06/16(木) 18:42:32
今建造中の軽空母や「祥鳳」型の様な大量生産型空母は他国への売却という二度目の人生が有りますが
こういう当に急造艦というのは造った後でどうするのか処置に困りますよね……
でも必要なんですが。

46攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/16(木) 18:59:42
>戦時急造艦
空母のような大型艦は転用が効く分まだいいさ。
護衛艦(海防艦や駆潜艇)のような小物は…警備艇や極少数の転用(移動式宿泊艦等)に利用する以外ほとんど使い道ない…
でも必要なのです。

47 テツ:2011/06/16(木) 20:56:20
史実のヤンキーも艦の処分に苦労したようですが、同盟国や占領国への供与や販売をして数の調整をしてました
憂鬱日本の場合、供与先がほとんど無いという事態になりそうですからね
北欧諸国、タイ、福建、南米ABC位ではないでしょうかね、運用できそうな国。受け皿としてはあまり大きくないけれど

48名無しさん:2011/06/16(木) 21:26:20
>>47
ブラジルも打撃を津波で受けていそうなのが何とも。
それでも主要都市が大陸の張り出しのお蔭で其処まで被害が大きくなさそうなのが救いですが。
それにしても、本当に売り込み先が少ないです。
本当にどうするんでしょ在庫を。

49名無しさん:2011/06/16(木) 21:42:52
どうしようもなければ、核実験で使うとか、もはや持ってくる分の
燃料のほうが惜しいなら現地で漁礁にしてしまうか。

50攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/16(木) 21:48:24
>不良在庫
ま、基本的には…
大戦前からの保有艦艇は基本的に退役して解体。
大戦以降の建造艦艇は基本モスボール保管。
使用中の艦艇は改修が必要になったら退役させ、保管中の船舶から適時抽出して改修後再就役させて在庫を減らす…でしょうか。

この方法だと史実米国同様70年代まで巡洋艦以下の艦艇は大戦型のままになりそうなのが問題か。

51名無しさん:2011/06/16(木) 21:53:20
史実の大戦後と違って欧州での戦争がまだ終わってない、というのも大きな差ですね。

52名無しさん:2011/06/16(木) 21:53:28
有る程度の艦艇更新を行いつつ在庫品と大戦型艦艇を処分していくのは本当に難しいですね。
米ソ冷戦よりも熱戦に近い憂鬱世界では新型装備と新戦術に適した新型艦艇の配備は日本の制海権維持の為に重要になりそうですし……
はぁ、アメリカやソ連の苦労が理解できます。

53名無しさん:2011/06/16(木) 22:18:38
処分を語るのもいいけど、そもそも憂鬱日本ってどの位の艦艇数を保有してるのかな?

54 テツ:2011/06/16(木) 22:49:37
新規の主力艦は両手両足で足りるくらいだけど、戦時急造の護衛艦や哨戒艇みたいな小型艦艇は100隻単位で作っていそう

55名無しさん:2011/06/16(木) 22:51:36
日本海軍が護衛船団方式で、南方交通路を守るために必要と計算した護衛艦の数は
360隻だから、最低限それくらいはあるはず

56辺境人 ◆WvgPQuc/WQ:2011/06/16(木) 22:57:19
……いかん、海保や福建、朝鮮、タイ、メキシコ、南米、自由フランスや
自由オランダなどに売り払ったとしても全然追いつかん量だ(汗)
もういっそ独にも売ってしまいたい……空母はともかく小艦艇も今後
米大陸を行き来するなら護衛艦艇も必要だろうし

57名無しさん:2011/06/17(金) 09:02:33
北欧やら今後成立する新期独立国に売りつけてもなお足りませんから……
有る程度の規模の艦船は捕鯨船や大型漁船へ姿を変えて海産資源を世界の海から
貰うのは如何でしょう?
丁度、今後食糧供給が厳しくなってくる中、海族などに対抗できる大型漁船や捕鯨船は役立ちそうですが。

58名無しさん:2011/06/17(金) 13:48:34
21世紀の憂鬱日本海軍の艦隊編成と船体はどのように変化していくでしょうね?
とある雑誌には海自のあきづき型に継ぐ次期護衛艦33DDRの予想図が載っていました。
大きさはあきづき型とそれほど変わら無いですがステルス性を重視した船体で武装面は
155mm速射砲とSM-6を装備、CIWSにいたってはレーザーを配備するようでした。

59名無しさん:2011/06/17(金) 17:32:24
>>46
フィリピン海軍旗艦というオススメの余生があるのですが

60名無しさん:2011/06/17(金) 18:31:47
>>59
何年持たせるつもりだwww

61攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/17(金) 21:30:07
>>60
勿論沈むまでww

62名無しさん:2011/06/17(金) 21:32:32
湾岸警備しかしない筈の朝鮮はお客さんにはならんな
けど妙に見栄っ張りだし、一隻くらいは無駄に高価な船を買うかも知れん

63名無しさん:2011/06/17(金) 21:36:07
>>62
押し付けられる国には押し付けましょう。
例え岸壁の貴婦人になる事が確定済みでもwww

64名無しさん:2011/06/17(金) 21:38:57
けど朝鮮半島って日ソに遮られて公海まで出られないんじゃ

65名無しさん:2011/06/17(金) 21:59:40
>>64
その前に大型艦を維持できるかが問題。
だけど売りつける。在庫一掃処分だからwww

66名無しさん:2011/06/17(金) 23:38:24
妙高級重巡に砲塔取っ払って、36cm砲1門だけ設置したモニター艦作ってくれとか
......無いな

67名無しさん:2011/06/18(土) 12:40:44
艦上ジェット戦闘機が本格的に配備されると運用が難しい比較的小型の空母も不良在庫になりますね。
欧州戦争の状況次第ではドイツ相手をちらつかせながらイギリスに売るのもありかな。
その予算で姉妹制度がある女子校を建てるのが夢幻会っぽい。

68名無しさん:2011/06/18(土) 13:07:12
用が済んだからには、維持せずに済むだけでも供与のメリットはあるなジェット非対応の空母なら
整備体系を日本準拠なデファクトスタンダードに出来れば、部品で元を取れる可能性も残ってる

69名無しさん:2011/06/18(土) 13:22:48
当初軽空母用に開発されたFー5をセットで売り付ければいいんじゃ

70名無しさん:2011/06/18(土) 13:24:29
当初軽空母用に開発されたFー5をセットで売り付ければいいんじゃ

71yukikaze:2011/06/19(日) 11:17:23
出張から帰ってきたらいつのまにこんなに盛況になっているのよw

>>34
ウィキでのサンガモン級の機関のデータを入れたんですけど、確かに不明。
恐らくは、英国向けの「C-3型商船改装型の護衛空母」の4番艦までがズルサー式ディーゼル
ですので、それとごちゃまぜになったんじゃないですかねぇ。
搭載機数が排水量に比べて少ないのは、最大搭載数よりは(燃料・弾薬の搭載量から来る)実動可能数優先のため。
対地支援にしろ船団護衛にしろ長丁場ですから。

>>36
商船改装ではなく、戦標船の船図を利用した代物ですので、商船への改装は無理です。
ただ、衝号作戦によって、大量建造する予定が激減してしまいましたので、実際には
本編に出ているのも含めて10隻程度じゃないでしょうかね。<建造数
で・・・余生としては、強襲揚陸艦に何隻か転換して、他は戦前よりも縄張が増えたので
航空機輸送などの雑役艦や通信中継艦になっていそうですが。

>>54
戦時急造の護衛艦ですけど、これ史実の英米の護衛艦クラスを作っているのか疑問なんですよ。
何しろ日本海軍は既に水中高速用潜水艦の配備に取り掛かっているので、現場の方からは
「こいつに対応できる護衛艦配備しろ」という要望が強そうですので。(で・・・ドイツも最終的には
配備すること確定なので、それに対応する為にも作れと言う声も出そう)
英国向けの護衛艦ならば、史実レベルのを建造・売却するでしょうけど、日本向けのになると
百隻単位どころか、最低でも松級レベルのを建造しないといけないと思うので、以外と数少ないんじゃないですかねぇ?
(沿岸警備用の駆潜艇は流石に多いでしょうけど)

72yukikaze:2011/06/19(日) 19:35:22
松型護衛駆逐艦 
基準排水量=2,000t
全長=118.0m 全幅=12.5m
主機出力=艦本式タービン2基2軸・24,000HP
最大速力=27.5kt   航続距離=16kt/6,000浬
武装
60口径12.7cm両用砲    単装 2基(前部後部各1基づつ)
ボフォース40mm連装機関砲 2基(中心線上)
エリコン20mm連装機関砲 4基(片舷2基づつ)
ヘッジホッグ 2基
爆雷 64個

※ 後日装備として、ヘッジホッグや爆雷の代わりに短魚雷を配備することが決定されている。

(解説)
日本海軍において、第一次大戦でのドイツUボートとの戦いは、決して楽な戦いではなかった。
何しろ最終的に勝利したとはいえ、地中海戦線において戦艦1隻が撃沈され、輸送船の被害も
馬鹿にはならなかった。
その為、日本海軍は戦後も対潜戦術に磨きをかけ、一定の成果を挙げるにいたっているのだが、
技術の進歩は、海上護衛総隊に新たな難問を突きつけることになる。

1つは、航空機の能力が増大していることである。
これまでは、潜水艦や仮装巡洋艦などを考えればよかったが、今後は航空攻撃にも対処できるように
しないといけないのである。(何しろ日本海軍のドクトリンが、航空機による通商破壊であり、合衆国や
ドイツがそれをやらない保障などどこにもないのである)
その回答として、護衛空母建造が提案されることになるのだが、護衛空母に頼るだけにもいかず、
護衛艦にもそれなりの対空能力が必要であると考えられていた。

もう1つは、潜水艦の水中速度である。
これまでは、水中での速度など数ノットと高が知れていたわけだが、日本海軍の新型潜水艦は
水中速度を(短時間ではあるが)10数ノット以上出せるように能力が付加されていた。
これは、従来考えられていた護衛艦の速度(最大でも20ノット)では、対処に厳しくなることになり
速度面の改善が取りざたされることになった。

更には長期航海における乗組員の披露が無視できないことから、居住性の改善であるとか、航続距離の延伸、
そして長期間使える事が出来るように(大蔵省の要望としては、可能ならば20年以上は第一線で使って欲しいとあった)
との要望も出され、海上護衛総隊は、議論の末に、艦隊型駆逐艦に匹敵する排水量を持つ護衛艦を配備するのが
コストパフォーマンスとして適任であると言う結論に達したのである。

本級は、対空能力と対潜性能に重点が置かれ、対艦性能についてはほぼ切り捨てている。
これは、対艦性能まで追及すれば「だったら艦隊型駆逐艦を配備すればいいじゃないか」という
ことになり、そうなったら、連合艦隊と海上護衛総隊との間で艦の取り合いに発展しかねない為、
敢えて切り捨てたとも言われている。(コスト削減と復元性の問題も大きかったのだが)

本級は、個艦防空ミサイルや艦対艦ミサイルなどの新しい兵器に対応できず、その点では不満があったものの
それでも1970年代まで、鎮守府所属の護衛隊主力として活躍することになる。

73辺境人 ◆WvgPQuc/WQ:2011/06/19(日) 19:57:26
この松型って他国に売却されたりしますかね? 多分、崩壊前までは必死で
西海岸で建造してただろうフレッチャー型あたりも接収されて賠償に当てられ
るんじゃないかとも思いますけど……松型も戦後は余るだろうからあちこちに
売却されそうではあります。というわけでそんなフレッチャー型の行く末の一つを

<ケツァルコアトル>型駆逐艦
排水量:2130トン(基) 全長:114.8m 全幅12m
最高速度:35ノット 航続距離:6500海里(巡航15ノット時)
主機:蒸気タービン方式・ボイラー×4・タービン×2(6万hp) 2軸推進
武装:40口径12.7cm単装砲4門、40mm連装機関砲4基8門、
   20mm単装機関砲6門、61cm魚雷発射管4連装2基8門
   散布爆雷投射基2門(爆雷26個)
搭載機:なし
同型艦:<ネツァルコヨトル>、<イツコアトル>、<アシャヤカトル>
<解説>
合衆国崩壊と欧州連合の上陸を機に火事場泥棒的に宣戦布告したメキシコに
対してメキシコを取り込む気の日本の仲介で戦時賠償艦艇としてアメリカ
(正確にはカリフォルニア)から譲渡された駆逐艦。元はサンディエゴで
建造中だったフレッチャー型駆逐艦であり武装を日本の物に換装している
(改装自体は西海岸で行われた)。性能自体は史実の<ケツァルコアトル>型
よりも劣るものの(史実ではギアリング型駆逐艦が<ケツァルコアトル>型と
なっている)、メキシコ海軍の主力艦として数十年に渡ってメキシコの海を守った。

74名無しさん:2011/06/19(日) 20:05:29
>>72
ひょっとしたら1970年代退役後更にフィリピン海軍の主力艦を何隻かは務める事になりそうですね。

75名無しさん:2011/06/19(日) 23:09:04
水中高速潜水艦に対応できる速度だと、この時代だとソナーがつかえませんから無駄です
作中の年代だと対処方法はないですね。護衛艦は史実のアメリカだけで450隻建造してますし
その他にイギリスも建造してると、とにかく数が必要な分野なのでその松型は
戦時大量生産用としてはオーバースペックだと思います。

76辺境人 ◆WvgPQuc/WQ:2011/06/20(月) 00:43:10
>>75
曳航ソナーなどの装備でなんとかなりませんかね?

77名無しさん:2011/06/20(月) 05:31:25
曳航ソナーを使うときは速度も運動も制限されます。ダッシュする時は
しまうか、しまう暇もないときはトカゲのシッポになります。
結局、ソナーが効く速度だと探知範囲から逃げられる、追いつく速度だと
聴こえないという問題は解決できないわけです

78名無しさん:2011/06/20(月) 08:12:19
要するにこの時代に出てくる高速潜水艦は数で押しつぶすしか対処法はないんですね。
ソナーなんて高価な装備をしても追いつけず量産性を下げるだけになってしまう。
なんだか、前に議論されていた航空機で戦艦を撃沈するのが著しく困難な時代にはいった。のと同じで
高速潜水艦をソナーで捕らえて撃沈するという現在では常識とも言えることが著しく困難になった時代ということですか。
こうなってくると史実で米軍が大量生産したひたすら簡易に設計されたフリゲート大量生産のほうが良いかもしれませんね

79攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/20(月) 09:47:50
>潜水艦と狩人
史実日本ぢゃあるまいに、潜水艦相手に1対1挑む(なんでも単艦で処理する)必要はありません。
その史実日本でも一応は複数で挑む予定になっていました…実際のところは頭数が足りずに1隻で挑むハメになりましたが。

この時代のソナー性能では何を頑張っても一定の速度以上では探知不能になるのはやむを得ません。
だったら…ハンターとキラーを分けて挑むしか無いでしょう。
ハンターはソナー有効速度で航行し、目標をロストしないようにする。
キラーはハンターが目標を補足すると全速で駆け寄り、火力を叩きつける…。

運動性に優れる潜水艦相手には水上艦は速度と数で挑むしかありません。
探知のためには速度を落とす必要はありますが、そのために初めから速度を犠牲にする必要はないかと。

>米国フリゲート
護衛駆逐艦のことでしょうか?
あれ…艦隊型よりも対潜性能は高いのですよ。
機関の都合でやむを得ず積まれたディーゼル艦はともかく、タービン艦は平甲板型よりも強力な戦力とみなされていましたし。

言葉通りのフリゲート艦…PFタコマ級でしたらゴメンなさい。
ただ、あれ…米海軍での評価は低いのです。
というより、殆ど海軍での運用は行われていません(これは、海軍はタービン機関がメインのためレシプロ機関の教育が不十分なため)。
そのためコーストガードでの運用がメインとなり、近海での船団護衛や気象観測艦がわりに使われていました。

80名無しさん:2011/06/20(月) 14:08:17
性能だけ考えれば速度は高いほうがいいですが、数がいる艦艇ですのでコスト
の問題があります。大体同じ排水量の米護衛駆逐艦の例でも、21ノット
で妥協すれば6000馬力でいいですが、24ノットだと12000馬力、27ノットだと
20000馬力の機関が必要になってます。史実アメリカでも大戦中に27ノット出せる
大馬力機関を護衛駆逐艦まではまわせず、21ノットと24ノットの護衛駆逐艦で妥協しましたから
史実アメリカよりは金がない憂鬱日本では数百隻単位で必要な船団護衛駆逐艦を松型で揃えるのは無理でしょう

81名無しさん:2011/06/20(月) 14:56:21
史実アメリカをモデルにはするのは憂鬱日本には厳しすぎますよね。
あの国ほど体力も国富も無いの無い無い尽くしでは、>>72の松型を揃えるのは困難極まりない。

82辺境人 ◆WvgPQuc/WQ:2011/06/20(月) 16:16:48
後部甲板を拡大して対潜ヘリを1機でも搭載できるようにすれば天候に左右
されるとはいえ速度が遅くても攻撃と探知を1隻で行えるようにならないかな?
中国海軍の江衛型フリゲートは2千トン程度でも対潜ヘリを搭載してるし初期の
ヘリはまだそんなに大きくないから不可能ではないと思うけど……やっぱり
航洋性能とかあちこちに問題が出るかな?

83yukikaze:2011/06/20(月) 17:57:12
だってそもそものコンセプトが

「第二次大戦型の護衛駆逐艦(フリゲート)だと時代の進歩に取り残されて
大量の在庫を抱えたままになってしまうことの回避」ですもの。

正直な話、松型を数百隻も建造する予定なんて更々ないですよ。建造しても精々が
数十隻単位でしょう。(計画段階でも100隻ちょいではないかと)
勿論これだと「幾ら何でも少なすぎる」「船団護衛舐めているのか?」となる訳ですけど
衝号作戦を計画する段階においては、合衆国の通商破壊作戦の頻度については、大分低くなると
見積もられるのと、欧州戦役での地中海での激闘で「対空能力を更に増やせ」という戦訓が出ているでしょうから
(阿賀野級前期型が軒並み戦没している)数に我慢する代わりに、個艦性能あげることに注力するんじゃないでしょうかねぇ。

ついでに言えば、大量に護衛艦作っても、海上護衛総隊にそれを捌けるだけの人材のプールがあるのかどうかという
問題もあるわけですが。

84 テツ:2011/06/20(月) 18:09:30
>>83
現役の少佐、大尉クラスで船団護衛や対潜戦に精通している人間には限度がありますわな

85名無しさん:2011/06/20(月) 18:11:10
拡大した勢力圏における船団護衛を考えると少ないというのは問題です。
確かに、アメリカと戦う当初の予定では数十隻でも十分かもしれませんが現状では西海岸から南米太平洋岸まで勢力圏になり尋常じゃないほど広大です。
恐らく予定されていない規模でしょう。
しかも戦後は決して平穏ではなく何時火を噴くか解らない熱戦状態。いつ誰が手を出してくるかわからない訳です。
そんなときに数を揃えず性能を追求した艦艇を造った挙句、広大な海上航路を守る為に数が足らないでは護衛駆逐艦として造られた意味が薄れます。

86攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/20(月) 18:32:45
>護衛駆逐艦と数
全部を護衛駆逐艦(DE)で賄う必要はないのでは。
低速ながら必要最低限の装備を有したフリゲート(PF)やコルベット(PG)…日本式に言えば数の子海防艦を平行整備すればいいのでは。

どうせいくら建造費や人員があったところで全数を高性能護衛艦で賄うことなんて出来ないのだから…。
それにこのクラスの低性能艦なら譲渡したところで戦力としたら微々たるものですし、相手としてもあって困るものでもなし…。

87ta152h1:2011/06/20(月) 19:31:24
鵜来型海防艦
基準排水量:950t
全長:78.8m
全幅:9.1m
機関:艦本式ディーゼルエンジン2基2軸
出力:4,200hp
速力:19kt
航続距離:16kt/5,000海里
武装:50口径76mm単装速射砲2基2門
   70口径20mm連装機関銃4基8門
   178mm二四連装対潜迫撃砲(ヘッジホッグ)2基
   爆雷投射機12基
   爆雷投下軌条2基
   爆雷100個

護衛駆逐艦補助を目的に造られた海防艦
艦体性能は史実鵜来型海防艦に準じたものだが武装は新鋭76mm砲を装備しヘ
ッジホッグを装備しているので爆雷搭載数、投射機ともに減少している

88名無しさん:2011/06/20(月) 20:27:50
ふと上の方でフィンランドん海防戦艦について挙がっていたので思ったのですが
タイ王国海軍が当時の国力で持てて、且つまともに運用できる艦艇のトン数と大きさはどのぐらいの物なのでしょうか?
後、福建共和国が持ちうるものも出来ればお願いしたいです

89名無しさん:2011/06/20(月) 20:58:02
よく知らないけど「Wikipedia」で「タイ王国海軍艦艇一覧」、「トンブリ級海防戦艦」、「コーチャン島沖海戦」の項目を見ると史実のこの時点で過去最大のものはトンブリ級海防戦艦の
常備:2,015トンみたいです。
ただし過去といっても憂鬱世界でタイ・フランス領インドシナ紛争が起きているかどうかは不明。

90ham ◆sneo5SWWRw:2011/06/20(月) 21:34:25
>>89
第十八話参照

91名無しさん:2011/06/20(月) 21:57:44
言われてみればたしかにそうでした、すみませんすっかり忘れてました。

92:2011/06/20(月) 22:52:30
久々に創作意欲が沸いたけど、先を越された…

乙型海防艦
基準排水量:980t
全長:78.8m 全幅:9.5m
機関:艦本式ディーゼルエンジン 2基2軸 2,400HP (甲型はタービン2基)
最大速力:16.5kt  航続性能:14kt/6,000浬
89式40口径12.7cm両用砲   単装 2基(防循付き砲架、甲型は76mm連装速射砲2基)
20mm機銃          単装 8基(甲型は連装6基)
4連装375mm対潜ロケット砲 2基(甲型はヘッジホッグ1基)
爆雷投射機   2基(甲型は10基)
爆雷投下軌条 2基

帝国海軍は第一次世界大戦の戦訓に基づき出来る範囲で船団護衛部隊(海上護衛総隊)の整備に努めていた。
その成果は第二次世界大戦勃発後の対独Uボート戦に遺憾なく発揮され、彼らの努力の正しさを証明する事となる。
当時日本の海上護衛総隊は条約時代からの旧式艦艇の他に、高性能な松型護衛駆逐艦(>>72)、
そして前世の丙型海防艦を大型化し電子機器と防空・対潜装備を強化した甲型海防艦の戦時量産を始めていた。
甲型海防艦は生産の容易な蒸気タービン搭載、小口径速射砲を4門装備し、対潜兵装も多数装備し、
一部英にも輸出しており評価も高かった。

しかし戦況は一転し、急遽対米戦の機運がおこるにつれ日本のシーレーン護衛計画に支障が生じる。
元々欧州戦のみ行う予定であった所で対米戦が急浮上したため
大量の訓練された人員を要する護衛船舶への乗員育成が全く追い付かなかったのである。
対米戦備が間に合わない、というのは護衛船舶に限った話ではなかったが、
嶋田長官が「戦いは数である」という方針に習い、シーレーン護衛方針も割り切ったものに変化していった。

いくら銃後の無い護衛戦とは言え、高脅威海域と低脅威海域は存在する。
「低脅威海域では極力省人員でカバーしつつ、高脅威海域では松型を軸にした強力な布陣で挑むべし」
と言う事で、高性能な松型護衛駆逐艦に質の面で依存する一方、とにかく省人員で回せる大量の戦時量産艦…
として甲型海防艦が改設計され、乙型海防艦が登場する事となる。

本艦の特徴は、何より省人員化である。
まず生産の容易さと扱いやすさによって選ばれていたタービン機関を要員の少ないディーゼルに変更。
コストパフォーマンスに優れる為、商船用に開発が進んでいた為高出力かつ高安定化が図れており、
信頼性も及第点に達していると判断されている。
対空兵装は、76mm速射砲から、これまた人員削減という事で12.7cm両用砲に変更。
同様に機銃の構成も変化している。
いくら省人員化とは言え船団護衛の主役である対潜兵装は安易に減らす事ができなかったが、
前世ボフォース対潜ロケット砲を元にした新型対潜兵器の量産が始まっており、これを2基搭載すれば
十分高い対潜能力が維持できる、という見込みが立った事により投射機の大幅削減を図っている。
他にも配置人員の徹底的な最適化を行っており、甲型海防艦から比して2割近くの人員削減を達成、
居住区画の広さは変わらなかったため、余裕を持って設計された松型護衛艦並みの居住性となっている。
一方で、人員が削減されたという事はいざ負傷者等が出た際に代替人員が確保し辛い事、
ダメージコントロール能力の大幅低下などが指摘されていたが、
「人が足りないから仕方が無い」「後方ならば被害は少ない筈である」という理由により退けられた。

実戦ではやはり被害発生時の対応力の脆さは現れており、敵航空機の機銃掃射であっさり防空戦ができなくなる、
小規模な火災でも戦闘不能になる、といったような問題は発生していた。
しかし兎に角数を揃えられた事、対空・対潜性能自体は日本製だけあって良好とされた事により、
総合的には優れた護衛艦として後世において評価される事となる。
もともと松型護衛駆逐艦と違って使い捨てる予定であり、戦後はほとんどが売却か廃艦となった。

93名無しさん:2011/06/21(火) 01:05:57
人員の問題は予備士官の動員と、普通では14年ぐらいはかかる艦長を、軍歴4年ぐらいで
やる未熟な艦長に、対潜作戦を促成教育することになるんでしょうな。
士官もそうですけど、水兵も不足するでしょうからこんなものを

占守型海防艦
基準: 1,180 t
全長 94 m
全幅 10 m
機関 ディーゼルエレクトリック 電動機4機6000馬力
最大速力 21ノット 航続距離12ノット/10800浬
武装 40mm機機関砲3基
   2式305mm対潜迫撃砲3連装2基
乗組員数 100名

夢幻会の人間は前世の知識と今生の教訓により、船団護衛の重大さを理解していたが
いざ航路を防衛するために必要な数を計算したところ、その数の多さにきがとおくなるような
思いがしたと言われる。艦の数もそうだが、それを運行する人間の数もまた膨大なものになることが
判明したからである。そこで、可能なかぎりの自動化省力化を推し進めた船団護衛用の海防艦の建造が
決定された。主基は、日本艦では少ないディーゼルエレクトリック式を出力を配電盤で遠隔操作できる
という利点から採用、40mm機銃の砲架は電動で旋回し、レーダーと連動して自動照準、対潜迫撃砲も自動装填ができず
人力での装填になるヘッジホッグではなく自動装填式で、砲架が全周回転し、ソナーと連動して発射できる二式対潜迫撃砲を搭載している
そのため、通常このクラスで必要な人員は150名程度なところを100名まで削減したが
居住空間は従来と変わらなかったため、居住性能はこのクラスでは破格といっていいものとなった。
また、乗組員が艦外へ出ることなく戦闘できるため、徴兵された経験の浅い水兵達に好評であった
その反面、ダメージコントロール能力が限定されたものしかもてなかっが、雷撃されればどのみち沈む、
数をそろえるほうが重要だとされた

94名無しさん:2011/06/21(火) 01:36:14
二式対潜迫撃砲
口径:3連装305 mm
砲弾重量:180 kg
炸薬量:94 kg
射程距離:350 〜 1000 m
沈降速度:13.5 m/s
装置重量:35t (51発/17回分の砲弾込み)

スピガッド式のヘッジホッグは装填が人力なため迅速な装填ができないこと、
自動化に限界があることから、史実リンボーを参考に開発されたブランストークス式の3連装大口径対潜迫撃砲。
投弾パターンは一辺40mほどの三角形であり、発射時に自動的に設定された深度で爆発し、至近距離での爆圧で
ダメージを与える。2基搭載された艦は同時に発射され六角形のパターンを描く。
砲架は安定装置がついており、艦の揺れの影響を最小限にしている。また砲身の下には
51発/17回分の砲弾を収めた弾倉が存在し、自動で装填される。砲架は全周回転するため、搭載位置は
ヘッジホッグと違い、艦の前部以外でも爆雷の前方投射が可能になった。
仰角は固定であるが、発射時のガスを逃がすベント弁がついており、これにより距離を調整する。

95:2011/06/21(火) 20:00:35
>>93
乙です。うーん、同じコンセプトなのに上を行かれた感が。
人員削減もそうですが、未来知識を取り入れた近未来的コンセプトがナイスですね。

二式対潜迫撃砲の装填法はちと謎ですね。前装式(ストークス式)の迫撃砲を弾倉で自動装填とはどういう構造なのかが気になります。
リンボーの前身であるスキッドは傾斜して縦一列に並んだ3連砲身を横に倒し、甲板下の弾庫から架台を通じて挿入する方式だったようです。
弾倉自動装填というとボフォース対潜ロケット砲と同じですが、あれは後装式だからできる構造ですし。

9693:2011/06/21(火) 22:11:12
自動装填式の迫撃砲は後装式ですので、二式は後装式を想定しておりました。もし
後装式の迫撃砲の形式が違う名前なら不勉強ですいません。

97:2011/06/21(火) 23:09:54
>>96
ストーク・スモーターの項目をwiki辺りで見ても分かりますが、
筒(砲身)に装薬付砲弾を砲口から挿入し、基部で装薬を起爆させる方式のもの。
なので、あえてストークス式と言うとやはり前装式となる筈です。
スキッドもリンボーも、装填方式が違いますが前装です。

ホントのトコはやはり短魚雷が使えれば、人手を喰う面制圧の必要性が下がるんですけどね。
航空機からの投下式のものなら米が大戦中に使用してたのですが、
艦載型は50年代中盤以降からなんで、まだちと早いかな。

98攻龍 ◆N7DVv.HogQ:2011/06/22(水) 02:45:03
大量生産前提の護衛艦(海防艦)で盛り上がってますので、
以前"設定スレ その3"の>914にupしたやつのリニューアルで挑んでみます。
といっても皆様の下位互換級ですが(笑)

800t型(ex乙型)海防艦 (攻龍 私案②)
基準排水量:800t
全長:70m 全幅:9m
煙突:直立型1本
主機:ディーゼル電気推進 (ディーゼル機関×2基 発電機×2基 直結電動機×1基) 1軸推進
機関(電動機)出力:ディーゼル機関 1500馬力×2基 電動機 2,300馬力×1基
最大速力:17.5ノット
航続距離:12ノットで8,500浬

武装
・45口径127mm単装高角砲 2基【前後各1基】
・70口径40mm単装機関砲 4基(後期には2基追加)
・20mm単装機関砲 8基
・対潜爆雷砲(ヘッジホッグ)1基【艦橋前1基・旋回式】
・爆雷 60発(投射機 4基および投下軌条 2条)

<解説>
・概要
WW1、WW2初期での欧州派遣の経験から、とにかく船団に張り付いて直接護衛をするフネが大量に必要だったので、性能低下には目を瞑って用意された。
・船体
量産性最優先のため、直線構造や軟鋼を多用したブロック工法を用いた。
それでも船体の大多数は2重構造となるなどダメコン対策は施された上、復元性・安定性と凌波性優先の船体構造とされた。
そのため速度発揮には不利な形状となり、護衛艦としては最低限の速度しか持てなかった。
・機関
(高品質軽油でないと使えない)燃料問題と、潜水艦探知の際の静音性に不利といわれたディーゼルだったが航続距離の面では有利だった。
そのため速度低下は招くが、燃費や騒音問題で有利になる電気推進を採用する事となった。
これは各種艦艇の機関を可能なかぎり統一する方針に基づき、新型潜水艦用機関を半分流用することで大量入手のめどが立ったこと、直結モーター採用で更なる低騒音性が望めたこと、減速ギア廃止により生産上のネックが無くなったことが決定打となった。
また推進器が1軸ということでダメコン対策上不利と言われたが、これは小型船体のため大規模被害発生時にはあまり効果がないことや、2軸化することによる重量・容積面の不利や工作・操作の煩雑化を嫌ったことで決められた。
・武装
小型の船体には過大な兵装とも言えたが、これは主要艦艇と共通した装備を持つことで、乗組員の入れ替わりがあっても早期に慣れるように工夫されていた。
対潜兵器の主力は前投兵装ヘッジホッグであり、爆雷は補助装備となっている。これは多数の爆雷が小型船体には(重量・容積で)負担になるうえ戦法の変化があったことが大きい。
 
・総括
護衛駆逐艦や欧州派遣型海防艦に比べると量産性は大きく向上したものの、小型船体からくる不利はやはり大きかった。
特に速力面ではかなり不利であり、高速の優等船団には追従するのが精一杯であったといわれた。
ただ、対潜部隊が心置きなく任務に専念できる等の船団直衛艦としての価値は大きく、その存在は地味であったが必要不可欠なものであった。
戦後は簡易構造・弱装備故に早期に退役し、海外に譲渡されたり解体されるなどしてその姿は早期に消えていった。

99名無しさん:2011/06/22(水) 15:27:28
短魚雷は高いですからね。いまでも短距離対空ミサイルより短魚雷のほうが高いくらいです
後この時代だと短魚雷というか魚雷全般の信頼性が爆雷より低いですしね。
リンボーの装填方法は調べてみたら、スクィッドの装填方法を機械化したやつでした

二式対潜迫撃砲第2案
口径:3連装305 mm
砲弾重量:180 kg
炸薬量:94 kg
射程距離:350 〜 1000 m
沈降速度:13.5 m/s
装置重量:35t (51発/17回分の砲弾込み)

スピガッド式のヘッジホッグは装填が人力なため迅速な装填ができないこと、
自動化に限界があることから、史実リンボーを参考に開発されたブランストークス式の3連装大口径対潜迫撃砲。
投弾パターンは一辺40mほどの三角形であり、発射時にソナーで探知した潜水艦の深度に自動的に設定された深度で爆発し、
至近距離での爆圧でダメージを与える。2基搭載された艦は同時に発射され六角形のパターンを描く。
砲架は安定装置がついており、艦の揺れの影響を最小限にしている。再装填は砲身を水平に
倒した位置に装填機が設置してあり、前から爆雷を押しこむ自動装填式である。なお爆雷は1基あたり
51発/17回分の砲弾を収納している。砲架は全周回転するため、爆雷を艦の全方向に投射することが可能で
未熟な乗組員だらけで、低性能の海防艦での対潜水艦作戦が容易になった。
発射時の仰角は固定であるが、発射時のガスを逃がすベント弁がついており、これにより距離を調整する。

100yukikaze:2011/06/22(水) 21:44:42
松級とのハイローミックスのロー。

5号型駆潜艇 
基準排水量=5000t
全長=65.5m 全幅=8m
主機出力=艦本式ディーゼル2基2軸・4,600HP
最大速力=20kt   航続距離=14kt/2,000浬
武装
ボフォース40mm連装機関砲 1基(前部)
ヘッジホッグ 1基
爆雷 48個

(後に短魚雷を搭載する計画あり)

(解説)
日本海軍は高脅威度の海域の護衛として松級を建造する訳だが、
如何せん松級は(コスト低減を可能な限り追及したとはいえ)従来型護衛艦と比べると
高価な艦であり、とてもではないが100隻オーバーの建造など出来るものではなかった。
(これには艦隊型駆逐艦との人員の取り合いの側面から、必要数の人員を確保するのに悲観的だったのもある)

その為、海上護衛総隊としては、低脅威における海上護衛、並びに浅海における
潜水艦狩りの主役として、本級を建造することにしている。
本級は、数をそろえることを優先している為、ありとあらゆる性能を切り詰めている。
航続距離はトラックまでいける程度。砲火力も最低限の自衛用。速度も護衛として最低限。
削られなかったのは対潜能力だけと言っても良かった。

もっとも、この割りきりにより、急速に戦力化することに成功し、主に舶地防衛に
活躍する一方で、船団護衛にはかなり苦労し、後に「日本海軍は船団護衛を軽視していたのでは?」
という批判も出ることになる。




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