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憂鬱日本が異世界に放り込まれたらどうなるか?
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憂鬱召喚
おまけ
「全機につぐ、零式はワイバーンロード、九六式はワイバーンを相手にすること!」
指揮官機の無線の後、40機の零戦、60機の九六式戦はそれぞれの目標に向かい分かれていった。
九六式戦にワイバーンを任せ零戦はワイバーンロードと戦闘に入った。
零戦は編隊を組んだまま敵騎の群れに向かっていき、対空ロケットを放つ。
でたらめな機動で分散しよけようとしたワイバーンロードだが、度重なる戦闘の消耗により動きのキレが落ちてギリギリの回避になる。
ロケットが竜の横を通り過ぎようとしたとき、それは突然爆発した。
新兵器の近接信管だ!
この攻撃は数騎の防御結界を突き破り八つ裂きにし、ほか多数の防御結界を傷つけた。
だが、それは始まりに過ぎなかった。
「各機、小隊に別れ戦闘開始!」
指揮官機の無線を合図とし、対空ロケットにより散らされたワイバーンロードに二機ずつに分かれた零戦たちが襲い掛かる。
それに対してワイバーンロードは格闘戦に持ち込もうとするが、相手の土俵に載るわけもなく、なによりも速度が違いすぎた。
その速度差は200h/kmにも及ぶ。
「遅すぎる。」
大尉はそうつぶやき、瞬く間に敵騎を引き離す。
彼を追っているワイバーンロードの後ろには僚機が迫っていた。
「いまだ!」
大尉は無線で指示を出した。
「了解!」
大尉の指示とともに、ワイバーンロードをとらえた僚機は20ミリ機銃4門の火線を浴びせた。
防御結界の光が見えるが、多数の20mmの弾雨によりすぐに消え血祭りに上げられる。
「初期はもっと骨があった。ソ連機より手強かった。」
数年前にフィンランドで戦ったソ連機のことを思い出し、それと比べてしまう。
ソ連機と比べると初期の彼らは強かった。とくに乗り手の腕は優れていた。
それもそうだろう、彼らロッシェル竜騎士の飛行時間は帝國軍パイロットより遥かに長いのだから。
ただ相手が悪かったのだ。もし機(騎)体が同等だったら…。
「考えてもしょうがないな。」
思考を切り替え次の獲物を探すがワイバーンロードは零戦隊に刈られ一騎も残っておらず、九六式戦のほうも勝利を確実とし、戦いは追撃局面に入る。
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