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「のと」本編
198
:
shin
◆QzrHPBAK6k
:2007/01/20(土) 10:15:39
「平時においては、強制的な船舶の徴用は、防諜上の理由からもなるべく避けたいと考えております。
この結果、作戦案に一部修正を加え、これに対応する事となります。」
スライドが入れ替わり、アフリカが大写しになる。
「当初計画では、南アフリカのケープタウンが最終待機場所の予定でしたが、現在ここシエラレオネ、フリータウン近郊に、新たな集結拠点を建築中です。」
今回の対独戦の開始にあたっては、「のと」資料の分析から得られた二つのコンセプトが作戦計画に組み込まれていた。
一つは欧州において、独逸が対仏戦にて展開した、電撃戦の考え方。
そして、もう一つが、米国海兵隊と言うコンセプトである。
電撃戦に対しては、様々な資料があり、それらを分析した結果、独逸軍の機動化は不十分であるとの結論に達していた。
即ち、正面装備である戦車の充実には力が注がれているが、それらに付随する歩兵の機動化、更には段列、所謂補給部隊に対しては、資源の配分の問題があるにせよ、殆どなされていない。
結果が、対仏戦におけるダンケルクの撤退戦を引き起こし、更には対ソ戦での敗北に繋がったとの分析だった。
ダンケルクにおいて、あれだけ狭い地域に英仏の軍を追い込んでおきながら、最後は取り逃がしている。
対ソ戦においては、確かにソ連側の戦車が優秀ではあったが、全体の兵力の展開、作戦指導、その他総合力では独逸が遥かに勝っており、それぞれの局面では見事勝利を修めている。
しかしながら、補給が不十分なため、個々の勝利を継続する事が出来ず、ソ連側に退却戦を実施する時間的な余裕を与えてしまった点が対ソ戦開戦の一年目の状況であろう。
少なくとも、ソ連の戦争指導の稚拙さを考慮するならば、「のと」世界のヒトラーは、機甲師団の増設よりも、補給部隊の機械化を重視した方が、初年度での勝利の可能性は高かったと分析されている。
要は、短期での制圧を目指すには、独逸の機動力が不十分であったとの結論である。
その為、統合軍では、部隊全体の継戦力も含めた機動化を目指し、正面戦闘に従事する、戦車部隊、歩兵部隊のみならず、砲兵、工兵、燃料弾薬、燃料の輸送に至るまでの機動力の充実に力が注がれている。
そして、この機動部隊に更に米国の海兵隊を参考に、航空戦力、海上輸送戦力を組み込み、一つの兵団として編成が行われていた。
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