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避難用作品投下スレ6
115
:
インターセプト4
:2010/10/07(木) 00:21:51 ID:bSl081z60
乱暴に扉を叩くと、中から戸惑う香奈子の声が返ってくる。
端的に事を伝え、すぐ様この場を立ち去ろうとしたシュンの足は次の瞬間強制的に止められることになった。
「待ってっ! 氷上君っ!」
躊躇無く開けられた扉から現した香奈子との、数十分ぶりの対面。
慌てて勢いのまま飛び出したとしか見えない香奈子の姿に、シュンの頭が真っ白になる。
「何があったの、一人は危ないわ!!」
不安に駆られている表情の香奈子だが、その姿はあまりにも無防備だった。
香奈子の剥き出しの肌を覆うのは、下着と言う名の頼りない薄布のみである。
縁取られたレースが香奈子の艶かしいラインを強調していて、所々に飛んている水滴も彼女の肢体を彩る役割をしっかり果たしていた。
突然表れた光景に、シュンは思わず事態を忘れその姿を凝視してしまった。
大きすぎる驚愕に、彼自身がその魅力を吟味する余裕は皆無であったろう。
しかし視線自体は不躾なものだった故、香奈子がこの状況を自覚したのは早かった。
「……?! ご、ごめんなさいっ!!!!」
「ぼ、僕の方こそ、ごめん!」
扉が閉じられたと同時、シュンも更衣室に向かって背を向ける。
年頃の少女より少し大人びた香奈子の体は、何だかんだでシュンの脳裏にしっかりと焼きついた。
それから二人、扉を介し簡単に事情のやり取りをする。
シュンは一分でも早く現場の確認に向かいたかったが、香奈子がそれを簡単には許さなかった。
危ないことが分かりきっているという前提のある場所に、シュン一人で先行することを香奈子は強く拒む。
香奈子がすぐの準備を整えることができるなら、また話は別だったかもしれない。
言葉を濁す香奈子から、シュンも彼女の状況を察する。
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