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避難用作品投下スレ4
7
:
(おねえさん)/Island Atlas
:2008/08/11(月) 17:42:17 ID:GEqu3C0o0
* * *
「すみません、本当にごめんなさい、取り乱してたんです……」
「もういい、気にするな……我が身の不幸はむしろ受け入れて当然、というより、不可抗力だろう、アレは」
「まあ結果的に手遅れになったわけだが」
「そのようなの」
ぺこぺこと彼女らしくもなく頭を下げる杏と、聖に包帯を巻いてもらっている芳野。
荒れた室内。
ますます強まったアルコール臭。
何があったのかは語るまでもないだろう。
「とにかく、君が無事で良かった。それだけ暴れられるのなら折原君も安心だろう」
「……」
「……」
「折原……あいつに抱えられて、ってとこまでは覚えてる。その後、どうなったのか分からないけど……」
少し表情を変えた三人から、彼に良からぬことがあったと察知した杏は、あえてそこで言いよどんだ。
いや、既に察しはついていた。信じたくないだけで、杞憂であって欲しいと思ったから、そう言ったのだ。
しかし、その儚い期待はことみが首を振ったことによって、脆くも崩れ去る。
「折原はこの殺し合いに乗った奴と相打ちになって死んだ」
ことみの代わりに芳野が口で告げる。
事実だけを語る芳野に眉を顰めた杏だが、それ以上に感じるのは一抹の寂しさであった。
やることだけやって、さっさと逝ってしまった浩平。
ふざけた性格の癖に、高槻と一緒になってバカなことをしていた癖に。
何も言わずにいなくなってしまうなんて、悲しいじゃない……
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