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避難用作品投下スレ4
104
:
(最初だけ怖いっス)/Theme of Black Knight
:2008/09/21(日) 02:40:52 ID:kZsTBTYo0
七瀬はようやく笑いを収めると階下へと向かう。
先程の爆発でホテルのあちこちに傷がついた上に火も依然として広がっている。下手すればここが崩れる可能性もあった。
さっさと脱出するに限ると思い、階段を下りようとしたとき、一人の人物と鉢合わせする。
「「あんたは……!」」
同時に、全く同じ言葉。
表情まで一緒だった。二人ともが怒りを露にして、七瀬がデザート・イーグルを。郁未がM1076を抜く。
「あんたさえ居なければ!」
「あんたが下手なことやってくれたお陰で!」
憎しみをありったけ込めた銃声が、このホテルにおける新しい戦いの始まりを告げた。
* * *
人の一念岩をも通す、という言葉がある。
互いに放った一撃はまさにそれだった。
七瀬のデザート・イーグルは郁未の左肩を貫き、それと対照になるかのように郁未のM1076は七瀬の右鎖骨下を貫いていた。
ダメージが大きかったのは骨にまで響いた七瀬の方だった。
一瞬怯んだのを見逃さず、郁未がもはや相棒と言えるまでに使い込んだ鉈を片手に階段を駆け上がる。
この距離で銃を撃つわけには、と判断した七瀬は手斧に持ち替えながら三階廊下へと移る。郁未もそれを追って廊下へと駆ける。
「これは……」
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