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避難用作品投下スレ3
622
:
Like a dream
:2008/05/10(土) 21:06:53 ID:2rboGYVg0
新たに手に入れた、38口径ダブルアクション式拳銃(よく確認したところ、コルト・ガバメントのカスタムバージョンだということが分かった。別にガンマニアではない往人はどうこう思わなかったが)を決意を込めて握り締める。
それまで持っていたフェイファー・ツェリスカはあまりに重過ぎることと、撃ってみて反動が半端ではなかったので少しでも扱いやすい拳銃を選ぶことにしたのだ。
とはいえ、デイパックの中に入れていてなお存在感を放つその重厚感は、頼りになるのには違いなかった。
「そういえば……」
ポケットの中から、伊吹風子にもらったスペツナズナイフの柄を取り出す。お守りにともらったものなのだが、役に立つとは思えない。
かといって、ポイッとデイパックに仕舞えるほど往人は冷たい男でもない。往人は人情に熱い男なのだ。目つきは最悪だが。
「ふむ」
どうにかして穴を開けて、紐を通して首からかけておけばいいだろう。おお、お守りらしいじゃないか。
以前観鈴の家で見た戦争映画の、兵士がつけているドックタグを思い浮かべながら、往人は満足そうに頷いた。
「となれば、まずはどこかで穴を開けるものを探さないとな。キリがベストだ」
幸いにして柄の部分は木製だ。まあ金属製の部分もあるだろうが、力技で開ければいい。往人は力の一号なのだ。目つきは最悪だが。
これまたテレビで見ていた、『大脱走』のテーマを鼻歌で鳴らしながら(音程が滅茶苦茶だったが)往人はそれっぽいものがありそうな民家を探して平瀬村を進んでいく。
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