したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

避難用作品投下スレ

914終わる世界:2007/04/08(日) 11:50:33 ID:UOYWTSCU0
肩に突き刺さった矢を乱暴に引き抜きながら、銃声のした方を向くと、そこには。
死んだ筈の、あの女が。朝霧麻亜子が、Remington M870を構えて立っていた。
宿敵の綾香に手傷を負わせたというのに、その顔に笑みは一切無く、逆に苦痛に耐えるような表情をしていた。
その姿を見た綾香は一瞬で、どういう事か理解した。
自分は陽平達と麻亜子の戦いが終わった瞬間に復讐を果たすべく、秘密裏に距離を詰めていた。
その際に発光する物体を持っていては存在を察知されてしまうので、レーダーの電源を切っていたのだが、それが不味かった。
レーダーを用いれば確実に相手の生死を判断出来るが、この闇夜において肉眼ではそうもいかない。
つまり麻亜子は自分と同じく防弾系の装備を着ており、一命を取り留めたのだ。
表情が優れないのはいくら防弾性の装備を身に纏っているとは言え、衝撃までは殺し切れない為だろう。
綾香は笑った。一度は閉ざされた復讐の道が再び開かれた幸運に、これ以上無いくらい口元を歪めた。
「よくぞ……生きていてくれたっ……!」
それはとても重い、地獄の底から響き渡ってくるような声だった。
数多の戦いを傷付きながらも生き延び、麻亜子と綾香は三度対峙する。

【時間:2日目・20:30】
【場所:g-2右上】

来栖川綾香
【所持品1:IMI マイクロUZI 残弾数(19/30)・予備カートリッジ(30発入×2)】
【所持品2:防弾チョッキ・支給品一式・携帯型レーザー式誘導装置 弾数1・レーダー(予備電池付き、一部損傷した為近距離の光点のみしか映せない)】
【状態1:右腕大火傷(腕を動かせない位)。肋骨損傷(激しい動きは痛みを伴う)。左肩口刺し傷(治療済み)。全身に軽い火傷、疲労、体の節々に痛み】
【状態2:左目失明寸前、右肩負傷、麻亜子と対峙】
【目的:何としてでも麻亜子を殺害。ささらと、さらに彼女と同じ制服の人間を捕捉して排除する。好機があれば珊瑚の殺害も狙う。】


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板