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避難用作品投下スレ

759No.774 天才科学者とオーパーツ、生徒会長と放送者と俺:2007/03/24(土) 11:43:06 ID:AS3Yq5iQ0
取り敢えず簡単なところからはじめてみよう。
『久瀬って言う人がこちらの敵と仮定する。その時久瀬と主催者の目的は何だと思う?』
『私達の、つまりは姫百合さんの特定が第一じゃないかしら。こちらが割れていないとすれば、だけど』
『もっと単純に得られた情報が誤情報だと錯覚させての時間稼ぎかも知れません。ですが』
その後を引き継ぐ。
『うん。もし俺達が誰かを犠牲にするつもりで外すのなら主催者にとってこんなことをする意味は無くなる。こんなことやりだす主催者が俺達の善意に甘えるような行為をするとは考えがたい』
こんなことを平然と考えるあたり俺も壊れてきたのかな。
半ば自嘲気味に考えてみる。
『寧ろ情報が俺達に来る分主催者が不利になるだろう。でもやっぱり時間を稼ぎたいだけと言う可能性はあるけどね』
他に何かある?
眼で問うけど少なくともすぐ出てくるような意見はもう無いようだ。
と、珊瑚ちゃんが何か書く。
『ないことないけど、これは後にする』
『分かった。じゃあ、次。久瀬が反主催者としたときの目的。このときは主催者と久瀬は別の目的で動くことになるけどね』
『正直なところ、私はこっちだと思うの。久瀬さんの放送聞いているとどうしても主催者に自分から従っているようには思えないの』
『わたしもそう思います。こんなことを喜んでやる人がそんなにいるとも思いたくありませんし』
『ウチもそう思いたいけど』
珊瑚ちゃんが書く手を止める。……俺と同じことを考えているんだろうか。
『このメールが久瀬から来たって言う保証は無いよ』
代わりに書いてみる。珊瑚ちゃんもそれをみて微かに頷いた。
『でも、今はそれを考える時じゃない。久瀬、ないしはこのメールを送った人が反主催者としたときのことを考えよう』
先輩とゆめみさんも頷く。
『まず、主催者が伊達や酔狂でこれを久瀬に送ったと言うのは無いと思う』
『でも、そうなるとこの『――希望と、より深い絶望を……かな』というのが引っかかりませんか?』
『久瀬を騙してるんか、それとも本気でそう考えてるんかは知らんけど、そうだとしても考える意味がなくなるからそれは今はおいとこ』
『私達が何も出来ないから、束の間の希望から叩き落すため、と言うのなら楽なのにね』
『久瀬の真意は簡単だ。正にここに書いてある通りだよ。この俺達に『考えろ』って何度も言っているのは主催者にとっては一番痛烈な行動だと理解しているからだと思う』
『これが主催者やったらウチらの思考をひとつにまとめようすると思うねん。主催者にとって不利益なこと、ってかいてあったやろ? 主催者にも触れられたくないところはある。そしてウチらの行動はそこを突ける。そういう意味や。ただ』
『それらをひっくるめて主催者の罠、って言う可能性もある、と。これはここで悩んでも答えは出ないけどね』


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