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避難用作品投下スレ
135
:
異変
:2006/12/30(土) 19:17:15 ID:1JVtKIyQ
ガラっと襖が開き、これまた新手が飛び出してくる。
一同呆然。そのインパクトで場は静まるが、参入者により入れ替わった空気で一気に活気は元に戻った。
「く、くさいですっ」
「何よこの臭いは?!」
「庶民にはこのスメルの魅力が分からんのかね〜、まぁ私にもワカランが」
朝霧麻亜子は汚臭の染み付いた着物を揺らし、さらにその芳しい香りを撒き散らした。
「な、何なのよ一体・・・」
「ふはは、死神は臭いも腐ってるってな。これまたちょうどいい具合だと思わないかい?ところでキミ、お名前は」
「た、立田・・・七海、です・・・」
「そうかいそうかい、いい名前だい。親御さんのセンスがうかがえるね。
だが、そんなシックスセンスはお前様には受け継がれなかったのな。
そう、予想外の処刑人の登場など想像つかなかっただろう?
死ぬぜぃ、ここにいるヤツは皆死ぬぜぃ・・・とりあえず、ななみんお前を殺す」
「え、わ、私?」
「桜舞い散る季節に訪れる出会いと別れ、あちきはあんたを忘れない。
迎えにきたよななみんちゃん、スーパーまーりゃんと無学寺で握手ってな。
え、何さどうしていきなりあたしがここに現れたかって?
それは秘密さ禁則事項さ、とにかく涙がチョチョ切れちゃうけど我慢してくれろ。自分の屍越えてゆけ!」
着物の裾から取り出されたボーガンの矢が放たれたのは、そう麻亜子がまくしたた直後だった。
狙いは宣言通りの七海、半身を起こしただけの彼女はいきなりの攻撃に全く反応ができていない。
矢は、七海の顔面に突き刺さる。そのはずであった。
瞳孔を開いたまま身動きを取らない七海の襟首が唐突に引かれる、乱暴なその仕草と彼女の座っていた場所をボーガンの矢が通り過ぎたのはほぼ同時であった。
「困るぜガキ、こっちもガキとは言え女を殺されちゃあタマんねぇ。ここにいる女は全員俺の肉奴隷なんだからな」
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