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ここだけ魔術のある世界
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参加する際の注意事項
・俺Tueeeeeeeeeeeや、厨設定、強さのインフレはほどほどに
・魔法は「魔元素設定」に沿った設定であることが望ましい
・『中の人の』安易な気持ちで人(自キャラ、NPC含む)を殺すな。死んだら生き返りません。
・鬱展開とシリアス展開は違います。ただし、↑と共に『キャラとして』相応しいなら問題はありません。
・場の空気は出来るだけ読もう。カオスな時もあります
・書きこむ前にリロードを
・描写はできるだけ丁寧に。認識のすれ違いを避けるためです。
・本スレの出来事は演技ですから恨まぬように、また演技に私怨を持ち込まない。
・眠い時は無理せず寝ましょう 健康を損ねないように
・多数対少数の場合は、少数の中の人たちのことも考えよう
・スルーされてもめげない
・一番重要なのは楽しませること、そして楽しむことです。
イベント、ストーリー展開に関する注意事項
・乱入されても泣かない。乱入が嫌なら先に断っておきましょう
・あまりにも無茶な振りをしない。されて困る事はしない
・次の日に持ち越す事も考えよう。
・単なる自己満足はほどほどに
・イベント発生場所に貴方のキャラクターが居る可能性がありますか?
・相手のキャラクターとの関係はどんなのですか?
・自分のキャラは何事にも首を突っ込むキャラですか?
・乱入する前にレスをしっかり読もう。
スレ立ては
>>900
>>950
>>980
>>1000ナリ。
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前スレ>>993-994
「待て」
四人の後方から声が響いた。
「……お前達、聖果隊の連中か」
十メートルほど離れた位置に、青い髪の男が立っていた。
バトルドランカー・トーナメントの優勝者――アイクだ。
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>>1000
「馬鹿だった……俺はあんなのにビビってたなんて」
「そのせいでエミヤをあんな目に合わせてしまった……」
炎刀の炎が再び燃え上がる
「外道に外れたてめぇは騎士じゃねえ!!!俺がてめぇをぶっつぶす!!!」
アルフに向かって走って行く
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>>998(エミヤ)
『そうか。それにしてもお前は……やはりなんというか、すごい生命力だ』
“すごい”程度で説明がつくものではない事くらいはわかっているが、
それは追求すべきことなのだろうか? 今更ながら迷う。
俺はかつて、そのようなものに危機感を感じたこともあったが、それはただの杞憂だったのかもしれない。あるいは、恐怖心の裏返しか?
『まあいい。助かってよかった』
>>999(ライタ)
『お前そんな事も出来たのか。知らなかったぜ』
ライタが気概を取り戻したことを感じ取る。
こいつはこいつで復活か。
>>1000(アルフ)
『先に襲ってきたのてめえらじゃん。それにもう勝ち目ねーぜお前。幸福しろって』
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>>2
「………あ………」
ボロボロにされ最早限界が近い状態の少年がいる
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>>前1000
氷の柵を出し、逃げ道を塞ぐ
「あとは任せましたよ!」
治療しようとエミヤの元へ向かう
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>>3-4
「貴様らに何が分かる…!俺の半身、兄者を奪った貴様らに、何、が…!」
最期の力を振り絞り、アルフは剣を振り上げる
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>>2>>5
1「・・・アイク、か」
振り向き、少し顔を顰める。
2「まあ、見ての通りだよ。とりあえず邪魔しないでもらいたいんだけど」
3人共にディッセンバーから離れ、アイクに向かって構える。
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>>7
(あ、こりゃ死んだな)
なんか俺たち悪役みたいで嫌だ。
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>>7
「人が呑むは杯、風が飲む桜花……」
接近し力強く炎刀を叩き着ける
「美しく乱れ咲く桜を肴に一滴相手してもらおうか!!!」
ライタの雰囲気が何故か女性の姿に見えてしまう
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>>4
『まあな。小さい頃からやんちゃばかりしてたから、無駄に頑丈なんだ』
ライタのお陰で生命力が回復したのか、どことなく念話に力強さが戻った気がする。
……ここで魔剣が追求していればエミヤは恐らく、自身が知っている事を全て話しただろう。
魔剣エミヤ以上に詳しい内容かもしれないし、あくまで「再生力が俺は凄いんだ」なんて簡単な内容かもしれない。
追求すべきかせざるべきか――ひとまず、この戦いが終わりを告げてから決めるべきだろう。
>>6
「ヒルダ……悪いな、わざわざ」
エミヤの周辺には血溜まりが出来ている。
魔剣の結界のおかげで出血そのものは治まっているが、傷口から内臓が見え隠れしている。
“再生”で回復する範囲ではあるのが幸いか。これなら治療術で何とかなりそうだ。
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>>10
「馬鹿なっ…?!」
当然と言えば当然、今の傷で叩きつけられた炎刀に反応できるわけもない
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>>10
(なんだありゃ? 魔術か?)
炎刀の技の中には、幻術系のものもあるらしい。
これもその一種だろうか。それとも……
>>11
『そうか。でもまあ、しばらくは安静にしてた方がいいかもな』
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>>11
そばに座り、治癒術を使い出す
「かなりの傷ですが…何とかしてみせます」
少しずつ傷がふさがっていく
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>>5
(あれは……ディッセンバー選手だったか)
剣を交えた覚えがアイクにはある。
ディッセンバーがそれを覚えているかどうかは分からないが。
>>8
「邪魔するな、と言われて黙って見ていると思うか? この状況で」
言うと、アイクは剣を抜いた――事はなく。
四人に遭遇した時から持っていた木刀を構えた。
「お前達には聞きたいことが沢山ある」
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>>12
「ライタ式ぃぃぃ!!!!【桜花暴咲・花見酒】ぇええええええ!!!!!」
野球のフルスイングの如く炎刀をアルフに叩きつける
「まだ終わらねえぞ!!!」
更に飛ばしたまま接近していく
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>>16
満身創痍のアルフは吹き飛ばされる
手にした剣は床に落ちた
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>>13
『そうする。実は今、喋るだけで傷口から凄く痛い』
念話してるから痛いわけではない。
>>14
剣を引き抜くと、再び血が溢れ出す。
「……ライタは……トドメを、刺しちまうか……」
「ヒルダ。もしアイツがライタの攻撃を受けても生きてたら……治療してやってくれ」
「もちろんお前が嫌なら構わない。ただ、殺さずに済むなら……助けてやってほしい」
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>>18
治癒術をかけ続けながら、頷いて返した
「ただ、ここでは2人分治すだけの魔元素があるかどうか…」
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>>17
「技借りるぞ!!!レイヤァァァァァァァァァァ!!!!!!」
炎刀の炎が桜の花びらに変わり、ライタの身に纏う
そのままの勢いで剣をアルフに向けて走り抜く
「暴龍烈火ァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
ライタがアルフを突き抜けるとアルフは桜の龍が飲み込んだ様に炎がアルフを包み込む
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>>20
「があああああああああああああ!?!?」
炎に飲まれ叫びをあげるアルフ
流石に致命傷か
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>>15
1「まあそうなるよねえ」
肩を竦め、面倒くさそうに広がる三人。
外見はおろか、構えも全く同じだ。
1「おやおや、木刀で俺らを相手にするのかあ?
舐めてもらっちゃ・・・いや、仕方ないか!」
言うと同時に、左右から一人ずつ駆け出す。
右手に雷を纏ったナイフを握っている。
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>>21
「どうだ……くそった………」
全身から噴水の如く血を噴射して倒れる
エミヤに生命力を分けた上に無理やり魂の炎を使った為だ
「………もう……指一本動かせ……ねえ……」
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『……少し休憩したら、レスト達の支援に行かなきゃだな』
>>16
『おーいライター。熱くなるのは良いがホドホドにしておけよー。
まだ戦いは残ってるんだからなー。そんな死にぞこない相手に気力を使い果たしたらこれから大変だぞー』
>>18
『ま、ゆっくり休め。今回の一番の功労者はお前だ。
あ、“俺”は誰か動けるやつに渡しといてくれ』
今、エミヤの懐の中に居るのだ。
『つーか、そんなボロボロになっても他人の心配かよ。
あの様子じゃ、助けられた後も襲ってくるぜ?……分かってて言ってるんだろうがよ』
>>19
『死なない程度の応急手当だけなら何とかなるんじゃね?
何とかならなかったら見捨てるしかないが。無駄に魔力使うわけにも行かないしな』
>>20-21
(うーん……そんな心配をする必要もなくなっちまったかな)
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>>23
鎧も砕けたアルフは再び地面に落下、もはや動く事も出来ないだろう
虫の息、あとはただ目して死を待つのみだ
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>>22
「三人がかりでも俺は構わんぞ。二人で良いのか?」
アイクから見て左の男の方へ飛び掛り、木刀を真上から振り下ろす。
頭に受ければ一撃で昏倒する威力はあるだろう。
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>>23
『ゲッ!エミヤに続きライタも瀕死か!死ぬんじゃねえぞオイ!』
身体の無いこの状態では、ライタに走り寄ることすらできない。
アルフのことは、完全に思考の外だ。
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>>24
「大丈夫…です。少しくらいなら無理をしても眠るくらいで…」
瀕死の2人のもとへ行こうとする
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>>26
2「ドゥッ!」
腕をクロスさせて防御しようとするが、普通に間に合わず脳天をど突かれた。
殴られた男は変な声を上げ、その場に突っ伏す。
1「もちろん、3人でアンタを倒せるとは思ってないよお」
一人目がぶちのめされている間に、アイクの背後に突如人の気配が現れる。
その数、十。
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>>28
『いや、あんま無理すんな。まだ敵は残ってるんだ。寝たら死ぬぞ』
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>>19
「……! ヒルダ、急いでライタの治療に向かってくれ!!」
エミヤの傷は殆どが回復していた。
有り余る生命力のお陰か、ヒルダの予想より魔元素を消耗する事は無かった。
これなら最低でも一人分の治療用の魔元素は足りるだろう。
……さらにもう一人、重傷者が居るが――どうするかはヒルダ次第だ。
ライタを治療しても尚、魔元素が余る可能性はある。
本当に予想以上に、魔元素を消耗する事は無かったのだ。
>>24
『ヒルダに渡しておくよ。まだ敵はいる、周辺には注意を払ってくれ』
そう言ってヒルダに魔剣エミヤを手渡した。
『生きる気力があるなら、何とかなるさ。
俺以外の誰かを狙ったりするつもりなら、その時は……いや、いい』
『……少し休んだらまた戦線に復帰する』
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>>27>>28
「俺は……良いから…エミヤを………」
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>>29
「……無駄に増えていくな。魔道の類か?」
次は右側から迫ってきた男の顔面目掛けて蹴りを放った。
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>>31
その魔剣を受け取る
「死なせるわけにはいきませんから…!」
2人の元へ近付き、治癒魔術を使い出す
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>>34
「…やめろ」
「敵の施しは、受け、ない」
言いながら砕けた鎧の内側に手を入れる
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>>33
3「げああ!」
今度は防御に成功したが、その防御ごと吹き飛ばされた。
4「いかにも」
5「これだけの数を」
6「一度に」
7「相手にできるのか?」
その間に4人が肉薄し、同時に雷を纏ったナイフで切りつけてきた。
一人ひとりが常人の7倍近い身体能力を有しており、普通ならかなりの脅威だ。
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>>31
『ああ、わかってるさ。突然転移でもされなければ大丈夫だ』
『黄金の結界もなくなったし、こちらが有利になったはず。安心して休んでくれ』
>>32
『うるせー馬鹿。全身から血を吹き出して何言ってるんだ』
>>34-35
『おいッ!こいつなにかする気だぞ!』
自爆の可能性もあるので、ヒルダの行動を阻害しない位置に結界を構築する。
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>>35
「!」
その手を振り払おうとするが、間に合わなさそうだ
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>>37-38
懐からアルフが取り出したのは短剣
それを己に向け、迷いなくアルフは自分の心臓を貫いた
「がふっ…く、く…これが末路さ…パシュ…ル…ス竜…騎に…栄光………」
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>>36
背後に視線を向けることなく、木刀を左腰に差すように構える。
それは、居合いの構えだ。
「――ふんっ!!」
その、気合混じりの声が肉薄せんと動いた四人に聞こえた頃にはアイクは既に背後に居た。
次の瞬間――四人の身体に、幾度と殴打されたが如き痛みが走るだろう。
東方の剣士が使う神速の『居合い』からの連続攻撃を、アイクが見舞ったのだ。
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「ちと……血を流し過ぎたかな………」
若干顔が青くなって来てる
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>>39
『あー……まあしょうがないか』
正直、貴重な回復要員であるヒルダの魔力を消費せずに済んで良かったと思う自分が居る。
余裕がある時なら助けたって構わないかもしれないが、今は結構ギリギリなのだ。
エミヤには悪いが。
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>>39
「そんな…そんなことって…」
思わずうつむいてしまう
>>41
ヒルダの回復魔法がかけられる
少しずつ楽になっていくはずだ
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>>40
4人「ッ!?」
声を上げる間も無く、四人の男は地面に倒れた。
だが相手はまだ残っている。
四人が地に伏す前に、残る6人がアイクに迫ってきた。
全員が体に薄い電膜を纏っており、直に触れるとシビれてしまうだろう。
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>>44
迫る六人のうち一人に向かって木刀を一直線に投げつけ、左へ七メートルほど飛び退いた。
六人が纏う電膜そのものに気づいた訳ではないが、違和感を覚えたようだ。
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>>45
8「つっ!」
木刀を半身に食らい、回転しながら吹っ飛ぶ一人。
木刀が男に触れた瞬間、バチッ!という音と共に電流が迸った。
5人「勘が良いな!」
一人欠けても、残る五人の動きに迷いは無い。
方向転換し、雷を纏ったまま離れたアイクに突っ込んでいく。
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>>46
「お前達が近づいてきたと同時に肌が妙に痒くなったんでな。
さっきの奴らが持っていたナイフのように、何か細工をしていると思っただけだ」
言うと、放り投げた木刀の方へ跳躍し、木刀を掴む。
未だに電流が残っているなら多少は痺れるだろうが、動きを止めるほどではない筈だ。
(こういう時は魔術が使えんとなかなか厄介だな……)
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>>47
5人「ぬっ!よく動くねえ」
急ブレーキをかけ、またアイクの現在地に方向転換。
特に疲れている様子も無く、どこまでも追い続けるつもりらしい。
自信は無いが木は溜電しないと思うので、雷によるダメージは無いだろう。
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>>48
(少なくとも触れた瞬間は雷が通る。
それに合わせて手を放すのは流石に間に合わん、となると)
一息で九メートルほど距離を取り、振り向くと同時に
「ぬぅんっ!!」
木刀を、地面を抉るようにして振り抜いた。
抉られた地面の破片が六人へ飛礫となって襲い掛かる。
一つ一つは子供の拳程度の大きさだ。
一人当たりに迫る飛礫の数は十にも満たないが、複数で動く以上、回避行動は制限されるだろう。
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「くっ……体が勝手に!汚い真似を……」
吊された猫じゃらしで遊んでいる。
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>>49
5人「チッ、物理攻撃かい」
破片を回避さるため、五人は一度バラバラの方向に散った。
全てを回避しきれたわけではないが、大したダメージは無さそうだ。
ちなみに纏った雷で破片はさらに砕けた。
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>>51
(石が砕けるだけの物理的な威力はある、か)
木刀は先程の一撃で根元からへし折れる寸前の状態だ。
愛剣を抜けば勝負を決する自信があるが――それでは意味がない。
生け捕りにして情報を聞き出さなければならないのだ。
「……次はその纏った雷ごと吹き飛ばしてやろう」
回避行動に移った五人の方へゆっくりと歩み寄る。
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>>52
5人「ほう、できんのかい?」
散らばった五人はすぐさま集結し、アイクを迎え撃つ。
正面から一人、左右から二人ずつが特攻してきた。
とりあえず当てれば良いのだ。
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>>53
「……」
木刀を逆手に持ち、切っ先を地面に向ける。
五人がアイクの間近まで迫った瞬間、
「ふんっ!!」
アイクはおもむろに、木刀を地面に突き立てた。
それに伴い、木刀を中心に直径五メートルほどの爆風が巻き起こる。
十メートル以上の大きさの化け物すらも怯ませた強烈な威力の噴火だ。
人間が受ければそれこそ、火傷程度で済む筈も無い。
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>>54
5人「なッ!?」
全身に電膜を纏っていようとも、これだけの炎を防ぐ事はできない。
五人はまとめて爆炎に飲まれ、火達磨となって吹き飛んだ。
5人「が、あああああああ!!!」
落ちた先の地面でのたうち、二人は炎を払うことに成功したが、残る三人は動かなくなってしまった。
周囲に肉の焼ける嫌な臭いが広がる。
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>>55
余程の熱量だったのか、アイクの身体も僅かながら所々が焼け焦げていた。
持っていた木刀は既に原型を留めないほどに消し炭と化している。
「大人しく捕まれ。情報を差し出すならこれ以上の危害は加えん」
と、ディッセンバーの近くに居るであろう本体(?)に告げる。
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>>56
1「流石だねえ、やっぱ俺じゃどうしようもないな」
ディッセンバーの傍に立ち、成り行きを見ていた男が苦笑まじりに口を開く。
1「悪いが、アンタじゃ俺から情報を引き出すことなんてできんよ」
喋っている間に、今までアイクが相手をしていた男達が煙となって消えた。
分身の魔術を解いたのだろう。
1「まあ、俺もアンタを倒すことはできんのだがねえ。
どうぞ、焼くなり煮るなり好きにすると良い」
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>>57
「そうか」
互いの距離は今までの攻防でおよそ二十メートルほど開いている。
「……なら、仕方ない」
その距離を神速の速度を以てして零にし、男の腹へ膝蹴りを見舞う。
頑丈な人間なら骨が数本折れ、昏倒する程度に留まるだろう。
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>>58
1「え、マジd――」
回避や防御の暇も無く、膝蹴りにより体をくの字に折ってぶっ飛ぶ。
肺の空気が一気に逃げ出し、声すら出なかった。
1「っご・・・・」
地面に叩きつけられ悶絶している。
何故か想定していたよりダメージは少ないようだ。
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>>59
(魔術で衝撃を緩和したか……?)
「俺じゃ無理かもしれんが、それ相応の連中がこの帝都には居るんでな」
ぐい、と片手で男の襟首を持ち上げる。
「そこに連れていけば済む話だ」
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>>60
1「う・・・。ああ、連れて行ければ、ねえ」
不敵な笑みを浮かべると同時、男の体が煙となって消えてしまった。
始めから全員分身だったのだ。
「・・・まあ、これが俺のやり方だよお。
わざわざ本体が出向く必要も無いんでねえ」
また物陰から同じ外見の男が現れる。
「しかしまあ、タイミング良く現れたもんだ。
お陰でまたまた任務は失敗だよお」
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>>61
「! ……なるほどな」
「分身であれだけ動けるのなら、本体がわざわざ危険を冒す必要もない」
納得したように言う。
ディッセンバーを庇うように位置を取り、男を見据える。
「これだけ暴れれば誰だって気づくに決まってるだろう。
ここの騎士団も、そろそろ来るだろうな」
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>>62
「ああ、少し手間取りすぎたな。
なかなか強情な少年でねえ」
ディッセンバーを見やり、肩を竦める。
「まあ、今回はここらで退くよお。
だが次は・・・、アラゲイジアから帰った事を後悔させてやるさ」
またね、と手を挙げ、煙となって消えた。
今度こそ、周囲から完全に人の気配が無くなった。
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>>63
「……逃がしたか」
ふう、と溜め息を漏らす。
「一度襲撃を受けた以上、エドワード達が連中に遅れを取るとは思えんが……
アセリアにこの事を伝えておいた方が良さそうだな」
「とりあえず、先にこいつを宿屋へ連れていくか」
ひょいとディッセンバーを持ち上げて自分が寝泊りしている宿へと向かった。
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「ちょっと遅いけど新年ね!
ハッピーニューイヤー!!」
年末の大掃除はしなかった
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「年末を越えてから一気に仕事が減った……」
年始ニート
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「帰ろうと思えば帰れるのに、旅キャラとして定着したせいでまた暫く帰れない気がする……」
今日もどこだかわからない野原を歩いている。
突如、地面が揺れる。いや、空気すら揺れた気がする。
そして、騒音が此方に近づいて来る。
「ふん…今更そんな事で驚くか」
大きく出るショウ。
しかし、騒音の向こうから現れたのは、10mはあろうかと言う恐竜型モンスター。
恐竜「ギャアアアアアーwwwwwwww」
「追いつけるもんならwwwwwwwwww追いついてみろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
全力で逃げるショウ。
果たして生きて帝都に戻るのは何時になるのか!
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ソフィーのレストラン、客間
久々にレノが実家に帰ったらしい。
レノ「そろそろ真面目に親父を捜さないか?」
ソフィー「そうね……考えてみれば、今まで人様に迷惑をかけなかったのが奇跡……いや、かけてるけど、伝わって来ないのかも……!」
レノ「あり得る……」
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>>67
恐竜の進行方向に人影が
「今日の飯はお前かぁ〜〜」
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>>69
「いやいやいや、違うって!!!」
バルバトスの前で両手を突き出し、もの凄い勢いで首を横に振っている。
思いっきり勘違いだ。
恐竜「ブルルルルwwwwww」
まさに猪突猛進。
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>>70
「なんだ貴様わぁ〜」
邪魔だったのか殴り飛ばされた
「ぶるるるるぁぁぁああああ!」
斧を取り出すと恐竜に向け構えた
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>>71
「ぎゃおっ!!」
ぶっ飛ばされ、地面に頭が埋まった。
以下、恐竜語。
モンスター「ちっさwww人間ちっさwwww潰すwwwwww」
そのまま突進。
このままであれば、数秒後には踏み潰されミンチと化すだろう。
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>>72
「俺よりでかいとはぁ〜何事だああああ!」
その丸太のような腕で斧を振ると恐竜の足めがけて振り切った。
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>>73
激しい金属音が響く。
暴風の如き勢いで振るわれた斧だったが、鋼鉄以上に頑丈なモンスターの足には、細かい傷しか与えられなかった。
そこで足を止めたモンスターは体を一回転させ、バルバトスに対し尻尾を大きく振る。
これほど堅いモンスターの尻尾なのだから、やはりダメージも相当大きそうだ。
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>>74
それが直撃するバルバドス
が、額から血を流すが倒れない
「俺を倒すにはぁ〜まだまだ力が足りんな!しかし斧を受け切ったことは褒めてやろう。
次はこちらの番だ」
足に効かないとか意味が分からない男バルバドス
再び同じ個所を斧で攻撃する。
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>>75
「俺はそこまでwwww馬鹿じゃねえwwwwwwww」
足を少し上げる事で振るわれた斧を爪で受け止める。
ダイヤモンド級に堅い爪。
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>>76
「ならば燃やすまでよぉ〜灼熱のファイヤーボール!」
初級魔法にしたら明らかに規格外の灼熱
それが爪に直撃する
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>>77
「あちあちwwww」
厚い皮膚に守られ、これもやはり大したダメージにならなかったようだ。
しかし、熱さのあまりその場で転倒するモンスター。
多分絶好のチャンスだ。
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>>78
倒れこんだ恐竜の顔の方へ回り込むと、口の中に腕を伸ばし体全体で口をこじ開けた。
「さて、中まではぁ〜頑丈に出来ていまい。ぶぅるるぁぁああ!」
再びファイヤーボールを叩きこんだ。
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>>79
「ふがwwwwフガwwwwww」
バルバトスは きょうりゅうの まるやきを てにいれた!
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>>80
「食事をぉぉぉ手に入れたぞーーーー!ん?」
頭から地面に埋もれてるショウを発見
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>>81
頭が泥まみれになり、泥の雪だるま状態。
多分生きてるが、気絶している!
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>>82
「恐竜を見ただけで気絶するとはぁ情けない」
自分のしたことを覚えていない。
「おい、起きろ」
ビンタ
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>>83
「ゲフッ」
泥が吹っ飛び、素顔が覗く。
一瞬意識が戻ったが、ビンタの威力で再び意識を失った。
そこらへんに放置するか、世話をしてくれそうな人の所に持って行けばいいんだ!
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>>84
「ふん」
恐竜の半分を斬ると、それをショウの近くに置き帰って行った。
ショウは一般人には持ち運べない重さの食糧を手に入れた!
ショウの冒険はまだまだ続く!
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「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!」
野原の中心で肉を食う。
ショウのHPが10000回復した!
これでまた暫く長い旅が続けられる!
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「……」
処刑犬達が寝ている隣で剣の手入れをしている。
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>>87
「クゥゥゥ……ン(肉……)」
本性は凶暴な人狼であることを忘れてしまいそうな位、犬らしく眠っている。
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なんだかんだで子供の名前を考えるというのは楽しいものだな。
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‐神殿天井‐
「さぁエル・ノア君、この腕の傷の借りを返して差し上げよう…!」
ぎらついた目つきで剣を構えるパスカル
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>>90
「けっこうですわ!」
砂埃を巻き上げながら駆け、剣を左手に持ったまま跳び蹴りで突っ込む。
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>>91
「フハハハ!命のやり取り、これだよこれぇっ!!」
飛び蹴りをかわしてエルの左横から剣を振り下ろす
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>>92
「チクショー、楽しんでんじゃねえ!」
着地と同時に左手の剣を振るい、迫り来る刃を弾く。
そのまま着地したのと同じ足で跳躍し、また距離を空ける。
『ブリジンガー(炎)!』
続けて振り向きざまに青い炎弾を放つ。
狙いが正確とは言えないが、近くに着弾するだけで爆炎のダメージはあるだろう。
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>>93
「吠えたまえ、【邪剣カリテオ】」
パスカルが手にした剣の名前を叫ぶと剣が黒いオーラを纏う
そして振るわれた剣がブリジンガーとぶつかりる
爆発が起こり黒い煙が立ち込めるがパスカルは平気なようだ
-
>>94
「え、マジ!?」
そんな奥の手があるとは予想外だ。
『ヴィンダル(空気)!』
風を巻き起こし、邪魔な黒煙を払う。
それと同時に、パスカルが最後に立っていた位置に向けて駆け出す。
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>>95
「フフフ…怪物(私)の牙は竜より恐ろしいかもしれんぞ?」
パスカルはその場を動かずにエルを迎え撃つ
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>>96
「そんなもんで俺様が怯むか!!」
一直線にパスカルまで駆け抜け、頭上から豪快に剣を振り下ろす。
普通なら、防御したところで剣ごと身体を真っ二つにされる勢いだ。
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>>97
「クハハハ!!それでこそ死合う価値があると言うもの!」
剣を横に向けてエルの桁外れの一撃を受け止める
逃げ場を無くした衝撃がただでさえ壊れてる天井を破壊する
邪剣の強度はかなりのものらしい
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>>98
「(これでもビクともしないのか・・・!)」
足場が壊れては不味いと、バックステップでその場を離れる。
「ゴリ押しはキツいな」
『ブリジンガー(炎)!』
再び炎の名を唱えると、エルの白銀の剣が青い炎に包まれた。
燃え上がる剣の完成である。
「焼けちまえ!!」
その場で剣を振るうと、纏った炎が大きく膨れ上がり、渦を巻きながらパスカルへと伸びた。
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>>99
「ぬぐ…!?」
腕で顔を庇いながらパスカルは炎に飲まれる
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>>100
「よっしゃああああ貰ったぜえええええ!!」
炎の奔流を断ち切り、火達磨になっているパスカルに再度駆ける。
トドメを刺す気満々だ。
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>>101
「ふぅん!!」
炎の中から叫びが聞こえたと思うと炎が掻き消される。中でパスカルが邪剣を振りあげたようだ
そして肉迫してくるドラライに向かって勢い任せにパスカルが剣を振り下ろす
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>>102
「げえっ!!」
反射的に剣を構えて防御するが、強烈な一撃に体勢を崩され、つんのめって地面にヘッドスライディングをかます。
「いたい!」
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>>103
「滑稽だな」
ニヤニヤと中年紳士は笑みを浮かべて剣を突き立てようと振り下ろす
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>>104
「うるせー。それよりお前、気をつけろよ」
仰向けになり、迫り来る刃を防ごうともしない。
と、突如パスカルの背後から凄まじい衝撃が駆け抜ける。
それは鉤爪を持った巨大な足。グラドニスと交戦している筈の、エル=ノアのパートナーの足だ。
上空から奇襲まがいの飛行を行い、パスカルを背後から蹴りつけたのだ。
-
>>105
「ゴフ―――――」
凄まじい衝撃に突撃襲われるパスカル
そのまま蹴り飛ばされた方向へ力任せに転がっていく
邪剣は彼の手から零れおちる
-
>>106
ガルズラはそのまま飛び続け、パスカルの転がる先に着地した。
そのまま前足を挙げ、転がってくるパスカルの上にゆっくりと下ろす。押さえつけだ。
「よくやったガルズラ!でもちょっとギリギリだったぞ!」
立ち上がり、パスカルが転がった方向に駆けてくる。
同じく先ほどの転倒で剣を手放しているので素手だ。
-
>>107
「グ…ゴボッ…」
背中と口から夥しい量の血が出ている
-
>>108
「おお、生きてんのか・・・、タフなやつだな」
肩で息をしているが、しっかりとした足取りでパスカルの前に立つ。
「・・・どうだコノヤロー!!ガルズラは俺様がヤバけりゃ、すぐに駆けつけてくれんだぜ!!」
唐突にパスカルを指差し、大声で怒鳴る。
「これが竜騎士ってやつだろうが!あらゆる面で“俺達”の勝ちだ!!」
-
>>109
「く…くく…ふふ…」
パスカルは致命傷を負ったにも関わらず笑い出した
眼に焼き付いた狂喜は今も変わらない
「なるほど、これが…『死』か…」
『竜騎士』として完敗した事に何の反応も示さず、パスカルは自分の死に驚きながら絶命した
-
「ヒルダのおかげで意識は若干戻ってきたが…体に力が入らん……」
-
>>110
「・・・・死んじまった」
大きく息を吐き、ドサリと腰を落とす。
「最期まで笑ってやがったな。根っからの狂人だったってことか」
ガル≪他人事のように言うが、誰だってこの男のようになる可能性はある。
力を持つ者なら尚更、狂気に飲まれないよう気をつけないと≫
「ん・・・」
とりあえず生き延びることはできた。
少しだけ休憩するとしよう。
-
>>112
竜騎士…否、【怪物】パスカルは息絶えた
そしてエルの後ろでは彼の邪剣のみが妖しく光っていた
-
‐神殿空中‐
「―――――!!!」
トラジー&ゼットンと戦いの最中、突然グラドニスは咆哮をあげた
それはまさにパスカルがドラライによって倒された直後の出来事である
-
>>114
ドラーイたちが激闘を終えたまさにその空の上で
「む、どうした」
警戒するトラジーに対しゼットンは
(構うこたねぇ、突っ込むぞ)
爪を立てグラドニスに体当たりをかました。
-
>>115
「ゴアアアアア!!」
グラドニスはその巨大で強靭な両腕でゼットンの体当たりを受け止める
-
>>116
(ちぃ、図体だけはでかい野郎だ)
鈍い激闘音が響く空中
トラジーはゼットンの背中から頭に向かって駆ける。
そして無防備であろうグラドニスの目に風の魔術を撃ちこむ。
ダメージはさほどないであろうそれは、目暗ましとしての意味があるからだ。
-
>>117
「ぐぅあ!」
一瞬隙が出来て後退する
-
>>118
「君に怨みはないが、いくぞゼットン」
指示を出すトラジーにすぐさま応え、グラドニスから距離を離しその火炎が漏れる口を
開いた。
ゼットンの口の中に莫大なエネルギーが集まりだす!
-
>>119
「ガァァァァア!」
遅れてグラドニスも口にエネルギーを溜める
-
>>120
「見せてやろう、これが竜と人の絆だ!ゼットンビーム」
そして放たれる全てを貫く光。それは限界まで圧縮口から放たれた
-
>>121
遅れて放たれる破壊ブレス
しかしチャージは足りず、放つタイミングを指示するパスカルもいない
ゼットンビームと激しく押し合うも、結果押し切られグラドニスはビームの直撃を受ける
-
>>122
「ゼットン、頼む」
(マジかよ、仕方ねえな)
直撃を受け空から落下するであろうグラドニスの下に滑り込むゼットン
受け止めるつもりだろう
-
>>123
グラドニスの巨体は力無く落下する
重さもあるので中々速いが、ゼットンは下に回る事が出来た
-
>>124
(ちょおおおお!こいつ重過ぎるだろおお!)
ゼットンでも受け止められるはずもなく速を緩めながら落下は続く
「このままでは下の者たちに被害が出る。ゼットン少しだけでいいから戦いの場からずらすんだ」
(くぅおおおお)
下の神殿に直撃させないようにずらしたが果たしてどうだろうか
-
>>125
なんとかグラドニスは戦いの場所から外れた
神殿の一部が崩れたが、今更だろう
-
>>126
「ふぅ、とりあえずはなんとかなったか。お疲れゼットン。
後は皆を信じてここで待とう」
(こんなでかい奴を支えるのは二度とごめんだけどな)
隣にグラドニスを寝かせしばしの休息
-
「……とんでもない怪獣合戦だな、こりゃ」
神殿上空で熾烈な争いを繰り広げていた二頭の竜を見て呟く。
既に自分は人外のモノと張り合えると根拠もなく考えていたが、やはり程遠いと彼は実感する。
「身体は……だいたいは治ったな」
驚異的な回復力だ、と思う。
腹を半分以上掻っ捌かれ、中身を漏らす程に深い傷を負っても生きている。
そういった点では、自分はこの場の何よりもバケモノだ――間違いなく。
あらゆる種の中で頂点と言える竜ですら、斬られれば死ぬのだ。
人間より遥かに頑丈なだけで、彼らとてその法則には抗えない。
……自分だけがその法則を免れている理由。それはもう、理解している。
「――さて、と」
傷が治ってもなお止まぬ吐き気と熱を堪えながら、ゆっくりと立ち上がり、まだ見ぬ黒幕を迎え撃つ準備をする。
-
―再開―
「(フン、一発や二発なら耐えてみせる・・・!)」
岩陰から飛び出したゼリオスの拳から身を守るため、腕をクロスさせて防御の
姿勢。
-
>>129
「ハァァッ!!」
文字通り鋼のような拳をクロスさせた腕に叩き込む
衝撃は凄まじく、踏ん張りが足りなければ距離が開きそうだ
-
>>130
「ぐっ、あ・・・!!」
腕がミシリと嫌な音を立て、衝撃で2m近く下がる。
「(硬いだけではないな・・・!)」
ガードに使用した腕はダメージが深いのか、小さく震えている。
-
>>131
「沈め…っ!」
右拳を振り抜いた姿勢のまま、左手で風属性の魔術を構築する
そして左手をドミニクに翳す
「ウィンドスラッシュ!」
風の刃がドミニクを体を切り裂かんと迫る
-
>>132
「(今度は魔術か!)」
回避のため身体を捻るが、風の刃がドミニクを切り裂いた。
が、あまりダメージは無いようで、衣服が裂けただけだ。
「小癪な・・・!」
すぐに体勢を立て直し、地面を砕きつつゼリオスにとび蹴りを放つ。
-
>>133
「うぐっ…!!」
隙が生まれたところに放った跳び蹴りを喰らうゼリオス
倒れるが受け身を取り身体を起こす
ゼリオスの身体に物理攻撃はあまり有効ではない
-
>>134
「っ!」
こちらは両腕を負傷しているためか、受身を取れずに倒れた。
「(両腕が・・・マズいな)」
『霧滴警報!』
口から勢い良く霧が噴出される。
瞬く間に周囲が濃霧に包まれるだろう。
-
>>135
「目くらましか…!?」
立ち上げり徒手空拳のまま周りを見る
-
>>136
「このまま弄り潰してやっても構わんが・・・今回は退くとする」
立ち上がって移動したのか、少し離れた場所から声がした。
「今日は顔合わせと心得るんだな。
我々はセカンド・チャンスを逃さない」
それきり声は聞こえなくなった。
徐々に霧も晴れていく。
-
>>137
声を聞きながら、バスタードソードを回収する
「…次か…俺も力をつける必要があるな…」
-
路地裏うろうろ
「今日もせっせと食料探しです!」
-
「精が出ますね」
-
「ん?クロイツどこ行ってたです!」
-
「少し北の方に」
良く見ると服から荷物までボロボロ
-
「ある意味この場所に相応しい格好です」
あちこち触りながら観察
-
「私としては一刻も早く着替えたいのですがね…」
眼鏡を押し上げ
-
「まったく、クロイツみたいなのが一人で出歩くとクソ蟲に騙されるです。
それにその足であまり遠くに行くのは危ねーです!」
手を引く
「さっさと帰ってりーしゃに御馳走するです」
-
「別にそういう類の羽目に合った訳では無いですよ……
まぁ、その気遣いはあり難く頂いておきましょう」
手を引かれながら
-
ふぅ……いや、落ち着くね。
暖かいお茶なんて飲むのは久々だ…
-
聖堂教会図書室。
一般閲覧禁止の一角からネクロが戻ってくると、
長い青髪の女性とリュカ達が何か話していた。
-
>>148
「悪い、時間かかっちまっ…どちらさま?」
冷や汗を拭いながらネクロがリュカと少女のもとに戻って来たら、見慣れない女性がいた
-
>>148>>149
「あ、ネクロさん」
手には絵本を持っている
-
>>150
「君達の知り合いか。」
>>149
「私は公国陸軍所属オルガ・バルザイ。
君がさっき注意を受けたジャンヌの相方といったところだ。」
執行官の制服の上に聖堂司祭のマントを纏った女性はまっすぐに見つめ返しながら答える。
-
>>150
「待たせたな」
>>151
「どうもご丁寧に。俺はネクロ=L=ハーシェルド・セルシド、ミスカトニック大学出身です」
(バルザイ…まさか、いや考え過ぎだな)
「珍しい苗字ですね」
-
>>151
「はい、ネクロさんは僕のお父さんの友達です」
-
>>152
「何かわかったんですか?」
-
>>152
「はるか昔の魔術師の名をとってつけられたものだ。
・・・その魔術師についてはおそらく君のほうが詳しいだろう。死霊秘法の主。」
ジャンヌのような敵意は感じない。ひたすら真直ぐな目をしている。
>>153
「そうか。ということは君達の保護者ということになるのだろう。」
カツカツと貸し出しのカウンターへと歩いていく。
-
>>154
「収穫無し…と言えば無しだな」
>>155
「あんたは俺…じゃなくてネクロノミコンには興味ない?」
(別に隠してるわけじゃないがばれまくりだな俺…)
-
>>155
「そうなりますね」
>>156
「そうですか…僕の方は……」
絵本と少女でだいたい予想はつくだろう
-
>>156
「もし君達が敵対するのならば斬るだけだ。
回収命令も受けていない、ましてやここは図書室。
暴れまわるのは馬鹿のやること。」
羊皮紙に何かを書きながら答える。
「まあ我々以外で君達に襲い掛かる理由のある者など
知ってる限りでは二人だけだ。安心して観光なりを楽しみなさい。」
-
>>157
「仲良しになったみたいだな」
「俺が一人で動いてる間は彼女の面倒はリュカに任せて大丈夫そうだな」
-
>>158
「俺は何もする気はないぜ」
「けど冗談だろ…この国じゃ俺は顔も知らない相手を含めて四人に狙われる可能性があるのかよ」
げんなりするネクロ
-
>>159
「でもあまり一人で行動するのは止めてくださいね……」
一応妹がいるのでこういうことは慣れてるらしい
-
>>160
「その二人ならまずは正面から挑んでくるはず。
片方は正々堂々を好む。燃えるような長髪が特徴だ。
もう片方はただのチンピラだ。叩きのめしてもかまわない。」
仲間のことをあっさりとバラすオルガ。彼女なりに敵意がないことを示しているつもりだろうか。
>>161
「〜♪」
少女はある程度文字や言葉を覚えてご機嫌だ。
-
>>161
「ああ、次は置いていくなんて事はしないさ」
ばつが悪そうに笑う
-
>>162
(………フウカ元気かな……)
少女の笑顔がフウカとダブったのだろう
少しだけホームシックになった
-
>>162
「良いのか?わざわざ他人に情報を漏らして」
ありがたい話ではあるが…どうやらこのオルガという女性は実直な軍人のようだ
-
>>163
「絶対ですよ!絶対勝手に急にいなくなったりしないで下さいね!!」
よっぽどトラウマになっているらしい
-
>>166
「急にはいなくなったりはしないさ、急には」
-
>>165
「隠すようなことではないから問題はない。
用事が済んだのならここから去ったほうがまだ襲われる確率は少ないだろう。」
書き終えた羊皮紙を差し出す。
「そのぐらいの歳の子に安心して読ませられる本をまとめてみた。
感受性が豊かなうちに知能にあわせて読ませてあげなさい。」
-
>>168
「ありがとうございます」
しっかりお辞儀
-
>>168
「御忠告痛み入るぜ」
受け取りながら
「確かに、感受性が豊かな時に正しい事を学んだ方が良いわな…魔術師の俺が言う台詞でもないが」
-
>>169-170
「礼には及ばない。観光客の世話をするのも騎士の役目だ。」
そのままネクロがさっきまで居た棚のほうへと歩いて去っていった。
-
>>170>>171
「…………ところで、どうしますネクロさん」
-
>>171-172
「とりあえず出るぞ、ここはまずい」
オルガを見送り、ネクロは図書館の出口に向かって歩き出す
-
聖堂から出ると広場が何やらにぎわっている様子が遠くからもわかる。
1・気になるので広場へ向かう。
2・襲われる恐れがあるのであえて裏道のほうに向かう。
-
>>173>>174
「なにか向こうは騒がしいですね?」
広場の方を指差す
-
>>174-175
「騒がしいな…」
(無視する方が良いが)
「行ってみるか、なんかやってるのかもだし」
-
>>175-176
広場。
鳥の彫刻が施された木を掘り起こしている様子を住民が見物している。
「もうそんな時期か。」
「今度のポールも上手く育つといいですねえ。」
何やら恒例の行事のようだ。
中には酒をあおりながら見ている職人風の男もいる。
-
>>177
「なにしてるんですかね…?」
興味はあるみたいだが良くわからないみたいだ
-
>>177
「これは何をしてるんですか?」
近くの人に話かける
-
>>178
「10年に一度のお祭りだ。少年よ。」
頭上から声が聞こえてくる。
>>179
「ああ、オウル・ポールの建て替えだよ。
ポールっていうのはこのラダ公国を見守ってくれている国鳥・シルバーオウルを祭る柱さ。」
-
>>180
「ラダの祭事ってわけか」
腕を組んで眺める
-
>>180
「お祭り?」
声がする方に見上げる
-
>>181
鳥の彫刻がなされた柱が掘り起こされ、屈強な男達によって聖堂の方へと運ばれていく。
>>182
「そうだ。我々が見守っているということを忘れないようにという殊勝な心がけだ。」
頭上には75cmほどはある銀色のミミズクが居た。
-
>>183
「大変だな、祭ってのも」
そしてリュカと話してる木菟を見る
「み、木菟が喋った?」
-
>>183
「…大きい………」
大きさに驚いてしまった
-
>>184-185
「ふむ、貴様達はこの国の者ではないようだな。」
ミミズクはそのままリュカの頭の上に降りてくる。
「我輩は白いテトナリィのナワルピリ。探求するテトナリィよ、人間よ、貴様達は何者か?」
-
>>186
「ふええ!?ふええええ!!?」
リュカは戸惑っている
-
>>186
「探求ね…」
「俺はネクロ、あんたが乗ってるのはリュカで、こっちの女の子には名前がない」
「俺達は調べ物があってラダに来た」
-
>>187
「あまり揺らすな、我輩は仮にも国鳥であるぞ。」
勝手に乗っておいてかなり無礼である。
>>188
「名前がない?ほう、こいつはダーユのセルティヨテピトリ!生きていたか!」
聞きなれない。すくなくともミスカトニック大学や帝都では聞いたことのない言葉交じりでミミズクは話し続ける。
「調べ物?我輩は末席とは言え賢者だ。何でも聞くがいい。」
-
>>189
「セルティヨテピトリ…この子の事か?」
「俺はダーユ海の怪異を調べてみたらこの子に出会った、調べたいのはこの少女の事なんだが…木菟の賢者、貴方が分かるだけの事を教えて欲しい」
-
>>189
「鳥が!!鳥が喋って頭に乗って大きくて!!!」
腕をブンブン振って慌てている
-
>>190
「セルティヨテピトリ。貴様らの言葉で言うならば『迷子の娘』といったところだ。
ダーユの小島に大昔から居る白い一族だ。ダーユの怪異と呼ばれているのもこの娘の一族だろう。」
「結論から言うならばかつて島流しにされた人間と魔物の子孫、それがその娘だ。
近親交配によってどんどん数が減り、この娘の代で途絶えるはずだったのだが、よくも生きていたものだ。」
ミミズクの目が細められる。
「まあ、この国は今でも少々問題が残っているが、我輩には関係のないことだ。」
>>191
「我輩は黒いアモストゥイを持つ男と話しているのだ。揺らすな小僧。」
リュカの額を遠慮なくつつくみみずく。
それを見てぽかーんとしている名無しの少女。
-
>>192
「いた、いたた!ゆ、揺らさないからつつくの止めて!」
-
>>192
「迷子…か」
少女と木菟を交互に見る
「木菟の賢者、この子は…俺から見れば危険には思えない、ラダにどんな事情があったかは知らないが、彼女はこの国で暮らせないのか?」
「…ラダは自分で作ったものを、都合が悪くなったら無かった事にしちまうのか?」
-
>>193
「最初からそう素直にしていればいいのだ。」
まったくもって偉そうである。
>>194
「暮らせないことはない。我輩が口ぞえをすれば戸籍さえも作らせることができよう。
だが年齢相応の知識も分別もついていないこの娘がまともに育つかは保障できん。」
「ラダに限らず人間にはよくあることだ。極東では長が変わると前の長の功績を無かったことにしたとも言う。
だがこの国に限って言うならば、もう二度と公的にそのような揉み消しが行われることはないだろう。公的にはな。」
-
>>195
「うう………」
額を擦る
少し涙目になっているのは痛いからである
-
>>195
「分かっちゃいるし俺もそういう人間の一人だってのも理解しているつもりだ…けど、今この子には居場所がない」
「戸籍とかそういうんじゃなくて、なんていうか…居場所がないんだ」
ネクロは自分の幼少の境遇と、少女を重ねてるのだろう
「公的には、ね…皮肉のつもりはないが便利な言葉だな…ありがとう木菟の賢者、疑問は解消されたよ」
-
>>196
「男なら泣くものではないぞ。小僧。」
自分でつついておいて勝手である。
>>197
「ビスマルク。あの薬缶頭が気の利いた孤児院を紹介できるとは思えん。
だが執行官にしてしまったならば祖先を捨てた者の仲間入りをさせてしまう。
むしろ貴様達の国には無いのか?出国の許可の一つや二つなら我輩がどうとでも出来るぞ?」
「まあ、まあ、疑問が解決されたのならばいい。
それに記録を隠すことがすべて悪いこととは言わん。
記録から抹消された娘が、炎を吐くテトナリィの因子を持つ娘がそれで幸せに暮らしている。」
-
>>198
「……………」
-
>>198
(ビスマルク…)
「隠す事全てが悪じゃない、か…確かにな」
「そうだな、ラダより帝国のが多少マシかもしれないな…この子が望むならだが、その時はトラブルがないように許可を取ってもらえると助かる」
-
>>199
「静かになったか。素直はいいことだ。」
言葉を話すミミズクに頭の上でアレコレと偉そうに指示される。
おそらくリュカの人生の中でもかなり不思議な部類に入るだろう。
>>200
「おお、おお。任せろ。人間よ。
我輩は国鳥であり、守護者であり、監視者であり、賢者である。
我輩がナワルピリ、イスタキアウィトルである。
貴様がトゥィトゥィミトゥに影を喰われそうになった時、我輩が助けてやろう。」
またよく分からない言葉を交えて仰々しく答えるミミズクの賢者・イスタキアウィトル。
-
>>201
(リュカも気の毒に…)
「感謝します、木菟の賢者イスタキアウィトル」
(知らん単語だらけだ…くそ、俺も勉強不足だなぁ…)
頭を下げながら自分の知識の浅さに内心ため息をつくネクロ
「…ビスマルクと言うのは、執行官ですか?」
-
>>201
(……そうか、あの子には居場所……ないんだ……)
改めて気付く少女の事
名も居場所もないこの少女は恐らく自分よりも遥かに寂しい子なのかもしれないと
-
>>202
「ビスマルク!あの薬缶頭か?奴は執行官どころか執行官長だ。
奴は精神的にも物理的にも頭は硬いが、なかなかどうして出来た人間だ。伊達に数百年生きては居ない。」
執行官長、執行官でも一番偉い人間である。それを薬缶頭呼ばわりするミミズク。
-
>>204
「執行官長…人間で数百年とは中々長寿ですね」
(しかしこの木菟、かなり知識は豊富なんだな…)
「彼がセルティヨテピトリの少女の件も指示していたのですか?」
-
>>205
「半分はそうだ。これは先代のナワルピリから聞いたことだが、
その昔、ビスマルクは魔物に愛娘、そして自分を慕ってくれていたシスターを食い殺されたのだ。
それが原因でビスマルクは魔物の力を人と融合させ、魔物と人間の長所を併せ持った兵士を作り出し
その超人をもってして民を守ろうと取り決めたのだと聞く。」
「これはあくまで数代前のナワルピリの推測だそうだが、
おそらくその実験に失敗したものがセルティヨテピトリの祖先だった。
そしてそのことはビスマルクには知らされてないのだろう。と。」
-
>>206
「そんな事があったのか」
しかしビスマルクの発想には驚きだ
「…知らないとしたら、それは気の毒な話かもしれないな」
-
【帝都・宿屋の一室】
「気がつけば随分と賑やかになったな」
処刑犬、猫又、ディッセンバーが同室に居る状況である。
アイク以外に純粋な人間が居ないというのも帝都では珍しい事ではない。
もっとも、彼の戦闘力が人間のそれではないという事はさておき。
「手がかりは未だになし、か」
-
>>208
宿屋の窓から、いや正確には屋根の上から誰かが中を窺っている気配を
アイク程の手練なら見逃すはずがないだろう。
-
>>209
「……」
気配に気づいたのか、部屋の壁に立て掛けてあった愛剣を掴む。
そのまま窓の方へ歩み寄っていき、ゆっくりと窓を開いた。
「居るなら返事をしろ。誰だ?」
-
>>210
(あいつ確か大会で優勝したんだよな。面倒事は避けたいが、わんころ助けないとな)
アイクが窓を開けると同時、頭上から魔弾が一発脳天目掛け落ちてくる。
当たれば意識を刈り取るには充分な威力だ。
-
>>211
「!」
窓の外へ飛び出し、魔弾を回避しつつ屋根の縁を掴む。
それを台にしてさらに跳躍し、あっという間に屋根の上まで移動した。
-
>>212
「やれやれ、さすがにこれでうまくいくとは思ってなかったけどよ。
こうも綺麗に立ち回られると俺としてもショックだ」
アイクの正面には一人の男が立っていた。教会の神父のような格好で
「一応聞いてみるが、アイク君。君が預かってる犬を返してもらえると嬉しいんだが」
聞いているものの、言葉とは裏腹にいつ戦闘になってもいいような態勢だ。
-
>>213
「……なるほど、あの犬の仲間か」
ショウヘイの真上を飛び越えて屋根に着地する。
五メートル程度の距離が開いている状況だ。
「返すのは構わんが、こっちもあの犬に突然襲われた立場でな。
せめて理由ぐらい聞かんとその気にはなれん。もう少し待ってもらえないか?」
ショウヘイとは逆に戦闘態勢に移る様子はない。
ただ、武器を所持して接触してきたという事は、戦闘になる事を見越してはいるのだろう。
-
>>214
「へぇ、ただの筋肉バカでもないんだな。勘違いしていた非礼を詫びるよ」
別に頭を下げて謝罪したわけではないが、恐らくは本心から謝罪しているだろ
しかしそれと今の状況はまた別だ。
「アイク君、君は自然と危ないことに首を突っ込んじゃうタイプだね。
世の中を知らないこともあるんだよ」
「発」と呟くと男の左手に、巨大な十字架が出現する。無骨な姿のそれは
大理石で出来たシンプルな十字架だ。いきなり武器が出現したが恐らくは魔術う
アイクはもしかしたらこういうタイプち以前にも会ったことがあるかもしれないが
魔術としては、一言で表す稀なタイプだ。
-
「世の中は知らないことが良いこともあるんだよ」
だよ!
-
>>215
「だろうな。知らなくてもいい事を知って痛い目を見たこともある」
剣を引き抜く。
「だが、俺はそれで一度も後悔した事は無い」
金色の刀身が月光に照らされて輝きを増した。
バトルドランカー・トーナメントで、ショウヘイがアイクの試合を見ているならば手の内は分かるだろう。
この男は接近戦専門の剣士タイプで魔術は使えない、と。
-
>>217
「ふむ、君はそれでなくても目立つからね。
余計に敵を作っちゃうわけだ」
再び「発」と言うと今度は魔弾が出現する。先程の魔弾と同じだろうそれを
巨大な十字架でノックでもするかのように振り切った。
当然、アイク目掛けて
-
>>218
「違いないな」
高速で迫る魔弾を伏せて回避。
その体勢からショウヘイ目掛けて飛び出し、横一文字に剣を薙ぎ払う。
剣速は、その道の達人すらも圧倒するほどの速度だ。
-
>>220
「おっと、さすがに見てるのと実際に受けるのじゃ違うな」
そのスピードの攻撃をショウヘイは避けられない。しかし今は十字架で受け止めている。
簡単な話だ。3キロ先から来る時速200キロの弾なら、誰だって避けられる。
つまり予想していた攻撃だからだ。
「俺の魔術は特殊でね。還」
そう言うと先程の魔弾がこちら目掛け戻ってきた。
「爆」
続けざまに放たれる言葉。それは魔弾を任意のタイミングで爆発させる呪文。
アイクの50センチ手前で魔弾は爆発した。
-
>>220
魔弾の爆発をまともに受ける。
爆発の威力次第だが、生身の人間がまともに受けて無事ではないハズだ。
「……これで終わりか?」
アイクの背中が焼け焦げているが、それ以上のダメージを受けた様子はなかった。
「あと、もう一つ。俺の剣をそう簡単に受けられると思うな」
アイクの腕力は人間の範疇に納まるレベルではない。
彼は、一般的に知られる鉄の剣程度の武器があれば竜種の鱗すら両断するほどの力がある。
ショウヘイは、アイクの超人じみた馬鹿力を真正面から受ける事になる。
十字架の強度、ショウヘイの身体能力。
それらが如何ほどの物かは不明だが、“優れている”程度では耐える事すらままならない。
-
>>221
「君こそ、これで終わりだと思ってないだろ?」
大理石で出来た十字架は綺麗に二つに切断された。
幸運、アイクのその技だからこそまさに幸運と言えるだろう。
その域にまで達しているアイクの剣技だからこそ、十字架は切れた。しかしそれを支えていたショウヘイは薄皮一枚斬れたのみ
「おいこれ、大抵の武器なら逆に刃が折れる代物だぞ」
「鋼」と呟く、勘の鋭いアイクなら気付くだろう。何かを鋼鉄にする魔術だと。
いや、仮にそこまで気付けなくても何かしらの魔術だと。
二つに切れた十字架の先からショウヘイの顔が覗く。
「・・・!」
そして顎下目掛け飛んでくる拳。いかにアイクの体が頑丈だろうと関係ない。
そこに当たれば能が揺れる。揺れた能は一時的に麻痺する。それが人間の仕組み。もちろんアイクも例外ではない。
無論、アイクが人間ならの話だが
-
>>222
「……終わってくれれば楽なんだがな」
ショウヘイの鋼拳が届く事は無かった。
顎下目掛けて放たれた彼の拳は、アイクの左手に腕を掴まれて止められたのだ。
「なかなか速いが、その程度じゃ俺には通用せん」
そう言って、ショウヘイの腕を掴む手に力を篭める。
硬度だけでなく、耐久力も鋼鉄そのものなら流石に砕ける事はないが、身動きは取れないだろう。
-
>>223
「発、発」
二言言葉を紡ぐとアイクの顔の前にまたしても魔弾が現れた。
だがこの距離で爆発すればショウヘイは自分も巻き込むことになるが
「便利な魔術だろ?」
少しでもアイクが動けばすぐに爆発の言葉が出るだろう。
腕の方の硬さは一時的なもので掴まれた時はまだ鋼鉄だったが、時期にもとの腕に戻る。
硬さはゼリオスと同じだと考えれば相当だ。あくまで一時的な話だが
-
>>224
爆発させるつもりなのはアイクも分かっている。
だが、その程度の脅しが彼に通用する筈もないのだと、ショウヘイは知っていただろうか?
「ああ、便利だな」
ショウヘイの腕の硬度が元に戻った瞬間、掴む手に一層強く力を篭めた。
つまり、ショウヘイの腕は無惨にも潰れる事になる。
-
>>225
痛みで思わず呻き声を出すのを堪え、潰されると同時に言葉を紡ぐ。
「爆」
破裂する二つの魔弾。ショウヘイは自身へのダメージを防ぐため
空いている手で、切られた十字架を掴み盾にした。
二つ分の魔弾はアイクに直撃するだろう。そのために腕を一本くれてやったのだから。
-
>>226
爆発する瞬間、アイクはショウヘイの腕を放し、高速で後退した。
その速度は正に神速、音ですら止まって見えるほどのものである。
爆風はアイクを掠めることすら叶わず、盾にされた十字架を直撃しただけに留まった。
「……悪いな。その程度じゃ俺には遅すぎる」
八メートルほどの距離を置き、淡々と事実を言い放つ。
――無茶苦茶な芸当である。
だが、それが出来るからこそ彼は、世界中の猛者が集う大会において頂点に立てた。
ショウヘイが相手にしているのは、魔術が支配する世界にて、剣技のみで頂点を争う男なのだ。
-
>>227
「ま、ある意味成功なんだけどな」
にやりと笑うショウヘイ。魔弾は当たればラッキー程度で、真の目的は十字架で
屋根を叩き壊すこと。アイクが離れることこそが目的
「俺はお前に勝つためにきた酔狂なバトルマニアじゃあ、ないんでね」
十字架によって壊れた屋根から宿屋の中へ
正確に言えばアイクの部屋へ突入した。
「おら起きろわんころ!いつまでのんびり暮らしてるんだ」
-
>>228
「! ……なるほどな」
だが部屋に突入した瞬間、ショウヘイの首元に剣が突きつけられる。
「逃げられると思うか? 俺から」
ショウヘイが行動を起こそうとすれば、その瞬間に一つの命が消えるだろう。
口を動かすにせよ、無詠唱魔術が使えるにせよ、異変があればその瞬間にアイクは剣を振るうつもりなのだ。
アイクは魔術が使えないだけで、魔力の動きを感知できないわけではないのだから。
-
>>229
同時アイクの両眼に二本の指が突き付けられる。ショウヘイの首が飛ぶのは確実だろうが
目を潰すことは容易い。最も、アイクは目が潰れたところで今後の生活にあまり不自由はなさそうだが
「一つ勘違いしてるが、逃げたわけじゃないぞ?」
「初めに言ったろ。わんころを返してもらいに来たってよ。
しかしやれやれ、手間がかかる犬だ。ハイリスク、ローリターンだなこりゃ」
-
>>230
「仲間想いなのは良い事だ。
場所が分かってたって事は俺の存在にも気づいていたんだろう」
眼前に鋭く指を突きつけられるが、動じる様子もない。
このままショウヘイの首を両断すれば流石に眼を突かれるだろうが、
回避に徹すればこの距離でもなお、ショウヘイの攻撃を回避する自信が彼にはあるのだ。
「だが、本気で助けたいなら一人で乗り込んでくるべきではなかったな。
自惚れか、俺が見くびられていたのかは知らんが……随分となめられたものだ」
ショウヘイが動かなければ、アイクも動く事はないだろう。
今、この状況下においては、先に動いた方が目的を達成する事ができないのだから。
-
>>231
そう、さすがはアイクだ。今のこの状況をよく分かっている。
どちらからとも先に動けばただでは済まないだろう。だから今、膠着状態になっている。
アイクが回避に徹すればこの状況も打破出来るが、そうすればショウヘイはまた何かしら仕掛けてくるだろう。
「さてね、もしかしたら死ぬのが怖くないだけかもしれないぞ?
とんだ弩M変態野郎なのかもしれない。いや、とんでもなくSなのかもな」
「それにね、アイク君。俺は君が思ってる程仲間想いじゃないよ。
いなかったらいなかったで別に構わない。いたら便利ってくらいだ。
そんなもんさ、俺がいる所ってのは」
-
「ウゥゥ……(ちょろいぜ)」
一方、この犬はと言えば、宿を疾の昔に抜け出し、路地を歩いていた。
いつの間に抜け出したのか等ということは、当人(犬)以外はわからない。
暗殺者(犬)たるもの、隙が産まれればその大きさに比例し、動きやすくなるというものだ。
特に今回は、彼にとって状況を抜け出すには十分すぎるほどに大きな騒ぎが起きた。
(随分価値の高い戦闘データだ……一生暮らせる事間違いなし)
犬はそのままどこかへ去った。
-
>>232
「……それは意外だな。
服装からして、俺はあんたを教会の関係者だと見ている。
組織の中身がどうあれ、聖職者ってのは基本的に他人を重んじる奴らだと思ってたが」
アイクは無愛想だ。
驚いても、悲しんでも、喜んでも、それが表情に出る事は無い。
故に、ショウヘイが挑んできた時、あくまで内心でだが彼は驚いていたのだ。
それが、他人に分かるようにアピールされていないだけで。
-
>>234
「ふむ、仮に俺が教会の関係者だとしよう。それを踏まえた上で言わせてもらうと
組織ってのは明るい部分の裏に必ず闇があるもんだ。それはアイク君
君にも分かるだろう?」
ショウヘイは平静を装って話している。どこか含みを持たせた喋り方だが
「どんな闘争の場で生きてきたかは分からないが、君がどんな人生を送ってきたかは想像できる。
その身のこなしでね。それは戦いに身を投じていても到達するには遠すぎる。
君こそ、神にでも選ばれたんだろうね」
-
>>235
「……まあな。特に、上の連中がその“闇”ってやつの場合が多い」
想像か、経験か。
例を持ち出して、ショウヘイの言い分にアイクは同意する。
「どうだろうな……選ばれた覚えはない。
神が目に掛けてくれるほど、俺は信仰深い人間でもないしな」
「それに、神に剣を向けるような人間を選ぶなんてのは、神も嫌がるだろうさ」
そう言って、アイクは突きつけていた剣をゆっくりと下ろした。
-
>>236
「それでも、選ばれる人間ってのはいるのさ。本人の意思に関係なくね
神様ってのは存外わがままなのさ」
くはは、と笑いつつショウヘイも手を下ろす。
「やれやれ、今のうちに首飛ばしときゃ楽だぞ?俺が言うのも変な話だが」
-
>>237
「はた迷惑な話だな」
一言で切って捨てる。
「あんたと争う目的が無くなったからな。
どうやら、この騒ぎに乗じて逃げ出したらしい」
室内を見回してみれば、居るのはアイクとショウヘイの二人以外には猫一匹と人間一人だけだ。
犬の姿など何処にもありはしない。
「俺がどういう人生を送ってきたのか、あんたがどういう想像をしたのかは知らん」
「別に自慢出来るような人生じゃない。
自分のために他人を斬る事が当たり前だったからな。
ただ……無意味に斬った事はないつもりだ」
今、ここでショウヘイを斬る事は彼にとって無意味だと言う事なのだろう。
目的もなく、避けられる筈の命の略奪を敢えてする事などないのだと。
-
>>238
「自分のために斬ったか、それはなかなか好感の持てる答えだ。
他人のために切る奴ってのは、責任も他人のせいにするからな。」
それこそ、ショウヘイの偏見なのだろうが少なくとも冗談で言ってるわけではないようだ。
「しかし俺の首を取らないのは残酷だね。もし君とまた戦うことがあったら
俺はまたこの痛みを味わうんだぜ?それ以上かもしれないし、それ以下かもしれないが」
と潰れた腕をひらひらさせながら楽しそうに笑う。
-
>>239
「他人のせいだという言い分も分からんでもないが、少なくとも俺は御免だ。
俺が決断した事による失敗。それら全ては俺の責任だ」
「だが、それに後悔はない。自分の責任だからこそ、逃げずに向き合う事ができるからな」
そう言って、アイクは懐から液体の入った瓶を取り出し、ショウヘイへ投げ渡した。
「腕が潰れてから数分程度しか経っていない。それで応急処置にはなる。
医者か治癒術の使い手に見せれば、すぐに元通りになるさ」
-
>240
投げ渡されたそれを少し見てから、投げ返す
「俺もそれは同意見だ。つまり腕も俺が未熟だからなった結果だ。
そいつは自分の背中にでも使ってやれ」
そう言って背中を向け部屋の扉を出て行こうとして止まった。
「これは忠告じゃなく親切心から言ってやるが、
まぁ俺と似たところがあって気に入ったからこそ言うが」
顔は向けず、そのまま話す
「教会だとかには迂闊に首を突っ込まんことだ。と言っても聞くような奴じゃないだろうし
向こうももう目をつけてるだろうがな。それじゃ、次に会うかも分からんがあばよ。アーメンと」
そう言って出て行った。
-
>>241
「……ああ、肝に銘じておく」
投げ返された瓶を受け取り、ショウヘイを見送った。
「……まあ、向こうが手出しして来なければ、の話だがな」
処刑犬を差し向けてきた以上、今後一切接触が無いという事は有り得ないだろう。
さてどうしたものかと考えつつ、散らかった部屋の片づけをし始めた。
-
金髪の剣士は己の生まれを呪う
いや、出生を疎んでいるわけでも故郷が憎いわけでもない。自分の親を嫌うわけでも、自分の見目や内面を忌むわけでもない――鍛えようとは思うが。
ただ、自分が『刀』の文化に近しい国…つまりは東方の生まれならばと愚にもつかぬ事を、鍛練の合間に思案する。
西洋剣を今更刀に持ち変えるのは抵抗があった。
これまでの己を全て否定しかねないから。
抜刀術にまで手を出しておいて何を今更…だが。
今のまま高速の壁を抜けれないならば抜刀を極める意味はない。大人しく騎士の剣技を切磋琢磨すれば良い。幸い、その才能は父母から受け継いでいる。
だが諦め切れない
光速を超える抜刀から放たれる斬戟―居合斬り―とは…どのような世界なのだろうか
…と言うナルシシズムが多少混ざった悩みにクローディオが苛まれている中、彼の愛するフォクス・マリアは公園で奥様方とのお喋りに夢中だった。
二人の息子、狐月は公園で尻尾を揺らしながら近所の子供と遊んでいた。
-
>>243
俺も後もう少しで親父になるんだよな・・・・・・・
感慨深い・・・・・・
-
「……生命力回収完了!……そろそろ騎士団じゃ足りないな……」
静かな悪意はまたも無関係の人間を糧にする
生命力の塊らしき光を本に納めるとその場を立ち去った
-
その日の夜――――
太陽が落ちた帝都は、されど夜の闇に支配される事なく賑わっていた
繁華街、一日の疲れを労う為に酒場に行く者がいたり、その場限り―とは言わないが―の恋を捜す者がいたり、またネジが常人とは異なる締まり方をした愉快で迷惑な大天才が……そう何人もいてほしくないがこれまた迷惑な発明を披露したり…
とにもかくにも、夜の繁華街は賑わっていた。
笑い声が大半をしめるこの場を、似つかわしくない声が駆け抜けた
罵声? 否。
怒号? 否。
―――悲鳴
そう、帝都の夜の繁華街に悲鳴が響いた
しかも悲鳴の主が信じられない言葉を口にする
「ゾンビが出た」と
-
>>246
「ああ、アリスちゃんまたね。また店に来たら指名させてもらうよ」
そう言って、彼が店――お客様を“楽しませる”ための――から離れてすぐの事。
「……なんだ? ゾンビ?」
普段の彼なら面倒事は御免だと立ち去る所だが、今日の彼は酒が入っていた。
程よく回った酔いの勢いに任せ、悲鳴の聞こえた方へ歩いていく。
-
>>246
ヒルダ、まだ帰ってこないな…
(心配そうに街を歩いていると、悲鳴が聞こえた)
ん?なんだろ?
(悲鳴の聞こえたほうへと歩き出す)
-
悲鳴を上げた男を、誰がすぐに信じただろうか?
ここは帝都、帝国の中心
そんな場所、しかも繁華街になんでそんなものが沸いて出る?
至極当然、酔っ払いの戯言と笑うのが普通だろう。
たが悲鳴は伝染する。
ひたひたと、アンデット特有の腐臭を放ちながら
十体もの生ける屍‐ゾンビ‐が、列を組んで「あ゙ーあ゙ー」言いながら繁華街を歩いていた
-
>>249
「……街中にゾンビだと?」
顰め面で、やはり無視するべきだったと後悔を噛み締める男。
しかし見てしまった現実は拭えない。自分の為にも、何とかするしかないと酔いを振り払った。
「とりあえず噴水なり何なり探さないとな」
水源を探す傍ら、ゾンビ達が人間に襲い掛かるか様子を伺う。
-
>>249
いったい何をする気なんだろう…
(いつでも氷の矢を出せるように構え、様子を見る)
-
>>250-251
ゾンビ達は今のところはうめき声を上げながらゆっくり、左右にふらつきながら歩いている
ラウスが水、水分を探すならば容易だろう
ここは夜の繁華街、そこら中の店の前に『酒樽』がある。必ずしも酒が入ってるとは言わないが。
-
>>249
『……うぇ?』
<夜の散歩中。幽霊ですから>
……
<ゾンビの編隊二度見>
『なんじゃこりゃーーーーー!!!!!』
-
>>252
「あわ、あわわ……!」
酒場の中で騒ぎを聞きつけ、飛び出してきた。
もはや恐怖で口がまわらなくなっている。
-
>>252
困ったな、こういうのはアシュのほうが得意なんだけどな…
下手に手を出すと逆効果になりかねないし
(様子見中)
-
>>252
「お、いいモン置いてるじゃないの!」
酒樽の蓋を空けて手を突っ込む。
“水を操る”術を持つ彼は、水分であれば自由自在に操作する事が出来るのである。
「さて、こんなモンでいいか」
全ての酒樽に手を突っ込んだ後、その場から離れる。
ゾンビ達を見失わない位置に立ち、右手を軽く動かす。
すると、先程ラウスが弄っていた酒樽から酒があふれ出した。
まるで触手のようにうねりを上げて空高く伸びていく。
ラウスが左手を軽く下に振ると、溢れ出た酒がいくつもの触手のように分散し、ゾンビ達に降り注いだ!
-
ゾンビ?出動命令?
騎士の仕事だろう。
ていうか市街地でマシンガンやら
火炎放射器なんて使えるか。
エアリーどこいったっけ・・・・・
-
>>253-256
街の人々は皆蜘蛛の子を散らす勢いで逃げ出して行く
ゾンビの編隊はと言えば何処を見てるか分からぬ眼でまっすぐ歩いてる
そこへラウスが酒樽の中身(赤ワイン)を操りゾンビに放つ。(ちなみに樽には扱ってる店の名前が書いてあった『Opera Aria』と。)
ゾンビ達はそれを見るわけでも警戒するでもなく、ラウスの攻撃を受ける
-
>>257
「奥さんはまっすぐ夕方前に自宅(孤児院)に帰ったぜ」
-
>>258
こいつら、一体なんだ…?
(抵抗しないのを不思議に思いながら、氷の矢を放つ)
-
>>258
「ぎゃ、ギャース!」
爺さんも他の人々と同じように逃げようとしたところ、>>260にぶつかる。
思いっきり。
-
>>259
騒ぎがあそこだから・・・あれ孤児院の近くじゃね?
鍵ぐらいかけているから急がなくても大丈夫だろう。
後五分で引き継ぎ終わるからこれがおわってからいこう。
-
>>258
『とりあえず! 関係ねー人らに迷惑かけんじゃねぇ!』
<ラインを介してリッキーに呼びかけはじめる>
『(リッキー! なんだか知らねーが街にゾンビが出てやがるんだ!)』
《……えっ?》
『(えっ?じゃねー! ゾンビだよ! なんかやらかす前にぶっ飛ばさねーと!)』
《俄かには信じがたいですけど、すぐいきます。場所はどの辺りですか?》
『(……えーっと……多分、繁華街)』
《多分って……》
<注:ジェフは方向音痴です。>
-
>>261
痛ぁ!?
(不意打ちで当たったのか、頭をおさえてよろける)
…あ、あの大丈夫ですか?
-
>>262
「そうだな、さっさと行こう」
-
>>258
「ふうん……」
他所の店の酒を惜しむ様子もなくゾンビ達にプレゼントしたが、考え込むように口を閉ざす。
(ゾンビってのは第一に食欲で動いてるのが基本だ……が、どうも不自然だな)
「……しかしこうも騒ぐ連中が多いんじゃ考える事もできやしないな。
とりあえず、しばらくそこで寝とけ。気が向いたら起こしてやる」
ゾンビ達が浴びた酒の“凝固点”を急激に上昇させる。
本来、氷点下でなければ凍りつく筈のない水分がゆっくりと固まっていき――そして、凍りついた。
-
>>265
ハンコハンコ・・・・・・
サインサイン・・・・
タイムカード・・・・・
よし、これから非番だ。
銃をもてい。
-
>>264
「ふ、ふが!」
入れ歯と眼鏡を同時に落とし、一人色々な意味で絶体絶命な爺さん。
そんな状態でも彼の頭はパニックなのだ。
そのまま立ち上がり駆け出す。
そして、>>266の背中に激突した。
-
>>268
「っと……、……お爺さん、大丈夫ですか?
ほら、入れ歯が落ちてますよ。落ち着いてください」
老人の肩を軽く抑えつつ、入れ歯と眼鏡を渡す。
「何をそんなに慌てているんです?」
-
>>263-268
ゾンビ達はワインの凍づけに変貌を遂げる
これで終われば良かったのだが…
民A「ま、まだ来るぞー!?」
民B「建物に篭れー!」
戦う、抗う力を持たない人々が次々に近くの酒場や民家に逃げ込む
先程ゾンビ達が歩いて来た方角から
ノーマルなゾンビを含めたさまざまな生き物(といっても種類は犬や猫、烏など)のゾンビがうめき声を奏でながら闊歩してきた
異常だ
そして非常事態だ
-
>>269
「あ、あり……ぬ、ぬおおおぉぉぉぉぉー!!」
ラウスを見るなり、質問に答えることもなく絶叫する。
爺さんにしかわからないことだが、視力が弱いためにラウスをゾンビと勘違いしているのだ。
>>270
「んぎょええええええええええええー!!」
ゾンビが手を下さずとも、勝手に死ぬ気がする。
爺さんを見た者全員がそう感じただろう。
-
>>270
一体どうなってるんだ…!?
(新たに沸いてきたゾンビの群れに氷を放つ)
-
>>266-270
『あ、終わっちゃった?』
<ワインレッドな氷漬けゾンビを見て一言>
『・・・・・・え?』
<人々の声を聞いて振り向く、そして、ゾンビーズ確認……>
『マジかよ……。リッキー! 早く来てくれー!!!』
---Ricky Side---
「繁華街にゾンビ……本当でしょうか?」
<といいつつも向かっている。なるべく急ぎ足で>
「……ちょっと苦手なんだけどなぁ……あの場所……」
-
>>270
「あー」
おもむろに懐から紙を取り出し、さらさらと何かを書き込む。
そしてパッと手放す。すると、紙はふわふわと浮き上がり、どこかへ飛んでいった。
ちなみに、書いた内容は以下の一文である。
【繁華街にゾンビ大量発生 原因不明 救援求める 騎士団早くしろ】
飛んでいった場所なんて、騎士団の詰め所以外には有りえない。
>>271
(……もう殴り殺してもいいよな)
握り拳を作るが、まだ我慢する気になったのか拳を解く。
勘違いされがちだが、彼は善人ではなく悪人の類なのである。
「お爺さん、落ち着いて!」
そう言って肩から手を放す。
触れていると逆に混乱するだろう、と考えたからだ。
-
>>270
おーおー一杯くるな。
しかしアレだな、なんとも妙だ。
積極的に攻撃するでもないし。
-
--繁華街付近の屋根の上--
「なかなか面白そうな事に遭遇したもんだ」
夜より黒い髪と瞳の青年がゾンビの行進を眺めながら呟く。
その傍らを風が吹いて止まる。
「もう少し観察しているさ。あんな雑魚相手じゃ楽しくない……」
-
>>271-275
既に何人かは疑問に思ってるが確かにこのゾンビ達はおかしい
捕食の為に人を襲うでもなく、街を破壊するわけでもない
しかも、今まさに放たれたウィルの攻撃に何かするわけでもなくなすがまま受けて一体が倒れて消える
…消える?
ラウスが手紙を出した事により懸命な騎士団がもうじき来る頃だろう
しかしこのゾンビの量は何処から来てるのだろうか?
…この群れを突っ切ってゾンビ達が来た方角を目指せば分かるだろうが
-
>>274
「はうっ!!」
突然肩から手を離され、勢いあまって走りぬき、ぬかるみにはまって後ろに勢い良くずっこける。
宙に舞った入れ歯と眼鏡がとても良い感じではまる。
説明しよう。
爺さんは後頭部を打ちながら一度外れた眼鏡と入れ歯が嵌ると、もの凄いスピードで正気に戻るのだ。
「は……ワシは!?」
>>277
「ぞ、ゾンビが居るわぁぁぁぁ!!」
-
>>277
近寄っても何もしないな・・・
おーいエアリー、鍵あけてくれー
俺が入れない。
-
>>279
静かにドアを開かれるとそこには銀の十字架と真っ白い本‐聖書ではない‐を構えたエアリーがいた
「外は大丈夫なんですか?」
-
>>277
『だぁーっ! てめーら気持ち悪ぃんだよ!!』
<霊体なのを忘れて突撃&1体にストレートお見舞いする。
当然すり抜けるって気がするんですが……>
--Ricky Side--
「……本当、でしたね」
<ようやく到着。ただし、ジェフとはゾンビーズを挟んで反対側>
「でも、何かおかしいような……。何もしないし、それに……」
<偶然にも、氷の矢でゾンビが消えた瞬間を目撃>
-
>>278
(もう放っておこう)
落ち着いては発狂の繰り返しだろうと悟ったようだ。
解決するにはゾンビ自体を消し飛ばさなければなるまい、と。
>>277
「さて……」
右手を軽く振るう。
余った酒樽から酒が溢れ出し、ラウスを飲み込んだ。
(連中はどこから来てるのかね)
左手を思い切り突き出す。
すると、ラウスを飲み込んだ酒が空高く伸び上がり、ゾンビ達の上を越えていく。
その速度は時速八十キロ程度のもので、ゾンビ達の群れを追い越すのにどれだけの時間がかかるやら。
-
>>277
消えた…?
魔力か何かで作り出されてるのか?
-
>>278-283
ジェフリーはすり抜けたなら反対側にいるリッキーに合流出来ただろうか
ウィルの眼の前では混乱する爺にゾンビが近付いてくる
ピンチ
ラウスが上から街を見下ろすと、なかなかにうんざりする量のゾンビが闊歩していた
最初の十体からいかにしてこんなに増えて…何もせずに歩いてるのだろうか
-
>>280
たぶん・・・・
お前の格好よりは大丈夫だ。
一体全体どこから持ってきたんだそんなもの・・・
-
>>284
「は、はあっ!!?」
ゾンビが此方に向かっているのを見て焦りまくる爺さん。
目も口も大きく開いて驚いたところで、爺さんの口から中々の威力の魔弾が放たれる。
再び説明しよう。
この爺さんは魔術に対する教養は無いが、才能はめっちゃあるのだ!
それゆえ、このように己を見失った緊急事態でしか力を使えないのだ。
-
>>284
まったく…世話が焼ける!
(爺さんを守るためにゾンビへ氷の矢を放つ)
-
>>284
『おわぁぁぁぁ!!! やっぱしすり抜けたぁぁぁぁぁ!!!!!』
<予想通りです。霊的Lv1(物質干渉不可、そこにいるだけレベル)ですしね……>
「ジェフリーさん!?」
<ゾンビの列をすり抜けて目の前に出たジェフに軽くびっくり>
『おっ、リッキー! 来んのおせーよ!』
「家からここまで結構掛かるんですよ!?」
『あー、んなことはいい! いくぜリッキー!』
<リッキーに飛び込むジェフ。
赤毛にダークブロンドのメッシュが現れ、深緑の瞳がヘイゼルに染まる>
「《気をつけてください、このゾンビたち、不自然です》」
『んなの知るかぁ! ぶちのめすだけだ!』
―Soul Mode
<赤毛はすべてダークブロンドに変わる>
『いくぜぇ!』
<ブレスレット―デュアライザーに触れると、ブレードをもつ手甲が右手に現れた。
そしてゾンビの一体に殴りかかる>
-
>>284
「……こりゃ人間の仕業だな」
そう呟き、さらにスピードを上げてゾンビの群れを越していく。
時速百キロもの速さで動く酒の触手は気持ち悪い事この上ない。
「発生源はまだかね」
-
>>285
エアリー「教会シスターとしての嗜みです」
どんなだ
>>286-287
直撃を受けたゾンビは頭などを吹き飛ばされ、またも霞のように消えた
…一説だが、『召喚使役』された生き物や物体は致命傷を受けた場合痕跡をほぼ残さず消えるらしいが…
-
>>290
「消えたああああああああああぁぁぁ!?死にたくねええええええ!!」
自分が魔弾を放った事に気付かず、その場で泣き崩れる老人。
汚い泣き顔を見せながら>>287の方へ這って行く。
-
>>290
それはお前の代で廃止にしておけ。
ついでにおなかの子供をいたわれ。
こいつらは驚かすだけだが噛み付いてもこない。
何らかの魔術で出した幻影みたいだ。
-
>>288
ゾンビ「あ゙ー」
攻撃を受けたゾンビが倒れ、横にいたゾンビ達も倒れた。将棋倒しだ。
攻撃を受けたゾンビはそのまま消えてなくなった
>>289
繁華街をもうすぐ抜けるところで、まっすぐだったゾンビの一団の一部が曲がり角に逸れているのが見える。
この辺りの地理に詳しいなら、そこは行き止まりだと分かるが。
-
>>284>>289
「あの水使い、速いなぁ」
ラウスを追うように、屋根の上を黒い男が進んでいる。
「人間などに置いていかれるのは癪だし、飛ばすか」
一度その場で立ち止まり、天に手をかざす。
その手に収まった黒い球体は見る間に形を変え、2組4輪の小さな車輪となる。
車輪にそれぞれ足を置くと、ランガはラウスにまもなく迫るほどのスピードで虚空を走り出した。
-
>>291
あー…もう!
お願いだから落ち着いて!
(泣く子をあやすようにして落ち着かせようとする)
>>290
たぶんこれは魔術で召喚されたものだな…
どこから出ているのかが問題だけど…
-
>>293
「怪しいねえ」
ぴたり、と動きを止める触手。
「怪しい所に情報もなしに突入するのは馬鹿の極みだが、さてどうするかね」
>>294
繁華街出入口の辺りでラウス(を包む触手)が動きを止めている。
-
>>293
「ざっとこんなもんよ! 掛かって来い!」
<余裕綽々。>
《やっぱり……。ジェフリーさん、変だと思いませんか?
ゾンビは確かにアンデッドですけれど、死体は物質です。なのに……》
「こまけぇこたぁいいんだよ! 来ねーならこっちから行くぜぇ!」
<さらに突撃。ブレードで手近の一体を切り裂く>
-
>>292
エアリー「だったら良いのですが」
ふう、と安堵のため息をつきながらエアリーは真っ白い本を棚に閉まった。聖書の横に置かれたそれは教会公認の魔道書だがアモルフが知るかどうか。
>>291-297
ラウスが見下ろすゾンビが逸れた行き止まりの角から何やら声が聞こえる
若い女性の悲鳴だ
距離のせいか聞き取り辛いが助けを呼ぶ声だ
ゾンビの隊列は相変わらず何もしない
攻撃されればされるままに消えていく
この群れを掻き分ける事も可能だろう、腐臭が身体にこびりつく事を覚悟すれば
-
>>296
「ん?」
酒の触手が止まったのを見て、上空で停止する。
遅れて小さな風がランガの傍に吹いた。
「どうもこの先らしい。さて、どう出るのかな人間」
-
>>298
「ほう、悲鳴ねえ」
罠か、それとも本当に危機を知らせるためのものか。
「確認しない事には始まらないわな。仕方ねえ」
触手を再び動かし、角を曲がって悲鳴の主の下へ向かう。
-
>>295,298
「あううううう!!」
もうぐしゃぐしゃに泣いている。
本人は気付いていないだろうが、度々目からビームを出し、またレンズを通った日光が紙を燃やすように、
老人の目から出たビームも眼鏡でパワーアップしゾンビを倒している。
イラつくが邪魔にはならないのかもしれない。
-
>>298>>301
何か聞こえた気がするけど…
(爺さんのほうへ目線を向ける)
…この調子なら、放っておいても大丈夫か
(また泣きつかれても面倒なので、そっと悲鳴がしたほうへと進む)
-
>>299-300
ラウスが悲鳴の方向に逸れる
悲鳴はその間も続いてる
曲がり角の行き止まりではゾンビの群れに囲まれている少女の姿があった
少女「ゾンビィ…嫌ァァア!!助けて恐いよぉ〜!!」
ちなみに少女の格好は黒いローブ姿だ。顔まではまだ見えないが
ゾンビはただ少女の周りをごった返してるだけだが、なるほどそれだけでもかなり恐怖なのは考えるまでもないだろう
-
>>298>>300
暗い虚空に浮かぶ車輪の上から、その状況をただ見下ろす。
「行かないのかって?」
傍らの風へ返事するかのように口を動かす。
「お前の本体はこういうとき、どうしてた?」
風が動く。
「……なるほど。ま、それでもオレは行かないけど」
-
>>303
(……どうも怪しいな。
格好といい状況といい……そもそも、このゾンビは人間を見向きもしなかった筈だが)
わざわざ道を逸れてこの少女を追いかけてきたとすれば、この少女と関わるのは厄介事に巻き込まれる可能性が高い。
「よし、五分だ。様子を見るとしよう」
そう言って、少女の視界から映らない物影に位置を移して様子を伺い始めた。
-
>>304-305
ちなみにラウスが逸れた方向が発生源なら、ゾンビの群れはここで終わってるがそうではないようだ。ここから更に300mまっすぐ行った先の左側の角までゾンビの群れが続いている。
ラウスが見守る?中、少女は助けを呼び続けた
少女「お願い誰か助けてぇぇ!うぇぇん!!」
>>302
ぎっしり道を塞ぐゾンビの群れに突っ込む事になったがしかたないだろう
-
>>306
「……五分経過。よし」
少女の真上の辺りまで移動し、触手から分離して飛び降りた。
着地点は少女の前方になるだろう。
-
>>298
「オラオラオラぁ!」
<ゾンビ相手に無双中>
《……いま、何か聞こえませんでしたか?》
「へ?」
《女の人の悲鳴のような声が聞こえ……》
「んだってー! 行くぜリッキー!強行突破だ! つーわけで交代」
―Live Mode
<髪が赤毛に、瞳が深緑に戻る>
「何でぼくなんですか!?」
((いやーだって、まとめてぶっとばそーと思ったら魔術が一番だろ?
俺、なんか魔術使えなくなってるしさー……))
「……(あれ、じゃああの感覚は……?)」
<ふと、いつかの戦いの最中、ジェフに体を預けたとき、
自分の中の火の力が増幅した感覚があったことを思い出した>
-
>>306
早く親玉を見つけないとなあ…
これじゃ疲れるだけだ
(氷の波動や矢を繰り出し、ゾンビをなぎ倒す)
-
>>307
少女「ヒィッ!?」
眼の前に現れたラウスをゾンビが飛び掛かってきたかと勘違いして悲鳴をあげる少女
ゾンビは相変わらずじりじり距離を詰めてくる
>>308-309
ゾンビ達は反撃のはの字もしてこないので薙ぎ払いながら進むのはたやすかった
同じ事の繰り返しをしてるうちに繁華街を抜けそうだ
-
>>310
「怯えないでお嬢さん、僕は君を助けに来た者だ」
目線の高さを同じぐらいに合わせつつ。
「君、名前は? どうしてこんな汚い連中に囲まれているんだい?」
-
「痛えな、腕。こりゃ任務に支障でるレベルだろ常識的に考えて」
「あのわんころもいつにまにかいなかったし」
-
>>310
「もう、わかりましたよ!」
<右手のナックルが一度魔術式となって解け、グレイヴに変わる>
「――ダーク・ショット!」
<グレイヴを媒介に闇の魔弾を連射、次々とゾンビを消し飛ばして進む。
そのうち、>>309と肩を並べていた>
((お、ウィルさん))
「(知り合いですか?)」
((俺のちっちゃな友達のお兄さんなんだぜ))
<多分ウィルはリッキーを知らないので、ジェフがいることは気付かれないだろうが……>
-
>>311
少女「ひ……え?」
涙目の少女がラウスを見る。
黒いローブの少女の容姿は茶髪のショートボブ、眼も茶色い。歳は15、6といったところか。
少女「わ、私、その…ウルテナ…ですウルテナ・イーグリット…えっと、その…怖くて逃げたら…行き止まりで…」
まだ混乱して要領得ない説明だが、どうやらゾンビ達を見て恐怖のあまりに逃走したが行き止まりに来てしまったようだ
-
>>310
まったく、いつになったら終わるんだ…
(ゾンビの群れを蹴散らしながら進んでいく)
(そして>>313といつの間にか歩調を合わせていた)
そっちは大丈夫です?
-
>>314
(ウルテナ・イーグリットね……)
「とにかく大変な目に遭った様だね。
でも安心してくれ、僕が君を助けてみせる。さあ、僕の手を取って」
そう言って右手を差し出す。
-
>>315
「ぼくは大丈夫です。あなたも気をつけて……」
一歩前へ。そしてグレイヴで一気に前方を薙ぎ払う。
「それにしても……さっきから思ってたんですけれど、
このゾンビたちは何がしたいんでしょう……」
-
>>317
まあ、攻撃もしてこないしなんとか…
(氷の波動でゾンビたちを貫く)
イタズラとは思えないけど…
こうやって戦わせて、疲れるのを待っているとか…?
-
>>314-315
ゾンビの群れの中で合流する二人(三人?)
何もしてこない不気味なゾンビの大群はまだ終わりが見えない
ダークショットで吹き飛んで多少視界がマシになったので先を見てみると、少し先でゾンビの列の一部が曲がり角に逸れていた。
さらにそこから数百m先でも逸れていたがそれは見えるか?
>>316
ウルテナ「あ、え…は、はいぃ!」
確かに助けは呼んだがこうも都合が良いと一瞬、何か躊躇うものがあったのか言い淀む少女だったが、視界に再び入ったゾンビの群れの恐怖がしっかりラウスの腕を掴ませた
痛いほどに
-
>>319
「目を瞑るんだ、少し君には酷な光景だからね」
そう言うと、二人の真上に浮かんでいた触手が二人を飲み込んだ。
ラウスの術によって呼吸は問題なく出来る状態だ、ウルテナが触手に取り込まれても苦しさは無かっただろう。
(ここが発生源じゃなかったとして、じゃあ何処が発生源なんだ?)
二人を飲み込んだ触手は路地を飛び出し、ゾンビの群れの発生源を求めて再び蠢き始めた。
-
>>319
「人でないものを相手にするのは初めての経験ですね」
繁華街で遊郭のメンバーの買い物を済ませた紅姫もこっそり巻き込まれ
先程からゾンビ達の相手をしていた。
「刀の切れ味が悪くなりそうです」
-
>>318
「なるほど……。
たとえ攻撃しなくても、ゾンビというだけで有害だと判断してしまいますからね。
そうなれば騎士団だけでなく、一般の魔術師さんでも撃退しようとする人がくる……」
「(ぼくはジェフリーさんに振り回されているだけですけど……)」
((何か言った?))
「(いーえ、別に)」
「もしかすると……そうやって、
戦える、戦う意思を持っている人たちを集めておくため……?」
会話を交わしながらも、ゾンビらを闇に消し去り、なぎ払い続ける。
-
>>319
先ほどまでラウスらの様子を見ていたが、今は虚空を黒い車輪で走っている。
目指す先は、ゾンビの列が途絶えている300mほど先、左側の角。
「さて、渋滞の最後尾は何があるかな、と」
まもなく到着するだろう。
-
>>322
ただ、放っておくのもよくないからね…
まあいざとなったらこれがあるさ
(白い手袋をはめた左手をぶらつかせる)
>>319
あ、あっちから来てるのかな?
(曲がり角のゾンビを見つける
人並みの視力しか持っていないウィルでは奥のほうは残念ながら見えていないようだ)
-
>>320
ラウスがゾンビの群れを蹴散らしながら再び道に戻る。
そこから再び真っすぐ、数百m進んだ先にまた曲がり角がある。ゾンビの群れはそこから歩いて来ているのが分かる。
さらにそこが何かで照らされている。
>>321-322
ゾンビ達はただ歩いてるだけだ。魔術が来ようが刀で斬られようが無抵抗に受けて、消えていく
それでもなかなか減らないのでうんざりするが。
>>323
列の最後尾に近づくにつれて何やら明るく光るものがあるのに気付くだろう。
-
>>325
「ふぅ、精神的に堪えますね・・・この数」
とりあえずはゾンビが来る方角を目指すことにした
-
>>325
(そろそろ酒の量も少なくなってきたな)
資源は有限である。
ゾンビを蹴散らすにせよ、ゾンビの遥か上空を触手が走るにせよ、少しずつ水分は減っていくのだ。
(あそこか?)
曲がり角の手前で停止し、顔だけ出して様子を伺う。
-
>>324
「……?」
((そーいやウィルさん、前にあったときも手袋してたなー))
>>319
「曲がっていっているみたいです……あ、ちょっと待って下さい」
<時間は夜。闇の力を内に抱くリッキーには夜の先も見えるようだ>
「まだ先に続いている……?」
<ただ、限界はあるため先端までは見えていない>
-
>>325
「光?」
速度を緩めながら最後尾上空へ。
「いや、何かが光っている、が正解かな」
静かに光源のほうへ近づく。高度は保ったままだ。
-
>>328
まあ、あまり使いたくはないんだけどね
恋人からの贈り物だよ
(前に会ったときも、そして今も「左手にだけ」手袋をしている…)
まだ先があるの?
うーん、どっちへ進もう…
-
>>324-328
紅姫が先を目指してる時と同じく、リッキーがウィルが見ている場所より先に眼を懲らしていると、同じくこの騒動に巻き込まれたであろう一人が少女の手をひいてゾンビの群れを蹴散らしながら更に先へ進んで行った
先に悲鳴を聞いたリッキー達ならば、悲鳴の主はあの少女だと思案するだろう。
>>327>>329
ラウスがこっそり覗き込むと、そこの路地も行き止まりだった。
ただ違うのはそこには物があったと言う事。
真っ赤な何か‐血ではないようだ‐で地面と行き止まりの壁に丁寧に描かれた魔法陣と、割れた水晶玉、作り物の頭蓋骨が散乱しといた。
ランガが上空から見ても同じものが見えるだろう
簡単だ。出しっぱなし開きっぱなしの召喚使役の魔法陣から、召喚物のゾンビが際限なく出て来ている。
何もしないのは召喚主の命令がないからだろう。
-
>>331
「お着物もまた汚れてしま・・・あらあら悲鳴?」
幸い紅姫の戦闘力でもゾンビに対処できている。悲鳴のもとへ進もう
そう決意する紅姫
-
>>331
「……ウルテナさん、少しキツいかもしれないが我慢してくれ」
自身の腕に掴まる少女に語りかけた後、空いている腕を突き出す。
影に隠れていた、二人を包んだ触手が物陰を飛び出し、なんと魔法陣に衝突したのだ。
衝撃の勢いで酒は周辺に飛び散った。
水分のほとんどに衝撃が殺されたが、ウルテナは多少なりの揺れを感じただろう。
(さて、消えたか?)
-
>>330-331
「はい。どっちが本当の先端……あっ」
<少女の手を引いた男が突き進んでいく様が見えた>
「男性が女の子の手を引いて先に進んでいってます!
あの女の子がさっきの声の人かも……」
((えー、かっこよく助けに入るってゆー俺の計画終了!?))
「(何ですか、それ……)」
「先へ行きましょう。端までは見えませんけど、きっとその先が基点です!」
-
>>331
「なんだ、ほったらかしの召喚陣か。あーあつまらない」
近くの屋根の上に降り、腰掛ける。
2組の車輪は融合し形を変え、漆黒の球体となって傍らに浮かぶ。
-
>>334
よし、じゃあ早く行ってあげよう!
(ゾンビを吹き飛ばしながら、その基点へと向かっていく)
-
>>332-336
ウルテナ「ヒッ」
短い悲鳴と共にウルテナはラウスに縋る力をさらに強くした
ラウスの放った一撃が魔法陣に直撃する
壁の汚れを水拭きしたように魔法陣は消える
やはりというか当然、光は消えた
そして一同を囲んでいたゾンビ達もまた、その存在を薄くしていき、まるで最初からいなかったように全てが全て消え失せていった
-
>>336
「はい!」
<闇の魔弾を放ち、ウィルと共に向かっていく>
>>337
<が、まもなくゾンビらが消えていき……>
「あれ?」
((おろ?))
<行き場を失った、闇使いにしか見えない魔弾が虚しく飛び去り、月光に消えた>
-
>>337
恐らく最後方にいるであろう紅姫は、物陰からその様子を見て。
「あの殿方と女性は誰かしら?」
-
>>337
「驚かせて悪かったね。
でも安心してくれ、君が我慢してくれたお陰で化け物達は消えたようだ」
周辺を見渡して語りかける。
(……何もしてこなかったのは、主の命令が無かったからか。
しかし――ゾンビという単純なモノとはいえ、触媒を放置した状態でこれだけの数を使役するだと……?)
予想が当たっているとすれば、この騒動の犯人はとんでもない魔力の持ち主だと言う事になる。
……精霊などと違い、ゾンビというものは元から存在しているモノではない。
何かの触媒を元に、術者の魔力を介して初めて世界に誕生する。
ゾンビは構成そのものは単純だが、数を多くすれば多くするほどに術者の負担は大きくなる。
精霊などの意志を持つ使い魔には無いデメリットがそれだ。
彼らから力を借り受け、その負担を最小限にする事はできるが、“何もない”ゾンビから魔力を借りる事はできないのだ。
生み出すのは自分自身なのだから、還ってくるモノなど何もないに決まっている。
-
>>337>>338
(消えていくゾンビを見る)
…これで、終わりなのかな?
-
>>341
「みたいですね……。誰かが大元を止めたんだと思います」
((ちょ、俺いいとこなしー!?))
<念のため、グレイヴはまだ手にしたままだ>
-
>>338-342
ウルテナ「…は、…はぁ…」
少女は周りから恐怖の対象がなくなった事を確認するとラウスに縋っていた手を恐る恐る離した
召喚陣の周りに何か粉のようなものがあったが、ラウスの放ったワインに混ざって溶けている
ウルテナ「…」
ホッと胸を撫で下ろす少女は唇だけ動かして声にならない何かを言ったが、恐らくは安堵の言葉だろう
そしてゾンビの大群を駆逐してた者達もその様子を見る。どうやら発生源は潰れたようだ。
-
>>343
(これは?)
溶けていない粉を掬い上げ、舐めてみる。
-
>>341
「あの方はウィルさんでしたね」
>>342
「それであの方は確か・・・郵便屋さん」
>>343
(ピエロさんと顔見知りなのであのお二方は分かりますが・・・
見たところあの女性は巻き込まれたみたいですね。それを助けたのがあの殿方と)
-
>>343
「あ、さっき見えたお二人……無事のようですね。
終わったとみていいと思います」
<グレイヴが魔術式に変わり、デュアライザーに吸い込まれていった>
『マジで俺の見せ場なしかよー!』
<ジェフがリッキーから離れる。ライブモードだったので見た目にはわからないが>
-
>>344
一言で言ってしまえば
まずい、思わず他の胃の物と共に吐いてしまおうかと思う程に
良薬口に苦し…という言葉があるがこれはもはや毒の域の苦さだ
と言っても毒ではないようだが
灰のような、何かを削ったような、そんな粉だ
>>341-345
ラウスが発生源を調べている。どうやら周りに散乱するものを見る限り、召喚陣からゾンビが沸いて出ていたらしい
-
>>343
(はいはい一件落着。面白くな……ん?)
なぜか少女が何を言ったのかが気になった。
-
>>347
「ぶへっ、ごほっげほっ!! ぐえっへぇ!!」
突如咳き込むラウスにウルテナも吃驚だろう。
(……毒じゃないが、薬でもなさそうだな。
となると、ただ触媒のために用意されたものか? 何かから削り落とした感じだが……)
「あー、ああー、ごほん。驚かせて申し訳ないね、ウルテナさん」
「ところで、もう夜も遅い。君が良ければ家まで送っていこうと思うんだが……どうだろうか?」
-
>>348
少女は周りを見回してるがもう唇すら動かしていない
表情を見る限りはかなりホッとしているようだ
-
>>349
「事件も解決とまでは行きませんが、一段落したみたいですし」
刀を逆に持ち替え鞘へとしまった。キン、と耳が良い人物たちなので恐らく聴こえることだろう
「私は先にお暇させていただきましょう」
-
>>350
「へぇ、人間は恐怖から解放されても何か言うのか」
そこで興味を失い、くるりと背を向けると屋根伝いにどこかへ去っていった。
「それにしても見つからないな、こいつの本体が……」
小さな風と黒い月を引き連れて。
-
>>349
少女は周りにいた者達を申し訳なさげに(見える表情で)眺めていたが、ラウスがむせ返るのに驚き肩をビクっと震わせながら意識を向けた
「あ、え、えと…じゃあその…お願い、します…」
まだ多少混乱気味だ
-
>>347-351
「皆さん無事でなによりです」
-
>>353
「分かった。僕が居る限り、安心してくれていいからね」
微笑みつつ返事をし、ウルテナを連れてその場を立ち去る。
(ちょっと目立ち過ぎたな……この女の調査はまた後日にするか)
現場に居合わせた者達の顔をしっかりと記憶し、ウルテナと適当に話をしつつ彼女の家へ向かった。
-
>>347-354
みんな無事みたいだね…
でも、一体誰の仕業だったんだろう?
-
>>355
二人を見送る。
>>356
「それに、何のためだったのでしょう……」
『んなこと気にしたってどーしようもねーだろ?
終わったもんはそれでいーの! てことで帰ろーぜー』
-
あらすじ
なんとかマーシュたちを退けた紅姫。
クリスは紅姫に言われたとおり、安全な場所へ避難するため駆けて行った。
そして、あらすじをまとめるのは下手だった。
-
>>358
「あらあら、見失ってしまいました」
きょろきょろ
-
>>359
いつの間にか、周囲に人気はない。
そして、小さな路地がいくつかあるものの、道は真っ直ぐ前に伸びている。
その真っ直ぐ伸びた道の先、紅姫が辛うじて見ることが出来る場所を、何か黒い影がゆっくりと横切った気がする。
-
>>360
「今人影が、クリスさんかしら」
その後を追っていく紅姫。汚れた着物姿を見たら誰が見ても襲われたと思うことだろう。
-
>>361
黒い影は紅姫の目の前にある曲がり角の先を歩いていったはずだ。
ただ、なんとなくではあるが、その曲がり角に嫌な雰囲気を覚える。
重く感じの悪い空気だ。
-
>>362
「このような路地とこの重苦しい空気だと・・・
ピエロさんと出会う前のことを思い出しますね」
少し思い出に浸りながら、角を曲がった。その先には果たして
-
>>362-363
クリスと紅姫の後方をゆっくりと歩きつつ、二人をぼんやり眺めている。
普段ならちょっと怪しげなカップルなんて見かけても無視するのだが、何となく気になっていた。
尾行というわけでもなく、あちらが気にしている素振りを見せたらそのまま通りすぎるつもりだ。
-
>>363,364
二人がある地点を通り過ぎた後、目の前に広がった光景は、広大な土地に一軒だけ寂しく建っているレストラン。
路地を駆けていたはずなのにこんな空間が広がるなど、ありえるだろうか?
直感ではあるが、ここは自分の知っている帝都ではない気がする。
黒い影は、まるで二人を誘うようにレストランの中へゆっくりと歩いていく。
-
>>364
本来はとても豪奢であっただろうその着物。それはすでに至る所が破け汚れている。
足元を見てみると何も履いていない。すでに足裏は真っ黒だ。果たしてどうして、これで何もないはずがない。
>>365
「クリスさん、いくら隠れてと言ってもこのような場所は
困りました。中に入って行ってしまいましたし・・・行くしかありませんね」
何かを感じながらも、中に突入
-
>>365
(なんだこりゃ? 結界とかそんな感じ?)
適当にブラブラしてたら異世界に出た。
普通ならココでパニックだが、ホイットニー・カスダンは帝都の人間。そんなのは慣れっこである。
どうせあのレストランの店長が魔術師か何かで、アヤシイ雰囲気を醸し出して客を楽しませようっていうコンセプトだろう。
要はお化け屋敷の亜種だ。
歩みの速さは変えず、二人を追うようにレストランに入る。
ちなみに、彼に影は見えてない。
-
>>367訂正
……よく見てみると、女の方は普通じゃない状態だった(>>366)。
いきなりレストランには入らず、ちょっと外から中を覗いてみよう。何も見えなければ入る。
-
>>366-367
レストランに近づいた時、聴こえたのは悲鳴じみた声だった。
中を覗くと、二人の男女と、黒い影が居る。
黒い影は二人にゆっくりと近づき、二人の男女は黒い影を恐れ、退いている。
女「いやあああ!!!」
男「やめろ……!何故俺に付き纏う!!せめて、俺で終わりにしろ!!」
影「……」
レストランの中に居る3人は、まるで紅姫とホイットニーに気付いていないらしい。
女「ウッ……!!」
女は突如、左胸を押さえ苦しみ出し、やがて動かなくなり倒れた。
男「う、うわあああああああああああああああ!!」
突然目の前の場面が変わる。
男の傍らに倒れている女は変わらない。
しかし、黒い影は居なくなり、先ほどまで叫んでいた男は静かに女を見下ろしている。
そして、男が女に向けていた視線を、ゆっくりと此方へ向けようとしている。
その動きに、何かとてつもない恐怖を感じる。
視線が此方に向く前に逃げ出さないと、とんでもない事になる気がする。
-
>>369
(な、なんだこれ……!?)
なにか物陰に隠れたい。
しかし恐らく隠れられる物はないだろうから、全力で逃げる。
-
>>369
助けようとしても、場面はまるで劇でも見ているかのように切り替わってしまった。
「・・・これは一体」
男のゆっくりした動き。別におかしくはない。でも嫌だ。直感的にそう感じた。
体の細胞一つ一つが全開に警報を鳴らしている。逃げなくては、と
そのまま形振り構わずドアを突き破って外に脱術を試みた。
-
>>370-371
逃げようと駆け出した二人の背後で、男が二人に視線を向けた。
すると突然、動脈がつまり、心臓が止まる。
想像もしたことがない苦しみの中、二人の意識が闇に落ちる。
……気がしたが、実際には心臓は止まってなどいない。
ただ異様に鼓動が高まった状態で、いつの間にか二人は再びいつもの帝都の路地に座り込んでいた。
レストランなど、どこを見渡しても見つからない。当然、あの恐ろしい男も。
少し離れた場所では、クリスが路地の端で倒れ込んでいる。
生気を失ったような顔で、ぼーっと遠くを見ているような表情だ。
-
>>372
「・・・!・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・あなた?」
カスダンに気付く
「それよりもクリスさん!」
辺りを見回し発見した。そしてカスダンのことを聞く前にクリスのもとへ駆け寄った。
-
>>372
「う…ぐっ」
何が起きたのかわからなかった。一体アレはなんだ?
“心臓が止まるかと思った” なんて、冗談にもならない。
視線を向けられただけでこんな恐怖を味わうことになるなんて……。
まだ鼓動は収まらないが、ここはどこだろう?
>>373
「え、あ、」
何か答えようとしたが、失敗した。
少し気を鎮めて、クリスのもとへ駆け寄った紅姫に声をかける。
「な、なあおい!なんなんだあれ!? わけわかんねえ!」
-
>>373,374
「化け……物……」
遠くを見つめたまま、消えそうな声でぼそりとそう呟いた。
そして、何かに怯えるようにカッと目を見開いた。
「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
そのまま、焦点が定まらないままフラフラ立ち上がり、ホイットニーと紅姫を振り切り、どこかへ走り去っていく。
無意識の中でぽつりと呟いた“化け物”という言葉に、何の意味があるのか。
-
>>374
「わ、私にも何がなんだか・・・・・・ただひとつ言えるのは
あんな恐怖は生まれてこのかた初めての経験です。心臓が突然鷲掴みにされたような」
あ、とそこで呟き
「申し遅れました。私は歓楽街の遊郭にいる紅姫と申します。お見知りおきを」
-
>>375
「待っ・・・」
その光景をただ見ることしかできなかった。
今の紅姫にはどうしていいかも分からず、その場に立ちつくすだけだった。
-
>>375
「え?え?」
突然、叫びながら走り出した男をどうすることも出来ず、その後ろ姿を見送る。
>>376-377
「あ、ああ。あれは本当に、わけがわからないが本当に恐ろしいモンを見ちまったぜ……」
「俺はホイットニー・カスダン。【Opera Aria】って店でバウンサー兼雑用みたいな仕事してる。ヨロ」
-
>>377,378
後日、クリスは病院に保護され、その旨が紅姫らに伝わるが、それは後の話。
レノ「何かあったのかい?夜は危ないから、早く帰ったほうがいいぜ」
通りすがりの、バナナが詰まった袋を持った男は二人にそれだけ声をかけて去っていった。
-
>>379
「ああ。そうするぜ」
(あれ? そういやあいつ(レノ)、どこかで会ったような…)
-
--自宅。--
「ジェフリーさん、昨夜のことなんですけど……」
『あ゛? もう終わったことだろ?』
「(まだ気にしてるんだ……いいところ見せられなかったこと)
魔術使えなくなってる、っておっしゃってましたけど、それってぼくに憑依した状態でもですか?」
『へ? そーだけど……』
「以前、ぼくたちが赤くて丸いものを飛ばしてくる……怪人と戦ったことありますよね」
『あーあったなーそんなこと』
「ジェフリーさんに戦いをお任せしてましたけど、その時にぼくの中の火の魔力が
なんというか……強くなった感覚があったんです。
ぼくは火の属性持ってるけどほとんど使えないし……」
「あれって、ジェフリーさんが火の魔術を使ったからだと思ってたんですけど、違うんですか?
その前にも何度かありましたけど……」
『俺が火魔術使ったってか?
覚えてる限りじゃ、まだアイツのドッペルだった頃にぶっ放したきりだけどなー……。
あ、いや、ちょっと待てよ……そー言われてみりゃぁ……』
-
<いくつかの場面がジェフの記憶によみがえる。
その中で、拳に炎を纏わせたり、火球を生成し投げているジェフ自身がいた>
『俺何回もやってるー!?』
「じゃあ、なんで使えないって……」
『マジで今言われるまで忘れてた……。
つーか、何回もやってるはずなのに普段思い出せなくなるってーの?
なーのーに、必要な時にゃやってんだよなー……今思い出した限りだと』
「……どういうことなんでしょう?」
『俺が知るかよ!
ま、そん時が来たらぶっ放せんだし気にしなくてもいーんじゃね?』
「い、いいのかな……」
『どーせさー、なんもなけりゃ使わねーじゃん。
つーわけで出かけてきまー』
「……ぼくが気にしすぎなんでしょうか」
<壁をすり抜けて出かけていくジェフを見送りながら呟くリッキー>
-
病院
医師「あんな患者、初めてだ……」
クリスは昨日、意識が混乱した状態で病院に保護された。
精神がただ錯乱した状態であったのなら、医師達は皆慣れたものだった。
今、クリスは格子付きのわずかしか光の入らない個室に篭っている。
その理由は、誰にもわからない。
治療後、目を覚ましたクリスは医師たちの顔を見ると突然恐怖し、逃げ出した。
何とか捕まえたものの、やはり人の顔を見ると非常に怖がる。
そこで医師がやむなく、物置にしか使わないような部屋をクリスの病室にしたのだ。
現在も、看護士がクリスの食事を持っていこうとすると、声を上げて恐怖するらしい。
-
レストラン
ゾンビA「あー腹へったー」
ゾンビB「お、良い店はっけーん♪」
ゾンビA「何食う?あ、俺人肉野菜炒め!」
ゾンビB「そうだなー、ネズミのしっぽスパゲティと……ん、何で皆避けてんだ?」
レストランの客は嫌悪感のみを表情に表し、壁際に退いていた。
そして、その中で一人だけゾンビたちに近づいていく女がいる。
ソフィー「……」
ゾンビA「あ、アンタが主人?いやー美人だねえもったいない!死んだらもっと美人だよ!」
ゾンビB「死んだら俺の嫁決定だな!ウヘヘヘ」
ゾンビA「おま……ぬけがk」
ソフィー「さっさと出てけバケモノーーー!!!!」
ゾンビA「ヒィィ!!」
ゾンビB「人種差別ハンターイ!!」
ゾンビたちは尻尾を巻いて逃走し、レストランの平和は保たれた。
-
--中央広場付近の暗がり--
「……で、霊のアタシのところに来たってのかい」
ゾンビA「誰も話し相手にすらなってくれなくてさ」
ゾンビB「正直俺たちも寂しいというか……」
「事情はわかったけどねぇ……」
「フィリスを怯えさせた罪は償ってもらうよ!」←フィリスが気絶してしまったため憑依済み
ゾンビA「ヒィィ!!!」
ゾンビB「消し炭だけはカンベンしてー!!!」
……その時、晴天にも関わらず中央広場の一角に一条の雷が落ちたそうな。
-
‐帝都・とある教会‐
ペテロ「最近何やら騒がしいみたいだな」
オルガンの音に耳を傾けながら聖王庁メンバーの―表向きは教会の護衛騎士―リーダー、ペテロは呟いた
アンデレ「処刑人(いぬ)がいろいろやりまわってるって噂を聞いたぜ、兄貴」
ペテロ「ふぅん…」
-
レストラン
黒こげのゾンビ達がテーブルを一つ占領し、一般客は彼等から距離を空けて座っている。
ゾンビA「いやー、ないわー……マジアホだったわー」
ゾンビB「これなしで人様と一緒に飯が食えると思ってた昨日までの俺らマジバカだしィ」
彼等がぼろ布のような服の胸につけているのは、人間に危害を加えない事を証明する『友好バッヂ』。
厳重な審査の後に発行されるアイテムだ。
ゾンビB「つーことで何食う?」
ゾンビA「よーし!今日こそ人肉やさ」
ソフィー「ないっつーのーーー!!!」
パコン♪
レストランに心地よい音が響くと共に時計塔のあたりで謎の砂埃が2つ舞い上がった。
-
部下「今回も、事件性は無いようです。鑑定による死因は恐らく……心筋梗塞と」
騎士T「またか!?」
騎士Tはデスクに拳をたたきつけ、頭を抱えた。
この数日の内に似たケースの事件が多発したからだ。報告を受けるたび、聴こえてくるのは心筋梗塞という病名。
しかし、騎士Tがその結果に納得していないのは、現場の状況だ。
病死したとするには不自然なのだ。明らかに追い詰められ部屋中を逃げた様な痕が残っているのだ。
彼の頭の中に病死として闇に葬るか、他の真実を追うべきかという葛藤が生まれる。
幸い、騎士達が調べた遺留品の中に事件のヒントになるかもしれない共通点があった。
それは、一見ただのケーキ。
しかし、死体の傍にあったケーキは全て同じ店から購入されたものだった。
-
「そろそろ定期集会の時期かしら」
せっせと居間を散らかす。
-
「こ、このケーキの美味しいこと。ヘソで茶を沸かせそうなんね」
間違ったことを学習していく。
-
「今日は野菜がお安いです」
主婦ばりに買い物。
-
>>388
「死の間際に幻覚を見たという可能性はないことはないが、
それにしちゃあ連続しすぎだ。
……って、セナ隊長がいってたッス」
「しかしこのケーキ、何を意味するんですかねー。
詳細に―たとえば材料とか調べてみれば何か判ったりして」
-
>>388>>392
「食ってみたら、分かったりして」
なんて無謀な発言をしてみるたいちょー職
-
>>392
「……今わかるのは、共通因子があるということは、捜査する余地があるということだ」
騎士Tの中で、この事件と戦っていく決意が生まれたようだ。
「実際に、ケーキ屋に足を運んでみるか」
-
>>393
「ちょ、それは無謀ッスよディアス隊長ー。
毒入ってたらどうするんスか?」
>>394
「おれはこの、現場に残されてたケーキを調べてみます。
魔捜研の皆さんと一緒に、ッすけど」
-
>>393
「滅多な事は言うもんじゃない……と思いますが」
騎士T、真面目モードだった。
>>395
「頼む。俺はケーキ屋に行って、従業員の話を聞いてみよう」
-
>>396
「了解ッス! 聞き込みは頼んます」
-
>>395-396
「嫌味でしか構成されてないんじゃないかと思う奴と組んでると毒すら砂糖なんじゃねーかと錯覚しそうだよ」
誰の事やら
「じゃあ俺は周辺の聞き込みでもしてみるか、あの界隈はたまに足を運ぶし」
-
>>397,398
「互いに健闘を祈る。じゃあ、早速……」
そして、荷物をまとめて支度をすると、ケーキ店へと赴いた。
-
>>レスト、シャーリー視点
シュテインがシャーリーを盾にするがシビアなレストには効果があんまりなかった
剣をシャーリーごとシュテインに刺そうとするとシャーリーの相棒オリビンが横槍、手元が狂いそうになる。しかしシュテインは突然のオリビンの横槍に驚きシャーリーを掴む手を離してしまった。
-
「嫌な予感……」
当のケーキ屋に勤めている男。
-
>>400
レスト「なんか邪魔されるとか
____
/ \
/ ─ ─\
/ ⌒ ⌒ \ ハハッfuck
| ,ノ(、_, )ヽ |
\ トェェェイ /
/ _ ヽニソ, く 」
レスト「だがまあいい!よくわからん賊よ!天に帰る時が来たのだ!(ケンシ○ウ風)」
-
>>400
「オリビン……ごめんね、怖い思い……させちゃった……」
『きゅー……』
駆け寄った友達に声をかけるシャーリーの、その声はかすれていた。
「でも、ボクは……」
『! きゅー!?』
心身双方積もり積もった衝撃が大きすぎたのだろう。
シャーリーの意識が、言いかけた言葉と共に途絶えた。
『きゅー! きゅーきゅーーーー!!!』
修羅道と化したかのような神殿の中に、まだ飛べない雛竜の声が響く……
-
>>402
「く、俺とした事がしくじった…!」
数歩分さらに距離を開くシュテイン。
剣を手に油断なく構える
「貴様…フューリーでも我が祖国の者でもないな…何故俺の邪魔をする?」
>>403
「耳触りな声だ」
ヒース「シャーリー…!シュテイン、貴様ぁ…!」
満身創痍の騎士が悔しげに叫ぶ
-
ー病室ー
「・・・負けた、のかぁ」
上半身を起こして窓の外を眺めている。
現在療養中
「あいつ・・・何やってるんだろ。無事ならいいけど」
-
>>404
シャーリーを起こそうと揺さぶり続けるオリビン。
しかし、彼女の気がつくことは未だない……
『きゅー……』
シャーリーとオリビンの間にあるのは、
天井の破片と明緑の魔本―
-
おちょこに注がれた透明な液体を一息で飲み干す
「ふむ、これが酒か。美味じゃの」
髪を掻き上げ、再び注ぐ
-
>>405
こんこん、とドアをノックされる
-
ーキッチンー
がしゃん
「あ、食器割れちゃった。んーこんなヘマしたことないのになぁ
私のやつだから良かったけど」
ちまちまお片付け
「あ〜あ、この湯呑お気に入りだったのに」
-
>>406
「くっ…!」
地をはいずるようにシャーリー達の方に移動する
「俺は谷長になんと言えば…!!」
-
>>408
「あ、はーい。どうぞ」
返事をして促す
-
>>404
レスト「何故…?それに答える必要は無いねっ!」
金のためなんですけどね
受け答えをしながらも相手の様子を観察する
後ろからぐっさりやったので相当の出血がつづいている「はず」だ…
今も出血が続いているなら相手が失血して意識を失うまで待つだけでこちらの勝ちなのだ
-
>>411
部屋に入ってきたのは燃えるような赤い髪が印象的な、それでいて柔和な表情の青年
楓と同じく亡きアスガルドの教え子、ルイ・ガーデニックだった
「楓!大丈夫か?!」
楓よりも先にゼロレイムにやられたルイだがもう動けるようだ
-
>>413
「もう、これが大丈夫に見える?って言っても私頑丈だから近々退院できるみたい」
それより、と切り返し
「ルイ、あんたこそ大丈夫なの?」
-
>>412
「傭兵風情が…」
出で立ちで判断された
傷は確かにある。勿論出血も。
しかしシュテインを覆う金のオーラが、不穏さをレストに感じさせる。
最もオーラは空中にあった結界を破壊されてから随分弱まったが
-
>>414
「それなら良いが…」
頭の包帯を触りながら
「そもそも医師を目指してる俺に本気を出す気はなかったみたいだ…ただ、『話し合い』で済ます気はないって意志表明をしたかっただけみたいだ」
-
>>410
『きゅぅー……』
まるでしょげているようなオリビンの鳴き声がする。
-
>>417
「シャーリー!!」
なんとかオリビン達のもとにたどり着き、呼び掛けるヒース
-
>>416
「ふぅ、でもいくらジジイの弟子だからってルイまで襲うことないのに」
ぷんすか
「襲うなら私を襲えっての・・・ってもう襲われたんだった!あはは
でもあいつ、かなり強いよ」
-
>>419
「ゼロレイムはディン・ジャルハナの弟子の中でもトップの実力を持っている」
しかも技までそっくりだ
「しかし奴がなんであそこまで称号にこだわるのか…」
-
>>420
「正直今回はかなりショックだったよ。レムリア・インパクトが敗れるなんて」
少し俯き気味に語る。が
「概ね、自分が一番強くてすごいんだぞって見せびらかしたいんじゃない?そういう奴の考えることの定番よ定番」
すぐに顔を上げ今まで通り振舞う。
-
「ボルガ博士!お許し下さい!」
カチッ!
-
>>421
「奴の振る舞いを見ればそんな気もするが…それで、どうする気だ?」
-
>>418
シャーリーは答えない。微動だにしない。
だが、息は辛うじてあるようだ。
『ゅう……』
その影と重なっている緑の雛竜も、いくつか傷を負っている。
直ちにこの場から遠ざけるべきだ。
が、それができるなら、ヒースはとうにやっているだろう。
ヒースの眼に、シャーリーの影から微妙にはずれて落ちている魔本が映る。
-
>>423
「うん、ちょっと他の子たちにも知らせにいこうと思ってる。
って言っても皆ふらふらしてるから宛てはないんだけどね」
-
>>424
「あれはシャーリーの…くっ!」
膝に走る痛みに耐えながら身体を起こし本に手を延ばす
可能な限り、シャーリーとオリビンをこの場から遠ざけなければ
-
「身体はまだ動けそうにないな……魂の炎を激しく消耗したもんな……」
-
「うおお!ライタァ!今行くぞぉー!!」
なんだか行かなくてはいけない気がした。
自分で動けないからヒルダがライタに手渡すか投げるかしなくてはならないのだが。
-
「そうか、頭の中に爆弾が…」
寝言
-
>>415
レスト「おやおや、その傭兵風情()にざっくり刺されたのはどこのどなたかな?」
挑発してみたり
レスト(とりあえず、出血があるならすぐに倒れるはずだ)
胸を刺されたら本来立っていることすら難しいはずなのだ
数分で失血死してもおかしくはない・・・はず
-
>>428
ちゃんと答えてくれたのかライタのもとへ走り出す
さすがに投げるのは危ないと思ったのだろうか
-
>>425
「今のとこ消息がつかめてるのはネクロとナコトだけだな」
「ネクロは理由は知らんがラダ公国に出向いてる、ナコトは帝都に入り浸ってるようだぞ…ルカ…じゃなくて今はシェイドか、アイツは完全に行方不明だ」
シェイドとネクロの仲は致命的に悪いのは楓も知るところだろう。
-
>>428>>431
「そうか!魔剣なら俺を動かせるな!頼む魔剣!俺を逃がしてくれ!!!」
-
>>430
「…ふん、笑えんな」
鼻で笑う口調、表情は笑ってない
傷があるのは明らかだ
が、出血が大人しい
シュテインはそのまま痛みなど感じないように剣を向けてレストへ斬りかかった
-
帝国英雄伝説
尾ひれから背びれまだついているな・・・・・・
まあこういうのは話半分でいいんだけどな
-
>>427
「ようライタ。生きてたか。今回は随分元気ないな。
俺以上にこの土地は辛いようだな。普段魔力をガンガン使うタイプだからか?」
-
>>433
「足がすくんで動かないとか?wwwwwww」
-
>>426
魔本が手に触れる。
その瞬間。
なぜだろう、ヒース自身が、ヒース自身の影に引き込まれ飲み込まれてしまいそうな感覚に襲われた。
『きゅ!』
オリビンが気付き、ヒースの手元に駆け寄る。
-
>>436>>437
「魔力が無きゃ魔人化の力はおろか自然治癒もままならん……てかもうビビっとらんわ!!!」
-
>>438
「なっ…!」
思わず手が離れる
「オリビン…これは一体…」?
-
>>439
「傷は治せても魔力だけはどうにもなりませんからね…私も少しつらいです」
魔剣を近づけてやる
-
>>441
「悪いな…貴重な魔力を……」
-
>>439
「俺は燃費がいいからなぁ!容量がすげえ小さいけどね」
ヒルダの手でライタに近づいたため、肉体の支配をする。
「抵抗しようとするんじゃねえぞー」
>>441
「離れすぎると効果消えちゃうんで、ライタに手渡しちゃっていいよ」
-
>>432
「ラダってアーティファクト集めに積極的なあの国かぁ、一度行ってみたかったんだよね」
目が輝く
「ラダ経由で帝都に向かうことにしようかな。いやールイ君あんたは頼りになる!」
-
>>442>>443
「今のところは大丈夫です。それにみんな生きて帰らないとマスターに何を言われるか…」
魔剣を手渡す
-
>>443
「抵抗する力もねー」
ノアの方舟の一件でも身体を預けたことはあるので慣れている
-
>>440
『きゅ、きゅきゅー!』
何か短く説明しているようだが、鳴き声だけではわからない。
が、
《とにかく、その本は触っちゃだめなの!》
鳴き声と重なるようにヒースの頭の中に少年の声が響いた。
オリビンは魔本をシャーリーに引き寄せようと口先で押し始めている。
-
>>444
「君達が連絡つかなすぎなんだよ…」
呆れ気味に
「ただ一口にラダと言っても必ず会える保証はないけどね」
-
>>445-446
手渡された。
ライタの支配も完了する。
「ふー。で、どこに逃げようか?」
-
>>447
「っ…!?」
頭を押さえながらオリビンを見る
今の声はまさか…?
-
>>445
「相変わらず優しいな……」
-
>>448
「だって、私は遺跡調査してるから基本的に連絡手段のない場所ばかりでぶつぶつ」
面目なさそうに答える
「まぁ行けばなんとかなるんじゃないかな?あの朴念仁は何かと問題に巻き込まれやすいし」
-
>>449
『とりあえずこの戦場から邪魔にならない場所だな……正直俺は戦力外だし、それと出来たら他の怪我人も避難させないと』
-
>>452
「確かに、ネクロを捜すのは容易かもな」
「すぐに出るのか?」
-
>>454
「んー準備が出来たらすぐにでも発つつもり。
だって先に襲われる可能性もあるわけだし」
ベッドか立ち上がり
「シェイドは消息不明だからまだしも、あの二人はすぐにでも見つかりそう。
というかナイアちゃんなんかはむしろ面白がって俄然会いそうだけど」
-
>>434
レスト「おおっとお!」
斬撃を剣で受け止める
レスト「そうはいかんざき!」
受け止めた剣を地面に叩きつけるようにして相手の体勢を崩そうとする
-
>>451
「あまり気にしたことはないんですけどね…」
「それより、他のみんなを運ばないと」
-
>>450
オリビンに押されてきた魔本がシャーリーに軽くぶつかって止まる。
『ゅー……きゅきゅっ! きゅー!』
次の一声に、その声が重なることはなかった。
シャーリーの力ない腕をさしながら、何かを訴えようとしているのだけはわかるが……。
-
>>455
「ナイアちゃん?」
「誰の事だ?」
-
>>453
「わかった。
他の怪我人……というと?」
-
>>459
「ほぇ、聞き間違いだよルイ君
私はナコトちゃんって言ったのさ」
ごめん間違えたw
-
>>460
『いればの話だ、いなけりゃさっさと逃げるだけだ』
-
>>462
「よし!そうなりゃさっさと逃げるぜ!」
逃走開始!
ライタの脚を存分に使って全力で逃げる。
-
>>456
「策を弄するんじゃあない!」
腕力だけで踏み止まり、剣をレストの首へ振り上げる
-
>>464
レスト「足元がお留守ですよっと」
ああっとここで足払いだーッ!!
-
>>458
「シャーリーの手に被せれば良いのか?」
流石にシャーリーには触れても大丈夫だろう
シュテインとレストの戦いの様子を見ながら、シャーリーの手を掴み本へ乗せようとする
-
>>463
シャドーマンの身体よりは遥かに軽く速く走れるはずだ
『しばらくは身体を任せるぜ……あ、変な真似はすんなよ?』
-
>>465
「くどいっ!」
足払いがなされようとしたその時、目の前の騎士を覆うオーラが光を放ちレストを吹き飛ばした。
魔術で起こる衝撃波と同質のものだ。
-
>>463>>467
二人を見守る
「私はもう少しここに…」
不利になったら加勢するつもりのようだ
-
>>466
『きゅ! きゅきゅう……きゅ』
そのようだ。
本に直接触れた時のような感覚はない。
シャーリーの手は、抵抗もなく魔本の上に置かれた。
-
>>467
「ハッハー!流石に鍛えてるなオイ!」
風を切って走る。
「最後のセリフはフリなのか!? でも流石にこの状況じゃそこまで遊んでらんねーぜよ!」
-
>>470
「乗せたが、どうなるんだ?」
シャーリーの様子を見守る
-
>>461にレスがあるよー(=ω=.)
-
>>471
『しかし……俺も鍛え方を考えないとな…魔力なしでも戦えるように』
-
>>468
レスト「うはっ」
吹き飛ばされてごろんごろんと転がってそのまま立ち上がるレスト。10点間違いなし
レスト(ああいうの勘弁だなー…近づけない。となれば…)
-
>>472
……
……何も起きない。
『きゅう……』
しょげ返ったかのようにうつむくオリビン。
-
>>474
「うーん、頑張ってください。俺には絶対無理だから、応援してるぜ」
-
>>461
「ああ、ナコトか…失敬」
「面白がるかは分からないな…まぁ出る前に墓参りはしていけよ?」
-
>>477
『とりあえず今は生き残らないとな』
-
>>478
「うん、そうだね。命日の時は行けなかったしちゃんと行っといた方がいいね」
-
>>476
「…駄目なのか?」
オリビンの方見る
-
>>479
「さて、この辺でいいか」
隠れやすそうな所で休憩。
-
>>475
「小技で俺をやれると思わない事だな」
剣を持ち直しながら悠然とするシュテイン
黄金のオーラは消えている
-
>>481
『……きゅ』
そのようだ。
が、
急にライトグリーンの光が湧き上がった。
光の基点は、魔本。
その光は神殿にいるすべての者に見えるだろう。
『きゅ!』
オリビンが顔を上げた。
-
>>482
『戦況はどうなってる?』
-
>>485
「んー……」
「ドラライたちとドラゴンが戦ってたな。あとレストたちとあのシュテインとかいう野郎が戦ってたはずだ。
今はどうなってるかわかんないけど」
-
>>483
レスト「小技ねぇ・・・」
ヘ(^o^)ヘ いいぜ
|∧
/ /
(^o^)/ お前が小技じゃ
/( ) やられないってんなら
(^o^) 三 / / >
\ (\\ 三
(/o^) < \ 三
( /
/ く そのふざけた幻想を
ぶち殺す!
何だその動きは
-
>>480
「あと、『彼女』にもな」
彼女…弟子仲間の中で唯一、修業時代に死んでしまった少女…ルレットの事だ。
死因はネクロとシェイドしか知らない。
「じゃ、あんまり長居しても悪いから行くわ」
-
>>483
「――――じゃあ、大技で決めてやるよ」
悠然と構えるシュテインの後頭部へ、時速数百キロの速度で踵が落とされる。
エミヤシロウ――竜騎士アルフを打倒した男が、レストの助太刀に馳せ参じたのだ。
予想すらつかぬ完全な不意打ちだが、どうなるか。
-
>>485-486
その、「今どうなってるかわかんない」方向からライトグリーンの光が見える。
-
>>484
「この光…は!?」
-
>>486>>490
『おいなんだあの光はよ!!』
-
>>490
「なんだあれ?」
やっと光に気づいた。
誰かの魔術だろうか? あのいけ好かない結界は黄金色だったが。
-
>>488
「分かってるよ・・・ルレットでしょ
それはそうと、ルイ君はこれからどうするんだい?」
-
>>491
『きゅー……!』
オリビンが小さな翼を広げた。
その光は、シャーリーとオリビンが先ほど、氷の礫を放つ直前にも小さくあったものだ。
オリビンの目はシュテインを見ている。
そして天を仰ぐように口を開いたオリビンに集う冷気―。
>>492-493
光の元と思われるほうを見れば、
狂気を未だ孕んだようなシュテイン、
それに相対するレスト、
シュテインにかかと落としを仕掛けるエミヤ、
そして、傷だらけの竜騎士と、
横たわる少女と、翼を広げ構えるような雛竜が見えるだろう。
-
>>487>>489
「何を戯言を―――」
レストに向け再び剣を掲げた時、不意に聞こえた声と落とされた踵
シュテインは先の言葉を紡ぐ事なく俯せに倒され地面に減り込むかと錯覚するように地面に叩きつけられた
-
>>495
「あー……どうやら合流したみたいだな」
その場を動かず、戦況を観察する。
>>496
「そしてどうやら、決着も付いたようだ」
-
>>497
『エミヤさんマジパネェっす』
-
>>496
レスト「I☆MA☆DA!!」
地に伏せたシュティンにひと跳びで接近し、剣を振り下ろす!
-
>>496
追い討ちに氷の波動を飛ばす
「あまり魔力は残っていませんが…倒すには十分です!」
-
>>494
「こう言うのはなんだけど、医学に進む俺にはこれ以上は荷が重い」
「君達に任せる形になるけど、この件からは手を引くよ…まだ魔術医師としても修業中の身だし、北の方へ向かおうと思う」
-
>>496-500
『きゅーーーー!!!!』
さらなる追い討ちとばかりに放たれる氷の礫。
友達を傷つけて、仲間さえも道具と言ったおまえを許さない、これはそのお返しだ―
雛竜オリビンの思いを表すのならこうなるのだろう。
それはきっと、オリビンと重なる影の主、シャーリーも変わらない!
-
>>501
「分かった。それじゃルイ君も気を付けてね」
笑顔で見送ろう
「それと北の方で遺跡の情報とか聞いたら連絡して。
考古学者として調査したいからね」
楓は考古学で有名な人のもとで今は助手をしているらしい
-
>>498
「ふう。勝ったな」
そういえば王女様やら王様やらは無事だろうか。
せっかく黒幕を倒しても講和条約が結ばれなかったら意味がない。
-
>>496
ガゴッ、と鈍い音が響き渡る。
シュテインが人間であるなら、確実に意識を失った筈だ。
不可思議なオーラでダメージが削減されているとするなら、普通に起き上がってくる可能性もある。
攻撃を仕掛けたエミヤシロウ自身も多大なダメージを負っている。
万全な状態で仕掛けたならまだしも、今の状態では一般の成人男性による殴打とさして変わらないのだ。
「これで……っ」
>>499 >>500 >>502
「――――待てっ!!」
レストが振り下ろした刃を掴んで止める。
ヒルダが放った氷の波動を、自身の足をシュテインの盾にして阻んだ。
そして、雛竜オリビンが放った怒りの礫はその拳で砕くように叩き落してしまった。
全く以て、不可解な行動だ。だが事実、シュテインに止めを刺す事をエミヤは阻んだのだ。
-
>>504
『おい、お前ん所のエミヤさんが敵を庇ったんだが……』
-
>>505
レスト「あ、おいちょ」
-
>>505
『きゅ!?』
氷の礫はあっけないほどたやすく砕けた。
ふたり分の感情を乗せて放たれたとはいえ、まだ未熟なのだ。
故に本来の威力ではなかったのだろう。
『きゅ、きゅきゅーきゅ!』
文句を言っているようだ。
-
>>505
魔力が減少しているとは言え、精霊の魔術
常人のものより威力はあるはずだが…
「な、なぜそんな事を!?」
-
>>495
ヒース「シャーリー?…オリビン、何を…」
>>499>>500>>502>>505
シュテインは砕けた額を曝しながらすぐさま身体を起こした。即死級の一撃だったが謎の黄金のオーラの加護だろうか。
しかし焦点が定まらぬうちに迫るレストの剣が迫り
ヒルダの魔術が近付き
眼の焦点が定まった時、最も見下していた少女と雛竜の氷のブレスをその身に迫りきていた
その眼には常に解き放たれていた狂気と、新たに屈辱が満ちていた
こんなものが俺の最期か―――!?
しかしその悉くが、己の額を砕き瀕死に追い込んだ男に阻まれた
-
>>506
「そのようですね。ハイ。
いつものお人よしモードが発動したのか、あるいは今回の事件の真相を知るために口を割らせるつもりという可能性もありますね。ハイ。
これは一応国家間の問題ですから、犯人を「逮捕」して正式な裁判にかけることで、
事件による両国の関係悪化を最低限に抑えようという気かもしれませんね。ハイ」
-
>>511
『俺の時といい今といい……エミヤは命が惜しくないのかね……他人のことは言えんが』
-
>>507-509
勢い良く振るわれた刃を掴んだ手は深く傷が走り、一面が真っ赤になる程に血が溢れ出ている。
人間より格が上である、精霊の波動を受けた足はゆっくりと凍り付いていく。
礫を砕いた拳は破片で所々に傷が走り、血が流れている。
「……悪い。皆の気持ちは分かる。でも、トドメは刺さないでくれ」
ゆっくりとシュテインへ視線を落とし、
「コイツを許すつもりはない。とんでもない事をしでかした奴だ。
だから――――生きて、罪を償わせる」
「殺したら、それで終わりだ。でも生きてれば、可能性はある」
痛みを感じていないのか、想像を絶する痛みすら凌駕する精神力故か。
攻撃を放った面々を見、息も絶え絶えにエミヤは言った。
-
>>513
「…何を」
「言って、いる……」
渇いた声で、異常なナニかを見る眼で
畏怖にも似た感情が狂気と屈辱を覆う眼で、シュテインはエミヤを見た
-
>>513
レスト「いや、というか・・・」
そもそも国家間の問題っぽいから生かしといた方がいいのかと思ってたし
だから急所を攻撃するつもりは無かったし
なによりまだ無力化できてると確定したわけじゃないし
というか――
レスト(こいつ、アホ?)
-
>>513
『うー……きゅー!』
オリビンは納得いかないと言いたそうだ。
-
ーキッチンー
がしゃん
「またやっちゃった。なんか今日はツイてない日だ。
あ、これシロウのコップだ。むむ帰ってきたら謝ろう。といか無断外泊を怒ろう」
-
>>516
「オリビン…こらえてくれ」
傷をおさえながらヒースは言葉を発した
シュテインの行いは許せない
もし赦されるのならば自分自らが手を降したい
だが今シュテインを殺せば事の真相がうやむやになるのも、確かに事実だ
-
>>513
「…」
何かを考えていたが…
「そ、それより傷の手当を!」
傷を見てエミヤへ回復魔術をかける
-
>>512
「ふむ……」
確かに、彼は他者の為に自分を犠牲にすることを躊躇しない人間だ。
しかし、後先考えずに行動して自分の命をドブに捨てるほど愚かな男ではないはず。
にもかかわらず、しばしば彼は無謀に見えるほど生命を危険に晒す。
やはり、彼自身の生命力が起因しているのだろうか。
「ま、あいつは頑丈だからな」
-
>>515
今更すぎる、と。
エミヤシロウという人間を深く知る者なら、誰もが口を揃えて言うだろう。
馬鹿なのだ。阿呆なのだ。底無し沼の如く、際限の無い狂人なのだ。
いつだったか、レストとエミヤはこんなやり取りを交わしたはずだ。
――事件が解決したら、国に何を要求するのか。
それに対し、エミヤシロウはこう答えた。帝都とフューリーがより良くなるよう努めさせる、と。
それをレストは笑い飛ばした。
帝都を発つ前の、あまりにも些細なやり取りである。
覚えていないのが普通であり、思い返す理由もないコトだ。
だから、この時こそ。エミヤシロウの異常性が垣間見えていたのだろう。
あまりにも普通すぎて。あまりにも、異常すぎたのだ。
-
>>520
『…ありゃ頑丈ってレベルじゃねーよ……』
-
>>518
『きゅうぅー!』
こらえる気にはなれなさそうだ。
かすかに魔本が光る。
『……うー』
不意にオリビンは、瞼の閉ざされたままのシャーリーを見た。
『……きゅー……ぅ』
……シャーリーの話を聞いているようにも見える。
-
>>523
「…シャーリーも止めると言ってるのか?」
宥めるようにオリビンの頭を撫でる
-
>>522
「俺もそう思うが、しかし他にいい言葉がない。
あえて言うなら…………不死身?」
-
>>525
『不死身って……いやまあ……確かに不死身と言われても仕方ないだろうなありゃ……しかし』
『今回はおいしいところ全部取られちまったな』
-
>>526
「いきなり後ろから踵落としとか正義の味方じゃないよな!」
-
>>514
「黙ってろ」
一命を取り留めたシュテインに対し、冷たく言い放つ。
「……俺はお前達を許さない。
だから、生きろ。生きて、今まで迷惑かけた分罪を償え」
かつての自分がそうすると決めたように。
「生きて、奪った命の分だけ生きやがれ」
>>516
オリビンの前に歩み寄り、目線を出来る限り合わせる。
「ごめんな。お前も、俺が許せないだろう」
エミヤは、それ以上は何も言わない。
怒るオリビンへの言葉が、これ以上何も思いつかなかったのだろう。
自分自身、あまりにも無茶な要求だと理解しているが故に。
>>519
ヒルダが術を行使した瞬間、異常な速度で傷が回復していく。
凍りついた足すら、血液を再び通わせ始め、体温を取り戻していった。
-
>>524
『きゅ、きゅーきゅー』
言葉こそないが、シャーリーと対話しているようだ。
『……きゅ。』
やがてオリビンは、おとなしくなった。
ただシャーリーに寄り添って、許せない人間と、そいつを殺させなかった人間とを見ている。
-
>>527
『ありゃむしろ俺のやる事だ』
-
>>528
『!』
急に近づいてきたと思って、少しびっくりしたようだ。
『……きゅ』
一声だけ鳴くと、つい、と顔を背けた。
-
>>528
シュテイン「…俺の最期が…こんな醜態か…」
いつの間にか、シュテインを覆っていた黄金のオーラは完全に無くなっていた。もはやシュテインには革命を謡う事も狂気に踊り狂いながら戦う事も出来ないだろう。
ヒース「…」
パシュツルプスの竜騎士と思しき青年がオリビンの横でエミヤを見る。
エミヤが見ていたかは知らないが、シュテインと問答を繰り返しながら戦い、劣勢に立たされていた人物だ。
ヒース「私は批判はしない、シュテインの…かつては騎竜を並べた友だったから…だが、礼も言えない」
複雑な表情を浮かべながら、何を言えば適切なのか分からないと顔で語る。
-
>>521
レスト「……」
レストは黙って肩をすくめた
レスト「ま、それでいいならいいんじゃないの。死人が出ないで済むならその方が良いわけだし…」
-
>>530
「さて、黒幕っぽい奴も出てこないし、戻るか」
ライタの返事を待たずにライタの身体を操って皆の元へ行く。
-
>>534
『英雄エミヤ様のところに行って謝りの言葉を言わんとな……』
-
>>528
「本当に、これでいいのでしょうか…」
うつむいてしまう
-
>>531
「ごめんな……あと、ありがとう。」
>>533
「ありがとう。
アンタ、敵は誰でも斬るってタイプかと思ってただけに意外だ」
と、意外そうに呟いた。
>>532
「……」
シュテインをしばらく見ていたが、ヒースの視線に気づくと視線をそちらへ移した。
ちなみに、エミヤはしっかりと彼らの戦いを見ていた。遠方からでも、彼にはしっかりと把握出来ていたのだ。
「俺がした事はフューリーにせよパシュツルプスにせよ、味方側からすれば非難されて然るべきだ。
だから礼なんていい。ただ、この男に生きる道さえ与えてくれればそれでいい」
救えなかった命があるからこそ。
敵であろうと、命であるなら救いたかっただけなのだから。
-
>>537
レスト「?何を言ってるんだ?」
レストは不思議そうに言った
レスト「敵なら殺すよ。当たり前だろ?でもこいつはもう無力だ。特に危ないわけでもないし殺す意味なんてない。違うか?」
-
>>537
「シュテインはしかるべき事情聴取後は、本国で特別裁判を受ける事になるだろう」
「死刑が濃厚、良くて永久幽閉…相応と言えば相応の罪だ。竜騎士の強さを履き違え、革命の言葉に酔った者にはな」
-
>>539
「そういえば……結局、コイツが首謀者なの?
なんつーか、小物臭くね? いや、強かったけどさ」
本人の目の前で臆面もなく言う。
-
>>536
その言葉に対し、エミヤは何も返さなかった――いや、返せなかった。
良い事なのか、悪い事なのか、それを決めるのは時間が過ぎた後だろう。
>>538
「……いや、違わないな。全くもってその通りだ」
と、立ち上がりながら答える。
>>539
「…………」
「やっぱり、そうか」
と、短い返答だけがヒースの耳に届く。
ここまで重大な事件の首謀者連中など、末路は決まっていると。
最初から分かっていても。
彼は、人間の可能性を信じたかったのだろう。
-
>>540-541
「パシュツルプスでクーデター一派を率いていたのはこいつだ…大臣を唆して隠れみのにしていたが、実質シュテインが中心だったろう。元々野心もあった、そして戦争を生き甲斐にするような狂騎士でもあった…」
魔剣に答えるヒース
「だが今回はシュテインも誰かにたきつけられたのかもしれないな」
「…すまん、君の行動を無下にするような事を言って」
エミヤに詫びを入れる
-
>>540
「首謀者は別に居る」
と、きっぱり言い放つ。
「魔剣が結界を解除してくれただろ。たぶん、その結界を展開した奴だ」
>>542
「……謝らないでくれ。
俺が勝手に行動しただけだ、誰が悪い訳でもない」
「下手に嘘をつかれるより、きっぱりと言ってもらえた方がいいしな」
と、困り顔で答える。
-
エル「お、なんか静かになったな」
ガル≪見ろ、どうやら下も終わったようだ≫
エル「ほほう、俺様抜きで勝利するとは、連中もちょーーーっとはやるようだな」
ずっと天井の上で休んでた。
-
>>543
シュテイン「鴉が鳴いた……く、くく…俺は、英…雄に…」
「……哀れだな」
シュテインの虚な言葉に、ヒースは憐憫にも似た表情しか出せなかった
-
>>542
「たきつけられた、か。
そういう関係者やら黒幕やらの捜査は、あんたたちの国の専門家の仕事だろうな」
俺たちは戦闘は得意だが、人間関係の調査や情報収集に関しては素人だ。
こいつの後ろに何者かが居たとしても、そいつを捉えることは手に余る。
まあ、黒幕が最後の手段として自ら喧嘩を吹っ掛けてくるようであれば、また話は別だろうけど。
>>543
「ん? そいつは見つかってないのか……厄介だな」
解除は楽だったが、結界の効果はかなり強力なものだった。
あの使い手が捕まっていないとなると、また新たな火種となりうるかもしれない。
「だが、そいつが首謀者であるという証拠はないな。
首謀者自身ではなくて、部下とか、あるいは敵の竜騎士たちに雇われていた魔術師という可能性もある。
……いずれにせよ、油断できない相手だがな」
-
>>546
「ああ、必ず突き止めてみせよう…とりあえず、和平の続きの後にな…」
-
>>545
――やはり、無理なのだろうか。
(……そんな事は、ない)
嫌な考えを振り払うように、頭を振った。
>>546
「あの結界の効力は、強化だ。
術自体は単純だったけど、恐ろしいことに俺達には影響を与えず、味方だけを強化していた。
まあ、魔剣には言うまでも無かったな」
「次、現れるかどうかは分からないが……その時は、確実に叩きのめすさ」
-
‐その後‐
戦闘の跡生々しいハイルベンク内で、再び両国は和平の約束を交わした。
聖フューリーに無事帰還を果たしたシャナ=ミア。そしてクーデターを阻止したパシュツルプスの国王と竜騎士達。
聖フューリー使節団護衛として参加した者達はシャナ=ミアから感謝の言葉と勲章を、そしてアル=ヴァンが約束した通り相応の報酬が支払われた。傷を負い負傷した者達もいるため、聖フューリーにて全員一度休養を取るようシャナ=ミアに進められた。
同じくパシュツルプスにて活躍したカイナの竜乗り達とエル・ノアも休養の場をパシュツルプスで与えられる。特に【怪物】パスカル、その騎竜グラドニスを撃破したエルとトラジーは特に賛辞を受けた。シャーリーとオリビンは国王から『勇気ある竜騎士』に贈られる【サルエグの剣】の名の勲章を与えられた。
‐後日記録‐
アンディ・クラース:聖フューリー領内での戦闘で戦死。遺体は秘密裏にパシュツルプス本国で埋葬。表向きは演習中に事故死として処理済。発覚はハイルベンクでの戦闘から三日後。
アルフ・クラース:クーデター一派として【和平の場】ハイルベンク内部での戦闘で戦死。遺体はパシュツルプス本国に返還。
パスカル・フォン・グロイシェン:パシュツルプス地下監獄にて幽閉されていたが何者かの手引きにより脱走。クーデター一派に加わるもハイルベンクでの一騎打ちで討ち死。狂竜グラドニスはパシュツルプスが処理。遺体は同じくパシュツルプス本国に返還。
シュテイン・ハリーフ:クーデター派の首謀者。ハイルベンクでの戦闘で負傷、拘束。事情聴取後、特別裁判にて処理を決定予定。現在は地下監獄最下層内に幽閉。
取り調べの過程でシュテイン達を資金面などで援助していたのは『夜鳴鴉』という組織と判明した
ロバート・ウィンチェンター:昨今、聖フューリー、パシュツルプス方面を騒がせる賢者。事件の関与が確認されるも消息は不明。
――――
以上が今回起きた事件のまとめとなった。帝都の魔術師、戦士達はようやく区切りをつけれる事だろう。
――――――――
夜の闇の中から鴉の鳴き声が聞こえる。
それは果たして…?
-
エル「シャーたんいいなー、なんかかっけえ勲章貰ってるし」
ガル≪『夜鳴鴉』か。完全解決、というわけにはいかないようだな≫
エル「シュテインをゴーモンすればなんとかなるじゃん?」
パシュツルプスでダラダラ
-
>>550
「暗躍する組織か。なんだかシェイドを思い出すな」
隣でダラダラ
-
>>551
エル「あれとはまた比べ物にならん規模だろうなー。
クーデターの資金援助とか、どっかの国ぐるみじゃねえの」
ガル≪まあ、私達が頭を捻っても答えは出ないだろうな。
それより、怪我はもう大丈夫なのか?≫
-
>>552
「ああ、私もゼットンも問題ないぞ。ガルズラこそ大丈夫か?」
-
>>549
新聞には一件落着って書いているが
火種が残っているな。
たきつけたら燃え上がっちまうぜ・・・・
-
>>553
ガル≪そうか、それは良かった。
私ももう大丈夫だ。魔術の恩恵だな≫
エル「俺は?ねえ俺は?」
ガル≪それよりヒースとアスタリオン、シャーリーが心配だな。
命に別状は無いと思うが、結構な傷だろう≫
-
>>553>>555
「俺ならもう大丈夫だ」
噂をすればなんとやら
「二人とも相変わらずのようだな」
-
-フューリー国・宿屋の一室-
「……」
ベッドに寝転がっている。
「……誰も犠牲を出さない、なんてのは……」
先の言葉が紡がれることはなく、再び静寂が満ちる。
-
「…何か落ち着きませんね…」
貰った勲章を胸につけているが違和感があるらしい
「さて、ここでしか買えないものもありますし、のんびり見に行きみましょう」
報酬の一部でおみやげを買うつもりのようだ
-
「くー……」
枕元に勲章を置いたまま眠っているシャーリー。
もう10時間近く眠っているが、この調子ではまだ起きそうにない。
『きゅ。』
オリビンはというと、適当にうろうろしたり翼を動かしてみたり
自分のしっぽを追いかけて回ってみたりで遊んでいる。
-
>>557
エミヤが物思いに耽っていると、部屋の扉がノックされる
>>558
城を中心に広がる円形の城下街。市場は国特有の賑わいに満ちている。
-
>>560
「!」
思考を止め、身体を起こす。
「はい?」
扉を閉めたままだが、ノックの主に答える。
-
>>559
キィ、と扉が静かに開かれる…
が、扉を開いた人物は中に入ろうとしない
-
>>561
「こちらはエミヤさんのお部屋でよろしいですか?」
ふわっとした柔らかい女性の声音だ。
もしや、シャナ=ミア?
-
>>563
「そうですけど」
(ミアか……?)
声から警戒を解いて良いだろうと判断し、扉をゆっくりと開いた。
-
>>564
扉を開けるとそこには侍女であり影武者を勤めていたエ=リーン・トールスと、アル=ヴァンを従えたシャナ=ミアがいた。
シャナ=ミア「お久しぶりです、ようやく一段落ついたので、ご挨拶に来ました」
初めて会った時のように控えめな口調でミアは語った
-
>>566
「ああ、ミアか。久しぶりだな。挨拶なんてわざわざ――」
言いかけて、そこで言葉が止まったかと思うと
「……姫様直々に挨拶に出向いてくださるなんて、恐縮です」
仮にもフューリー国内で、他国の人間が王家の人間へ無礼を働いてはならないと思ったのだろう。
侍女であるトールスの手前であるという事もあってか、慌てて言い直し、頭を下げた。
-
>>567
確かにそれは正しい判断だろう。何処で誰が聞いてるかも分からないのだから。
しかし突然の態度の変わりように、シャナ=ミアは少しだけ淋しげな表情を浮かべた。
「いいえ、どうかお気になさらないで下さい」
「貴方のような一市民、しかも帝国の民であり我が国と関わりすら持たぬ者が果たした大恩に比べれば、この程度足労にすらなりえません」
淡々と定型文のような台詞を言う
「…と公式の場では言うべきでしょうか?」
アル=ヴァン「確かに…今は議会でも公式発表の場でもないな」
-
>>567
「……いや、そう言ってもらえるならこっちも堅苦しい思いしなくていいけど。
仕える身としては、無礼を働かないよう促すべきじゃないか? そこは」
侍女と騎士の二人へ交互に視線を向け、再びシャナ=ミアへ視線を戻した。
「ま、いいか。でも挨拶なんて、わざわざ良かったのに」
-
--帝都・シュバイク公爵邸--
シュバイク公「……」
子爵「またしても民衆どもが大手柄とは、まったく面白くありませんな、伯父上」
シュバイク公「全くだ。せっかくの酒がまずくなったではないか!」
子爵「このままでは、帝国貴族としての面目にかかわりますな。いかがです、伯父上……」
シュバイク公「子爵、お前はわしにパシュツルプスの愚か者のようになれというのか?」
子爵「そうは申しません。正統と正義はいずこにあるか民衆どもに思い知らせるべきではと……」
シュバイク公「……子爵、お前の兵はあの魔術師らに勝てると思うかね?
不愉快極まりないが、わしの兵では到底かなわんだろうと考えるが」
子爵「何をおっしゃいますやら。強さとはすべて高貴なる血よりいずるもの。
強力に見えようと奴らは高貴さなどない、ただの民衆です」
シュバイク公「子爵、わしの酒をさらにまずくするつもりかね?」
-
>>568
アル=ヴァン「確かにそうだが、従兄としては同じ年頃の友人は必要と感じるところだ、王族と言っても同じ人なのだからな」
トールス「プライベートでの姫の友人関係に口出しするほど野暮ではありません」
「私が会いたかったから気にしないで下さい、まさか貴方方が助力してくれるとは思わなかったですから…」
-
>>570
(そういやこの二人って従兄妹だったな……)
言われるまですっかり忘れていた、と内心思いつつ。
「助力、と言ってもそこまで大した事はしてないさ。
それに実際にあんたを助け出したのは、パシュツルプスに居た竜騎士の人達だしな」
-
>>571
「はい、あの竜騎士の方達にも言い表せない感謝をしています」
「でも私、一番驚いて嬉しかったのは帝都で親切にしてくれた貴方達がきてくれた事なんです」
「だから、シャナ=ミア王女ではなく…ミアとして御礼を言いに来ました…エミヤさん達に御礼を言いに来たんです」
-
>>560
「帝都とはまた違った活気ですね…」
色々なものを買っているようだ
「珍しいものや綺麗な服もいっぱいありますし、できるだけ選んで買っておきましょう」
-
--帝国・ミュンツァー侯爵邸--
ミュンツァー侯グレゴール
「ひとまずは帝国をほぼ巻き込むことなく終わったと……」
フィールズ男爵
「巻き込まれたのはあの時の民衆たちだけ、と言ってよいでしょうな。
最も、彼らが居たからこそ決着が早くついたという側面もあるらしいと聞いておりますがね」
カメリア男爵夫人
「なぜかしらね。この国では、世界を揺るがしかねない事件ほど民衆たちが解決してしまうのは」
男爵
「こう言ってはなんだがね、私たち貴族はどうしても伝統にすべてのルーツを求めてしまう。
魔術や武術さえもそうかもしれない。故に進化することはない……」
侯爵
「民衆たちは伝統に縛られることなく進化し続けているというわけですか」
男爵
「そうでしょうな。だとすれば、私ら貴族の立つ瀬がなくなるのは必然というわけで」
男爵夫人
「その必然、認めたがらないお方がいらっしゃいますでしょうねえ、間違いなく」
-
>>572
「ああ、うん、なんていうか――、どういたしまして」
あまりの真剣さに照れているのか、シャナ=ミアから視線を逸らして頭を掻いている。
「えっと……たぶん、まだ忙しいだろうから無理だと思うけどさ。
暇が出来たら、また帝都の方に遊びに来てくれ。大したもてなしは出来ないけど、歓迎する」
-
解決したとはいえ少し様子を見るか・・・・・・
ユーリーに電報を送れ。
「パシュツルプスの火種が燃え上がりそうなら連絡しろ」と
介入はしないが、傍観もできない。
俺にはね、今度燃え上がるとしたら帝国も対岸の火事じゃなくなると思うんだよ。
万が一にでもドラグノフの急進派と結びついたら・・・・
東方からラダにいたるまでなし崩しだ。
-
>>575
「方法ですか!?」
歳相応の少女の笑顔でシャナ=ミアは声をあげた
「お従兄様、私初めて友達から招待されたのでしょうか!」
アル=ヴァン「…ゴホン…ミア、はしゃぐのは構わないが多少なりとも体面は気にするように」
トールス「大人びて見せても姫様はこれがたまにあるから…」
「…失礼しました、ではいつか休暇が取れた時は訪ねさせていただきます、エミヤさん」
-
>>577
誤字
方法ですか→本当ですか
失礼しました
-
--フューリー・国境付近の村--
魔輪・バフィー《ハル、それは何?》
ハル=ブラウ「んー? ハイルベルク管轄からの苦情書き。今度からはもっと速く来いってさ。
オイラも急いだんだけどなー」
飯屋の主人「おいおい、管轄違いも甚だしいんだから関係ないんじゃないのか?」
ハル「だってオイラ、あの時安全は"オイラ"達が保障するって言っちゃったもん。
それに、かなり多く出たんだし真っ先に応援命令来て当然だよ。距離は関係ない」
主人「今度からはあまりめったなこと言うなよ。お前さん達は……」
ハル「わかってるって。その存在を確認されてはいけない刃だってことくらい」
-
>>577
「はは……大変だな、あんた達も」
困ったように笑う。
「ああ、来るまでずっと待ってる。国が落ち着くまで大変だろうけど、それまで頑張ってくれ」
-
>>580
「はい、皆さんの期待に応えて、平和な国を創っていきたいと思います」
アル=ヴァン「私は大変と思った事はないがな…」
トールス「右に同じく」
アル=ヴァン「エミヤ君、魔剣殿達にも言ってほしいのだが、どうかミアと親しくしてやってくれ…この若さで王位を継ぎ、ろくに同い年の友人もいないからな…きっと君らみたいな存在が、私達にはできない励みになってくれると思う」
-
>>555、>>556
「うむ、心の傷がな」
と、噂をすればなんとやら
「これで取り敢えずは一段落だな」
-
>>581
(溺愛してるんだな、この二人)
「分かりました、ちゃんと皆に伝えておきます」
ヴァンの言葉に肯定の意を示す。
「そうだ、オススメの観光スポットとかってあるかな?
帝都に帰る前に、せっかくだからフューリーを見回っておきたいんだ」
-
「この男……前科持ちか」
自分のデスクで、従業員のプロフィールを書いた紙と睨めっこをしている。
レオン・ヴァールという男は過去、収監されていた履歴がある。
しかも、重大な罪を犯したことが原因である。
調べてみる価値は、十分すぎるほどあった。
-
>>556
エル「ヒース、生きてたのか!」
お約束。
エル「おうとも、俺様は今まで通りスーパーだぜ」
>>582
ガル≪シャーリーにはショックな出来事だったろうな≫
エル「まだ寝てんのかな。
だがまあ、みんな無事で済んで一件落着ってか?」
-
>>585
「エル殿はこれからどうするんだ?」
エルから視線を外しつつ問いかけるトラジー
-
>>583
「観光、ですか」
「…フューリー内では大聖堂、あとは緑道公園とか…」
トールス「あと繁華街にはこの国特有の金細工や料理店があるわ」
-
>>584
「T先輩、例のケーキの分析結果ッすけど……」
魔術捜査研究所―痕跡や物証などを魔術的に分析し、真相を突き止める部署―
からの書類を示す。
それはケーキに使われた材料リストとも呼べそうだ。
「毒物はおろか、魔術要素の痕跡も一切なし。ただのケーキとの結果ッす」
-
>>587
「なるほど」
言われた場所を紙にメモしていく。
「じゃ、そこを一通り回ってみるとするよ。教えてくれてありがとな」
-
>>588
「そうか……ご苦労だった」
しかし、このケーキは自分に何かを訴えかけてきている、という予感がしてならなかった。
ケーキ屋から、購入されたケーキ……。
思い過ごしだろうか。
「難題だな」
ぼそりと呟く。
-
>>589
「いえ、お役に立てたなら幸いです」
トールス「…名残惜しいですが、姫様、そろそろ」
「そうですか…ではエミヤさん、今日はこれで失礼します…帝都に帰る時は教えて下さい、帰国の手配をしておきますから」
-
>>586
エル「んー?そうだなー、ここの問題は解決したっぽいしなぁ」
大きく伸びをし、寝転がる。
エル「まあ、暫くウダウダして・・・・・、特にやることもないな」
ガル≪だがいつかは帝都に戻らないといけないぞ≫
-
>>591
「分かった、ちゃんと伝えるよ」
「……あと、今日はありがとうな。色々と気分が良くなった」
ミア達にはよく分からない事だが、来る事で何かエミヤの助けになったらしい。
-
>>585-586
「まだ死ねないさ」
エルの冗談に苦笑する
「二人には…いや、シャーリーを含めて三人か…君達には本当に世話になった」
-
>>593
「そうですか…それは何よりです」
とにかく気晴らしになってくれたなら、とミアは笑顔を残し、従者達と共に去っていった
-
>>592
「な、ならもう少し私たちと旅をしないか?」
もじもじ
「も、もちろん無理にとは言わないけど!」
ゼットン
/ \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) |
\ ` ⌒´ ,/
-
>>594
「いや、そもそも君は私の谷に協力してくれただろう?
それでおあいこだ。それに困った時はお互い様さ」
キリ
-
>>594
エル「ふふん、その通り!感謝するが良い!」
寝転んだままで胸を張る。
ガル≪お互い様だろう。ヒースもカイナのために戦った≫
>>596
エル「うん?なんだおい、水臭いな!当然だろ!」
ハアッ!と上半身を起こす。
エル「旅は楽しいからな!ツレが居ると尚更だぜ。
あとゼットンなんだそのツラ」
-
>>596-598
「そ、そうか」
(出て来るタイミング間違えたな…先にシャーリーの見舞いに行くべきだったか)
「君らはまだ旅を続けるか、それは何よりだ」
まるで自分の事のように言う
-
>>598
「そ、そうか!それは良かった。うんうん旅は楽しいな!」
ゼットン / \
/ ─ ─ \
/ (●) (●) \
| (__人__) | ハハ、ワロス
\ ` ⌒´ ,/
ゼットン(これはつまりアレですねガルズラさん)
-
>>599
エル「ん?なんだよ、ヒースは来ないのか?どうせヒマだろ?」
怪訝そうに見やる。
>>600
エル「旅するなら若いうちだぜ!行き当たりバッタリでも楽しめる!」
なんかテンションあがってきた。
ガル≪・・・知らん。私に振るな≫
大きく鼻を鳴らし、鉤爪で地面を掘り返している。
-
>>599
「ああ、ヒース殿の国を救い終わったからな。
シャーリーの一人前になる旅が次の目的だ」
特に空気とか分からないイモ娘トラジー
「ヒース殿は晴れて疑いも解けたし、これからは竜乗りとして隊に復帰するのだろう?」
-
>>601-602
「トラジー殿はエルがいれば十分みたいだが、邪魔じゃないなら俺も同行しようと思う」
「国王からは師団長の地位を約束されたが、俺は自由騎士として世界を周りたい」
ハイルベングに向かう前に国王と話があると言って秘密にしていたのはこの事だろう
「最悪夜逃げ当然でついていこうかと思ったが国王も許して下さった…だから、またよろしく頼む」
-
>>601
「うむ、私もそう思うぞ!」
テンショウ高い人多すぎるこの場
ゼットン(ああ、お子様のガルズラさんには分からない話ですね。いやー意外に純粋ですね)
>>603
「な、ななな何何を言ってるんだヒース殿!私はヒース殿が同行してくれるのもとても嬉しいぞ!?」
あたふた
-
>>603
エル「確かにボディーガードは俺様ひとりで充分すぎるがな、うん。
そうかそうか、なんか知らんが来い来い!自由もいいぜ!」
ガル≪ヒース達が居れば安心だ。常識的な意味で≫
>>604
エル「さすが風の谷の人間!話が分かるぜ!」
イエーイ!
エル「よっしゃー、どこ行く?北の大流氷でも見に行くか!?」
ガル≪・・・そう言うお前はどうなんだ。
長生きしているようだが、伴侶は居ないのか?≫
-
>>604-605
「ありがとうトラジー殿、応援してるぞ」
意味深な言葉
「またしばらく厄介になるが頼むぞ、エル」
握手
アスタリオン『ガルズラの心中を察する』
いつの間にか会話に混ざる騎竜
-
>>605
「それは、見てみたいな。私もまだ行ったことがない。
それにオリビンには良い機会かもしれないな」
ゼットン(あーそういうのはいねーな。そもそも俺様の谷自体、他の竜とは接触する機会も稀だし
まぁ今は一人が楽だな。って、ハハハやはり分かっているじゃないですかガルズラお嬢ちゃま)
>>606
「な、何を訳の分からないことを!」
背中を叩く
ゼットン(何クールぶってるんだ?お前こそどうなんだよそういうのは)
-
>>606
エル「あ、握手とかお前・・・ハズいな!」
ぎこちなくニギニギ。
ガル≪アスタリオン。
ああ、察してくれるだけで嬉しいのは何故だろうな・・・≫
>>607
エル「よっしゃ!けど場所が分からないのが問題なんだよな。
というか、トラジー達は行きたいトコとか無いか?」
ガル≪なんだ、てっきり諦めているものかと思っていた。
・・・ふん、そこまで鈍くない≫
-
>>607
「おっと、からかいが過ぎたか」
スマンスマンと笑いながら謝罪。
アスタリオン『俺は元々、戦う為の騎竜として生まれて育てられた。伴侶を得て種を残す事は考えた事すらない』
>>608
「これからは苦楽を共にする仲間だな」
アスタリオン『それは多分、理解してくれるものが少なかったからだな』
-
>>608
「それを探すのもまた旅の醍醐味じゃないか。
そうだな、私は今のところ宛てはないが」
ゼットン(諦めるとかこのイケメンにはない選択肢だろう。
そもそも俺様と一緒にいられるガルズラは、俺様のファンの雌竜から妬まれているはず!)
見た者はいない
>>609
「も、もう・・・でもヒース殿もそういう風に楽しそうに笑えるのだな」
にこにこ
ゼットン(そしたらお前の種族そのうち絶滅するんじゃないか?)
-
>>609
エル「仲間か・・・。よし、リーダーは俺だからな!!」
ガル≪全く以てその通りだ。乗り手はコレだし、トラジーはナチャラルだし、ゼットンは見ての通り。
アスタリオン、お前とヒースが最後の砦だ。頑張ってくれ≫
わりと本気だ!
>>610
エル「うむ、それもそうだな。
よーし、じゃあとりあえず北の方の大陸でも目指すか!地図でも借りて」
ガル≪鏡を見たこと・・・・、いや、これ前にも言ったな。
ああ、ほんと光栄だよ。お前のような国宝級のゴニョゴニョと知り合いだなんて≫
-
>>610
「…!」
言われて初めて気付いたと言うようにヒースは口に手をあてた
確かに腹から声を出して笑い、自然に笑顔になったのは何時以来だっただろうか。
「そうか…もう笑えるのか、俺は」
アスタリオン『それは大丈夫だ、戦いを退いた騎竜もいれば同族で野性の竜もいるしな』
>>611
「頼りにしているぞ、リーダー」
アスタリオン『…努力しよう』
ため息混じりにアスタリオンは頷いた。
-
>>611
「むしろ街で地図を買った方が今後のために良いかもしれないぞ?」
ゼットン(やっとガルズラに俺様のすごさが分かってきたようだなハハハ)
>>612
「ヒース殿には眉間に皺を寄せて難しい顔をしている時よりも
今の顔の方がずっと似合ってるぞ」
ゼットン(なるほど、数が多い竜種なんだな)
-
>>612
エル「ところでリーダーからアンケート。行きたいトコない?あと出発までに地図おくれ」
ガル≪( これで私の負担が軽くなった。しめしめ )≫
>>613
エル「半永久的に借りるから大丈夫。
でも買い物は行かなきゃな!パシュツルプスの土産を買い漁ろう!」
ガル≪ああ・・・。お前はいつまでもそのままで良いんだよ≫
神妙に頷く。ガルズラは受け流しを覚えた!
-
>>613
「…」
心なしか顔が赤い
「さっきまでの仕返しか?からかうな…」
照れているのか眼を逸らす
アスタリオン『ああ、パシュツルプスは竜が多く生きる土地だからな…俺は卵の頃からヒースといたから、同じ種の竜とは直接会った事はほとんどないが』
>>614
「リーダーに任せる、って意見は駄目か?地図なら任せろ、出る前には用意しとく」
アスタリオン『…今、しめたとか思っただろ?』
-
>>614
「すごいな、さすがエル殿だ。都会育ちは借り物を半永久的に借りれてしまうんだな!」
都会育ちってすごい、改めてそう思った。
ゼットン(お前はもう少し年上を敬うことを覚えるのだ)
>>615
「からかってなどいないぞ?これは本音だ」
イモ娘の純粋攻撃
ゼットン(俺とかガルズラとか違う竜と話してる方が先なのか。それも珍しいなw)
-
>>615
エル「んー、アリアリだぜ!じゃあ北に向かうが良いか?
よっしゃ、地図頼んだ!」
ガル≪!!≫
ビクッ
ガル≪・・・・・・アスタリオン、私がそんな浅ましい考えを持つ筈ないだろう?≫
>>616
エル「そうなんだ、これも都会ならではの特権だな!あと三年もすればトラジーにもできるようになるぜ」
ガル≪敬えと言うなら、それに見合った行動を示して欲しいと私は思うのだ≫
エル「なんだ相変わらず喧嘩かー、大人気ないね君たち!
じゃあ俺買い物行くけど、みんなどうする?」
-
>>616
「…純粋無垢とはやり辛い相手かもしれんな…(ぽつり」
「あとトラジー、都会育ちは別にものを半永久的に借りれない、エルのしようとしてる事は不精にも返す手間を怠ってるだけだ…故意に」
間違った常識を改善
アスタリオン『そうなるな、騎士団でも俺と同じ種はいなかった』
>>617
「ああ、地図や雑貨は任せろ」
アスタリオン『…そうだな、聡明なガルズラがそんな浅はかな事を考えてるわけないだろうな、済まない』
じろじろ
ヒース「じゃあ俺はシャーリーの様子を見てから部屋で荷物を纏めてくる」
-
>>617
「わ、私もいつのまにか都会の色に染まってきているのだな!すごい!
じゃあ私はエル殿と買い物に行こう」
ゼットン(ハハ、何をバカなことを。それじゃまるで普段は年上っぽい行動をしていないみたいじゃないか)
>>618
「む、そうなのか?都会育ちも万能ではないのか」
残念だ、と一人呟く
ゼットン(なんてグローバルな奴なんだお前は)
-
>>618
エル「てめえ言うなっ!だが任せた!」
ガル≪あ、ああ・・・。
・・・・・・頼むからそんな目で見るな≫
エル「じゃあ後で合おう。シャーたんにイタズラするなよー」
>>619
エル「もう少しでナウなヤングになれるぞ!やったね!」
ガル≪ゼットン、ようやく私の言葉を理解してくれたか!感無量だぞ≫
ワイワイ騒ぎながら市場へと向かおう。
-
>>619-620
「まぁともかく…遅くなっても構わないぞ、俺は竜騎士団の宿舎に部屋があるからな」
「…って待て!騎士たる俺がシャーリーにそんな真似するか!!…全く」
そういうとヒースも準備の為歩きだした
-
誰よりも早く帝都に帰り、こっそり自分の賞金の半分をエミヤの家に置いてったライタは今回の戦いを重く考え、一度改めて鍛え直すべく東方へ向かっていた………
─船─
「確かレイヤが氷刀の長になったらしいな……まあ別に関係はないんだがたまには顔ぐらい見に行くか」
しかし……レイヤ達に起きた事態をこの時彼はまだ知らなかったのだった……
「あ、レイヤの居る里って何処だよ」
-
帝都、帰宅中
「たまにはマッサージの一回や二回やってもらわねえとな」
バナナが入った袋を手に、肩を回しながら帰路に着く。
(尾けられてるな……いや、辺り一帯を張ってやがる)
騎士T「君がレオン・ヴァールだな。済まないが、同行を願う」
物陰から出てきたのは30〜40半ばの騎士。
そしてそれを合図とするように数名の騎士がレノを取り囲むように現れた。
レノははっ、と身構えようとしたが、既に身動きは取れなくなっていた。
(影縫いか……)
「そんなに殺気立たないでも……勿論」
何か不穏な物を感じながら、レノは騎士達と共にその場から去った。
後日、ソフィーやエレクトラの下にはレノを預かっている旨の手紙が届くだろう。
-
「なにやってんのよアイツ・・・。
あたしのご飯は誰が作るの?」
手紙読んで絶望
-
>>623
「手際が良いねぇ、流石は騎士様だ」
その様子を建物から眺めていた若い男は呟いた
白い衣服と首に下げた十字架のネックレスから教会関係の人間だろう
ヨハネ「十字騎士(クルセイダー)の台詞ではないな」
「そう言うなよ、それより僕は彼がどうなるか興味がある」
-
──半日前…風牙の里──
ライタ「そこに行けばレイヤん所に行けるんだな?ありがとう」
風牙疾風隊『癒し』の涼風から情報を得たライタは氷刀の隠れ里に向かって行った………
「どうせなら薄着で行くか、良い修行になるな」
──現在──
ライタ「………………」
迷子になり気付けば氷の彫刻と化した馬鹿がいた
-
【騎士団詰所】
「というわけで、下僕を取り戻すために騎士団の詰所にやってきたのです」
「すみませーん、だれか」
-
>>627
ミーナ「此方です」
その場に居合わせた騎士が偶然にも事情を知っている騎士だったらしい。
エレクトラは直ぐに面会室へ通された。
面会室
レノ「でへ、捕まっちゃった」
帰りがけに土産として持ち帰るはずだったバナナを食いながら、ガラス越しに微笑む。
-
>>628
「あ、どうも」
小さくなって着いていった。
「なにヘラヘラしてんのよ・・・。
ていうかなにしたの?痴漢?」
じゃまなガラスめ!
-
>>629
レノの背後には、常にレノの動きを監視している騎士が一人居る。
「さぁな、バナナうめえ。最近、この辺りで不審死の事件が起こっている件で、容疑者になってるらしいうまっ」
-
>>630
「ああ、なんかそんな事件あったわね。
容疑者って、なんでアンタが?被害者みんな知り合いだったとか?
あと次うまいって言ったら不利になる証言ぶちまけるわよ」
詰所とかかんけいねえ!
-
>>631
「うむ。
まぁ俺には前科があるからな。後は、被害者の傍にはうちの店のケーキがあったんだと。
いったいどうなってんだか」
くっちゃくっちゃ。
-
>>632
「あんた前科持ちだったの?
まあ、なるほど。それで任意同行って感じなのね」
バナナは見ないようにしている。
「ま、その程度ならすぐに疑いも晴れるでしょ?」
-
>>633
「そのことなんだが……」
バナナをごっくんして、深刻な顔にチェンジする。
「当分戻れないかもしれないぜ、騎士の方も調べてはいるが、結構俺は疑われてるらしくてな。離してもらえそうに無いぜ」
-
>>634
「えー、なによそれ!
家事は誰がやるのよ!アリバイとかないの!?」
ちょっと本音が漏れた。
「やってないんでしょ?いつまでも拘束しとけるわけないわ!」
-
>>635
後ろの騎士「(自分でやれよ)」
レノが言いたいことを口に出さないまでも、心で思ってくれた。
「俺も納得してないからな、早く帰りてえ。でも、此処に残れば情報がやってくるからな。悪い」
つまり、自主的に残り、あわよくば騎士達に協力するつもりらしい。
「飯に困ったら俺の妹のとこにでも寄生しとけ」
へらへらと表情が緩む。
あまり長い事真面目な顔ができないらしい。
-
>>636
「うーん・・・、あんたがそうしたいなら仕方ないわね」
何となく騎士を睨み、残念そうにうなだれる。
「そっか、あんたの身内にたかれば良いのね!
でも妹さんとは面識ないし、ちょっと厳しいか・・・」
うむむ
-
>>637
「大丈夫だ、アイツは料理はできても、その分苦手な事もある。部屋の片付けとかな」
おっ、また真面目な顔になったぞ、何故か。
-
>>638
「なんだ、結構大雑把な子なのね?
ていうかなんでそんな真剣な顔なのよ」
「まあ、流石にあんたの紹介も無しに押しかけるわけにはいかないわよね」
-
>>639
「アイツはキツイ性格に見えるが、ぬいぐるみを集めたり、結構少女趣味だ……しかし、それをからかってはいけない、俺は1日飯が食えない体にされた事があった……」
とても神妙な顔でそう呟いた。
「ま、とりあえず紹介はしてある。自己紹介すれば大丈夫だろ」
-
>>640
「え、あんたの妹ってゴリラだったの・・・?」
自分のことはうっちゃって。
「あら、そうだったの?
なんだ、じゃあ話は早いわ。一時はどうなるかと思った!
それなら安心して捕まってていいわよ!」
ヤッフー!
-
>>641
後ろの騎士「……そろそろ時間です」
懐中時計を見て後ろの騎士が呟く。
「ゴリラ度ならお前と互角だ、心してかかれ」
騎士の言葉を合図に椅子から立ち上がる。
立ち上がりながら、小声で早口気味に呟く。
「ホシは恐らく俺に縁ある人物だ。犠牲者は皆少なからず俺と関わっている。ソフィーを守ってやってくれ。また来い」
そう言って振り返る。
後ろの騎士「?」
-
>>642
「うん?ちょっとどういう意味よ」
つっかかろうとしたが、時間なら仕方が無い。
同じく立ち上がろうとし、レノの言葉で少し止まる。
「・・・まったく面倒ね。ま、仕方ないか」
改めて立ち上がり、面会室を後にする。
-
>>643
面会開始からちょうど10分。
短い間ではあったが、レノの意図はおおよそ伝わっただろう。
ミーナ「これは彼が持っていた荷物です」
帰り際に大量のバナナを渡される。
食いきれなかったのだろう。
-
>>644
「ん?・・・!!」
素早く受け取り、瞬時にバナナの本数を目で確認する。
「まあ、ご丁寧にありがとうございます。
こんなにバナナ買ってどうするつもりだったんでしょうね?あはは」
愛想よく頭を下げ、そそくさと帰路についた。
-
‐東方某所‐
名残雪「帝、それは?」
月下「帝はやめろ、これは…緑茶だ」
名残雪「…」
月下「興味があるのか?」
名残雪「見たことないもので」
月下「ほれ、ほのかな苦味が落ち着くぞ」
名残雪「では失礼して…………ッ!!!!!!」
熱いお茶を一気に口に流し込み悶絶する名残雪。
月下「…そこまで酷い熱さではないはずだが、まさか…猫舌?」
-
>>646
「そんなものよりのぅ、お主たちも男ならこれじゃろ」
二人の首に腕を回して酒瓶をチラつかせる
ついでに胸の感触もふにょふにょ
-
月下「ほう…いける口か」
酒は好きな様子
名残雪「ハッ…!…五月、相変わらず雅だな」
今更気取る名残雪
ちなみに白夜叉は近くの湖に出ている
-
>>648
「花を見ながら飲むとうまいぞ?」
おちょこに注いで一口であおる
-
>>649
月下「どれ、俺もつき合わせてもらおうか」
名残雪「ところで月下、俺達の次の目的は?」
白い着流しを直しながら、名残雪は真面目な顔になる
月下「…とりあえずは力比べ、だな」
-
>>650
「ほぅ、力比べとは。
一体誰とじゃ?」
-
>>651
五月雨蜂の持ってきた酒を一口飲み、一息つく
月下「俺の『目的』の為には力が必要だ、だから東方の各地を周り腕の立つ者や里、国を相手にする…そして必要ならばお前達のような同志を増やす」
名残雪「つまりはあんたが今までしてきた事を続けるわけか」
月下「そうなるな」
-
>>652
「国を相手にか・・・ふむ、なかなかおもしろそうじゃな」
髪をかきあげる。どうやらこの仕草は五月雨蜂の癖のようだ
「して目的とはなんなのじゃ?」
-
>>653
月下はフッと笑みを浮かべると五月雨蜂と名残雪を交互に見る。
「――天下布武、俺は俺の使い手だった男の意志を継ぎ、魂刀による東方の天下取りをする」
-
>>654
「なるほどのぅ、天下ときたか」
顎に手を当て
「まぁわしは協力するだけじゃ。その為に一緒にいるんだしのう」
-
>>655
月下「頼もしい、頼りにしているぞ」
名残雪「して、最初は何処を攻める?」
月下「風か土か…氷刀の里は連日狙い過ぎたからな…」
-
>>656
「土はわしの不得手な土地じゃの。
攻めるなら文句は言わんが、戦力としてはあまり期待せんことじゃな」
-
>>657
月下「ならば風にするか…」
名残雪「無理に攻め落とす必要はないなら、二手に分けるのはどうだ?土には俺と白夜叉が向かおうじゃないか」
白夜叉「ん?何の話だ」
この寒い中、水浴びから戻ってきた白夜叉
-
>>658
「いや、まずは全員で一つの箇所を攻めることに意味があるじゃろう。
天下布武を謳うなら、わしらの力を知らしめることが必要じゃ」
-
>>659
名残雪「なるほど、確かに言う通りだな」
白夜叉「うむ(何の話してるんだろう)」
月下「ならば風を先にするか、ただし根絶やしにするのはただの破壊…その辺りは間違えないように」
-
>>660
「つまり白夜叉よ、酒はうまいってことじゃ」
髪をかきあげてからおちょこを投げ渡す
「その辺りの線引きが難しいのう」
-
>>661
白夜叉「なるほど」
おちょこを受け取る
名残雪「簡単だろう、名乗りを上げて武を挑む、そして出て来る戦士兵士を片っ端から倒し、連中に『こいつらには勝てない』と思わせたら帰れば良い」
-
>>662
「果たして、そんな単純に行くかのう?死ぬまで立ち向かってくるものもおる」
目を細め、真面目に語る
「己の信念や守る者、退けぬ理由のあるものは五万といる。
わしはそんな連中と相見えたら、斬るぞ?」
-
>>663
名残雪「それはそれで良いだろう、もとより俺達は人を斬る刃…斬る事に躊躇いなんてない」
悪びれもせず名残雪は語る
白夜叉「ああ、退けぬ理由があるのはこちらも同じだ(酒の話なのか本当に)」
-
>>664
「そうか、それを理解してるのなら問題あるまい。
てっきり決意もない甘ちゃんかと思ったが悪かったのぅ」
髪をかきあげる
-
>>665
名残雪「使い手の影響か、戦い関しては冷たくなれるみたいでね」
月下「よし、話はまとまったようだな」
-
>>666
(さて、女子供でも斬れるのかのぅ。まあ出来なくても汚れ役はわしが引き受けるかの)
「うむ、さっそく攻めるか?」
-
>>667
名残雪「フフ、腕が鳴る…」
月下「風牙の里か、ここは氷刀領内だから今から行けば…まぁ良い頃合いには着くだろうな」
白夜叉「よし、向かうとするか(酒でも集めるのかな)」
-
>>668
「白夜叉、うまそうな酒があったら手に入れるのじゃぞ?
恐らく強固な守りのはずだがのぅ」
刀を持ち背中にかける
-
>>669
白夜叉「承知した(やはり酒集めなのか?)」
名残雪「さて、風刀の里にはどのような華があるか…」
月下「風か…懐かしいな」
魂刀一党は風牙の里へと向かう。一見すればただの剣客の旅人達だ。
-
>>670
「ふむ、風か。悪くないのう」
風に髪をなびかせなから
-
>>671
名残雪「風流な土地だな、氷刀より多少暖かい」
白夜叉「…(待てよ、なんで酒を手に入れる事が天下布武なんだ?)」
月下「正面から街に入るぞ」
-
>>672
「ま、こそこそ入ったら名が廃るからの」
髪をかきあげながら堂々入る
-
-フューリー繁華街-
「せっかく来たんだし、見ていくか」
繁華街をうろつき始めた!
-
>>672>>673
木々があちらこちらにありながら露店があちらこちらにある
風牙の里が東方では商業の最先端であることは東方の人間なら誰でも知っているだろう
-
>>673
刀一行は風牙の里に、正面から入っていった
魂刀月下の放つ特有の気配に里の戦士は得体の知れない何かをすぐさま感じた事だろう
-
>>675、>>676
「ふむ、良い街並みじゃ」
きょろきょろ
-
>>676-677
里の民1「……なんだ? この気配は」
里の民2「あん人らが入った途端に風が変わりよった……」
-
>>674
帝国とはまた違った町並み、国のイメージカラーがエメラルドなのか全体的に薄い緑を使っている建物が多い
それと、行き交う人々が顔にワンポイントでタトゥーのようなものをしているのも印象的だ。思い返すとアル=ヴァンやジュア=ム、フー=ルーと言ったフューリー騎士も控え目に顔に模様をつけていた。
-
>>677
「安いよ安いよ!!見てこのカエンマグロ!!!今日あがったばかりの新鮮物だよ!!!」
-
>>677-678
月下はともかく、名残雪と白夜叉はその容姿や服装から氷刀使いと一目瞭然だろう。
名残雪「活気があって良い街だ、活きの良い剣士が多そうだな」
白夜叉「月下、どうする?」
月下「賊のような騒ぎ方はしたくないんだがな…」
-
>>679
(悪くないな)
建物の色合いから覚えた違和感にも次第に慣れたようだ。
(しかし、あのタトゥーみたいなのは御呪いか何かか?)
道行く人々に視線を向けつつ、繁華街を歩く。
-
>>678、>>681
「おっと、すまんのう。余所見をしていた」
里の民1にぶつかり素直に謝罪した
>>680
「確かにうまそうじゃ、四人分くりゃれ」
そう、一文無しの五月雨蜂
実はさっきぶつかったのは故意なのだ。財布をスルための
-
>>682
顔に模様を持つ人はだいたい15歳より上くらいの人達ばかりだ。この国の風習なのだろうと思われるが、そうなるとシャナ=ミアの顔がまっさらなままなのが気になるところだ。
繁華街は飲食店や宝石店が立ち並び、時々武具を扱った店なども見掛ける
-
>>681
辺りはほぼ商人と観光客が殆ど
しかし、何故だろうか……視線を感じずにはいられない
>>683
「あいよ!!!1200VIだ!!!」
-
>>681
2「なるほど、氷刀の……。
ここのところなにやら並ならぬ事態が起きていると聞く、その話に来たみたいやね」
>>683
1「と……。気ぃつけんさいよ」
まだスられたことには気付いていない。
-
>>684
(ミアは王族だから特別なのか?
いや、この国の風習なら王族がやらないのは逆におかしいか……)
(……ま、やるやらないは本人の自由で決められるんだろうな)
自分の思考の中身にとある違和感を覚えたが、気にせずに歩き続ける。
(武具店はしっかりと寄っていくか)
投影の幅が広がる事もあり、店に寄るだけ寄っていく。外道。
-
>>683>>685>>686
名残雪「良くやる…」
五月雨蜂の手際に感心する
白夜叉「確かに美味そうな魚だな」
月下「…(出した尻尾に食いつくか否か…さて…)」
-
>>686
「ふむ、もう一声じゃ!」
値切る!
>>686、>>688
意外に社会に適応しているようだ
商人と交渉中
-
>>687
店員「どうもいらっしゃい!」
奥の工場から店員が現れた
この店に立ち並ぶ武器は主に槍と両手持ちの長剣
どれも豪奢な装飾を施されている
-
>>689
「じゃあ仕方ない1100VIでどうだ!!」
-
>>691
「買った!ほれ1100Ⅳ持ってけ!」
-
>>690
(槍は……たぶん投影する機会は無いだろうな)
けして、槍という武装を貶している訳ではない。
エミヤ自身槍を使う事が無いのと、販売されている――担い手がいないという事が問題なのだ。
前者は、単純にエミヤが技量不足であるということ。
後者は、“投影”による技術模倣、再現が行えない為にエミヤでは使い物にならないということだ。
学ぶ機会が無いわけではないが、なまじ身に付いた技量を過信する事は戦場において命取りとなる。
故に、エミヤが槍を使う機会は無いのである。
「この店でオススメの剣ってあります?」
-
>>691-692
名残雪「酒の肴が増えたな」
白夜叉「あとは酒…か」
月下「このままではただの物見遊山になるな…出来れば連中に気付いて欲しかったが」
しぶしぶ刀に手をかける月下
-
>>692
「よっし!!!まいどあり!!!」
-
>>694、>>675
「うむ、これは帰りが楽しみじゃ」
袋に入れてもらって刀に括りつけた
-
>>694
視線だけが感じられる
しかし何処からか、誰からか……わからない
-
>>693
店員「ふむ…うちですと、これですね」
棚から一振りの長剣が出される。片手で持つには不向きな両手剣。剣の腹には獅子の絵が誂えており、鞘にまで装飾が施されている。
店員「見栄え良く、長持ちするのでうちの看板品ですね。刃毀れもそうそうしませんが…まぁ値段は相応ですよ」
-
レストラン
「バカ兄貴……全く何やってんのよー……!」
開店準備中、テーブルに座り何をするわけでもなく頭を抱えている。
-
>>696-697
月下(見ているだけか、腰抜けめ)
月下の放つ気配から『挑発』が感じられる
月下「仕方ない、力のない民を怯えさせるのは忍びないが」
月下はそう呟くと黒い鞘から素早く刀を抜いた
街中での抜刀は騒ぎにならざるえないだろう。
-
>>698
「成る程、いわゆる名剣ってやつか」
差し出された剣を解析しつつ店員と会話を続ける。
「……欲しいけど、値が張りそうだしね。やめとくよ」
お礼を言って店から出て行く。ある意味万引きである。
-
「結局、この間の騒ぎは何だったんだァ?
あの男は病院送りになったぽいし、もしかしてメンドクセー事に巻き込まれちまったか?」
買い出しの為に帝都を歩いていると、いつの間にかあのレストランの近くに来ていた。
「……なんか雰囲気ちがうよーな」
-
>>699
「こ、ここね」
なんだか緊張する。
「す、すみませ〜ん」
コンコン、と扉をノック
-
>>701
店員「またどうぞー」
そんな事をされていたなど露知らず、店員は剣を棚に戻しながらエミヤを見送った
-
>>697、>>700
「やれやれ、気が早いのぅ」
髪を掻き上げ、回りを見渡す
「誰じゃ?先程からこそこそと見ている者は」
-
>>699、>>702、>>703
「あら、この間のカスダンさん。偶然ですね」
こんな偶然あるのだろうか
-
>>700
「止めときな……いくら腕に自信があろうとやっていいことと悪いことがあるぜ」
月下の背中に背中合わせで刀に手で押さえる男が1人
口に枝を加えた短パン半袖の男が誰にも気付かれずにそこにいるのだ
-
>>702,706
あの時見た場所は草原の様な広場に一見、ポツリとレストランが建っていた。
しかし今ではこの周囲には沢山の建物が立ち並び、行き交う人の数もそれなりである。
だが、レストランだけは、あのままである。
以前までなら特に気にしなかったろうに、これほどただのレストランを不気味に思うことは珍しい。
>>703
「え……どちらさま?」
ゆっくりと戸を開ける。
エレクトラの目の前には、レノとは似てるような似てないような、しっかり者オーラを纏った女性が立っていた。
-
>>706
「あ、えーと、紅姫ちゃんだっけ? こんちは。ホントに偶然だな」
偶然だと信じたいが。
「この間の事件、なんかヤバげな雰囲気だったよな。
ここ、なんか曰くつきなのかな? 普通っぽく見えるんだけど」
と言ってレストランの方に目を向ける。
なんかちょい挙動不審気味の女(エレクトラ)が店の前に居る。
-
>>702>>706
「(なんか知らない人が集まってきた・・・)」
ちっちゃくなる。
>>708
「あ・・・(ちょっと似てる?)」
素早くソフィーを眺め、頭を下げる。
「こんにちは、レノの飼い主です。
ソフィーちゃん、よね?」
見た目はソフィーの方が年上だろうが、ちゃん付けである。
-
>>704
その後もいくつかの店に立ち寄り、解析しては帰っていくと言う事を繰り返した。
犯罪――ではあるのか無いのか。この世界においての有罪無罪の基準が問われる所である。
「さて、次は大聖堂にでも行ってみるか」
-
>>708
景色がまるで違う。この前のは果たしてなんだったのか
夢か幻か
>>709
「ええ、私も気になってて。この間とはまるで違って見えますね」
>>710
「どうも」
にこりとほほ笑む
-
>>707
月下「ほう…」
対する月下は微塵も動揺してないようだ。
月下「見ているだけの腰抜けかと思えば、胆は座っていると見える」
名残雪や白夜叉もその手に氷刀を握る
-
>>711
繁華街を抜けて緑地公園を抜けた先には荘厳な大聖堂があった。
今日は特に催しはないのか、静まり返っているが一般公開はされているようだ。
-
>>707、>>713
(ふむ、良い動きじゃ)
「やれやれ、血の気の多い奴らじゃて」
肩えをすくめながら刀を抜く
-
>>710
「は?飼い……あ、もしかして」
「エレクトラさん?あー、バカ兄貴から話は聞いてます……」
意外と礼儀正しい。レノも変なことは教えていないようだ。
「ミス・バナナの」
訂正:教えてた。
>>709,712
あの幻が一体なんだったのか、その答えに近づく鍵はこのレストランにあると言えよう。
ついでに、空腹を満たすにもいいだろう。
そんなに高そうな店ではない。
-
>>708
「そうだよ、確かいつもこんな雰囲気だったんだよ。
あの時だけ色々とおかしかった。異世界に入り込んだみてーな空気だったし」
>>710
「(店の人か? でもなんか出てきた人と応対してるぞ)」
>>712
「違って見えるっつーか、実際違うんじゃね?
周りに色々なかったし」
「そういえば、あの時随分と変な恰好してたけど、何であそこに居たの?
秘密なことならいいんだけどさ」
-
>>714
(入れるみたいだな)
一般公開されてるなら、ということで遠慮なく入っていく。
-
>>713
「場所が悪い……剣を握るのは勝手だがここで血は流させやしない」
動かない……いや、相手の動きにあわせていると言った方が自然なのかもしれん
-
>>718
大聖堂は広く、そして良く音が反響する
左右の窓は巨大なステンドグラスになっており、描かれた様子から何かの物語らしい。
-
>>712
「(あ、あたしに挨拶したのよね・・・?)」
控え目に頭を下げ、すぐに目を逸らした。
>>716
「ええ、そうそう。ヤミナ=ノア・エレクトラです。よろしくね」
愛想の良い笑みを浮かべ、頑張って親しげな挨拶。
「ミス・バナn・・・・」
レノを脳内処刑。
「いや、まあ・・・それは置いといて・・・。
この度はお兄様がお気の毒様でした」
-
>>716、>>717
「そうですね。聞いたら戻れなくなりますよ?
それでも構わないのなら、中に入ってお食事しませんか?」
手をぱんっと合わせて提案する。
ちなみに、本日は綺麗で豪奢な着物だ。いつもこうなのだろうきっと
-
>>715>>719
月下「ならば早く出てこいと言うのに、俺とて街中での抜刀は不本意…あからさまに挑発しても動く気配がないとは、貴様らの世代は『魂刀の気』すら忘れたか?」
背後の男に視線を向けながら月下は語る
-
>>719、>>723
「わしらにとっては都合がいいのだがのう。
名を知らしめるために、な」
-
>>723
「覚えてますよ?俺達ゃ嫌なぐらい聞かされましたからね……」
-
>>722
「マジっすか。ま、でも覚悟は出来てるから」
嘘。どうせたいしたことないと思っている。
「じゃ、レストランでオシャレなランチと行きますか」
この派手な着物が普段着なのだろうか。ちょっとあからさま過ぎる気がするがどうでもいいか。
レストランの中に入る。
-
>>721
「いえ、良いんです……っていうか兄貴じゃないので、バカ兄貴なので……」
罵倒しつつ、色々混乱しているようだ。
「ま、まぁ、此方にどうぞ。今開店しようとしてたのよ」
札を取り替えつつ、適当なテーブルに案内する。
>>722,726
「あ、いら……っしゃい……」
紅姫の着物を見て雰囲気に押されつつ、二人を席に案内する。
二人はレストランに入るなり、再び軽い戦慄を覚える。
あの幻で見たレストランと、店内の構造はほぼ全く同じ。
飾りが少々変わっただけで、間取りは完全に同じだ。
倒れた女性と、その横に立っていた異様な恐怖を放つ男が立っているあの映像が頭の中に思い起こされる。
-
>>720
反響しやすい場所なのだから、エミヤの足音もそれはもう煩わしい程に響くだろう。
(ステンドグラスは……何が描いてあるんだ?)
視線をステンドグラスへ移す。
-
>>724>>725
月下「ならば今一度その身に刻め」
月下は振り向きざまに剣を一振りし、男と距離を置いた。
月下「我が名は魂刀、月下魔天楼…東方の大地に天下を敷く者なり」
名残雪「故にこの地を暴かせて頂こう」
白夜叉「去るならば知らぬが向かうならば斬る」
-
>>726、>>727
背筋にぞくっとしたものが走る
「こうまで同じだと頭が混乱しますね」
内装を確認しながら
「端的に説明しますと、クリスさんは何かを知ってしまってある組織に狙われています。
私はその護衛を任されていたんです。」
実際は守れなかったたため、狙われていた、の方が正しいだろう
-
>>727
「あはは、酷い言われようね。気持ちは分かるけど」
いつもより声のトーンが高い。
いわゆる余所行き用の声だが、普段を知らない以上は違和感ないだろう。
「あ、どうも。失礼します」
薦められた椅子に素直に座る。
「(ま、肉親が捕まったら動揺しちゃうわよね)」
-
>>727
紅姫の隣の若者は完全にチャラ男だ。ミスマッチこの上ない。
席に案内された。
一瞬、あの時の情景がフラッシュバックする。
「(……なんかもう帰りたくなってきた)」
でもそんなことを口にしたら紅姫に内心馬鹿にされるのは目に見えている。
虚勢を張って余裕のある振りをする。
>>730
「は? 組織? 護衛?」
「ちょ、冗談は止めてくださいよ。スパイ小説じゃないんスから」
当然、信じられない。
彼自身、聖果隊という怪しい組織に狙われているのだが。
-
>>725、>>730
「まぁそういうわけじゃ。
怨みはないが、その礎となってもらうぞ」
回りの一般人が巻き込まれないように目で威圧する。
-
>>729
「はぁ……人の話を聞かない奴等だな……しゃあないか」
面倒臭そうに頭をかく
「第一警戒…よろしく」
そう言うや否や鐘が激しく鳴り響き人々が逃げ始める
-
>>730,732
因みに、現在は店内には血痕やら、あの幻に結びつくようなものは無い。
シネア「いらっしゃいませ。ご注文がお決まりでしたらどうぞ」
キチッと制服を着こなしたボーイがテーブルの横でお辞儀をする。
>>731
「で、あの……兄から何か聴いていませんか?」
お冷を出し、不安そうに尋ねる。
なんだかんだで心配しているのだろう。
-
>>728
見比べてみると、どうやら始まりは左の奥から天井をぐるっと一回転する形で見ていくようだ。
ステンドグラスの絵を要約すると
男は剣を手にして戦う戦士だった。→ある時戦場で傷ついた男は逃げ込んだ湖で女神に出会う。→女神はエメラルド色に輝く球体を男に手渡した。→男はその力を使い、倒すべき悪と戦う。→戦いの後、男はエメラルドの球体を湖に還す。→その後、男は国を興し、女神を讃える。→しかし男の国は危機に瀕する。→男は再び湖の女神に出会い、エメラルドの球体を授かる→戦に大勝、しかし女神の表情は暗い→ステンドグラスがない→男は球体を湖に沈める。女神の姿はない。
以上がステンドグラスの内容である。
-
>>735
「ん?そうね・・・」
「(どこまで話すべきか・・・。この様子じゃ何も知らないみたいだし・・・)」
「詰所に面会に行ったけど、本人ケロッとしてたわよ。バナナ食べてたし。
ただ、事件調査が難航してて暫くは出れそうにないみたい。」
-
>>732
「噂程度に聞いたことありませんか?帝都には処刑人と言われる、教会直属の汚れ役がいるのを」
神妙な面持ちからは冗談を言っているようには思えない
「あの日、彼は襲われました。カスダンさんと会う少し前ですね」
>>735
「あ、それじゃあこのランチセットを」
雅な注文の仕方
名づけて雅注文!
-
>>733-734
月下「ようやく、か」
刀を鞘に収め逃げる人々を眺める
白夜叉「…(あ、酒屋探さないと)」
名残雪「武道派四人だとやり方が強引でいけないな、五月」
肩をすくめながら軽口をたたく
-
>>736
(……女神が悲しそうなのは、戦の為に球体の力を使ったからか?
でもそれなら最初に渡した時に悲しむハズだよな)
(まず、最後から一つ前のステンドグラスが無くて繋がりが分からない。
戦に勝った事と女神の姿が無い事に直接の関係はなさそうだけど)
ステンドグラスを見つめたままじっと考え込む。
不明瞭な点が見つかると、考え込んでしまうのが人間というものなのだ。
-
>>735
まるで上京してきた田舎者のようにあたりをキョロキョロと見回したが、あの時の痕跡は発見出来ない。
だが、レストランの構造そのものはそっくりだ。気分が悪い。
「あ、俺カルボナーラ」
>>738
「マジな話? ドッキリとかじゃなくて?」
とても信じられないが、紅姫が嘘を言っているようにも見えない。
「まあ聞いたことくらいはあるけど……まず普通に生きてたら関係ない話だし…。
っていうか、教会に狙われてんの? それヤバすぎじゃないっすか?」
-
>>737
「そうですか……あ、注文」
今更思い出したようにメニュー表を渡す。
「よかったら何かどうぞ」
>>738
シネア「ランチセットが一つ、」
伝票に素早く書き込む。
>>741
シネア「カルボナーラが一つ、以上でよろしいですか?」
-
>>739
「……そういや、自己紹介が遅れたな…」
腰に着けた刀に手を置く
「風牙疾風隊隊長…『疾風』のレン…風になりたい奴は来なよ」
-
>>734、>>739
「何を言っておる。これから進む覇道は、これくらいの勢いなくしては志半ばで果てるぞ」
刀は柄に鈴がついていて、綺麗な音色が響いている
「なんじゃ?刀を納めるのか?」
-
>>738
「処刑人・・・?」
今まで気にも留めていなかったが、紅姫の言葉に小さく反応する。
「(襲われた?誰が?)」
こっそり盗み聞き。
>>742
「え?あ、はいはい」
「えーと、バナナオレひとつ」
あるのかな?
-
>>740
「どうかいたしまして?」
考え込むエミヤの背中に、声をかけられる
-
>>743-744
月下「仕切り直しと言う奴だ…これで心置きなく武を競える」
白夜叉「一人で俺達の相手をするのか?」
名残雪「確かに五月の言う通りだな、天下布武の覇道、理だけで進む道ではないな」
-
>>746
「っ!」
思考を止め、声の方へ振り向く。
「いえ……ステンドグラスを見てただけです」
声の主の疑問に答える。
-
>>742
「それでいいです」
「(俺と同じバイトのくせになんか洗練されてる気がしないでもない)」
>>745
「(なんかシリアスな話してんのかなー)」
ちなみに、彼にはレノの強さは知っているが、処刑人であるとは知らない。
-
>>741
「ええ、これは全て本当です」
頷く
「だから危険なんです。処刑人が実際にいること、それに襲われてるなんてことを知ってしまったら
カスダンさんも狙われるかもしれません」
巻き込んだ
>>742
シネアがいるので声を小さくして話す
>>745
何やら物騒な話だ
-
>>747
「1人で良い………犠牲を生むのは1人でな」
特に構えずに相手を見据える
-
>>750
「マジで……いや……マジっすか……」
さっきから「マジ」が多い。
「お、俺そんな悪いことしてないっすよ? 知ってるだけで殺されるレベル?」
-
>>748
振り返ると
そこにはエミヤの腹くらいにしか届かない背の少女……いや、女性がいた。
何故少女ではなく女性と思ったかと言うと、彼女の放つ雰囲気や迫力(だろうか?)がとても少女に出せるものではないからだ。
小柄な女性「ああ、あのステンドグラスですか…初めて見る方は首を傾げるんですよね、一枚欠けてるから」
ゆったりとした笑みを浮かべながら女性は語る。
ステンドグラスの物語について詳しいのだろうか?
-
>>743
(相手の力量が分からない程小物でもないだろうに。それでも退かぬか
人間とは面倒な生き物じゃ)
>>747
「なら、わしは見学でも洒落こもうかの」
近くの屋台の机に腰を下ろす
-
>>745
「え、バナ……あ、ごめんなさい、バナナは扱っていなくて」
何か不味いことしたような空気。
「そういえば、バカ兄貴も一杯バナナ買ってたな……バナナ料理でも作ってるんですか?」
>>749-750
因みにシネアは子どもは卒業したが、まだ未成年の所謂18,9の顔立ち。
シネアはソフィーの後ろを通って厨房の方へ消えた。
-
>>750
「ええ、秘密事項ですから」
にっこり
>>755
シネアがいなくなったので一安心
-
>>751>>754
名残雪「見物か、そりゃあ良い…一人を多数ってのは流儀に反する」
白夜叉「なら、俺が…」
刀を構えようとした白夜叉を月下が制す
月下「俺にやらせてもらおう」
言いながら、黒い着物と袴を纏った男がレンの前に立ちはだかる
-
>>749>>750
「(なんかマジっぽいわね。ていうかそんな話しちゃダメでしょ・・・)」
自慢の耳で二人の会話を盗み聞き。
「(あれ、男の方トーナメントの選手じゃん。
そうそう、カスダンって名前だったわね)」
>>755
「え、そうなの・・・・・・」
なんかすごいテンション下がった。
「じゃあ、オレンジペコで。・・・バナナ扱ったほうが良いわよ」
心からの助言。
「あー、まあそうね、うん。
なんかレノのやつ、最近バナナも料理するようになったのよね」
-
>>753
(……女の子、か? 声や雰囲気が年上の女性だと思ったけど、違ったか)
見た目よりは大人びて見えるが、身長差ゆえにどうしても限度があった。
自分と同じぐらいの身長ならば、自分の勘違いは勘違いでなかったとエミヤは感じただろう。
だが、初対面の上に慣れない国の人が相手である以上、丁寧に接する事にした。
「なんで一枚だけ無いんだ……ごほん、無いんです?」
しかし、女性の見た目と雰囲気の差に違和感を覚えるのか、エミヤは慌てて言い直す。
-
>>757
「あんたが相手か……」
距離を取りつつ相手を見る
-
>>755
「(バナナ…? あの姉ちゃん、バナナ出せってゴネてんのか?)」
「ウチの店ってバナナ・ミルク出したっけ。
俺でもあれくらいは作れるかな…」
カクテルなんて棒でかき混ぜればいいんだろ? 的思考。
>>756
「そんな笑顔で言われても……」
「そ、そういえば紅姫ちゃんは何者?
遊郭で働いてるって言ったけど。護衛は副業? それとも遊女はカモフラージュ?」
-
>>757
「うむ、この土地のものはなかなかうまいぞ」
勝手に屋台の食べ物を食べてる
-
>>758
「え!?」
今まで聞き耳は立てていても顔は紅姫の方を向いていたのだが、
エレクトラの口から発せられた言葉に驚き、思わず大きな声を上げてエレクトラの方を振り向いてしまう。
「あ……」
ばつの悪そうな顔。
-
>>759
「諸説は数多ありますが…一番有力なのは、ステンドグラスの内容はフューリーのはるか昔の歴史だそうですわ」
少女(女性?)はゆっくり語りだす
「欠落したステンドグラスは、フューリーの決して語っては行けない『何か』を記録している為、初代国王が没する直前に取り外したとか…これが世間で知られてる『俗説』ですわね」
-
>>756
そんな安心も束の間、すぐに戻ってきた。
驚くべきは、既にランチセットとカルボナーラを手にしていること。
シネア「ランチセットのお客様、カルボナーラのお客様」
こちらです、と一つずつ丁寧に配膳する。
>>758
「覚えておくわ」
近日バナナ追加予定。
「バカなりに理論持ってるから、何でも料理できちゃうのよね」
と、懐かしむように呟く。
「……で、そのバカのことだけど、そもそも何で捕まったとかは……?」
-
>>758、>>761
「こう見えて私、遊郭の一番上にいるんですよ。稼ぎ頭ってやつです、うふ」
ふわりとジャコウの匂いが漂う。妖しい香りで癖になりそうな匂いだ
「護衛というか、護身術を少々
小さな頃から刺激的な日常を送ってたんですよ。それを話すのはまた長くなりますけどね」
にこり
-
>>760>>762
名残雪「どれ、俺も一つ」
屋台のものに手を出す
「俺達の目的はあくまで…まぁ、言ってしまえば売名行為、貴様の相手だけしているわけには行かないが…来るが良い、若造」
再び刀を構えレンを視界に捕らえる
今まで経験した事のないプレッシャーがレンを襲った
-
>>767
「見せしめにしても名は売れるぞ月下」
横からヤジを飛ばす
「例えばそう、そやつを公開処刑にするとかのぅ」
-
>>767
「悪いが俺に気迫で攻めても意味はないぜ……風は気ままで、回りに捕われない」
抜刀の構え……風牙の者なら誰でもやるものだ
-
>>764
「ああ、なるほど」
エメラルドの球体が特にフューリーらしさを感じさせる。
エミヤの中で、エメラルド色は既にフューリー国のイメージカラーと化していた。
「俗説か……確かに俗説ですね」
“王家の信用が落ちそうな説の辺りが特に”
という言葉は口に出さず、頭の中だけでエミヤは呟いた。
-
>>763
「うぃ!?」
そんな大きな声を上げられるとこちらが驚いてしまう。
反射的に声の出所、ホイットニーの方を向き、バッチリ目が合う。
「え、なに・・・?」
>>765
「そうそう、料理だけは認めるわ」
「んー、それね。
最近、帝都で不振死が多発してるのは知ってるかしら?
騎士団は事件性を疑ってるみたいで、その容疑者として連れてかれちゃったそうよ」
>>766
「(なんかさっきからあの人色っぽいわね)」
チラチラ羨ましそうに睨む。
-
>>768>>769
白夜叉「さらっと怖い事を言うな」
手に酒瓶持って戻ってくる
「風は気まま、か」
月下は表情を崩して嘲笑うような笑みをつくる
「受け流すだけで本質を捕らえようとしない、風の刃は何百年たっても成長しないと見える」
これみよがしな挑発だが妙に月下の言葉には『重み』がある。
-
>>766
話の途中でホイットニーは声を上げてエレクトラの方を向いてしまった。
聴こえては居るだろうが…。
>>771
「あの……」
とんでもなく恥ずかしい。
すみませんなんでもありません、と言って終わってしまうこともできるが、こうなりゃヤケだ。
「れ、レノさんのお知り合いの方っすか!俺ファンなんですよ!
強くてカッコイイし、この間変なヤツらに絡まれた時も助けてくれたし!」
一応、事実である。
「そういうわけなんで、連絡先とか知りませんかね? っていうかひょっとして彼女?」
-
>>772
「変わらないからこそ素晴らしいんじゃないのかい?」
どうやら相手から来るのを待っているようだ
-
>>765
「ありがとうございます」
お礼は欠かさずにね!
>>771
ぱちりと目が合うと、微笑みかけられる
>>773
「あらあら、カスダンさんったら
帝都で起きる事件のうちのいくつかは、水面下で処刑人が関わってるはずなんです。
例えば不審な死を遂げた人物とか」
聞いていないかもしれないが話を続ける
-
>>770
「欠落したステンドグラスの内容は男…つまり初代国王が『女神から預かったエメラルドの球体の真の力を使い、国に仇なす全てを葬った。そして男はその蛮行を止めようとした女神すらも手にかけ、そのあとに酷い後悔に苛まれた』…と言う内容だと言われています」
「まぁこれも出所が怪しい風説、さっきの俗説もこれが元らしいですね」
面白そうに少女のような女性は笑う。
「…貴方、この土地は初めて?」
-
>>772
「む、白夜叉気が利くのぅ」
髪を掻き上げる
「先程買った肴で呑むとしようか」
-
>>771
「不審死ってそんな……アイツバカだけど!……絶対やってない……でも、連れて行かれる心当たりはあるから、堂々と騎士に文句も言えないのよね」
エリー「落ち着いて、ソフィーさん。お待たせしました」
オレンジペコ、いっちょあがり!
「アイツのことだから……何か知ってて捕まったのかも……」
>>773
「へ……」
ソフィーに言っていなかったとしても、兄のファンだとか目の前で言われキョトン、とする。
>>775
シネア「ごゆっくり!」
気持ちの良いスマイルを残して去っていく。
-
>>774
「停滞は何も生まんよ、だから風刀使いは…『あの時も敗れた』!」
何を根拠に月下は語るのか、そして次の瞬間、レンの身体を無数の斬戟が襲った。
-
>>776
「……それはまた凄まじい内容ですね」
溜め息と共に漏らす。
(こういう説って真実だったりするんだよな)
「ええ、まあ。帝国暮らしなもので、フューリーは初めてです」
-
>>773
「・・・えーと、ホイットニー・カスダンさん、ですよね?」
ちょっと引きながら上から下まで眺める。
「ファンって・・・。何か間違ったイメージ持ってません?
残念だけど、連絡先教えても意味無いですよ。あいつ今捕まってるし。
あと彼女じゃないです」
一応否定はしておく。
>>775
「うっ・・・」
なんか落ち着かないので体ごと向きを変えた。
決して同性の趣味は無いのだが。
>>778
「ふーん。あ、どうも」
品定めするようにソフィーを眺め、エリーから紅茶を受け取る。
「・・・さすが兄妹ね。
うん、多分その通りよ。レノは、誰かが自分をハメたって考えてるみたい。
今も騎士の調査に協力してるんじゃないかしら」
-
>>780
「悲しすぎて素敵なお話だと思いませんこと?」
「男と女神は互いを愛おしく思っていた、なんて考察もあってこの悲劇はとても興味をそそられますの、私」
エミヤの考えをよそにぺらぺら喋る
「あら、あの帝国…それは遠いですね…私も西大陸から旅行で来たのよ」
-
>>778
こっち見てきょとんとしてやがる。クソー!ハズカスィー!
>>781
「はい。そうっす。なんで知ってるんスか」
「はぁ……まあそんなタイプじゃないかもしれませんけど。
っていうか捕まってるってホントですか」
-
>>779
「数斬れば良いってもんじゃないでしょうよ……」
急所となる部分は防いでいる
-
>>781、>>783
「あら、あの方に嫌われてしまったみたいです」
笑顔はそのまま眉毛が少し垂れ気味
-
>>777>>784
名残雪「緊張感ないねぇ」
戦いの様子を見守る名残雪
「確かに無駄打ちが過ぎたな、反省しよう」
刀を鞘に収める月下
なんと抜刀の構え
-
>>781
「……できることなら、私も協力するわ。バカ兄貴から何か聞いたら、私にも伝えてもらえるかしら」
と言いながら、名刺を差し出す。
内容省略!
>>783,785
きょとん、としたり落ち込んだり。
色々と激しい。
-
>>786
「止めときな……抜刀じゃ敵わんから」
-
>>786
「ふらふらしてるように見えてうまく急所は防いでおる。
まぁしかし、所詮は一隊長じゃ。結果は見えておるの」
結果は分かっているぞとばかりに言う
-
>>783
「バトルドランカーに出てたでしょ?
あたし、あの大会手伝ってたんです」
地味に賞金渡したりしてた。多分。
「勘違いしてますよきっと。ほんと。
ええ、ちょっとした事件の容疑者ってことで」
>>785
「(ナイアさんのイメージか、色っぽい大人はどうも苦手かも)」
意図して紅姫の方を見ないようにしている。
「(でもさっきの処刑人の話も気になるわね。
頑張って訊いてみようかしら・・・?)」
>>787
「あ、頂戴します」
名刺とか大人!なんか負けた気がするのだった。
「ありがとう、きっとレノも喜ぶわ。
ところで、最近ソフィーちゃんの周りで変な事はなかった?」
-
>>782
「まあ……素敵かと言われると何とも言えませんけど。
愛おしく思っていたというのが本当なら、悲恋の物語ですね」
どうも変わった人のようだ、と内心思うエミヤ。
「へえ、西の方から。一人で来たんですか?」
(旅行で来たって割りにはステンドグラスの内容に詳しかったな。
まあ諸説あるぐらいに知られてる物語みたいだし、別の所で有名になっててもおかしくないか)
自己完結し、会話を続ける。
-
>>788>>789
白夜叉「良く見ているな五月雨蜂」
「敵わない…お前がか?」
抜刀の姿勢を崩さない月下
-
>>787、>>789
ランチを綺麗に食べ終わっている。
カスダンがエレクトラに首ったけなので静かに食事をしていたのだろう
-
>>792
「いやどう見たってあんたがだよ」
-
>>785
たまにすまなそうにこっちを見つつ、
ホイットニーはエレクトラと話し込んでいる。
>>790
「あ。なるほど。どおりで」
「ちょっとした事件?」
こちらも事件のようなものに巻き込まれたばかりだ。
思わず紅姫の方を向く。
「それってなんか、ホラーな感じの?」
-
>>792
「わしを誰だか忘れたか?雷じゃ、速さならこの中でも一番じゃろう
風の速さなど、わしの前では児戯に等しい」
髪をかきあげる
髪かきあげ過ぎな子
-
>>790
「私の周り?……いや、何も無かったわ。何故?」
気を持ち直す。
>>793
シネア「空いたお皿、お持ちしますね」
別に駆けてきたわけでもないのに、素早く空の皿を回収する笑顔のボーイ。
>>795
エレクトラに話しかけながら、ホイットニーの話にも注意深く耳を傾ける
-
>>791
「悲恋の舞台を見た後に優雅にディナーを楽しむのは淑女の嗜みですわ」
相当変わり者だ。
「まさか、お供もついてますわ…ほらそこに」
女性がその細い指先を大聖堂内の薄ぐらい壁を指す
そこには目深にフードを被った男が二人、『気配無く』立っていた。エミヤとて視界を外せば見失いそうになる。
-
>>794>>796
名残雪「確かに…雷刀の力は知らない事が多いな」
「壁すら崩せぬ緩やかな風がほざきよる」
この後に及んでレンを挑発する月下。
「ならその最速の抜刀とやらを見せてみるが良い」
-
>>795
「んー、ホラーといえばホラーかも?」
ここで少し間が空いた。
話して良いものか悩んだのだ。
「(まあ、ファンとか言って慕ってるみたいだし、大丈夫か)」
「なんか、ここ最近の不審死事件の容疑者で。
レノは当然やってないと思うけど、他に容疑者も居ないみたいで、暫く勾留されるかも」
>>797
「ほら、レノに怨みを持った奴なら、身内のソフィーちゃんにも矛先向けるかもしれないじゃない?
レノからも注意するよう頼まれてるし」
-
>>799
「もう…抜いてるよ」
一瞬優しい風が辺りに吹く
そう、ただそれだけだ
-
>>799
「もう雷刀も、わし一刀のみじゃから仕方なかろうて」
割り切っているのだろうか、悲しみはとくに表情には出ていない
-
>>801
月下「……」
こちらは動かない
>>802
白夜叉「…」
名残雪「五月…」
白夜叉「もういっぱい飲む?」
酒瓶を傾ける
名残雪「違うだろ」
-
>>795、>>797、>>800
「不審死の事件?それなら私たちも少しおかしなものに巻き込まれてるんです。
少し詳しく聞かせていただけませんか?」
軽くシネアにお礼をかましつつ、ついに話に参戦か
-
>>803
次の瞬間だ
五月雨蜂の前髪が数本
白夜叉の持っていた酒瓶
周りの木々の葉っぱ
そして月下の胸元がバッサリと綺麗に斬られたのは
-
>>803
「うむ、いただこうかの」
白夜叉におちょこを差し出す
「さて、見世物もそろそろ終わりじゃな」
-
>>798
「……なるほど、お供ですか」
(気を抜いていたとはいえ、俺が気づかなかった……か。
この二人、“お供”なんて言葉じゃ不相応過ぎるぐらいに腕が立つな)
エミヤの実力の殆どは、世の誰にも真似出来ない投影能力の出鱈目さ故だ。
それを抜きにしてもエミヤ自身はけして未熟ではない。
彼を未熟とするならば、世の多くの戦士は未熟という評価すら受けられないというほどに彼は強い。
一般人が近づく気配など、十数メートル離れていても分かる程度の察知能力は持っている。
そのエミヤが、この距離間で気づけなかったという事は、フードの男二人の実力は相当のものだと見るべきだろう。
-
>>800
「え、不審死事件って、例のケーキ食った人が死んでるっていう?」
今日は二度も、関係ないと思っていた話が急接近してきやがった。
こりゃただの偶然か? いや、そんな筈がない。
「いや、実は俺たちも、怪奇現象? みたいなのに出くわしちまって……」
あの時の幻の話を簡潔に説明する。
その舞台が「この場所」であることも忘れずに。
-
>>800
「ああ、なるほど。……バカ兄貴の妹として殺されたらとんでもない汚名ね。
……まぁ、もう別々に暮らしてから長いし、私たちの関係を知ってるのなんて身内くらい親しい人くらいだから大丈夫だと思うけど」
>>804
「そうね、私も皆が知ってるだけのことを知りたいわ。そうすれば力になれるかも」
>>808
「……やな話ね、それが確かだとすると、此処が現場になったって事でしょう?」
なんとも複雑な表情をする。
「……この話、バカ兄貴に伝えたら何かわかるんじゃないかしら」
-
>>804
「え、あ、はい」
ちょっとソワソワ
「と言っても、あたしも事件そのもについては詳しいワケじゃないんで・・・。
ここ最近で、同じような死に方をしてる人がいっぱい居るみたいで、死因はみんな病気だったかな?
亡くなった人は皆ケーキを購入してたとか」
「ところで、さっき処刑人とか話してましたよね?
差し支えなければ、そっちの話も聞かせてもらって良いですか・・・?」
>>808
「はい、それそれ」
ホイットニーの話を聞き、首を捻る。
「いくら帝都とはいえ、それはほんとに怪奇現象ね。
しかも場所がこのレストランだなんて。うーん、偶然かしら・・・?」
>>809
「ほんと、末代までの恥よね」
ちょっとレノが可愛そうに・・・そうでもねーや。
「・・・どうかしら。
レノは、自分に縁のある人が怪しいって言ってたわ。
まあ、油断は禁物よね」
-
>>805>>806
白夜叉「あ」
割れる酒瓶
名残雪「…風か…」
「…それが貴様の抜刀か…」
負傷など気にも止めない月下
それよりも、月下が構える刀が炎にも似た紫色の気に包まれている
「鎌鼬か?それとも風を利用した線斬か…どちらにしろ…」
これで終わりだ
「破壊抜刀――断《ブレイカー・ダン》」
魔力の放流に弾き出させるように鞘から『撃ち出された』刃は凄まじい速度と破壊力を生み出す
そこから放たれた斬戟は高速を破壊する速度でレンに迫った。
-
>>808、>>809、>>810
処刑人のことを話すのは一瞬躊躇われたが、これまでの自分の周りに起きた不可解な事件と襲撃のあらましを話した。
「と、言うわけなんです」
-
>>809
「すんませんね。こんな嘘みたいな話で不快な思いさせちゃって」
「さっきから出てくる「兄貴」ってやっぱレノさんの事っすよね?
やっぱ何か関係あんのかな」
>>810
処刑人関係の話は紅姫に任す。
「怪奇現象の舞台になってるレストランの店主と、不審死事件の容疑者が兄妹……。
全く関係ないという方が変じゃないっすかね」
-
>>807
「頼りになる兄弟ですのよ」
女性はと言うと先程と変わらぬ態度だ
『お供』の二人はどうやら兄弟らしいが…。
「あらあらまぁまぁ、もうこんな時間なのねぇ」
マイペースに懐中時計に眼を落とす女性。
「長話に付き合ってくれて感謝しますわ、私、世の中のタブーや謎に触れるのが大好きなの」
-
>>805、>>811
「台無しじゃな」
零れる酒を見やりながら
「あちらも幕引きじゃのぅ」
-
>>811
受けた直後後ろの木まで吹き飛ばされる
「………参ったねこりゃ……あばら骨……軽くやっちまった……」
刀は鞘ごと真っ二つに斬れている
どうやら必要最低限の防御をしたらしい
が、もはや勝負は着いている
風刀では無いにしろ刀を折られ深傷を負った状態ではまともな勝負にはならないからだ
-
>>814
(……“お供”の兄弟、ねえ)
言い方が気になったようだが、口には出さなかった。
「いえ、こちらこそ。興味深い話が聞けて良かったです」
-
>>815
名残雪「また買えば良いさ(…月下魔天楼…抜刀使い、か?)」
白夜叉「上手く防御したようだな」
「風刀は奪われると警戒して最後まで抜かなかったか…仕方ない、今回はここまでだな…」
-
>>816
「次は数を揃えておくんだな」
刀を納めた月下は仲間達と里の出口へ向かった
-
>>818
(……風刀さえ抜きゃ少しは殺り合えたが相手は魂刀……結果的に犠牲1人で済んだだけマシか……)
「……隊長も楽じゃねーよな……ヤナギ……」
口から血を流しながら気を失う
-
>>817
女性「またご縁があればお話しましょうね」
少女のような女性は、やはり少女のような可憐な笑みを残し大聖堂の出口へ歩いて行った
『お供』二人もそれに続くが、片方が振り返るとエミヤに軽く会釈をした。
…フードで顔は見えなかったが、口元だけ歪めて不気味な笑みで男は笑った。
女性「ウィルバー、何しているの?」
少女のような女性に呼ばれ、お供の片割れはすぐさま女性を追って大聖堂を出た。
-
>>821
会釈に会釈を返し、三人を見送る。
「…………。変な女の子と、気味悪い笑い方するヤツと、もう一人か」
三人が大聖堂を離れたのを確認し、呟く。
(――“日本”に住んでた頃もそうだったけど、いつの時代も変わったのはいるもんだ)
しばらく、ぼうっとステンドグラスを眺めた後、大聖堂から出ていった。
-
>>819
「首を取らなくて良かったのか?」
レンをちらと見てから最後尾つく
-
>>823
「風刀を抜かないアイツを斬っても意味はない」
「隊長格を重傷に追い込んだ事実だけで十分だ、次の準備をするぞ」
-
>>824
(いきなりこの調子で大丈夫かのぅ、存在を知らしめることは出来たが
これでは敵を増やしただけで、得たものはうまい酒くらいじゃ!)
「次は土でも攻める準備か?」
-
>>825
月下「そうだな、あまり同じ場所ばかりで戦う意味もない」
-
>>826
「して、その傷は大丈夫なのか?」
-
>>810,813
情報が錯綜すると思ったので、まるで仕切りなおすかのように話し始める。
「ちょっと待って。幻の話だけど、原っぱの真ん中にこのレストランが建ってたんでしょう?奇妙な話だけど、確か何十年か前までは、この辺りはその幻の通りになっていたはずよ。ひょっとして、貴方達は誰かの過去を見たんじゃないかしら」
顎に手を当て、どこかの探偵ばりに推理を始める。
「で、このレストランだけど、開業以来今までずっとヴァール家がオーナーを勤めてきたの。でも、幻に出てくるような事件があったなんて聞いたこと無いわ。嘘じゃない」
本当よ、と一言付け加え強調する。
「それで、私の推測に過ぎないんだけど……過去の代、私の先祖の誰かに怨みを持ってる誰かが、子孫の私たちに怨みをぶつけようとしてるんじゃないかと思うの。あたかもここで恐ろしい事件が起きたようにすれば、普通の人なら怖がって近づかなくなるし、兄が殺人犯だなんて世間に流れれば、私たちの協力者はいなくなる。孤立した後は、あっちの思うがままって事」
要するに幻は、現在犯人が起こしている事件と関連付けたでっちあげであり、犯人の意図はヴァール家を人殺し一族に貶め協力者を減らす作戦という仮説。
>>812
「……で、この際だから言うけど、処刑人って言うのは、確かに昔バカ兄貴がやらされてた仕事……アイツの為に言っておくけど、悪意があってやってたんじゃないと思うわ」
声のトーンを下げ、申し訳無さそうに話す。
「このままじゃいけないと思って、私が無理やりやめさせたのよ。そのせいで、報復を受けてるのかもしれないわ」
-
>>828
「まあまあ、あなたのお兄様が?でも、素直には信じられないのもまた事実です」
紅姫は初対面の人を信用する程お人好しではない
「どうでしょう。疑ってるだけでも進展しないので、今日から秘密を知ったもの同士
協力し合いませんか?」
ぱんっと手を叩いて提案してみた
-
>>828
「ヴァール家に恨みを持つ者の犯行ねえ。
関係無い人を殺してまで復讐しようだなんて、よっぽど恨んでなきゃできないわね」
うーん、と唸る。
「ちなみに、あなた達自身が怨まれてる、なんてことは無いの?」
>>829
「んー。お互い困ってるし、確かに仲間は多いほうが良いか」
「(信用できるかどうかは保留だけど)」
-
「お土産買い漁るぜええええ」
パシュツルプス二番街で買い歩き
-
「漁るぜええええ・・・エル殿どこだ〜」
はぐれた
-
─東方…東の都─
ライタ「だぢがりばじだ…どうぼばりばぼう……」
商人「いやあ…まったく驚いたよこの人は……」
侍「まさかあの吹雪を薄着で行くとは…しかも死ななかったのがなんとも……」
-
「あ、え〜とすみません。今日は鍛冶屋休みで、ええ、はい、そうなんですよ」
接客
「ちょっと、鍛冶師として旅に、多分、来週には開いてると思うので、はい、また来てくださ〜い」
-
>>828
「あー、随分と回りくどいことをする奴だな。性格悪そう。
そういう、恨みを買った奴に心当たりとかあんの?」
>>829
「協力はいいけど、何すりゃいいのかな?
聞き込み調査とか?」
-
>>829
「でしょうね……私達みたいな一家があるなんて、私でも信じられないし、信用を得られるとも思ってないわ」
「私の推理については、まぁ今のところだとそう考えるのが妥当なんじゃないかってとこ。少なくともすぐにバレる嘘であなた達をだまそうなんてつもりは無いわ」
>>830
「私自身は正直、殆ど恨みとは無縁だと思うけど、兄はさっきも言ったように元極悪人。恨まれはするだろうけど、あなた達が見た幻との関連が不明だし、この復讐方法はおかしいと思う」
>>835
「心当たりは、申し訳ないけど皆目見当もつかないわ。」
「でも、兄貴なら何かわかるかも知れない。一応、闇の世界の人間だったしね。それで、私としては情報の提示は惜しまないから、私達に恨みを向けてる相手を見つけて欲しい」
-
>>830
「それに仲間が多い方が心強いですし」
にこにこ
>>835
「聞き込みは、正直雲を掴むような話なだけの気もしますね。
関係者にでも聞かない限りは」
>>836
「というわけで、お兄様が一番真相に近い人物なのかもしれません」
-
>>836-837
「なんかよくわかんねーけどレノってスゲー男なんだな。強いだけじゃなくて。
じゃあやっぱ、面会しに行った方がいいんかな」
だんだん怖くなってきた。
-
>>836
「うーん、やっぱ現状じゃハッキリしないわね」
「そうだ、そのレノの前科っていうのは何なのかしら?」
>>837
「まあ、今は少しでも人手良いものね。
わかった、協力しましょう」
-
雪ミミズクの賢者、イスタキアウィトルはひとしきりしゃべり終わると、リュカの頭から離れる。
「おお、おお、忘れるところであった。大切なことを。いきなり訪ねてもビスマルクは会わないだろう。
我輩は先にビスマルクに挨拶をしてくる。その間に裏通りを見てくればいいだろう。・・・この国の暗部だ。」
そう告げると同時に風を纏い、すごい速度で飛び去っていった。
-
>>840
「うぉ…さすが梟、速いなぁ…」
「裏通り、か」
繁栄の裏の光景が広がっているのだろうか
-
>>840
「……凄い」
-
>>841-842
裏通り。
行きかう人間の目は鋭く、あきらかに堅気ではない雰囲気を漂わせている。
その中には帝都で密入国の手引きか何かの容疑で指名手配されていた男や
金色のドラゴンの刺繍がデカデカと入った趣味の悪い「キモノ」を来た東洋人など
金額などの詳細は思い出せずとも手配書で見たような犯罪者の顔もちらほら見える。
比較的表通りに近い家のドアを蹴飛ばし、借金の催促をする男。
ニタニタと笑いながら皮袋に入った何かを取引している男。
寝ぼけ眼でフラフラとバーへ向かう娼婦のような女。
清掃の行き届いた道とのギャップがよりいっそう異様さをかもし出していた。
-
>>843
リュカや少女を連れて来るには不釣り合いな場所のようだ。
「…修業時代に見たビンゴブックに乗ってる奴までいやがる」
少年少女を庇うように歩き、周りを伺う
-
>>843
「………こ、怖い…」
足が震えている
-
>>845
いかにもチンピラな男がジロジロと見ている。
未だに名前の無い少女は怯えてリュカの手を強く握っている。
>>844
「旦那、そこの旦那。」
小汚いローブを纏い、フードを目深に被った物乞いのような男が
建物と建物の間から手招きをしている。
-
>>845
「…表通りで、彼女と宿屋探しでもしてくるか?ここにいるよりリュカ達は安全かもしれないぞ」
木菟の賢者の言葉に従うなら誰かはここを通る必要があるが、最悪一人でもネクロならなんとでもなるが…。
>>846
「物乞いなら他を当たってくれるか?生憎と持ち合わせはないぞ」
視線だけ向けて話す
-
>>847
「まあそういわずに、いい商品があるんですよ。」
ニヤニヤとリュカ、少女を眺めてからネクロを見上げ、手招きをして路地の奥へと向かう。
-
>>846
「……だ、大丈夫…」
自分も怖いがそれを堪えて笑おうとする……ぎこちないし半泣きだ
-
>>847
「……い、いえ、ぼくもライタにいちゃんのむすこならこ、これくらい……!」
足、震えてます
-
>>848>>850
「無視したら面倒そうだな…」
「二人とも、俺から離れるなよ?」
少女とリュカを連れて男の後へと続く事にした
-
>>850
少女はリュカの手をしっかりと握り
目をつぶってあとについていく。
>>851
「へへ・・・これでさあ。」
大きな木箱の上に乗せられた小汚い布が被せられた大きな直方体。箱だろうか。
大体酒瓶を入れて持ち運ぶ木枠と同じ程度の大きさだ。
「どうぞ布をとって御覧ください。へへ。」
男はネクロ達がその箱が見れるよう数歩下がって場所を空ける。
-
>>851
「は、はい!」
-
>>852>>853
「…随分勿体振るんだな」
男や周りに警戒するように視線を巡らせる
リュカと少女はやや自分から離れた位置、ここから出口に一番近い場所に待機させて、男の言う『品物』を覆う布を取り払う
-
>>854
中にはボロ布だけを纏い、首輪と手錠で拘束されている妖精の少女
いや、妖精である証拠の翅が生えていない。生えていた痕跡もない。
そんな少女が怯えた目で見ていた。
「ヘヘ、こいつはあるルートからの横流しでございましてな。
妖精でも人間でも無いから公国の奴隷法や魔物従属法にも触れないんでさあ。」
ニタニタと笑いながら商品の説明をする男。
いわゆる『奴隷商』に近い商売を生業としているようだ。
-
>>855
「………酷い…」
怖さのあったリュカだったが次第に込み上げる感情がリュカの顔を強張らせる
少女の手を握る力も自然ときつくなってしまう
-
>>855
所謂、ハーフと言う事になるのだろうか?この箱詰めにされ拘束された少女は。
妖精でもなく人間でもない、だから法に触れない―――?
「…」
少女の怯えた眼を見た時、ネクロはどのような表情になったのだろうか?リュカ達からは見えないが奴隷商にははっきり見えただろう。少女に対する哀れみと、奴隷商の男に対する激しい怒りだ。
「法に触れないから、だからってお前らにこの子を玩具にする権利はカケラもねぇぞ?」
今にも殴りかからんと男の胸倉を掴み引き寄せる
-
>855->>857
「現場は抑えた。確保だ」
ぱかぱかと蹄の音が聞こえたかと思うと、狼顔のケンタウロスの執行官と
エイラ「あいあいさー!」
身軽な動きの露出の激しい女が突撃してきた。
そのまま男とネクロを組み伏せ拘束する女。
リュカと少女を見下ろすヴォルグ
-
>>858
「ね、ネクロさん?!!」
いきなりのこの状況に戸惑うが少女を庇うのだけは忘れなかった
-
>>856
リュカの手をつよく握り返し、頭を振っている。
怯えている。今にも泣き出しそうな顔をしている。
初めて見た『邪悪な人間』に対して拒絶している。
>>857
「ま、待ってくだせえ旦那。コレは動物ですぜ?それに・・・」
何かを言いかけたところで蹄の音が聞こえてくる。
>>858
「って・・・騎士団!?バカな、見回りはさっき通り過ぎたはずじゃ!」
男は逃げ出そうとしたところでエイラに取り押さえられた。
少女はまだ怯えてリュカの手をしっかりと握ってうつむいて震えている。
-
>>858-860
「やっぱ許せねぇよな、許せねぇよ…!?」
逃げ出す男を追おうとしたら自身も拘束された。
中々に素早い動きは流石としか言えない。
しかも状況を見れば俺は疑われても文句を言えない。
けど言わせてもらう
「俺は関係ねぇぞ!?」
-
>>860
「……大丈夫だよ……君は僕が守るから…」
少女を自分の後ろに移動させて庇う
-
>>861
「クソッ!観光客だからいいカモになると思ってたのにとんだ疫病神だ
-
>>859
ちらっと見てから視線をネクロたちに移す
>>860、>>861
「子供を二人売買した上にさらにか、話なら後でゆっくり聞こう」
リュカと少女を見て勘違い
エイラ「ほら、さっさと立ちな。犯罪者共」
二人を後ろ手に縛る
-
>>862-864
「疫病神なのはテメェだろうがこの悪党が…ってイダダダダ!?」
カッコつかない
「待ってくれ、俺は帝都の観光客でそっちの子供二人の保護者だよ!リュカ、説明してやってくれ!」
-
>>864
「違います!!!ネクロさんは僕達の保護者です!!」
-
>>861
「クソッ!観光客だからいいカモになると思ってたのにとんだ疫病神だ!」
奴隷商は大声で喚いている。見回りの目を盗んでの商売だったのだろう。
>>862
「うー。うー。」
絵本で学んだ言葉には無い感情。
ぼろぼろと涙を零しながら少女は頭を振り続けている。
>>864
「あのハゲ親父め・・・俺のことをハメやがったんだな・・・。」
男はブツブツと文句をいいながら立ち上がる。
路地の奥には同じように布がかけられた『商品』が多数あるのも確認できる。
『商品』の正体も“同じように作られた”ヴォルグには察しがつくだろう。
-
>>862
少女が泣いている
その姿にまだ幼い少年は動揺を隠しきれない
だが状況ゆえにリュカの頭も思考回路がショート寸前だった
-
>>865、>>866
「すでに調教済みか。とことん下らない連中だ。
ん、君は確かトイレが分からなかった少年。そうかあの後にさらわれたのか」
勘違い爆進中
>>867
「エイラ、連れていけ」
エイラ「了解、隊長」
二人を外に連れて行くエイラ
「商品、か。皮肉なものだ」
布に手をかけ一気に取る。
-
>>869
「ち、違います!!最初から一緒でした!!!」
-
>>869
「トイレ?あの時リュカ連れてったのアンタか!?」
「あんな短期間で調教なんて出来るわけねぇし俺にそんな趣味ねぇよ!!身元確認だ身元確認!ミスカトニック大学とアーカムシティの覇道財閥に問い合わせろー!」
ぎゃーぎゃー
-
>>869
布の下はどれも小さな檻に入った魔獣人。
それも小型で非力なフェアリーを元にした種。
当然人間では無いが、公国内の別の法律には引っかかる。
尤も、外国へと運び出してしまえばそれまでだが。
翅も無く、本来なら管理のために入れられるはずの魔力の刺青も無い。
>>869-870
「ネクロ、いっしょだった!いいひと!」
少女もリュカと一緒にうなづく。
-
>>870->>872
エイラ「って、言ってますけど隊長どうします?」
はぁ、と溜息を吐いてから振り向き
「どの道事情は聞かねばならん。保護してやれ」
ネクロの拘束が解かれる。
「こっちも・・・回収だな」
魔獣人たちを肩越しに見てそう言った。
-
>>873
「確かに怪しまれても文句は言えねぇけどよ、観光客が唆されてるようには見えなかったか?」
手を摩りながら小さな抗議
「…回収って、物見たいに言うんだな」
妖精でもない人間でもない彼女達はどうなるのだろうか?
-
>>874
「見えなかったな。こんなとこをうろつく人間は相場が決まっている」
ギロリとネクロのことを見下ろす。
「君たちは何も見なかった。今のことは忘れるんだな」
まともに相手をしないヴォルグ
-
>>875
(……良い人なんだと思うんだけど……やっぱり怖いなあの人……)
-
>>875
「例外って言葉を辞書ひいて調べてみてくれよ」
「忘れろ、ね…木菟の賢者が言ってたのはこういう事か?」
『繁栄の裏』…なるほど、確かに裏だ…これは。
-
>>875
この大人数で向かう先は・・・。
1・多少狭いが衆騎士団取調室。
2・人数が人数のため聖堂の会議室。
3・話の内容が内容なので聖堂の封印の間。
4・同じ理由でビスマルクの執務室。
-
>>876、>>877
「エイラ、連れて行くぞ」
向かう先は
>>878
ビスマルクの執務室にいこう
-
>>879
聖堂の離れにあるビスマルク執務室。
鉄仮面と鉄の鎧で身を固めた男が椅子に座って一向を迎え入れた。
彼こそが執行官第一位にして執行官長。
【鉄血教皇】の異名を持つエドゥアルト・カール・フォン・ビスマルクである。
「随分と大所帯で来たようだが、どうやら穏やかではない話のようだな、ダンタレス。」
-
>>880
「……………」
警戒してるのか、はたまた怖いのか、黙ってしまう
-
>>879-881
(この鉄仮面のオッサンがビスマルクか…)
大人しく両者の会話に口は挟まない
-
>>880-882
「失礼しますビスマルク殿」
一礼してから入室する。
「先程、売買の現場を取り押さえた際にこの者たちが巻き込まれたので保護をしました。
魔獣人も回収したのですが、問題は」
目を細め
「この少女をご存じですか?ビスマルク殿」
-
>>883
「ご苦労。」
少女をじっと見る。
「まさか・・・生きていたとは・・・。
ダンタレス、これはあくまで私の私的な発言として聞いてもらいたい。
13番台の執行官、その第一号は失敗した。
しかしその失敗作が実験中に死亡したという記録がどうも私は信じられない。」
仮面を外し、赤い瞳と獅子の鬣のような髭に覆われた素顔を晒す。
「と、いうのも先ほどラバリールとバルザイが来て記録が改ざんされていることを指摘したのだ。
あとは・・・彼女がやはりその事について度々話していてくれたからな。」
窓辺に佇んでいる長い銀髪と黒いコートの少女を眼で示した。
-
>>884
(…ら、ライオン……)
-
>>883-884
(記録の改竄…)
「ラダは彼女を…いや、彼女達を投棄した事を認める、と?」
黙っていようと思ったが口が動いてしまった。この場では異色の立場だが。
「それと、今回回収された…子供達はどうなるので?」
言葉を選びながら話す
-
>>884-886
目だけ窓を見やる
「少女を連れてくる際、観察していたのですが
彼女からは文明の匂いがしないのです。私も」
ネクロが割って入ってきたのでヴォルグの会話は中断された。
-
>>887
「やはりか・・・。しかし彼女の話が本当ならば、よく生きていたものだ。あの島で・・・。」
しみじみと少女をながめる。
>>885
と、リュカの視線に気づいたのか笑顔を見せる。
どうやら見た目ほど怖い人間ではなさそうだ。
>>886
「こう言ってしまうと言い逃れに聞こえるかもしれないが、私の監督不行き届きだ。
それとこれはあくまで執行官長としてではなく、一個人としての見解であることを理解して頂きたい。
このような立場に居ると、私も勝手な発言はできないのだ。」
「回収された者は・・・命を奪うようなことにはならない、これだけは聖典に誓おう。」
-
>>887-888
「…そうかい」
「話の腰を折って済まない、続けてくれ」
-
>>888、>>889
「ダーユ海か」
少し考える素振りをしてから
「彼らの処置はどうなさいますか?
色々と知る必要のないことを知ってしまいましたが」
-
>>890
「魔獣人の成り立ちについてはともかく・・・
我が国の汚点について知られているのは少し厄介だな。」
「かといって拘束してしまっては同盟関係に問題が・・・。
・・・御意見役としてはどう思われるかね。」
窓辺に佇んでいた少女に意見を求める。
「ふむ。とるべき道は三つ。
一つ、この事件について他言せぬよう言い聞かせて口止め料を払う。
二つ、この事件について他言せぬよう言い聞かせ、代わりにある程度要求を聞く。
三つ、いっそこの事件の裏で糸を引いている者を捕まえるまで手伝わせる。」
>>889
少女は長い銀髪をなびかせてネクロの元へと歩み寄り、訪ねる。
「当事者はどの道が望ましいかね?どの道を選ぶかね?」
-
>>891
「…勝手に首突っ込んだ身でこんな性格なんでな」
「捕まえるのを手伝えるなら、俺はそれを選ぶぜ…今更全部知らないふりなんてのは、後味悪いからな」
-
>>892
「なるほど、やはりそう来たか。ビスマルクを前にしても決意は変わらぬか。面白い。」
金色の瞳の少女は口の端を吊り上げて笑うとビスマルクに向き直り告げる。
「だ、そうだ。さあどうする。」
>>890
「・・・ダンタレス。すまぬがそういう訳だ。
取調べに立ち合わせてやってくれ。
それから行動を共にするかどうかは任せる。」
ヴォルグにそう告げて仮面を被る。
-
>>893
「誰が前でも変わらないさ、性分なんでね」
肩をすくめながらネクロは返した
「しかし…やると言った手前だが、あっさり俺達を引き込むんだな」
-
>>894
「我輩の人を見る眼は確かだ。ネクロよ。黒きアモストゥイを持つ者よ。」
クックッと笑う少女。
-
>>895
「黒きアモストゥイ…?」
その物言いは
「…まさか、とは思うが…木菟の賢者…?」
-
>>896
「やっと気づいたか。ようやく気づいたか。」
少女、雪ミミズクの賢者・イスタキアウィトルは愉快そうに笑っている。
-
>>897
「普通は気付かないでしょう、木菟の…いや賢者様?」
頭を抱えながらしてやられたと思うネクロ。
なるほど、木菟の時の会話も合点が行った。彼女はこういう立場なのだ。
-
>>893
「やれやれ、分かりました」
そうなると予想していたのか、呟いて了承した。
-
>>898
「おお。おお。いかにも我輩はナワルピリ。いかにも我輩はイスタキアウィトル。
我輩をひょっとして雄だとでも思ったか?
我輩が雄だと何時言ったか?マヌケめ。どうしようもなく単純なマヌケめ。」
ニヤニヤと笑いながら捲し立てるイスタ。
わざとこうなるように仕向けたのだ。と顔に書いてあるようだった。
>>899
「苦労をかける・・・。」
イスタとネクロのやり取りを横目に小さくため息をついた。
-
>>900
やはり「賢者」とは相性が悪いようだと痛感する。いや、そもそも自分の性分も原因か。
「俺が単純なのは認めますよ木菟嬢の賢者殿…チッ、知恵比べで負けたような気分だ」
ビスマルクやヴォルグの前だがため息をつく
-
(……な、流れが急すぎてついていけない……)
子供だから当然ではある
-
>>901、>>902
「ここの住人、特に執行官あたりは皆曲者揃いだ。
気にしなくていい」
ギロリと二人を見下ろしている。
どうやら睨んでるわけではなく、目つきと身長差によるもののようだ。
最も、リュカはそれを分かっていても怖がっているのだろうが
-
>>902
「つまりは厄介事に手を貸すって事だ」
「とりあえず彼女に関する調査は一段落だな」
>>903
「気にしちゃいませんがね」
ネクロも割りと背は高いが、それでもヴォルグを見上げている。
-
>>903
「は、はぁ………」
>>904
「ひ、人の心を読まないで下さい!」
-
>>905
「話が分からないって顔に書いてあったぞ」
「ま、目的は一段落したから船賃分は働いたって事にしてやるよ」
-
>>906
「やった!…でも僕もこの娘の為にネクロさんについて行きますよ」
-
‐氷刀の里、レイヤの屋敷‐
レイヤ「…氷刀を奪われた、と言う事か」
床に伏せっていたレイヤがようやく全快したようだ。
絶水「そうなりますな」
レイヤ「だが俺は生きている…魂刀か…過去から教えられている伝承だけでは情報が足りないな」
絶水「そう言われると思い、御庭番に命じて起きました」
レイヤ「結界衆か…まだ若いが大丈夫なのか?」
絶水「腕は確かです、確かに若いですが彼も『井戸』の出身、上手くやるでしょう」
-
>>907
「そうかそうか」
何やら笑顔で頷くネクロ
「彼女に良いとこみせれるように頑張れよ!」
リュカの肩をかるく叩く
何やら勘違い?
「っと、そろそろ『この子』とか『彼女』じゃ不便だな…」
-
>>909
「名前ですよね……なにか良い名前ないですか?」
-
>>910
「…ダーユ海…」
少女と出会った場所を思い出すが
「ネムレス・ダーユ…じゃあ安直過ぎだよなぁ」
頭を抱える
「リュカはなんかないのか?」
-
>>911
「うーん……ネイム…じゃあ安直過ぎですかね……?」
-
>>912
「悪くはないが…」
「ノーマ…とか」
「ある文献で読んだ言葉なんだが、レギオンと言う言葉を『無』、ノーマを『個』と言うんだ」
「無から一歩進んだ個、ノーマ…ようやく存在が分かったこの子にうってつけな気もするが…」
「ネムレス・ダーユでネイムと呼べば簡単な気もする」
-
>>913
「名前考えるのは大変なんですね………」
この歳でわかってしまうとは
-
>>914
「名前は一生もんだからな…だから師を恨んだ時もあったさ」
なんのことやら
「下手に捻るよりも、素直に最初のがマシかもな…つうか彼女自身に希望はないのか?」
-
「ほう。なかなか。なかなかマトモに考えているようだ。
てっきりジェーン・ドゥ(行旅死亡人)とでも名づけるかと思ったが。
保護者になる決心がついたか?ついたのか?」
横から茶々をいれるイスタ。
-
>>915
「……?」
ネクロの名前の事は知らない10歳児
-
>>916
「保護者つうか、抱え込むのは慣れてますよ賢者殿」
ネクロが今まで仲間に引き入れた者達を思い出す
「せっかく存在が認められるんだ、そんな名前じゃ可哀相ですよ」
-
>>917
「あー気にするな、忘れてくれ」
-
>>908
「レイヤ様、あの者たちは昔から存在していたものなのですか?」
隣で片膝を立てて待機中
-
>>920
「神鳴、様づけはいらんと言っているだろ」
「…奴は五大属性の魂の刃、俺達の氷刀や炎刀とは異なる魂刀の起源とも呼ばれた存在…と言われている」
「『月下魔天楼』…それがあの魂刀の真名だ」
「恐らくは強大な魂の波動が、主亡き後も遺り続けて存在を得るに至ったんだろう…そしてあの魂刀は主の成そうとしていた事をしようとしているはずだ」
-
>>921
「すみません」
慌てて訂正
「持ち主の成そうとしていたこと・・・意外に人情家なんですね!」
-
>>920>>921
ヤナギ「そしてそいつがいきなりやりだしおったで」
部屋に入るヤナギとスズカ
スズカ「我が風刀の里にて我らが隊長が重傷を負いました……」
-
>>922
「義理堅いのか、それとも主の人格がベースになっているのか…まぁ俺達の刀が人の形を持ったのは少なからず持ち主が影響しているはずだが…」
>>923
「早速か…やはり魔天楼の目的は…」
-
>>923
「あ、ヤナギ様」
姿勢を正し頭を下げる
「隊長格が重傷って、やっぱり強い」
>>924
「持ち主の影響・・・」
(私はあそこまで胸が大きくないから、その願望が出てるのかな)
-
>>924
ヤナギ「目的はわかったが相手の対策がなきゃ意味がない……」
ルキ「すまん、入るぞ」
またも部屋に現れたのは地刀の土門 瑠樹
ルキ「次に来るのは我らが里だろう…里に関しては奴らでも簡単には着かんから時間には猶予がある……ところで」
ライタ「よう」
ルキ「こやつはだれだ?」
-
>>925
「とはいえ、風刀も出さずにやられたから本気でと言う訳やないんやけどな」
-
>>925
絶水「そうなると里長はあの名残雪のような風流な内面をお持ちで?」
「茶化すな…しかし、氷刀を失ったのは痛いな…」
>>926
「風刀を抜かなかったのは正解だが、負けるのも本末転倒…どうしたものか…ああ、土の里長か、久しぶり……」
ライタを見る
「知らん、放り出せ」←真顔だが冗談のつもり
-
>>928
ライタ「おまっ!!!おいこらてめぇなにいっtちょ離せ離して話し合えば(ry」
ヤナギ「ルキ…やめたれ、そいつがライタや」
ルキ「なに、彼がレイヤ殿と共に幻桜を伐ったと言う『赤い鬼』か」
-
>>926、>>927
「ルキ様まで!」
(私完全に場違いだよー!せ、席外した方がいいよね。でもタイミングが)
>>928
「私も刀が・・・五月雨蜂」
-
>>929
「冗談だ、怒るな」
「しかし、忙しい時に尋ねてきたものだな」
>>930
「…取り戻すぞ、必ず…」
絶水「薫殿、我々は当事者としてこの場にいた方が自然だ」
薫の内心を知ってか絶水がフォロー
-
>>930
ルキ「肩の力を抜け、私もヤナギも呼び捨てで構わん」
>>931
「いやぁ、大変だったぜ…吹雪で遭難するし……てか、お前も随分立派になりやがってwwwww」
全く空気を読んでない
ルキ(……こやつは本当に幻桜を伐ったのか…?)
-
>>931
「そうですね」
ぐっと拳を握る
「は、はぁ、そうですね。でもあまりこういう場には慣れていなくて緊張しちゃいますね」
ドキドキ
-
>>932
「い、いえ立場というものが」
キリッ
-
>>932
「お前は相変わらずのようだな」
対象的に涼しげに語るレイヤ
ライタはすぐに気付くだろう、レイヤに何かが欠けてる違和感を感じる
>>933
絶水「なに、里長様達はこの通り変わり者ばかりだから気がねはする必要は…おっと失言」
-
>>934
「立場など時に意味を無くすものだ」
側により同じ様に片膝を着く
「君も私も今は同士だ」
かっこいい女性とはこう言う人の事を言うのだろうか
これでまだ17歳である
-
>>935
ライタ「……お前氷刀はどうした」
魂の感知ができる様になったライタにはわかってしまう
ヤナギ「悪かったのう、変わりもんで」
-
>>935
「し、失礼ですよ絶水さん!」
ドキドキ
>>936
(私より年下なのにしっかりしてるなぁ〜)
ドキドキ
-
>>936
「どっちも俺から見れば小娘だ(ぼそっ)」
年齢に大差はないはずのレイヤが大絶賛自分を棚上げ中
>>937
「…だから言っただろ?忙しい時に着たな、と」
絶水「こりゃ失礼…ええ、ライタ殿…今現在、この場にいない者を含めて三人の刀が具現化し、主の元を離れてしまいました」
-
>>938
絶水「いやいや、我が主も自分が長の中では一番まともだと自負してるがとても…」
「おい」
絶水「…茶化すのはこれくらいにしておこう…と、そろそろ『奴』が戻ってくる頃だな」
-
>>939
ライタ「つまりレイヤ……」
ライタ「ぷーくく、こいつ氷刀に見捨てられたのかwwwwwwwひゃーははははwwwwwww腹wwwwwww痛いwwwwwwwはwwwらwwいwwwwwwwwwたwwwwwwwwwwwwwwいwwwwwww」
ルキ「………笑い事では無いのだが」
ヤナギ「まあ、人の笑いの壺などわからんさかい…」
-
>>941
二秒後、庭の池で犬○家になったライタの姿が
「今も言ったが魂刀、月下魔天楼の恐ろしさはその桁違いな実力もそうだが、俺達の氷刀や土刀を具現化させ、配下に加える能力を持っている事だ」
「対策としては刀を出さない事が一番だが、それで勝てる相手でもないのが問題だな…」
-
>>940
「奴ですか?誰ですか?」
>>941
「そうなんです。私も雷刀がいなくなってしまって。
ライタさんも気を付けてくださいね」
-
>>942
ヤナギ「そんならライタはやれんとちゃうか?」
ライタ『確かに俺なら炎刀なしでもやれなくはないが』←犬神家スタイルのまま
-
>>943
絶水「こいつさ」
と、絶水が部屋の隅を指す
そこには齢14、5ほどの少年が片膝をついていた。
薄く青い装束を纏い、腰には小太刀が二刀収められている。絶水と同じく氷刀の里の忍だろう。
絶水「名は氷真(ひょうま)、良ければ仲良くしてやってくれ」
>>944
「魂刀に効果的なダメージを与えるのは同じ魂の集合体である刀のみ…らしい」
いつの間にか現れた忍の少年は無言のままにレイヤに資料を手渡す
「今、魂刀について調べ回らせていたが…やはりそうみたいだな」
-
>>945
ヤナギ「厄介な相手やな……」
ライタ「魂の波動を込めた一撃でも駄目なのか?」
-
>>945
(か、可愛い〜)
「よろしくね氷真君」
お姉さん気取りの神鳴
-
>>946
「お前らも少しは調べてみろ」
ヤナギに言いながらライタに向く
「効果的でないわけでないが、やはり密集度の関係から刀の方が良いかもしれない」
-
>>947
氷真「よろしくお願いします、薫お姉さん」
薫よりも小さく華奢な少年は、軽く会釈をすると薫達の横に控えた
氷刀の里の特徴か、レイヤもそうだが白銀の髪に青い眼が印象的だ。
-
(魂の波動っていうのはなんなのだろう。技の名前っぽいけど、謎だなぁ)
知らないことがいっぱいの神鳴
>>949
きゅうんんん
「可愛い〜弟が出来たみたいだよ〜・・・は、私は何を」
妄想が口から漏れ出したのに気付いていない
-
>>948
ライタ「だけど出すのは駄目なんだろ?」
ルキ「……ならば奴らより先に我が里に行き大書庫で調べてみてはどうだろうか」
-
>>950
「魂の波動ちゅうのは魂の鍛練を重ねて出せる様になる一種の力や」
ルキ「努力さえすれば君でも扱えるさ」
-
ー道中ー
「わしらが動いておるというのに、長が揃いもそろって里を空けるとは
呑気なものじゃな」
酒瓶を懐から取り出し、ゆっくり行軍中
-
>>950
絶水「…あー…氷真は見ての通り若いから、いろいろと面倒を見てくれれば俺も助かるぞ」
気付かないふりの絶水
氷真「…」
場を弁えてか、姿勢を崩さずに声も出さないが薫と絶水のやり取りを見ている。
>>951
「魔天楼が手駒をまだ増やすつもりならな…だが、極端に言えば奪われなければ良い」
「書庫か…確かに、各地に散らばった情報を集めるだけでは限界はあるが…次に奴らが来る場所にあえて向かうのはどうか…」
-
>>952
「はわっ、考えてることを読まれた!」
びびる神鳴
「魂の鍛錬っていうのが難しそうですね。それに寿命が縮まりそうな響きが」
-
>>954
「わ〜い、任せてください絶水さん!」
熱い眼差しな神鳴
-
>>953
月下「大方、今後の対策の為に一度集まっているんだろう」
名残雪「無駄な事だとは思うがね…」
道中で買った歌集を読みながら歩く名残雪
白夜叉「しかし、旅の武芸家は無謀な者が多い」
道中で旅の戦士相手に仕合を三度制した白夜叉
-
>>957
「あそこは確かに攻めにくい地形じゃからな。すぐには辿り着けん」
月下に答えた後、髪を掻き上げる
「相手との力量差が分かっているからこそ、敗れても本望なのじゃろう。
武士とはそういうものじゃ」
-
>>954
ルキ「しかしこのまま野放しのままには出来ん……」
ライタ「どのみち戦うなら先手を打つ方が良いんじゃないか?」
-
>>955
「そんな危険なもんやない、簡単に言うと精神を鍛えよ…ちゅうやつと同じや」
-
>>956
絶水「そ、そうか…まあ見ての通り無口で愛想が無い奴だが相手をしてやってくれ」
氷真「…」
確かに、愛想笑いすらなく氷真は薫を見ている
>>959
「たしかに言う通りだな…よし、ならばルキの言う通り土刀の里に向かおう」
>>958
月下「土刀か…女しか生まれぬ種族と聞いていたが、長い年月でどうなったか…」
名残雪「女しか、か…艶やかな風景が見れそうだな」
卑しさも下心もない素直な発言
白夜叉「武士か…分かる気がするな」
-
>>960
「精神を、成る程。勉強になります」
>>961
(氷刀の里の人って、無愛想な人が多い気する。
いや、私の周りの人だけが特に)
新発見の神鳴
-
>>961
「ふふん、お主もやはり男じゃのう」
名残雪を見てニヤニヤする五月雨蜂。まったく気持ちが読みとれていない
「白夜叉は、なんだか正統派っぽいからの」
一人納得して頷いている。
-
>>961
ルキ「奴ら必ず『四十日谷』で迷うはずだ。私ならそれより先に早く行ける道を知ってる」
-
>>962
絶水「…何か余計な事考えてないか?」
例外の絶水
氷真「薫お姉さん、未熟者ですがよろしくお願いします」
目上の人間にするように頭を下げる氷真。
>>963
名残雪「サツキ、美しいものは愛でるべき存在なのだよ、歌も華も同様に…無論、お前もな」
歌集の読んでる頁ほぼ音読な台詞
白夜叉「正統派って何だ?」
月下「そろそろ日も暮れてくる、宿を捜すがあまり目立つなよ」
>>964
レイヤ「確かに、あそこなら多少時間は稼げるな…よし、すぐに準備をするぞ」
-
>>965
「い、いえ何も」
ドキドキ
「こちらこそよろしくね氷真君。何かあったらなんでも聞いてね?」
-
>>965
「お主はもうちっと、雰囲気というものを勉強せい」
おでこに手を当て顔を横に振る
「いや、こっちの話じゃ気にするな」
白夜叉の問いははぐらかした
-
「……」
ベッドの上で眠っているディッセンバーへ視線を向ける。
「そろそろ起きてもいい頃だが……」
-
>>968
「……くっ、うう……」
意識が戻り起き上がるが左腕に力が入らずベッドに崩れ落ちるように倒れた
「左腕が……交換しなきゃ駄目みたいだ……」
-
>>969
「起きたか。具合はどうだ?」
青髪の男が無愛想な表情でディッセンバーへ問いかけてきた。
ディッセンバーはこの男に見覚えがある筈だ。
バトルドランカー・トーナメントで拳を交えた相手、アイクである。
-
>>970
「……あ、あなたはアイクさん……でしたっけ……」
-
>>971
「ああ、そうだ。あんたは確かディッセンバー選手だな?」
頷いて答える。
「……いきなりですまんが、質問だ。
聖果隊と名乗る連中に襲われた事は覚えているか?」
-
>>972
「……ええ、いきなり襲われたまで覚えているのですが……」
-
>>973
「なら話が早い」
「連中はあんたに何か取引を持ちかけてこなかったか?
例えば、あんたの力が欲しいとかなんとか」
-
>>974
「実はそのへんの記憶なんですがどうやらダメージのせいか全く思い出せないんです……」
-
>>975
「……そうか。覚えていないなら仕方ない」
ふう、と溜め息を漏らす。
表情は変わりないが、多少落胆してしまったようだ。
「俺は、あんたを襲った連中……聖果隊と戦うつもりだ。
その為に戦える仲間を募っている。戦力ならいくらでも欲しいぐらいだ」
「あんたが良ければ、俺に協力してくれないか?」
-
>>976
「僕で良ければ…と言いたいのですがまずは一度アーカムシティに帰ってからではないと」
左腕をぶらぶらと見せる
「メンテナンスと総帥にこの事を説明しなければなりません」
-
>>977
「ああ、分かった」
「あんたの都合が良くなってからでいい。
焦る必要はない……と言うわけでもないが無理は言えん立場だからな、俺は」
-
>>978
「僕も出来るだけ協力できるよう総帥にお願いするつもりです。あの人がなにを考えてるかわかりませんが見過ごす訳にはいきませんから」
-
>>979
「総帥という人物が誰なのかは分からんが……何にせよ期待してるぞ」
ふ、と僅かに笑みを浮かべる。
「今のあんたの状態を考えるとアーカムシティまで付き添った方が良いんだろうが……
聖果隊の情報がいつ入るのか分からん状況でな。付き添いは無くても大丈夫か?」
-
>>980
「はい、なんとか帰れなくはないので…」
-
>>981
「分かった。気をつけてな」
「あと宿賃は気にするな。こっちで既に支払いは済ませてある」
と、微妙にどうでもいい所をフォローする。
-
>>982
「すみません、この恩はいずれ必ず……」
そう言って宿を出ていく少年
-
>>983
「……恩を感じてもらうほど大した事をしたわけでもないんだがな」
出て行くディッセンバーを見送った。
-
(帝都・ウィル邸の前に一台の馬車が止まる)
-
>>985
「なんの音?」
その音を聞きつけて玄関までふよふよ。
-
>>986
(家の前には綺麗な馬車が止まっている そしてその中からは…)
「はぁ…久しぶりに家に戻ってこれましたね」
(長らく帰っていなかったヒルダが出てきた)
-
>>987
「きれいな馬車……。
あっ!!
ウィルおにいちゃーん! アシュおねえちゃーん!
ヒルダおねえちゃんが帰ってきたよー!!!」
いそいで"家族"を呼びに飛んでいく。
-
‐南大陸‐
一年と数ヶ月前まで星の智慧に蹂躙されていたこの土地も、至る所で復興が進み賑わいが戻って来た。
大国が滅び、辛うじて生き残った首都を中心に各地で『都市国』のような形態が作られて行く。都市同士が交流を結び発展していく新たな時代に生き残った人々は期待に胸を膨らませていた。
…しかし、この土地にも新たな問題が発生していた。
突然、各地に出没するモンスター達が一斉に凶暴、凶悪化するという事件が起こっていた。
これにより都市同士の交流が物質の流通が困難になり、小規模な街は復興間もないというのに壊滅の危機に瀕している場所もある。
事態を重くみたかつての大国の首都…『中央都市クレシェンド』はモンスター討伐の為の部隊を設立するが、中々ままならい状態だった。
各都市も同じように防衛の手段を練るが不安は拭えない。
そして舞台は中央都市クレシェンドから東にある『学園都市アレグレット』から始まる…
学園都市アレグレットは、学生達が運営する学問と技術の都市で、今日は新たな新入生達が迎え入れられる入学式ならぬ『入都市式』だった。
-
>>988
(ヒルダが帰ってきたと聞いていてもたってもいられず、大慌てで家の外へ飛び出すウィル)
…ヒルダ、おかえり
(笑顔で出迎えるウィル)
-
>>990
「ヒルダおねえちゃん、おかえりーっ!」
とてもうれしそうにヒルダに擦り寄るすみれ色の光。
「あたいやおにいちゃんたちにないしょでどこに行ってたのー?」
軽くすねてそうだけどね
-
>>991
「ただいま帰りました…ごめんなさい、心配をかけて」
ウィルとビオラを抱きしめる
「お姫様を探しに行ってたの…もう見つけたから帰ってきたの ごめんねずっと留守にして…」
内緒で行ってしまったため、ビオラに謝るように言う
-
>>989
「今年はどんな新入生が入ってくるのか。あまり期待はしていないが」
金髪をショートカットにした女生徒が、腰に手を当てその行事に参加している。
顔立ちははっきりしていて、目元にはその意思の強さが表れている。
-
>>992
「それならそうだって、教えてくれればよかったのにー!
ないしょで行っちゃうんだもん……。
あたいもお姫様のことしんぱいだったんだよっ」
-
>>989
(あ〜あ、早くおわらねえかなぁ、なんとなく参加しちまったけどさ)
この冴えない顔の男もまた、在学中の生徒として式に参加していた。
目線はあさっての方向を向き、とても退屈そうだ。
-
>>994
「ごめんね、でも危ない目にあわせるわけにはいかなかったから…いい子でお留守番してた?」
優しくビオラを抱きしめる
-
>>993
彼女こそ、学園都市を守る防衛部隊の一つ、第十八小隊の隊長である。
しかし十八小隊は人員の少なさやメンバーの性格など諸々が問題視され、現在解散通告が何時来てもおかしくない状況だった。
故に、この入学式に来る新入生の武芸科ないし魔術科の人間をスカウトしなければならないのだが…。
腕がありそうな新入生は既に有力な部隊がスカウトしてしまっているのだ。
>>995
式は形式にそって進み、今から学園生徒会長…つまりこの学園都市の支配者が新入生に入学の祝いを述べるところだ。
-
>>996
「うん、ずーっといいこにしてたよ。
……ヒルダおねえちゃん、おけがとかしてない? こわくなかった?」
ヒルダの強さを知っていても、心配なの。
-
>>997
「フンフフ〜ン♪」
陽気に口笛を吹いていると、会長の祝辞を聞こうと思っているほかの生徒にギロリと睨まれた。
なんとも気まずい表情で、嫌々ながら静かにステージへ目を向けた。
-
>>997
「良い新人がいれば引き入れたいとこだが、概ね他のところに取られてしまっているか」
彼女は一年生の時点で小隊員に選ばれるなど才能があったが、所属していた小隊を脱退して
自分で小隊を立ち上げた。
だが、メンバーはまとまりがないのが現状である。
彼女の名はシカゴ・クロックベル
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