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緊急投下用スレ

76謎のミーディアム:2006/11/11(土) 22:41:49 ID:IGW8U6VE
>>75
「チビ人間!!くっ……何で翠星石の体は動かないですか…?動くですよ…チビが……チビがっ…」
翠星石が懸命にJUMに治癒を施そうと体を動かそうとするが、全く動く気配がない。それどころか、
翠星石は意識すら今にもブラックアウトしそうだった。
「あっけないわね、坊や。さ……後はお姫様も殺って終わりね……!?」
膝をつく真紅に向かうケレニスが横からの気配に体を捻る。その刹那、大きな剣がケレニスの長い黒髪を
数本舞わせる。その眼光の先には、蒼星石。
「真紅はやらせない!!」
上段から振りかぶってケレニスの頭目掛けてレンピカを振り下ろす。決まった、かわせない。
「なっ………」
しかし、それは完全に振り下ろせればの話。ケレニスの手は蒼星石の手首を片手でしっかり握り、
剣を振り下ろさせないでいた。そして、もう片手で蒼星石の腹部に触れる。
「邪魔よ……爆ぜよ残酷な太陽  灼熱の光を発せ。サンバースト…!!」
掌から発せられた膨大な火の魔力。それは、小さな太陽をも思わせる熱量。目も眩むほどの爆発と
一緒に蒼星石は宙を舞った。
「JUM……蒼星石……翠星石……」
「死んだわね。さ、お待たせしましたお姫様?」
コツコツおケレニスが足を進める。真紅の目はケレニスを鋭く睨んでいた。
「ふふっ、いい目ね…その目を潰せると思ったら……ふふふっ、こんな快感ないわね…」
ケレニスが真紅に掌を向ける。その顔は狂気に滲んでいた。
「ケレニス……私がここで倒れても…残った意志が貴方達をきっと倒すわ……」
「そう……じゃあ、それを期待して待ってますねお姫様?では、死になさい?」
真紅はギュッと目を瞑る。ケレニスの掌から今に魔法が放たれる。その時だった。地中から現れた薔薇の
蔦がケレニスの体を体を羽交い絞めにする。棘のある蔦は、ケレニスの皮膚を突き破り傷を負わせる。
「なっ……!?一体誰がこの私に傷を…!!」
「う……それ以上真紅達を苛めたら……絶対絶対許さないの!!!」
To be continued




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