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緊急投下用スレ

75謎のミーディアム:2006/11/11(土) 22:41:11 ID:IGW8U6VE
>>74
真紅、JUM、翠星石、蒼星石が4方向から囲んでケレニスと対峙する。
「私が?ここで?随分大きく出たわね、世間知らずのお姫様は……」
「貴方こそ、4人を相手に勝てると思って?まさか、卑怯とは言わないわよね……」
ケレニスが、順々に4人を見回す。そして笑った。
「あっはははははは!!卑怯?たかだか4人くらいで?ふふっ……お姫様?貴方は私を甘く見ているようね。
丁度いいわ……2人だろうが4人だろうが関係ない事を……」
ケレニスが両手を真横に広げる。右には翠星石。左には蒼星石がいる。
「教えてあげるわ!!コーンオブコールド!!」
片手ずつ、2本の氷の剣を作り出し放つ。そして、そのまま90度体を動かし真紅とJUMにもコーンオブコールド
を放つ。そして、間合いが離れたのを見ると詠唱に入った。
「死を運ぶ冷たき風よ 罪深き者を無慈悲に葬れ……ブリザード!!」
それは幻想的ともいえる光景だった。アデン王国には、一部の地域を除けば雪というものとは無縁だった。
雪に無縁なら、吹雪に縁があるわけがない。ケレニスの魔力は、極寒の吹雪をも作り出した。
魔力の宿った冷気が、広い範囲で真紅達に襲い掛かる。
「さむっ……いたっ……からだが……」
冷気に晒され、真紅は体の自由が利かないでいた。ホーリエを持つ手もガタガタ震えている。足を動かそう
にも、足の筋肉が完全に麻痺している。
「ぐっ……真紅……真紅……!!うああああああああああああ!!!」
それでも、無理矢理体を動かしたJUMはケレニスに襲い掛かる。ケレニスはそれを見てクスッと小さく笑う。
「頑張るわね、坊や。でも寝てなさい。大地よ隆起せよ 汝は荒れ狂う地霊の咆哮…イラプション。」
ケレニスの足元を起点に大地が盛り上がりJUMに襲い掛かる。
「これ…くらいで……ぐああっ!!」
JUMは盾を全面に押し出して突進して魔法を迎え撃つ。しかし、ブリザードでダメージを負った体はイラプション
を防ぐには余りに脆かった。隆起した大地にJUMは大きく吹き飛ばされた。




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