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緊急投下用スレ
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>>21
しかし、そんな彼の考えを打ち壊すようにザキエルは続ける。
「ほう?つまり君は科学者でありながらその確立を予想できていなかったのか。
おかしい話だな?科学者や発明家とはそういうことを事前に予想するものだと
思っていたが、いやはやそれは恐れ入った。君はそれさえも予想できない
ただの痴れ者だったのか」
冷笑、侮蔑の視線がベジータを射抜く。
「この魔術師達の結社の中で君のような科学者はやはり無能でしかないようだ。
ベジータ、どうだい?今から野に降りて天気予報の真似事はいかがかな?
君のような無能にはそれがとても御似合いだと思うのだが?」
無能、その言葉にベジータの怒りが沸点に達する。
「貴様ァ!言わせておけば抜けぬけとよくも!」
「本当の事だろう?無様に負けて無様に逃げてきた君には」
「な……なんだとぉ!?」
くすくすと嗤うザキエルにいよいよそのM字に後退しかけた額までをも
真っ赤にしてベジータが憤怒する。だが、それでも彼は殴りかかるような
真似はしない。科学者でありながら身体能力が常人を遙かに凌駕する彼でも
魔術師の力の強大さは知っている。
怒りに震えていても、怒りに任せ殴った結果がどうなるかは理解している。
歯を食いしばるベジータ。
「―――お止めなさい二人とも」
睨み合う二人の間を少女の一言が切り裂く。それだけで空間が凍りつく。
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