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緊急投下用スレ
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>>9
彼女は僕の目の前に立って微笑みかけてくるので僕もそれに倣い立ち上がる。
「あ、座っていてても……」
「いや、良いよ。片っぽが座ったままなんて何かみっともないし」
「そう。それじゃ、まずは貴方にありがとうって言わなきゃね」
「あ、いや、お礼なんて――」
「ううん、そんなことない。貴方がいなかったら私と雛苺は死んでたかも
しれなかったもの。だから、これは真っ当なお礼。それにここまで私達を
運んでくれたんだし、だから、えっと……」
「ん?」
「あ、ううん。貴方の名前、聞いてなかったから」
「僕は桜田ジュン。しがない、ただの高校生だよ。ま、今は成り行きで真紅の
ミーディアムをやってる訳だけどね」
「そう。では、私も自己紹介させてもらうね。私の名前は柏葉巴。
雛苺のミーディアムをしています」
そこまで聞いて僕は今、この目の前の少女がトンデモナイ事を
言ったのに気づいた。
「え?えと、今、なんて?」
「え?わ、私は柏葉巴でって……ああ、そっか!うん、桜田君が思ってるとおり
私は柏葉財閥の人間で、一応、次期総帥です」
凍った、脳みそがこれほどまでにないほどガチガチに凍り付いた。
柏葉財閥、ここ桃種市に本拠地を置く超がつくほどの巨大企業。
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