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TSFのSS「ターニング・ポイント」

18luci★:2016/11/26(土) 00:33:55 ID:???0
 高遠の目に男が映る。狭い自分の足の間で膝立ちになった姿。ベルトを緩めジッパーを下ろして徐に下着も一緒にズボンを下ろした。肉の槍とも言えそうな異形のモノ。二十センチはあるだろうか。張りだしたカリの下には半球状のふくらみがいくつもついている。
(な、なんだ、それは――)
 女の快楽がこれ程と思っていなかった高遠は、殺されるくらいならば少しは未知の体験をしてもいいか、とも思っていた。それが自らの研究の成果の一旦でもある性別の転換ならば、体験自体がその検証でもあると、納得しようとしていた。しかし、目の前の異形のモノはそれを吹き飛ばしてしまった。それで身体を穿たれ、掘り返され、抉られる。自由を奪われされるがままに蹂躙される。これこそが拷問だと知った。恐怖に身が竦み腿を閉じようと再度試みるが、男の身体が邪魔をする。
 それまで上気していた女の顔から血の気が引くのを、男は見て取った。男の顔は益々酷薄な笑顔を見せた。子どもが虫をバラバラにして楽しむような。
「これがお前の中に今から入る。耐えてみせろよ、ここまで来たらな」
 男には既に、女が敵対勢力の人員ではないと解っていた。これ程初心な工作員などいやしない。本当なら今すぐ排除して次の行動に移るべきなのだが、何かが違うと囁いていた。相手を嬲り支配下に置けばその一旦が分かるかもしれない。
(……それに、処女にコイツをぶち込むのは初めてだからな)
 男が身体を前に倒すと、高遠の視界一杯に顔が広がる。男性にこれ程間近に迫られることなど経験はない。かと言って女性もないが。
(ち、近いっ。あっ)
 顔を背けた瞬間、スカートが捲られ下半身が空気に曝された。そして男の顔が離れる。
(! むり、無理だっ、そんなモノ入らない、入る訳が?!)
「んんん〜」
 拷問具の先端がくちくちと女の濡れた花弁を撫で上げ、頂上にある肉芽を嬲る。恐怖と緊張からか先ほどより感覚は鈍くなっていたが、それでもうめき声を上げるに十分な刺激。感じている訳じゃないと心で強がっても、身体はついてこない。
 息粗い女を見ながら、男は小さな襞穴に拷問具の狙いを定めた。女の目は見開き、その後の動向から離れないように見える。その姿が声を上げて笑いたいくらいの愉悦になった。
「あえお! んりっ、あいああい!」

19luci★:2016/11/27(日) 21:33:43 ID:???0
 大きな槍の先端が狭い肉穴にくちゅっとつつく。恐怖で反応する様が面白く、そして滑りをよくするために数回同じことをした。
「一気にいくか? それともゆっくりとがいいか?」
 その二択に明確な差異などない。何れも肉を裂き、割り開いていく。それに異様に巨大なのだから、通常の破瓜の痛みとは比べ物にならないだろうことは容易に想像できた。どちらも嫌だと高遠は首を振る。
「お任せ、か」
 そう言うと男はほんの少し腰を進めた。それだけで痛みが走り呼吸を止めてしまう。
(むり、痛いっ、入らない、物理的に無、ぅああっ?!)
 亀頭の半分だけ入った状態で一度静止し、そしてカリ首まで埋没させた。それだけで内臓が上に押し上げられる感覚があった。無理やり広げられた襞穴は、その折り畳みすべてを使っても切れそうな程に張り詰めている。
「あ、あ、あぅ」
「どうだ? 初めての男は。もう少し進めば処女膜も引き裂くぞ、もっとも既に遅いかもな」
 膣が引き裂かれたのか、処女膜が破れたのか、僅かな出血があった。しかし高遠からはそれは見えない。
 その言に高遠は男を睨んだ。が、それが合図とばかりにゆっくりとした挿入が再開される。
 ゆっくり進む巨大な拷問具は、膣を引き裂きながら激痛を高遠に与えた。それは皮膚をナイフで刺されるような熱い痛みではなく、内臓を破壊しているかのようだった。男が男に犯される精神的な苦痛を感じる暇さえない。ぎゅっと握りしめた手は爪が掌の皮膚を破っていたが、それさえも分からない。きつく閉じた目は暗闇の中で稲妻が走り、目尻から涙が出て頬を伝う。身体中の筋肉を収縮させて、男の拷問具に膣肉をぴったりとまとわりつかせてしまう。そしてそれがより一層、痛みを与えていた。
 どこまで入ってくるのか、痛い、と、それしか高遠は考えられなくなっていた。もう、声も出せない。
 半球状のふくらみが膣口をくぐる度に、女の身体がびくびくと反応する。結合部を見れば限界まで張り詰めた膣口は真っ赤になっている。それでも自身の肉棒と膣の密着度がありすぎて、破瓜の血は女の体外へ出てきていない。明らかな抵抗があってそれを破壊し進んでいるのだが。

20luci★:2016/12/05(月) 20:52:29 ID:???0
 襞壺より明らかに長い拷問具がゆっくりと突当りまで到達していた。異物感どころか体内の臓物が横隔膜に向かってせりあがってくるような感覚。それでも男の道具はまだまだ全て入り切っていない。
「どうだ、突き当りだ。何か言うことはないか?」
 一応、目の前の女が何かを吐くかも知れない体で尋ねる。が、息も絶え絶えにもかかわらず、睨み返してくる女に男の嗜虐心に火が付く。
(くぅうっ、痛いっどころじゃ、ない、なんて、屈辱的、なんだ)
 目の前の男は、自分に対する、というより女性に対しての暴力そのもののように思える。肉体的な暴力だけでなく、精神的にも責められている。この無力感や遣り切れなさが女性が感じているものなのか。高遠は我が身で感じて始めて、女性の弱さを知った。
 そんなことを一瞬考えていると、すっと男が腰を軽く引く。高遠の顔に少しの安堵が生まれた。けれど、それは早合点というものだった。
「! ふっんん、ぐっ、んっ」
 男が子宮口に亀頭がねじ込まれんばかりに急激な腰使いを始める。それまで埋没できなかった拷問具は、勢いに任せて全てが埋め込まれる。子宮ごと小腸や大腸、胃まで腹腔内を持ち上げていく。それを一気に亀頭だけ残して引き抜く。血と愛液が混じりぬらぬらした拷問具が顔を覗かせ、そしてまた突き入れた。
 襞は外へ内へとその度に掻き混ぜられ、突き入れられれば喉元から内臓が出てしまうのではと恐怖すら感じられる。内臓自体に痛みはないが、振動が胃を痙攣させ胃液が喉元に溢れてくる。酸で焼ける喉と鼻腔の痛みで涙が溢れてくる。
 無理やりに胃液を飲み込まないと咽てそれこそ生命の危機に陥りそうだった。さっきまで股間を嬲られていたような快感はここになく、本当にただ拷問を受けている。そこには「耐えよう」という意識しかなく、その他は思考に入ってこない。
 男は態と、高遠を「穴」として褒め、突き入れる。その度にそれがギュッと締まるのが面白くてたまらないのだ。言葉に反抗しようと身体を動かすからだったが、それすらも「感じている」と罵りの道具に使う。
 処女だった女の狭い襞穴は強烈に男を締め付け、やがて射精感が募っていた。

21luci★:2016/12/10(土) 23:05:23 ID:???0
 中で出す、という行為は男性にとっては征服欲を満たす、あるいはその行為の最終目標なのだろうが、女性にとっては屈辱的で、自らの存在価値を貶め、死にたくなるほどの嫌悪でしかない。
 では、性が反転している場合はどうなのだろう? 被征服欲が満たされつつ、至福なのか。それとも嫌悪と屈辱、そして被支配なのだろうか。
 それが何によって為されたのか、それにもよるし、自ら進んで性を反転させたかにもよるのだろう。
 高遠の場合は、何もできないとういう被支配と屈辱でしかなかった。男の拷問具を受け止める自らの身体すら呪いの道具としかならない。支配される屈辱。女性でなければそんなことは受け入れる必要さえもない。ただの屈辱感と嫌悪感。
 いきなり目の前の男がうめく。そして、自分の中の道具がより一層固くなったかと思えば、身体の中にビシャビシャっと何かが引っかけられる感覚が襲う。目の前の男の身体が、自分の胸元になだれ込み、身体の中ではしきりに痙攣している。それが何の意味があるのかは、高遠にもわかり切っていた。

22luci★:2017/07/01(土) 21:10:14 ID:???0
 男の上体が離れると、下半身で感じていた圧力も少しだけ減ったように思えた。それが男が萎え始めたからか、高遠の身体が弛緩したからかは判別できなかった。
 男は無言で高遠の髪を掴み、股間が見えるようにした。
「う、んん……」
 ヌルっと拷問具が出ていこうとするとそれだけで処女の残骸に引っかかり痛みが増した。
 血液と粘液でぬらぬらと光る男自身を眼前にし、呆然と犯された事実だけを感じていた。
「どうだ? 初めての感想は? えらく感じていたからな。よかっただろう」
 勝手な言い分に、息は荒かったが抗議するように男を睨む。それで力が入ったのか下腹部からどろりと何かが垂れてきた。
(う、これ、は――?)
 膣口から会陰を通って肛門まで垂れてくると、男が口を開く。
「お、結構出たな。処女喪失早々で、これは孕むかもなぁ」
 下卑た目つきでそれを眺めてから、髪を掴んだ手を自分に引き寄せ高遠の目を見て言った。
(はら、む? 誰が? 私、? まてっ確かに完全に女性だ。だからって、まだ生理だって――いや、排卵の後だから、いや、周期は? どうなって――)
 理論的には孕む筈ではあるが、それが自分に起こるとなると信じられない、信じたくないと思ってしまう。
 嫌悪と怒りを宿した目つきから困惑と焦りに色を変えた女の目に、男は愉悦と嗜虐心が煽られていく。少しばかり力をなくしていた肉棒に再び力が漲っていく。
「? !ぎっぃ」
 女の目だけを見ながら、男が突き入れ抜き出し、力の限り腰をぶつけていた。初めより自らの精液と破瓜の血で滑りがよくなり、狭い膣と相まって快感は大きかった。
 高遠はと言えば、終わったと思っていた拷問が再開され、今度こそ死ぬかもと思いながら身を堅くするほか術がなかった。


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