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「お義母さんは元・正義のヒロイン」
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「お義母さんは元・正義のヒロイン」
:2006/07/05(水) 00:07:50
土曜日までがすごく待ち遠しく、久しぶりに保存していた映像や、写真週刊誌の切り抜きを引っ張り出し、
何度もオナニーをしてしまいました。
その時気づいたのですが、確かにマスクから覗く目元などが栞に似ていなくもないと思いました。
そして、ついにその日がやってきました。
「いらっしゃい!」
栞が私を出迎えてくれます。
「上がって! 謙一さん」
そう言って彼女は私の腕に手をからませ、リビングへと案内します。
「お母さん呼んでくるから、待っててね」
栞が部屋を出ると、だんだん心臓の鼓動が激しくなってきているのがわかりました。
私は一人リビングのソファに座り、落ち着かない様子でドアが開くのを待っていました。
ついに……いよいよ二十年振りにフラッシュレディに逢えるのかも……
もちろん、栞の冗談なのかもしれません。しかし……
「とにかく、実物を見れば嘘か本当かわかる。絶対だ」
私は自信がありました。二十年たっていようが、彼女を見間違えるはずはない、と。
やがて、ドアが開き栞が顔を覗かせました。
「はい! お待たせしました。お母さんで〜す!!」
「はじめまして。栞の母の由加里です」
私はしばし呆然としました。
間違いない! フラッシュレディだ!!!
見間違えるはずがありません。あの目元、あの唇。二十年前と変わらぬ美貌でした。
いや、胸のふくらみや腰まわりの肉付き、そして成熟した女の色気とは、
当時以上に私の嗜好を満たすものでした。
「あ、加納謙一です」
私はそう挨拶します。
この時点ですでに心は決まっていました。
栞と結婚しよう。そして、同居するんだ。
フラッシュレディとひとつ屋根の下に暮らす。そんな夢のような生活が待っているんだ。
そう思うと居ても立ってもいられず、気がついた時にはこう言っていました。
「お、お義母さん! 栞さんと結婚させて下さい」
それから半年後私は栞と結婚しました。
次男坊だった私は、いわゆるマスオさんとして義母と同居をすることにしました。
もちろん私の希望です。
栞も義母も大変喜んでくれました。
しかし、それ以上に私は義母由加里さん、いえいえフラッシュレディと暮らせるということで、
天にも昇る心持ちだったのです。
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