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お母さんは正義のヒロイン 避難所

1管理人:2006/04/05(水) 00:54:06
「お母さんは正義のヒロイン」本スレの避難所です。

規制で本スレに書き込めない。
荒らしのせいで鬱…本スレに書き込むと更に荒れそうな悪寒が…
そんなときこちらへどうぞ。


*荒らしと思われる書き込みは、勝手ながらこちらの判断で削除させていただく場合があります。

162堕ちるウル母:2006/08/21(月) 22:58:45
ここはM78星雲から遠く離れた暗黒星雲。
その中にかつて光の天使の最上位の大天使長にありながら神に反旗を翻して闇に堕ちたルシファーが治める星、惑星ルシフェルがある。
「ここね、タロウが消息を絶った星は」
惑星ルシフェルに降り立った一人のウルトラ戦士が呟いた。
廃墟のような宮殿以外には草木の無い荒れ果てた大地を見渡すがタロウの痕跡は見つからない。
「ようこそ、ウルトラの母」
不意に背後からの声に振り返ると惑星ルシフェルの主、ルシファーが立っていた。
(いつの間に背後に・・・)
「お待ち致しておりました、私が後ろに居たのも気が付かれないほど長旅でお疲れのようだ、じっくりとおもてなしいたしましょう」
ルシファーはウルトラの母の足の先から太もも、股間、腰まわり、そして重たげに揺れる乳房を視姦しながら言った。
「お断りします、私がこの星にきた理由がわかっているようね、タロウはどこ?隠し立てすると許しませんよ」
ウルトラの母は背後を取られた動揺を隠すように一気にまくし立てた。
「ん?タロウ・・・ああ、あの元気のいい坊やをお探しですが、ご安心ください、丁重におもてなししていますよ、ええ、そりゃあもう丁重にね・・・」
不適な笑みを浮かべながらルシファーが言う。
「さあ、こちらです」
ルシファーは踵を返して歩き出した。

163堕ちるウル母:2006/08/21(月) 22:59:58
「あ、待ちなさい」
ウルトラの母も慌ててついていく。
(ウルトラの戦士である私に無防備にも背を向けて・・・今だわ)
ウルトラの母はルシファーを背後から押さえ込もうと飛び掛った。
しかし、ルシファーの身体に触れたウルトラの母の手は空を切った。
(なぜ???)
と思った瞬間逆にルシファーに後ろから羽交い締めに。
「おやおや、御戯れがお好きなようですね。宇宙の聖母と言われるお方がはしたない・・・」
ルシファーは背後からウルトラの母の耳元に語り掛ける。
ルシファーの左手はウルトラの母の左脇の下から伸び、熟れきり重たげに揺れるウルトラの母の右の乳房を下から上に持ち上げるように掴んでいる。
そしてルシファーの右手は張りのあるウルトラの母の右太股を撫で回す。
成熟した女性でありながらつんと上向いた双尻はその割れ目にルシファーの股間を擦り付けられ嫌でもその存在を感じさせられている。
「ああ、だめ、放しなさい!」
ウルトラの母は身悶える。が、ルシファーの毛髪が生き物のように動き出し、もがく母の両手を絡めとり頭上へと縛り上げる。。
「なぜ、背後の貴女の動きを察知し、逆に背後を取れたのか不思議ですかな?」
「私はもともと神に最も近い存在として唯一神の右側に座ることを許された存在、光の天使として最高位の大天使長を務めた者、そして、今は闇の世界の絶対君主です。」
「つまり、光の戦士であるウルトラ一族と同等の力を持ちながら闇の力も備えているのです。光と闇を操り貴女の視界を惑わすことなど造作無いこと」
ウルトラの母の首筋にヌメル長い舌を這わせながらルシファーが語り出す。
ウルトラの母の首筋にはルシファーの甘い香りのする唾液が幾筋も滴り浮き出た鎖骨を濡らし豊かな胸の谷間へと垂れていく。
「ああ、いや・・・」
両手を頭上に縛り上げられ、背後から首筋を舐められると言う屈辱的な姿勢から逃れようとするが次第に身体に力が入らなくなってくる。
「私の体液、体臭には特別な効果がありましてね、余計な力が抜けて気持ちよーくなって来るんですよ、堕落は魔界一の美徳ですから・・・、どこかの世界では『媚薬』というみたいですがね・・・」
(そんな、でも確かに力が抜けて、それに舐められて気持ち悪いはずなのに、はずなのに、身体が熱い、どうして・・・)

164堕ちるウル母:2006/08/21(月) 23:02:07
ウルトラの母は戸惑いを隠せない。
「種明かしをしましょうか。母よ、貴女が降り立ったとき私は貴女の影の中に潜んでいたのですよ、闇の力を使ってね。そして潜んだまま光の力を使って私の幻影を映し出し貴女に声を掛けたのですよ。そして背を向けて歩き出した。いやー下から見上げると本当に見事な乳房ですな、せっかくの美貌を乳房が覆い隠していましたよ。歩くたびにユサユサと重たげに揺れて、目を奪われていたら貴女が御戯れを。もっと見ていたかったのですが仕方ないので捕り押さえさせていただきました。」
種明かしの最中もルシファーはウルトラの母の乳房を揉みほぐし太股を撫で回していた右手は腿の内側に移動していく。
首筋を舐めまわしていた舌はさらに伸び豊かな胸の谷間に滑り込み左胸を根元から締め上げる。
「ああ、け、汚らわしい」
首を左右に振りながらウルトラの母が言う。
「本当ですかな?身体はそうは言っていないようですが。御覧なさい、ご自分の乳房の先を。」
言われて視線を自らの乳房に下ろすウルトラの母。
(ああ、なんてこと、どうして・・・)
溢れんばかりの母性を溜め込みはちきれそうなほどにたわわに実った双乳の先端はかつて無いほどに尖りきりその乳輪までもがプックリと大きく盛り上がっている。
そして胸撃つ鼓動に合わせて小指の先ほどに膨らんだ乳首がまるで愛撫を待ちわびているかのようにヒクヒクと蠢いていた。
「いかがです?ご覧になられましたか?両手を縛られ身体の自由を奪われてここまで乳首を尖らせる女性を私は知りませんな・・・」
「下等な宇宙海賊との戦いに御忙しいウルトラの父君とはご無沙汰ですかな?それともこうやって無理やり自由を奪われるのがお好きですかな?」
ルシファーは己の身体の変化に戸惑うウルトラの母に問い掛ける。
「い、いいえ、そのようなことはあり、ありません!」
「ほう、お忙しい中でも父君は愛してくれると?」
ルシファーは畳み掛ける。
「あの方はこ、このような事は致しません!」
「ほう・・・お可哀想に。熟れ切ったこの身体では我慢出来ないでしょう?それともご自分でお慰めになられているのですかな?」
「な、なにを言って、ああ」
ウルトラの母が否定の言葉を言い終える前にルシファーの伸びた舌先が大きく盛り上がる乳輪の周囲を舐めまわした。
「おやおや、敏感なお方だ・・・これではこの先が大変ですな」
「こ、これは貴方の媚薬のせいです、こんなことって・・・。私は感じてなんかいないわ!」
「ん〜、いつ私が感じているかと聞きました?ただ敏感と言っただけですよ。痛いとかくすぐったいとかいろいろあるでしょう。媚薬のせいとはどんな意味です?」
ルシファーは揚げ足を取り嬉しそうに不適な笑みを浮かべる。

165堕ちるウル母:2006/08/21(月) 23:02:43
「そ、それは・・・」
自らの不用意な発言で感じていることを悟られてしまったウルトラの母は口篭もる。
「媚薬とは性感を高ぶらせ発情させるものですよ。宇宙の聖母たるウルトラの母はこのような状況で発情しているのですかな」
追い討ちを掛けるようにルシファーが言う。
「ああ、そ、そのようなこと、あるはずありません!」
ウルトラの母は懸命に否定するが肌から染み込む唾液と甘い香りの媚薬効果に身体中の力は抜け火照りは増すばかり、勃起した乳首はまるで見えない糸に引っ張られているかのように更に突き出している。
(ああ、どうしてしまったの、私の身体は・・・こんなことではいけない、私はウルトラの母、宇宙の聖母なのよ・・・)
懸命に感じまいと、感じていることを悟られまい精神を集中しようとしたとき、内腿をまさぐっていたルシファーの右手がゆっくりとその付け根に向かって撫で上げ始めた。
「ああ、いや!」
(今、そんなところを責められたら・・・)
必死に腿を擦り合わせ手の侵入を防ごうとするが間に合わない。
とそのとき、ルシファーが驚いたような声をあげた。
「おや〜?内股が濡れてようですが?これは汗ですかな?」
やんわりと右手をウルトラの母の目の前にかざす。
その右手はヌラヌラと妖しく濡れゆっくりと指を開くと指の間に糸を引いていく。
「ずいぶん糸を引く汗ですな、それとも・・・なんですかなぁ?ウルトラの母」
わかっていながらあえて聞くルシファー。
(まさか・・・私の身体はこんなにも感じているの・・・)
本来ウルトラ族の女性の股間は常に薄い皮膚に覆われている。理由は敵に敗北しても陵辱を受けないため、敵の子孫を宿さないためだ。子孫を残すときのみ性感の高ぶりと同時に溢れる体液が秘裂を覆う皮膚を溶かし性器が露出するのである。
「ああ、いやあー」
恥辱に耐え切れず頭を垂れるがルシファーに揉み解される右乳とヌメル舌に絞り込まれた左乳しか見えない。
おそらくその下の脚の間は・・・
「しっかり御覧なさい、母よ。」
右胸を揉んでいた左手で下からウルトラの母の顎を掴みあげあらためて目の前に糸引く右手をかざす。
「いかがです?汗かどうかご自分で確かめては?」
そう言うとルシファーは右手で母の顔を撫で回す。
瞬く間に母の顔は『糸引く汗』に覆われていく。
「ああ、いや、お願い。やめっ・ん」
母の言葉が終わらないうちに口の中に指を二本ねじ込んでいく。驚いたことねっとりと舌に絡み付く甘さと香りだ。
(ああ、これが私の味、匂いなの・・・)
「汗ならいいでしょう、お味はいかがですかな?」
「ん、ん、んーーー」
まるでイマラチオのようだ、むろん、夫であるウルトラの父にさえこのような行為をしたことは無い。
まして自分の発情の証を舐めさせられているのである。
かつて無い屈辱にその美貌がゆがんでいく。
「ん、ん、ん」
ルシファーは何度も指を往復させる。母の口元から涎が溢れ顎を首筋を濡らしていく。
「んはぁーーー」
やっとルシファーが指を抜いた。
がっくりと頭を垂れるウルトラの母、だらしなく半開きの口から体液と交じり合った唾液が胸の谷間に流れ落ちる。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「いかかでしたか?やはり汗ですか?」
いつのまにか母の正面に回っていたルシファーは母の顎を掴みあげ問い掛ける。
「はぁ、はぁ、と、当然です。私はウルトラの母です。愛していない者に無理やりされて感じるはずがありません」
ぐったりとしながらも気丈に言い放つウルトラの母。
「おやおや、私は『汗ですか』と聞いただけですよ。まあ、いいでしょう、直に身体に聞くことにしましょうか・・・」
ルシファーは喘ぐウルトラの母の顔を見つめながら呟いた。

166堕ちるウル母:2006/08/21(月) 23:04:59
とりあえずここまで。
いやー投下できる行数とか考えていなかった。orz
ほんと初めてSSに挑戦したけど大変。
いままで職人さん、有難うございました。
また、ちびちび書いていこうと思います。
それでは

167名無しさん:2006/08/22(火) 00:33:00
乙です!
久々に盛り上がってきた。
いまから読ませていただきます。

168名無しさん:2006/08/22(火) 02:32:31
>166
また職人さん光臨!!
なんか嬉しいね。w

169名無しさん:2006/08/23(水) 00:56:27
他作品の作者さんも、続き読ませて!

170名無しさん:2006/08/23(水) 04:08:37
Mellowの作者様。マジで続きをお願いします!

171堕ちるウル母:2006/08/23(水) 21:39:55
少し書けました。
今から投下します。
しかし、スレ汚しになっていないがチト不安。
焦らし責めが好きなのですがなかなか筆が進まず自分で焦れてます。
それでは

172堕ちるウル母:2006/08/23(水) 21:41:19
ルシファーの呟きを聞いたウルトラの母は動揺した。
(なんですって、直に身体に聞くって・・・。一体何をするつもりなの?)
ルシファーの媚薬に犯された身体はかつて無い官能に蕩け熱く火照っている。
両手を縛り上げらていなければ地面に崩れ落ちそうなほどだ。
(ああ、この上更に責められたら・・・、いいえ、耐えて見せるわ、ウルトラ一族の誇りに賭けても・・・)
「さてと・・・どこから聞いていきましょうかね〜」
ルシファーはゆっくりとウルトラの母の周囲を歩きながら熟れた熟女の身体を視姦していく。
「やめて、見ないで」顔を背けながらもルシファーの視線の先が気になる。
(ああ、首筋を見てるわ、やめて、さっき十分舐めまわしたでしょ)
(や、そんなに胸を見ないで、ずっと揉んでいたじゃない、その舌で絞り上げて乳輪まで・・・)
(ああ、だめよ、乳首は、乳首はだめ、お願い見ないで・・・)
(いやぁ、そこから先は、股間は、あそこだけはゆるして・・・)
(ああ、お尻まで・・・)
ルシファーの視線を感じる度に不安が募る・・・
しかし、それだけではない、ただ見られているだけなのにあたかも触れられているかのような錯覚さえ覚え敏感になってくる。
首を見られた時は首筋に先程のヌメル舌の感触が蘇る。
胸を見られた時は先程の揉み解され絞り上げられた感覚が蘇る。
乳輪にも舌の感触が蘇る。。
そしてまだ責められていない乳首は自分で摘んでしまいたいほど・・・
そう、まさにルシファーの視線によって全身を犯されているのだ。

173堕ちるウル母:2006/08/23(水) 21:41:56
「ずいぶんとおとなしくなりましたね。まさか、見られているだけで感じているのではないでしょうね?」
しばらくの沈黙の後ルシファーが言った。
「そ、そんなことありません、お好きなようにしたらいいじゃありませんか、私は、私は光の戦士の誇りにかけて耐えて見せます!!」
いきなり図星を付かれ、狼狽しながらも否定の言葉を口にするウルトラの母。
「そうですか、それは楽しみですね〜、それではお言葉に甘えて」
ルシファーは母に近づくと両手で下から乳房を持ち上げた。
「はあん」
思わず声が出てしまう。
「おお、この量感、たまりませんな。柔らかくてしっとりと手に吸い付いて・・・」
ゆっくりと揉み解していくルシファー。
「ん、ん、ん・・・」
揉み解される度に必死に声をあげるのこらえるウルトラの母。
「乳輪までこんなに膨らませて、だいぶ大きいですな」
盛り上がる乳輪の縁を鋭く伸びた爪が触れた。
「あっ、ああ、いやー」
実は自分でも他のウルトラの女性より乳輪が大きいのでは?と思っていたウルトラの母はコンプレックスをつかれうろたえる。
「淫乱な女性ほど乳輪が大きいらしいですぞ、母はいかがですかな?」
そして爪の先でゆっくりと円を描くように微かになぞりなが言う。。
「あー、そんなの嘘よ。だめ、やめてー」
尖った爪の微かな痛み、少しくすぐったいような感覚、しかし、それらを遥かに上回る快感、胸や乳首が性感帯であることは情事に疎い母も知っていた。
しかし、乳輪までもこんなに感じるとは・・・。
乳輪をなぞる爪先はだんだんとその円を狭めていく、円が小さくなるたびに快感は増していく。
(はあ、感じる、乳輪が、乳輪が、こんなに感じるなんて・・・)
(ああ、だめよ、ち、乳首に爪が届いちゃう)
媚薬によって蕩けさせられた身体。
今乳首を弄られたらどんな痴態をさらしてしまうだろう・・・

174堕ちるウル母:2006/08/23(水) 21:45:21
ここまでです。
一体いつになったらいい場面?に突入できるのか自分でも不安です。
仕事してて、カミさんまでいるとなかなか書く時間が無いです。
筆が遅くてスミマセン。
それでは

175堕ちるウル母:2006/08/24(木) 21:16:40
乳頭を内側から突き上げるような刺激に、ウルトラの母は声を漏らすまいと必死に耐える。
(アアアッ…ど、どうしてッ?…どうしてこんなに疼いてしまうの?)
ルシファーの媚薬により、性感を掘り起こされた豊かな乳房は疼き続け、微かな刺激しか与えてこない爪先の動きに、焦燥感を募らせてしまう。
「ふふふ、いやらしい乳輪ですなあ、乳首もこんなに立たせて、まるで早く触って欲しいと言っているようですよ」
「本当はこのいきり立つ乳首を責め抜いて欲しいのではありませんか?」
ルシファーは爪先で乳輪に刺激を与え続けながら言う。
「ああ、そんなこと、そんなことありません。こんなのでは感じないわ!」
必死に否定の言葉を発するウルトラの母。
「ほう、『こんなのでは』・・・ですか。よほどきつい責めがお好きらしい。もしかしてウルトラの母は普通の責めでは感じない淫乱マゾですかな?」
「な、何をを言うの、私は、私は淫乱でもマゾでもありません!」
「どうですかな?本当は正義の仮面をかぶった淫乱な自分を責め抜いて欲しいのではありませんか?陵辱される宇宙の聖母、いい響きですな」
『こんなの』ではなくて『どんなの』がお好みでございます?」
執拗に言葉嬲りを続けるルシファー。
「ああ、いやー」
(ああ、そんなこと言わないで、私はウルトラの母、誇り高き正義の戦士、淫乱、ましてマゾなんかじゃないわ)
聞きたくないと必死に首を振るウルトラの母。
「それではこんなのはいかがですかな?」
ルシファーは右手の爪で乳輪を撫で回しながら左手を高く掲げた。
(今度は一体、何をするつもりなの・・・)
掲げた左手の上に小さな光の玉が生まれる。
空中に浮かんだ光の玉は中心に穴をあけ徐々にその大きさを広げていく。
あっという間に黄金色に輝く光の輪が出現した。
(あ、あれは・・・なんで・・・)
そう、この光の輪はウルトラ一族が捕らえた悪人や敵を拘束する時に用いる光の輪。聖なる光の輪だ。
「どうしました?不思議そうな顔をして、はじめに申し上げたでしょう。私も光の力を持ち合わせていると・・・」
光の輪は上下に分裂し二つに、また上下に分裂し四つになった。
「さてと、普通ではご満足いただけない淫乱聖母様にプレゼントです、喜んでいただけますかな」

176名無しさん:2006/08/25(金) 09:35:45
続ききてたーっ!
なかなか自分的にツボな展開です。頑張って下さい。続き待ってます。

177>>43より:2006/08/25(金) 18:50:00
“〜聖なる夜”の後半を、専用スレの方に投下させていただきました。
思えば、前回もこうすればよかったですね・・・。
管理人さん、お手数かけてすみません。

さて、次は>>158で書いたように、エースキラー×ウル母になります。
また、1週間ほどお待ちください。

ところで、少々お尋ねしたいのですが、ここって、タイトルは何文字までOKでしたっけ?
英数半角で?
誰か、よろしければご教授下さい。
それでは。

178堕ちるウル母:2006/08/25(金) 21:48:21
>>176
ありがとうございます。俄然やる気が出て来ます。
頑張るです。
今日はカミさんがいるのでコソーリ投下。
まとめて書く時間がないのでコツコツ投下します。
>>177
丁寧な感想、ありがとうございます。
>ウル母に対する思い入れの強さ強さが感じられます。
これにはちょっとした理由があって・・・チト言いづらいですが。
これが今のやる気を支えるひとつの理由です。
エースキラー×ウル母、楽しみに待ってます。

179堕ちるウル母:2006/08/25(金) 21:55:53
ルシファーは一旦乳輪を嬲る右手をどかすと左手をウルトラの母の胸の前へかざした。
ゆっくりと光の輪もついてくる。
「さあ、お受けとり下さい」
かざした左手が黄金色に光る。
その瞬間四つの光の輪は二つずつ対になってウルトラの母の豊かな双乳を締め上げた。
「んああああ!」
いきなり二つの乳房の根元を二重になった光の輪で締められたウルトラの母はこらえきれずに声をあげる。
ルシファーの媚薬とこれまでの乳嬲りに疼きを溜め込んでいた乳房は普段よりも一回りは大きくなっていた。
それが光の輪によって乳房の根元を締め上げられ無残にも更に膨らみを増していく。
「はああ、こ、こんな、きついわ」
二つの乳房を締め上げられる苦痛に聖母の美貌が歪む。
「おやおや、お気に召しませんか?きついのがお好きだと思ったのですが・・・」
「でも、よーく御覧なさい、大きくていやらしい乳輪とそのいきり立った乳首はとても喜んでいるように見えますよ」
ルシファーに言われ自分の胸に目をやるウルトラの母。
無残に搾り出された乳房はこれほどまでに大きかったのかとあらためて母に実感させるほどに突き出している。
先程まで爪先で嬲られていた乳輪は一段と盛り上がりその先の乳首まで太さ、長さを増していた。
「ああ、いやー」
締め上げられ搾り出された乳房、卑猥に膨らんだ乳輪、淫らにいきり立つ乳首に悲鳴を上げるウルトラの母。
「ははは、淫乱マゾ聖母様、よーくお似合いですよ」
「ほら、見えるでしょう、はしたなく勃起した乳首が喜んでる様が」
「ああ、いや、喜ぶなんて、外して、お願い、外してー」
締め上げられる苦痛から逃れたいのか胸を左右に振るウルトラの母。
「何をおっしゃいます、お楽しみはこれからですよ」
ルシファーは身悶える聖母を見ながら嬉しそう言った。

180堕ちるウル母:2006/08/25(金) 21:57:14
今日はこれ以上の投下は無理そう。
また明日以降投下します。
それでは

181管理人:2006/08/26(土) 00:39:20
>>堕ちるウル母作者さま
ほぼ毎日の投下ありがとうございます。
ご自分のペースで投下してくださいね。
ウルトラの母一ファンとして続きをお待ちしております。

>>177
エースキラー×ウル母楽しみにお待ちしております。
一週間後が待ち遠しいです。

ちなみにタイトルの文字数ですが、おそらくネーム欄の事だと思いご返事させていただきますと、
設定は64にしております。たぶん全角でだと思います。
ですので大概のタイトル表示可能だと思います。

182堕ちるウル母:2006/08/26(土) 21:13:46
>>181
ありがとうございます。
筆の進みは遅いですが頑張ります。
明日は(今日これから)ネット出来そうに無いので今出来てるところまで投下します。

183堕ちるウル母:2006/08/26(土) 21:17:16
豊かな双乳を締めつける光の輪は更に締め付けを増していく。
「くうう。」
食いしばる口元から涎を垂らしながら濡れる顎をそらし苦痛に耐えるウルトラの母。
「ちょっときついですかな?ではマッサージはいかがです?」
ルシファーは光の輪に念を込めた。
すると二重の輪の外側がゆっくりと乳房の根元から乳頭にかけて動き出す。
「ん、んあー」
光の輪ははちきれんばかりの乳房を搾り出すように根元から乳頭へ動いていくが乳輪の縁ギリギリで反転しまた根元へと戻っていく。
あたかも乳房にたまった官能の疼きをその先端に集めるように何度も根元から乳輪までの前後運動を繰り返す。
しかも右に左に捻りながら、更に強弱を変えて乳房の先端へと搾り出していく。
その動きはまるで乳牛の乳絞りを見ているかのようだ。
違うと言えば乳首の先端から母乳が出ていないことくらい。
「んんんーーー、ああ、や、やめて」
後ろに反らした頭を左右に振りながら光の輪の動きに耐えるウルトラの母。
搾り出されるたびに行き先を失った官能の疼きが熟れきった乳房の先端で尖る乳首に注ぎ込まれていく。
(はあ、締めつけられて苦しいのに、な、何なの、この感覚は・・・)
(ああ、痛いのに、胸がジンジンしてるのに・・・気持ち・い、い・・・)
(だ、駄目よ、気持ちいい訳ないじゃないの!、こんな、こんな辱めを受けて、しっかりするのよ、私はウルトラの母なのよ)
ウルトラの母は初めて経験する感覚に戸惑いながらも自我を保とうと必死だ。

184堕ちるウル母:2006/08/26(土) 21:29:29
「どうです、なかなかいいでしょう?」
ルシファーは喘ぐウルトラの母に問い掛ける。
「ふ、ふざけないで気持ち悪いだけだわ!早く外しなさい」
狂おしいほどの疼きに襲われながらもなお気丈に言い放つウルトラの母。
「気持ち悪い?ならこれではいかかです?喜んでいただけると思いますが」
不適な笑みを浮かべ再びルシファーが念を込めると乳房の根元を締めつける光の輪と前後に動く光の輪が同時にブルブルと振動を始めた。
「あ、ああ、駄目、駄目よ、止めてー」
突如襲った光の輪の振動は今までとは比較にならない快感を乳房に与える。
根元を締めつける光の輪は締め付けに強弱をつけながら振動を続ける。
前後に動く光の輪の振動は乳房全体を揉み解しその頂にまで微かな振動を伝えていく。
(ああ、いやー、胸が、乳房が蕩けそう)
(締められて、搾り出されて苦しいのに、苦しいのに、どうしてこんなにも感じてしまうの)
「う、うう、お、お願い、も、もう止めて」
懸命に声をあげるのこらえるウルトラの母。
「何をおっしゃいます、気持ちいいでしょう、感じるでしょう、たっぷりと味わってください。まだまだこれからですよ、淫乱マゾ聖母様」
振動は更に激しさを増していく。
「はう、あ、あ、あああ、いやー」
ついに食いしばった口元が緩み悩ましい声が漏れ始める。
「ふふふ、実にいい声ですよ、さあ、もっと聞かせてください、淫らな自分を曝け出すのです」
もはやルシファーに反論するどころではなかった。
今までに経験したこの無い強烈な快感が乳房を襲う。
(ああ、こんな、こんなのって、苦しいのに感じてしまうわ、どうして、どうしてなのー)
「どうです、締め付けがきつくて辛いでしょう、でも、感じてしまう。なぜだかお分かりですか?」
「それは貴女が淫乱な牝だからですよ、おまけに痛めつけられて感じてしまう淫らなマゾだからです。いいですか、貴女は淫乱マゾ聖母なのですよ」
ルシファーは意図的に『淫乱』『牝』『マゾ』『淫ら』と言った卑猥な言葉を投げかける。
ウルトラの母はそれら卑猥な言葉を聞くたびに頭の中に『淫乱』『マゾ』といった言葉がこだまする。
(ち、違うわ、淫乱じゃないの、マゾじゃないのよ、でも、でも、気持ちいいの、感じちゃうの、苦しいのに感じるのー)
「いいでしょう、もうたまらなく感じるでしょう、乳首も弄って欲しいでしょう。」
「さあ、気持ちいいとおっしゃいなさい、感じていると認めなさい、そして、乳首を弄ってとお願いするのです」
ルシファーは快感に身悶えるウルトラの母の耳元で優しく囁く。
「気持ちいいと言うのです、言えばもっと、もーっと気持ち良くなれますよ」
まさしく悪魔の囁きとはこのことを言うのだろう。
「うう、あ、き、き、気持ち・・・ああ、気持ち・・・」
ルシファーの囁きに口が開きかける。
「さあ、『気持ち』なんです?続けなさい。もっと感じたいでしょう。今の気持ちを言うのです。」
ルシファーは屈服の一言を言わせようと誘導する。

185堕ちるウル母:2006/08/26(土) 21:31:34
今日はここまでです。
後は来週になりそうです。
それでは

186堕ちるウル母:2006/08/30(水) 21:48:05
続きです。
あー、どんどん長くなっていく。
ダラダラ化してすみません。

187堕ちるウル母:2006/08/30(水) 21:49:43
今まで経験したことの無い官能が乳房から全身に広がっていく。
「んああああ、き、気持ち・・・い・・・」
(はあ、駄目、気持ちいいの、感じるの、ああ、あなた、助けて)
(ああ、タロウを救わなければいけないのに・・タ、タロウ?タロウ、そうよ、私はタロウを助けに来てるのよ、こんなことで負けるわけにいかないわ)
今まですっかり頭の中から消えていたタロウのことを思い浮かべた時、崩れ落ちそうだった母の心は強さを取り戻した。
「き、気持ち・・・気持ち悪いわ!こ、この程度で私が屈すると思ったら大間違いよ!」
「な、・・・」
突如として心に強さを取り戻した母にルシファーは驚愕した。
今までの牝は既に堕ちていた。
ところがこの母の精神力の強さは一体・・・
ウルトラの母の精神力の強さはルシファーにとって誤算だった。
しかし、それは嬉しい誤算でもあった。
(さすがは宇宙の聖母と呼ばれるだけのことはある。その気高く強い心を犯しぬいて差し上げよう・・・)
「くくく、素晴らしい、素晴らしいですよ、ウルトラの母。さすがは宇宙の聖母。そうでなくては・・・」
「貴女が『この程度』と言うように私も『この程度』では満足しない性格でね・・・。これからが本番ですよ、いっしょに楽しみましょう。」
言うが早いかルシファーはウルトラの母を抱き寄せると唇を奪った。
「ん、んんーー」
愛する夫にしか許したことの無い唇を奪われ動揺する母。
ルシファーは舌をねじ込もうとする。
必死に侵入を阻止しようとする母。
その瞬間、振動しつつ前後に動いていた光の輪が右の乳輪に触れた。
「んああ!」
思わず声を漏らした隙を逃さずルシファーの舌が母の下に絡みつく。
そして母の顎をあげさせ甘い唾液を流し込む。
母の口内はルシファーの唾液に満たされ、口元からも溢れ出ていく。
飲み込むまいと耐える母だったが左の乳輪に光の輪が触れた衝撃についに嚥下してしまった。

188堕ちるウル母:2006/08/30(水) 21:50:33
「んんー、ゴホッ、ゴホゴホ」
むせ返るウルトラの母。
間髪入れずにルシファーが母の股間に手を伸ばす。
「ひあ、ああ、ダメ、ダメーーー!」
必死に内股に力を入れるが濡れきった股間は容易にルシファーの右手をぬるりと受け入れてしまう。
「おお、熱い、熱いですな、こんなにも濡らして、手が火傷しそうですよ」
ルシファーは巧みに指を操りながら淫裂を掻き回していく。
ヌチャ、ヌチャと湿った音が響き渡る。
「聞こえますかな?この淫らな音が。貴女のスケベ汁の音ですよ」
「あああ、いやー。やめて」
「何をおっしゃいます?、ビラビラが『もっともっと』と指にすいてきますよ。」
「う、嘘よー、そんな事言わないでー、ああ」
ルシファーは言葉嬲りを品画も指を動かし続ける。
「ひぃ、あ、ああ、ダメ、やめて。ああ」
(く、くう。せ、せめて一矢を報いないと・・・こ、この距離なら・・・)
意を決してルシファーに膝蹴りを出したウルトラの母であったが、難なくルシファーに受け取られてしまう。
「おやおや、お行儀の悪い脚ですね。こう言う脚はお仕置きが必要ですな・・・」
瞬く間にルシファーの髪が伸びて右足の膝裏に絡みつくと腰よりも高く縛り上げる。
「ああ、や、やめてーー!」
両腕右足を吊り上げられ、かつ、乳房まで搾り出されていると言う恥辱に悲鳴を上げるウルトラの母。
「どれ、しっかり持ち物を見せていただきましょうか」
ルシファーは母の股間を覗きこんだ。

189堕ちるウル母:2006/08/30(水) 21:58:10
「ダ、ダメ、見ないでー、お願いー」
ウルトラの母の願いもむなしくあらわになった聖母の秘所。
(あああ、見てる、ルシファーが私の恥ずかしいところを)
「ああ、いや、いやよ・・・」
力無く呟くウルトラの母。
「おお、これがウルトラの母のオマンコですか、なんともイヤらしいオマンコですな」
(オ、オマンコだなんて・・・、もうイヤらしいことは言わないで)
「いやー」
「こんなにビラビラが食み出てるオマンコは見たことありませんな、娼婦でもこれほどのビラビラは居ないでしょうな」
「いや、お願い、もう見ないで・・・」
「それに・・・このお豆の大きさは一体なんです?まだ触っても居ないのにこんなに剥けあがって・・・ヒクヒクと淫らに動いてますよ」
ルシファーは出来るだけ卑猥な言葉で母を責めたてる。
「まるでお漏らししたようにこんなに濡らして、淫乱なお方だ」
実際、ウルトラの母の股間はかつて無いほどに濡れていた。
ビラビラと表された大陰唇は微かに黒ずみ大きく外へ食み出している。その表面はスケベ汁と言われた愛液でヌラヌラと卑猥に濡れ光っている。
そして、お豆と言われた淫核は完全に勃起し保護するべき包皮がすっかり剥け上がりピンクの顔を覗かせている。
驚くのはその大きさだ。おそらく母の小指の先と同じくらいあるだろう。
「いやいや、本当にイヤらしいオマンコだ、特にこのお豆、美味しいでしょうな」
(え?!美味しいでしょうなって・・・まさか!)
ウルトラの母の不安が現実に変わる。
ルシファーは母の股間に顔を寄せるとヌメル長い舌を媚肉に這わせた。
「ひう!や、やめてー」
ウルトラの母の嬌声があがる。
ルシファーの舌はまず大陰唇の外側を舐め回しついで小陰唇、今まで夫との行為でも秘所を舐められる経験が無かったウルトラの母は始めて知るクリニングスの快感に翻弄される。
「あ、ああ、いや、や、やめて、ああ、い、ああ」
舌による愛撫は更に激しさを増し、淫核の周りを責め出す。
舌で包皮を淫核にむけて押す。
淫核には直接に触れず間接的に刺激を与えていく。
光の輪は左右の乳輪を嬲りつづける。
「あ、あん、あん、あん」
もはやルシファーの行為を拒否する声は聞こえず断続的に喘ぎ声が漏れ出す。
(はあ、な、なんて、気持ちいいの、む、胸もあそこも、いい、いいの)
(ああ、何で、何で、乳首をほうっておくの、ク、クリトリスも・・・)
(あ、あたし、ダメよ、こんなやつに嬲られて感じるなんて、デモ)
ウルトラの母は次々と押し寄せる快感の波に飲み込まれそうになりながらも自己を保とうと必死だ。
「どうです?気持ちいいでしょう、こんなにスケベ汁を垂らして・・・いくら舐めても綺麗になりませんな。次から次へとはしたない位に溢れ出てきますよ。」
「クリトリスもこんなに勃起させて、このままでいいんですか?」
「さあ、感じていると認めなさい、そうすれば今以上に感じさせてあげますよ」
ルシファーは一旦舐めまわすのを中断すると母に問い掛ける。
(はあ、はあ、『い、今以上に・・・感じ・・・』)
思わず快感に身を委ねてしまいそうになるが必死に踏みとどまるウルトラの母。
「ああ、お、お断り、お断りします。早く離れてー」
(ほう、まだ、耐えるか・・・それでは)
「うーむ、どうやら、貴女は自分自身のことがよくお分かりではないようだ・・・一度ご自分の姿をよーくご覧になったらいかがですかな?私の後ろを御覧なさい」
ルシファーに言われ視線を動かすとルシファーの背後に大きな鏡が出現した。
「ふふふ、真実の姿を映し出す魔界の鏡、『魔鏡』です、いかがです?ご自分の姿は」
「イ、イヤーッ!」
その大魔鏡には両手を縛り上げられ片足を吊るされたままルシファーに嬲られるウルトラの母の姿が写っていた。

190堕ちるウル母:2006/08/30(水) 22:01:09
と、ここまでです。
個人的にこれからが本当に書きたいシーンに突入します。
やっと前振り?が終わったって感じです。
ほんと、長くなりそうですみません。
またちびちび書いていきます。
それでは

191堕ちるウル母:2006/08/30(水) 22:16:31
今読み返したら誤字脱字が多すぎるーorz
次から気をつけます。
皆さん、スミマセン、脳内変換してください。
それでは

192名無しさん:2006/08/30(水) 22:38:03
おつかれさまです。
がんばるなー。感心します。
他の作家さんもがんばれー。

193管理人:2006/09/01(金) 23:30:12
堕ちるウル母作者さま

作品スレたてさせて頂きました。
投下はどちらでも結構です。完結までがんばって下さい。

194Pitiful creature of darkness・・・ 1:2006/09/02(土) 15:40:29
司令室に入ってきたゾフィーが、ウルトラマンに声をかける。
「状況は?」
「メディカルセンターの患者及び職員の大半は脱出したが、たまたま社会見学に訪れていた子供たちが・・・。そして、その子らを守るために・・・」
「そうか・・・」
苦渋の表情を浮かべて、モニターを見やるゾフィー。
傍らで、セブンがつぶやく。
「しかし、よりによってエースキラーとは・・・」

****************************************

ヤプールが滅び、宇宙は平和を取り戻したはずだった。
だが、残された超獣たちによる事件が、各地で多発していた。
そして今回、ウルトラの星のメディカルセンターが占拠された。
占拠したのはエースキラー。
ヤプールの創り出した最強の“超人”である。

****************************************

195Pitiful creature of darkness・・・ 2:2006/09/02(土) 15:41:39

シクシク、シクシク・・・。
すすり泣く声が、部屋を満たす。
そして、泣き声を鎮めるかのように、優しい声が語る。
「大丈夫。安心なさい。みんな助かりますよ。気をしっかり持って。」
子供の一人を抱きしめながら、他の子供たちを励ますウルトラの母。
その、凛とした瞳がにらむ相手。
エースキラー。
ウルトラ兄弟の技を併せ持つ、ヤプールの創り出した最強の“超人”。
その口が開く。
「あんたも逃げようと思えば逃げられたのに、わざわざこいつらの為にな・・・」
「おだまりなさい!ここの責任者たる私が、この子達を見捨てて逃げるなんて!だいたい、あなたのような卑怯者に・・・、!」
入り口に向かって駆け出す一人の子供。
「だめよ!いけない!」
呼び止める母の声越しに、光の刃が翔ぶ。
「!」
刃は子供の鼻先をかすめると、近くにあったオブジェを両断。エースキラーの手首に戻る。
「いかんなー、大人の言うことはちゃんと聞かないと。」
エースキラーの声を背に、立ちすくむ子供を抱きしめるウルトラの母。
そして、懇願する。
「お願い、この子達だけは助けて。私はどうなってもいいから、何でもしますから、この子達だけは・・・」
「おやおや、この“卑怯者”にお願いですか・・・」
茶化して言うエースキラー。
その口元に、笑みが浮かんだ。

196Pitiful creature of darkness・・・ 3:2006/09/02(土) 15:42:45

エースキラーの股間にひざまずく、ウルトラの母。
その眼前に突きつけられるペニス。
(大きい・・・、それに・・・)
金と赤に脈打つペニスと、そこから放たれる牡の臭気にウルトラの母は圧倒される。
「ほらほら、何でもするんじゃなかったのかい。」
頭上からの声。
(そう、子供たちの為よ・・・)
覚悟を決めたウルトラの母が、先端に口づけようとした瞬間、
「下向いてろって言ってるだろうが!」
エースキラーの怒声が飛ぶ先に、慌てて視線を向けるウルトラの母。
床に伏せ、下を向いていることを命ぜられた子供たち。
その中の一人、こっそり顔を上げようとしていた一人が、慌てて伏せなおしていた。
「そう、これは大人同士の秘め事だ。子供の見るもんじゃないぜ・・・」
(エースキラー、あなたは・・・)
母がそう思う間もなく、エースキラーの命令が下る。
「そら、始めな。」
ウルトラの母は意を決し、ペニスの先端に口づける。

197Pitiful creature of darkness・・・ 4:2006/09/02(土) 15:44:28
黄金色に輝く亀頭が、ウルトラの母の口を犯す。
さんざん擦り付けて、たっぷりと唇の感覚を楽しんだ後に、母の口腔へと侵入するエースキラー。
一気に、咽喉(のど)の奥まで侵入する。
「うっ!」
むせぶウルトラの母。
(いっそこのまま噛み切ってやれば・・・)
そんな考えが、頭に浮かんだ。
肉茎に歯を立てようとした瞬間・・・、
頭を撫でる掌を感じた。
上を向く。
見下ろす目と、視線が合った。
(エースキラー・・・)
不思議と、敵意が溶けていくのを感じた。
歯を立てる代わりに、舌を絡めてゆく。
舌の先端でもって、雁首の裏側を撫でる。
「うぅ、な、なかなか・・・、上手いじゃないか・・・」
相手の呻く声に、何故か自身の体も火照る。
ピストン運動が始まる。
ウルトラの母もまた、相手に合わせるかのように頭を揺らす。
咽喉を締め、頬をすぼめ、舌を這わせてペニスをもてなす。
口から、唾液にまみれたペニスが出入りする。
そして・・・、
ドピュッ
放たれた奔流が、ウルトラの母の咽喉を叩く。
「ご、ごほっ、ごほっ・・・」
むせびながらも、口腔に溢れる精を飲み込んでいくウルトラの母。
肩で息をしながら、満足げに見下ろすエースキラー。
「感心なもんだな。吐かずにちゃんと飲み込むとは・・・。じゃあ次は・・・、おい!お前!」
ハッとして、振り向く母。
エースキラーの怒声と、ウルトラの母の視線が交わる場所で、女児が立ちすくむ。
「きゃっ・・・」
母の体中に、急に羞恥が湧き上がる。
慌てて、身を隠すようにうずくまる。
「伏せてろって言っただろうが!」
怒声が消えるや否や、女児が怯えながら言った。
「おしっこ・・・」

198Pitiful creature of darkness・・・ 5:2006/09/02(土) 15:45:50
****************************************

「兄さん!母さんは!」
司令室に入ってきたタロウが、叫ぶように言った。
一緒に入っていた新マンが、続けて言う。
「遅れてすまない。それで、状況は?」
ウルトラマンが答える。
「先ほど子供たちは解放された。だが、まだ中に・・・」
「くっ、母さん!兄さん、一刻も早く突入して、母さんを助け出そう。」
いきり立つタロウを、セブンがたしなめる。
「そうあせるな。もうじきエースも到着する。それまで待て。」
「でも!」
それまで沈黙していたゾフィーが口を開いた。
「忘れるな、タロウ・・・。相手はあの“エースキラー”なんだぞ!」

****************************************

「何故です?」
子供たちがいなくなって、ガランとした部屋の中で聞こえる、いぶかしげな声。
「おいおい、約束どおりにしたのが不満なのかい?それとも、この俺がガキ共の“シモの世話”をするところが見たかったのか?」
茶化すような声が返る。
「まさか、自分だけ残されたのが不満だってわけでもあるまい・・・」
ウルトラの母を抱き寄せながら、エースキラーが言った。
豊かに盛り上がった尻の肉を揉みしだきながら、言葉を続ける。
「まっ、俺も男だからな。無聊を慰めてくれる相手が欲しいわけさ。これから二人で・・・」
真剣なまなざしを受け、真顔に戻るエースキラー。
ウルトラの母は言った。
「私にはわかります。今度の事件の最初から、あなたからは何かいやがっているような雰囲気が感じられました。本当はあなたは、こんな事件を起こすような人では無いはずです。」
「・・・」
「では、何故?とうにヤプールも滅んだ今になって、どうしてこんなことを?」

199Pitiful creature of darkness・・・ 6:2006/09/02(土) 15:47:10
しばしの沈黙。

「不思議だな・・・。何故か、あんたにはしゃべっておきたくなる。」
エースキラーは、訥々と語り始めた。

「俺たちが、どうやって生まれたかは知っているよな。」
「ええ、ヤプールによって・・・」
「そう、ヤプールが侵略のために創り出した生物兵器。それが俺たちさ。」
エースキラーは語る。

あんたたちにとっちゃ、“侵略の是非”ってやつを問題にしたいところなんだろうがな・・・、
そんなことは俺たちにはどうでもいいことさ。
俺たちにとって大事なのはな・・・、
“兵器として創り出された”って事実そのものなんだ!

そう、戦いのために創造されたのが俺たちさ。
そして、戦いのためだけに、その能力に磨きをかけてきたのが俺たちさ。
そして、戦いの中で倒れていくのが、俺たちの宿命さ。
そう、戦いが、戦いこそが俺たちの全てだったのさ・・・。

「そんな・・・、ヤプールはとうに・・・」
呆然とつぶやくウルトラの母。
エースキラーは続ける。

そうとも、ヤプールは滅んださ。
あんたらにとっちゃ、結構な話だろうな。
戦いが無くなるのはな。
平和な“本来の生活”ってやつに戻りゃ言いだけの話だからな。
だが、俺たちには・・・、
そう、戦いだけが全てだった俺たちには・・・、
それは自分の全存在を否定されるってことなんだぜ・・・。

200Pitiful creature of darkness・・・ 7:2006/09/02(土) 15:48:48
「その上な・・・」
さらに、エースキラーは続ける。

この前、エースの奴に出会ったんだ。
そしたら、あいつ、どうしたと思う。
あっさり逃げ出しやがったんだぜ!
“お前とは戦いたくない”なんてぬかしながらな。
恐れをなしたから、だと思うか?
ふん、他の連中ならそう思ったかも知れんな。
だが、この俺の、エースキラーの目は誤魔化せないぜ。
あいつはな、知っているんだ。
俺たちの心情をな。
そして、俺たちに同情してやがるんだ。
そう、俺たちに・・・、
そう、同情を・・・。

バンッ

エースキラーの拳(こぶし)が、近くに置かれていたオブジェを粉砕する。
「何でこの俺が!このエースキラーが!敵に情けをかけられにゃならんのだ!」
エースキラーの目に、うっすらと涙がにじむ。

201Pitiful creature of darkness・・・ 8:2006/09/02(土) 15:49:46

だからな、この事件を起こしてやったのよ。
同情の余地なんてない凶悪犯として、俺を憎めるようにな。
心置きなく、俺と戦えるようにな。

「そんな・・・」
絶句するウルトラの母を、エースキラーはどこか捨て鉢な声で笑う。
「“何故わざわざそんな生き方を・・・”って、言いたげだな。だがな、あいにく“他の生き方”ってやつを知らないんでな。ハハハ、誰も、まじめに教えてくれなかったしな・・・」

もうじき、ウルトラ兄弟総がかりでの攻撃が始まる。
安心しな。そうなったら、あんたは放してやるから。
なんなら、連中と一緒に、俺を攻撃してもいいんだぜ。

もちろん、おれは助かろうなんて思っちゃいない。
奴らと戦って、はでに死ぬことになる。
だが、それこそが俺の望みだ。
恥辱にまみれた生よりも、戦いの果ての華々しい死。
ハハハ、それこそが、俺の、俺たちの生き様・・・。
ははは、そうとも、それだけが、俺たちの生き様なのさ・・・。
ハハハハハ・・・。

202Pitiful creature of darkness・・・ 9:2006/09/02(土) 15:50:38

エースキラーの哄笑を、無言で見つめるウルトラの母。
だが、その目に、強い決意が浮かぶ。
「それなら、私が教えてあげます。」
エースキラーに向かって歩み寄る。
「おいおい、今更何の説教をしようって・・・、お、おい」
笑いを止めたエースキラーの頬に、ウルトラの母の右手がかかる。
「哀れな闇の被造物よ。あなたは一体、どんな生き方を知っているというのです?」
ウルトラの母の顔に浮かぶ表情。
無限の慈悲と愛情を込めた、神秘の微笑み。
見つめられるエースキラー。
こわばった顔のまま、動けない。
「これから、私が教えてあげます。戦い以外の生き方を・・・。この私の、全てを使って・・・」
ウルトラの母の唇が、エースキラーの唇に重なる・・・。

****************************************

203Pitiful creature of darkness・・・ 10:2006/09/02(土) 15:51:39
司令室の扉が開く。
「おそいよ!エース兄さん!」
「・・・すまん。」

エースの到着とともに、早速作戦会議が開かれる。
作戦の説明を行うゾフィー。

****************************************

床に横たわるエースキラー。
そして、彼にまたがるウルトラの母。
その顔を、エースキラーの顔のかぶせ、唇を重ねる。
舌が唇を割って侵入し、エースキラーの舌と絡み合う。
唇を貪りあう二人。
そして、ウルトラの母の唇は、エースキラーの体へと下っていく。
首筋から胸、そして腹部へ・・・、
舌の、腹でもって撫で先端でもって軽くつつきながら、唇を這わせていく。
「ううっ・・・」
その度に、エースキラーの口から呻くような声がこぼれる。
いたずらっぽい笑みを浮かべて、それを見つめるウルトラの母。
そして、彼女は股間へと行き着く。
そこで屹立するペニスへと・・・。

204Pitiful creature of darkness・・・ 11:2006/09/02(土) 15:53:05
目前に屹立する牡の象徴を、先ほどまでとはまた違った感動の眼差しで眺めるウルトラの母。
その手が睾丸にかかり、捧げもつようにして撫で回す。
そして、敬意を込めて亀頭に口づけし、愛情を込めて嘗めしゃぶる。
再び、呻き声を漏らすエースキラー。
その声を聞きながら、ウルトラの母は思う。

エースキラー、わかりますか。
私は感じていますよ、あなたの生命(いのち)を。
この唇越しに・・・。
あなたの生命の火が熱く燃えているのを・・・。
私は感じます。
わかりますか、エースキラー。

エースキラーの腰の上にまたがって立つウルトラの母。
彼女を見上げるエースキラー。
目の前で揺れる豊満な乳房。
溢れんばかりの母性の象徴に圧倒される。
そして、逃げるように下げられた視線の先に飛び込んできたもの・・・。

それは、広げられたウルトラの母の女陰。
“女”の証、そして、生命を生み出す“母”の源泉。
既に、十分にぬめったそれが、エースキラーのペニスにあてがわれる。

205Pitiful creature of darkness・・・ 12:2006/09/02(土) 15:54:50

「よ、よせ!」
脅えたような声で、エースキラーが制止する。
広げられた女陰を前に、彼はとまどう。
宇宙で最も美しく高貴な魂を持つ女、ウルトラの母。
全宇宙の全ての生命を、無限の慈しみの光でもって照らす聖なる母。
その彼女の、生命の中心・・・。
エースキラーはそこに、全ての生命を生み育てる“母”の象徴を感じた。
そして、思った。

そこに、自分ごときが踏み込んで良いものなのか。
そこを、そう、宇宙で最も神聖なその場所を、自分ごときが穢す事が許されるのか。
この自分が、そう、ヤプールによって創られた“兵器”に過ぎない自分ごときが・・・。

自身の心にはじめて生まれた、“畏れ”とも言うべき感情にとまどうエースキラー。
そんな彼に、優しく語りかけるウルトラの母。
「大丈夫。さあ、全てを私に任せて・・・」
ゆっくりと腰を下ろしていく。
“女”の、そして“母”の源泉が、エースキラーを飲み込んでいく・・・。

****************************************

206Pitiful creature of darkness・・・ 13:2006/09/02(土) 15:55:36
「・・・以上が、今回の作戦だ。」
作戦の説明を終えるゾフィー。
「じゃあ、早速始めよう!」
いきり立つタロウ。
だが、ゾフィーの目は、その隣の席へと向かう。
無言のまま座っているエースに念を押す。
「エース、事態が事態だ・・・」
「・・・ああ、わかっている。」
苦い決意に満ちた声が返ってきた。

****************************************

横たわるエースキラーの上で、女体が舞う。
踊る豊満な乳房。
張りを増したその頂点で、屹立が揺れる。
上下する、むっちりと張った腰。
その中心で、愛液にまみれたペニスが出入りする。
出入りの度に、ウルトラの母は、その体の中心に感じる。
エースキラーの、熱く燃える生命の火を・・・。
そして、母の心に、感動が湧き上がる。

彼らは、ヤプールによって、“兵器”として創られし者。
そう、ヤプールによって、“兵器”として創られた子供たち。
そして、ヤプールによって、“兵器”として育てられた子供たち。
それでもなお、彼らの中では、生命の火がこうして熱く燃え続けている・・・。

207Pitiful creature of darkness・・・ 14:2006/09/02(土) 15:56:33

ウルトラの母の口から喘ぐ様な吐息が漏れる。
吐息を漏らしながら、ウルトラの母は思う。

そう、確かにあなたたちは、ヤプールの創りし物。
ヤプールに創られ、戦うことだけを教えられてきた子供たち。
でも、だからといって、戦いだけが宿命だなんて思わないで・・・。
戦って死ぬことだけが、自分たちの運命だなんて思わないで・・・。
戦いのない生き方が、無価値だなんて思わないで・・・。
私が教えてあげます。
この体で・・・。
この世に、無価値な生命などありません。
生きること、生きているということは、それ自体が素晴らしいことなのです。
それをわかってください。
そのためなら・・・。

「ううっ。」
呻き声と共に、エースキラーの両手が、ウルトラの母の双乳にかかる。
強い執着を込めて揉みしだく。
その両目に、うっすらと涙を浮かべながら・・・。
腰が上下し、肉壷を激しく突き上げる。
まるで、母の胸に顔を埋めて泣きじゃくる子供のように、激しく突き上げられるペニス。
そして、まさに“母親の愛”でもって、それを受け止めるウルトラの母の膣肉・・・。

208Pitiful creature of darkness・・・ 15:2006/09/02(土) 15:57:33

「あっ、あ、ああぁっ・・・」
次第に勢いを増す、母の喘ぎ声。
エースキラーの掌の上に、自らのそれを重ねて、自身の乳房を共に揉みしだく。
見つめ合う二人。
“どうか、いっしょに”
視線で語るウルトラの母に、うなずくエースキラー。
互いの指が、固く絡み合う。
そして、ひときわ激しい一突きに、大きくのけぞるウルトラの母。
「あぁ〜〜」
自らの絶頂の声を聞きながら、エースキラーの命のほとばしりが胎内に満ちていくのを感じるウルトラの母であった・・・。

209Pitiful creature of darkness・・・ 16:2006/09/02(土) 15:58:24
エースキラーの上に突っ伏し、息を整えるウルトラの母。
互いの耳に、相手の鼓動と、荒い息づかいだけが聞こえる。

しばしの沈黙。

やがて、エースキラーが口を開く。
「ざまあねえぜ・・・」
顔を上げるウルトラの母。
さっきまでが嘘のように、穏やかな表情のエースキラー。
「正直、今の俺はもっと生きていたくてたまらん。さっきまで、あれだけ吹きまくってたのにな・・・。今まで、何だか悪い夢でも見ていたような気分だ。」
「・・・」
「ははは、信じられるか。つまりは、この俺が、このエースキラーが、命を惜しむようになったんだぜ・・・。我ながら情けない話さ・・・。ははは、まったく、みっともないったらありゃしねえ・・・」
乾いた、だがどこか吹っ切れたようなエースキラーの笑い。
ウルトラの母の顔に、優しい笑みが浮かぶ。
そして、エースキラー顔を寄せ、唇を重ねていく。

****************************************

210Pitiful creature of darkness・・・ 17:2006/09/02(土) 15:59:40

エースに、ゾフィーのエネルギーが注がれていく。
そして、ウルトラマン、セブン、新マンのエネルギーも。
「エース兄さん、僕のも使って!」
さらに、タロウのエネルギーもまた注がれていく・・・。

****************************************

「大丈夫。あなたを決して死刑にはさせません。もちろん、罪の償いはしてもらうことになりますが、それもさほど重い刑には・・・」
ウルトラの母の言葉を聞いていたエースキラーが、ポツリと言った。
「なあ、出来れば他の奴らも・・・」
「え?」
「いや、何でもない。」
小声でつぶやく。
「ほんと、みっともねえぜ・・・」
「・・・」
そんな彼を、無言で見つめるウルトラの母。
立ち上がるエースキラー。
出入り口に向かいながら、ウルトラの母に言う。
「それじゃ、行こうか。」
その言葉が終わるか否かの瞬間、
ズシーン
鈍い音を立てて崩れる壁の向こうから、一条の閃光が走った。

211Pitiful creature of darkness・・・ 18:2006/09/02(土) 16:00:39

「ううっ。」
呻き声に目を向けるウルトラの母。
足首をウルトラランスに貫かれ、うずくまるエースキラー。
「そんな!」
絶句する母の背に、声がかかる。
「母さん、どいて!」
タロウの声に、振り向く母。
その目に飛び込んできた光景。
居並ぶウルトラ兄弟の中央、光の球を頭上に構えるエースの姿。
あの技は・・・、スペースQ!
「だめ!やめて!」
とっさに、エースキラーの前に飛び出し、庇うウルトラの母。
「母さん!」
「何だと!」
「いかん!」
兄弟たちに、動揺が走る。

スペースQ。
ウルトラ兄弟のエネルギーを結集したエースのみが使いうる、最強の必殺技。
だが、この技にはある種の危険が伴う。
そのエネルギー球は、絶大な破壊力を誇るがゆえに極めて不安定で、ひとたび形成された後は、すぐに発射されなければ暴発の危険があるのだ・・・。
まして、今回のそれは、通常のものに加えてタロウのエネルギーまで合わせたものである・・・。
発射体勢のまま、なんとか踏ん張ろうとするエース。
だが、その両手はエネルギー球を押さえきれずに、小刻みに震えだす。

212Pitiful creature of darkness・・・ 19:2006/09/02(土) 16:01:32
その時、ウルトラの母の肩に手がかかった。
「エースキラー?」
問いかけるまもなく、突き飛ばされる母。
耳に、エースキラーの叫び声が入る。
「エース!かまわねえ、そのまま撃て!」
ハッとするエース。
エースキラーと目を合わせる。
「エースキラー・・・、すまん!」
光球が放たれた。

「エースキラー!」
ウルトラの母が叫ぶ。
光球にのまれる寸前、母の方へ振り返るエースキラー。
穏やかなまなざしで微笑む。

光の中で分解していくエースキラー。
彼の唇が動くのが、ウルトラの母には見えた。
そして、声が聞こえた。
“ありがとうよ。たっしゃでな・・・”

213Pitiful creature of darkness・・・ 20:2006/09/02(土) 16:02:20

エースキラーの消滅した跡に、ただひとつ残されたブレスレット。
それを手に取るウルトラの母。
「エースキラー・・・」
涙がポツリと、ブレスレットの上に落ちる。
「母さん?」
駆け寄ろうとするタロウ。
その肩をつかむ手。
振り向くタロウに、ゾフィーの目が告げる。
(そっとしておけ・・・)

ウルトラ兄弟たちが無言で見守る中、ウルトラの母のむせび泣く声だけがいつまでも続いていた。

****************************************

数日後。
とある墓地の片隅にたたずむ、ひとつの影があった。

ある墓石に向かって、語りかけているウルトラの母。
墓石には、ただこう刻まれている。
“最も勇敢にして、最も純粋なる魂、ここに眠る”

214Pitiful creature of darkness・・・ 21:2006/09/02(土) 16:04:09

「・・・じゃあ、いくね。私は結局、あなたを助けてあげられなかった。だからせめて・・・」
飛び立つウルトラの母。
その表情は、優しさと決意に溢れている。
手首には、エースキラーの形見のブレスレットが・・・。

彼女は思う。

タロウ、そしてみんな。
突然の私の失踪に、驚くでしょうね。
ごめんなさい、心配をかけて。
でも、わかって。
今しかないのです。
さまよう超獣たちの魂を救えるのは。
私しかいないのです。
傷ついた超獣たちの心を癒せるのは。
私が、全身全霊をもってするしかないのです。
だから・・・。

体の芯に火照りを感じながら、ウルトラの母は飛ぶ。


そんな彼女を、次元の彼方から見つめる視線があった。

215Pitiful creature of darkness・・・ 22:2006/09/02(土) 16:05:06
フフフ・・・。
ウルトラの母よ。
全宇宙の生命を照らす、光の聖母よ。
愚かなる“慈愛の化身”よ。
癒すがよい。
超獣たちの魂を。
その肉体と魂で慈しむことで・・・。
だがな、お前が、一匹の超獣を癒すたびに、お前もまた染められていくのだよ。
我らの色に・・・。
お前自身も、気づかぬうちに・・・。
そして、最後の一匹を癒し終えたとき、お前もまた生まれ変わるのだ。
我らの忠実なる下僕たる、“闇の聖母”として。
その胎に、我らの創りし新たなる超獣を宿し・・・、
その胸で、我らのための超獣たちを育み・・・、
さらには、その肉体でもって、我らのための戦士たちを癒す・・・、
“闇の聖母”として。
そして、闇の聖母に産み落とされし、新たなる超獣軍団が完成する時・・・。
そう、そのときこそ、我らの復活の時。
我らヤプールが、全宇宙の覇者として復活するその時なのだ!
フフフ、エースキラーよ。我らの創りし“最高傑作”よ。
ご苦労だった。
安らかに眠るがよい。
そう、お前は、自らの役目を完璧に果たしてくれていたのだよ。
おまえ自身も気づかぬうちにな・・・。
フフフ、ハハハ、ハハハハ、ハハハハハ・・・。

虚空に笑い声がこだまする。
だが、それがウルトラの母の耳に届くことはない・・・。

<完>

216Pitiful creature of darkness・・・ あとがき:2006/09/02(土) 16:10:01
どうも、お待たせしました。
ですが、なんだか、「エースキラー×ウル母」ではなく、「ウル母×エースキラー」になってしまいました・・・。それに、例によって“エロさ”不足気味・・・。

自分の中で、エースキラーこそ、ヤプールの創った最強の“超獣”というイメージがあったので、そこからあれこれ考えているうちに、こんなストーリーになりました。
ただ、先週予告した段階では、ラストはエースキラーの死のシーンで終わるはずだったのです。それがこんなラストになったのは、やはり「エース」最終話あたりの影響が、私の中に強く残っているからなのかもしれません。

ちなみに、タイトルは某映画のクライマックスにおけるヒロインの台詞のパクリだったりします。“足首を射抜かれて動けなくなったところを〜”という展開も、やはり別の映画を参考にしました。さらに、スペースQの暴発云々の件は、私のオリジナル設定です。公式なものではありません。褒められた事でないのはわかってますが、ついやっちゃいました。

さて次回作ですが、感想スレ>49のKさん(まだ見てますか?)の設定で変身ヒロイン物をやってみようかと思います。
つまり、「人妻(未亡人ではない?)」、「現役教師」、「名前が“香織”」、で、もちろん「正義のお母さんヒロイン」という方向で。
現段階の構想では長編になる予定ですので、幾つかに分割して投下させていただくことになるはずです。ある程度書きあがったら投下しますので、しばらくお待ちください。

それでは、みなさんお元気で。

217シャロン:2006/09/06(水) 20:39:38
ちょっとさわりを書いてみたんですが、
投下させていただきます。
ご要望があればボチボチといきます。

218シャロン:2006/09/06(水) 20:40:09
銀河大星団総司令・ウルトラの父となったウルトラマンタロウは実母ウルトラの母の居城ナビルスを訪れ、遺品の整理をしていた。
彼女の執務机の引き出しにあった金属製のノートを手に取り、何気なく読み始めた。

銀河大星団総司令様
きっとこれをあなた様が読んでくださると信じ、若き日の私の過ちによって、苦しめてしまった者たちへの償いのため、ここに記します。


****************************************

銀河大星団医療センターに突然、緊急警備態勢レベル5が敷かれ、一人の要人が前線基地から搬送されてきました。その人物が誰なのか知らされぬまま、私、シャロンは要人医療チームに選抜され、オペの準備が開始されました。
オペ室に入り私はこの目を疑いました。
そこには私たちの憧憬と敬慕の対象である後のウルトラマンキング・銀河大星団総司令ウルトラの父が横たわっておられました。それも意識不明の重体で。
これがあの方を初めて目の当たりにした瞬間でした。
緊急オペは困難を極めましたが、総司令の一命は取り留めました。

その後総司令は奇跡的な快復力で、まもなく戦線に復帰されました。

あの方との関係がここで終わっていたならば、私の心の痛みはなかったのです。

219堕ちるウル母:2006/09/12(火) 20:56:49
お久しぶりです。
実はPCが不慮の事故にあい死亡しました。。。
管理人様、せっかくスレを立てていただいたのに申し訳ないです。
今、カミさんのPCからこっそり書き込んでます。
この後履歴を削除しないと・・・
出来るだけ早く復活できるように頑張ります。

220名無しさん:2006/10/15(日) 09:57:01
「堕ちるウル母」の職人さん。PCの調子の方、いかがでしょうか?
当方、続編期待しております。是非!!

221堕ちるウル母:2006/10/17(火) 20:31:58
>>220
嬉しいレスありがとうです。
PCは死亡しましたが来月新しいPCの購入予定です。
これはカミさんのPCからレスしています。(例のごとくこの後、履歴の削除をしないと・・・)
カミさんいない時に書こうと思うのですがなかなか筆が進みません。

何とか今月中に少しでも投下できるようにしたいです。
本格復帰?は来月になるかと思いますが・・・
でも、本当に嬉しいレス、PC死亡で萎えていましたがやる気が出てきました。
それでは

222名無しさん:2006/10/18(水) 14:22:22
>>221
自分は220さんではないのですが、私もお待ちして居ます。
頑張って下さいませ

223名無しさん:2006/10/18(水) 23:30:54
220です。「堕ちるウル母」さん
復活うれしいっす!!
最初は「ウル母?」と思いましたが・・・・
とことん自分のツボを突いてます。
頑張ってください!!

224堕ちるウル母:2006/10/22(日) 12:02:55
>>222さん>>220さん。
応援ありがとうございます。
なんとかカミさんに美容の為にと言ってヨガ教室に通わせることに成功しました。
午前中、久しぶりに一人の時間が出来たので多少なりとも投下しました。
うまく行けば毎週土曜か日曜に4時間ほど一人の時間が出来そうです。
筆が遅いので申し訳ありませんが今後ともよろしくお願いします。
それでは

225名無しさん:2006/10/22(日) 14:43:59
>>224
そうですか、頑張って下さい!
・・・ちなみに、今のこれは携帯から投稿しているのですが
パケット定額とかの携帯があれば、びくびくしながらで無くなるのでは?

226名無しさん:2006/10/25(水) 00:11:57
>>224
激しく期待!!

227名無しさん:2006/10/25(水) 23:48:07
「堕ちるウル母」の職人さん。新作ありがとうございます。
堪能いたしました!!この調子で次回もお願いします。

228名無しさん:2006/10/28(土) 17:24:40
今度から、「キューティ・ペニス」ベースの作品を書きたいんですが、いいでしょうか?

229名無しさん:2006/10/28(土) 17:44:14
ぜひ、お願いします!
かなりお待ちしています。

230名無しさん:2006/10/29(日) 16:06:37
マダム・ゴールドの存在をぐぐって知ったため、途中までしか読む事ことが出来ません。
すいませんが誰か補完して貰えませんか?

231名無しさん:2006/11/12(日) 03:27:48
最近落ち着いてきたなー。

232名無しさん:2006/11/13(月) 09:44:43
中断中の作者さん達も色々あるんだろうけど、せめて話のキリだけはつけてもらいたい・・

233名無しさん:2006/11/16(木) 04:10:06
久々に有子キター!
続き待ってるっス!

234名無しさん:2006/11/16(木) 21:06:53
お帰りなさい(涙)。

235名無しさん:2006/11/17(金) 19:35:16
come back 有子!

236名無しさん:2006/11/18(土) 10:44:16
これでまた盛り上がってほしいな。
お疲れっす。

237名無しさん:2006/12/01(金) 00:11:56
ウルトラの母が怪獣と戦いエロでない大ピンチに陥りながらも
最後は勝利を収める王道の小説が読みたいです。

238228:2006/12/02(土) 13:48:12
>228で発表(?)したキューティ・ペニスベースのSSがある程度完成しました。
まずは第1話(全15〜16話を予定)を投下したいと思います。

が、こういった話を書くのが初めてなので非常に出来が悪い・・・
今少し読み返しただけでも、他の作者さんたちとのクオリティーの差が凄いです。
しかもエロ少ないし・・・
ここの方々の好みに合うかどうかも分かりませんが、ぜひ感想等お願いします。

239新・キューティ・ペニス 1:2006/12/02(土) 13:50:11

序章<BR>
現代の地球は様々な宇宙人や怪人が注目する、宇宙でもめずらしい星だ。<BR>
彼らは主力軍隊を地球に送り込んで征服しようとしたり、迷い込んできたり、様々な考えでやってきた。<BR>
たいていの宇宙人はウルトラ戦士と呼ばれるような宇宙人の一種や仮面ライダーや戦隊ヒーローなどの「特殊能力を持った地球人」が撃退している。しかし、彼らのような戦士以外にも、宇宙人や怪物たちと戦う戦士もいる。<BR>
これから始まろうとしている、地球を守るために闘った2人の女戦士たちも、その一種だ。<BR>
彼女たちは普段目にするような戦士たちとは違い、悪の組織に-非常に汚い手口ではあるが――敗れてしまい、今も拷問が繰り返されているという。<BR>
そんな彼女たちの記録を、今、ここに書き記しておく。<BR>
<BR>
戦士の名前は奈津子。子供を産み、もうすぐ40歳近くになる年齢の女戦士だ。<BR>
彼女は宇宙保護隊という、宇宙警察との関わりも深い特殊部隊の一員で、彼女の最愛の娘の奈美子―のちに奈津子同様の運命となるが―もこの部隊に所属していた。もっとも、娘の奈美子のほうはまだ修行の身だが。<BR>
奈津子は地球で普通の地球人として暮らしながら、(もともとは奈津子も奈美子も一般の地球人である、)宇宙保護隊が地球を狙う可能性のある組織として指定した「デモンナイト」の陰謀を阻止するために活動をしていた。<BR>
しかし、活動とはいってもデモンナイトやその他宇宙人などは一度も姿を現したことはなく、平和な生活を送っていた。<BR>
そんな奈津子を取り巻く環境が変化したのが20XX年であった。<BR>
20XX年になると、それまでは全く姿を現さなかったデモンナイトが度々出現するようになる。<BR>
奈津子はそのたびに現場へ出動し、デモンナイトの一味を倒していった。<BR>
それを幾度か繰り返したときから、彼らの戦闘パターンが変化していく。<BR>
ここからは、普段のストーリー物らしく、彼女たちを中心に書いていくことにしておく。<BR>
またいつか、この話が書き終わったときにでも、お目にかかろう。  −21XX年11月30日 名無しの著者<BR>

240新・キューティ・ペニス 1:2006/12/02(土) 13:51:56
1章―彼女の変身姿―
「西多可さん、今回のこの連続誘拐事件、一体どういう手口なんでしょうか?」
テレビのワイドショーの声が奈津子の部屋に流れる。
今日の日本のニュースといえば、不可解な連続誘拐事件だった。
犯人の手口が分からず、警察も捜査が非常に進展しないこの難事件。犯人はデモンナイトであるということを知るのは奈津子だけだ。
(デモンナイト・・・・現れたのね。何度来ようと、私は倒して見せる!!)
奈津子は心の中でこう決心すると、テレビを切り、自分の部屋の中でいきなり服を脱ぎ始める。
下着姿の奈津子は素晴らしい体格で、その熟した、大きくやや垂れ下がっているのが魅力的な胸のふくらみや小さく引き締まっていてアダルトな魅力を醸し出す尻・・・・などなど、見ていてむしゃぶりたくなるような体格だった。
そして、パンツの中に手を突っ込むと、女性には本来ないはずの肉棒を取り出す。
(あなた、今日も力を頂戴・・・・)
「エナジーアップ・エレクション」
そう呟くと、自らの手でそれをいたぶりはじめた。

普通の男性の肉棒と同じく、奈津子の太い肉棒も自己主張を始める。天に向かってそそり立ったそれは爆発するのも時間の問題に見えた。
「ああっっ・・・いいっっ・・・!」いやらしい声で悲鳴を上げる奈津子を見ていると、彼女が戦士だとは思えないが、これが彼女の変身であり、キューティ・ペニスであるためだ。
奈津子は宇宙特捜部隊で戦死した自らの夫のペニスを移植し、スーパーパワーを手に入れたのだ。
彼女のエネルギー源は肉棒から発射される白い液なのである。
「チェンジ・キューティ・ペニス・Go!」と叫ぶと共に、彼女の肉棒から勢いよく白い液が発射される。
それと同時に、彼女の体を光が包み込んだ。

光の中では、彼女の下着がそれまでのインディゴブルーから、純白へと変化を遂げていた。
そして、その上からこれまた純白で、一切露出のないスーツが包み込んでいく。
彼女にぴったりのタイプなのか、かなり密着していて、ボディラインが非常に分かりやすい。AVのコスプレとして出ていてもおかしくないくらいだ。
そして、頭部に特殊なヘルメットが装着されると、光は消えてしまった。
どこもかしこも純白で包まれた、品の高そうな―でも、アダルトな魅力も捨てがたい、キューティ・ペニスの姿がそこにはあった。
キューティ・ペニスは、デモンナイトを探すために空を飛んで、出動していった。

241新・キューティ・ペニス 1:2006/12/02(土) 13:53:06
第2章―罠―
それから数時間の活動によってキューティ・ペニスはデモンナイトの行動拠点を見つけ出した。
そこは、寂れた工場の、今は使われていない倉庫だった。
キューティ・ペニスは倉庫の中に入り、中を丹念に捜索しながらデモンナイトを探す。
どこの部屋にいるかも分からないので、手っ取り早く、近くにあった部屋のドアを開けた。
(ここは違うみたいね・・・)
そう思った瞬間、背中に衝撃が走る。
「ああっ・・!」その衝動で前に倒れてしまったキューティ・ペニスを確認すると、彼女を蹴った怪人は急いでドアを閉めて鍵をかけてしまった。
(しまった!!)
ドアを開けようとするが、人間の何十倍以上の力を持ったキューティ・ペニスさえも開けれないほど硬く閉ざされてしまっていて、逃げ出すことは出来ない。
この部屋には窓もなく、あるとすれば壁の横に開いた穴だが、鉄の棒で塞がれており、小さいのでどうすることもできない。
他にはスピーカーとモニターのようなものがあるだけだった。
そう思った瞬間に、横の穴からガスが侵入しだす。<BR>
(こ・・・これは、デモンナイト特有の、催眠ガス・・・)<BR>
この催眠ガスはデモンナイトが独自に開発したとされる催眠ガスで、宇宙の闇取引でよく売買されているものよりも効果が強く、宇宙特捜部隊科学班によれば、これを吸ってしまうと、特殊スーツを身にまとって、身体のあらゆる部分を強化している戦士でも眠ってしまう、との効果が示されていたものだ。
意識が朦朧として、地面に倒れてしまった女戦士を、モニター越しに見ていたデモンナイトの一味が爆笑していた。

242新・キューティ・ペニス 1:2006/12/02(土) 13:55:36
第3章―新たな攻撃―
(う・・・う〜ん・・・)どれだけの時間が経過しただろうか、キューティ・ペニスが目を覚ます。
「お目覚めかね、キューティ・ペニス。ずいぶんと長い間眠っておられたようだが・・・」
どこからか声がした。その主を探そうと思ったのだが、首が動かない。
このとき初めて、自分が楔につながっていることを理解した。
そして、暗かった部屋に電気がつけられていく。すると、目の前には信じられない光景があった。
「どうかね、ワシの研究しているところを見るのは。素敵じゃないか?」
「素敵どころじゃないわ!早く開放しなさい!」
彼女がそういうのも無理はない。男の言った「研究」の姿はあまりにもむごかった。
全裸の女性―もちろん、例の連続誘拐事件の被害者なのだが―5人ほどが、楔につながれて、胸のふくらみと腹部、そして秘所に何か機械が備え付けてられていたのである。
顔はマスクの効果で見えなかったが、恐らくまだ生きている。
「無理ですな。あれはお前のために身をささげたとも言うべき女等もなのだから。」
「何ですって!?どういうことなの!?」反論するキューティ・ペニス。
「ふん、お前に教えることのほどのことではない。ですよね、デモンナイト様。」
男はモニターに向かって話しかける。すると、画面が急に光りだして、悪の組織のボスであると思わせるに十分な存在感や顔立ち、服装の怪人が現れた。
「いや、ポルシヤ博士。彼女には教えるべきである。」
「そ、そうでございますか・・・」ポルシヤ博士と呼ばれた男はややたじろぎながらも返答する。
「では――」
「博士、私が説明する。お前は自分の研究を続けよ」
「分かりました・・・。」不安げながらも、博士はどこかへ消えていった。

「キューティ・ペニス、私はデモンナイト頭領のデモンナイトだ。今からお前に、我々の計画を説明する。よく効くがいい。
我々は当初、地球征服だけを目標としていた。それはお前も知っているだろう。だが、方針を変更したのだ。
キューティ・ペニス。お前のその体内には、素晴らしい力を持った液がある。それを入手することも、今回の計画に入ったのだ・・・。そして、今から、お前がその液を存分に放出できるように、体を開いてやる。ポルシヤ博士、準備を頼もうではないか。」
この話の間、キューティ・ペニスは一言も話すことができなかった。彼女の最大の秘密を知るためにデモンナイトが攻撃を仕掛けてくることが分かったショックも多少は合ったが、話すことができないように細工を仕掛けられていたのだ。
「おっと、話せる様にはしておいいてやる。存分に鳴くのだな。」
「そんな・・・あなたたちに私がこの力を渡すとでも?」
「そうだ。もうじき、自らその力を差し出すことになるだろう。」
「やれるものなら、やってみなさいよ!・・・・ああっっっ!!」
突然、何年ぶりかの甘い誘惑が体に走った。夫が死んでから、変身時以外でこの誘惑を受けるのははじめてである。
かすかに見えた視界は、自分の胸に、捕らわれていた彼女たちと同じ装置が装着されているのに気づいた。
「まずはここからだ。せいぜい、頑張ってみるんだな。」先ほどとは声の調子が変わったポルシヤ博士。
それと同時に、ボタンが押され、彼女の股が開かれていく。その力は強く、抵抗しようにもできなかった。
「では、はじめますかな。」ポルシヤ博士が、別のボタンを押した。
ウィーーーンという音が聞こえることから、機械が作動したということは分かる。
しばらくすると、彼女の胸のふくらみに備え付けられた筒状の機械が動き始めた。

243新・キューティ・ペニス 1:2006/12/02(土) 13:57:53
第4章―久々の快楽―
動くと同時に、彼女から少しずつ快楽を関していると受け取れる声が聞こえはじめる。
「な・・・ああっ・・・なんなの、これは・・・」
「これか。これはお前の体を開くために開発した装置だよ。このの中を快楽を得るためのガスが流れているのさ。
このガスはワシが開発した特別品でな・・宇宙特捜部隊のスーツなぞ、この装置の前ではただのコスプレじゃ。
そして、第一段階が終われば、装置から細かい突起が出てくる。それでお前を感じさせ、開かせるのだ。」
「そんな・・・・私は・・・まけな・・・ああっっ!!」
「はぁ・・・ああっっ・・・ああん・・・」口ではともかく、実際にはこの快楽ガスに大きく流されていることを証明してしまった。
「それ、第二段階じゃ。」
その声と共に、筒が左右に動きはじめる。
なかの突起が彼女のふくらみを刺激し、更なる快楽を流し込んでいく。
「ああ・・・ダメ・・・あああっっ・・・ああん!!」だんだんと声が大きくなり、感じているキューティ・ペニス。
彼女の下半身でも、肉棒が自己主張を始めているらしく、だんだんと股間が膨らんでいく。
愛液が流れているのかはスーツと体の間にパンティがあるためによく分からないが、出ていることは間違いなさそうである。
「ああ〜ん・・・や・・・やめてぇ・・・ああっ!!」
(感じちゃダメ・・・このままでは、射精しちゃう!!)
彼女にとって、射精とは自分のエネルギーを放出するのと同義である。
キューティ・ペニスの状態で10回以上発射してしまうと超人的な力は失われ、変身も解除されて下着姿のただの女に戻ってしまうのだ。
しかし、そう分かっていても、快楽は絶えず流されてくる。久々の「女の部分」の快楽に、耐え切ることは出来なかった。
「イク・・・イク〜〜〜っっ!」の声と共に、彼女の肉棒からは白い液が噴出したはずである。
その量はかなり多そうで、彼女のパンティーを通過して、純白だったスーツにも大部分が吸収された。
成人男性よりも何倍も多い量で、排尿のときと同じくらいの量ではないか・・と思わせる。
声を上げてから10秒くらいでスーツの濡れた部分の拡大が終わり、首をだらんとさげて動かなくなってしまった。失神してしまったようである。
キューティ・ペニスの初敗北は、敵の頭領を前にして快楽に耐え切れず失神し、自らのエネルギーを放出してしまうという、屈辱的なものだった。
<BR>
「ポルシヤ博士。キューティ・ペニスを目覚めさせよ。写真を撮ってから、次のステップに移る。
「かしこまりました、デモンナイト様。」
そういうと、ポルシヤ博士は、いつの間にか停止していた、キューティ・ペニスの胸のふくらみに設置している機械のスイッチを再び入れる。
今度はいきなり筒の中の突起が失神している女戦士のふくらみを軽くこすり、脳の中に快楽情報を送り込んでいく。
「ま、・・・また・・・ああ・・・やめてぇ・・・」意識が戻り、いやらしい声で抵抗する女戦士は、既にこの快楽に屈していた。
目覚めたことを確認したポルシヤ博士は、一旦機械の電源を切ると、また別の機械をとりだした。
「今度はお前の秘所だ。どうだ、嬉しいだろう・・?」
「そ・・そんなこと・・ない・・」肩で息をしながらも答える女戦士。
「ふっ、かわいくないですな。快楽を求めているのは分かっておりますのに・・」と言いながら、ポルシヤ博士は熟女戦士の最も恥ずかしい部分に先ほどと似たような機械を設置した。
「さあ、キューティ・ペニス。今から第2ステップです。思い切り泣きなさい!!」
ポルシヤ博士が、スイッチを入れた―――――

244新・キューティ・ペニス 1:2006/12/02(土) 14:01:28
第5章―救世主―
ポルシヤ博士が機械のスイッチを入れてから、30秒くらい時間が経っているのだが、機械は一向に動こうとしない。
「ポルシヤ博士、どうなっておるのだ?」デモンナイトも、いらつきを隠さない。
「も、申し訳ありません、デモンナイト様!現在、私の部下が原因を調べているはずですので―」
「ポルシヤ様、原因が判明しました!」タイミング良く、下級兵士らしき怪人が報告にやってきた。
「117号、原因は何なのだ?」デモンナイトが尋ねる。
「はっ、原因は、特殊燃料が不足していたことだと判明しました。」
「馬鹿な!他の機械はここ3日間ずっと動いておるのだ!ずっと使っていないガルマオイルがなくなるはずなどない!」
ポルシヤ博士が部下に厳しく言いあたる。が、内心ではポルシヤ博士も同じ考えである。
「とにかくもう一度調査を・・・」

そのときだった。突然、倉庫の明かりが消えて真っ暗になった。
「一体どうなっておるのだ!直ちにエネルギールームに向かえ!すぐに復旧させて、デモンナイト様との交信を復活させよ!」
自分の今後を考えているのか、かなりあせったポルシヤ博士の声。
キューティ・ペニスも明かりが消えた後は、視界が消えていて困惑している。
そうこうしているうちに、誰かが先ほどからずっと装着されてそのままだった胸と秘所の機械を外した。
(誰・・・・?)視界が悪くて、この作業を一体誰が行っているのかは分からない。
しかし、機械を外し、手足の拘束を開放したことで、これが味方の戦士であることくらいは、長年の経験から見当が出来る。
味方の行動を邪魔することは出来ない。だから、女戦士はずっと黙ったままだった。
その間に、謎の戦士はキューティ・ペニスを抱えて走り去っていった。
「ポルシヤ様、もうまもなく復旧完了です。」
下級怪人がそう言って、明かりがついたときに、キューティ・ペニスの姿はなかった。

キューティ・ペニスが謎の戦士の実体を知ったのはそれから3分後だった。
2人は倉庫を抜けた後、誰もいない山奥に逃げ込んだのだ。
その間、キューティ・ペニスは地面のほうをずっと向いていた。
「お母様、大丈夫?」−熟女戦士を助けたのは、実の娘だった。
「奈美子、助けに来てくれたのね・・・・」自分の股間が濡れているという恥ずかしい状態であることも忘れて、熟女戦士は娘にお礼を述べる。
奈津子の娘である奈美子は、奈津子同様、宇宙特捜部隊に所属していた。つい最近、実践に出るために、配属の星を選んでいるということは知っていたが、地球に決まったことは、奈津子も知らなかった。
「だって、久々に地球に来て、家に戻ってみたら誰もいなくて、地下に行ってサーチをかけていたらここにいたから・・・」と、奈美子は答える。
「そしたら、お母様が機械を付けられて楔になっていたから、私慌てて機械を止めて、それで助けたの。」
「そ・・・そう・・なのね・・・」今の奈美子の発言で、娘に見られたくない場面を見られてしまったことは理解できた。
だが、今あからさまにそれを聞いてしまうことにも抵抗があり、奈美子本人もさほど気にしていなさそうだったので、奈津子は何事もなかった風に答えた。
「奈美子、本当にありがとう。家に帰りましょう。」そういって、2人の女戦士は奈津子の自宅へと戻っていった。

2人で家に戻ってから、変身を解除するために2人は個室へ向かった。
下着姿で変身しているので、変身を解除すると下着姿になってしまう。そのため、2人はそれぞれ別の部屋で変身を解除してから、お互いの部屋に備え付けられているシャワーを浴びてから服を着ることにしたのだ。
奈美子もあっさり同意した。奈美子自身も下着姿の状態でないと変身出来ず、奈津子同様、解除するときには下着姿になってしまうからだ。

奈津子は自分の部屋に入って鍵を閉めると、変身を解除する前に鏡に向かった。
デモンナイト達の前で射精をしてしまってからもうすぐ30分くらいが経過するのだが、スーツの腹の部分には、まだくっきりと湿った部分が残っている。
(まさか、このエネルギーが目標にされるなんて・・・・それに、デモンナイトや奈美子の前で・・・)
敵や最愛の娘の前で自らのエネルギーを放出してしまったことにかなりの屈辱を感じる。
しかし、これからも標的が自分であり、エネルギーである以上、このような攻撃が続くことは分かりきったことだ。
それを阻止するためにも、今度こそは倒す・・・そう決心しながら、奈津子は変身を解き、インディゴブルーの下着姿に戻った―。
                   第1話 完

245新・キューティ・ペニス 予告と反省会:2006/12/02(土) 14:06:38
第2話予告
デモンナイトのしわざと思われる連続殺人事件が起こった!
奈津子はキューティ・ペニスに変身し、一度は撃退するが、再び現れたデモンナイトに捕らえられてしまう。
こうして再び捕らえられたキューティ・ペニスに、今回実行することのなかった第2ステップの攻撃が襲い掛かる!
次回、キューティ・ペニス第2話 女の急所 現在執筆中!

ということで第1話が終わりました。
書き込み時に<BR>と書いてあるのは改行の意味なのですっ飛ばしてください。
何ヘマやってんだか・・・
大体エロシーンの書き方がおかしいんじゃないか?と言う感じさえします。
それに背景などの描写も少ないかな・・・
書くのって難しいことを痛感しました。

246名無しさん:2006/12/03(日) 00:25:53
作者さん乙!!なかなかおもしろかったです。
個人的に少し残念だったのは、キューティ・ペニスの活躍シーンが少なかったところかな?
最初怪人を軽くいなして、そのあと捕まったりするとさらによかったかも。
まあ、個人的好みなのできにしないで・・・

次回は活躍シーンもありそうなので、期待してます。

エロシーンは第一話ってこともあるんで、このくらいの微エロで充分ではないでしょうか。
十五話〜十六話もあるようなので、徐々にエロ度を増していって下さい。

247管理人:2006/12/03(日) 23:33:29
新キューティ・ペニスはキューティ・ペニス作品スレに保管させていただきました。

248名無しさん:2006/12/04(月) 01:00:17
面白かったです。
第2話以降にも期待しています。

249名無しさん:2006/12/09(土) 20:34:00
面白かったです、
次回楽しみっす!!!!

250新・キューティ・ペニス作者:2006/12/23(土) 10:53:21
皆様、駄作を読んでいただきありがとうございます。
返信が凄まじく遅れて申し訳ございません。
面白かったと言っていただけて嬉しいです。

さて、明日はいよいよクリスマス。プレゼント・・・って訳でもないですが、
明日第2話〜第3話あたりを書ききれたところまで投下したいと思います。
どちらも1話から比べると飛躍的に長い文章になりそうで、読み応えがあると思います。
それでは、また・・・

251名無しさん:2006/12/23(土) 15:43:34
クリスマスプレゼント、楽しみにしてます。

252新・キューティ・ペニス作者:2006/12/24(日) 18:42:11
お待たせしました!第2話と第3話です。
2話のほうは若干あせって書いているので少しミスが多いかもしれないです。
3話のほうは自身ありですが、3話>2話と書いたために話がつながっていない可能背もあります。
(チェックはしているのですが、見逃しているかもしれません)

それでは、時間の許す限り投下させていただきます。

253新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 18:44:54
2話 −人間の急所―

第1章―閣議―
この前、ポルシヤが頭領であるデモンナイトの前で大失態を演じた後。
デモンナイトでは、ある閣議が開かれた。もちろん、議題はポルシヤの処遇についてである。
「この前は仕方がなかったのじゃ。いきなりビューティ・ガールが現れて・・・」必死に主張するポルシヤ。
しかし、他の幹部たちで、ポルシヤに同調するものは少ない。唯一、同調しているのは昔からの親友である頭領くらいである。
「私はそれに納得だ。だが・・・お前たちの意見も聞いてみたい。」あくまでも中立的な意見を取ろうとする。
デモンナイトとしてもこの一件はできるだけ平和的に解決したいのである。

昔、まだ今の頭領のデモンナイトが生まれてすぐだった頃、頭領の父であるデモンキングがこの組織を立ち上げた。
そのときには豪快な性格の父に慕うものも多かったが、規則がかなり緩めで、メンバー内の同調性が取れなかった。
このとき、デモンキングは組織としてははじめてである侵略計画として、ある惑星の制覇に向かった。
自由気ままな組織のおかげで隊員も増え、戦闘力が増してきた時期で、デモンキング以下そのときの幹部達も、その惑星くらいは余裕である・・・と思っていたらしい。
実際、デモンキングの組織は順調に計画を進め、猛威を振るった。
この頃は宇宙を統括する平和組織がなく、惑星ごとに部隊があった時代だったので、その組織を潰してしまえば後は簡単だったのだ。

そして、その惑星の侵略もほぼ終わりかけていたときに、ある事件が起こる。
そのときの幹部では最大の権力を持ち、デモンキングとも親しかった人物が暗殺されたのだ。
当然、そういう立場の人物が消えたことによってデモンキング一味は困惑する。
更に、内部調査を進めていくと、殺したのは、他の幹部に密かに命令された下級戦士だったのが分かり、事態は更に混乱していく。
勿論、指令を出した幹部と殺した下級戦士は罰せられ、事態は終焉したと思った。
だが、これで失った人物―特に幹部クラスの2人は―それぞれがお互いに大きな派閥のトップ人物だった。
2人は対立しながらもお互いの心では信頼しあっていた。だが、彼らの真の信頼関係を知らない他の幹部や戦士たちが、「彼らを次期頭領候補」に位置づけたのだ。
更に、その幹部たちが2派に分かれだしたのだ。そして、完全に2分してしまった。
彼らは常にお互いのことを意識し合い、対立していた。それでも、その派閥のトップ通しである二人が、表面上は対立しながらも、内心では信頼し合い、他の人間には分からない方法でコミュニケーションをとり、下の者に、多派閥への攻撃を一切禁止するように命令しあっていたから対立は起こらず、内部紛争はなかった。

だが、二人がいなくなってしまった以上、止めることはできなくなってしまった。
デモンキングの命令を無視して、お互いの派閥が、せっかく確保した惑星で紛争を起こしたのである。
確保した戦力物資を使い果たし、兵力を使い果たすまで紛争は続いた。
両者が互角のパフォーマンスを見せたことがこの時は裏目に出てしまい、終わりのない新兵器開発と攻撃が繰り返された結果、デモンキング一味は崩壊寸前にまで追い込まれたのである。
その隙に、今の頭領であるデモンナイトの父親、つまりデモンキングは何者かに暗殺されてしまう。
ようやく紛争が終わったときには、せっかく確保した惑星、兵士、頭領・・・何もかも失ってしまった。
生き残った幹部3人ほどがようやく和解し、彼らの力だけで事件をもう一度捜査していくと、下級戦士に命令したのはトップ幹部の人間ではないことが分かった。このときに初めて、対立していた二人の間柄を知った。
自分たちのせいでこんな大戦争を起こし、崩壊していったデモンキング一味。
それから脱するため、息子であったデモンナイトを頭領に据え、再建を果たし、ようやく軌道に乗り始めた。
父親の集団の有様を間近でよく見ていたデモンナイトが、今の自分たちが似たような状況に立たされているのが理解できるのである。だからこそ、ここでの分裂は避けたかった。

もう、今のデモンナイト集団でこの現状を見たことのある人物は彼だけだった。
だからこそ、出来るだけ中立的な立場で意見を聞きたいのだ。
閣議は異例なほど長時間行われた。そこでの結論は、ポルシヤに地球侵略の主管を継続させるが、地球用戦闘員の供給減少と、早急にキューティ・ペニスのエネルギーを奪うことだった。
そして、エネルギー奪取のために、ポルシヤはある怪人を送り込んだ。

254新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 18:46:37
第2章―撃退―
「デモンナイト出現!デモンナイト出現!」奈津子の家にサイレンが響き渡る。
数週間前にポルシヤたちの前であんな失態を犯した奈津子は、それ以降娘である奈美子と共に生活を始めた。
それから3回程度怪人が送り込まれたのだが、奈美この変身時の姿であるビューティ・ガールと共に、全ての戦いで圧勝していた。
今日は奈美子は正式ライセンス取得のために本部に出かけている。しかし、3連勝で勢いに乗っている奈津子は、かなりの自信を持っていた。
サイレンを停めると、自分の部屋に入り、鍵を閉める。
そして、変身のために服を脱ぎ始めて、下着姿になった。
床に寝転がると、自分のパンティーの中に手を突っ込み、肉棒を取り出す。
「エナジー・アップ エレクション」
肉棒をしごき始めると、それはだんだんと太くなり、硬くなっていく。
天を仰いで最大級に膨張したそれを、奈津子はより激しい勢いでしごいていった。
「はぁ・・・ああっ・・・・」感じているのか、少しあえぎ声を上げる奈津子。
体のほうも限界近いのと同時に、変身体勢を整えた。
「チェンジ・キューティ・ペニス! Go!!!」
奈津子の体を光が包み、下着が純白へと進化する。と同時に、異次元空間の中に向かって射精を終えたペニスが元のサイズに戻り、再びパンティーの中へ格納されていった。
足元から奈津子のボディラインを的確に表す薄い特殊スーツが形成され、マスクをかぶる。
変身を終え、奈津子の部屋の中に現れた熟女戦士は、勢い良く部屋を飛び出して行った。

熟女戦士が向かった先はかなり大きい公園であった。
元は遊園地だったところが閉鎖・整備されているところなので、本当に大きい場所である。
一部はビジネスタウンや住宅街として再利用されていることもあって、人もそこそこ見かける。
公園に入っていき、中央部に差し掛かったところで一人の怪人を見つけた。
「デモンナイト!おとなしくしなさい!惑星不法侵入で逮捕するわ!」キューティ・ペニスが叫ぶ。
どうやら、あまり強くはなさそうである。
「宇宙特捜部隊・・・倒す・・・・」ロボットなのだろうか。カタコトの声で言うと、いきなり熟女戦士の方に向かっていく。

「キューティ・ソード!」熟女戦士がそう叫ぶと、右手に剣が現れた。
彼女の唯一の武器であるソードだ。
意味もなく(?)向かってくる敵に対して剣を構えると、殴りかかってきたところにすばやく斬りかかった。
斬られた部分から内部が見える。やはりロボットであった。
「キューティ・ソード奥義!キューティ・クラッシュ!!」
起き上がってきたところにキューティ・ペニスの必殺技が繰り出される。
それを受けたロボットは、大爆発を起こして木っ端微塵になった。

しかし、何かがおかしいと思った。これほど敵が弱かったのは初めてである。
何かの罠なのか?例えば、どこかの戦隊たちなんかは弱い敵相手に戦い、戦闘力などのデータを取られ、苦戦していたこともある。これもそうだったのだろうか。
だとすると、キューティ・クラッシュの使用は誤った判断だったかもしれない。そんな不安が押し寄せてくる。
その不安は、現実となってしまった。

255新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 18:53:52
第3章―体力低下―
「お見事でしたな、キューティ・ペニス。」
熟女戦士が振り向くと、そこにはポルシヤの姿があった。
「ポルシヤ・・あなたの仕業なのね!今度はあなたを倒して見せるわ!」
熟女戦士が戦闘体制に入る。
「そうはいきませんな。あなたに倒されるほど、私は弱くない。」あえて挑発するポルシヤ。
先ほどキューティ・クラッシュを使用したことにより、熟女戦士の体力が低下していることを見切っていた。
挑発によって理性を失わせ、徹底的にいたぶる目的である。

「ええい!!」挑発に乗ってしまった熟女戦士がポルシヤに斬りかかる。
ポルシヤがそれを上手にかわすと、熟女戦士はそこに突きを入れる。だが、これもよけられた。
その後も、キューティ・ペニスはポルシヤ相手に剣を振りかざしていく。だが、ポルシヤは軽々とそれをかわす。
ただ動いているだけのポルシヤが、熟女戦士には挑発していると受け取られた。
「どうしたのですかな?さっきからそんなものを振り回していて・・・当てれないのですかな?」ポルシヤが更に挑発する。
「くぅ・・・」反論できない熟女戦士。
だが、それでも再びポルシヤを斬りかかる。
ポルシヤはそれをかわすと、熟女戦士の背後について背中を勢い良く蹴った。
少ない体力の中、必死に動いていた熟女戦士には、この一発で十分な効果が発揮された。
その場に倒れこんだ熟女戦士は、息遣いが相当荒く、体力をかなり消耗している。
起き上がろうとしても、体が重くて出来なかった。
その隙を見計らって、下級戦闘員たちが熟女戦士を取り囲む。
そして、彼女の肢体をガッチリと持つと、彼女の股を開いて大の字にさせた。
「は・・・離しなさい!!」必死にもがくが、体力が少なくて最大限の力を発揮できず、1本の手足に対して2人の戦闘員がガッチリと抑えていては意味がなかった。

敵に拘束されて宙に浮く熟女戦士。
大きく開かれた足の付け根に、ポルシヤが近づく。
そして、無言のままそこに器械を取り付けた。
「ククク・・・どうですかな、キューティ・ペニス。拘束されて器械を取り付けられた気分は?」
高笑いをしながらポルシヤが言った。
「くぅ・・・早く、その器械を外して解放しなさい!」未だに強い口調で熟女戦士が言う。
「それはいけませんな。あなたのそのエネルギーが我々の狙いなのですから・・・あなたに逃げられてはどうしようもない。今から第2段階をはじめようとするかのぅ。」
ポルシヤがそう言うと、その横にいた下級戦士がスイッチを押した。
「さあ、キューティ・ペニスよ。思う存分鳴けばいい!!」ポルシヤが言うと同時に、器械が動き出して、熟女戦士の秘所を触り始めた。

256新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 18:58:18
第4章―ポルシヤの責め―
キューティ・ペニスの秘所に備え付けられたその器械は、前回、胸のふくらみに着けられたもの同様、中に無数の突起があるようだ。
そして、それが動くことによって、彼女に快感を与える仕組みである。
「ああんっ!!」突然触られたことによって、耐えるための準備が出来ていなかった熟女戦士が鳴く。
「いい鳴き具合ですぞ。もっと鳴いてみなさい。」ポルシヤが言った。
秘所からはかなりの快楽の波が押し寄せてくる。それに反応しまいと必死に耐えている心。
だが、体とは正直なものである。快楽に敏感に反応し、男性性器が誇張を始めた。
それはスーツ越しからでもよく分かる。男性性器の部分が膨れ上がって、スーツを突き破ろうとしているのだ。
もっとも、それほど簡単に破れてしまうスーツでもないが。

快楽に流されまいと必死に耐える熟女戦士を、下級戦闘員達とポルシヤが嫌な目つきで眺める。
彼らも熟女戦士同様、自分のブツを誇張させている。
そんな視線の先にある熟女戦士。この前、胸を徹底的にいたぶられた影響なのか、もう少しで快楽に流されそうな感じである。
(どうして・・・感じちゃう・・・感じちゃう・・・)心の中に疑問を抱く熟女戦士。
「あん・・・・ああン・・・ああああ・・・」だんだんと抑えていた声が漏れ始めてくる。こうなってくると、いかに強い精神を持った女性であろうと、耐えるのには無理があるだろう。
その声に反応した下級戦闘員が、狙いを一番敏感な部分に合わせた。
女性が一番感じやすい部分を、突起が触っていく。
「はあああん!!そこ・・そこだけは・・ああっ・・・やめてっ・・・くうぅ・・・」と熟女戦士が言う。
こんな快感を受けたことはなく、かなりの刺激が脳に送り込まれていった。
そして、体のほうも限界に近くなる。
「ああん・・あああ・・・はああ〜ん・・・ダメ・・・これ以上はダメ・・・」絶頂を迎えそうなことを示唆する発言である。

それから10秒ほど経過したであろうか。
「ああん・・・もうダメ・・だめなのぉ〜!!!」
戦士の誇りなどなかった。熟女戦士は、宿敵とも言えるポルシヤの目の前で、下級戦闘員に肢体を拘束され、大の字にされ、秘所には機械が備え付けられるという、これ以上の屈辱感はなさそうな状態でイッてしまった。
大きく誇張していそうで、スーツを破らんとしてた男性性器から大量の液体が放出されていき、純白のスーツにしみを作っていった。
射精が終わると、ぐったりとした状態になった。

だが、ポルシヤはそんなことは一切気にせず、再び熟女戦士の開かれた足のところに来ると、熟女戦士の股間を触る。
そして、勢い良く液体を発射した肉棒を見つけると、それをそっと触った。
本来女性にはない器官を触られると、相当な刺激が伝わるのだろうか。
失神状態だった熟女戦士が目を覚ました。
「嫌・・・・触らないで!!そこだけは触らないで!」先ほどのクリストスのときよりも強い意志を持って叫ぶ。
だが、今のポルシヤにとって、その叫び声が挑発にしか捕らえられていないことを、奈津子が分かるはずがなかった。

キューティ・ペニスの声に挑発され、より一層の刺激を与えたくなったポルシヤが、下級戦闘員にある命令をする。
しばらくして戻ってきた下級戦闘員が持っていたのは機械だった。
ポルシヤは、それを受け取ると先ほどからずっとつかんでいた奈津子のペニス付近に装着する。
もちろん、これも股間に取り付けられたものと良く似ており、中に接着された突起が、彼女のペニスを舐めるような感じで刺激していくようになっていた。
装着されると、奈津子の中に一気に恐怖心が高まっていく。
それも仕方ない。今までは経験のある女性器だった。しかし、今度は変身のとき以外に刺激を与えたことのない男性器である。一体、どれくらい凄い快楽の波が来るのかなど、分かるはずがなかった。
そして、恐怖心のあまり、声が出ない。それと同時に、悔しさが奈津子の心に広がる。

257新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 18:59:26
スイッチが要れられ、機械の中の突起が彼女の肉棒を刺激していく。
それは、変身のときとは比べ物にならない刺激であった。
「ああん!!やめて・・・やめてぇ!!」叫ぶ熟女戦士。
信じられないほどの快楽情報が全身を埋め尽くしていく。
機械でポルシヤたちには見えないが、彼女の肉棒は早々と最高潮になってしまい、後は奈津子の体がどこまで耐え切れるかが問題である。
「ああん・・・ああああっ・・・はあああ〜ん・・・・」鳴き声が止まらない。抑えようとしているのだが、完全に抑え切れなくなっている状況であった。
「もう・・・もうダメなのぉ・・・あああ〜ん・・・ああああ〜〜〜」
先ほどよりも凄まじい叫びを上げて、再び絶頂を迎えてしまった。
刺激を受けたペニスが、再び勢い良く液体を発射させる。
絶頂を迎えた後、ぐったりとしてしまった熟女戦士を、下級戦闘員が拘束から開放させる。
そして、機械を取ると、お腹辺りに1回目のときとは比べ物にならないほどの大きな染みができていた。
秘所のほうにも、若干ではあるがシミが確認されている。パンティーだけでは吸収できないほどの愛液を出したのだろうか。
純白のピチピチスーツに2つのしみを作り、股を大の字に開けて寝転がっているその姿は、惨めであった。
「皆のもの、退却するぞ!」ポルシヤが小声で叫ぶ。
理由はひとつであった。研究(といっても、どうやったのか、正論なのかは不明なのだが)では、一度体を完全に「感じる」体質にした後、1週間ほど間を空けておいたほうが、いいエネルギー、つまり精子が取れるということなのである。もちろん、スーツをどうにかしない限りまともな量のエネルギーを取ることもできず、その対策のために一旦生かしておくということでもあったが。
ともかく、熟女戦士が眠っている間に、ポルシヤたちは去っていった。

「う・・・・はっ、ここは・・・」熟女戦士が目覚めたのはそれからしばらくしてからだった。
ポルシヤたちの姿はない。何をされたのか・・・
でも、特に何もされた気配はなく、周りにも誰もいなさそうだった。
大いなる屈辱と責め。この2つを受けて、悲観的ながらも熟女戦士は去っていった。

258新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 19:02:12
第3話 奈美子を狙え!

第1章―異変―
前回、奈津子が不本意ながらも公園で2回の絶頂を迎えたあの闘いからそろそろ2週間が経過しようとしている。
あの闘い以降、奈津子は宇宙特捜部隊本部に出向いて、1週間定期健診を受けたり、自分の持つ未知のエネルギーについて調べたりした。
調べた結果分かったことは少なかったが、このパワーをもっと有効に利用しなければならないことと、このエネルギーがごく少量で惑星を破壊する可能性を秘めていることがより深く理解できた。
それを機に、地球に戻った奈津子は娘の奈美子と共により一層のトレーニングに励んだ。
一人では到底敵わないであろう戦いを有利に進めていくには、娘であり、超強力なサポート戦士でもある奈美子が欠かせない。
若さゆえか、それとも徹底された指導の成果なのか、最近の奈美子は平均して彼女の持てる力を存分に発揮できるようになった。特にここ数日は、トレーニングでも奈津子以上の戦闘力を発揮していたし、実戦経験さえ積めば奈津子を超えるのは容易であるほどの力をまだ秘めている。
本人も実力がついてきたと自覚しているのか、実戦形式練習でもかなりメリハリの利いた攻撃を繰り出せるようになっているのも心強い。
「調子のいいときの有頂天さは、闘いでは決して見せてはいけないのよ。分かった?」
「お母さん、もうそれ何回目?いい加減聞き飽きちゃったよ〜。」が、トレーニング中の2人の最も多い会話であった。
奈美子は今、この聞き流していた言葉で大ピンチを招くことになると理解していなかったのは、未熟さゆえだろうか。

「緊急指令、緊急指令!本部より連絡、太陽系第三惑星地球の日本時間の本日午後2時ごろ、デモンナイトが裏取引を行う模様、直ちに現場を取り押さえよ!繰り返す、本部より連絡、太陽系第三惑星地球・・・」
本部からの指令が特殊電波を通して奈津子の部屋に響き渡る。
(今日の午後2時・・・あと一時間しかないのね・・・)時計の針は1時をさしていた。
本部のほうもギリギリで情報をつかんだようである。一刻の猶予もない。
「お母さん、すぐに出発するの?」ドア越しに聞こえる奈美子の声。
鍵を閉めていたので、中には入ってこられないようである。
「ええ、時間がないわ。本部も場所が分かってないみたいだし。今すぐよ!!」
そう返事をした後、奈津子は大慌てで自分の衣服を脱ぎ捨てて下着姿へとなった。
ここ2週間のトレーニングの成果はボディにも現れていて、本人が気にしていたお腹周りが引き締まったように見える。しかし、それでも彼女から発せられるアダルトな魅力は変わらない。
下着姿でその場に寝転んだ奈津子は、自らのパンティーに手を突っ込むと、エネルギー源の肉棒を取り出した。
「エナジーアップ・エレクション」
いつものように変身体制に入るための声を発すると同時に、自らのペニスをしごきはじめる。
それだけでも十分な精神統一と快感は得られると思うのだが、一度開かれた体は言うことを聞かない。
「あっ・・ああっ・・・ああん・・・」声を上げ始め、全身で快楽を味わう熟女戦士。
ペニスも硬く、太くなって天を仰いでいた。それでも、彼女の右手は攻撃の手を緩めず、変身のためにしごいていた。
「ああ〜〜ん・・イイ・・イクぅ〜・・・」無意識のうちに左手で大きく膨らんだ胸の果実を揉み始めた奈津子。
彼女の頭の中に、変身するという考えはなかったのではないだろうか。そう思えるくらいのハイペースで快楽を求めていた。
「ああ〜〜イク・・気持ちいいいのぉ・・・はぁぁ〜ん・・ああああっっ!!」
自らの爪で乳首を摘んでしまったのと同時に、彼女のペニスから白い液体が発射される。
本来ならここで変身が始まるのだが、いつものように光には包まれなく、ただ絶頂を向かえ失神してしまったかに見えた。
しかし、彼女の体のほうは何とか変身準備を終えていたこともあって、光には包まれなくても下着の色が純白に変わり、ムチムチのボディラインをクッキリと表す特殊スーツ、そしてマスクが、失神した奈津子の体に装着される。
こうして、何とか変身を終えた熟女戦士だったが、失神しているので、起きるのはしばらく時間がかかりそうだった。

259新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 19:03:44
「お母さん、しっかりして!!」奈美子が声を掛ける。
奈美子も既に変身を終えていた。彼女は、先に変身を終えて奈津子を待っていたのだが、何分待っても出てくることは泣く、仕方なくドアを破って奈津子の部屋に入ったのだ。
「な・・・奈美子・・・ごめんなさい・・体の調子が悪いの。先に行って、デモンナイトを達を止めてきて・・・」
ようやく目を覚ました奈津子が弱弱しい声で伝える。
「分かった、お母さん。私、何とかしてみる。ゆっくりしてて。」
そういうと、奈美子は急いで奈津子の部屋を出て、デモンナイトを探しに出かけた。
(・・・上手くごまかせたけれど・・・一体・・・)
変身プロセスに入ったことまでは覚えている奈津子だったが、そこから先に一体何が起こったのかは全く理解できないでいた。
しかし、一刻を争う事態の中で自分がオナニーに屈してしまったことはなんとなく理解できる。
デモンナイトに体を開かれてしまった影響なのか、それとも、ただ単にヒートアップしてしまっただけなのか・・・
奈津子は大股を開いた状態のまま、この問題について考えていた。

第2章―チャンス―
(早く、デモンナイトを見つけないと・・・・)奈美子は今、本部から特殊メールで送られてきた情報を元にデモンナイトの居場所を探していた。
奈津子に信頼されていることが分かって、元々勝気な性格に燃料を与えたのだ。
(私一人でも、何とかしてみせる・・!)
自信にあふれた奈美子。向かった先は、海辺の洞窟だった。

(ここね・・・デモンナイト達はいるのかしら・・・)こっそりと洞窟の中をのぞく奈美子。
その視線の先には、デモンナイトと思える怪人と、なんだかよく分からないけれど、黒い服を着た忍者らしき人物が見える。
(デモンナイト・・・!さっすが、宇宙特捜部隊の情報班!これで的中率95%!)
うきうきとした気分で取引の様子を眺める女戦士の姿を、デモンナイト達は見つけられなかった。
(ビューティ・ソード、ガンモードで先手を打つのがセオリーだよね)
そう思うと、彼女の右手に剣が現れた。奈津子が前回、公園で手にしていた剣を奈美子用にカスタマイズしたものである。奈津子のものとは違い、銃としても活用できるのが特徴である。
ビューティ・ソードが実体化されると、その先端をデモンナイトに向けた。
パンパンパン!!ビューティ・ソードから発射された弾が狙い通りに的中する。
「誰だ!・・・まさか、ビューティ・ガールか!!」
「あら、よく分かったわね。愛の力で悪を切る、宇宙特捜部隊特殊任務班、ビューティ・ガール参上!
ポルシヤ、今日こそあなたを倒して見せるわ!でもその前に、その箱を渡しなさい!」
「お前に渡すはずなどない!下級戦闘員、早く奴を倒さんか!」
今まで状況が理解できずにぼーっと立っているしかなかった下級戦闘員たちが、ポルシヤの命令で慌ててビューティ・ガールに向かって走り出す。
「取引の邪魔は許さん!ポルシヤ殿、我らも手助けいたしましょうぞ!初級忍者隊、直ちにデモンナイトの下級戦闘員をフォローするのだ!」
黒服を着た忍者が命令すると、岩の陰から白い服を来た忍者が駆け出した。
(数が多いわ・・・それに、あいつらに逃げられちゃう!)
そう判断した女戦士は、迫り来る20人ほどの戦闘員たちを一気に飛び越えると、逃げかかっていたポルシヤたちを追い始めた。

260新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 19:05:17
「待ちなさい!!早くその箱を渡しなさい!!」再びビューティ・ソードから弾が発射される。
しかし、ポルシヤたちがとっさに岩陰に隠れたので、それが当たることはない。
「仕方ない、ポルシヤ殿、我らが直々にこの小娘を退治しましょうぞ!」忍者がポルシヤに伝えた。
と同時に、岩陰から飛び出してビューティ・ガールを切りかかってくる。
それをさっとかわした女戦士。だが、数日前に降った雨の影響で、足場はまだぬかるんでいた。
よけたのは良かったものの、滑ってこけそうになる。
その隙を忍者は逃すはずがなく、再び剣で斬りかかった。
「あっ!!ああっ!!」悲鳴を上げる女戦士。
特殊スーツのおかげで皮膚が切れるなどといったことはないが、やはり痛いものである。
2弾切りの後に忍者が剣でビューティ・ガールの腹を突くと、洞窟の入口にまで吹き飛ばされ、その場に倒れこんだ。
「口ほどにもない奴だ・・・初級忍者、今のうちだ!」
「下級戦闘員も、今の間にビューティ・ガールをやってしまいなさい!!」
ポルシヤと忍者が部下に命令を与える。
痛みに耐えているビューティ・ガールを取り囲んだ彼らのうちの一人が、ビューティ・ガールの首をガッチリとつかんで強制的に立たせた。
「離しなさい!!」と抵抗しているうちに、彼女にたくさんの敵が襲い掛かる。
「あんたたちに負けるほど、私も弱くはないわ!!」
戦士としてのプライドなのか、首を拘束されながらも、前から迫りかかってくる敵をビューティ・ソードで倒していく。
その間に、足でで首をつかんでいた戦闘員にキックをお見舞いすると、その戦闘員を斬り捨てた。
いくら有利な状況でも、下級戦闘員たちの絶対的な戦力不足はどうすることも出来ず、20体ほどいた戦闘員全てがあっけなく倒された。

こうして、洞窟にはポルシヤと忍者、そしてビューティ・ガールの姿だけになった。
ビューティ・ガールも純白のスーツにブーツだったのだが、今では泥まみれになっている。
それはそれでアダルトな魅力がある―、と思うのは筆者とポルシヤだけなのであろうか。
とにかく、1対2では戦力的には不利である。だが、それを乗り切るしかない。
「ポルシヤ殿、後方支援を頼みますぞ!」
先頭になって進むのが好きな癖でもありそうな忍者が、またまたビューティ・ガールに襲い掛かる。
「今度はそうはいかないんだから!ビューティ・ソード!」
剣と剣、白と黒の戦いは互角に見えた。
キーンという、剣同士がぶつかる音しかしない。
「ポルシヤ殿、一体何をしておられる!早く支援を!!」忍者が叫んだ。ということは苦戦を認めているということだろうか。
ポルシヤだって銃を構えてはいるのだが、2人の動きが激しくてなかなか発射することが出来ないのであった。
「はっ!」忍者がポルシヤのほうを向いた隙に蹴りを入れる。
思わずたじろいでしまった忍者に、お返しとばかりに飛び蹴りを食らわせると、忍者はすっ飛んでしまった。
それを追って洞窟の入口へ向かうビューティ・ガールは洞窟から出ると忍者に向かって飛び、必殺技を喰らわせようとした。
そのとき、ビューティ・ガールは忍者を倒すことに夢中になりすぎていて、取引されていたハコも、ポルシヤの存在も忘れてしまっていた。

261新・キューティ・ペニス:2006/12/24(日) 19:07:02
第3章―捕虜―
ビューティ・ガールが忍者に向かって上空から切りかかっているところに、ようやくポルシヤの銃が発射された。
「ああっ!!」悲鳴を上げて落下してしまうビューティ・ガール。
そこへ、更にポルシヤが銃を発射させるのだが、当たることはなかった。
「何なの、この痛さ・・・・」奈美子が呟く。取引されていた箱の中身の効果だった。
ポルシヤが開発した超強力な弾・・・剣に自信があり、接近戦では有利な忍者一族だったが、銃を向けられるとたちまち弱くなってしまった。そこで、この弾を使って長距離戦の攻撃力の底上げを狙ったのだ。
「忍者一族、どうですかな?ワシの開発したこの銃の効き目は?」ポルシヤが尋ねる。
「ああ・・・思っていたよりも、いい武器になりそうですな・・・」起き上がりながら忍者が答える。
そして、ビューティ・ガールの首をつかむと、腹に一発パンチを食らわせた。
「はうッ・・・・!」パンチを喰らって、奈美子の意識は飛んでしまった。

ビューティ・ガールが気がつくと、そこは洞窟の奥だった。
ポルシヤがこの洞窟を臨時のアジトにしたのだ。短時間のはずだが、その間にここまで準備してしまうポルシヤの権力は素晴らしい。
「お目覚めですか、ビューティ・ガール。師匠のキューティ・ペニスはどこですかな?
あっと、命の心配は無用ですぞ。あなたは囮ですからな。」
楔につながれたビューティ・ガールの姿は惨めだった。
白かったスーツは全身泥まみれだったのがそう思わせる要因である。
年からか、ビューティ・ガールを担げなかったポルシヤは、洞窟の中を転がして進んでいたのだった。
勿論、起きてしまわないように丁寧に転がしたのだが。
「キュ・・・キューティ・ペニスをどうするつもりなの?」奈美子が尋ねる。
「この状況から考えて分かりませんかな?あなたを囮にした後、彼女を捕まえてエネルギーを奪うのです。
宇宙特捜部隊は、こういったときの対処法を指導しないのでしょうなぁ。」誇らしげに答えるポルシヤ博士。
(お母さん・・来てはダメ!)自分の未熟さを思い知り、必死に祈る奈美子だった。

では、そのキューティ・ペニスはこの間一体何をしていたのだろうか?
一度失神して、再び目覚めて後、彼女は30分ほど再び眠ってしまったのだ。
日々のハードなトレーニングで、体に負担を与え続けていたせいでもあったが。
目覚めてみると時計の針は2時15分をさしていた。勿論、奈美子はまだ帰ってきていない。
そして、慌てて家を飛び出し、後を追っていたのだ。
奈美子が捕らえられて目を覚まし、先ほどの会話をしていた頃、キューティ・ペニスは洞窟近辺まで来てしまっていた。


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